JP4630502B2 - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置及びその制御方法に関し、特に、複数の操作部を有する画像形成装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置においては、使用者が装置の設定や動作をオペレートする操作パネルは装置本体の上面などに配置されることが多く、装置が大型になった場合など、高い位置に配置されてしまい、使い勝手が使用者の身長に依存してしまうことや、車椅子の使用者にとっては使用し難い等の問題があった。
【0003】
そこで、より多くの使用者にとっての利便性を高めるため、操作パネルが回動して水平/垂直の向きに任意に変更できるような構造のものや、2つの操作部を、異なる位置に配置したものが実現されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、操作パネルを回動させるためには複雑な構造をとる必要があり、また、強度、耐久性なども考慮しなくてはならず、コストがかかってしまう。
【0005】
また、2つの操作部を有する場合は、使用者がそれぞれ使用しやすい操作部を選択して使うことが出来るが、操作中に誤って、他方の操作部のキーに触れてしまう等の意図しない誤操作を誘発してしまう可能性や、2つの操作部を同時に立ち上げていることにより電力を無駄に消費しまうという問題点があった。
【0006】
本発明の目的は、複数の操作部が少なくとも誤動作を誘発しないような画像形成装置及びその制御装置を提供することにある
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、複数の操作部と、前記複数の操作部のうち少なくとも1つの操作部を選択する選択手段と、前記複数の操作部のうち前記選択手段により選択されていない少なくとも1つの操作部による操作を無効にする制御手段とを備え、前記複数の操作部は、発光部を含むキー入力手段及びバックライト付きの液晶表示部をそれぞれ有し、前記制御手段は、前記選択手段による選択に関係なく、前記複数の操作部のすべての液晶表示部に対して同じ表示データを出力し、前記複数の操作部のうち前記選択手段により選択されていない少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段による操作を無効にすると共に、前記選択手段によって選択されていない少なくとも1つの操作部の各々における前記バックライトの点灯を禁止し、且つ、前記選択手段により選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段による操作を許容して、前記選択手段により選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記バックライトを点灯し、前記選択手段により選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段の発光部を点灯することを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の画像形成装置は、第1及び第2の操作部と、前記第1及び第2の操作部のうち少なくとも1つの操作部を選択する選択手段と、前記第1及び第2の操作部のうち前記選択手段により選択されていない操作部による操作を無効にする制御手段とを備え、前記第1及び第2の操作部は、発光部を含むキー入力手段及びバックライト付きの液晶表示部をそれぞれ有し、前記制御手段は、前記選択手段による選択に関係なく、前記第1及び第2の操作部のすべての液晶表示部に対して同じ表示データを出力し、前記第1及び第2の操作部のうち前記選択手段により選択されていない操部における前記キー入力手段による操作及び前記液晶表示部からの入力を無効にすると共に、前記選択手段によって選択されていない操部における前記バックライトの点灯を禁止し、且つ、前記選択手段により選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段による操作及び前記液晶表示部からの入力を許容して、前記選択手段により選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記バックライトを点灯し、前記選択手段により選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段の発光部を点灯することを特徴とする。
【0009】
上記目的を達成するために、請求項記載の画像形成装置の制御方法は、発光部を含むキー入力手段及びバックライト付きの液晶表示部をそれぞれ有する複数の操作部を含む画像形成装置の制御方法であって、前記複数の操作部のうち少なくとも1つの操作部を選択する選択ステップと、前記選択ステップにおける選択に関係なく、前記複数の操作部のすべての液晶表示部に対して同じ表示データを出力する出力ステップと、前記複数の操作部のうち前記選択ステップで選択されていない少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段による操作を無効にする無効ステップと、前記選択ステップで選択されていない少なくとも1つの操作部の各々における前記バックライトの点灯を禁止する禁止ステップと、前記選択ステップで選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段による操作を許容する許容ステップと、前記選択ステップで選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記バックライトを点灯するバックライト点灯ステップと、前記選択ステップで選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段の発光部を点灯する点灯ステップを備えることを特徴とする。
