JP4631866B2 - 物品取得ゲーム装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プレーヤが物品取得手段を操作して、物品を取得する物品取得ゲーム装置に関する。
従来から、筐体の内部に収納された景品の獲得を目的とするクレーンゲーム機のような景品取得ゲーム装置は、その操作に面白味があるとともに、景品に人気のあるキャラクタ等を用いることでプレーヤ(遊技者)の挑戦意欲をそそるため、アミューズメントパークは勿論のこと、一般の店舗やショッピングモール等にも多く設置されている。この景品獲得ゲーム装置では、プレーヤが景品取得手段を移動させて、景品を載置する景品載置台上から景品を保持し、景品載置台の一端側に設けた景品落し口へ景品を移動させた後に開放し、落下させて獲得するようになっている。
このような従来の景品獲得ゲーム装置として、例えば、被把持体(景品)を把持するアームと、前記アームが閉じる方向へ付勢する付勢手段とを備えた景品取得ゲーム装置において、前記付勢手段は、前記アームを閉じる方向へ付勢する力を発生する付勢部と、前記付勢部の付勢する力に制限を加える制限部とを有するものが紹介されている。この景品獲得ゲーム装置は、アームの把持力を簡単に制御することで、被把持体(景品)を取得する難易度を容易に変更することができるようにしている。(例えば、特許文献1参照)。
また、景品を載置する景品載置エリアと景品を落下させる開口エリアとを含むゲームフィールドと、景品保持部と、景品取出口と、景品誘導空間と、を含み、前記ゲームフィールドは、前記景品誘導空間上に設けられた支持部材に、着脱自在に配設される複数のパネル部材を有し、当該パネル部材の配設位置を変更することによって、前記景品誘導空間上で開口エリアのレイアウトを変更可能にした景品取得ゲーム装置も紹介されている。(例えば、特許文献2参照)。
そしてまた、プレーヤが操作する操作手段と、複数の景品を収容する景品収容部と、前記景品を取得する景品取得手段と、前記景品収容部内に設けられ、景品を前記景品収容部外へ排出する景品落し口と、前記操作手段からの操作信号に応答して前記景品取得手段が作動するよう制御する制御手段と、前記制御手段の制御のもとに作動する前記景品取得手段によって前記景品落し口から排出された景品を収容する排出景品収容部と、前記景品落し口の枠体をスライドさせて前記景品落し口の大きさを前記枠体のスライド量に応じて変更するスライド手段と、を備えることで、ユニット交換などの作業が不要で且つ容易に景品落し口の大きさを変更可能とした景品取得ゲーム装置も紹介されている。(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−105752号公報 特開2005−205169号公報 特開2006−122510号公報
しかしながら、前述した特許文献1に記載された景品獲得ゲーム装置は、被把持体(景品)を把持するアームの把持力を制御することで、景品を取得する難易度を容易に変更するものであり、複数の景品を収容する景品収容部に配設されている景品載置台を移動させて、当該景品収容部内のレイアウトを変更することについては何ら記載されていない。
また、前述した特許文献2に記載された景品獲得ゲーム装置では、開口エリアのレイアウトを変更する際に、パネル部材を支持部材から取り外し、このパネル部材を当該支持部材の所望の位置に取付け直す必要があり、前記レイアウトの変更に手間がかかるのが実状である。
さらにまた、前述した特許文献3に記載された景品獲得ゲーム装置は、景品落し口の枠体をスライドさせて前記景品落し口の大きさを前記枠体のスライド量に応じて変更する構成を備えているが、景品落し口の位置を変更することについては言及されていない。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、物品を収容する物品収容部に配設されている物品載置台を取外すことなく簡単に移動させることができると共に、物品落し口の位置や大きさを変更することができ、物品収容部内のレイアウトを容易に変更することができる物品獲得ゲーム装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、物品を収容する物品収容部と、前記物品収容部内に移動可能に配置され、前記物品を取得する物品取得手段と、前記物品取得手段を移動させる移動手段と、前記物品収容部内に配置され、前記物品を載置する物品載置部と、前記物品収容部内に開口され、当該物品収容部の内部と外部とを連通し、前記物品取得手段によって取得した物品を当該物品収容部の外部に排出させる物品落し口と、プレーヤが操作する操作手段と、前記操作手段から入力された情報に応答して前記物品取得手段の作動を制御する制御手段と、を備えてなる物品取得ゲーム装置であって、前記物品載置部は、前記物品を載置する載置面を有し、当該載置面に対し略平行に摺動して移動するスライド体と、前記スライド体を支持すると共に、前記移動を案内するガイド部材と、を備え、前記物品落し口は、前記スライド体の移動に応じて画定される物品取得ゲーム装置を提供するものである。
この構成を備えた物品取得ゲーム装置は、物品が載置されるスライド体が、当該スライド体の載置面に対し略平行に摺動して移動する構成を有しているため、スライド体を取外すことなく、簡単に任意の位置へ移動させることができる。また、スライド体を移動させることによって、物品落し口の位置を変更することもできる。したがって、物品収容部内のレイアウトの変更を容易に行うことができ、ゲーム内容を変化させることができる。
本発明にかかる物品取得ゲーム装置の一態様としては、例えば、前記物品載置部が、前記スライド体を複数有し、少なくとも2枚のスライド体を上下に重ねて配置することができる。また、前記物品載置部は、前記スライド体を複数有し、少なくとも2枚のスライド体を上下に互いに間隔をおいて配設することができる。これらの構成の場合、前記上側に配設されたスライド体と、前記下側に配設されたスライド体は、互いに略直交する方向に摺動させて移動させる(例えば、上側に配設されたスライド体を、平面視で、縦方向に移動させ、下側に配設されたスライド体を、平面視で、横方向に移動させる)こともできる。
また、本発明にかかる物品取得ゲーム装置の一態様としては、例えば、前記物品収容部内に、前記ガイド部材を移動可能に配設してもよい。このようにすることで、前記スライド体を上下に互いに間隔をおいて配設する際に、ガイド部材の位置を任意に変更することで、上段に配設されるスライド体と、下段に配設されるスライド体との間隔を変更することができる。
また、本発明にかかる物品取得ゲーム装置は、前記スライド体の水平位置を検出する水平位置検出手段をさらに備え、前記制御手段は、前記水平位置検出手段が検出した水平位置情報に基づいて、前記物品落し口の位置を認識することもできる。このように構成することで、前記スライド体の移動によって物品落し口の位置が変更されても、物品取得手段を前記物品落し口上に移動させることができる。
そしてまた、本発明にかかる物品取得ゲーム装置が、前記スライド体を複数有する場合、前記制御手段は、各々のスライド体の水平位置情報に基づいて、当該スライド体により画定された開口の面積を取得し、取得した開口の面積が所定の閾値を超えた際に、当該開口を前記物品落し口として認識することもできる。この構成の場合、例えば、開口が複数形成された際に、物品が通過可能な開口面積を有する開口を、自動的に物品落し口とすることができる。また、物品が通過可能な開口面積を有する開口が複数存在する場合は、前記制御手段は、各々の開口面積を比較し、最大面積を有する開口を、自動的に物品落し口とすることができる。
