JP2004181763A - マルチファンクションシステム - Google Patents

マルチファンクションシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2004181763A
JP2004181763A JP2002351193A JP2002351193A JP2004181763A JP 2004181763 A JP2004181763 A JP 2004181763A JP 2002351193 A JP2002351193 A JP 2002351193A JP 2002351193 A JP2002351193 A JP 2002351193A JP 2004181763 A JP2004181763 A JP 2004181763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
image
unit
wireless communication
short
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002351193A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Suzuki
勝也 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002351193A priority Critical patent/JP2004181763A/ja
Publication of JP2004181763A publication Critical patent/JP2004181763A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】動作中のジョブの種類に応じ近距離無線通信により出力されるべき印刷ジョブを割り込ませるかしないかを自動的に切り替える。
【解決手段】原稿を走査し画像データとして取り込む画像読み込み手段と、取り込んだ画像データを格納するための画像蓄積手段と、蓄積した画像データに画像処理を行う画像処理ブロックと、画像処理ブロックと画像出力手段を接続する画像出力I/F手段と、ネットワークに接続するためのネットワークI/F手段と、近距離無線通信I/Fを有する近距離無線通信手段とを有するコントローラにおいて、ネットワークI/F手段により蓄積した画像データをセキュアプリントする際すでに印刷中の別ジョブが動作中に上記近距離無線通信手段によってセキュアプリントを支持した人間が近くにいることを検知した場合上記画像蓄積手段内に蓄積された画像データを出力するかしないかを現在印刷中の別ジョブの種類により自動的に判断する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチファンクションシステム(MFP)のコントローラにおける、親展印刷(セキュアプリント)の出力許可についての発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来のMFPのコントローラにおいて、セキュアプリントを行う際に、実際にMFPにて画像データの出力を行おうとする際には、操作部等から本人であることを証明する認証コード(パスワードなど)を入力し、しかる後に画像データの出力を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、上述のように認証コードを入力する必要が発生するため、万一認証コードを忘れてしまった場合には画像データの出力を行うことが出来ない。また、認証コードを入力するために、操作部を占有してしまうためその間は複写動作を含む操作部からの操作をすることが出来ないといった問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を克服するため、本件特許で提案するマルチファンクションシステムコントローラにおいては、近距離無線通信手段により無線で認証動作を行うことで、確実に画像出力を行うことができ、且つ操作部を占有しないことで本体への操作も同時に行うことが可能となる。さらに、複数の人間が同時に近距離無線通信により印刷要求をすることが可能になる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下で本発明の装置及びその動作について詳細に説明する。
【0006】
<ネットワークシステム全体の説明>
本発明を用いたシステムの構成例を図1に、本発明の印刷装置の画像入出力システム(100)の構成概要を図2に示す。
【0007】
画像入出力システム(100)は、主にリーダー部(200)とプリンタ部(300)と近距離無線通信のインターフェース(180)とデータ保存用のHDD(2004)とユーザー登録コード記憶部(190)から構成され、さらに画像入出力システム(100)は、ローカルエリアネットワーク(110)(以下LAN)を介してネットワーク上に接続されている。
【0008】
107は、ルータ(111)を介してLAN(110)をインターネット/イントラネット(112)と連結する。インターネット/イントラネット(112)に、データベースサーバ(102)、WWWサーバ(106)、電子メールサーバ(104)、画像入出力システム(100)と同様の装置が、それぞれ121、122、123として連結している。
【0009】