請求項記載の画像形成装置の制御方法は、発光部を含むキー入力装置及びバックライト付きの液晶表示部をそれぞれ有する第1及び第2の操作部を含む画像形成装置の制御方法であって、前記第1及び第2の操作部のうち少なくとも1つの操作部を選択する選択ステップと、前記選択ステップにおける選択に関係なく、前記第1及び第2の操作部のすべての液晶表示部に対して同じ表示データを出力する出力ステップと、前記第1及び第2の操作部のうち前記選択ステップで選択されていない操部における前記キー入力手段による操作及び前記液晶表示部からの入力を無効にする無効ステップと、前記選択ステップで選択されていない操部における前記バックライトの点灯を禁止する禁止ステップと、前記選択ステップで選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段による操作及び前記液晶表示部からの入力を許容する許容ステップと、前記選択ステップで選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記バックライトを点灯するバックライト点灯ステップと、前記選択ステップで選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力装置の発光部を点灯する点灯ステップを備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
[第1の実施形態]
図1は、本発明を適用した画像形成装置の外観図である。
【0012】
図1において、100はイメージスキャナ部であり、原稿画像を読み取り、デジタル信号処理を行う。また、200はプリンタ部であり、イメージスキャナ部100にて読み取られた原稿画像を用紙にフルカラーでプリント出力する。
【0013】
第1操作部300は、操作パネルにより構成され、装置上面に水平に設置され、複写部数等のプリント条件の設定、装置の操作を行うと共に、LCD表示部301に装置の諸情報を表示するユーザインタフェイスとして機能する。
【0014】
第2操作部400は、操作パネルにより構成され、装置側面に垂直に設置され、第1操作部300と同様の機能を有している。この第2操作部400は、外部から取り外し可能なインタフェイスケーブルでプリンタ部200と接続され、着脱自在に構成されている。
【0015】
第1操作部300と第2操作部400は、利用者が使用しやすい方の操作パネルを選択して使用できるように、操作部切替SW420で切替え可能となっている。
【0016】
図2は、イメージスキャナ部/プリンタ部の概略構成を示す断面図である。
【0017】
イメージスキャナ部100、プリンタ部200は、第1操作部300、又は第2操作部400で使用者が設定した情報(複写部数、カラー/白黒、画像加工等)に基づいて、画像読取、画像出力を行う。
【0018】
イメージキャナ部100において、原稿台ガラス(以下プラテン)203上の原稿204を原稿圧板202で押圧した状態で、ハロゲンランプ205の光で原稿204を照射する。原稿204からの反射光は、ミラー206,207に導かれ、レンズ208によりRGB3ラインセンサ型のCCD210上に結像される。レンズ208には、赤外カットフィルタ231が設けられている。
【0019】
CCD210は、原稿204からの光学像を色分解して、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)成分を読み取り、光電変換して信号処理部209に出力する。CCD210の各色成分の読取センサ列は、各々5000画素分の光電変換素子を有している。これにより、原稿台ガラス203に載置し得る最大の原稿サイズであるA3サイズの原稿の短手方向297mmを、400dpiの解像度で読み取ることができる。
【0020】
なお、ハロゲンランプ205とミラー206は速度Vで、ミラー207は速度1/2Vで、ラインセンサの電気的走査方向(以下、主走査方向という)に対して垂直方向(以下、副走査方向という)に機械的に動くことにより、原稿全面を露光走査する。
【0021】
211は標準白色板であり、CCD210にて読み取られたR,G,Bの各色のデータを補正するのに利用される。この標準白色板211は、可視光でほぼ均一の反射特性を示し、可視では白色を呈している。
【0022】
画像信号処理部209では、CCD210にて読み取られたRGBの画像データを、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の各色成分に分解し、プリンタ部202に転送する。また、イメージスキャナ部100における1回の原稿走査(スキャン)につき、M,C,Y,BKの内、1つの成分がプリンタ部200に送られ、計4回の原稿走査により1回のプリントアウトが完成する。
【0023】
画像信号処理部209からのM,C,Y,BKの画像データは、プリンタ部200内のレーザドライバ101に送られる。レーザドライバ101は、画信データに応じて、半導体レーザ102を変調駆動する。そのレーザ光は、ポリゴンモータ106で回転駆動されるポリゴンミラー103によって、感光ドラム105上の主走査方向に対応する方向にスキャンされ、f−θレンズ104、ミラー216を介して感光ドラム105に照射されて、静電潜像が形成される。
【0024】
現像器は、マゼンタ現像器219、シアン現像器220、イエロー現像器221、ブラック現像器222により構成され、これら4つの現像器が交互に感光ドラムに接し、感光ドラム105上に形成されたM,C,Y,BKの静電潜像を対応するトナーで現像する。
【0025】
108は転写ドラムであり、感光ドラム105とギアで接続され、感光ドラム105に追従して回転している。用紙カセット224又は225より給紙された用紙109を転写ドラム108に巻き付け、感光ドラム105上に現像されたトナー像を用紙に転写する。
【0026】
転写ドラム108内には、TOPセンサ110と転写ドラム108に追従して回転されるセンサ遮光フラグ111が設置されている。この遮光フラグ111がTOPセンサ110を遮光した時に発生するTOP信号は、転写ドラム108の回転位置基準信号となり、プリンタ部200は、この回転位置基準信号に同期してイメージスキャナ部100に対して画像出力を要求することにより、各色が必ず転写ドラム108上の所定の位置に形成され、各色の書出し位置を合わせることが出来る。
【0027】
このようにしてM,C,Y,BKの4色が順次転写された後に、用紙109は定着ユニット226を通過して排紙される。
