JP2020093549A - 印刷装置とその制御方法、及びプログラム - Google Patents

印刷装置とその制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】認証されたユーザ名と合致することがない印刷ジョブはプリントサーバに残ったままとなり、印刷ジョブとして実行されたり、或いは削除等が行えない。【解決手段】認証したユーザ名と一致する印刷ジョブのリスト、或いは認証したユーザ名とジョブオーナ名とが一致しない印刷ジョブのリスト、或いはジョブオーナ名が不明の印刷ジョブのリストを指定する情報を含み認証したユーザ名と印刷ジョブを指定するための付加情報とを含む、少なくとも印刷ジョブのジョブオーナ名を含む印刷ジョブのリストの要求を送信し、その要求に応答して送信される印刷ジョブのリストを受信し、その受信した印刷ジョブのリストを表示する。【選択図】 図7

Description

本発明は、画像形成装置及び情報処理装置と印刷システム、及びその制御方法とプログラムに関する。
近年、ユーザが印刷ジョブをプリントサーバに送信し、ユーザの好きなときに所望のプリンタから、しかもセキュリティを確保しながら印刷する認証印刷への要望が高まっている(例えば、特許文献1)。この特許文献1によると、ユーザは印刷ジョブを生成してプリンタドライバによりプリントサーバに送信し、また書誌情報を書誌サーバに送信する。そしてプリンタから印刷するときは、プリンタが書誌サーバから印刷ジョブのリストを取得して表示し、そのリストからユーザが自分の印刷ジョブを選択して印刷を指示する。これにより書誌サーバからプリントサーバに印刷指示が発行され、印刷サーバから印刷ジョブがプリンタに送信されてプリンタで印刷される。
特許第4033857号
しかしながら、特許文献1のプリントシステムでは、プリンタドライバによる印刷ジョブの送信が前提となっている。また、認証に成功したユーザに対応する印刷ジョブリストをサーバから取得するためには、サーバに登録されている印刷ジョブに、その印刷ジョブのオーナを特定する情報が入っていることが必須となる。これは通常、プリンタドライバで生成される印刷ジョブには、その印刷ジョブのオーナ名が入っているため問題はなかった。
しかし、プリンタドライバを使用せずに生成される印刷ジョブ(独自に印刷データを生成する印刷システムやアプリケーションファイルを直接解釈して印刷するダイレクトプリントシステム)では、その印刷ジョブのオーナ名が入っていないことがある。その場合、その印刷ジョブは、認証されたユーザ名と合致することがないため、サーバから取得する印刷ジョブのリストには含まれないことになる。このため、そのような印刷ジョブはプリントサーバに残ったままとなり、印刷ジョブとして実行されたり、或いは削除等が行えないという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
本発明の特徴は、印刷ジョブのリストの要求に、印刷ジョブを指定する付加情報を付与する。これにより、例えば、認証されたユーザ名に一致する印刷ジョブだけでなく、オーナ名が不明、或いは認証されたユーザ名に一致しない印刷ジョブ等のリストを取得できる技術を提供する。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、
ユーザを認証する認証手段と、
前記認証手段により認証したユーザ名と印刷ジョブを指定するための付加情報とを含む要求であって、少なくとも印刷ジョブのジョブオーナ名を含む印刷ジョブのリストの要求を送信する要求手段と、
前記要求手段による要求に応答して送信される印刷ジョブのリストを受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した印刷ジョブのリストを表示する表示手段と、を有し、
前記付加情報は、前記認証手段が認証したユーザ名と一致する印刷ジョブのリスト、或いは前記認証手段が認証したユーザ名とジョブオーナ名とが一致しない印刷ジョブのリスト、或いはジョブオーナ名が不明の印刷ジョブのリストを指定する情報を含むことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、認証されたユーザ名に一致する印刷ジョブだけでなく、オーナ名が不明、或いは認証されたユーザ名に一致しない印刷ジョブ等のリストを取得できるという効果がある。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を収容する印刷システムの構成を模式的に示す図。 実施形態に係る複写機の機能構成を示すブロック図。 実施形態1に係る複写機が管理している印刷ジョブのリストの一例を示す図(A)と、複写機が印刷ジョブリストの要求を受信したときに応答する印刷ジョブリストの一例を示す図(B)。 実施形態1で、印刷ジョブリストの要求を受信した場合に、複写機が応答する印刷ジョブリストの一例を示す図(A)と、実施形態1に係る複写機を使用可能なユーザの一覧の一例を示す図(B)。 実施形態1において、書誌サーバとして動作する複写機による処理を説明するフローチャート。 実施形態1で、印刷ジョブのリストの要求に応答して、図5のS502で送信する印刷ジョブのリストの一例を示す図。 実施形態2に係る複写機の処理を説明するフローチャート(A)と、実施形態3に係る複写機の処理を説明するフローチャート(B)。 