JP2000267509A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000267509A
JP2000267509A JP11071335A JP7133599A JP2000267509A JP 2000267509 A JP2000267509 A JP 2000267509A JP 11071335 A JP11071335 A JP 11071335A JP 7133599 A JP7133599 A JP 7133599A JP 2000267509 A JP2000267509 A JP 2000267509A
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JP11071335A
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English (en)
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Masami Toyama
雅美 遠山
Tomokazu Kato
知和 加藤
Tatsuya Tanigawa
達也 谷川
Hiroshi Yamada
浩史 山田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの必要とする動作モードを優先的に設
定でき,所望する画像を確実に得ることのできる画像形
成装置を提供すること。 【解決手段】 ユーザが動作モードを選択したときに,
選択モードとその時点での有効モードとの間の背反関係
の有無を判断し,背反関係があった場合にはその衝突モ
ードが初期モードとユーザモードのいずれであるかを判
断し,衝突モードが初期モードであるとき,更新プログ
ラムは衝突モードを無効化して選択モードを有効化す
る。一方,衝突モードがユーザモードであるときには,
選択モードを拒絶し,ユーザモードをそのまま有効モー
ドとして維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,複写機その他の画
像形成装置に関する。さらに詳細には,画像形成装置の
有する複数の動作を,ユーザが選択して設定することの
できる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の画像形成装置は多くの画像形成動
作モード(以下,動作モードと称する)を備えており,
ユーザの望む多様かつ複雑な複写画像を得ることが可能
になっている。この動作モードとは,画像形成を行うた
めのある一つの機能を実行させる状態を意味するもので
ある。例えば,A3サイズの複写を行うときは「A3」
モードが実行される状態であり,また原稿や複写用紙の
サイズにかかわらず等倍で複写を行うときは「等倍」モ
ードが実行される状態である。
【0003】そして,これらの動作モードのいくつか
は,装置の電源入力時やリセット時の初期状態として設
定されている(以下,これらを初期モードと称する)。
従って,通常,ユーザは,初期モードによって所望の複
写画像が得られる場合には,単に画像形成動作を実行さ
せるだけで良い。一方,初期モードでは所望の複写画像
が得られない場合には,初期モードとは異なる画像形成
モードを選択し,その後に画像形成動作を実行させるこ
ととなる。
【0004】ところが,複数の動作モードを備えている
と,これらの中には同時設定が不可能な動作モードも存
在する。例えば上記した「A3」モードと同時に「A
4」モードを実行することはできない。さらに,同時設
定できない動作モードの組み合わせには,そのことがユ
ーザに必ずしも知られていないいものもある。例えば,
「ブック原稿」モードと「APS(Auto pape
r select:自動用紙選択)」モードとがそうで
ある。この場合にはユーザがその両方を選択しようとす
ることもある。このような場合のために,予め装置側で
動作モードの優先順位が決められており,同時設定が不
可能な動作モードが選択された場合には,優先順位の高
い動作モードが受け付けられるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,前記し
た従来の装置においては,予め動作モードの優先順位が
決められているために以下のような不具合が発生する場
合があった。すなわち,ユーザが選択しようとした動作
モードが,すでに選択されている動作モードに対して同
時設定が不可能でありかつ優先順位が低いと,その動作
モードが受け付けられない。この場合ユーザは,障害と
