JP4644887B2 - 対象物検知センサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、便座に使用者が着座したことを検知する対象物検知センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の衛生洗浄便座用の対象物検知センサとしては、例えば特開平10−273925号公報に開示されているものがある。
【0003】
従来の衛生洗浄装置の対象物検知センサ(図4、5)は、発光素子31を発光区画aに、受光素子32を受光区画bに収めたセンサケース30と、該センサケース30を、出光面となるその前面を便座上の使用者に向けて、斜上向きに、且つ、斜内向きに所定角度傾けた状態で衛生洗浄装置の制御部のフレームの上面に取付けるために、前記センサケース30に突設した固定用部材40A,40Bとを備え、前記発光区画aの解放された前面には、導光筒33を突設し、該導光筒33の筒端面33aを、前記フレームを覆うカバー体の頂面に設けたフィルタの下面に近接させ得る形状となっている。
【0004】
導光筒33の筒端面33aは、該端面を前記フィルタの下面に平行状に近接させるために、斜上向きにカットした如き形状である。更に、筒端面33aとフィルタの下面との間に生じた隙間を塞ぎ、且つ、発光区画aからの出射光が受光区画b側に短絡的に廻り込むのを防ぐために、導光筒33には、弾性材料製の遮光部材35が突設される。
【0005】
又、対象物検知センサの取付構造は、前記センサケース30の対向側端部に、夫々所定の方向に突設した固定用部材40A及び40Bと、前記フレームの上面に所定間隔を隔てて立設されて、前記固定用部材40Aの先端部を挿嵌させる横向凹み43aを設けた支壁43、及び前記固定用部材40Aの先端近くを嵌め込ませる上向凹み44aを設けた支壁44と、前記固定用部材40Bの先端部を螺止するための螺孔46を設けた小支柱45とを組合わせた構成になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の構成では、対象物検知センサの光センサとフィルタが別体であるため、光センサを衛生洗浄便座本体に別途締結部材であるネジ等で螺止し、またフィルタを本体カバーに別に取付けなければならないため、作業の工数と時間がかかってしまう。
【0007】
また、フィルタ近傍に後から光センサを取付けるため、検知性能を左右する要因である光センサとフィルタの間隔が取付時の状態によりばらつく恐れがあり、安定した検知性能が得られない問題がある。
【0008】
本発明は上記欠点を除くことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために講じた第1の手段は、対象物を検知するための検知窓をもつ基部に装着される対象物検知センサであって、
発光素子と受光素子を備えた光センサ部と、該光センサ部と一定の間隔を隔てて設けられるフィルタ部と、前記光センサ部と前記フィルタとの間を遮蔽する遮蔽筒とを備え、
前記光センサ部には、前記遮光筒に設けられた第1溝部と係止する第1突出部、および前記フィルタ部に設けられた第2溝部と係止する第2突出部が設けられ、それぞれが係止されることにより、前記光センサ部に対する遮光筒およびフィルタ部の位置が決められると共に、前記光センサ部と前記フィルタ部は、前記遮蔽筒を挟持して一体化される構成としたことである。
【0013】
この場合、前記光センサ部と前記フィルタ部は、前記光センサ部と前記フィルタ部の一方の爪部と他方の穴部とで噛合が成されるスナップフィット構造を呈し、前記フィルタ部又は前記光センサ部に前記爪部と前記穴部との噛合を離脱させるレバーを有すると良い。
【0015】
また、前記フィルタ部は前記検知窓にスナップフィットにより挿着されると共に、前記検知窓の縁部には、前記フィルタ部を挿着した際に前記フィルタ部と前記基部との間の段差を抑制する段差が設けられていると良い。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係わる衛生洗浄装置用の対象物検知センサを具体的な実施例により説明する。
【0018】
図1は本発明の対象物検知センサ17で、対象物検知センサ17は、光センサ1と、センサ1に嵌合する遮光筒2と、遮光筒2と嵌合するフィルタ3から構成される。光センサ1とフィルタ3との間には、発光用空間を形成する発光部と、前記フィルタ部との間に受光用空間を形成する受光部が形成される。
【0019】
光センサ1にはフィルタ3と噛合うスナップフィットの爪部5と、突出部11、14(第2突出部)と、突出部12、13(第1突出部)が配設される。遮光筒2は光センサ1を内設するように寸法が決められ、側面には溝部20、21(第1溝部)が設けられる。フィルタ3は、光センサ1と噛合うスナップフィットの穴部6が配設される。また側面には溝部15、16(第2溝部)、爪部7、8と、スナップフィットを外すためのレバー19が設けられている。フィルタ3は遮光筒2を内設するように寸法が決められる。
【0020】
図2は、光センサ1、遮光筒2、フィルタ3を一体に組み付けた状態である。
光センサ1は遮光筒2の内側に装着される。このとき突出部12、13は、遮光筒2に設けられた溝部20、21にそれぞれ係止され、位置が決まる。またフィルタ3の溝部15、16は、光センサ1の突出部11、14に係止され、スナップフィットの爪部5と穴部6が噛合ことにより一体に保持される。このとき遮光筒2は光センサ1とフィルタ3により挟持される。