【0028】
図3は、第1操作部300、図4は、第2操作部400の構成を示す平面図である。なお、第1操作部300と第2操作部400は基本的に同じ構成の操作パネルであり、共通な構成要素については、符号(番号)の1桁目と2桁目の数字を一致させて表記している。
【0029】
301、401はLCD表示部であり、装置の状態、複写ジョブの設定状態等を表示する。このLCD表示部301、401は、タッチパネルがLCDの上に付設されており、LCDに表示された画面上の選択領域をタッチすることにより詳細なジョブ設定、装置の基本設定等を行うことが可能となる。
【0030】
302、402は、節電モードキーであり、節電モードからの復帰、節電モードへの移行を指示するキー(キースイッチ、以下同様)である。節電モードとは、使用者がこのキースイッチをONしている間、若しくは予め設定されている所定の期間にわたって装置が使用されなかった場合に、消費電力を低減させるモードである。消費電力を低減する方法としては、定着器の温度調整温度を低くする、LCDのバックライトを消灯するなどの方法がある。この節電モードキー302,402は、内部にLEDを持っており、節電モード時にはこのLEDを点灯し通常のモード時にはLEDを消灯することにより、節電モードが設定されているか否かを使用者が認識できるようになっている。
【0031】
303、403は、センター移動キーであり、複写する画像が転写紙の中心に形成されるように自動的に画像の出力タイミングを制御させるためのキーである。このセンター移動キー303,403の内部にもLEDが付設されており、センター移動キー303,403がONがされている場合は当該LEDが点灯される。
【0032】
304、404は、原稿サイズ検知キーであり、この原稿サイズ検知キー304,404がONされていれば、複写ジョブ開始時にイメージスキャナ部100は原稿を一度スキャンすることにより自動的に原稿のサイズの認識を行う。この原稿サイズ検知キー304,404の内部にもLEDが付設されており、原稿サイズ検知キー304,404がONされている場合は当該LEDが点灯される。
【0033】
305、405は、黒色単色モードキーであり、この黒色単色キー305,405が選択されている場合は、M,C,Yの画像形成動作を行わずK(黒)のみの画像形成動作を行う。この原稿サイズ検知キー304,404の内部にもLEDが付設されており、原稿サイズ検知キー304,404がONがされている場合は当該LEDが点灯される。
【0034】
306、406は、フルカラーモードキーであり、このフルカラーモードキー306,406が選択されている場合は、M,C,Y,Kのフルカラー画像形成動作を行う。このフルカラーモードキー306,406の内部にもLEDが付設されており、フルカラーモードキー306,406がONされている場合は当該LEDが点灯される。
【0035】
307、407は、ACS(オートカラーセレクト)キーであり、このACSキー307,407が選択されている場合、複写ジョブ開始時にイメージスキャナ部100は、原稿を一度スキャンすることにより原稿画像データの色情報を読み取り、自動的にフルカラー画像形成/黒色単色画像形成の何れを行うかを判別する。このACSキー307,407の内部にもLEDが付設されており、ACSキー307,407がONされている場合は当該LEDが点灯される。
【0036】
308、408は、画面コントラスト調整ボリュームであり、このボリューム308,408を回すことによりLCD表示部301,401の画面のコントラストを調整することが出来る。309、409は、カウンタ確認キーであり、このカウンタ確認キー309,409を押すことにより、LCD表示部301、401に現在までの複写枚数(装置のトータルの動作カウント)が表示される。
【0037】
310、410は、リセットキーであり、このリセットキー310,410を押すことにより、ジョブ設定のクリア(初期化)を行うことが出来る。
【0038】
311、411は、ガイドキーであり、このガイドキー311,411が押されると、LCD表示部301、401に画像形成装置の操作方法を案内する画面が表示され、画面の案内に従ってタッチパネル上で選択操作を行うことで、所望の設定等を行うための操作方法を知ることが出来る。このガイドキー311,411の内部にもLEDが付設されており、ガイドキー311,411がONされている場合は当該LEDが点滅される。
【0039】
312、412はユーザモードキーであり、このユーザモードキー312,412が押されると、画像形成装置の基本仕様設定(節電モードに移行するタイマー時間設定等)を行う画面がLCD表示部301、401上に表示され、その画面に従ってタッチパネル上で選択操作を行うことで、所望の基本仕様を設定することが出来る。このユーザモードキー312,412の内部にもLEDが付設されており、ユーザモードキー312,412がONされている場合は当該LEDが点滅される。
【0040】
313、413は割込コピーキーであり、複写ジョブ中にこの割込キー313,413が押されると、現在動作中のジョブを一時中断して緊急なジョブを先に行うことが出来る。この割込キー313,413の内部にもLEDが付設されており、割込キー313,413がONされている場合は当該LEDが点灯される。
【0041】
314、414はID(暗証)キーであり、部門ごとの複写枚数を管理するため、部門ごとにID(暗証番号)を装置の基本仕様で設定した場合に使用される。IDが設定された場合は、LCD表示部301、401の画面はID入力待ち画面となり、使用者が正規のIDを入力してIDキー314,414を押すことで、操作可能状態の画面が表示される。
【0042】
316、416は、0〜9の置数キーであり、主に複写枚数等を数値入力する際に使用される。315、415は、クリアキーであり、置数キー316、416で設定したジョブの設定枚数をクリアする際に使用される。317、417はストップキーであり、このストップキー317,417を押すことにより、現在動作中の複写動作を停止させることが出来る。
【0043】
