JP4103446B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は画像形成装置に関する。より詳しくは、印刷ジョブの予約を受け付けて、印刷ジョブに応じた画像形成を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
この種の画像形成装置としては、ネットワークを介して印刷ジョブの予約を受け付けて、印刷ジョブに応じて用紙に画像形成を行い、その印刷ジョブによって指定された排出ビン上へその用紙(プリント)を排出するものがある。
【0003】
ここで、或る印刷ジョブに応じて用紙に画像形成を行い、その印刷ジョブによって指定された排出ビン上へその用紙を排出した後、その用紙が排出ビンから取り除かれるまで、次の印刷ジョブの実行開始を保留する提案がなされている。これにより、複数の印刷ジョブによって排出された用紙が重なって区別できなくなるのを防止することができる。
【0004】
しかしながら、一律にそのようにした場合、装置の待ち時間が長くなって、印刷ジョブが滞留するという問題がある。
【0005】
そこで、この発明の課題は、或る印刷ジョブによって排出された用紙が排出ビンから取り除かれるまで次の印刷ジョブの実行開始を保留する画像形成装置であって、印刷ジョブが滞留するのを有効に防止できるものを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明の画像形成装置は、印刷ジョブを受け付ける入力処理手段と、排出ビン上に用紙が残っているか否かを検出する検出手段とを備え、第1の印刷ジョブに応じて用紙に画像形成を行って排出ビン上へその用紙を排出した後、前記検出手段によってその用紙が排出ビンから取り除かれることを検出するまで、上記第1の印刷ジョブに続く第2の印刷ジョブの実行開始を保留する画像形成装置において、上記第2の印刷ジョブが指示された時、前記検出手段によって前記第1の印刷ジョブの用紙が取り除かれていないと判断されると、上記第1の印刷ジョブを指示したユーザと上記第2の印刷ジョブを指示したユーザとが同一であるか否かを判断し、同一ユーザでないと判断されると、前記第1の印刷ジョブによって上記排出ビン上へ上記用紙を排出した後、所定時間経過したかどうかを判断し、所定時間経過している場合には上記第2の印刷ジョブの実行開始を許可する制御を行う制御手段を備える、ことを特徴とする。
【0007】
この発明の画像形成装置では、第1の印刷ジョブに応じて用紙に画像形成を行って排出ビン上へその用紙を排出した後、その用紙が排出ビンから取り除かれるまで、原則として上記第1の印刷ジョブに続く第2の印刷ジョブの実行開始を保留する。これにより、第1、第2の印刷ジョブ、つまり複数の印刷ジョブによって排出された用紙が重なって区別できなくなるのを防止することができる。ただし、この画像形成装置では、第2の印刷ジョブの実行開始を一律に保留するのではなく、特定の条件が満足されたときは上記第2の印刷ジョブの実行開始を許可する制御を行う。このような例外的な条件を設けることによって、印刷ジョブが滞留するのを有効に防止できる。
【0008】
ここで、この画像形成装置は、上記第2の印刷ジョブが指示された時、前記検出手段によって前記第1の印刷ジョブの用紙が取り除かれていないと判断されると、上記第1の印刷ジョブを指示したユーザと上記第2の印刷ジョブを指示したユーザとが同一であるか否かを判断し、同一ユーザでないと判断されると、前記第1の印刷ジョブによって上記排出ビン上へ上記用紙を排出した後、所定時間経過したかどうかを判断し、所定時間経過している場合には上記第2の印刷ジョブの実行開始を許可する制御を行う。つまり、上記第1の印刷ジョブを指示したユーザと上記第2の印刷ジョブを指示したユーザとが同一である場合、上記例外的な条件が満足されたとして、上記第2の印刷ジョブの実行開始を許可しても良い。つまり、第1の印刷ジョブによって排出された用紙が排出ビンから取り除かれなくても、第2の印刷ジョブの実行開始を許可する制御を行う。この理由は、ユーザが同一であれば、複数の印刷ジョブによって排出された用紙が重なっても良い場合があるからである。