LAN(110)上には複数のデータベースサーバ(102)、WWWサーバ(106)、電子メールサーバ(104)、画像入出力システム(100)と同様の装置が、それぞれ121、122、123として連結している(以下、102、106、104のサーバーをPC(109)と略す)。
【0010】
PC(109)が接続されており、このPC(109)からプリントのジョブの実行を行うことで、画像入出力システム(100)にプリントのジョブ及び画像データをプリンタによりプリントアウトしたり、リーダーから読み込んだ画像をLAN(110)に流すことができる。
【0011】
LAN(110)上にプリンタ(140)は連結されており、画像入出力システム(100)により読み取った画像及びLAN(110)上に接続されたPC(109)からのプリントのジョブをプリントアウト可能な構成を取る。
【0012】
また、リーダー部(200)から読んだ画像を図示しないFAX送信手段により、PSTNまたはISDN(130)に送信したり、PSTNまたはISDNから受信した画像をプリンタ部(300)によりプリントアウトできる。102は、データベースサーバで、画像入出力システム(100)により読み込んだ2値画像及び多値画像をデータベースとして管理する。
【0013】
LAN(110)から受信したプリントのジョブ及び画像データは、プリンタ部(300)によりプリントアウトされる際に、一度HDD(2004)に保存され、近距離無線通信のインターフェース(108)の制御によりHDD(2004)からプリントのジョブ及び画像データを読み出し、プリンタ(140)にそのデータを送信しプリントアウトされる。
【0014】
PC(109)からプリントのジョブの実行を指示したユーザー(201)は、画像入出力システム(100)と近距離での無線通信が可能なインターフェース装置(202)を携帯し、ユーザー(201)が画像入出力システム(100)と近距離に位置するときに、無線でインターフェース装置(202)を使って、画像入出力システム(100)と通信を行う。
【0015】
近距離無線通信インターフェース(180)は、LAN(110)上に接続されたPC(109)によりプリントのジョブの実行を指示したユーザー(201)が持つインターフェース装置(202)と数メートル程度範囲の近距離無線通信を行う。
【0016】
ユーザー登録コード記憶部(190)は、PC(109)を使って、画像入出力システム(100)にプリントのジョブを実行することが可能なユーザーの情報を事前に登録し、ユーザーの情報を記憶する。
【0017】
PC(109)を使ってセキュアプリントのジョブの実行を指示したユーザー(201)が、ユーザー登録コード記憶部(190)によって登録されているか否かを、画像入出力システム(100)が判断する。登録されている場合には、セキュアプリントのジョブの実行を許可し且つ近距離無線通信インターフェース(180)によって、前記セキュアプリントのジョブの実行を指示したユーザー(201)が画像入出力システム(100)の近距離の範囲にいる場合は、前記セキュアプリントのジョブの実行を直ちに行い、プリントアウトする。前記セキュアプリントのジョブの実行を指示したユーザーが、ユーザー登録コード記憶部(190)に登録されていない場合には、前記セキュアプリントのジョブはユーザー登録のエラーとして処理される。
【0018】
リーダー部(200)は、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダー部(200)は、原稿を読取るための機能を持つスキャナユニット(210)と、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット(250)とで構成される。
【0019】
プリンタ部(300)は、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して装置外に排紙する。プリンタ部(300)は、複数種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット(360)と、画像データを記録紙に転写、定着させる機能を持つマーキングユニット(310)と、印字された記録紙をソート、ステイプルして機外へ出力する機能を持つ排紙ユニット(370)とで構成される。
【0020】
近距離無線通信のインターフェース(180)は、近距離での無線を使った通信を行うことが出来るためのインターフェースを持ち、ユーザー(201)の携帯するインターフェース装置(202)との通信を取ることで、ユーザー(201)と画像入出力システム(100)との位置関係を把握する。数メートル程度の近距離での無線通信を行うことができる構成を取る。
【0021】
コントローラユニット(150)は、リーダー部(200)、プリンタ部(300)、近距離無線通信のインターフェース(180)と電気的に接続され、さらにLAN(110)、PSTNまたはISDN(130)、インターネット/イントラネット(112)等のネットワーク(400)と接続されている。コントローラユニット(150)は、リーダー部(200)を制御して、原稿の画像データを読込み、プリンタ部(300)を制御してプリントデータ及び画像データを記録用紙に出力してコピー機能、LAN(110)からのプリントのジョブの実行を近距離無線通信のインターフェース(180)からの制御信号を受けてプリンタ部(300)を制御してプリントデータ及び画像データを記録用紙に出力してプリンタ機能、ネットワーク(400)を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部(300)に出力するプリンタ機能を提供する。