318、418は、スタートキーであり、このスタートキー318,418を押すことにより、イメージスキャナ部100、プリンタ部200は、複写動作を開始する。このスタートキー318,418の内部には、グリーン、オレンジの2種類のLEDが付設されており、複写設定可能状態時にはグリーンのLEDを点灯し、ペーパージャム、ジョブ処理中等の複写設定不可状態ではオレンジのLEDを点灯することにより、使用者に装置の状態を通知している。
【0044】
319、419は、パイロットランプであり、装置の電源がONされているとき点灯するよう制御される。420は、操作部選択SWであり、第2操作部にのみ設置されている。この操作部選択SW420の選択操作により、使用者が第1操作部300、第2操作部400のどちらを使用するかを選択することが出来る。
【0045】
図5は、第1操作部300と第2操作部400の切替制御を行う切替制御部のブロック図である。
【0046】
図5において、第1操作部300、第2操作部400、第1操作部300のLCD表示部301、第2操作部400のLCD表示部401は、図3,4に示したものである。また、第2操作部400内に設置された操作部切替SW420は、図4に示したものである。
【0047】
501は画像形成装置の動作を制御するメインCPU、502は上記LCD表示部301,401の表示を制御するLCDコントローラである。
【0048】
503はシリアル通信のRxdコマンドの送信元(受理元)を第1操作部CPU509側、第2操作部CPU510側の何れかに切替えるセレクタ、504はLCDのバックライトON信号の送信先を第1操作部のバックライト517、第2操作部バックライト518の何れかに切替えるセレクタである。
【0049】
507,508は、それぞれ第1,第2操作部のタッチパネル、509,510は、それぞれ第1,第2操作部の負荷を制御するCPU、511,512は、それぞれ第1,第2操作部のキーSW群(図3,4のテンキーや節電キー等)である。
【0050】
513,514は、それぞれ第1,第2操作部のブザーであり、必要に応じて警告音等を鳴らせるようになっている。515,516は、LED群(図3、図4の節電キー、ACSキー等の内部に付設されているLEDや、パイロットランプ)であり、517,518は、それぞれ第1,第2操作部のLCDバックライトである。
【0051】
次に、図5に示した第1操作部CPU509、第2操作部CPU510の制御動作を、図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、第1操作部CPU509と第2操作部CPU510の制御動作は、ほぼ同一なので、ここでは、第1操作部CPU509の動作を例にして説明する。
【0052】
まず、第1操作部CPU509は、キーSW群511からのキー操作信号、又はタッチパネル507からのタッチパネル操作信号が入力されたか否かを判断する(ステップS61)。その結果、上記操作信号が入力されなかった場合は、後述するステップS63に進む。
【0053】
一方、キー操作信号、又はタッチパネル507からのタッチパネル操作信号が入力された場合は、入力された信号をシリアル信号にコード化して、メインCPU501にRxd1信号として送信して(ステップS62)、ステップS63に進む。
【0054】
ステップS63では、メインCPU501からTxd信号としてのLEDON、若しくはブザーONのシリアルコマンドを受け取ったか否かを判断する。その結果、上記シリアルコマンドを受け取った場合は、第1操作部CPU509は、そのコマンドに従って、LEDON信号、ブザーON信号の状態(High/Low)を反転して(ステップS64)、ステップS61に戻り、以上の処理を繰り返す。
【0055】
次に、メインCPU501の制御動作を、図7のフローチャートに基づいて説明する。
【0056】
メインCPU501は、操作部CPU(第2操作部CPU510、第1操作部CPU509のどちらでも良い。)からのRxd信号でキー入力データが送信されて来たか否かを判断する(ステップS71)。
【0057】
その結果、キー入力データが送信されて来ない場合は、後述のステップS73に進む。一方、キー入力データが送信されて来た場合は、そのキー入力データに応じた処理、例えば、複写動作を開始する、或いは停止する等の処理を行い(ステップS72)、ステップS73に進む。
【0058】
ステップS73では、LED・ON状態、ブザーON状態を変更する必要があるか否かを判断する。その結果、変更する必要が無ければ、後述するステップS75に進む。一方、変更する必要が有れば、LED・ON、ブザーONのデータをシリアルデータにコード化して、操作部CPU509,510にTxd信号として送信する(ステップS74)。
【0059】
ここで、LED・ON状態や、ブザーONの状態の変更は、キー入力によって行われる場合と、装置の状態の変化(例えばペーパージャム時や、オート節電モード移行等)によって行われる場合の2通りが有る。このTxd信号は、第1操作部300、第2操作部400に対して常にパラレルで供給されるため、メインCPU501からのLED・ON、ブザーオンの情報に応じて、第1操作部300、第2操作部400のLED群515、516、ブザー513、514が同時に制御されることになる。
【0060】
次に、メインCPU501は、LCD表示データを変更する必要があるか否かを判断し(ステップS75)、変更する必要が無ければ、後述のステップS77に進み、変更する必要が有れば、LCDコントローラ502に対して、変更後の表示データを設定する(ステップS76)。
【0061】
この場合、表示データは、LCDコントローラ502から第1操作部300、第2操作部400に対して常にパラレルで供給されるため、メインCPU501がLCDコントローラ502に設定した表示データに応じて、第1操作部300,第2操作部400のLCD表示部301,401の画面が常に同時に制御されることになる。
【0062】
次に、メインCPU501は、バックライトの点灯状態を変更する必要があるかを判断し(ステップS77)、変更する必要が無ければ、ステップS71に戻り、同様の処理を繰り返す。一方、変更する必要が有れば、バックライトON信号を変更して(ステップS78)、ステップS71に戻り、同様の処理を繰り返す。
【0063】