この結果、印刷ジョブが滞留するのを有効に防止できる。さらに、同一ユーザでないと判断された場合でも、前記第1の印刷ジョブによって上記排出ビン上へ上記用紙を排出した後、所定時間経過したかどうかを判断し、所定時間経過している場合には上記第2の印刷ジョブの実行開始を許可する。この理由は、第1の印刷ジョブによって排出された用紙が排出ビンに長時間放置されているのに、第2の印刷ジョブの実行開始を保留しつづけることは、装置の稼動を確保する観点から不合理だからである。この結果、印刷ジョブが滞留するのを有効に防止できる。
【0009】
なお、「ユーザが同一」であるか否かは、例えば上記第1、第2の印刷ジョブ指示した部門のID(識別番号)が同一であるか否か、または上記第1、第2の印刷ジョブ指示した端末のアドレスが同一であるか否か等を基準にして判断するのが望ましい。
【0010】
一実施形態の画像形成装置は、上記第2の印刷ジョブの実行を許可する条件として、さらに、上記第1の印刷ジョブによって排出された用紙が残っている排出ビンと上記第2の印刷ジョブによって指定された排出ビンとの相異を要求することを特徴とする。
【0011】
この一実施形態の画像形成装置では、上記第1の印刷ジョブを指示したユーザと上記第2の印刷ジョブを指示したユーザとが同一である場合において、さらに上記第1の印刷ジョブによって排出された用紙が残っている排出ビンと上記第2の印刷ジョブによって指定された排出ビンとが相異している場合、上記例外的な条件が満足されたとして、上記第2の印刷ジョブの実行開始を許可する制御を行う。つまり、第1の印刷ジョブによって排出された用紙が排出ビンから取り除かれなくても、第2の印刷ジョブの実行開始を許可する制御を行う。この理由は、第1の印刷ジョブによって排出された用紙が残っている排出ビンと第2の印刷ジョブによって指定された排出ビンとが相異していれば、第1、第2の印刷ジョブによって排出された用紙が重なることはないからである。この結果、印刷ジョブが滞留するのを有効に防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0013】
図1は、或る企業のLAN(ローカルエリアネットワーク)200に接続された、一実施形態の画像形成装置を構成するプリンタサーバ(パーソナルコンピュータからなる)100Aおよびデジタルカラー複写機100Bを示している。その他、このLAN200には、各部門の端末(パーソナルコンピュータからなる)201、202、…が接続されている。これらの端末201、202、…はそれぞれ固有のアドレスによって特定される。
【0014】
プリンタサーバ100Aは、LAN200に接続された各部門の端末201、202、…から印刷ジョブの予約を入力処理手段として受けて、複写機100BのCPU(中央演算処理装置)152と通信を行って、複写機100Bにそれらの印刷ジョブを実行させる制御を行う。
【0015】
複写機100Bは、プリンタサーバ100Aとこの複写機100Bとの間の信号入出力を行うインターフェイス(I/F)部151と、この複写機全体の動作を制御するCPU152と、このCPU152のための制御プログラムを格納したROM153と、時間を計数するタイマ154とを備えている。これらは図2中に示すプリントヘッド部113に収容されている。
【0016】
図2は複写機100Bの内部構造を示している。この複写機100Bは、原稿画像を読み取るイメージリーダ部101と、イメージリーダ部101で読み取った画像を用紙上に形成するプリンタ部102とに大きく分けられる。なお、プリンタ部102の上部には、ユーザが各種入力を行うための操作パネル(表示部を含む。図1参照。)103が設けられている。
【0017】
