JPH10165617A - 遊技システム - Google Patents
遊技システムInfo
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- JPH10165617A JPH10165617A JP8352767A JP35276796A JPH10165617A JP H10165617 A JPH10165617 A JP H10165617A JP 8352767 A JP8352767 A JP 8352767A JP 35276796 A JP35276796 A JP 35276796A JP H10165617 A JPH10165617 A JP H10165617A
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Abstract
を行うパチンコ遊技機を用いた遊技システムにおいて、
遊技カードの置き忘れ等をなくす。 【解決手段】 遊技者により携行可能であって、識別情
報や残金情報等が記憶され、この記憶された情報をカー
ド受付装置5に無線で送出可能な遊技カード3と、カー
ド受付装置を介して連絡した遊技カードにより占有さ
れ、この占有された遊技カードに記憶された情報を使用
して遊技者に遊技を行わせるパチンコ遊技機2とから遊
技システムを構成し、遊技カードには占有している遊技
機を確認するための確認スイッチを設け、カード受付装
置には確認スイッチの操作に応じて占有状態を報知する
表示装置を設けた。
Description
めに遊技者が携行するカード等の情報媒体を利用した遊
技システムに関する。
プリペイドカードとしての遊技カードをはじめとする各
種カード(即ち、情報媒体)が発行され、カードに記憶
された情報に基づいて遊技を行えるようになっている。
一般に、上記した遊技カードは、有価情報である残金情
報やセキュリティ情報等の各種情報を磁気により記憶し
ており、遊技媒体(例えば、パチンコ遊技機における遊
技球)の貸出し等により有価情報が書換えられるように
なっている。しかしながら、この遊技カードは、情報を
磁気を用いて記憶しているので、記憶した情報の解析が
比較的容易であり、変造遊技カードが横行する等深刻な
問題となっている。
ハウスカードとし、金額情報等を遊技店側で管理するこ
とが考えられる。しかしながら、この場合には、ハウス
カードを使用する度に記憶された情報の更新を行わねば
ならず、多量の情報を高速に伝送することが要求されて
しまう。例えば、このハウスカードを用いて遊技媒体の
貸出しを行った場合には、貸出しの度にハウスカードの
番号の照合と照合した番号に対応して記憶されている残
金情報の書換えを始め、各種処理を短時間で行わなけれ
ばならず、高速処理が可能な複雑で高価なシステムを構
築する必要がある。
(中央制御装置)等の制御回路を内蔵したいわゆるIC
カードにより遊技カードを構成する試みがなされてい
る。このICカードは、上記した磁気カードに比べて大
きな記憶容量を有しており、上記した残金情報及びセキ
ュリティ情報の他に、獲得した遊技媒体の数量(例え
ば、貯玉情報)や遊技者の住所といった個人情報をも記
憶可能となっている。従って、セキュリティ情報の情報
量を増やすことができるのでセキュリティの向上が図
れ、カードの変造が極めて困難となる。
技者が遊技機を選択する際には、遊技者は、短時間の遊
技でその遊技機における遊技の感触を確認し、所望の遊
技機を選択する。そして選択した遊技機にて継続して遊
技を行う。従って、好みの遊技機を選択するまでは遊技
機の移動を頻繁に行うことになり、その都度、ICカー
ド(遊技カード)の挿抜を行わねばならず、操作が煩雑
になってしまう。
装着しているので、遊技を終了したり席を立ったりした
際に、装着したICカードを取り忘れてしまったり、盗
難の虞がある。
たものであり、遊技者により携行される遊技カード等の
情報媒体に記憶された情報を用いて遊技を行わせる遊技
システムにおいて、使用時における操作の煩雑さを低減
するとともに、情報媒体の置き忘れをなくすことができ
る遊技システムを提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、遊技者により携行可能であっ
て、遊技に関する情報が記憶されるとともに該記憶され
た情報を外部に対して無線で送信可能な情報媒体と、該
情報媒体と無線で連絡して該連絡した情報媒体により占
有され、尚且つ前記情報媒体に記憶された情報を使用し
て前記遊技者に遊技を行わせる遊技手段と、から構成し
たことを特徴とする。
可能であって、遊技に関する情報が記憶されるとともに
該記憶された情報を外部に対して無線で送信可能な情報
媒体と、該情報媒体と無線で連絡して該連絡した情報媒
体により占有され、尚且つ前記情報媒体に記憶された情
報を使用して前記遊技者に遊技を行わせる遊技手段とか
ら構成した遊技システムであって、前記情報媒体により
占有された遊技手段を特定可能に報知する占有報知手段
を備えたことを特徴とする。
が認識乃至確認可能に報知することを意味する。
は、前記情報媒体による確認指令に基づき、該情報媒体
により占有された遊技手段を特定可能に報知することを
特徴とする。
貸出された遊技媒体にて遊技を行う遊技媒体使用型の遊
技機であり、前記遊技媒体を貸出す遊技媒体貸出手段を
備え、前記情報媒体は、前記遊技媒体貸出手段による遊
技媒体の貸出を実行させるための貸出指令を送信する遊
技媒体貸出指令送信手段を有することを特徴とする。
可能な情報媒体と無線で連絡し、該連絡した情報媒体に
記憶された情報に基づいて遊技媒体を貸出し、該遊技媒
体による遊技を遊技手段にて行わせる遊技システムであ
って、前記遊技媒体の貸出を行わせるための貸出指令を
送信する遊技媒体貸出指令送信手段を前記情報媒体に設
けたことを特徴とする。
に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、代
表的な遊技機であるパチンコ遊技機を含んで構成された
遊技システムを例に挙げて説明することにする。
店)内には、遊技手段として機能する複数のパチンコ遊