【0022】
また、リーダー部(200)から読取った画像データを、コードデータに変換し、LAN(110)を介してPC(109)へ送信するスキャナ機能を提供する。
【0023】
操作部(160)は、コントローラユニット(150)に電気的に接続され、液晶タッチパネルで構成され、画像入出力システムを操作するためのユーザインターフェースを提供する。
【0024】
操作部(160)は、ユーザー登録コード記憶部(190)と電気的に接続されており、操作部(160)を介して入力されたユーザーに関するユーザー名やユーザーのパスワード等の情報は、ユーザー登録コード記憶部(190)に送られ記憶される。
【0025】
ユーザー登録コード記憶部(190)は、コントローラユニット(150)にも電気的に接続されており、LAN(110)からのプリントのジョブのうち、セキュアプリントのジョブの実行を許可するか否かをコントローラユニットで判断する際に、LAN(110)からのセキュアプリントのジョブの実行を指示したユーザー(201)が、画像入出力システム(100)上に登録されているか否かを判断する。
【0026】
図3はリーダー部(200)及びプリンタ部(300)の概観図である。
【0027】
リーダー部の原稿給送ユニット(250)は原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス(211)上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス(211)上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス(211)上に搬送されると、ランプ(212)を点灯し、そして光学ユニット(213)の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー(214)、(215)、(216)及びレンズ(217)によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)(218)へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD(218)によって読み取られる。
【0028】
リーダー画像前処理部(222)は、CCD(218)から出力される画像データに所定の処理を施して、コントローラユニット(150)へと出力するところである。
【0029】
プリンタ画像処理部(352)は、コントローラユニット(150)から送られる画像信号をレーザードライバ(317)へと出力するところである。
【0030】
プリンタ部(300)のレーザドライバ(317)は、レーザ発光部(313)、(314)、(315)、(316)を駆動するものであり、プリンタ画像処理部(352)から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部(313)、(314)、(315)、(316)を発光させる。このレーザ光はミラー(340)、(341)、(342)、(343)、(344)、(345)、(346)、(347)、(348)、(349)、(350)、(351)によって感光ドラム(325)、(326)、(327)、(328)に照射され、感光ドラム(325)、(326)、(327)、(328)にはレーザ光に応じた潜像が形成される。321、322、323、324は、それぞれブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)のトナーによって、潜像を現像するための現像器であり、現像された各色のトナーは、用紙に転写されフルカラーのプリントアウトがなされる。
【0031】
用紙カセット(360)、(361)及び手差しトレイ(362)のいずれかより、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで給紙された用紙は、レジストローラ(333)を経て、転写ベルト(334)上に吸着され、搬送される。そして、感光ドラム(325)、(326)、(327)、(328)に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部(335)に搬送され、定着部(335)の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。定着部(335)を通過した記録紙は排出ローラ(336)によって排出され、排紙ユニット(370)は排出された記録紙を束ねて記録紙の仕分けをしたり、仕分けされた記録紙のステイプルを行う。
【0032】
また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ(336)のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ(336)の回転方向を逆転させ、フラッパ(337)によって再給紙搬送路(338)へ導く。再給紙搬送路(338)へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写ベルト(334)へ給紙される。
【0033】
<リーダー画像前処理部の説明>
図4は、リーダー画像前処理部(222)の詳細な構成を示すブロック図である。
【0034】