イメージリーダ部101は、プラテンガラス104上に載置された原稿を照射する露光ランプ105と、原稿からの反射光を集光する光学系(複数のミラーを含む)107と、集光された光を電気信号に変換するCCDカラーイメージセンサ110とを備えている。なお、106は原稿カバーを示している。露光ランプ105は、原稿読取時にはモータ112により駆動されて、図中の左右方向(副走査方向)に移動し、原稿面を走査する。露光ランプ105で照射された原稿面の画像は、イメージセンサ110で光電変換される。イメージセンサ110により得られたR,G,Bの色の多値電気信号は、画像信号処理部111により、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のいずれかのビットの階調データに変換される。画像信号処理部111において求められたビットの階調データは、この画像信号処理部に内蔵された同期用バッファ(FIFOメモリ)に記憶される。
【0018】
プリンタ部102では、給紙カセット120,121,122のいずれかから1枚ずつ適切なサイズの用紙が搬送路123へ送り出され、タイミングローラ123のところで一旦待機する。そして、用紙は、イメージリーダ部101の動作と同期をとって転写ドラム126の方へ搬送され、吸着チャージャ125によって転写ドラム126に吸着されて巻き付けられる。これにより、転写時に位置ずれが生じないようにしている。
【0019】
プリントヘッド部113は、上述の同期用バッファを介して入力されるビットの階調データに対して所定の階調補正(γ補正)を行った後、補正後の画像データをD/A変換してレーザダイオード駆動信号を生成し、この駆動信号に基づく発光強度で半導体レーザを変調する。プリントヘッド部113から出力されるレーザビームは、反射鏡を介して、回転駆動される感光体ドラム115を露光する。感光体ドラム115は、露光を受ける前に毎回クリーニングされ、帯電チャージャ114により一様に帯電されている。この状態で露光をうけると、感光体ドラム115上に原稿の静電潜像が形成される。シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナー現像器116,117,118,119のうちいずれか一つだけが選択され、感光体ドラム115上の静電潜像を現像する。現像されたトナー像は、転写チャージャ127により転写ドラム上に巻きつけられた用紙に転写される(印字過程)。
【0020】
上記印字過程は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の色について繰り返して行われる。このとき、感光体ドラムと転写ドラムの動作に同期してイメージリーダ部101は原稿読み取り動作を繰り返す。各色の印字過程が完了した後、用紙は、分離チャージャ129と分離爪131を作動させることによって転写ドラム126から分離され、定着装置134を通って定着され、排出ローラ132によって本体から排出される。ここで、片面コピーモードであれば、用紙は、搬送路137を通って、そのままフィニッシャ140へ送られる。フィニッシャ140は、印刷ジョブによって指定された排出ビン142a,142b,…,142x上へ用紙を排出する。なお、両面コピーモードであれば、排出ローラ132によって本体から排出された用紙は、切換爪135によってスイッチバック搬送路138へ送られ、先ほどとは表裏反転された状態で再給紙路139を通してタイミングローラ123のところへ送られる。そして、残りの面に画像形成された後、本体から排出され、フィニッシャ140へ送られる。
【0021】
フィニッシャ140には、排出ビン142a,142b,…,142x(適宜、符号142で総称する。)に用紙が残っているか否かを検出するための排出ビン残用紙センサ141a,141b,…,141x(適宜、符号141で総称する。)が検出手段として設けられている。図1中に示すように、これらの排出ビン残用紙センサ141はCPU152に接続されている。したがって、CPU152は、各排出ビン142に用紙が残っているか否かをリアルタイムで知ることができる。
【0022】
図3はCPU152による制御のメインフローを示している。
【0023】