また、本発明にかかる物品取得ゲーム装置は、少なくとも2枚のスライド体を上下に互いに間隔をおいて配設した構成を有する場合、前記スライド体の垂直位置またはガイド部材の垂直位置を検出する第1の垂直位置検出手段と、前記物品取得手段の垂直位置を検出する第2の垂直位置検出手段と、をさらに備え、前記制御手段は、前記第1の垂直位置検出手段が検出した垂直位置情報と、前記物品取得手段が物品の把持動作を行った位置において前記第2の垂直位置検出手段が検出した垂直位置情報と、に基づいて、当該物品取得手段を上昇させる距離を決定することができる。この構成を備えることで、前記利点に加え、上側に配設されたスライド体上に載置された物品に対し把持動作を行った場合と、下側に配設されたスライド体上に載置された物品に対し把持動作を行った場合とで、前記物品取得手段の上昇距離を変更することができる。したがって、ゲームに変化を持たせたり、物品取得手段によって上側に配設されたスライド体上に載置された物品を把持した場合と、下側に配設されたスライド体上に載置された物品を把持した場合とで、物品取得手段を上昇させる距離をほぼ等しく設定する等、任意の制御を行うことができる。
そしてまた、本発明にかかる物品取得ゲーム装置は、前記物品取得手段を垂直方向に移動させる駆動手段と、前記スライド体の垂直位置またはガイド部材の垂直位置を検出する第1の垂直位置検出手段と、前記物品取得手段の垂直位置を検出する第2の垂直位置検出手段と、をさらに備え、前記制御手段は、前記第1の垂直位置検出手段が検出した垂直位置情報と、前記物品取得手段が物品の把持動作を行った位置において前記第2の垂直位置検出手段が検出した垂直位置情報と、に基づいて、当該物品取得手段を上昇させる駆動手段の駆動量または駆動時間を決定することができる。この構成を備えることで、前記物品取得手段は、駆動手段の駆動量または駆動時間によって、上昇する距離を決定することができるため、前記利点に加え、上側に配設されたスライド体上に載置された物品に対し把持動作を行った場合と、下側に配設されたスライド体上に載置された物品に対し把持動作を行った場合とで、前記物品取得手段の上昇距離を変更することができる。したがって、ゲームに変化を持たせたり、物品取得手段によって上側に配設されたスライド体上に載置された物品を把持した場合と、下側に配設されたスライド体上に載置された物品を把持した場合とで、物品取得手段を上昇させる距離をほぼ等しく設定する等、任意の制御を行うことができる。
さらにまた、本発明にかかる物品取得ゲーム装置は、少なくとも2枚のスライド体を上下に互いに間隔をおいて配設した構成を有する場合、前記物品取得手段が、前記物品を把持する少なくとも一対の把持アームと、当該把持アームの開閉を行う開閉手段と、当該把持アームを閉じる方向に付勢する付勢手段と、を有し、前記制御手段が、前記物品取得手段が物品の把持動作を行った位置において前記第2の垂直位置検出手段が検出した垂直位置情報に基づいて、前記付勢手段が前記把持アームに付与する付勢力を制御するよう構成することもできる。このように構成することで、前記利点に加え、上側に配設されたスライド体上に載置された物品に対し把持動作を行った場合と、下側に配設されたスライド体上に載置された物品に対し把持動作を行った場合とで、物品の取得難度を変更することができ、さらにゲームに変化を持たせることができる。
本発明にかかる物品取得ゲーム装置は、物品が載置されるスライド体が、当該スライド体の載置面に対し略平行に摺動して移動する構成を有しているため、スライド体を取外すことなく、簡単に任意の位置へ移動させることができると共に、スライド体を移動させることによって、物品落し口の位置を変更することもできる。この結果、物品収容部内のレイアウトの変更を容易に行うことができ、ゲーム内容を変化させることができ、飽きのこない物品取得ゲーム装置を提供することができる。
次に、本発明の好適な実施の形態にかかる物品取得ゲーム装置について図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施の形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる物品取得ゲーム装置の斜視図、図2は、図1に示す物品取得ゲーム装置の構成要素であるスライド体及び当該スライド体を支持するガイド部材を正面斜め上方から見た図、図3は、図2に示すスライド体の位置を変更した状態を示す斜視図、図4は、図2に示すスライド体及びガイド部材の平面図、図5は、図3に示すスライド体及びガイド部材の平面図、図6及び図7は、図2に示すスライド体の位置を変更した状態を示す平面図、図8は、図2に示すVIII−VIII線に沿った断面を拡大して示す図、図9は、下段のスライド体と、ガイド部材に配置されたX方向位置センサとの位置関係を模式的に示す平面図、図10は、上段のスライド体と、ガイド部材に配置されたY方向位置センサとの位置関係を模式的に示す平面図、図11は、下段及び上段のスライド体と、X方向位置センサ及びY方向位置センサとの位置関係を模式的に示す平面図、図12は、図11に示すスライド体の位置を変更した状態を示す平面図、図13は、図1に示す物品取得ゲーム装置の構成要素である物品取得部をX方向及びY方向へ移動させる移動部周辺の構成を示す斜視図、図14は、図1に示す物品取得ゲーム装置の構成要素である物品取得部の正面図、図15は、図1に示す物品取得ゲーム装置の内部構成を示すブロック図、図16及び図17は、図1に示す物品取得ゲーム装置の構成要素である物品取得部のZ方向(上下方向)の移動を模式的に示す側面図、図18〜図20は、図1に示す物品取得ゲーム装置の実行処理手順の一部を示すフローチャートである。
なお、前述した各図では、説明を判りやすくするため、各部材の厚さやサイズ、拡大・縮小率等は、実際のものとは一致させずに記載した。また、図4〜図7及び図9〜図12では、スライド体と、当該スライド体の位置によって画定される開口の位置が明確になるよう、スライド体に網点を付して記載した。
また、本実施の形態では、スライド体の水平位置を、X方向(横方向)の位置とY方向(縦方向)の位置として検出し、垂直位置を、Z方向(上下方向)の位置として検出することにする。
図1〜図15に示すように、本実施の形態にかかる物品取得ゲーム装置1は、略直方体形状の基台2と、基台2の上に設けられた略箱型の収容部3と、収容部3内に移動可能に配設されるガイド部材25と、ガイド部材25に支持され且つガイド部材25に対しスライド可能に配設される複数(本実施の形態では3枚)のスライド体21〜23と、収容部3内の上側に配設され、収容部3内に置かれた物品(図示せず)を取得する物品取得部30(図14参照)と、この物品取得部30をプレーヤの操作に応じて収容部3内で移動させる移動部40(図13参照)と、を備えている。
なお、この物品取得ゲーム装置1は、収容部3の中に、2つの物品取得ゲーム領域1A及び1Bが形成されており、一度に2人のプレーヤが使用可能となっている。なお、物品取得ゲーム領域1A及び1Bに配設される部材は、両者共に同様の部材、あるいは共通の部材であるため、以後の説明では、一方の領域に配設されている部材について説明する。