なっている動作モードを解除する操作を別途行わない限
り,所望の複写画像を得ることができない。逆に,ユー
ザが選択しようとした動作モードが,すでに選択されて
いる動作モードに対して同時設定が不可能であり且つ優
先順位が高いと,既に選択されているモードが勝手に解
除されてしまう。このため,ユーザの望まぬ画像形成が
行われる場合があった。
【0006】本発明は,前記した従来の画像形成装置が
有する問題点を解決するためになされたものである。す
なわちその課題とするところは,ユーザの必要とする動
作モードを優先的に設定でき,所望する画像を確実に得
ることのできる画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題の解決を目的と
してなされた本発明の画像形成装置は,複数の動作モー
ドを記憶するモード記憶手段と,動作モードの同時に使
用できない背反関係を記憶する背反モード記憶手段と,
動作モードのうち画像形成に使用するものを選択する選
択手段と,動作モードのうち所定の初期モードを設定す
る初期設定手段と,選択手段により動作モードが新たに
選択されたときに,背反モード記憶手段を参照して,新
たに選択された動作モードと選択前に設定されていた動
作モードとの間の背反関係の有無を判断する第1判断手
段と,第1判断手段により背反関係があると判断された
ときに,選択前に設定されていた背反関係にある動作モ
ードが,初期設定手段で設定されたものと選択手段によ
り先に選択されたものとのいずれであるかを判断する第
2判断手段と,第2判断手段により,選択前に設定され
ていた背反関係にある動作モードのすべてが初期設定手
段で設定されたものであると判断された場合には,選択
手段により新たに選択された動作モードを設定する選択
設定手段とを有している。
【0008】この画像形成装置によれば,選択手段によ
り新たに動作モードが選択されたときに,第1判断手段
は,背反モード記憶手段を参照して,新たに選択された
動作モードと選択前に設定されていた動作モードとの間
の背反関係の有無を判断する。ここで背反関係があると
判断された場合には,第2判断手段が,選択前に設定さ
れていた背反関係にある動作モードが,初期設定手段で
設定されたものと選択手段により先に選択されたものと
のいずれであるかを判断する。その結果,選択前に設定
されていた背反関係にある動作モードのすべてが初期設
定手段で設定されたものであった場合には,選択設定手
段は,選択手段により新たに選択された動作モードを設
定する。このとき,必要があれば,選択前に設定されて
いた背反関係にある動作モードの設定が解除される。従
って,ユーザの意志に基づく動作モードを優先的に設定
することができる。
【0009】さらに,この画像形成装置では,第2判断
手段により,選択前に設定されていた背反関係にある動
作モードの少なくとも1つが選択手段により先に選択さ
れたものであると判断された場合に,選択手段により新
たに選択された動作モードの設定を禁止する禁止手段を
有することが望ましい。
【0010】この画像形成装置では,第2判断手段によ
り判断される結果に基づいて,選択前に設定されていた
背反関係にある動作モードに一つでも選択手段により先
に選択されたものが含まれている場合には,禁止手段
が,選択手段により新たに選択された動作モードの設定
を禁止する。すなわち,選択前に設定されていた背反関
係にある動作モードが設定された状態であり続ける。ユ
ーザが複数の動作モードを選択するときには通常,重要
度が高いと考えているものを先に選択すると考えられる
からである。従って,ユーザが必要として先に設定した
動作モードが勝手に解除されることがなく,所望する画
像を確実に提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置を具
体化した実施の形態について図面に基づいて詳細に説明
する。本実施の形態は,本発明を電子写真方式の複写機
として具現化したものである。図1は本実施の形態に係
る複写機1の概略構成を示している。
【0012】この複写機1は、イメージリーダー部IR
とページプリンタ部PRTとオペレーションパネル部O
Pから構成されている。そして,イメージリーダー部I
Rから転送された画像データと,オペレーションパネル
部OPから入力された画像形成動作指示信号とに基づ
き,ページプリンタ部PRTが電子写真プロセスにより
原稿の画像をプリントするようになっている。
【0013】イメージリーダー部IRは,原稿ガラス1
0上にセットされる原稿の画像による反射光を検出しこ