技機2と、情報媒体として機能し、残金情報(有価情
報)や識別コード等の各種情報が記憶された遊技カード
3と、支払金額に応じた金額情報を遊技カード3の残金
情報に付加する金額付加機4(有価情報付加手段)と、
微弱電波を利用した無線通信で遊技カード3と電気的に
連絡し情報媒体受付手段として機能するカード受付装置
5と、遊技者が賞として獲得した遊技球を計数するため
の球(玉)計数装置6と、遊技者が賞として獲得した遊
技球を景品と交換するための景品POS等からなる景品
交換装置7と、パチンコ店1における各種の管理を行う
管理装置8等が配設されている。
残金情報は、球貸し要求に基づく遊技球の払出しが行わ
れる毎に払出しに応じて順次減じられる情報である。ま
た、識別コードは、遊技カード3を識別するための情報
である。
機2毎に1個宛設けられ、対応するパチンコ遊技機2と
電気的に連絡している。また、各パチンコ遊技機2、球
計数装置6、及び景品交換装置7は、電気的配線である
店内伝送路を介して管理装置8と電気的に連絡してい
る。金額付加機4、及びカード受付装置5は、赤外線通
信を利用した無線通信により中継装置9と電気的に連絡
し、中継装置9は電気的配線からなる店内伝送路を介し
てカードデータ転送装置10に電気的に連絡している。
このカードデータ転送装置10は、カード受付装置5に
よる金額情報の付加状況やカード受付装置5における遊
技カード3の使用状況等を、カード会社の管理装置(図
示せず)に転送するための装置で、電話回線等を介して
カード会社11と電気的に連絡している。このカードデ
ータ転送装置10は、カードデータパチンコ店1の管理
装置8にも情報を送信している。
ード発行装置12が電気的に連絡している。このカード
発行装置12は、係員等により遊技カード3を発行する
装置であり、発行に関する各種情報をカードデータ転送
装置に送信する。そして、このカード発行装置12は、
パチンコ店1のカウンタ(図示せず)等に設置されてお
り、係員等が、免許証等に基づき本人(遊技者)を特定
し、個人情報等を入力して遊技カード3を発行する。な
お、このカード発行装置12に関し、一般的なカード発
行機のように遊技者により発行させるようにしてもよ
い。
ード受付装置5について説明する。図2は、パチンコ遊
技機2及びカード受付装置5を正面から見た斜視図、図
3は、パチンコ遊技機2及びカード受付装置5の背面
図、図4は、カード受付装置5の電気的構成を説明する
ブロック図である。
ード受付装置5とは対をなしており、カード受付装置5
は、パチンコ遊技機2の左側方(同図における左斜め上
方に相当)に隣接して設置されている。
より囲われており、この機枠15の前面には、額縁状の
前面枠16が配設されている。この前面枠16の窓部を
臨むように後方から遊技盤23を取り付けるとともに、
前面枠16の前方側に透明部材保持枠17に保持された
前面ガラス18(透明部材の一種)を取り付けてある。
また、透明部材保持枠17の下方には、遊技球を貯留す
る上皿19が設けられている。この上皿19の下方に
は、球抜き操作がなされたりオーバーフローした場合等
に、上皿19からの遊技球を受け入れる下皿20が設け
られている。この下皿20の右側には、遊技球の発射操
作を行うための発射操作ハンドル21が設けられてい
る。さらに、この透明部材保持枠17の上側には、ラン
プ22等が設けてある。
に通信制御装置44(後述)の送受信部25が設けられ
ている。この送受信部25は、上記した中継装置9との
間で赤外線を送受する。また、カード受付装置5の正面
中央には占有報知手段の一部として機能し、各種メッセ
ージ等を表示する表示装置26が設けられている。さら
に、カード受付装置5の正面(図示した例では表示装置
26の下方)であってカード受付装置5の内部側にはカ
ード通信制御装置45(後述)の送受信部27が設けら
れている。この送受信部27は、上記した遊技カード3
との間で微弱電波を送受信する。なお、この微弱電波の
送受信範囲は、遊技者の着座位置に基づいて規定され、
遊技者が選択したパチンコ遊技機2に連絡するカード受
付装置5とのみ微弱電波が送受可能な範囲に規定され
る。
機構盤29の上部には遊技球を貯留する球タンク30が
設けられている。また、ほぼ中央には、遊技盤23に設
けられた変動表示装置(図示せず)を制御する表示制御
装置31が配設されており、下方には、パチンコ遊技を
制御する役物制御装置32、遊技球の発射を制御する発
射制御装置33、及び賞球或いは球貸しの遊技球の払い
出しを制御するための排出制御装置34等が配設されて
いる。そして、排出制御装置34とカード受付装置5と
がケーブル35を介して電気的に連絡している。
記したカード受付装置5とともに遊技媒体貸出指令に基
づき遊技媒体の貸出しを行う遊技媒体貸出手段としても
機能している。
制御プログラムに基づき必要な制御を行うCPU38
と、上記した制御プログラム等を格納しているROM3
9(リードオンリメモリ)と、ワークエリアの設定や制
御に必要なデータの一時記憶等を行うRAM40(ラン
ダムアクセスメモリ)と、各種設定値等の書替し得る情
報を格納しているEEPROM41(電気的に書替可能
なROM)と、動作クロックを供給するクロック生成回
路42と、計時及び計時した時間情報の出力を行う計時
手段としての時計IC43と、上記した中継装置9との
間の通信制御を行う通信制御装置44と、上記した表示
装置26と、上記した遊技カード3との間の通信制御を
行うカード通信制御装置45等から構成されており、こ
れらはインターフェイス46やバスBを介して互いに連
絡している。
9が上記した表示装置26とともに占有報知手段を構成
している。また、CPU38、ROM39、及びカード
通信制御装置45が、特定情報要求受付手段、特定情報
出力手段、及び有価情報書替指令手段として機能してい
る。
する。図5は、遊技カード3の構成を示した図で(a)
は正面図、(b)は背面図、図6は、遊技カード3の電
気的構成を説明するブロック図である。
衣服の胸ポケット等に収容可能な程度の薄板方形状のカ
ードとして構成されている。そして、その上縁部には微
弱電波を送受信するためのアンテナ49が配設されてい