ここで、表示データの変更や、バックライトの点灯状態の変更も、キー入力によって行われる場合と、装置の状態の変化(例えばペーパージャム時や、オート節電モード移行等)によって行われる場合の2通りがある。
【0064】
図8は、切替回路、すなわち、図5に示したセレクタ50,504の詳細な構成を示す回路図である。
【0065】
セレクタ503は、第2操作部400上に設置されている操作部選択SW420からの切替信号(SEL信号)に応じて、A、Bの各端子に入力された信号を選択してY端子に出力するセレクタである。
【0066】
また、セレクタ504は、第2操作部400上に設置されている操作部選択SW420からの切替信号(SEL信号)に応じて、A端子に入力された信号をY0端子、Y1端子のどちらかに出力するセレクタである。
【0067】
このセレクタ503により、Rxd信号の入力経路を、第1操作部300側(Rxd1信号)、第2操作部400側(Rxd2信号)の何れかに切替える。また、セレクタ504により、バックライトON信号の出力経路を、第1操作部300側(バックライトON1信号)、第2操作部400側(バックライトON2信号)の何れかに切替える。
【0068】
図8に示したように、操作部切替SW420は、切替信号(SEL信号)ラインをGNDと接続するか、オープン状態にするかを切替えるようになっている。
【0069】
SEL信号ラインは、電源電圧にプルアップされたプルアップ抵抗R805に接続されているため、SEL信号は、操作部切替SW420がGNDに接続されていれば「L」、オープン状態であれば「H」に確定される。抵抗806、コンデンサ807は、ローパスフィルタを構成し、操作部切替SW420の切替時に発生するチャタリングを除去している。
【0070】
セレクタ504は、バッファ801とバッファ802で構成されている。バッファ801,802は、イネーブル端子を持っており、バッファ801はイネーブル端子が「H」で出力イネーブル、イネーブル端子が「L」で出力ディスイネーブル(Hiz)となり、バッファ802はイネーブル端子が「L」で出力イネーブル、イネーブル端子が「H」で出力ディスイネーブル(Hiz)となる。これらイネーブル端子は、それぞれセレクタ504のS端子に接続され、このS端子は、操作部切替SW420からのSEL信号ラインに接続されている。
【0071】
また、808、809は、プルダウン抵抗であり、それぞれバックライトON1信号、バックライトON2信号をプルダウンしている。これにより、バッファ801、若しくは802がディスイネーブルとなり出力がHiZ状態になったときの出力信号レベルを、「L」に固定することが出来る。
【0072】
セレクタ503もセレクタ504と同様に構成されている。すなわち、セレクタ503は、バッファ803とバッファ804で構成されている。バッファ803,804は、イネーブル端子を持っており、バッファ803はイネーブル端子が「H」で出力イネーブル、イネーブル端子が「L」で出力ディスイネーブル(Hiz)となり、バッファ804はイネーブル端子が「L」で出力イネーブル、イネーブル端子が「H」で出力ディスイネーブル(Hiz)となる。これらイネーブル端子は、それぞれセレクタ503のS端子に接続され、このS端子は、操作部切替SW420からのSEL信号ラインに接続されている。
【0073】
次に、セレクタ503の動作を説明する。図8に示すように、バッファ803、804の入力端子は、それぞれセレクタ503の入力端子A,Bに接続されており、入力端子Aは第1操作部CPU509からのRxd1信号ラインに、入力端子Bは第2操作部CPU510からのRxd2信号ラインに、それぞれ接続されている。バッファ803,804の出力は、共にセレクタ503のY端子に接続され、このY端子は、メインCPU501へのRxd信号ラインに接続されている。
【0074】
従って、SEL信号が「H」であれば、バッファ803はイネーブル、バッファ804はディスイネーブルとなり、図9に示すように、第1操作部CPU509からのRxd1信号がRxd信号ラインに出力され、一方、第2操作部CPU510からのRxd2信号は出力されないことになり、メインCPU501へのRxd信号としては、Rxd2信号の出力は無効とされ、Rxd1信号のみ有効となる。反対にSEL信号が「L」の場合は、メインCPU501へのRxd信号としては、Rxd1信号の出力は無効とされ、Rxd2信号のみ有効となる(図9参照)。
【0075】
換言すれば、操作部切替SW420がONされてSEL信号が「H」になった場合は、第1操作部300のキー操作や、タッチパネル操作に伴うRxd1信号がメインCPU501に通知されて第1操作部300の上記操作が許可され、第2操作部400のキー操作や、タッチパネル操作に伴うRxd2信号はメインCPU501に通知されず第2操作部400の上記操作が禁止されることとなる。
【0076】
逆に、操作部切替SW420がOFFされてSEL信号が「L」になった場合は、第2操作部400のキー操作や、タッチパネル操作に伴うRxd2信号がメインCPU501に通知されて第2操作部400の上記操作が許可され、第1操作部300のキー操作や、タッチパネル操作に伴うRxd1信号はメインCPU501に通知されず第1操作部300の上記操作が禁止されることとなる。
【0077】
次に、セレクタ504の動作を説明する。図8に示すように、バッファ801,802の入力端子は、共にセレクタ504の入力端子Aに接続されており、入力端子AはメインCPU501のバックライトON信号ラインに接続されている。
【0078】
バッファ801の出力端子は、セレクタ504のY0端子に接続され、Y0端子は、第1操作部CPU509へのバックライトON1信号ラインに接続されており、バッファ802の出力端子は、セレクタ504のY1端子に接続され、Y1端子は、第2操作部CPU510へのバックライトON2信号ラインに接続されている。
【0079】
従って、SEL信号が「H」であれば、バッファ801はイネーブル、バッファ802はディスイネーブルとなり、図9に示すように、バックライトON1信号ラインにバックライトON信号が出力され、一方、バックライトON2信号は「L」に固定される。
【0080】