実施形態2で複写機が受信する印刷ジョブのリストを表示する画面の一例を示す図。 実施形態3に係る印刷ジョブ履歴の一例を示す図(A)と、実施形態3に係る印刷ジョブの履歴画面の一例を示す図(B)。 本発明の実施形態4に係る複写機による印刷処理を説明するフローチャート。 実施形態4に係る印刷設定画面の一例を示す図。 実施形態5に係る複写機が印刷データを受信した場合の処理を説明するフローチャート。 実施形態5に係る設定画面の一例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置を収容する印刷システムの構成を模式的に示す図である。本実施形態では、画像形成装置としてデータ送信機能を有する複写機を例に説明するが、本発明はこのような複写機に限定されるものでなく、プリンタ等の印刷装置にも適用できる。
複写機1001は、複写機1001と同等の機能を持つ複写機1002、クライアントコンピュータ(以下、PC)1005とともに、イーサネット(登録商標)等のLAN1006に収容されている。複写機1001は、コピー機能、ファクシミリ機能を有するとともに、原稿を読み取り、その読み取った原稿の画像データをLAN1006上の各装置に送信するデータ送信機能を有する。またLAN1006に接続されているPC1005から受信したPDLで記述された印刷ジョブを実行して印刷するPDL印刷機能を有している。また複写機1001は、複写機1001で原稿を読み取って得られた画像データや、LAN1006に接続されているPC1005から受信した印刷ジョブを処理して得られた画像データをボックス領域に保存するボックス機能を有している。そして、このボックス領域に保存された画像データを印刷することができる。また複写機1001は、複写機1002が原稿を読み取って得られた画像データをLAN1006を介して受信し、その受信した画像データを複写機1001に保存したり、また印刷することができる。PC1005は、LAN1006を介して複写機1001から画像データを受信し、その受信した画像データを加工或いは編集することもできる。
図2は、実施形態に係る複写機1001の機能構成を示すブロック図である。尚、複写機1002は、書誌サーバとして機能を有していない以外は複写機1001の構成と同様であるため、その説明を省略する。
コントローラユニット2000は、画像入力デバイスであるスキャナ2070や画像出力デバイスであるプリンタ2095を接続している。そして、スキャナ2070で原稿を読み取って得られた画像データをプリンタ2095により印刷するコピー機能を実現するための制御を行う。またスキャナ2070で得られた画像データをLAN1006を介してPC1005等に送信したり、またPC1005からの印刷ジョブを受信してプリンタ2095により印刷する。
コントローラユニット2000はCPU2001を有し、CPU2001は、ROM2003に格納されているブートプログラムによりHDD2004に格納されているオペレーティングシステム(OS)を立ち上げる。そして、このOS上でHDD2004に格納されているアプリケーションプログラムを実行することによって各種処理を実行する。このCPU2001の作業領域としてはRAM2002が用いられる。RAM2002は、作業領域とともに、プログラムや画像データを一時記憶するための画像メモリ領域を提供する。HDD(ハードディスクドライブ)2004は、アプリケーションプログラムとともに、ボックス機能で画像データ等を格納するのに使用される。
CPU2001には、システムバス2007を介して、ROM2003及びRAM2002とともに、操作部I/F(操作部インタフェース)2006、ネットワークI/F(ネットワークインタフェース)2010、モデム2050が接続されている。更には、画像バス2008とのインタフェースを制御するイメージバスI/F(イメージバスインタフェース)2005と接続されている。操作部I/F2006は、タッチパネルとハードキーを有する操作部2012とのインタフェースであり、操作部2012の表示部(不図示)に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また操作部I/F2006は、操作部2012においてユーザの操作により入力された情報をCPU2001に送信する。ネットワークI/F2010は、LAN1006に接続され、LAN1006を介してLAN1006上の各装置との間で情報の入出力を行う。モデム2050は、公衆回線1008に接続され、公衆回線1008を介して情報の入出力を行う。
イメージバスI/F2005は、システムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008を接続し、データ構造を変換するためのバスブリッジである。
画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE1394を有している。画像バス2008上には、ラスタイメージプロセッサ(以下、RIP)2060、デバイスI/F2020、スキャナ画像処理部2080、プリンタ画像処理部2090、画像回転部2030及び画像圧縮部2040が設けられている。RIP2060は、中間言語データをビットマップイメージに展開するプロセッサである。デバイスI/F2020には、スキャナ2070及びプリンタ2095が接続され、デバイスI/F2020は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