る。また、その表面には、バッテリ電圧表示用のLED
50、遊技球の貸出しを受ける際に操作する球貸(玉
貸)スイッチ51(遊技媒体貸出指令手段の一部)と、
何れのカード受付装置5(即ち、遊技機)と遊技カード
3とが電気的に連絡しているのかを確認する際に操作す
る確認スイッチ52とが設けてあり、背面には、バッテ
リ装填扉によって塞がれ、バッテリ54を収容するバッ
テリケース55を設けてある。なお、例示した構成にお
いては、アンテナ49が外部に突出した状態で配設され
ているが、このアンテナ49を外部に突出しないように
遊技カード3内に設けてもよい。
は、制御プログラムに基づき必要な制御を行うCPU5
7aと、上記した制御プログラム等を格納しているRO
M57bと、ワークエリアの設定や制御に必要なデータ
の一時記憶等を行うRAM57cと、設定値や金額情報
等の書替し得る各種情報を格納し、有価情報保持手段と
して機能するEEPROM57dとを内蔵した1チップ
のマイクロコンピュータ57が設けられている。このマ
イクロコンピュータ57には、動作クロックを供給する
クロック生成回路58が電気的に連絡している。
通信インターフェイス59(I/F)及び送受信回路6
0を介してアンテナ49に接続されている。この送受信
回路60は、送信系回路と受信系回路とからなってい
る。送信系回路は、通信インターフェイス59に電気的
に連絡し、デジタル信号をアナログ信号に変調する変調
回路61と、この変調回路61とアンテナ49とに電気
的に連絡し、アナログ信号に基づきアンテナ49から微
弱電波を発信させるドライブ回路62とから構成されて
いる。また、受信系回路は、アンテナ49に電気的に連
絡し、アンテナ49が受信した電波から微弱電波に基づ
くアナログ信号を取り出すためのフィルタ回路63と、
このフィルタ回路63と通信インターフェイス59とに
電気的に連絡しアナログ信号をデジタル信号に復調して
通信インターフェイス59に出力する復調回路64とか
ら構成されている。
上記したLED50、球貸スイッチ51、及び確認スイ
ッチ52が電気的に接続されるとともに、バッテリ54
の電圧に基づき変化するバッテリ電圧検出信号が入力さ
れており、バッテリ電圧に応じてLED50による表示
状態を切り替えている。
7と球貸スイッチ51とが遊技媒体貸出指令手段として
機能し、マイクロコンピュータ57、通信インターフェ
イス59、送受信回路60、及びアンテナ49が、特定
情報要求手段及び遊技媒体貸出指令送信手段として機能
し、マイクロコンピュータ57が有価情報書替手段とし
て機能する。
ード発行時に、固有の識別コードや遊技者(会員)の個
人情報等を遊技カード3に書き込む。そして、図1に示
すように、遊技者は、金額付加機4に遊技カード3を装
着して現金を投入することで、投入した現金に相当する
金額の情報を遊技カード3に書込ませ、遊技カード3の
残金情報を増額させる。また、金額付加機4に投入した
現金の金額情報は、中継装置9を介してカードデータ転
送装置10に送信され、カードデータ転送装置10がカ
ード会社11に送信する。カード会社11は、投入金額
分の金銭をパチンコ店1から受領し、預り金として保管
する。
パチンコ遊技を行う。このとき、遊技球の払出しを受け
ると、払出しに応じてカード受付装置5と遊技カード3
との間で残金情報が書替えられる。そして、消費した金
額の情報はカード受付装置5から中継装置9を介してカ
ードデータ転送装置10に送信する。カードデータ転送
装置10は、この消費金額の情報をカード会社11に送
信する。さらに、パチンコ店1は消費金額分の金銭をカ
ード会社11(預り金)から受領する。
ムの動作の詳細について説明する。ここで、図7は、遊
技カード3の受付から球貸しまでの一連の処理動作を説
明する模式図、図8は、カード受付装置5の表示装置2
6の表示態様を説明する図、図9は、遊技者の離席や次
遊技者の遊技開始に伴う受付コードの変遷を説明する模
式図、図10は、遊技者が離席した際の状態変化を説明
する模式図である。
電源投入後、開店コマンドの受信等を経ると普段表示を
行う。この普段表示は、例えば、図8(a)に示すよう
に、遊技者に対して遊技カード3の確認スイッチ52の
入力(操作)を促す旨の表示態様とされる。そして、所
望の遊技機にて、遊技者がこの普段表示に従って確認ス
イッチ52をオン(入力)すると、遊技カード3(特定
情報要求手段)は、外部に選択信号(特定情報要求信
号)を送信する。この選択信号はカード受付装置5(特
定情報要求受付手段)により受信される。カード受付装
置5は、この選択信号の受信により照合中表示を行う。
この照合中表示は、例えば、図8(b)に示すように、
遊技者に対して情報の照合中である旨を知らせる表示態
様とされる。
がなされる。即ち、図7に示すように、まず、カード受
付装置5が識別コードの送信を要求するための識別コー
ド要求信号を遊技カード3に送信する。この識別コード
要求信号の受信により、遊技カード3は記憶している識
別コードをカード受付装置5に送信する。この識別コー
ドの受信により、カード受付装置5(特定情報出力手
段)は所定の受付コード(特定情報)を遊技カード3に
送信する。この受付コードの受信(特定情報受信手段)
により、遊技カード3は受付コードを記憶するとともに
記憶したことを示すACK信号をカード受付装置5に送
信する。このACK信号の受信により、カード受付装置
5は遊技中表示を行い、継続フラグをセットする。以
後、カード受付装置5と遊技カード3とは、この受付コ
ードを用いて情報の送受を行う。また、これ以後、カー
ド受付装置5と遊技カード3とは、受付コードを用いた
確認処理を適宜周期にて行い、遊技カード3を所持した
遊技者が着席し続けていることを確認する。
遊技カード3により占有された状態になり、他の遊技カ
ード3からの情報(即ち、他の受付コードに基づく情
報)を受け付けない。換言すれば、このカード受付機に
対応したパチンコ遊技機2は、無線で連絡している遊技
カード3により占有された状態になる。また、この段階
において、遊技者が行った確認スイッチ52の操作に基
因して表示装置26の表示態様が変化するので、遊技者