基台2には、操作卓11が設けられており、この操作卓11には、ゲームを行う際にコインを投入するためのコイン投入口12が設けられている。また、この操作卓11には、ゲーム時にプレーヤが、後述する物品取得部30をX方向(横方向)の所望位置に移動させる操作を入力するための第1の操作スイッチ13Xと、その後、プレーヤが物品取得部30をY方向(縦方向)の所望位置にまで移動させる操作を入力するための第2の操作スイッチ13Yが設けられている。そして、第1の操作スイッチ13X及び第2の操作スイッチ13Yには、図示しない駆動基板に実装されている制御回路等を含む制御手段100(図15参照)が接続されている。
また、基台2の前面側には、後に詳述する収容部3内の所定位置に設けられた物品落し口35と連通する物品取出口15が設けられており、後述のように物品取得部30により把持され、搬送されて物品落し口35に落とされた物品を、この物品取出口15から取り出し得るようになされている。
さらにまた、基台2の前面側には、開閉扉16が設けられている。そしてこの開閉扉16を開けた内側には、この物品取得ゲーム装置1に対して各種設定等を行うためのスイッチパネル(図示せず)や液晶タッチパネル(図示せず)等が収納されており、管理者がこれらスイッチパネルや液晶タッチパネルの表示内容を目視確認しながら、各種事項を所望状態に設定することができるようになされている。
収容部3は、その内部に収容された物品をプレーヤが目視することができるように、前面及び両側面が透明な樹脂またはガラスの板状部材から形成されている。また、収容部3の背面17は、パネル板、鏡面状の板状部材、装飾が施された板状部材等により形成されている。この背面17には、特に図8に示すように、後に詳述するガイド部材25に形成された一対の支持突起25A及び25Bが挿脱可能に挿入される支持孔22A及び22Bが上下方向(Z方向)に複数形成されている。この支持孔22A及び22Bが上下方向に複数形成された支持孔群は、背面17の左右方向(X方向)に互いに所定の間隔をおいて複数並設(本実施の形態では、ガイド部材25が配設された際に、ガイド部材25の背面17に対向する両端部近傍に形成)されている。さらにまた、背面17の支持孔22Aと支持孔22Bとの間には、図8に示すように、ガイド部材25の位置及び後に詳述するスライド体21〜23の上下方向(Z方向)の位置を検出するZ方向位置センサ24が配設されている。なお、この収容部3には、例えば、引戸または観音開き方式の扉(図示せず)が設けられており、店舗の店員がこの扉を開けてキャラクタ等のぬいぐるみや、雑貨等の物品(景品)を収容部3内に収容することができるようになされている。
ガイド部材25は、平面視で略四角形を有する枠体からなり、X方向(横方向)の長さが、収容部3の物品取得ゲーム領域1A(1B)のX方向の長さとほぼ同一であり、Y方向(縦方向)の長さが、物品取得ゲーム領域1A(1B)のY方向の長さとほぼ同一に形成されている。このガイド部材25は、Z方向の断面(図8参照)が、略コ字状となっており、この略コ字状によって画定された凹部26に、スライド体21(22、23)の端部がスライド可能に受領されるようになっている。
また、ガイド部材25は、収容部3に配設された際に、背面17と対向する面(凹部26とは反対側の外面)の両端部(図2参照)には、フック状の支持突起25A及び25B(図8参照)が形成されている。これらの支持突起25A及び25Bは、収容部3の背面17に形成された支持孔22A及び22Bに挿脱可能に挿入され、背面17にガイド部材25を支持固定する。なお、このガイド部材25は、支持突起25A及び25Bを挿入する支持孔22A及び22Bの高さを選択することにより、収容部3のZ方向の位置を決定することができる。
また、ガイド部材25のX方向に延びる凹部26の底面には、図9に示すように、後に詳述するスライド体21及び22のX方向の位置を検出するX方向位置センサ28Xa〜Xiが所定の等間隔で配設されている。一方、ガイド部材25のY方向に延びる凹部26の底面には、図10に示すように、後に詳述するスライド体23のY方向の位置を検出するY方向位置センサ28Ya〜Yhが所定の等間隔で配設されている。そして、これらのX方向位置センサ28Xa〜Xi及びY方向位置センサ28Ya〜Yhには、図15に示すように、制御手段100(図15参照)が接続されている。なお、X方向位置センサ28Xa〜Xi及びY方向位置センサ28Ya〜Yhとしては、例えば、赤外線センサ等が挙げられる。
スライド体21及び22は、互いに同様の形状を有している。これらのスライド体21及び22は、図9に示すように、長手方向の両端部が、ガイド部材25のX方向に延びる凹部26に、スライド可能に支持されている。また、スライド体21及び22の上面は、物品を載置する載置面となり、この載置面に対し、略平行な方向(X方向)にスライド(摺動)して移動することができる。
また、スライド体23は、図10に示すように、長手方向の両端部が、ガイド部材25のY方向に延びる凹部26に、スライド可能に支持されている。このスライド体23の上面は、物品を載置する載置面となり、この載置面に対し、略平行な方向(Y方向)にスライド(摺動)して移動することができる。すなわち、スライド体21及び22と、スライド体23は、互いに直交する方向に移動可能となっている。
なお、本実施の形態では、物品取得ゲーム領域1Aにおいて、スライド体21及び22が配設されたガイド部材25を下段に、スライド体23が配設されたガイド部材25を、下段とは所定の距離を開けて上段に配設した。また、物品取得ゲーム領域1Bでは、スライド体21及び22が配設されたガイド部材25を下段に、スライド体23が配設されたガイド部材25を、その上に間隔をおかずに重ねた状態で配設してある。
スライド体21及び22の位置は、前述したX方向位置センサ28Xa〜Xiによって検出される。具体的には、スライド体21及び22が図9に示す位置にある場合は、X方向位置センサ28Xa〜28XcがON状態、X方向位置センサ28Xd〜28XfがOFF状態、X方向位置センサ28Xg〜XiがON状態となる。このOFF状態となったX方向位置センサ28Xd〜28Xfが配設されている領域が、スライド体21及び22によって画定される開口となる。
一方、スライド体23の位置は、前述したY方向位置センサ28Ya〜Yhによって検出される。具体的には、スライド体23が、図10に示す位置にある場合は、Y方向位置センサ28Ya〜28XdがOFF状態、Y方向位置センサ28Ye〜YhがON状態となる。このOFF状態となったY方向位置センサ28Ya〜28Ydが配設されている領域が、スライド体23によって画定される開口となる。したがって、スライド体21及び22が配設されたガイド部材25(下段)と、スライド体23が配設されたガイド部材25(上段)が上下方向(Z方向)に重ねられた際には、図11に示すように、X方向位置センサ28Xd〜28Xf及びY方向位置センサ28Ya〜28Xdが配設された領域(図11に示す白抜き部分)が、物品取得部30によって取得された物品を落下させるための物品落し口35となる。したがって、図3及び図5〜図7に示すようにスライド体22を移動させた場合であっても、常に物品落し口35の位置を検出することができる。
このように、物品取得ゲーム装置1は、物品を載置する載置面を形成するスライド体21〜23を任意の位置にスライド移動させることができるため、収容部3内のレイアウトの変更を容易に行うことができ、ゲーム内容を変化させることができる。また、移動したスライド体21〜23の位置は、X方向位置センサ28Xa〜Xi、Y方向位置センサ28Ya〜Yh、及びZ方向位置センサ24によって検出することができるため、例えば、管理者が、物品取得ゲーム装置1に、スライド体21〜23の配設位置を入力する等の手間がかかることもない。