リーダー画像前処理部(222)では、プラテンガラス(211)上の原稿はCCD(218)に読み取られて電気信号に変換される(CCD(218)はカラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラインCCDで、それぞれRフィルタ・Gフィルタ・BフィルタをそれぞれのCCDごとに並べたものでも構わないし、フィルタがオンチップ化又は、フィルタがCCDと別構成になったものでも構わない)。そして、その電気信号(アナログ画像信号)はリーダー画像前処理部(222)に入力され、クランプ&Amp.&S/H&A/D部(401)でサンプルホールド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベルを基準電位にクランプし、所定量に増幅され(上記処理順番は表記順とは限らない)、A/D変換されて、例えばRGB各8ビットのディジタル信号に変換される。そして、RGB信号はシェーディング部(402)で、シェーディング補正及び黒補正が施された後、コントローラユニット(150)へと出力される。
【0035】
<コントローラユニットの説明>
コントローラユニット(150)の機能を、図5、図6に示す。図5は、コントローラユニット(150)内部の構成と、プリンタ部(300)及びリーダー部(200)、プリンタ画像処理部(352)、リーダー画像処理部(354)、画像処理部(353)との構成を表した図である。図6は、システム制御部(2150)内の構成を表した図である。
【0036】
システム制御部(2150)は、コントローラユニット(150)の全体の制御部である。プリンタ画像処理部(352)、画像処理部(353)、リーダー画像処理部(354)は、システム制御部(2150)と接続されており、画像データ及び制御信号を送受信してデータの処理を行う。
【0037】
メモリ(356)、(357)、(358)、(359)はプリンタ部(300)におけるプリンタ用のドラムにおける画像データの遅延量を制御するためのメモリで、各色成分(YMCK)ごとにメモリを持ち、各色成分ごとの画像データを数ページ分保持することができる。ここでは、SDRAMを使用する。
【0038】
画像処理部(353)は、プリンタ及びリーダー用の画像処理を行う画像処理ブロックである。
【0039】
コントローラユニット(150)は画像入力装置であるリーダー部(200)、リーダー画像前処理部(222)や画像出力デバイスであるプリンタ部(300)と接続し、一方ではLAN(2011)や公衆回線(WAN)(2051)等のネットワーク(400)に接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力、PDLデータのイメージ展開を行う為のコントローラである。
【0040】
CPU(2001)はシステム全体を制御するプロセッサである。CPU(2001)は、CPUバス(2126)に接続され、さらに、システムバスブリッジ(2007)に接続される。
【0041】
操作部インターフェース(2006)は操作部(160)とのインターフェース部で、操作部(160)に表示する画像データを操作部(160)に対して出力する。また、操作部(160)から本システム使用者が入力した情報を、CPU(2001)に伝える役割をする。
【0042】
ユーザー登録コードインターフェース(2009)は、ユーザー登録コード記憶部(190)とのインターフェース部で、ユーザー登録コード記憶部(190)へセキュアプリントのジョブの実行要求がコントローラユニット(150)に来たときに、セキュアプリントのジョブのデータから実行を指示したユーザーのユーザー名とパスワードを送り、ユーザー登録コード記憶部(190)からのセキュアプリントのジョブの実行許可の信号を受ける役割をする。
【0043】
無線通信インターフェース(2008)は、近距離無線通信のインターフェース(180)とのインターフェース部で、近距離無線通信のインターフェース(180)により判定されたセキュアプリントのジョブの実行の信号を受け取る。このセキュアプリントのジョブの実行がアクテイブの場合は、セキュアプリントのジョブを直ちに実行すると判断し、CPU(2001)にセキュアプリントのジョブの実行要求を出力する。
【0044】
CPUが処理データを格納するためのメモリは、RAM(2002)、ROM(2003)が用意されており、それぞれRAMコントローラ(2124)、ROMコントローラ(2125)によってアクセス制御されている。
【0045】
HDD(2004)は外部記憶装置としてのハードディスクドライブで、システムソフトウェア、プリントのジョブの情報、画像データを格納する。
【0046】
HDD(2004)へのアクセスは、汎用バスインターフェース(2142)を介して、PCIバス(2143)を用いてディスクコントローラ(2144)により行う。
【0047】
LANコントローラ(2010)は、MAC回路(2145)、PHY/PMD回路(2146)を介しLAN(110)に接続し、情報の入出力を行う。
【0048】
<近距離無線通信のインターフェースの説明>
近距離無線通信のインターフェース(180)は、特定の機器と数メートル範囲内で無線通信を行う。近距離無線通信のインターフェース(180)が扱う無線通信の機器は、ユーザー(201)の携帯するインターフェース装置(202)のみであり、数メートル範囲内での通信を行う。
【0049】