【0021】
光センサ1とフィルタ3は一体で保持されるため、光センサ1とフィルタ3の間隔が一定に保たれ、安定した検知性能が得られる。また光センサ1とフィルタ3の締結には、スナップフィットを用いるため、容易に組み付けることができ、レバー19を利用することにより光センサ1とフィルタ3を容易に取り外すことができるため、着脱の工数が低減する。しかも締結に別途締結部材を必要としないためコストも低減できる。
【0022】
図3は、一体の対象物検知センサ17を検知窓18をもつ衛生洗浄便座の基部4に取付けたものである。対象物検知センサ17はフィルタ3に設けられたスナップフィットの爪部7、8により基部4の検知窓18に挿着される。このとき検知窓18に段差を設けることにより、対象物検知センサ17と基部4との間9、10には段差を無くすことができる。
【0023】
対象物検知センサ17と基部4の固定には、別途締結部材を必要としないためコストを低減することができる。また、対象物検知センサを外す場合は、フィルタ3に設けたスナップフィットの爪部7、8を内側に押すことにより容易に行うことができる。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明によって明らかなように、本発明による衛生洗浄装置用の対象物検知センサの取付構造によれば、従来技術に比べて以下に列挙した如きさまざまの優れた効果が得られる。
【0025】
(a) 光センサとフィルタを一体構成とするため、光センサとフィルタの間隔を一定に保つことができ、安定した検知性能が得られる。つまり、対象物検知センサのフィルタ部と光センサ部とが噛合された一体構造であるため、設置状態によりフィルタ部と光センサ部の間隔がばらつく恐れがなく、安定した検知性能を得ることができる。
【0026】
(b) 光センサとフィルタ、対象物検知センサと衛生洗浄便座の基部に設けられた検知窓との固定を、別途締結部材を用いずに行うことができるため、構造の単純化、部品点数の減少によりコストを低減できる。
【0027】
(c) 光センサとフィルタ、又は衛生洗浄便座の基部に設けられた検知窓と対象物検知センサの固定にスナップフィットを用いた場合、容易に着脱が行えるため、着脱工数を低減できる。
【0028】
(d) 光センサとフィルタが一体構造のため、衛生洗浄便座の自由な位置に対象物検知センサを取付けることができる。
【0029】
(e) 衛生洗浄便座の検知窓に対象物検知センサを固定するのにネジ等の締結部材が不要で、また対象物検知センサと基部との間には段差を無くすことができるため、基部に突起物が無くなり、外観上も優れている。
【0030】
(f) 光センサとフィルタが一体構造のため、衛生洗浄便座以外の用途に対しても、容易に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係り、対象物検知センサを分解した状態の平面図である。
【図2】実施形態に係り、対象物検知センサを組み付けた状態を一部断面にして示す平面図である。
【図3】実施形態に係り、対象物検知センサを衛生洗浄便座の基部に組み付けた状態を一部断面にして示す平面図である。
【図4】従来の対象物検知センサを示す説明図である。
【図5】従来の対象物検知センサを示す説明図である。
【符号の説明】
1…光センサ
2…遮光筒
3…フィルタ
4…基部
5…スナップフィットの爪部
6…スナップフィットの穴部
7、8…スナップフィットの爪部
9、10…対象物検知センサと基部の間
11、12、13、14…突出部
15、16、20、21…溝部
17…対象物検知センサ
18…検知窓
19…レバー
Claims (3)
- 対象物を検知するための検知窓をもつ基部に装着される対象物検知センサであって、
発光素子と受光素子を備えた光センサ部と、
該光センサ部と一定の間隔を隔てて設けられるフィルタ部と、
前記光センサ部と前記フィルタとの間を遮蔽する遮蔽筒とを備え、
前記光センサ部には、前記遮光筒に設けられた第1溝部と係止する第1突出部、および前記フィルタ部に設けられた第2溝部と係止する第2突出部が設けられ、それぞれが係止されることにより、前記光センサ部に対する遮光筒およびフィルタ部の位置が決められると共に、
前記光センサ部と前記フィルタ部は、前記遮蔽筒を挟持して一体化されることを特徴とする対象物検知センサ。 - 前記光センサ部と前記フィルタ部は、前記光センサ部と前記フィルタ部の一方の爪部と他方の穴部とで噛合が成されるスナップフィット構造を呈し、前記フィルタ部又は前記光センサ部に前記爪部と前記穴部との噛合を離脱させるレバーを有することを特徴とする請求項1に記載の対象物検知センサ。
- 前記フィルタ部は前記検知窓にスナップフィットにより挿着されると共に、前記検知窓の縁部には、前記フィルタ部を挿着した際に前記フィルタ部と前記基部との間の段差を抑制する段差が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の対象物検知センサ。
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- 1999-07-16 JP JP20292399A patent/JP4644887B2/ja not_active Expired - Fee Related
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