スキャナ画像処理部2080は、スキャナ2070から入力された画像データに対して補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部2090は、印刷する画像データに対して画像補正、ハーフトーン処理等を行う。画像回転部2030は、画像データの回転を行う。画像圧縮部2040は、多値画像データをJPEGデータに、2値画像データをJBIG,MMR,MH等のデータに圧縮するとともに、その逆に伸張処理を行う。
[実施形態1]
本実施形態1は、PC1005、もしくはLAN1006に接続された他のクライアントコンピュータ(不図示)から複数のPDL印刷ジョブ(以下、印刷ジョブ)が複写機1001又は複写機1002に投入されて格納されている前提で説明する。尚、この実施形態1では、複写機1001が書誌サーバ機能も有する構成で説明するが、書誌サーバ(情報処理装置)は別の機器としてLAN1006に接続されていても良いため、これは本発明の機能や構成を限定するものではない。
この実施形態1では、複写機1001が書誌サーバとしての機能を有し、この複写機1001の投入された複数の印刷ジョブを格納して管理している。そして、印刷ジョブのリストを要求する機器(複写機1002)で認証されたユーザの印刷ジョブだけ、或いは認証されたユーザ以外の印刷ジョブで、かつその要求元の機器で使用可能でないユーザの印刷ジョブのリストを取得する場合で説明する。尚、これ以外にも、例えば、要求元の機器は、認証したユーザ以外の印刷ジョブのリストだけを取得できるようにしても良い。また或いは、要求元の機器で使用可能でないユーザの印刷ジョブ、又は要求元の機器で使用可能なユーザの印刷ジョブのリストだけを取得できるようにしても良い。
図3(A)は、実施形態1に係る複写機1001が管理している印刷ジョブのリストの一例を示す図である。
この印刷ジョブのリストは、複数の書誌情報の集合で示されている。この書誌情報は、例えばPC1005から複写機1001に印刷ジョブが投入され、複写機1001が印刷ジョブを処理したときに生成される。この書誌情報は、投入された印刷ジョブと複写機1001が保持する「デバイスの情報」を基に生成される。この書誌情報は、印刷ジョブのリストとしてRAM2002に格納して管理している。このように複写機1001は、書誌サーバとしての機能を有している。
図3(A)において、ジョブ名300は、印刷ジョブを一意に特定する印刷ジョブの名称である。このジョブ名は、受信した印刷ジョブに含まれている情報である。尚、ジョブ名が印刷ジョブに含まれていない場合は、この複写機101で生成して付与しても良い。ジョブオーナ名302は、その印刷ジョブを生成したユーザを特定する情報である。このジョブオーナ名は、印刷ジョブに含まれている情報であるが、印刷ジョブに含まれていない場合は、ジョブオーナ名は存在しなくても良い。日付/時刻304は、その印刷ジョブが投入された日付と時刻を表す。図3(A)では、ジョブ名が「PrintJob1」〜「PrintJob6」の6個の書誌情報が記憶されている。
例えば、書誌情報306は、ジョブ名が「PrintJob1」、ジョブオーナ名が「USER1」、印刷ジョブが投入された日時が「2012年2月3日の14時20分30秒」であることを表している。ここで書誌情報310のジョブオーナ名302は空欄であり、この印刷ジョブにジョブのオーナ名が含まれていなかったことを表わしている。今回、書誌情報として、ジョブ名300、ジョブオーナ名302、日付/時刻304を例として挙げているが、書誌情報はこれらに限定されるものではない。例えば、書誌情報として、印刷ジョブのカラー/モノクロ設定等の印刷設定や、印刷ジョブのページ数や部数の設定等が含まれていても良い。本実施形態1では、複写機1002から書誌サーバ機能を有する複写機1001に対して印刷ジョブのリストを要求する場合の複写機1001の動作について説明する。
図3(B)は、図3(A)で示した印刷ジョブのリストに対して、例えば認証したユーザ名が「USER2」で、印刷ジョブリストの要求を受信したときに複写機1001が応答する印刷ジョブリストの一例を示す図である。
図3(A)において、書誌情報306から書誌情報316のうち、ジョブオーナ名が「USER2」であるのは、書誌情報308と書誌情報314である。従って、印刷ジョブリストの要求に対して、書誌情報308,314を含む印刷ジョブのリストが、複写機1001から、その要求元である複写機1002に送信されることになる。
図5は、実施形態1において、書誌サーバとして動作する複写機1001による処理を説明するフローチャートである。このフローチャートで示す処理は、CPU2001がHDD2004からRAM2002に展開したプログラムを実行することにより実現される。