れを光電変換して,原稿の画像に対応した画像データを
出力する画像読み取り部2と,種々のデータ処理を行う
画像処理部3等を有している。なお,画像読み取り部2
には,読み込んだ画像データを一時的に記憶するメモリ
部9が備わっている。また,イメージリーダ部IRの上
部には原稿を押さえる原稿カバー11が装着されてい
る。
【0014】また,オペレーションパネルOPは,所望
する動作モードをユーザ自身が設定するためのものであ
る。図2に示すオペレーションパネルOPは種々の動作
モードの入力に対応するとともにユーザへのメッセージ
を表示するためのタッチパネル50と,主に複写枚数を
入力するためのテンキー部51と,画像形成動作をスタ
ートさせるためのスタートボタン52と,画像形成動作
をストップさせるためのストップボタン53と,ユーザ
の入力した設定を解除して初期モードに戻すためのリセ
ットボタン54とを備えている。
【0015】一方,ページプリンタ部PRTは,光学走
査部4と画像プロセス部5と搬送部6とを有している。
そして光学走査部4には,画像プロセス部5の感光体ド
ラム30にレーザ光を照射するためのポリゴンミラー2
1および反射ミラー22が備わっている。画像プロセス
部5には,感光体ドラム30と,帯電チャージャ31
と,現像器32Y,32C,32M,32Kと,転写チ
ャージャ33を有する転写ドラム34と,クリーニング
器35とが備わっている。搬送部6には,印刷用紙を積
載して収容する用紙カセット41と,用紙カセット41
または手差しトレイ42から供給される記録体を搬送す
るための各種ローラと,定着器40と,複写が完了して
機外に排出された記録体を収容する排紙トレイ43とが
備わっている。
【0016】続いて,このような機械的構成を有する複
写機1における,コピーを行うときの動作を説明する。
この複写機1では,初期モードあるいはオペレーション
パネル部OPで設定された動作モードに基づいて,イエ
ロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック
(K)の再現色の順に以下の処理が行われる。まず,イ
エロー(Y)の処理について説明する。
【0017】最初に,画像読取部2が原稿のイエロー
(Y)に対応する画像データを読み取る。また,図1中
矢印方向に回転している感光体ドラム30の表面が,帯
電チャージャ31により一様に帯電させられる。そし
て,後述するレーザ制御部69(図3参照)に対して,
画像読取部2が読み込んだ画像データが入力される。こ
れに同期して,レーザ光が変調発光されて,このレーザ
光がポリゴンミラー21により主走査方向に走査され
る。さらにレーザ光は,反射ミラー22により反射され
て感光体ドラム30に入射する。これにより,感光体ド
ラム30上にイエロー(Y)の再現色に対応する静電潜
像が形成される。この静電潜像は,現像器32Yにより
現像されてトナー像となる。このトナー像は,感光体ド
ラム30に対向して配置された転写チャージャ33によ
り,用紙カセット41または手差しトレイ42から供給
された印刷用紙上に転写される。
【0018】次いで,シアン(C),マゼンタ(M),
ブラック(K)についての処理が同様に行われる。これ
らの処理により,4色のトナー像が記録体上に重ねて転
写された状態となる。その後,このトナー像が転写され
た記録体は,定着器40において加熱および加圧され
る。これによりトナーが溶融し,トナー像が記録体上に
定着されて,フルカラー画像とされる。そして,画像定
着後の記録体は機外に排出され,排紙トレイ43に収容
される。これで1枚分のコピーが終了する。
【0019】ここで,このようなコピー動作等を制御す
る複写機1の制御系について説明する。複写機の制御回
路は,図3のブロック図に示すように,統括制御部64
を中心にして構成されている。統括制御部64は,公知
のCPUを中心に,ROM,RAM等を組み合わせて構
成されたマイコンである。統括制御部64に組み込まれ
たROMには,複写機1の制御を実行するために必要な
種々のプログラム類や,参照データ類等が予め準備され
て格納されている。また,RAMには,演算処理の実行
中に現れる数値等を一時的に記憶するとともに,必要に
応じて随時読み出すための各種バッファが設けられてい
る。
【0020】統括制御部64の入出力ポートには,画像
読取部2の動作を制御するIR制御部61と,感光体ド
ラム30や定着器40等の駆動および停止を行う駆動制
御部65と,記録体の供給を制御する搬送制御部66
と,ポリゴンミラー21による走査を制御するスキャナ
制御部67と,感光体ドラム30への帯電,現像バイア