また、物品落し口35の面積は、X方向位置センサ28Xa〜Xi同士間の長さ(距離)と、Y方向位置センサ28Ya〜Yh同士間の長さから算出することができる。例えば、本実施の形態の場合、仮に、ガイド部材25のX方向の内辺の長さが90cm、Y方向の内辺の長さが70cmであると仮定すると、X方向位置センサ28Xa〜Xi同士間の長さ、及びY方向位置センサ28Ya〜Yh同士間の長さは、各々10cmとなる。この時、スライド体21の図9でいう右側端が、X方向位置センサ28Xcと、X方向位置センサ28Xdとの中央に位置しており、スライド体22の図9でいう右側端が、X方向位置センサ28Xfと、X方向位置センサ28Xgとの中央に位置しているので、物品落し口35のX方向の長さは、30cmとなる。同様に、スライド体23の位置から、物品落し口35のY方向の長さは、35cmとなる。したがって、物品落し口35の面積は、30×35=1050cm2と算出できる。
なお、図4〜図11に示す構成のように、スライド体21〜23を移動させて、任意の位置に1つの開口(物品落し口35)を形成する場合、この物品落し口35の面積は、形成される位置にかかわらず同じ面積となる。一方、物品のサイズや形状等、あるいはゲームの難易度を上げる等、所望により、物品落し口35のサイズを小さくしたい場合は、スライド体21〜23を移動させて開口を複数形成し、その中から任意の開口を選択して物品落し口35とすればよい。例えば、図12(A)に示すように、スライド体21を移動させて、2つの開口35A及び35Bを形成した場合も、各開口35A及び35Bの面積の算出方法は、上記と同様である。この場合、開口35A及び35Bの面積を比較して、任意の一方を選択すればよい。また、開口35Aの面積と、開口35Bの面積が同じ場合には、ガイド部材25の角部を含む開口35Aを優先する等、他の条件を加えてもよい。また、図12(B)に示すように、4つの開口35C〜35Fを形成し、開口35C〜35Fの面積から物品落し口35となる開口を選択することもできる。この場合も、各開口35C〜35Fの面積の算出方法は、上記と同様である。
なお、X方向位置センサ及びY方向位置センサの配設数は、任意により決定すればよいが、X方向位置センサ及びY方向位置センサの配設数を多くして、X方向位置センサ同士間の長さ、及びY方向位置センサ同士間の長さを短くすることで、各開口の面積をより正確に算出できるようになる。
このように、物品取得ゲーム装置1は、物品落し口35のサイズも簡単に変更することができる。したがって、収容部3内のレイアウトを容易に変更することができ、ゲーム内容を変化させることができる。また、物品落し口35の位置やサイズ(面積)は、X方向位置センサ28Xa〜Xi、Y方向位置センサ28Ya〜Yh、及びZ方向位置センサ24によって検出することができるため、例えば、管理者が、物品取得ゲーム装置1に、スライド体21〜23の配設位置を入力する等の手間がかかることもない。
物品取得部30は、図14に示すように、後述する移動部40に支持部41を介して連結されている。この物品取得部30は、一対の把持アーム31A及び31Bと、把持アーム31A及び31Bの開閉を行う開閉部32と、を備えて構成されている。
把持アーム31A及び31Bは、略L字状を備えており、各々の基端が、後に詳述する開閉部32の構成要素であるウォームホイール33A及び33Bにそれぞれ連結されている。また、把持アーム31A及び31Bの開放端には、爪34A及び34Bが各々取付けられている。
開閉部32は、制御手段100(図15参照)が接続されている開閉用モータ36と、開閉用モータ36に接続されたカップリング37と、カップリング37にジョイントピン38を介して連結されたウォームギア39と、ウォームギア39の下端に取付けられたスライダ43と、ウォームギア39の両側に配設され、ウォームギア39と噛合するウォームホイール33A及び33Bと、スライダ43に設けられたコイルバネ44とを備えている。
カップリング37は、開閉用モータ36により回転し、この回転を、ジョイントピン38を介して連結されたウォームギア39に伝達し、ウォームホイール33A及び33Bが回転する。このウォームホイール33A及び33Bの回転に応じて、把持アーム31A及び31Bが開閉する。
把持アーム31A及び31Bの閉動作において、把持アーム31A及び31Bが、開閉部32のハウジング42の下面の外側に配設された閉動作係止部49A及び49Bに当接すると、前記閉動作が停止し、ウォームホイール33A及び33Bの回転が停止する。この状態で、開閉用モータ36により、ウォームギア39をさらに回転させると、ウォームギア39は下方に移動し、スライダ43も下方に移動する。この時、コイルバネ44は、ハウジング42の下面の内側に係止されて、圧縮され、把持アーム31A及び31Bを閉じる方向に付勢する。この付勢力によって、把持アーム31A及び31Bに、物品に対する把持力(握力)が付与される。すなわち、把持アーム31A及び31Bの把持力は、コイルバネ44の付勢力によって決定される。
移動部40は、図13に示すように、収容部3の内部上方に横方向(X方向)と平行に固定配置された一対の横行用固定レール51と、この横行用固定レール51にスライド自在に、かつ縦方向(Y方向)と平行に取り付けられた縦行用可動レール52と、この縦行用可動レール52にスライド自在に取り付けられた物品取得部用基台53と、この物品取得部用基台53に上下方向(Z方向)に取り付けられた伸縮自在の支持部41とを備えて構成されている。そして、この支持部41の下端部に物品取得部30が取り付けられている。
縦行用可動レール52は、X方向移動用モータ55X(図15参照)の回転出力に基づいて、横行用固定レール51に沿ってX方向(横方向)に移動させることができ、物品取得部用基台53は、Y方向移動用モータ55Y(図15参照)の回転出力基づいて、縦行用可動レール52に沿ってY方向(縦方向)に移動させることができるようになされている。横行用固定レール51には、縦行用可動レール52のX方向(左右方向)の位置を検出するX方向(左右方向)位置検出手段としてのX方向位置センサ56(図15参照)が配設されている。このX方向位置センサ56は、例えば、赤外線センサであってもよく、X方向移動用モータ55Xの回転数を検出することで、縦行用可動レール52のX方向の位置を検出する等してもよい。また、縦行用可動レール52には、物品取得部用基台53のY方向(縦方向すなわち前後方向)の位置を検出するY方向(縦方向すなわち前後方向)位置検出手段としてのY方向位置センサ57(図15参照)が配設されている。このY方向位置センサ57は、例えば、赤外線センサであってもよく、Y方向移動用モータ55Yの回転数を検出することで、物品取得部用基台53のY方向の位置を検出する等してもよい。そして、X方向移動用モータ55X、Y方向移動用モータ55Y、X方向位置センサ56及びY方向位置センサ57には、図15に示す制御手段がそれぞれ接続されている。
そしてまた、支持部41は、Z方向移動用モータ55Z(図15参照)の回転出力に基づいて伸縮させ得るようになされており、この伸縮によって、物品取得部30のZ方向(上下方向)の移動が行われる。また、物品取得部30には、物品取得部30のZ方向の位置を検出するZ方向位置センサ58(図15参照)が配設されている。このZ方向位置センサ58は、例えば、支持部41の伸縮状態(延びる長さ)を検出することで、物品取得部30のZ方向の位置を検出してもよく、Z方向移動用モータ55Zの回転数を検出することで、物品取得部30のZ方向の位置を検出してもよい。また、所望の位置に別途設けた赤外線センサ等によって物品取得部30のZ方向の位置を検出してもよい。なお、Z方向移動用モータ55Z及びZ方向位置センサ58には、図15に示す制御手段が接続されている。