先ずS500でCPU2001は、LAN1006を介して複写機1002からの印刷ジョブのリストの要求を受信するとS501の処理へ進む。尚、この場合の通信プロトコルは独自のものであっても良いし、或いは汎用的なものであっても良く、これを特に規定しない。S501でCPU2001は、その要求が、認証したユーザ名と印刷ジョブのジョブオーナ名とが一致せず、かつ複写機1002を使用可能でないユーザの印刷ジョブを含む印刷ジョブリストを指定する第1の付加情報を含むかどうかを判定する。S501で、この第1の付加情報を含むと判定した場合はS502に進み、そうでない場合はS503に進む。S502でCPU2001は、認証したユーザ名と印刷ジョブのジョブオーナ名とが一致せず、かつ複写機1002を使用可能でないユーザの印刷ジョブを抽出し、その印刷ジョブのリストを、LAN1006を介して複写機1002へ送信して終了する。
一方、S503ではCPU2001は、認証したユーザ名と印刷ジョブのジョブオーナ名とが一致する印刷ジョブのリストをLAN1006を介して複写機1002へ送信して終了する。尚、このS503で送信される印刷ジョブのリストは、例えば前述の図3(B)に示すようなリストになる。
図4(B)は、実施形態1に係る複写機1002を使用可能なユーザの一覧の一例を示す図である。
この複写機1002を使用可能なユーザの一覧は、事前に、複写機1001のHDD2004等に格納しておくか、或いは任意のタイミングで複写機1002或いはサーバ(不図示)等から受信してRAM2002等に記憶されているものとする。ここでは管理者(Administrator)と、複数のユーザ(USER1〜USER5)が登録されている。
図6は、複写機1001が図3(A)で示した印刷ジョブのリストを有しているときに、複写機1002からの印刷ジョブのリストの要求に応答して、図5のS502で送信する印刷ジョブのリストの一例を示す図である。
ここでは複写機1002で認証されたユーザ名が「USER2」であるとする。ここでは、認証したユーザ名と印刷ジョブのジョブオーナ名とが一致せず、かつ複写機1002を使用可能でないユーザの印刷ジョブのリストを指定する第1の付加情報を含む要求を受信した場合で説明する。
図3(A)において、書誌情報306は、ジョブオーナ名が「USER1」であり、複写機1002で認証されたユーザ名「USER2」とは異なる。しかし、このユーザ「USER1」は、図4(B)に示すように、複写機1002を使用可能なユーザであるため、今回要求された印刷ジョブのリストには含まれない。
また図3(A)の書誌情報308,314は、そのジョブオーナ名が「USER2」で、認証されたユーザ名「USER2」と一致するため、今回要求された印刷ジョブのリストには含まれない。
また図3(A)の書誌情報310は、ジョブオーナ名が存在せず、認証されたユーザ名「USER2」とは異なり、複写機1002を使用可能なユーザではない。従って、今回要求された印刷ジョブのリストに含まれる。
また図3(A)の書誌情報312は、ジョブオーナ名が「USER4」で、複写機1002で認証されたユーザ名「USER2」とは異なる。しかしながら、図4(B)に示すように複写機1002を使用可能なユーザであるため、今回要求された印刷ジョブのリストには含まれない。
また書誌情報316は、ジョブオーナ名が「USER6」で、認証されたユーザ名「USER2」とは異なり、かつ図4(B)で複写機1002を使用可能なユーザではないため、要求された印刷ジョブのリストに含まれる。
図4(A)は、図3(A)で示した印刷ジョブのリストに対して、複写機1002で認証したユーザ名が「USER2」のときに複写機1002から印刷ジョブリストの要求を受信した場合に、複写機1001が応答する印刷ジョブリストの一例を示す図である。
この実施形態1では、その要求は、認証したユーザ名と印刷ジョブのジョブオーナ名と一致する印刷ジョブと、一致せずかつ複写機1002を使用可能でないユーザの印刷ジョブのリストとを指定する第2の付加情報を含んでいるものとする。
この場合の図3(A)の書誌情報306〜316のうち、ジョブオーナ名が「USER2」である書誌情報は、書誌情報308と書誌情報314である。従って、書誌情報308と書誌情報314とに対応する「Printjob2」と「Printjob5」が、この印刷ジョブのリストに含まれる。またジョブオーナ名「USER2」と異なり、複写機1002を使用可能なユーザではないものは書誌情報310と書誌情報316である。従って、書誌情報310と書誌情報316に対応する「Printjob3」と「Printjob6」が、この印刷ジョブのリストに含まれる。
以上説明したように本実施形態1によれば、登録されている複数の印刷ジョブの中から、認証されたユーザがオーナである印刷ジョブだけ、或いは認証されたユーザ以外がオーナである印刷ジョブだけを取得することができる。またそのようなジョブの一覧を要求する際、その要求元である機器を使用可能なユーザの印刷ジョブ、或いは要求元の機器を使用可能でないユーザの印刷ジョブを含むようにもできる。
[実施形態2]
次に本発明の実施形態2について説明する。この実施形態2では、複写機1002から書誌サーバ機能を有する複写機1001に対して印刷ジョブのリストを要求する際の、複写機1002の動作について説明する。尚、実施形態2に係る複写機1001,1002の構成及び印刷システムの構成は、前述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
図7(A)は、実施形態2に係る複写機1002の処理を説明するフローチャートである。このフローチャートで示す処理は、複写機1002のCPU2001が、複写機1002のHDD2004からRAM2002に展開したプログラムを実行することにより実現される。