本実施形態では、バックライトON信号が「H」でバックライト点灯としているため、SEL信号が「H」であり第1操作部300が選択されていれば、バックライトON信号が「H」の場合には、選択されている第1操作部300のバックライド517は点灯されるが、選択されていない第2操作部400のバックライト518は消灯されることになる。
【0081】
逆に、SEL信号が「L」であり第2操作部400が選択されていれば、バックライトON信号が「H」の場合には、選択されている第2操作部400のバックライド518は点灯されるが、選択されていない第2操作部400のバックライト517は消灯されることになる。
【0082】
このようにして、操作部切替SW420を切替えることにより、図9のタイミングチャートに示すように、SEL信号=Hの時は、第1操作部300からのRxd1信号がRxd信号としてメインCPU501に出力され、メインCPU501からのバックライトON信号は、第1操作部300へのバックライトON1信号としてのみ出力されるので、第1操作部300のキー操作、タッチパネル操作、バックライト制御が有効となり、第2操作部400のキー操作、タッチパネル操作、バックライト制御は無効となる。
【0083】
逆に、SEL信号=Lの時は、第2操作部400からのRxd2信号がRxd信号としてメインCPU501に出力され、メインCPU501からのバックライトON信号は、第2操作部400へのバックライトON2信号としてのみ出力されるので、第2操作部400のキー操作、タッチパネル操作、バックライト制御が有効となり、第1操作部300のキー操作、タッチパネル操作、バックライト制御は無効となる。
【0084】
なお、第2操作部400を取外した場合には、操作部切替SW420がオープン(ON)となり、SEL信号は抵抗805によってプルアップされているため「H」に確定され、第1操作部300が選択されて有効となる。
【0085】
以上の制御を行うことにより、操作部切替SW420の切替えにより、選択されていない操作部のキー入力、タッチパネル入力、及びバックライト制御を無効処理している。
【0086】
なお、このように、選択されていない操作部でキーSW群のキーをON操作しても、そのキー操作は無効処理されるが、選択されている操作部でキーSW群のきーをON操作すると、そのキー操作は有効処理され、その結果、LED点灯信号(Txd信号)は、両方の操作部に送信されるため、選択されている操作部の対応するLEDだけでなく、選択されていない操作部の対応するLEDも点灯される。ただし、バックライトは、上記のように、選択されている操作部だけが点灯される。また、LCD表示部301,401に対する表示データは、LCDコントローラ502により、操作部の選択状態とは無関係に常に両方の操作部に送信されている。
【0087】
従って、如何なるタイミングで操作部切替SW420が切替えられても、表示データ、LED点灯信号を再送信することなく同じ画面、LED点灯状態を保持できるので、操作部切替SW420を切替えても、一方の操作部を操作した結果を他方の操作部で確認することが出来る。また、操作部切替SW420を切替えても、一方の操作部で途中まで操作していた内容を他方の操作部で引き継いで操作を続けることも可能である。
【0088】
このように構成したのは、消費電力を低減するには、消費電力の大きなバックライトを制御するだけで十分であり、むしろ上記のような利便性を追求する方が、多くのユーザにとって好ましいと考えたからである。
【0089】
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、各操作部300,400にCPUを設置してメインCPU501と送受信を行い制御していたが、各操作部ユニットの負荷をメインCPUが直接制御することによって、操作部上のCPUを削除することが可能である。
【0090】
図10において、メインCPU501は、操作部上に設置してある各負荷に対応した入力、出力ポートを独立に持っている。なお、図10では、これら各負荷に対応する各入出力ポートは、図示省略している。
【0091】
また、図10に示した入力信号1,2の信号ライン、入力信号ライン、及び出力信号ラインはバスにより構成され、これら入力信号1,2の信号、入力信号、及び出力信号は、パラレル信号として入出力される。
【0092】
また、各操作部300,400のバックライトの制御は、第1の実施形態と同様にメインCPU501が直接行っており、LCD表示部301,401への表示データも、第1の実施形態と同様に、LCDコントローラ502により、操作部の選択状態とは無関係に常に両方の操作部に送信している。
【0093】
メインCPU501の出力信号は、第1,第2操作部300,400上の、LED群515,516、ブザー513,514の各負荷に対して共通に送られており、例えば、メインCPU501が、操作部のACSキーのLEDをONする場合は、対応する出力ポートをONすることで、第1操作部300、第2操作部400上のACSキー307,407のLEDが同時に点灯することになる。
【0094】
また、メインCPU501への入力信号は、セレクタ503により操作部SW420からのSEL信号に従って入力信号1ライン、又は入力信号2ラインを選択することにより、第1,第2操作部300,400上のキーSW群512,511、タッチパネル507,508の各負荷から送られてきたパラレル信号を選択し、メインCPU501の入力ポートに入力する。
【0095】
こうすることにより、メインCPU501は、選択された操作部側のキー入力、タッチパネル入力のみをポート入力として得ることができ、ポート出力は第1,第2操作部300,400に常に共通に出力されるため、第1,第2操作部300,400にCPUを設けなくても、第1の実施形態と同様の効果を得ることが出来る。
【0096】
[第3の実施形態]
第1,第2の実施形態では、操作部の切替処理をハードウエアで行っていたが、本実施形態では、ソフトウエアで実現している。
【0097】
図11において、メインCPU501は、第1操作部CPU509、第2操作部CPU510と、それぞれ独立に通信できるように、Txd信号の出力ポート、Rxd信号の入力ポートを、それぞれ2つずつ持っている。また、バックライトON信号の出力ポートも、同様に2つ持っている。
【0098】