また、横行用固定レール51のX方向の移動限界位置には、X方向リミットスイッチ61X(図15参照)が、縦行用可動レール52のY方向の移動限界位置には、Y方向リミットスイッチ61Y(図15参照)が、支持部41のZ方向の移動限界位置には、Z方向リミットスイッチ61Z(図15参照)が、それぞれ設けられている。なお、Z方向リミットスイッチ61Zは、下方向の移動限界位置を検出するリミットスイッチ(Zリミット(D):図19、SP118参照)と、上方向の移動限界位置を検出するリミットスイッチ(Zリミット(U):図19、SP125参照)から構成されている。そして、これらのリミットスイッチ61X〜61Zは、制御手段100に接続されている。
このように、X方向移動用モータ55X、Y方向移動用モータ55Y及びZ方向移動用モータ55Zを所望状態に作動することによって、物品取得部30を収容部3内の所望位置に移動させることができる。
次に、この物品取得ゲーム装置1の内部構成を説明する。図15に示すように、本実施の形態にかかる物品取得ゲーム装置1は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)からなるマイクロコンピュータ構成の制御手段100と、不揮発性メモリ等からなる記憶手段101と、エラー処理手段102とを有している。
制御手段100には、例えば、ゲーム実行中にプレーヤにより、操作卓11(図1参照)に配設されている第1の操作スイッチ13X及び第2の操作スイッチ13Yが押圧された時に、これに応じた操作信号が、第1の操作スイッチ13X及び第2の操作スイッチ13Yから与えられる。
エラー処理手段102は、スライド体21〜23が、予め設定された位置に配設しているか否かを検出し、予め設定された位置とは異なる位置にあると判断した場合に、制御手段100にエラー信号を出力する。
移動部40に配設されたX方向リミットスイッチ61X、Y方向リミットスイッチ61Y及びZ方向リミットスイッチ61Zは、物品取得部30が、X方向、Y方向、Z方向の各々の移動限界位置まで移動した時に、これに応じた移動限界検出信号を制御手段100に出力する。
ガイド部材25に配設されたX方向位置センサ28Xa〜Xi及びY方向位置センサ28Ya〜Yhと、背面17に配設されたZ方向位置センサ24は、検出した位置検出信号を制御手段100に出力する。
開閉部32のハウジング42に配設されたZ方向位置センサ58は、検出した位置検出信号を制御手段100に出力する。
制御手段100は、前述した信号に基づき、図18〜図20に示す物品取得ゲーム実行処理手順に従って、プレーヤによるゲーム動作を物品取得ゲーム装置1に実行させる。
すなわち、制御手段100は、予め設定された1プレイ分の所定枚数のコインがコイン投入口12(図1参照)に投入されたことを認識すると、この物品取得ゲーム実行処理手順を開始する。先ず、ステップSP101では、操作卓11(図1参照)の第1の操作スイッチ13X(図1参照)が押圧されるのを待ち受ける。そして、制御手段100は、プレーヤが第1の操作スイッチ13Xを押圧したことを第1の操作スイッチ13Xからの操作信号に基づいて認識する(SP101:YES)し、ステップSP102に進む。
次に、ステップSP102では、X方向位置センサ28Xg〜Xi及びY方向位置センサ28Yg〜Yhにより、スライド体21〜23の横方向(X方向)及び縦方向(Y方向)の位置を検出し、この検出したデータを記憶手段101に記憶させる。また、Z方向位置センサ24により、ガイド部材25の位置を検出することで、スライド体21〜23の上下方向(Z方向)の位置を検出し、この検出したデータを記憶手段101に記憶させ、ステップSP103に進む。なお、この検出により、スライド体21〜23によって画定される開口も検出される。
次に、ステップSP103では、ステップSP102で検出された開口の数が、2以上であるか否か判断する。開口の数が2以上の場合(ステップSP103:YES)は、ステップSP104に進み、各開口の面積を算出し、面積が最大の開口を検出する。次に、ステップSP105に進み、面積が最大の開口を物品落とし口35として認識し、物品落とし口35の中心の位置データを記憶手段101に記憶させる。
一方、ステップSP103において、開口の数が1個の場合(ステップSP103:NO)は、ステップSP105に進み、この開口を物品落とし口35として認識し、物品落とし口35の中心の位置データを記憶手段101に記憶させる。
次に、ステップSP106では、ステップSP102で検出された位置データと、記憶手段101に予め記憶されているガイド部材25の位置データ(すなわち、スライド体21〜23の位置データとなる)との比較を行い、両者の位置データが同じである(ステップSP106:YES)場合は、ステップSP107に進む。なお、この比較により、実際の物品落とし口35の位置データが、記憶手段101に予め記憶されている物品落とし口35の位置データが同じであるか否かも判断することができる。一方、位置データが異なる場合は、ステップSP101に戻る。これと同時に、エラー処理手段102は、管理者にエラーを告知する。
このように、ステップSP102で検出された位置データと、記憶手段101に予め記憶されているスライド体21〜23の位置データとが一致しない場合に、エラーを告知することで、例えば、スライド体21〜23が不正に移動されている等、管理者は、物品取得ゲーム装置1に不具合が生じたことを認知することができる。
ステップSP107では、移動部40(図13参照)のX方向移動用モータ55Xを作動させて、ホームポジションに位置していた物品取得部30の横方向(X方向)への移動を開始させる。次いで、制御手段100は、ステップSP108に進んで、対応するX方向リミットスイッチ61Xからの移動限界検出信号に基づいて、物品取得部30が横方向(X方向)の移動限界位置にまで移動し終えたか否かを判断する。また、制御手段100は、続くステップSP109において、第1の操作スイッチ13Xからの操作信号に基づいて、第1の操作スイッチ13Xの押圧が解除されたか否かを判断する。そして、制御手段100は、これらステップSP108及びステップSP109において共に否定結果(ステップSP108:NO、ステップSP109:NO)を得ると、ステップSP110に戻る。
一方、制御手段100は、ステップSP108またはステップSP109のいずれかにおいて肯定結果(ステップSP108:YESまたはステップSP109:YES)を得ると、ステップSP111に進んで、移動部40のX方向移動用モータ55Xを停止させて物品取得部30の横方向(X方向)の移動を終了させ、この後、ステップSPSP111に進んで、操作卓11の第2の操作スイッチ13Y(図1参照)が押圧されるのを待ち受ける。
制御手段100は、第2の操作スイッチ13Yが押圧されたことを第2の操作スイッチ13Yからの操作信号に基づいて認識する(ステップSP111:YES)と、ステップSP112に進んで、移動部40のY方向移動用モータ55Yを作動させて物品取得部30の縦方向(Y方向)への移動を開始させる。