ス,転写バイアスの印加などの高電圧を制御する高圧制
御部68と,レーザ光の変調制御を行うレーザ制御部6
9とが接続されている。また,統括制御部64には,本
発明にかかわる部分であり,後に詳細に説明するが,コ
ントローラ62を介してオペレーションパネルOPから
の信号が入力されるようになっている。
【0021】統括制御部64に組み込まれたROMに
は,複写機1の制御を実行するために必要な種々のプロ
グラム類や,参照データ類等が予め準備されて格納され
ている。この中に本発明の特徴部分にかかわるプログラ
ム類や参照データも格納されている。具体的には,複数
の動作モードを記憶したモード記憶プログラム,動作モ
ードの同時に使用できない背反関係を記憶した背反モー
ド参照データ,あらかじめ定められた初期モードを有効
化する初期モード設定プログラム,ユーザの選択した動
作モード(選択モード)とその時点で有効化されている
動作モード(有効モード)との間の背反関係の有無を判
断する背反判断プログラム,背反判断プログラムにより
背反関係ありと判断された有効モード(衝突モード)が
初期モードかあるいはユーザの選択により有効化された
もの(ユーザモード)とのいずれであるかを判断する表
示過程判断プログラム,表示過程判断プログラムにより
すべての衝突モードが初期モードであると判断されたと
きに衝突モードを無効化して選択モードを有効化する更
新プログラムと,表示過程判断プログラムにより少なく
とも一つの衝突モードがユーザモードであると判断され
た場合に選択モードを拒絶する拒絶プログラム,などで
ある。
【0022】そして,複写機1は統括制御部64によ
り,以下に説明するように統括的に制御される。図4
は,統括制御部64による制御のメインルーチンを表す
フローチャートである。複写機1の電源が入力される
と,S1では予め決められている初期モードを設定す
る。続いてS2では,内部タイマをスタートさせる。画
像形成動作を正常に行わせるべく時間を管理するためで
ある。S3では,オペレーションパネルOPの各部に表
示を行い,初期設定されている動作モードの表示や各種
メッセージの表示を行う。
【0023】S4では,後にサブルーチンを示して詳述
するように,オペレーションパネル部OPから入力され
る信号がコントローラ62を介して統括制御部64へ送
られる。ここで統括制御部64では,オペレーションパ
ネルOPからの入力信号を有効とするかあるいは無効と
するか判断して,画像形成を行う動作モードを決定す
る。
【0024】続くS5では,S4において決定された動
作モードによって画像形成制御を行うべく,前記した各
種画像形成にかかわる各種制御部へ信号を送る。この指
令により,IR制御部61に対して原稿の画像読み取り
開始が指令されるとともに,搬送制御部66に対して記
録体の供給開始が指令され,さらにスキャナ制御部67
に対して走査準備が指令される。また,高圧制御部68
に対しても指令が出力され,感光体ドラム30への帯
電,現像バイアス,転写バイアスが設定されて画像形成
の準備がなされる。そして,画像読取部2による原稿の
画像の読み取りが終了すると,レーザ制御部59に読み
取られた画像データが入力される。
【0025】次いで統括制御部64は,コントローラ6
2に対して垂直同期要求信号を出力して垂直同期信号の
受信を待つ。そして,コントローラ62が垂直同期信号
を主力すると,レーザ制御部69に入力された画像デー
タに基づき,レーザ光が変調発光される。これにより感
光体ドラム30上に静電潜像が形成され,現像器32Y
(32C,32M,32K)により現像されてトナー像
とされる。このトナー像は記録体に転写されて定着器4
0によって定着される。
【0026】そしてS6では,統括制御部64のRAM
へ一時的な情報の書き込みを行う。そしてS7でその他
の処理を行い,内部タイマの終了(S8:Yes)を待
つ。
【0027】以上説明したルーチンを反復することによ
り複写機1の画像形成動作制御が行われる。続いて,本
発明にかかわるS4の制御についてさらに詳細に説明す
る。これは,ユーザの必要とする動作モードを優先的に
設定でき,所望する画像を確実に得ることを目的とした
制御である。以上のプログラムおよび参照データに基づ
いて行われるS4のサブルーチンを図5のフローチャー
トに示す。
【0028】S11では,オペレーションパネルOPか
らの入力信号があったかどうか判断する。オペレーショ
ンパネルOPからの入力信号がなければ(S11:N
o)そのままリターンする。入力信号があった場合(S
11:Yes)はS12へ移行する。