近距離無線通信のインターフェース(180)は、特定波長の無線信号を使って、ユーザー(201)の携帯するインターフェース装置(202)とユーザー(201)に関する情報の送受信を行い、画像入出力システム(100)に対してセキュアプリントのジョブを実行したユーザーが、画像入出力システム(100)の位置に対して数メートルの位置にあるか否かを無線信号を使って判断する。
【0050】
近距離無線通信のインターフェース(180)は、ユーザー(201)の携帯するインターフェース装置(202)が受信可能な特定波長の無線信号を画像入出力システム(100)の数メートル範囲内で発信し、ユーザー(201)の携帯するインターフェース装置(202)からの特定波長の無線信号のみを受信する。
【0051】
ユーザー(201)の携帯するインターフェース装置(202)からの特定波長の無線信号の受信が無い場合には、近距離無線通信のインターフェース(180)は、ユーザー(201)が画像入出力システム(100)の数メートル範囲内に存在しないと判断しコントローラユニット(150)に対し、セキュアプリントのジョブの実行を非アクティブにする。
【0052】
ユーザー(201)の携帯するインターフェース装置(202)からの特定波長の無線信号の受信があった場合には、近距離無線通信のインターフェース(180)は、ユーザー(201)が画像入出力システム(100)の数メートル範囲内に存在すると判断しコントローラユニット(150)に対し、セキュアプリントのジョブの実行をアクティブにする。
【0053】
<インターフェース装置の説明>
画像入出力システム(100)のユーザーが携帯するインターフェース装置(202)は、特定の機器と数メートル範囲内で無線通信を行う。インターフェース装置(202)が扱う無線通信の機器は、画像入出力システム(100)の近距離無線通信のインターフェース(180)のみであり、数メートル範囲内での通信を行う。
【0054】
インターフェース装置(202)は、特定波長の無線信号を使って、近距離無線通信のインターフェース(180)とユーザー(201)に関する情報の送受信を行い、画像入出力システム(100)に対してセキュアプリントのジョブを実行したユーザーが、画像入出力システム(100)の位置に対して数メートルの位置にあることを通知する機能を持つ。
【0055】
インターフェース装置(202)は、近距離無線通信のインターフェース(180)からの無線信号を受信した場合は、ユーザー(201)に対してを画像入出力システム(100)の位置が数メートル範囲内であると判断し、近距離無線通信のインターフェース(180)に特定波長の無線信号を発信する。
【0056】
この時にインターフェース装置(202)から発信する無線信号には、各ユーザー固有のユニークなユーザーコードの情報を含み、このコード情報により各ユーザーの識別を行い、且つ、このコードの情報は、ユーザー登録コード記憶部(190)に記録されているユーザーのユーザー名とパスワードの情報と一対一で対応した情報である。
【0057】
このユーザーコードの情報は、インターフェース装置(202)内に保持され画像入出力システム(100)内のユーザー登録コード記憶部(190)の登録情報を変更しないかぎりは、このユーザーコードの情報を用いる。
【0058】
インターフェース装置(202)が近距離無線通信のインターフェース(180)からの無線信号を受信していない場合には、ユーザー(201)に対してを画像入出力システム(100)の位置が数メートル範囲外であると判断し、ウエイト状態を保ち無線信号を発信は行わない。
【0059】
<無線通信を用いたセキュアプリントの制御フローの説明>
画像入出力システム(100)でのセキュアプリントの処理制御のフローを、図7に示すフロー図をもとに説明する。
【0060】
まず、あらかじめ画像入出力システム(100)の操作部(160)を介してユーザー登録コード記憶部(190)に、画像入出力システム(100)を使用するユーザーのユーザー名とパスワードの入力を行い、記憶させる(3001)。
【0061】
ユーザー(201)は常に、ユーザー登録コード記憶部(190)に登録した画像入出力システム(100)を使用するユーザーのユーザー名とパスワードと一対一の関係をもつユーザーコードを保持したインターフェース装置(202)を携帯しておく。
【0062】
次に、LAN(110)に接続されたPCにより画像入出力システム(100)対してセキュアプリントのジョブの実行を指示する(3002)。この時、セキュアプリントのジョブの実行を指示したユーザーのユーザー名及びパスワード等の情報も、セキュアプリントのジョブの中に含んでいる。
【0063】
次に、画像入出力システム(100)は、セキュアプリントのジョブをLAN(110)を介して受信し、いったんプリントのジョブの情報をHDD(2004)に保持する(3003)。
【0064】
次に、画像入出力システム(100)は、このセキュアプリントのジョブが、ユーザー登録コード記憶部(190)に記憶されているユーザーか否かを判断する(3004)。ユーザー登録コード記憶部(190)に記憶されていない場合は、プリントのキューに従ってプリントアウトを行い、又は、エラーコードとしてエラー処理を行う(3005)。エラー処理は、未登録のユーザーがプリントのジョブの実行を指示しているという情報の表示をLAN(110)を介してPCに表示するか、画像入出力システム(100)内の操作部(160)に表示させるなどのエラー表示を行う。又は、プリントのジョブの実行を禁止し、そのプリントのジョブは削除するなどの処理を行う。
【0065】