この後、制御手段100は、ステップSP113に進んで、Y方向リミットスイッチ61Yからの移動限界検出信号に基づいて、物品取得部30が縦方向(Y方向)の移動限界位置にまで移動し終えたかを判断する。また、制御手段100は、続くステップSP114において、第2の操作スイッチ13Yからの操作信号に基づいて、第2の操作スイッチ13Yの押圧が解除されたか否かを判断する。そして、制御手段100は、これらステップSP113及びステップSP114において共に否定結果(ステップSP113:NO、ステップSP114:NO)を得ると、ステップSP113に戻る。
一方、制御手段100は、ステップSP113またはステップSP114のいずれかにおいて肯定結果(ステップSP113:YESまたはステップSP114:YES)を得ると、ステップSP115に進んで、移動部40のY方向移動用モータ55Zを停止させて物品取得部30の縦方向(Y方向)への移動を終了させる。その後、ステップSP116に進んで、物品取得部30の開閉用モータ36を作動させて物品取得部30の把持アーム31A及び31Bを開放させる。
次いで、制御手段100は、ステップSP117において、移動部40のZ方向移動用モータ55Zを作動させて物品取得部30の下降を開始させ、さらにこの後、ステップSP118に進んで、物品取得部30が下方向の移動限界位置にまで移動し終えるのを待ち受ける。一方、物品取得部30が下方向(Z方向)の移動限界位置にまで移動し終えたことを認識しない場合(ステップSP118:NO)は、ステップSP118に戻る。
そして、制御手段100は、Z方向リミットスイッチ61Zからの移動限界検出信号に基づき、物品取得部30が下方向の移動限界位置にまで移動し終えたことを認識する(ステップSP118:YES)と、ステップSP119に進んで、移動部40のZ方向移動用モータ55Zを停止させて物品取得部30の下降を終了させる。その後、ステップSP120に進んで、物品取得部30の開閉用モータ36を作動させることにより把持アーム31A及び31Bを閉じる。
続いて制御手段100は、ステップSP121に進んで、上段であるスライド体23の高さSH(図16及び図17参照)が、下段であるスライド体21及び22に対し、所定の高さC以上になっているか否かを判断する。なお、この高さCは、物品取得ゲーム領域1Bのように、下段に配設したスライド体21及び22と、上段に配設したスライド体23が、互いに間隔をおかずに重ねた状態で配設してある場合が含まれない値とする。上段であるスライド体23の高さSHが、下段であるスライド体21及び22よりも高さC以上である場合(ステップSP121:YES)は、ステップSP122に進む。一方、上段であるスライド体23の高さSHが、下段であるスライド体21及び22よりも高さC未満である場合(ステップSP121:NO)は、後に詳述するステップSP124に進む。
ステップSP122では、Z方向位置センサ58により、物品取得部30の上下方向(Z方向)の高さ(位置)を検出し、ステップSP123に進む。ステップSP123では、記憶手段101に予め記憶されているスライド体23の高さLH(Z方向の位置:図16及び図17参照)と、ステップSP122で検出された物品取得部30の高さSH(Z方向の位置:図16及び図17参照)とを比較する。図16に示すように、物品取得部30の高さUHが、スライド体23の高さSHよりも高い(UH≧SH)場合(ステップSP123:YES)は、ステップSP124に進み、Z方向移動用モータ55Zを作動させて物品取得部30の上昇を開始させる。この後、ステップSP125に進んで、物品取得部30が上方向(Z方向)の移動限界位置にまで移動し終えるのを待ち受ける。
次に、制御手段100は、Z方向リミットスイッチ61Zからの移動限界検出信号に基づいて、物品取得部30が上方向の移動限界位置にまで移動し終えたことを確認する(ステップSP125:YES)と、ステップSP126に進んで、移動部40のZ方向移動用モータ55Zを停止させて物品取得部30の上昇を終了させる。その後、ステップSP130に進む。移動し終えたことを確認しない場合(ステップSP125:NO)は、ステップSP125に戻る。
一方、ステップSP123における比較結果が、図17に示すように、物品取得部30の高さUHが、スライド体23の高さSHよりも低い(UH<SH)場合(ステップSP123:NO)は、ステップSP127に進み、Z方向移動用モータ55Zを作動させて物品取得部30の上昇を開始させる。この後、ステップSP128に進んで、Z方向位置センサ58により、物品取得部30の上下方向(Z方向)の高さ(位置)を検出し、ステップSP129に進む。
ステップSP129では、記憶手段101に予め記憶されているスライド体23の高さSH(Z方向の位置:図16及び図17参照)と、ステップSP128で検出された物品取得部30の高さUH(Z方向の位置:図16及び図17参照)とを比較し、物品取得部30の高さUHが、スライド体23の高さSHと一致した(UH=SH)場合(ステップSP129:YES)は、ステップSP126に進み、移動部40のZ方向移動用モータ55Zを停止させて物品取得部30の上昇を終了させる。なお、この時、スライド体23の高さSHと一致した(UH=SH)後、所定の一定時間が経過した後に、Z方向移動用モータ55Zを停止させてもよい。その後、ステップSP130に進む。一致しない場合(ステップSP129:NO)は、ステップSP129に戻る。
このように、プレーヤが、上段であるスライド体23に載置されている物品を取得しようとした場合(図16参照)は、物品取得部30の上昇は、スライド体23から物品取得部用基台53近傍までの距離となる。一方、プレーヤが、下段であるスライド体21及び22に載置されている物品を取得しようとした場合(図17参照)は、物品取得部30の上昇は、スライド体21(22)からスライド体23近傍までの距離となる。すなわち、プレーヤが、下段であるスライド体21及び22に載置されている物品を取得しようとした場合(図17参照)は、物品取得部30は、物品取得部用基台53近傍まで上昇しない。したがって、上段であるスライド体23に載置されている物品を取得しようとした場合と、下段であるスライド体21及び22に載置されている物品を取得しようとした場合とで、物品取得部30を上昇させる距離をほぼ同様とする、あるいは物品取得部30を上昇させる距離の差を少なくさせることができ、プレーヤは、物品の載置されている高さに係わらず、ほぼ同様の難易度でゲームを行うことができる。
ステップSP130では、移動部40のX方向移動用モータ55Xを作動させることにより、物品取得部30を横方向(X方向)に移動させ、ステップSP131に進む。ステップSP131では、X方向位置センサ56により、縦行用可動レール52の横方向(X方向)の位置UX(すなわち、物品取得部30の横方向の位置)を検出し、ステップSP132に進む。
ステップSP132では、予め記憶手段101に記憶されている物品落とし口35の中心部の横方向位置OXと、ステップSP130で検出された縦行用可動レール52の横方向位置UXとを比較し、縦行用可動レール52の横方向位置UXと、物品落とし口35の中心部の横方向位置OXが一致した(UX=OX)場合(ステップSP132:YES)は、ステップSP133に進み、移動部40のX方向移動用モータ55Xを停止させて物品取得部30の横方向の移動を終了させる。その後、ステップSP134に進む。一致しない場合(ステップSP132:NO)は、ステップSP132に戻る。
ステップSP134では、移動部40のY方向移動用モータ55Yを作動させることにより、物品取得部30を縦方向(Y方向)に移動させ、ステップSP135に進む。ステップSP135では、Y方向位置センサ57により、物品取得部用基台53の縦方向(Y方向)の位置UY(すなわち、物品取得部30の縦方向の位置)を検出し、ステップSP136に進む。