【0029】S12では,入力信号にモードの選択が含
まれているかどうかを判断する。入力信号にモードの選
択が含まれていない場合(S12:No)はそのままリ
ターンする。入力信号にモードの選択が含まれている場
合(S12:Yes)にはS13へ移行する。
【0030】S13では,背反判断プログラムにより,
選択モードと有効モードとの間における背反関係の有無
を判断する。すなわち,選択モードが現時点での有効モ
ードと組み合わせ可能なものか否かが判断される。ここ
で選択モードと有効モードとの間に背反関係がなければ
(S13:Yes),S16において選択モードがユー
ザモードとして有効化される。一方,選択モードと有効
モードとの間に背反関係があれば(S13:No),S
14へ移行する。このとき,当該背反関係に係る有効モ
ードが衝突モードとして認識される。
【0031】S14では,表示過程判断プログラムによ
り,衝突モードが初期モードかあるいはユーザモードか
のいずれであるかを判断する。ここで衝突モードが初期
モードではなくユーザモードである場合(S14:N
o)には,S17に移行して拒絶プログラムにより選択
モードを拒絶する。すなわちユーザモードである衝突モ
ードがそのまま有効モードとして残される。ユーザ自ら
が先に選択したモードの方が,後で選択したものより重
要度が高いと考えられるからである。このとき,オペレ
ーションパネルOPのタッチパネル50上に選択モード
を拒絶する旨のメッセージを表示する(S18)。一
方,衝突モードが初期モードである場合(S14:Ye
s)には,S15へ移行する。
【0032】なお,S13で2つ以上の有効モードが衝
突モードであるとされることもありうる。その場合にお
けるS14の判断は,すべての衝突モードが初期モード
である場合に限りYesとなる。すなわち,衝突モード
に1つでもユーザモードが含まれていればNoと判断さ
れる。
【0033】S15では,更新プログラムにより初期モ
ードである衝突モードを解除する。そして続くS16に
おいて選択モードを有効化してユーザモードとして設定
する。ユーザの意志と無関係に定められている初期モー
ドよりも,ユーザが自ら選択したモードの方が重要度が
高いからである。S18もしくはS16の処理がなされ
ると,リターンされる。
【0034】以上説明した制御について図7および図8
を用いて具体的な動作モードを例に挙げて説明する。図
6は,これらの制御において参照される背反モード記憶
参照データ72に格納された,同時に使用できない背反
関係を示す。図6において,「○」は同時に使用できる
関係にある動作モードを示し,「×」は同時に使用でき
ない背反関係にある動作モードを示している。
【0035】図7に第1のパターンを示す。図7のパタ
ーンでは,初期モードとして,「片面原稿モード」と
「両面コピーモード」と「APSモード」とが有効化さ
れている。そしてユーザが,「ブックモード」,「手差
しモード」,「OHP合紙モード」をこの順に選択す
る。
【0036】第1の選択として,ユーザが「ブックモー
ド」を選択したとき,図5のS12:Yesの判断がな
され,図5のS13へ移行する。そこで図6に示す背反
モード参照データを参照すると,選択モードである「ブ
ックモード」に対して,「片面原稿モード」および「両
面コピーモード」は背反関係にないが,「APSモー
ド」は背反関係にある。したがって背反判断プログラム
は「APSモード」と「ブックモード」との間に背反関
係ありとする(図5のS13:No)。このとき,「A
PSモード」が衝突モードと認識される。
【0037】そして表示過程プログラムが,衝突モード
である「APSモード」を,初期モードとユーザモード
とのいずれであるかを判断する(図5のS14)。本パ
ターンでは「APSモード」は初期モードであるので
(図5のS14:Yes),更新プログラムにより「A
PSモード」は無効として解除され,「マニュアルモー
ド」に変更される(図5のS15)。さらに,選択モー
ドである「ブックモード」が有効化される(図5のS1
6)。したがって第1の選択の後における有効モード
は,図7の「第1設定」欄に示されるように,「片面原
稿モード」,「両面コピーモード」,「マニュアルモー
ド」,「ブックモード」である。このうち「ブックモー
ド」はユーザモードであり,「片面原稿モード」および
「両面コピーモード」は初期モードである。
【0038】次に,第2の選択として「手差しモード」
を選択すると,これに対し背反関係にある有効モード
は,「ブックモード」である。従って,「ブックモー
ド」が衝突モードとして認識される。しかし表示過程判