は、所持している遊技カード3と遊技を行おうとしてい
るパチンコ遊技機2とが電気的に連絡した状態にあるこ
と、即ち、遊技を行おうとしているパチンコ遊技機2を
自分が占有していることを認識できる。
3に記憶されている残金を示す残高情報を要求するため
の残高要求信号を遊技カード3に送信する。この残高要
求信号の受信により、遊技カード3は残高情報(有価情
報)と上記した受付コードとからなる情報をカード受付
装置5に送信する。この情報を受信したカード受付装置
5は、受付コードに基づいて情報の取込可否を判定し、
連絡している遊技カード3に付与した正規の受付コード
であった場合に残金情報を取込み、取込んだ残金情報の
表示を行う。この残金情報の表示は、例えば、図8
(c)に示すような表示態様とされる。
イッチ51を操作すると、遊技カード3(遊技媒体貸出
指令送信手段)は球貸要求信号(貸出指令)と上記した
受付コードとからなる情報をカード受付装置5に送信す
る。この情報を受信したカード受付装置5は、正規の受
付コードを受信した場合に球貸要求信号を受け付ける。
そして、受け付けた場合には、残高情報の減算させるた
めの減算要求信号を遊技カード3に送信する。この減算
要求信号の受信により、遊技カード3(有価情報書替手
段)は記憶している残高情報の減算を行い、減算を終了
するとその旨を示すACK信号をカード受付装置5に送
信する。このACK信号の受信により、カード受付装置
5は残高情報を更新するとともに更新した残高の記憶並
びに表示を行う。さらに、排出制御装置34に対して貸
し球(貸し玉)としての遊技球の払出しを指示する払出
信号を送信する。この払出信号の受信により、排出制御
装置34は遊技球の払出し制御を行い、払出し動作が完
了すると、その旨を示すACK信号をカード受付装置5
に送信する。このACK信号の受信により、カード受付
装置5は球貸し(玉貸し)が行われたことを示す球貸情
報(玉貸情報)を中継装置9を介してカードデータ転送
装置10に送信する。
形態における遊技者の離席や次遊技者の遊技開始に伴う
受付コードの変遷について説明する。上記したように、
照合処理が正常になされると、カード受付装置5と遊技
カード3とは所定の受付コードを用いた占有状態を形成
する。例えば、図9に示すように、受付コード(1)を
用いている場合には、カード受付装置5は所定の周期で
受付コード(1)を遊技カード3に送信し、遊技カード
3はこの受付コードに(1)の受信によりACK信号を
カード受付装置5に送信する。
ド受付装置5は、所定周期T1毎に受付コードを遊技カ
ード3に送信する。この受付コードの受信により、遊技
カード3は受信した旨を示すACK信号をカード受付装
置5に送信する。このACK信号の受信により、カード
受付装置5は継続フラグをセットする。この継続フラグ
がセットされることで、遊技者がパチンコ遊技機2の近
傍に居ることが認識される。
ード受付装置5が受付コードを送信してもACK信号が
送信されない。そこで、カード受付装置5は、受付コー
ドを送信してからの経過時間を計時し、所定時間T2を
経過してもACK信号を受信できなかった場合に、遊技
者が離席したとみなして継続フラグ及び識別コードをク
リアするとともに表示装置26の表示態様を普段表示に
する。
(1)を用いて確認している最中に遊技者Aが席を離れ
ると、遊技カード3からのACK信号が送信されず、受
付コード(1)はクリアされる。そして、遊技者Aが再
度着席した場合には、確認スイッチ52の操作の要求状
態となっており、遊技者Aのスイッチ操作により選択信
号が送信され、新たな受付コード(2)が付与される。
以後、この受付コード(2)を用いた確認処理が行われ
る。
を終えて離席した場合には、受付コード(2)がクリア
される。
スイッチ52の操作の要求状態となっており、この遊技
者Bがスイッチ操作をすると選択信号が送信され、新た
な受付コード(3)が付与される。以後、この受付コー
ド(3)を用いた確認処理が行われる。
装置5は、情報の送受信時刻等を時計ICにより刻まれ
た時刻情報により認識している。従って、受付コードが
付与されて遊技可能になった時刻や遊技者による球貸操
作がなされた時刻等を記憶している。そして、この時刻
情報については、カードデータ転送装置10を介してカ
ード会社11やパチンコ店1の管理装置8に送信する。
形態においては、受付コード(1)が値「1」、受付コ
ード(2)が値「2」、受付コード(3)が値「3」、
・・・というように、順次+1されるようになってお
り、同一コードの使用を避けている。そして、この受付
コードを利用して遊技に関する情報を取得することもで
きる。例えば、遊技機にて遊技を行った延べ人数を把握
することができる。
に、遊技カード3とカード受付装置5との間で無線によ
り情報を送受信するように構成しているので、遊技カー
ド3を手元から離さずに済み、遊技カード3の取り忘れ
をなくすことができる。また、この操作を遊技カード3
に設けられた確認スイッチ52の操作をきっかけに行う
ようにしているので、操作が手元ででき煩雑さがなくな
る。
た確認処理により、遊技者が着席してパチンコ遊技を行
っているかを認識するとともに、この受付コードを遊技
者の離席時や交代時に更新して新たな受付コードによる
確認処理を行うように構成している。従って、遊技者
は、遊技開始時や離席後の遊技再開時の度に確認操作を
行うことになり、その都度、表示装置26の表示態様が
変化するのを確認できるので、自らが所持している遊技
カード3とカード受付装置5(パチンコ遊技機2)とが
連絡して占有状態が形成されていることを確認でき、他
遊技者とのトラブルを未然に防ぐことができ、安心して
遊技を行うことができる。
ていた球貸スイッチや遊技カードを排出するための排出
スイッチ等をパチンコ遊技機に設けずに済むので、パチ
ンコ遊技機の構造の簡素化を図ることができ、またコス
トダウンもできる。
ド受付装置5及び遊技カード3の個々の動作について詳
細に説明する。まず、図11から図15を参照してカー
ド受付装置5の動作について説明する。ここで、図11
から図13は、カード受付装置5の主動作を示すフロー