操作部選択SW420からのSEL信号は、メインCPU501の入力ポートに直接入力される。
【0099】
図12のフローチャートにおいて、メインCPU501は、まず、入力されたSEL信号が「H」であるかを判断する(ステップS121)。その結果、SEL信号が「H」であれば、第1操作部300が選択されているものと認識し、第2操作部400からのRxd2信号を無効処理し、第2操作部400へのバックライトON2信号をOFFとすることにより、第2操作部400のキー操作、タッチパネル操作を禁止し、バックライト518を消灯する(ステップS122)。
【0100】
次に、第1操作部300からのRxd1信号の入力を有効処理し、バックライトON1信号の制御を開始することにより、第1操作部300のキー操作、タッチパネル操作を許可し、バックライトの点灯制御を行い(ステップS123)、ステップS121に戻る。
【0101】
一方、SEL信号が「L」であれば、第2操作部400が選択されているものと認識し、第1操作部300からのRxd1信号を無効処理し、第1操作部300へのバックライトON1信号をOFFとすることにより、第1操作部300のキー操作、タッチパネル操作を禁止し、バックライト517を消灯する(ステップS124)。
【0102】
次に、第2操作部400からのRxd2信号の入力を有効処理し、バックライトON2信号の制御を開始することにより、第2操作部400のキー操作、タッチパネル操作を許可し、バックライトの点灯制御を行い(ステップS125)、ステップS121に戻る。
【0103】
このようにして、操作部の切替処理をソフトウエアで行うことが出来る。
【0104】
なお、本実施形態では、LEDを点灯させるためのTxd1信号、Txd2信号の出力処理については、第1の実施形態と同様に、操作部の選択とは無関係に両方の操作部にTxd1信号又はTxd2信号を出力しても、或いは、選択された操作部に対してだけTxd1信号又はTxd2信号を出力してもよい。
【0105】
このように、選択された操作部に対してだけTxd1信号又はTxd2信号を出力した場合は、選択されている操作部の対応するLEDだけが点灯され、選択されていない操作部の対応するLEDは点灯されないので、より一層、消費電力を低減することができる。
【0106】
以上説明したように、上記実施形態によれば、2つの操作部を切替SWにより切替えて選択し、選択されていない操作部のキー入力を禁止することで、使用者の意図しない誤操作を防ぐことが可能となる。また、選択されていない操作部のバックライトをOFFすることにより、消費電力を低減することが可能となる。
【0107】
さらに、キーに付設されたLEDのONデータ、液晶表示データ等は、操作部の選択とは無関係に2つの操作部に対して送信しておくことにより、任意のタイミングで操作部を切替えても、一方の操作部を操作した結果を他方の操作部で確認したり、一方の操作部で途中まで操作していた内容を他方の操作部で引き継いで操作を続けることができる。
【0108】
さらに、一方の操作部を取外した場合には、自動的に残った操作部が選択されるため、2つ操作部を必要としない使用者、必要とする使用者のどちらに対しても簡単に操作部を追加、取外しが可能となる。
【0109】
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されることなく、例えば、操作部切替用のスイッチとして、トライステートスイッチを使用することにより、第1操作部、又は第2の操作部の何れか一方の操作を有効処理するだけでなく、従来のように、双方の操作を共に有効処理することも可能である。
【0110】
また、操作部が上記LCD表示部及びバックライトの代わりにCRTディスプレイ装置を有している場合にも適用することが可能である。この場合には、バックライトを点灯/消灯する代わりに、CRTディスプレイ装置への電源供給をON/OFFすればよい。さらに、3つ以上の操作部を有する画像形成装置に適用することも可能である。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の操作部を設けても少なくとも誤操作を誘発しないようにすることが可能となる。また、複数の液晶表示部に同じ表示データを表示するので、1つの操作部を操作した結果を別の操作部で確認すること、及び1つの操作部で途中まで操作していた内容を別の操作部で引き継いで操作を続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置の斜視図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【図3】図1に示した画像形成装置における第1操作部の平面図である。
【図4】図1に示した画像形成装置における第2操作部の平面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る操作部切替制御部のブロック図である。
【図6】図5に示した操作部切替制御部の操作部CPUの動作を示すフローチャートである。
【図7】図5に示した操作部切替制御部のメインCPUの動作を示すフローチャートである。
【図8】図5に示した操作部切替制御部のセレクタの回路図である。
【図9】上記セレクタの切替動作を示すタイミングチャートである。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る操作部切替制御部のブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係る操作部切替制御部のブロック図である。
【図12】図11に示した操作部切替制御部のメインCPUの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
300:第1操作部
301,401:LCD表示部
400:第2操作部
420:操作部切替SW
501:メインCPU
502:LCDコントローラ
503,504:セレクタ
507,508:タッチパネル
509:第1操作部CPU
510:第2操作部CPU
511,512:キーSW群
513,514:ブザー
515,516:LED群

Claims (5)