まずS700でCPU2001は、ユーザの認証を実施してS701へ進む。S700におけるユーザの認証は、ユーザ名が取得できれば、その方法は問わない。例えば、CPU2001が操作部I/F2006を介して操作部2012の表示部にユーザ認証画面(不図示)を表示し、操作部I/F2006を介してユーザ名とパスワードの入力情報を取得してユーザを認証する方法でも構わない。また、複写機1002が具備するカードリーダ(不図示)等からユーザ情報を取得する方法でも構わない。
S701でCPU2001は、S700で取得したユーザ名、又は認証したユーザ名とジョブオーナ名が一致せず、かつ複写機1002を使用可能でないユーザの印刷ジョブのリストを要求する第1の付加情報を含む要求を複写機1001に送信する。そしてS702でCPU2001は、LAN1006を介して複写機1001から、その要求した印刷ジョブのリストを受信すると、この処理を終了する。
図8は、実施形態2で複写機1002が受信する印刷ジョブのリストを表示する画面の一例を示す図である
この画面は、CPU2001が、図7(A)のS702で取得した印刷ジョブのリストに基づいて生成し、操作部I/F2006を介して操作部2012の表示部に表示した例を示している。801は、複写機1002で認証されたユーザ名を表示する欄である。実施形態2では、その認証されたユーザ名は「USER2」である。ここでは印刷ジョブの表示欄802には、図6に示すような、該当する印刷ジョブのリストが表示されている。
803は、表示する印刷ジョブのオーナの選択を促す文字列である。804〜806はそれぞれ、表示する印刷ジョブのオーナを選択するためのメニュー項目を示し、それぞれラジオボタンで選択可能である。ここでメニュー項目は、いずれか一つだけを選択可能なように制御されている。この制御が成されていれば良いため、メニューの構成はラジオボタンに限定されるものではなく、プルダウンリスト等で実現されていても良い。
「自分のみ」804は、ユーザ名801と一致する印刷ジョブのリストのみを表示したい場合に選択される。初期状態では「自分のみ」804が選択されている。「不明のみ」805は、ユーザ名801と一致しない印刷ジョブのリストのみを表示したい場合に選択される。「自分+不明」806は、ユーザ名801と一致する印刷ジョブと、ユーザ名801と一致しない印刷ジョブの両方を印刷ジョブのリストとして表示したい場合に選択される。図8の印刷ジョブリスト画面では、「不明のみ」805が選択された状態になっている。従って、複写機1001からは、図6で示すような印刷ジョブのリストが取得される。
807は、現在表示されているページ数と全体のページ数を表している。図8では、全1ページの1ページ目を表示している。808は前のページを表示するためのボタン、809は次のページを表示するためのボタンである。全選択ボタン810は、印刷ジョブのリストに表示されている書誌情報全てを選択するのに使用する。選択解除ボタン811は、選択されている書誌情報の選択を解除するときに使用する。削除ボタン812は、選択している書誌情報を削除するのに使用される。こうして削除された印刷ジョブの情報は、複写機1002から複写機1001に送られて、複写機1001で、対応する印刷ジョブを削除するのに使用されても良い。印刷開始ボタン813は、選択した書誌情報の印刷を開始するときに使用される。ジョブリスト更新ボタン814が押下されると、「自分のみ」804、「不明のみ」805、「自分+不明」806の内の選択されたいずれかの情報に基づいて作成された付加情報を含む印刷ジョブのリスト要求を複写機1001に送信する。
これにより実施形態2に係る複写機1002は、複写機1001から、その要求に合った印刷ジョブのリストを受信し、その受信した印刷ジョブのリストに基づいて、印刷ジョブのリスト画面を更新する。
以上説明したように実施形態2によれば、印刷ジョブのリストを要求する機器において、その印刷ジョブのリストに含まれる印刷ジョブの条件を設定して、要求を発行することができる。
これにより、例えば、その機器で認証したユーザの印刷ジョブのみ、或いはユーザ名が不明の印刷ジョブのみ、また或いは、認証したユーザの印刷ジョブと、ユーザ名が不明の印刷ジョブのリストだけを取得することができる。また更には、その要求の発行元の機器で使用可能なユーザの印刷ジョブのみ、或いはその世級の発行元の機器で使用可能なユーザ以外の印刷ジョブだけを取得するようにもできる。
[実施形態3]
次に実施形態3を説明する。この実施形態3では、複写機1002から、書誌サーバ機能を有する複写機1001に対して印刷ジョブのリストを要求して印刷する処理を説明する。尚、実施形態3に係る複写機1001,1002の構成及び印刷システムの構成は、前述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
図7(B)は、実施形態3に係る複写機1002の処理を説明するフローチャートである。このフローチャートで示す処理は、複写機1002のCPU2001が、複写機1002のHDD2004からRAM2002に展開したプログラムを実行することにより実現される。