断プログラムにおいて「ブックモード」はユーザモード
であると判断される(図5のS14:No)。このため
拒絶プログラムにより,選択モードである「手差しモー
ド」が拒絶されて「ブックモード」は有効モードとして
保持される(図5のS17)。すなわち第2の選択モー
ドは受け付けられず動作モードの設定状態に変化はな
い。なお,このとき図5のS18で警告が発せられるの
で,ユーザは「手差しモード」の選択が拒絶されたこと
を知ることができる。これによりユーザには,「手差し
モード」の選択をあきらめるか,あるいは「ブックモー
ド」を解除する別の操作をするかを判断する機会が与え
られる。
【0039】さらに,第3の選択として「OHP合紙モ
ード」を選択すると,これに対し背反関係にある有効モ
ードは,「両面コピーモード」である。従って,「両面
コピーモード」が衝突モードとして判断される。そして
表示過程判断プログラムにより「両面コピーモード」
は,初期モードであると判断される。このため,更新プ
ログラムにより「両面コピーモード」は解除され,「片
面コピーモード」に変更される。また,選択モードであ
る「OHP合紙モード」が有効化される。この結果,有
効モードは,「片面原稿モード」,「片面コピーモー
ド」,「マニュアルモード」,「ブックモード」,「O
HP合紙モード」となる。
【0040】次に,図8に示す第2のパターンについて
説明する。第2のパターンおいても,初期モードとして
有効化されているのは,「片面原稿モード」,「両面コ
ピーモード」,「APSモード」である。そしてユーザ
は,「手差しモード」,「OHP合紙モード」,「ブッ
クモード」をこの順に選択する。
【0041】第1の選択として,ユーザが「手差しモー
ド」を選択すると,これに対し背反関係にある有効モー
ドは,「APSモード」である。従って,「APSモー
ド」が衝突モードとして認識される。そして表示過程プ
ログラムにより「APSモード」は,初期モードである
と判断される。このため,更新プログラムにより「AP
Sモード」は解除され,選択モードである「手差しモー
ド」が有効化される。この結果,有効モードは,「片面
原稿モード」,「両面コピーモード」,「マニュアルモ
ード」,「手差しモード」となる。
【0042】次に第2の選択として,「OHP合紙モー
ド」を選択すると,これに対し背反関係にある有効モー
ドは,「両面コピーモード」である。従って,「両面コ
ピーモード」が衝突モードとして認識される。そして,
「両面コピーモード」もまた初期モードであるため,更
新プログラムにより無効として解除され,「片面コピー
モード」に変更される。また,選択モードである「OH
P合紙モード」が有効化される。この結果,有効モード
は,「片面原稿モード」,「片面コピーモード」,「マ
ニュアルモード」,「手差しモード」,「OHP合紙モ
ード」となる。
【0043】さらに,第3の選択として「ブックモー
ド」を選択すると,これに対し背反関係にある有効モー
ドは,「手差しモード」である。従って,「手差しモー
ド」が衝突モードとして認識される。しかし,「手差し
モード」はユーザモードであるため,拒絶プログラムに
より選択モードである「ブックモード」が拒絶される。
そして「手差しモード」が有効モードとして保持され
る。したがって有効モードに変化はない。なお,このと
き図5のS18で警告が発せられるので,ユーザは「ブ
ックモード」の選択が拒絶されたことを知ることができ
る。このように,ユーザ自らが先に設定したユーザモー
ドが勝手に解除されることがない。
【0044】以上詳細に説明したように,本発明の画像
形成装置によれば,ユーザがオペレーションパネルOP
を用いて新たに動作モードを選択したときに,選択モー
ドとその時点での有効モードとの間の背反関係の有無を
判断することとしている。そして,背反関係ありと判断
された有効モードを衝突モードとして認識し,衝突モー
ドが初期モードとユーザモードのいずれであるかを判断
することとしている。そして,衝突モードが初期モード
であった場合に限りこれを無効化して選択モードを有効
化することとしている。その一方,衝突モードがユーザ
モードであった場合には,選択モードを拒絶し,ユーザ
モードである衝突モードをそのまま有効モードとして維
持することとしている。
【0045】これにより,ユーザが自ら選択した動作モ
ードを,ユーザの意志と無関係に定められた初期モード
よりも優先的に設定する画像形成装置が実現されてい
る。さらに,ユーザが重要であるとして先に選択した動
作モードが,後で重要度の低い動作モードを選択するこ
とにより知らないうちに解除されることのない画像形成