チャート、図14は、主動作中の割込処理としてなされ
る通信割込処理を示すフローチャート、図15は、同じ
く割込処理としてなされる確認割込処理を示すフローチ
ャートである。
5においては、まずステップS1にてRAM40等の初
期化処理を行い、ステップS2にてカードデータ転送装
置10との回線テスト処理を行う。そして、ステップS
3にてカードデータ転送装置10よりの初期値の有無を
判定し、初期値の送信が有れば(Y)、ステップS4に
て送信された初期値を受信するとともに初期値の設定を
行う。また、初期値の送信がなかった場合(N)には、
このステップS4の処理をスキップする。そして、ステ
ップS5にて、開店コマンドの有無を判定し、開店コマ
ンドが送信された場合(Y)には、ステップS6に移行
し、開店コマンドの送信がなかった場合(N)には、上
記したステップS3に移行する。
照し、継続フラグが有れば(Y)ステップS22に移行
し、継続フラグがなかった場合(N)にはステップS7
に移行する。電源投入直後においては、継続フラグはセ
ットされていないので、ここでは、継続フラグがなかっ
た場合(N)について、先に説明する。
確認割込処理の禁止状態に設定する。なお、この確認割
込処理については後に説明する。そして、ステップS8
に移行して、表示装置26に表示コマンドを出力して普
段表示〔図8(a)参照〕を行い、ステップS9にて遊
技カード3からの選択信号(遊技カード3に設けられた
確認スイッチ52の操作により送信される信号)の有無
を判定する。そして、選択信号が送信され受信した場合
(Y)にはステップS10に移行し、選択信号が送信さ
れなかった場合(N)にはステップS20に移行する。
ステップS10では、選択信号を受信したことに基づ
き、表示装置26に表示コマンドを出力して照合中表示
〔図8(b)参照〕を行い、ステップS11では、識別
コードの送信を要求するための識別コード要求信号を遊
技カード3に送信する。
識別コードの正当性を判定する。ここで、識別コードを
受信し正当性が認められた場合(Y)にはステップS1
3に移行する。一方、識別コードを受信できなかった場
合、又は、非正当性が認められた場合(N)、より詳細
には、上記したステップS11にて識別コードの送信要
求をしてから所定時間を経過しても遊技カード3からの
識別コードを受信できなかった場合、又は受信した識別
コードが不当な場合には、ステップS20に移行する。
そして、ステップS13では正当性が認められた識別コ
ードを記憶し、ステップS14ではカードの受付コード
を更新して新たな受付コードを設定する。そして、ステ
ップS15に移行して、ステップS14にて設定した受
付コードを外部即ち遊技カード3に送信する。
判定する。このACK信号は、上記したステップS15
にて送信した受付コードを遊技カード3が受信し記憶し
たことを示す信号であり、受信及び記憶が正常に行われ
た場合に遊技カード3から送信される。ここで、ACK
信号を受信した場合にはステップS17に移行し、受付
コードを送信(S15)してから所定時間が経過しても
ACK信号が受信できなかった場合には、ステップS2
0に移行する。
コードを受付けた(記憶した)ことに基づき、表示装置
26に表示コマンドを出力して遊技中表示を行い。ステ
ップS18では、ステップS7で設定した確認割込処理
の禁止状態を解除する。そして、ステップS19にて継
続フラグをセットして上記したステップS6(図11参
照)に移行する。
16からステップS20に移行した場合には、このステ
ップS20にて識別コードをクリアし、ステップS21
にて表示装置26に表示コマンドを出力して表示装置2
6における表示態様を普段表示に切替える。そして、ス
テップS6に移行する。
グがセットされていた場合について説明する。図11に
示すように、継続フラグがセットされている場合には、
ステップS6からステップS22に移行し、このステッ
プS22にて遊技カード3に記憶されている残高情報を
要求するための残高要求信号を遊技カード3に送信す
る。ステップS23では、遊技カード3からの残高情報
の受信を待ち、この残高情報の受信を終了するまで、上
記したステップS22の要求処理を繰り返し実行する。
そして、ステップS24では、受信した残高情報に基づ
いて残高の有無を判定し、残高があればステップS25
に移行して残高を記憶し、ステップS26にて表示装置
26に表示コマンドを出力して残高表示〔図8(c)参
照〕を行った後に、ステップS28に移行する(図13
参照)。また、残高がなかった場合には、ステップS2
7にて残高無しの旨を表示させる表示コマンドを表示装
置26に出力してその旨の表示を行わせ、上記したステ
ップS20(図12参照)に移行する。
は、継続フラグの有無を判定する。そして、継続フラグ
があった場合にはステップS29に移行し、継続フラグ
がなかった場合(即ち、後述する確認割込処理でクリア
された場合)にはステップS20に移行する。ステップ
S29では、球貸要求の有無を判定する。この判定は、
遊技カード3から受付コードとともに送信されてくる球
貸要求信号の有無に基づいて判定される。ここで、球貸
要求があった場合(Y)にはステップS30に移行し、
なかった場合(N)には、上記したステップS28の処
理を繰り返し実行する。そして、ステップS30では、
球貸要求があったことに基づいて残高情報の減算を要求
するための減算要求信号を遊技カード3に送信し、ステ
ップS31では、遊技カード3からのACK信号、即
ち、残高情報の減算終了を示す信号を有無を判定する。
ここで、ACK信号があった場合(Y)には、遊技カー
ド3側で残高情報の減算が正常に行われたと判断してス
テップS32に移行し、減算要求信号を送信してから所
定時間経過してもACK信号が送信されなかった場合
(N)には、ステップS20に移行する。
高が減算されたことに基づき、減算された残高情報を更
新記憶するとともに、表示装置26に表示コマンドを出
力して更新した残高情報を表示する。ステップS33で
は、排出制御装置34に払出信号を送信する。この払出
信号により排出制御装置34は所定数の遊技球(貸し
球)を払出すための制御を行うとともに、払出しが終了