まず、印刷ジョブによって指定された用紙サイズ、プリント枚数などの入力情報に基づいて出力モードを設定する(S1)。続いて、スタートキーがオン(ON)されるのを待つ(S2)。スタートキーがオンされると、後述する排出ビン確認処理を行って(S3)、その印刷ジョブの実行開始(プリント処理)が可能か否かを判断する(S4)。その印刷ジョブの実行開始が保留されていれば(S4でNO)、その印刷ジョブの実行開始が許可されるまで待つ。排出ビン確認処理(S3)の結果、印刷ジョブの実行開始が許可されれば(S4でYES)、その印刷ジョブに応じて或る用紙に画像形成(作像動作)を行い(S5)、その印刷ジョブによって指定された排出ビン142上へその用紙(プリント)を排出する(S6)。そして、その印刷ジョブによるプリント処理が終了するまで、つまりその印刷ジョブによって指示された枚数分の用紙が排出されるまで、ステップS5,S6の処理を繰り返す(S7)。
【0024】
図4は上述の排出ビン確認処理(図3中のS3)の具体的なフローを例示している。このフローの例では、上記印刷ジョブ(以下、これを「第2の印刷ジョブ」とする。)によって指定された排出ビンと、それに先だって実行した印刷ジョブ(以下、これを「第1の印刷ジョブ」とする。)によって指定された排出ビンとが、説明の便宜上、同じ最上段の排出ビン142aであるものとする。なお、デフォルトでは最上段の排出ビン142aが指定される。
【0025】
この例では、まず第1の印刷ジョブによって排出された用紙(プリント)が排出ビン142a上に残っているか否かを、排出ビン残用紙センサ141aの出力に基づいて判断する(S11)。ここで、用紙が排出ビン142a上に残っていなければ(S11でNO)、第1、第2の印刷ジョブによって排出された用紙が重なって区別できなくなることはない。そこで、第2の印刷ジョブの実行開始(印字開始)を許可することを決定する(S15)。
【0026】
一方、用紙が排出ビン142a上に残っていれば(S11でYES)、その用紙が排出ビン142aから取り除かれたか否かを判断する(S12)。ここで、その用紙が排出ビン142aから取り除かれていれば(S12でYES)、先ほどと同様に、第2の印刷ジョブの実行開始を許可することを決定する(S15)。一方、その用紙が排出ビン142a上に残っていれば、第1の印刷ジョブを指示したユーザと第2の印刷ジョブを指示したユーザとが同一であるか否かを判断する(S13)。ここで、ユーザが同一であれば、複数の印刷ジョブによって排出された用紙が重なっても良い場合がある。そこで、第1の印刷ジョブを指示したユーザと第2の印刷ジョブを指示したユーザとが同一であれば(S13でYES)、第2の印刷ジョブの実行開始を許可することを決定する(S15)。この結果、印刷ジョブが滞留するのを有効に防止できる。
【0027】
なお、「ユーザが同一」であるか否かは、例えばLAN200を介して第1、第2の印刷ジョブ指示した端末201,202,…のアドレスが同一であるか否かを基準にして判断する。このほか、「ユーザが同一」であるか否かは、第1、第2の印刷ジョブ指示した部門のID(識別番号。端末201、202、…が属するユーザのIDである。)が同一であるか否か等を基準にして判断しても良い。
【0028】
一方、第1の印刷ジョブを指示したユーザと第2の印刷ジョブを指示したユーザとが同一でなければ(S13でNO)、第1の印刷ジョブによって排出された用紙が排出ビン142aから取り除かれるまで、第2の印刷ジョブの実行開始を保留する(S14でNO)。ただし、第1の印刷ジョブによって排出ビン142a上へ用紙を排出した後、そのまま所定時間経過すれば(S11でYES,S12でNO,S13でNO,S14でYES)、第2の印刷ジョブの実行開始を許可することを決定する(S15)。この理由は、第1の印刷ジョブによって排出された用紙が排出ビン142aに長時間放置されているのに、第2の印刷ジョブの実行開始を保留しつづけることは、装置の稼動を確保する観点から不合理だからである。この結果、印刷ジョブが滞留するのを有効に防止できる。
【0029】
このように、この複写機100Bでは、第2の印刷ジョブの実行開始を一律に保留するのではなく、第1、第2の印刷ジョブを指示した「ユーザが同一」であるか、または用紙が排出ビン142上に所定時間放置されていれば、第2の印刷ジョブの実行開始を許可する。したがって、印刷ジョブが滞留するのを有効に防止できる。