まずS710でCPU2001は、操作部I/F2006を介して印刷開始ボタン813(図8)が押下されたことを検知すると、選択された書誌情報のジョブ名に紐づけられた印刷ジョブの印刷を実行する。そしてS711に進みCPU2001は、認証したユーザ名と印刷ジョブのジョブオーナ名とを含む印刷ジョブの履歴を作成して、この処理を終了する。
図9(A)は、実施形態3に係る印刷ジョブ履歴の一例を示す図である。
これは、図8に示す印刷ジョブリスト画面から、ジョブ名が「Printjob3」の印刷ジョブと、ジョブ名が「Printjob6」の印刷ジョブを実行したときの印刷ジョブの履歴を示す。ここでは、いずれの履歴においても、そのユーザ名は、複写機1002で認証されたユーザ名「USER2」となっている。
図9(B)は、印刷ジョブの履歴画面の一例を示す図である。
この印刷ジョブ履歴画面は、CPU2001が、S711で取得した印刷ジョブの履歴に基づいて生成し、操作部I/F2006を介して操作部2012の表示部に表示したものである。ここでは図9(A)に示すように、印刷ジョブ履歴のユーザ名、ジョブ名、ジョブオーナ名、日付/時刻が表示されている。
901は、現在表示されているページ数と全体のページ数を表している。ここでは、全1ページの1ページ目を表示している。902は前のページを表示するためのボタン、903は次のページを表示するためのボタンである。詳細情報ボタン904は、選択した印刷ジョブ履歴の出力ページ数等の詳細情報(不図示)の画面を、ユーザが表示したいときに使用される。
今回、印刷ジョブ履歴として、ユーザ名、ジョブ名、ジョブオーナ名、日付/時刻を例として挙げているが、印刷ジョブ履歴はこれらに限定されるものではない。例えば、印刷ジョブ履歴として、印刷ジョブの出力結果が正常であったか否かを示す情報等が含まれていても良い。
また、ユーザ名等は、詳細情報ボタン904が押下されときに表示される詳細情報画面に表示されても良い。また、課金処理をユーザ名に紐づけて実施することで、実際に印刷を実行したユーザに対する課金が可能となる。
以上説明したように本実施形態3によれば、印刷ジョブを実行したユーザに対応つけて、印刷ジョブが実行された履歴を作成して表示することができる。
[実施形態4]
前述の実施形態1では、PC1005、或いはLAN1006に接続された他のクライアントコンピュータ(不図示)からPDL印刷ジョブが複写機1001又は複写機1002に投入されて格納されている前提で説明した。これに対して実施形態4では、他のクライアントコンピュータから投入された印刷ジョブを格納(留め置き)する時に、ユーザ名を特定することができない印刷ジョブの留め置きの有無を判定する形態で説明する。
実施形態4では、クライアントコンピュータ1005からPDL印刷ジョブが複写機1001に投入される場合を例にして説明する。尚、実施形態4に係る複写機1001,1002の構成及び印刷システムの構成は、前述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
図10は、本発明の実施形態4に係る複写機1001による印刷処理を説明するフローチャートである。このフローチャートで示す処理は、CPU2001がHDD2004からRAM2002に展開したプログラムを実行することにより実現される。
先ずS1001でCPU2001は、LAN1006を介してクライアントコンピュータ1005から印刷ジョブを受信するとS1002へ進む。尚、印刷ジョブを受信するための通信プロトコルは独自のものであっても、或いは汎用的なものであっても良く、これを特に規定しない。S1002でCPU2001は、受信した印刷ジョブを解析してS1003へ進む。通常、印刷ジョブは、印刷設定等のジョブ制御コマンドと、印刷ジョブの内容を記述したPDL(ページ記述言語)コマンドとを含む。ジョブ制御コマンドには、例えば、Hewlett−Packard社のPJLやキヤノン社のCPCA(Common Peripheral Controlling Architecture)等がある。またPDLコマンドには、Adobe社のPostScriptやキヤノン社のLIPS(LBP Image Processing System)等がある。これらは上記のいずれであっても良く、特に限定するものではない。また、ジョブ制御コマンドは付加されていなくても良く、その場合はPDLコマンドのみを解析して印刷処理を実行する。
次にS1003に進みCPU2001は、RAM2002等に格納されている複写機1001の印刷設定のうち、印刷ジョブを強制的に複写機1001に留め置きする印刷設定が有効になっているか否かを判定する。その印刷設定が有効になっていると判定するとS1004へ進み、そうでないと判定した場合はS1007へ進んで、その印刷ジョブを留め置きしないように設定する。S1004でCPU2001は、RAM2002等に格納されている複写機1001の印刷設定のうち、プリンタドライバで生成された印刷ジョブだけを留め置きをする印刷設定が有効になっているか否かを判定する。そのような印刷設定が有効になっていると判定するとS1005へ進み、そうでないと判定した場合はS1006へ進む。
尚、上述した印刷設定は、CPU2001が操作部I/F2006を経由して操作部2012に図11に示すような画面を表示し、その画面でユーザが入力した情報を操作部I/F2006を経由して受信することにより設定される。こうして設定された情報は、CPU2001が、RAM2002等に印刷設定として格納することにより反映される。