するとその旨を示すACK信号をカード受付装置5に送
信する。ステップS34では、この排出制御装置34か
らのACK信号の有無を監視し、ACK信号があった場
合(Y)にはステップS35に移行し、所定時間経過し
てもACK信号を受信できなかった場合にはステップS
36に移行する。
われたこと(ACK信号有)に基づき、球貸しに基づく
残金情報の消費を示す球貸情報をカードデータ転送装置
10に送信し、上記したステップS28に移行する。ま
た、ステップS36では球貸処理がなされなかった(ス
テップS34でACK信号が受信できなかった)ことに
基づき、確認割込処理の禁止状態を設定する。そして、
ステップS37にて表示装置26にエラー表示させる為
の表示コマンドを出力するエラー表示処理を行い、ステ
ップS38にて遊技カード3にエラーが生じた旨を示す
エラー情報を送信する(このエラー情報に基づき、遊技
カード3にて既に行われた減算処理を無効にする)。ス
テップS39では、図示しないリセットスイッチのオン
操作を監視する。ここで、リセットスイッチがオンされ
た場合(Y)にはステップS40に移行し、されなかっ
た場合(N)にはステップS36に移行する。そして、
ステップS40では、ステップS36で設定した確認割
込処理の禁止状態を解除してステップS28に移行す
る。
割込処理について説明する。この割込処理は、カードデ
ータ転送装置10との情報の送受を行う通信割込処理
と、遊技カード3との情報の送受を行う確認割込処理と
に大別される。
チャートに基づいてなされる。即ち、図14に示すよう
に、この通信割込処理では、ステップS41にてカード
データ転送装置10から送信されたデータの受信を行
う。そして、この受信処理の終了により上記した主動作
に復帰する。
図10参照)毎に図15のフローチャートに基づいてな
される。即ち、図15に示すように、この確認割込処理
では、まず、ステップS42にて、遊技カード3に受付
コードを送信し、ステップS43にて遊技カード3から
のACK信号(送信した受付コードを受信した旨の信
号)を受信したか否かを判定する。ここで、ACK信号
を受信した場合(Y)にはステップS44にて継続フラ
グをセットし、また、所定時間(T2、図10参照)経
過してもACK信号を受信できなかった場合(N)に
は、ステップS45にて継続フラグをクリアする。
遊技カード3が所定の距離範囲内に存在するか否か(遊
技者が着座しているか否か)を判定しており、存在して
いた場合に継続フラグをセットし、存在しない場合(離
席した場合)に継続フラグをクリアしている。従って、
遊技者が離席した場合には継続フラグがクリアされ、上
記したステップS6にて継続フラグ無しとなり、識別コ
ードがクリアされ普段表示に切替わる(S20、S2
1)。
ード3の動作について詳細に説明する。ここで、図16
は、遊技カード3の主動作を示すフローチャート、図1
7は、主動作の実行中になされる割込処理を示すフロー
チャート、図18は、主動作における確認処理を示すフ
ローチャート、図19は、主動作における球貸処理を示
すフローチャートである。
おいては、まず、ステップS51にて金額付加処理を行
い、ステップS52にて個人情報処理を行う。ここで、
金額付加処理は、上記した金額付加機4にて行われる処
理で、投入した現金に応じた金額情報を遊技カード3の
残金情報に付加して記憶させる処理である。また、個人
情報処理は、会員(遊技者)の住所氏名等の個人情報を
遊技カード3に記憶させる処理で、カード発行時になさ
れる処理である。そして、ステップS53では確認処理
を行い、ステップS54では球貸処理を行う。ここで、
確認処理は、遊技者が所持している遊技カード3とパチ
ンコ遊技機2の占有状態を確認するための処理で、球貸
処理は、遊技球の貸出しを受ける場合の処理である。そ
して、この球貸処理が終了すると、再度ステップS51
からの処理を実行する。
明する。図18に示すように、この確認処理において
は、まず、ステップS53aにて、確認スイッチ52の
オン操作が判定される。ここで、確認スイッチ52がオ
ンされた場合(Y)にはステップS53bにて低消費電
力モードを解除し、ステップS53cにて選択信号をカ
ード受付装置5に送信する。また、確認スイッチ52が
オンされなかった場合(N)にはこの確認処理を終了す
る。そして、ステップS53dでは、カード受付装置5
からの識別コード要求信号の有無を判定する。ここで、
識別コード要求信号を受信した場合(Y)にはステップ
S53eにて識別コードをカード受付装置5に送信し、
受信しなかった場合(N)には低消費電力モードに移行
した後にこの確認処理を終了する。
からの受付コードの有無を判定する。ここで、受付コー
ドを受信した場合(Y)には、ステップS53gにて受
信した受付コードを記憶するとともに、ステップS53
hにて受付コードを記憶した旨を示すACK信号をカー
ド受付装置5に送信する。また、受信しなかった場合
(N)には、低消費電力モードに移行して一連の処理を
終了する。そして、ステップS53iでは、低消費電力
モードに移行した後に、この確認処理を終了する。
明する。図19に示すように、この球貸処理において
は、まず、ステップS54aにて、連絡状態にあるカー
ド受付装置5(即ち、受付端末)からの残高要求信号の
有無を判定する。ここで、残高要求信号を受信した場合
(Y)には、低消費電力モードを解除してステップS5
4bにて受付コードと残高情報とを送信する。また、残
高要求信号を受信しなかった場合(N)には、ステップ
S54bをスキップしてステップS54cに移行する。
ステップS54cでは、低消費電力モードに移行する。
のオン操作を判定する。ここで、球貸スイッチ51が操
作されてオンした場合(Y)には、ステップS54eに
移行して低消費電力モードを解除するとともに、ステッ
プS54fにて受付コードと球貸要求信号とを送信す
る。一方、球貸スイッチ51の操作がなかった場合
(N)には、この球貸処理を終了する。
からの減算要求の有無を判定する。ここで、減算要求
(減算要求信号)があった場合(Y)には、ステップS
54hにて球貸しにて消費した金額分だけ残高情報を減