  1. 複数の操作部と、前記複数の操作部のうち少なくとも1つの操作部を選択する選択手段と、前記複数の操作部のうち前記選択手段により選択されていない少なくとも1つの操作部による操作を無効にする制御手段とを備え、
    前記複数の操作部は、発光部を含むキー入力手段及びバックライト付きの液晶表示部をそれぞれ有し、前記制御手段は、前記選択手段による選択に関係なく、前記複数の操作部のすべての液晶表示部に対して同じ表示データを出力し、前記複数の操作部のうち前記選択手段により選択されていない少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段による操作を無効にすると共に、前記選択手段によって選択されていない少なくとも1つの操作部の各々における前記バックライトの点灯を禁止し、且つ、前記選択手段により選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段による操作を許容して、前記選択手段により選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記バックライトを点灯し、前記選択手段により選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段の発光部を点灯することを特徴とする画像形成装置。
  2. 第1及び第2の操作部と、前記第1及び第2の操作部のうち少なくとも1つの操作部を選択する選択手段と、前記第1及び第2の操作部のうち前記選択手段により選択されていない操作部による操作を無効にする制御手段とを備え、
    前記第1及び第2の操作部は、発光部を含むキー入力手段及びバックライト付きの液晶表示部をそれぞれ有し、前記制御手段は、前記選択手段による選択に関係なく、前記第1及び第2の操作部のすべての液晶表示部に対して同じ表示データを出力し、前記第1及び第2の操作部のうち前記選択手段により選択されていない操部における前記キー入力手段による操作及び前記液晶表示部からの入力を無効にすると共に、前記選択手段によって選択されていない操部における前記バックライトの点灯を禁止し、且つ、前記選択手段により選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段による操作及び前記液晶表示部からの入力を許容して、前記選択手段により選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記バックライトを点灯し、前記選択手段により選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段の発光部を点灯することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記第2の操作部は取り外し自在に構成され、前記選択手段は前記第2の操作部が取り外された場合は前記第1の操作部を選択することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 発光部を含むキー入力手段及びバックライト付きの液晶表示部をそれぞれ有する複数の操作部を含む画像形成装置の制御方法であって、
    前記複数の操作部のうち少なくとも1つの操作部を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにおける選択に関係なく、前記複数の操作部のすべての液晶表示部に対して同じ表示データを出力する出力ステップと、
    前記複数の操作部のうち前記選択ステップで選択されていない少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段による操作を無効にする無効ステップと、
    前記選択ステップで選択されていない少なくとも1つの操作部の各々における前記バックライトの点灯を禁止する禁止ステップと、
    前記選択ステップで選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段による操作を許容する許容ステップと、
    前記選択ステップで選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記バックライトを点灯するバックライト点灯ステップと、
    前記選択ステップで選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段の発光部を点灯する点灯ステップを備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  5. 発光部を含むキー入力装置及びバックライト付きの液晶表示部をそれぞれ有する第1及び第2の操作部を含む画像形成装置の制御方法であって、
    前記第1及び第2の操作部のうち少なくとも1つの操作部を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにおける選択に関係なく、前記第1及び第2の操作部のすべての液晶表示部に対して同じ表示データを出力する出力ステップと、
    前記第1及び第2の操作部のうち前記選択ステップで選択されていない操部における前記キー入力手段による操作及び前記液晶表示部からの入力を無効にする無効ステップと、
    前記選択ステップで選択されていない操部における前記バックライトの点灯を禁止する禁止ステップと、
    前記選択ステップで選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力手段による操作及び前記液晶表示部からの入力を許容する許容ステップと、
    前記選択ステップで選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記バックライトを点灯するバックライト点灯ステップと、
    前記選択ステップで選択された少なくとも1つの操作部の各々における前記キー入力装置の発光部を点灯する点灯ステップを備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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