図11は、実施形態4に係る印刷設定画面の一例を示す図である。
項目1102は、印刷ジョブを強制的に留め置きするように設定する。チェックボックス1103をチェックすることにより、この設定が有効になり、チェックボックス1103のチェックを外すことで、この設定が無効になる。項目1104は、プリンタドライバで生成された印刷ジョブのみ留め置きをするに設定する。チェックボックス1105をチェックすることで、この設定が有効になり、チェックボックス1105のチェックを外すことで、この設定が無効になる。図11の印刷設定画面では、いずれの設定も有効になっている例を示している。
S1005でCPU2001は、その印刷ジョブがプリンタドライバで生成されたか否かを判定する。S1005でCPU2001が、プリンタドライバで生成されたと判定した場合はS1006へ進んで、その印刷ジョブを留め置くように制御し、そうでない場合はS1007へ進む。プリンタドライバが印刷ジョブを生成するときは必ず、ジョブ制御コマンドにプリンタドライバが印刷ジョブを生成したことを示す特定のコマンドを付加する。これによりCPU2001は、ジョブ制御コマンドに、その特定のコマンドが付加されているか否かを判定することにより、プリンタドライバで生成された印刷ジョブか否かを判定できる。尚、ここではジョブ制御コマンドに特定のコマンドが付加される例で説明したが、特定のコマンドが付加されるのはPDLコマンド、もしくはジョブ制御コマンドとPDLコマンドの両方であっても良い。
S1007でCPU2001は、受信した印刷ジョブをRAM2002或いはHDD2004等の記憶装置に格納して処理を終了する。こうして記憶装置に格納された印刷ジョブは、複写機1001でユーザの認証を実施し、そのユーザの認証に成功した場合に限り、そのユーザの指示に応じて、印刷或いは印刷ジョブの削除がきるようになる。
一方、S1007でCPU2001は、受信した印刷ジョブを記憶装置に格納せずに、印刷ジョブによる印刷処理をキャンセルする。具体的には、CPU2001は、受信した印刷データを破棄し、エラーログをHDD2004に書き込むとともに、エラーレポートをプリンタ2095に印刷させる。このエラーレポートには、エラーの種別を示すエラーコードや、受信日時、書誌情報等が含まれる。また、これ以外にも、例えば「ユーザが不明であるため印刷又は保存することができませんでした」等のメッセージを印刷するようにしてもよい。
以上説明したように実施形態4によれば、印刷ジョブを受信したときに、受信した印刷ジョブを装置内に留め置きするように設定されている場合、設定に応じて、プリンタドライバで作成された印刷ジョブだけを留め置くことができる。
[実施形態5]
上述の実施形態4では、受信した印刷ジョブのデータ(印刷データ)がプリンタドライバで生成されていないと判定した場合に、その印刷データを留め置かずにキャンセルする例について説明した。これに対して実施形態5では、受信した印刷データに含まれるジョブオーナ名(文書投入者)が解析不能である場合に、その印刷データをキャンセルするかどうかを設定可能にした例について説明する。尚、実施形態5に係る複写機1001,1002の構成及び印刷システムの構成は、前述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
図12は、実施形態5に係る複写機1001が印刷データを受信した場合の処理を説明するフローチャートである。このフローチャートで示す処理は、CPU2001がHDD2004からRAM2002に展開したプログラムを実行することにより実現される。尚、このフローチャートで示す処理は、PC1005から送信された印刷データを受信することにより開始される。
先ずS1201でCPU2001は、ネットワークI/F2010を介してPC1005から印刷データを受信するとS1202に進み、CPU2001は、その受信した印刷データに付与されている文書名やジョブオーナ名、印刷設定などを抽出する。尚、S1202で抽出する情報はこれ以外のものであってもよく、例えば、印刷データを送信したアプリケーションの識別情報や、PDL言語の種別などを含むものであってもよい。また、PC1005のプリンタドライバが付与した識別情報などを含んでもよい。
次にS1203に進みCPU2001は、RAM2002に記憶されている設定が、印刷データを強制保存する設定であるか否かを判定する。尚、この強制保存するか否かは、図13の画面で設定した設定値に従って判定する。
図13は、実施形態5に係る設定画面の一例を示す図である。
ラジオボタン1302は、受信した印刷データを強制的に保存するか否かを設定するボタンで、このボタンがチェックされると、受信した印刷データを強制的に保存するように設定される。またボタン1303〜1306は、不定ユーザの印刷ジョブの処理方法を設定するボタンである。ボタン1303は、その印刷ジョブをキャンセルするように設定する。ボタン1304は、その印刷ジョブをキャンセルしないように設定する。ボタン1305は、その印刷ジョブを保存するように設定する。ボタン1306は、その印刷ジョブを印刷するように設定する。図13の例では、受信した印刷データを強制的に保存するように設定されており、また不定ユーザの印刷ジョブはキャンセルせずに、保存するように設定されている。尚、これら設定値は、管理者により予め設定され、HDD2004に記憶されており、複写機1001が起動する時にRAM2002に読み出される。CPU2001は、このRAM2002に読み出された設定値に従って判定する。