次に、画像入出力システム(100)は、セキュアプリントのジョブの実行を指示したユーザー(201)が印刷物を取りに画像入出力システム(100)に数メートルと近づいてきた時点で、インターフェース装置(202)と無線通信を行う近距離無線通信のインターフェース(180)によって、セキュアプリントのジョブの実行がアクティブになる。この場合には、直ちにプリントのジョブを実行し、印刷出力を行う(3006)。
【0066】
セキュアプリントのジョブの実行が非アクティブの場合には、要求されているセキュアプリントのジョブの実行は行わずアクティブ状態になるまでセキュアプリントのジョブの実行をウエイト状態にして待つ(3007)。
【0067】
最後に、画像入出力システム(100)にセキュアプリントのジョブの実行を指示したユーザー(201)が印刷物を取りに画像入出力システム(100)に近づいた時に、画像入出力システム(100)からプリントのジョブの実行が行われ印刷出力され、ユーザー(201)は印刷物を受け取ることができる(3008)。
【0068】
<画像データ出力制御手段>
本件実施例の特徴である、近距離無線通信手段による画像蓄積手段内に蓄積された画像データの出力制御について図8のフローチャートを用いて説明する。
【0069】
まず、ネットワークを介して画像データを画像データ蓄積手段内に蓄積する(S801)。次にS802において、S801において画像データを画像データ蓄積手段内に送信した人物1が本件実施例で説明するマルチファンクションシステムの近傍に存在するか否かを判断する。判断に際しては、既述のように近距離無線通信手段を用いる。近傍に存在しないと判断された場合には、S801にて蓄積された画像データは出力できないため、再びS802にて近傍にいるか否かを判断する。画像データ蓄積手段内に送信した人物1が近傍に存在すると判断された場合、S803において現在別のJobが印刷中であるか否かを判断する。印刷中で無いと判断された場合には、S807にフローチャートは遷移し、画像データ蓄積手段内に蓄積された画像データを直ちに印刷する。S803において現在別のJobが印刷中であると判断された場合には、S804にてその別のJobが画像読み取り装置にて読み取られた画像データを出力する、いわゆるコピー動作であるか否かを判断する。コピー動作であると判断された場合には、現在動作中のJobに割り込んでS801にて蓄積された画像データを出力することは許されないため、S806にフローチャートが遷移し、現在印刷中のJobが完了するまで待つ。動作が完了したのを待ってS807にて、画像データ蓄積手段内に蓄積されている画像データの印刷を開始する。
【0070】
S804にて現在動作中の別のJobがコピー動作でないと判断された場合、さらにS805にて現在動作中の別のJobがセキュアプリントであるか否かを判断する。セキュアプリントでないと判断された場合には同様にS806にて、現在動作中のJobが印刷完了するまで待って、S807にて画像データを印刷する。
【0071】
また、S805にて現在動作中のJobがセキュアプリントであると判断された場合、さらにS808にて現在印刷されているJobを指示した人物2が本件実施例で説明するマルチファンクションシステムの近傍に存在するか否かを上記近距離無線通信手段によって判断する。上記の人物2が近傍に存在すると判断された場合には同様にS806及びS807を経由して、現在のJobが完了するのを待ってから、人物1によって画像データ蓄積手段内に蓄積された画像データを印刷する。
【0072】
また、S808にて人物2が近傍に存在しないと判断された場合(この場合、人物2は印刷Jobが開始された後に上記マルチファンクションシステムから離れたということになる)は、S809にて現在印刷中のJobを停止し、S810にて人物1よって画像データ蓄積手段内に蓄積された画像データの印刷を行う。そして印刷が終了した後に、S811にて停止中の印刷Jobを再開する。
【0073】
上記実施例のS805にて現在印刷中のJobがコピー動作でもセキュアプリントでもないと判断された場合、フローチャートはS806に遷移して、現在印刷中のJobが終了するまで待つと説明したが、この場合現在印刷中のJob(コピーでもセキュアプリントでも無いJob)を停止して人物1によって画像データ蓄積手段内に蓄積された画像データを先に出力しても良い。現在印刷中のJobがコピーでもセキュアプリントでもない場合、このJobを先に行うか、後に行うかは本件特許に影響を及ぼさないためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における本システムの実使用環境を表す図。
【図2】本システムの画像入出力システムの全体構成を表す図。
【図3】リーダー部及びプリンタ部の概観を表す図。
【図4】リーダー画像前処理部の構成を表す図。
【図5】コントローラユニット内部の概略構成を表す図。
【図6】コントローラユニットの内部の全体構成を表す図。
【図7】本発明における本システムの概略動作フローを表したフローチャート図。
【図8】本件実施例で説明する動作切り替えを説明するフローチャート図。

Claims (4)

  1. 複写機・プリンター等のマルチファンクションシステムにおいて、原稿を走査し画像データとして取り込む画像読み取り手段と、上記画像読み取り手段によって読み取られた画像データを記憶しておく画像データ蓄積手段と、画像データを受け取り画像データを印刷する画像印刷I/F手段と、ネットワークに接続するためのネットワークI/F手段と、近距離無線通信I/Fを有する近距離無線通信手段と、を有し