算して記憶し、ACK信号をカード受付装置5に送信す
る。そして、ステップS54iでは低消費電力モードに
移行して、この球貸処理を終了する。
は、カード受付装置5からのデータの受信に応じて割込
処理がなされる。図17に示すように、この割込処理で
は、まず、ステップS61にて低消費電力モードを解除
し、ステップS62にて受信データを解析する。そし
て、ステップS63にて受信データをマイクロコンピュ
ータ57のRAM57cに記憶し、ステップS64にて
記憶した受信データが確認要求であるか否かを判定す
る。ここで、受信したデータが確認要求であった場合
(Y)にはステップS65に移行し、確認要求でなかっ
た場合(N)には、低消費電力モードに移行してこの割
込処理を終了する。なお、この割込処理の終了により、
再度、低消費電力モードに移行する。
憶している受付コードであるか否かを判定する。そし
て、記憶している受付コードであった場合(Y)にはス
テップS66にてACK信号を送信し、低消費電力モー
ドに移行した後にこの割込処理を終了する。また、記憶
している受付コードと異なっている場合(N)には、A
CK信号を送信しないで低消費電力モードに移行し、こ
の割込処理を終了する。
チ52の操作により占有状態を確認するものであった
が、本発明における確認手段はこれに限定されるもので
はない。例えば、遊技カード3に磁気データ部を設ける
とともに、カード受付装置5にリーダを設けるようにし
てもよい。以下、このような構成を有する第2の実施形
態について説明する。
は、先に説明した第1実施形態の遊技カード3(図5参
照)と略同様の外観形状をしており、衣服の胸ポケット
等に収容可能な程度の薄板方形状のカードとして構成さ
れている。そして、上記した第1実施形態との差異は、
確認スイッチ52に代えて帯状の磁気データ部67(特
定要求情報記憶手段)が設けられている点にある。この
磁気データ部67は、いわゆるキャッシュカードやクレ
ジットカード等の磁気データ部67と同様なものとさ
れ、図20における正面右端に上下方向に延長して設け
られている。そして、この磁気データ部67には、占有
を確認するためのコマンド(特定要求情報)が磁気によ
り記録されている。なお、この遊技カード3における他
の構成は、上記した第1実施形態と同様であるので、説
明を省略する。
3の磁気データ部67に記憶された情報を読み取るため
のカードリーダ68を設けてある。このカードリーダ6
8は特定要求情報読取手段として機能し、図21(a)
に示すように、カード受付装置5の正面に設けてある。
そして、図21(b)に示すように、遊技者によるスラ
イド操作によって確認操作情報〔即ち、上記した第1実
施形態における選択信号(S9)に相当、図12参照〕
が読取られる。従って、この第2実施形態では、このス
ライド操作が本発明における確認指令に相当する。
ける確認処理は、上記した第1実施形態における遊技カ
ード3の動作から確認スイッチ52に関する処理が省か
れた点に差異を有し、他の処理については同様にしてな
される。具体的には、図22に示すように、ステップS
53の確認処理に関し、第1実施形態におけるステップ
S53aからS53cの処理が省かれ、ステップS53
dからの処理となっている。なお、各処理の内容につい
ては、第1実施形態と同様であるので、その説明は省略
する。
いては、占有状態の確認をカード受付装置5に設けられ
た表示装置26にておこなっているが、この占有状態の
確認を遊技カード3側で行うように構成することもでき
る。例えば、遊技カード3(情報媒体)に、数字等が表
示可能な表示素子(占有報知手段)を設けるとともにカ
ード受付装置5からの台番号の情報(特定情報)を受信
するための機構(特定情報受信手段)を設け、一方、カ
ード受付装置5(情報媒体受付手段)には、遊技カード
3からの要求信号(特定情報要求信号)に応じて台番号
の情報を送信する機構(特定情報出力手段)を設ける。
そして、遊技カード3に設けられた確認スイッチ52の
操作により要求信号をカード受付装置5に送信し、カー
ド受付装置5は、遊技カード3からの要求信号に応じて
台番号の情報を遊技カード3に送信し、遊技カード3は
表示素子にて台番号を表示する。遊技者は表示素子にて
表示された番号と遊技を着席しているパチンコ遊技機2
の台番号を照合することで占有状態の確認を行う。
は、確認スイッチを操作するために遊技カード見た際、
視線を他に移すことなく占有状態の確認も行うことがで
きる。
せるための残金確認スイッチ(残金表示指示手段)を設
けるとともに、この残金確認スイッチからの信号をマイ
クロコンピュータ57(残金情報出力手段)に入力する
ように構成し、残金確認スイッチからの信号に基づいて
マイクロコンピュータ57から上記した表示素子(残金
情報表示手段)に表示駆動信号を出力し、この表示素子
にて残金情報を表示させるように構成してもよい。
せるための貯玉確認スイッチ(貯玉表示指示手段)を設
けるとともにEEPROM57d(貯玉情報記憶手段)
に貯玉情報を記憶させ、貯玉確認スイッチからの信号を
マイクロコンピュータ57に入力するように構成し、貯
玉確認スイッチからの信号に基づいてマイクロコンピュ
ータ57(貯玉情報出力手段)から上記した表示素子
(残金情報表示手段)に表示駆動信号を出力し、この表
示素子にて貯玉情報を表示させるようにしてもよい。
は、遊技カードに記憶されている残金情報や貯玉情報を
遊技カード(即ち、自分の手元)の表示素子にて確認す
ることができる。従って、遊技カードを手元から離すこ
となく遊技を行うことができるとともに、残金情報や貯
玉情報を他の遊技者に見られずにすむ。
は、パチンコ遊技機を例に挙げて説明したが、遊技カー
ド等の情報媒体を使用して遊技を行う遊技機であれば本
発明を適用することができる。また、情報媒体はカード
状のものに限定されるものではなく、例えば万年筆状と
し、遊技者のポケット等に引っ掛けられるようにしても
よい。
によれば、次の効果を奏する。請求項1記載の発明によ
れば、遊技者により携行可能であって、遊技に関する情
報が記憶されるとともに該記憶された情報を外部に対し