ステップSP136では、予め記憶手段101に記憶されている物品落とし口35の中心部の縦方向位置OYと、ステップSP135で検出された物品取得部用基台53の縦方向UYとを比較し、物品取得部用基台53の縦方向UYと、物品落とし口35の中心部の縦方向位置OYが一致した(UY=OY)場合(ステップSP136:YES)は、ステップSP137に進み、移動部40のY方向移動用モータ55Yを停止させて物品取得部30の縦方向の移動を終了させる。その後、ステップSP138に進む。一致しない場合(ステップSP136:NO)は、ステップSP136に戻る。
このステップSP130〜SP137の動作によって、物品落し口35の中心位置の上方まで物品取得部30を正確に移動させることができる。
次に、ステップSP138では、物品取得部30の開閉用モータ36を作動させて物品取得部30の把持アーム31A及び31Bを開放させる(物品の解放動作)。次に、ステップSP139に進み、把持アーム31A及び31Bを、再び閉じさせ、ゲームを終了する。
また、前記とはスライド体21〜23の位置を変更したい場合は、収容部3に設けられた図示しない引戸または観音開き方式の扉を開けて、スライド体21〜23を所望の位置にスライドさせればよい。さらに、スライド体23の高さ(Z方向の位置)を変更したい場合は、ガイド部材25に設けられた支持突起25A及び25Bを、背面17に形成された支持孔22A及び22Bから抜き出した後、所望の高さにある支持孔22A及び22Bに挿入し直せばよい。
次に、図示しない引戸または観音開き方式の扉を閉めた後、物品取得ゲーム装置1に別途設けられた図示しない初期値設定用のスイッチを押すことで、記憶手段101に記憶されていたスライド体21〜23の上下方向(Z方向)の位置、ガイド部材25の位置、及びスライド体21〜23の上下方向(Z方向)の位置をリセットする。
次いで、制御手段100は、前述したステップSP102〜ステップSP105を実行した後、終了する。これらの処理手順により、現在のスライド体21〜23の横方向(X方向)、縦方向(Y方向)及び上下方向(Z方向)の位置データ、及び物体落し口35の中心位置データが記憶手段101に記憶される。これらの位置データは、プレーヤによるゲーム動作を物品取得ゲーム装置1に実行させた際に行われるステップSP106において、記憶手段101に予め記憶されている位置データとなる。このように、本実施の形態にかかる物品取得ゲーム装置1は、スライド体21〜23を、上下左右、何処に移動させても、自動的にその位置を検出することができる。したがって、収容部3内のレイアウトを任意に変更することができる。
なお、本実施の形態では、Z方向位置センサ24により、ガイド部材25の位置を検出することで、スライド体21〜23の上下方向(Z方向)の位置を検出する場合について説明したが、これに限らず、スライド体21〜23の上下方向(Z方向)の位置を直接検出してもよい。
また、本実施の形態では、3枚のスライド体21〜23を使用した場合について説明したが、これに限らず、スライド体の配設数やサイズ等は、任意に決定することができる。また、ガイド部材25の設置数も任意に設定することができる。
さらにまた、本実施の形態では、把持アーム31A及び31Bの開閉方向がX方向(左右方向)である物品取得部30を設置したため、物品取得部30が下降して把持アーム31A及び31Bを閉じる際に、スライド体21及び22の端部に把持アーム31A及び31Bが干渉することをより確実に防止するため、下段に配設したスライド体21及び22をX方向に移動可能とし、上段に配設したスライド体23をY方向に移動可能とした。しかしながら、上段及び下段におけるスライド体21〜23の移動方向(例えば、下段と上段を入れ替える等)は、把持アーム31A及び31Bの開閉方向等、様々な条件に応じて適宜決定することができる。
さらにまた、本実施の形態では、ガイド部材25の取付け及び取外しは、ガイド部材25に形成した支持突起25A及び25Bを、収容部3の背面17に形成した支持孔22A及び22Bに挿入するあるいは抜き出すことで行う場合について説明したが、これに限らず、ガイド部材25を収容部3に着脱可能に配設することができれば、他の構成の着脱部材を採用してもよい。
そしてまた、本実施の形態では、スライド体21〜23及びガイド部材25を手動で移動させる場合について説明したが、これに限らず、スライド体21〜23及びガイド部材25に、所望の移動手段を設け、当該移動手段に、この移動手段を駆動させる駆動手段を接続し、これらを自動的に移動させるようにしてもよい。この場合、前記移動手段及び/または駆動手段は、スライド体21〜23及びガイド部材25毎に設けてもよく、ユニット毎に設けてもよい。
また、ガイド部材25には、スライド体21〜23をガイド部材25に固定するロック機構(固定手段)を設けてもよい。このようにすることで、ゲームのプレー中に、仮に、物品取得部30がスライド体21〜23に接触したとしても、スライド体21〜23が移動することを防止することができる。このロック機構としては、例えば、フック等、着脱可能な係合・固定部材であってもよく、磁石や面ファスナ等、ゲームに支障を来さない限り、特に限定されるものではない。
そしてまた、本実施の形態では、物品取得部30が物品の把持動作を行った位置に応じて、物品取得部30を上昇させる距離を決定することで、プレーヤは、物品の載置されている高さに係わらず、ほぼ同様の難易度でゲームを行うことができるようにした場合について説明したが、これに限らず、ステップSP120を実行した後、ステップSP126に進んでもよい。
また、ステップSP127を行った次に、開閉用モータ36によりウォームギア39をさらに回転させ、コイルバネ44の付勢力を高くして、把持アーム31A及び31Bの把持力を高め、下段であるスライド体21及び22に載置された物品を、上段であるスライド体23に載置された物品よりも把持しやすくする処理を行ってもよい。なお、この場合は、ステップSP128及びステップSP129を行わずに、ステップSP125に進めばよい。
さらにまた、制御手段100が、物品取得部30が上段であるスライド体23よりも上方で停止したことを判定した場合、開閉用モータ36によるウォームギア39の回転を少なくさせ、コイルバネ44の付勢力を弱くして、把持アーム31A及び31Bの把持力が弱くなるように制御し、物品取得部30が上段であるスライド体23よりも下方であり且つ下段であるスライド体21及び22よりも上方で停止したことを判定した場合、開閉用モータ36によりウォームギア39をさらに回転させ、コイルバネ44の付勢力を高くして、把持アーム31A及び31Bの把持力が強くなるように制御してもよい。ここで、例えば、物品取得部30が物品を把持した後、必ずZ方向リミットスイッチ61ZがONとなるまで上昇する場合、上段の方が物品取得部30の下降・上昇距離が短いので物品を把持し易く、下段の方が物品取得部30の下降・上昇距離が長いため、物品を把持し難い(取りづらい)が、このように把持アーム31A及び31Bの把持力を制御することで、上段と下段との物品の把持し易さ(把持し難さ)のバランスを取ることができる。