    上記ネットワークI/F手段によって受け取った画像データを上記画像データ蓄積手段に蓄積し、蓄積された画像データを印刷するよう指示する際に、上記画像データ蓄積手段に画像データの蓄積指示を行った操作者が上記近距離無線通信手段により上記マルチファンクションシステムの近傍に存在するか否かを判断し、近傍に存在すると判断する場合に上記画像データの印刷を行うマルチファンクションシステムにおいて、
    別の印刷動作を行っている際に上記近距離無線通信手段による印刷要求がきた際にこの要求により直ちに許可の有無を自動的に判断することを特徴とするマルチファンクションシステム。
  2. 請求項1において、第1の人物の近距離無線通信手段による印刷要求とは別の印刷動作が画像読み取り装置を用いた複写動作である場合、上記印刷要求は上記複写動作が終了するまで行わないことを特徴とするマルチファンクションシステム。
  3. 請求項1において、上記第1の人物の近距離無線通信手段による印刷要求とは別の印刷動作が、第2の人物の近距離無線通信手段による印刷動作である場合で且つ上記第2の人物が上記近距離無線通信手段によって該マルチファンクションシステム近傍に存在しないと判断された場合、上記印刷要求は現在の印刷動作を停止して行われることを特徴とするマルチファンクションシステム。
  4. 請求項1において、上記第1の人物の近距離無線通信手段による印刷要求とは別の印刷動作が、第2の人物の近距離無線通信手段による印刷動作である場合で且つ上記第2の人物が上記近距離無線通信手段によって該マルチファンクションシステム近傍に存在すると判断された場合、上記印刷要求は現在の印刷動作が終了するまで行われないことを特徴とするマルチファンクションシステム。
JP2002351193A 2002-12-03 2002-12-03 マルチファンクションシステム Withdrawn JP2004181763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002351193A JP2004181763A (ja) 2002-12-03 2002-12-03 マルチファンクションシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002351193A JP2004181763A (ja) 2002-12-03 2002-12-03 マルチファンクションシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004181763A true JP2004181763A (ja) 2004-07-02

Family

ID=32753169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002351193A Withdrawn JP2004181763A (ja) 2002-12-03 2002-12-03 マルチファンクションシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004181763A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009075833A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Fuji Xerox Co Ltd 印刷処理時期制御装置、印刷処理システム、印刷処理時期制御プログラム
CN106303131A (zh) * 2015-06-23 2017-01-04 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置
EP3166295A1 (en) 2015-11-06 2017-05-10 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus having wireless direct communication function and method of controlling the printing apparatus
JP2018010686A (ja) * 2013-05-07 2018-01-18 キヤノン株式会社 画像形成装置とその制御方法
US11194529B2 (en) 2013-05-07 2021-12-07 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, information processing apparatus, printing system, method of controlling the same, and storage medium for processing of print data

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009075833A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Fuji Xerox Co Ltd 印刷処理時期制御装置、印刷処理システム、印刷処理時期制御プログラム
JP2018010686A (ja) * 2013-05-07 2018-01-18 キヤノン株式会社 画像形成装置とその制御方法
JP2020093549A (ja) * 2013-05-07 2020-06-18 キヤノン株式会社 印刷装置とその制御方法、及びプログラム