【0030】
図5は上述の排出ビン確認処理(図3中のS3)の別の具体的なフローを例示している。この例では、第1の印刷ジョブを指示したユーザと第2の印刷ジョブを指示したユーザとが相異しているものとする。
【0031】
先の例と同様に、まず第1の印刷ジョブによって排出された用紙(プリント)がいずれかの排出ビン142a,142b,…,142x上に残っているか否かを、排出ビン残用紙センサ141a,141b,…,141xの出力に基づいて判断する(S21)。ここで、用紙が排出ビン142a,142b,…,142x上に全く残っていなければ(S21でNO)、第1、第2の印刷ジョブによって排出された用紙が重なって区別できなくなることはない。そこで、第2の印刷ジョブの実行開始(印字開始)を許可することを決定する(S25)。
【0032】
一方、用紙がいずれかの排出ビン142a,142b,…,142x上に残っていれば(S21でYES)、そのような用紙が排出ビン142a,142b,…,142xから完全に取り除かれたか否かを判断する(S22)。ここで、そのような用紙が排出ビン142a,142b,…,142xから完全に取り除かれていれば(S22でYES)、先ほどと同様に、第2の印刷ジョブの実行開始を許可することを決定する(S25)。一方、第1の印刷ジョブによって排出された用紙がいずれかの排出ビン142a,142b,…,142x上に残っていれば、その用紙が残っている排出ビンと、第2の印刷ジョブによって指定された排出ビンとが、相異しているか否かを判断する(S23)。ここで、第1の印刷ジョブによって排出された用紙が残っている排出ビンと第2の印刷ジョブによって指定された排出ビンとが完全に相異していれば(S23でYES)、第1、第2の印刷ジョブによって排出された用紙が重なって区別できなくなることはない。例えば、第1の印刷ジョブによって排出された用紙が残っている排出ビンが最上段の排出ビン142aのみであり、第2の印刷ジョブによって指定された排出ビンが二段目と三段目の排出ビン142b,142cのみであれば、第1、第2の印刷ジョブによって排出された用紙を互いに区別することができる。そこで、第1の印刷ジョブによって排出された用紙が残っている排出ビンと第2の印刷ジョブによって指定された排出ビンとが完全に相異していれば(S23でYES)、第2の印刷ジョブの実行開始を許可することを決定する(S25)。この結果、印刷ジョブが滞留するのを有効に防止できる。
【0033】
一方、第1の印刷ジョブによって排出された用紙が残っている排出ビンと第2の印刷ジョブによって指定された排出ビンとが少なくとも一つ一致していれば(S23でNO)、第1、第2の印刷ジョブによって排出された用紙が重なって区別できなくなる可能性がある。例えば、第1の印刷ジョブによって排出された用紙が残っている排出ビンが最上段の排出ビン142aであり、第2の印刷ジョブによって指定された排出ビンが最上段と二段目の排出ビン142a,142bであれば、一致している最上段の排出ビン142a上で第1、第2の印刷ジョブによって排出された用紙が重なって区別できなくなる。そこで、その一致している排出ビンから用紙が取り除かれるまで、第2の印刷ジョブの実行開始を保留する(S24でNO)。ただし、第1の印刷ジョブによって排出ビン142上へ用紙を排出した後、そのまま所定時間経過すれば(S21でYES,S22でNO,S23でNO,S24でYES)、第2の印刷ジョブの実行開始を許可することを決定する(S25)。この理由は、第1の印刷ジョブによって排出された用紙が排出ビン142に長時間放置されているのに、第2の印刷ジョブの実行開始を保留しつづけることは、装置の稼動を確保する観点から不合理だからである。この結果、印刷ジョブが滞留するのを有効に防止できる。
【0034】
このように、この複写機100Bでは、第2の印刷ジョブの実行開始を一律に保留するのではなく、第1の印刷ジョブによって排出された用紙が残っている排出ビンと第2の印刷ジョブによって指定された排出ビンとが相異しているか、または用紙が排出ビン142上に所定時間放置されていれば、第2の印刷ジョブの実行開始を許可する。したがって、印刷ジョブが滞留するのを有効に防止できる。