て無線で送信可能な情報媒体と、該情報媒体と無線で連
絡して該連絡した情報媒体により占有され、尚且つ前記
情報媒体に記憶された情報を使用して前記遊技者に遊技
を行わせる遊技手段と、から構成したので、遊技カード
等の情報媒体を遊技機側に装着しなくても遊技を行うこ
とができ、遊技者は遊技中においても、常に、遊技媒体
を身につけておくことができる。従って、遊技カード等
の情報媒体の置き忘れをなくすことができる。
り携行可能であって、遊技に関する情報が記憶されると
ともに該記憶された情報を外部に対して無線で送信可能
な情報媒体と、該情報媒体と無線で連絡して該連絡した
情報媒体により占有され、尚且つ前記情報媒体に記憶さ
れた情報を使用して前記遊技者に遊技を行わせる遊技手
段とから構成した遊技システムであって、前記情報媒体
により占有された遊技手段を特定可能に報知する占有報
知手段を備えたので、遊技者は、自分が所持している遊
技カードと遊技を行う遊技機とが占有状態を形成してい
るか否かを占有報知手段により確認することができる。
従って、情報の送受を無線で行っても安心して遊技を行
うことができる。また、遊技者間のトラブルを未然に防
止することができる。
知手段は、前記情報媒体による確認指令に基づき、該情
報媒体により占有された遊技手段を特定可能に報知する
ので、遊技者による確認要求に応じて占有状態が報知で
きる。
段は、貸出された遊技媒体にて遊技を行う遊技媒体使用
型の遊技機であり、前記遊技媒体を貸出す遊技媒体貸出
手段を備え、前記情報媒体は、前記遊技媒体貸出手段に
よる遊技媒体の貸出を実行させるための貸出指令を送信
する遊技媒体貸出指令送信手段を有するので、遊技媒体
の貸出指令を情報媒体側から遠隔操作で行うことができ
る。また、遊技カード等の装着機構や球貸スイッチ等を
遊技手段(遊技機)に設けずに済むので、遊技手段の簡
素化とコストダウンが図れる。
り携行可能な情報媒体と無線で連絡し、該連絡した情報
媒体に記憶された情報に基づいて遊技媒体を貸出し、該
遊技媒体による遊技を遊技手段にて行わせる遊技システ
ムであって、前記遊技媒体の貸出を行わせるための貸出
指令を送信する遊技媒体貸出指令送信手段を前記情報媒
体に設けたので、遊技媒体の貸出指令を遊技カード側か
ら遠隔操作で行うことができる。従って、遊技者は、情
報媒体側から遊技媒体の貸出指令を行うことができる。
また、遊技カード等の装着機構や球貸スイッチ等を遊技
手段(遊技機)に設けずに済むので、遊技手段の簡素化
とコストダウンが図れる。
説明するブロック図である。
見た斜視図である。
ある。
ク図である。
図、(b)は背面図である。
である。
動作を説明する模式図である。
る図で、(a)は普段表示、(b)は照合中表示、
(c)は残高表示を示している。
コードの変遷を説明する模式図である。
式図である。
トである。
トである。
トである。
処理を示すフローチャートである。
トである。
ある。
ローチャートである。
トである。
トである。
した図である。
る図で、(a)は外観斜視図、(b)は読込動作(スラ
イド)を説明する図である。
チャートである。
Claims (5)
- 【請求項1】 遊技者により携行可能であって、遊技に
関する情報が記憶されるとともに該記憶された情報を外
部に対して無線で送信可能な情報媒体と、 該情報媒体と無線で連絡して該連絡した情報媒体により
占有され、尚且つ前記情報媒体に記憶された情報を使用
して前記遊技者に遊技を行わせる遊技手段と、から構成
したことを特徴とする遊技システム。 - 【請求項2】 遊技者により携行可能であって、遊技に
関する情報が記憶されるとともに該記憶された情報を外
部に対して無線で送信可能な情報媒体と、該情報媒体と
無線で連絡して該連絡した情報媒体により占有され、尚
且つ前記情報媒体に記憶された情報を使用して前記遊技
者に遊技を行わせる遊技手段とから構成した遊技システ
ムであって、 前記情報媒体により占有された遊技手段を特定可能に報
知する占有報知手段を備えたことを特徴とする遊技シス
テム。 - 【請求項3】 前記占有報知手段は、前記情報媒体によ
る確認指令に基づき、該情報媒体により占有された遊技
手段を特定可能に報知することを特徴とする請求項2記
載の遊技システム。 - 【請求項4】 前記遊技手段は、貸出された遊技媒体に
て遊技を行う遊技媒体使用型の遊技機であり、前記遊技
媒体を貸出す遊技媒体貸出手段を備え、 前記情報媒体は、前記遊技媒体貸出手段による遊技媒体
の貸出を実行させるための貸出指令を送信する遊技媒体
貸出指令送信手段を有することを特徴とする請求項2又
は請求項3記載の遊技システム。 - 【請求項5】 遊技者により携行可能な情報媒体と無線
で連絡し、該連絡した情報媒体に記憶された情報に基づ
いて遊技媒体を貸出し、該遊技媒体による遊技を遊技手
段にて行わせる遊技システムであって、 前記遊技媒体の貸出を行わせるための貸出指令を送信す
る遊技媒体貸出指令送信手段を前記情報媒体に設けたこ
とを特徴とする遊技システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35276796A JP3758772B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 遊技システム |
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ID=18426306
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JP (1) | JP3758772B2 (ja) |
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- 1996-12-13 JP JP35276796A patent/JP3758772B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3758772B2 (ja) | 2006-03-22 |
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