US11194529B2 (en) 2013-05-07 2021-12-07 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, information processing apparatus, printing system, method of controlling the same, and storage medium for processing of print data
CN106303131A (zh) * 2015-06-23 2017-01-04 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置
CN106303131B (zh) * 2015-06-23 2018-12-04 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置
EP3166295A1 (en) 2015-11-06 2017-05-10 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus having wireless direct communication function and method of controlling the printing apparatus
US10223041B2 (en) 2015-11-06 2019-03-05 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus having wireless direct communication function and method of controlling the printing apparatus
US10691379B2 (en) 2015-11-06 2020-06-23 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus having wireless direct communication function and method of controlling the printing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7352980B2 (en) Image forming apparatus and method including power state shift control
JP4364261B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、および画像処理プログラム
US7912395B2 (en) Monitoring apparatus and monitoring system for image forming apparatus and control method for monitoring apparatus and monitoring system
JP2004153638A (ja) 複写装置
JP2004004622A (ja) 画像形成装置、用紙設定制御方法
JP2006315256A (ja) 画像形成装置
US8643855B2 (en) Image forming system and method of controlling the image forming system for performing image formation by combination of an information processing apparatus, an image supply apparatus, and an image forming apparatus
JP2006208639A (ja) 画像形成装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置及び複写機
JP2004181763A (ja) マルチファンクションシステム
JP4103446B2 (ja) 画像形成装置
US20080203168A1 (en) Image forming apparatus, and image forming method
JP2008145453A (ja) 画像形成システムおよび画像形成装置
JP2008221699A (ja) 画像処理装置
JP5477086B2 (ja) 画像形成装置
JP2004294855A (ja) 画像形成装置
JP2006181807A (ja) 画像形成装置
JP2009186897A (ja) 画像形成装置
JP2003307990A (ja) 画像形成装置、状態移行制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2005153218A (ja) 画像形成装置、エラーリカバリ方法およびプログラム
JP2007317020A (ja) データ処理装置及びライセンス情報管理装置
JP2008113125A (ja) 画像処理装置
JP3678107B2 (ja) コントローラ、画像形成装置、制御方法及び記憶媒体
JP2008153765A (ja) キャリブレーション機能を悪用した不正スキャンを防止する画像形成システム
JP4502183B2 (ja) 画像形成装置
JP4484731B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060207