【0035】
なお、図4のフローのポイントである、第1、第2の印刷ジョブを指示した「ユーザが同一」であるか否かの判断と、図5のフローのポイントである、第1の印刷ジョブによって排出された用紙が残っている排出ビンと第2の印刷ジョブによって指定された排出ビンとが相異しているかの判断と、両フローのポイントである、用紙が排出ビン142上に所定時間放置されているか否かの判断とを組み合わせて、第2の印刷ジョブの実行開始を許可するか否かを決定しても良い。そのようにした場合、印刷ジョブが滞留するのをさらに有効に防止できる。
【0036】
また、当然ながら、それらの判断をそれぞれ単独で適用して、第2の印刷ジョブの実行開始を許可するか否かを決定しても良い。そのようにした場合、処理フローを簡素化できる。
【0037】
【発明の効果】
以上より明らかなように、この発明の画像形成装置によれば、或る印刷ジョブによって排出された用紙が排出ビンから取り除かれるまで次の印刷ジョブの実行開始を保留する一方、印刷ジョブが滞留するのを有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 LANに接続された、一実施形態の画像形成装置を構成するプリンタサーバおよびデジタルカラー複写機を示すブロック図である。
【図2】 上記複写機の構造を示す断面図である。
【図3】 上記複写機のCPUによる処理のメインフローを示す図である。
【図4】 図3中の排出ビン確認処理の具体的なフローを例示する図である。
【図5】 図3中の排出ビン確認処理の別の具体的なフローを例示する図である。
【符号の説明】
100A プリンタサーバ
100B デジタルカラー複写機
141,141a,141b,…,141x 排出ビン残用紙センサ
142,142a,142b,…,142x 排出ビン
200 LAN
201,202 端末

Claims (4)

  1. 印刷ジョブを受け付ける入力処理手段と、排出ビン上に用紙が残っているか否かを検出する検出手段とを備え、第1の印刷ジョブに応じて用紙に画像形成を行って排出ビン上へその用紙を排出した後、前記検出手段によってその用紙が排出ビンから取り除かれることを検出するまで、上記第1の印刷ジョブに続く第2の印刷ジョブの実行開始を保留する画像形成装置において、
    上記第2の印刷ジョブが指示された時、前記検出手段によって前記第1の印刷ジョブの用紙が取り除かれていないと判断されると、上記第1の印刷ジョブを指示したユーザと上記第2の印刷ジョブを指示したユーザとが同一であるか否かを判断し、同一ユーザでないと判断されると、前記第1の印刷ジョブによって上記排出ビン上へ上記用紙を排出した後、所定時間経過したかどうかを判断し、所定時間経過している場合には上記第2の印刷ジョブの実行開始を許可する制御を行う制御手段を備える、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    上記制御手段は、上記第1の印刷ジョブを指示したユーザと上記第2の印刷ジョブを指示したユーザとの同一を、上記第1、第2の印刷ジョブ指示した端末のアドレスが同一であるか否かを基準にして判断することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    上記制御手段は、上記第1の印刷ジョブを指示したユーザと上記第2の印刷ジョブを指示したユーザとの同一を、上記第1、第2の印刷ジョブ指示した部門のIDが同一であるか否かを基準にして判断することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    上記第2の印刷ジョブの実行を許可する条件として、さらに、上記第1の印刷ジョブによって排出された用紙が残っている排出ビンと上記第2の印刷ジョブによって指定された排出ビンとの相異を要求することを特徴とする画像形成装置。
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