なお、把持アーム31A及び31Bの把持力の制御は、前記の他、例えば、物品取得部30が上段であるスライド体23よりも上方で停止したことを判定した場合は、コイルバネ44の付勢力を変更せず、物品取得部30が上段であるスライド体23よりも下方であり且つ下段であるスライド体21及び22よりも上方で停止したことを判定した場合、コイルバネ44の付勢力を高くしてもよい。また、物品取得部30が上段であるスライド体23よりも上方で停止したことを判定した場合は、コイルバネ44の付勢力を変更せず、物品取得部30が上段であるスライド体23よりも下方であり且つ下段であるスライド体21及び22よりも上方で停止したことを判定した場合、コイルバネ44の付勢力を弱くしてもよい。このように、把持アーム31A及び31Bの把持力の制御は、所望により任意により行えばよい。
そしてまた、本実施の形態では、スライド体21〜23の位置によって、複数の開口が形成された場合は、面積が最大の開口を物品落し口35とする場合について説明したが、これに限らず、所望の条件により選択された開口を物品落し口35とすればよい。また、複数の開口の面積が同じである場合は、例えば、前方の角部に最も近い位置に形成された開口を選択する等、予め所望の条件を入力しておけばよい。
本発明の実施の形態にかかる物品取得ゲーム装置の斜視図である。 図1に示す物品取得ゲーム装置の構成要素であるスライド体及び当該スライド体を支持するガイド部材を正面斜め上方から見た図である。 図2に示すスライド体の位置を変更した状態を示す斜視図である。 図2に示すスライド体及びガイド部材の平面図である。 図3に示すスライド体及びガイド部材の平面図である。 図2に示すスライド体の位置を変更した状態を示す平面図である。 図2に示すスライド体の位置を変更した状態を示す平面図である。 図2に示すVIII−VIII線に沿った断面を拡大して示す図である。 下段のスライド体と、ガイド部材に配置されたX方向位置センサとの位置関係を模式的に示す平面図である。 上段のスライド体と、ガイド部材に配置されたY方向位置センサとの位置関係を模式的に示す平面図である。 下段及び上段のスライド体と、X方向位置センサ及びY方向位置センサとの位置関係を模式的に示す平面図である。 図11に示すスライド体の位置を変更した状態を示す平面図である。 図1に示す物品取得ゲーム装置の構成要素である物品取得部をX方向及びY方向へ移動させる移動部周辺の構成を示す斜視図である。 図1に示す物品取得ゲーム装置の構成要素である物品取得部の正面図である。 図1に示す物品取得ゲーム装置の内部構成を示すブロック図である。 図1に示す物品取得ゲーム装置の構成要素である物品取得部のZ方向(上下方向)の移動を模式的に示す側面図である。 図1に示す物品取得ゲーム装置の構成要素である物品取得部のZ方向(上下方向)の移動を模式的に示す側面図である。 図1に示す物品取得ゲーム装置の実行処理手順の一部を示すフローチャートである。 図1に示す物品取得ゲーム装置の実行処理手順の一部を示すフローチャートである。 図1に示す物品取得ゲーム装置の実行処理手順の一部を示すフローチャートである。
符号の説明
1…物品取得ゲーム装置、 2…基台、 3…収容部、 13X、13Y…操作部、 21〜23…スライド体、 25…ガイド部、 24…Y方向Z方向位置センサ、 28Xa〜28Xi…X方向位置センサ、 28Ya〜28Yh…Y方向位置センサ、 30…物品取得部、 35…物品落し口、 56…X方向位置センサ、 57…Y方向位置センサ、 58…Z方向位置センサ、 100…制御手段、 101…記憶手段、 102…エラー処理手段

Claims (7)

  1. 物品を収容する物品収容部と、
    前記物品収容部内に移動可能に配置され、前記物品を取得する物品取得手段と、
    前記物品取得手段を移動させる移動手段と、
    前記物品収容部内に配置され、前記物品を載置する物品載置部と、
    前記物品収容部内に開口され、当該物品収容部の内部と外部とを連通し、前記物品取得手段によって取得した物品を当該物品収容部の外部に排出させる物品落し口と、
    プレーヤが操作する操作手段と、
    前記操作手段から入力された情報に応答して前記物品取得手段の作動を制御する制御手段と、
    を備えてなる物品取得ゲーム装置であって、
    前記物品載置部は、
    前記物品を載置する載置面を有し、当該載置面に対し略平行に摺動して移動する複数のスライド体と、
    前記物品収容部内に移動可能に配設され、前記複数のスライド体を支持すると共に、前記スライド体の移動を案内する複数のガイド部材と、
    を備え、
    前記物品落し口は、前記スライド体の移動に応じて画定され、少なくとも2枚の前記スライド体は、上下に互いに間隔をおいて配設され、前記ガイド部材の位置を任意に変更することで前記間隔を変更することができる物品取得ゲーム装置。
  2. 前記スライド体の水平位置を検出する水平位置検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記水平位置検出手段が検出した水平位置情報に基づいて、前記物品落し口の位置を認識する請求項1記載の物品取得ゲーム装置。
  3. 前記スライド体を複数有し、
    前記制御手段は、各々のスライド体の水平位置情報に基づいて、当該スライド体により画定された開口の面積を取得し、取得した開口の面積が所定の閾値を超えた際に、当該開口を前記物品落し口として認識する請求項2記載の物品取得ゲーム装置。
  4. 前記制御手段は、前記開口が複数認識された際に、各々の開口面積を比較し、最大面積を有する開口を前記物品落し口として認識する請求項3記載の物品取得ゲーム装置。
  5. 前記スライド体の垂直位置またはガイド部材の垂直位置を検出する第1の垂直位置検出手段と、
    前記物品取得手段の垂直位置を検出する第2の垂直位置検出手段と、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第1の垂直位置検出手段が検出した垂直位置情報と、前記物品取得手段が物品の把持動作を行った位置において前記第2の垂直位置検出手段が検出した垂直位置情報と、に基づいて、当該物品取得手段を上昇させる距離を決定する請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の物品取得ゲーム装置。
  6. 前記物品取得手段を垂直方向に移動させる駆動手段と、
    前記スライド体の垂直位置またはガイド部材の垂直位置を検出する第1の垂直位置検出手段と、
    前記物品取得手段の垂直位置を検出する第2の垂直位置検出手段と、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第1の垂直位置検出手段が検出した垂直位置情報と、前記物品取得手段が物品の把持動作を行った位置において前記第2の垂直位置検出手段が検出した垂直位置情報と、に基づいて、当該物品取得手段を上昇させる駆動手段の駆動量または駆動時間を決定する請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の物品取得ゲーム装置。
  7. 前記物品取得手段は、前記物品を把持する少なくとも一対の把持アームと、当該把持アームの開閉を行う開閉手段と、当該把持アームを閉じる方向に付勢する付勢手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記物品取得手段が物品の把持動作を行った位置において前記第2の垂直位置検出手段が検出した垂直位置情報に基づいて、前記付勢手段が前記把持アームに付与する付勢力を制御する請求項5または請求項6記載の物品取得ゲーム装置。
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