装置が実現されている。また,その場合には警告を発す
るようにしたので,直前の選択が拒絶されたことをユー
ザが気づかないまま画像形成が行われることが防止され
ている。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば,ユーザの必要とする動作モードを優先的に設定
でき,所望する画像を確実に得ることのできる画像形成
装置が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかわる複写機の概略構
成図である。
【図2】図1の複写機におけるオペレーションパネルO
Pを示す図である。
【図3】図1の複写機の制御回路の一部を示すブロック
図である。
【図4】図1の複写機の全体制御を示すフローチャート
である。
【図5】本発明の制御を示すサブルーチンである。
【図6】背反モード参照データの例である。
【図7】第1のパターンに係る制御によって設定される
動作モードを示す図である。
【図8】第2のパターンに係る制御によって設定される
動作モードを示す図である。
【符号の説明】
1 複写機 50 タッチパネル部 64 統括制御部 OP オペレーションパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 達也 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 山田 浩史 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DB01 EE08 FA02 FA08 FA25 FA28 FA32 FA35 FA37 FC02 FC03 FD08 GA20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の動作モードを記憶するモード記憶
    手段と,前記動作モードの同時に使用できない背反関係
    を記憶する背反モード記憶手段と,前記動作モードのう
    ち画像形成に使用する動作モードを選択する選択手段
    と,前記動作モードのうち所定の初期モードを設定する
    初期設定手段と,前記選択手段により動作モードが新た
    に選択されたときに,前記背反モード記憶手段を参照し
    て,新たに選択された動作モードと選択前に設定されて
    いた動作モードとの間の背反関係の有無を判断する第1
    判断手段と,前記第1判断手段により背反関係があると
    判断されたときに,選択前に設定されていた背反関係に
    ある動作モードが,前記初期設定手段で設定されたもの
    と前記選択手段により先に選択されたものとのいずれで
    あるかを判断する第2判断手段と,前記第2判断手段に
    より,選択前に設定されていた背反関係にある動作モー
    ドのすべてが前記初期設定手段で設定されたものである
    と判断された場合には,前記選択手段により新たに選択
    された動作モードを設定する選択設定手段とを有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する画像形成装置におい
    て,前記第2判断手段により,選択前に設定されていた
    背反関係にある動作モードの少なくとも1つが前記選択
    手段により先に選択されたものであると判断された場合
    に,前記選択手段により新たに選択された動作モードの
    設定を禁止する禁止手段を有することを特徴とする画像
    形成装置。
JP11071335A 1999-03-17 1999-03-17 画像形成装置 Pending JP2000267509A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8640041B2 (en) 2008-03-10 2014-01-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Display control apparatus and program for indicating restriction groups
JP2014026020A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2016173416A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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