S1203でCPU2001が、印刷データを強制保存しないと判定した場合はS1209に進み、CPU2001はプリンタ2095を制御し、受信した印刷データに基づく画像データを生成してシートに画像を印刷して、この処理を終了する。
一方S1203でCPU2001が、印刷データを強制保存すると判定した場合はS1204に進む。S1204でCPU2001は、S1202で抽出した印刷データに付与されている情報を解析し、受信した印刷データのジョブオーナ名を特定することが可能か否かを判定する。具体的には、S1202で抽出した情報の中にユーザを識別するためのユーザ識別情報が含まれていない場合は、その印刷ジョブのオーナ名が不明であるためS1204でYESと判定してS1205に進む。尚、S1204の判定は、ユーザ識別情報の有無に基づいて判定する以外の方法でもよい。例えば、ユーザ識別情報が含まれてはいるが、そのユーザ識別情報が解析不能であったり、複写機1001にログインする権限を持たないユーザであったりした場合にS1204でYESと判定してもよい。
S1205でCPU2001は、オーナ名が不明の印刷データの印刷をキャンセルするか否かを判定する。尚、ここで印刷をキャンセルするか否かの設定は、図13の画面のボタン1303の設定に従って判定する。この設定値は、管理者により予め設定され、HDD2004に記憶されており、複写機1001が起動する時にRAM2002に読み出される。CPU2001は、このRAM2002に読み出された設定値1303が有効になっている場合に、ジョブオーナ名が不明の印刷データの印刷をキャンセルすると判定する。S1205でCPU2001が、その印刷ジョブをキャンセルすると判定した場合はS1210に進み、CPU2001は、受信した印刷データを破棄し、エラーログをHDD2004に書き込むとともに、エラーレポートをプリンタ2095により印刷させる。このエラーレポートには、エラーの種別を示すエラーコードや、受信日時、書誌情報(文書名など)が含まれる。またこれ以外にも、例えば「ユーザが不明であるため印刷又は保存することができませんでした」等のメッセージを含めてもよい。
一方S1205でCPU2001が、ジョブオーナ名が不明の印刷データの印刷をキャンセルしないと判定した場合はS1206に進み、CPU2001は、その印刷データを印刷するか保存するかを判定する。尚、ジョブオーナ名が不明のユーザの印刷データを印刷するか保存するかの設定は、図13のボタン1304〜1306による設定に従って判定する。S1206でCPU2001は、ユーザが不定の印刷ジョブをキャンセルせずに印刷するように設定されていると判定した場合はS1209に進み、CPU2001は、プリンタ2095を制御し、受信した印刷データに基づく画像を印刷させる。一方、S1206でCPU2001が、保存するように設定されている判定した場合はS1207に進む。
一方、S1204でジョブオーナ名が特定可能であると判定した場合はS1207に進む。S1207でCPU2001は、S1201で受信した印刷データをHDD2004に保存する。そしてS1208に進みCPU2001は、S1202で抽出した書誌情報をHDD2004に保存して、この処理を終了する。
以上説明したように実施形態5によれば、受信した印刷データに含まれるジョブオーナ名(文書投入者)が解析不能である場合に、その印刷ジョブをキャンセルするか、或いはその印刷ジョブに従って印刷するか、或いは保存するかを指定できる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
1001,1002…複写機、1005…PC,2001…CPU、2002…RAM、2003…ROM、2004…HDD,2012…操作部、
本発明は、印刷装置とその制御方法、及びプログラムに関する。
本発明の目的は、ジョブオーナ名が設定されていない印刷ジョブをキャンセルするか、或いはその印刷ジョブに従って印刷するか、或いは保存するかを設定する技術を提供することにある
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る印刷装置は以下のような構成を備える。即ち、
記憶部を備える印刷装置であって、
留め置き設定を有効にするか否かを示す第1の設定を行う設定手段と、
印刷データを受信する受信手段と、
前記第1の設定が有効を示す場合に、前記受信手段により受信した印刷データであって、ジョブオーナ名が設定されている印刷データの印刷のために、ユーザによる印刷指示を受け付けるまで前記印刷データを前記記憶部に記憶する制御手段と、を有し、
前記設定手段は、前記第1の設定が有効を示す場合に、ジョブオーナ名が設定されていない印刷データについて、ユーザによる印刷指示を待つことなく印刷する設定、または、受信時に印刷および印刷処理のキャンセルを行うことなく前記記憶部に記憶する設定、を示す第2の設定をさらに行うことが可能であり、
前記制御手段は、ジョブオーナ名が設定されていない印刷データを前記受信手段が受信し、かつ、前記設定手段により前記第2の設定が行われている場合、前記第2の設定に従い、当該印刷データの処理を実行し、
ジョブオーナ名が設定されていない印刷データを前記受信手段が受信し、かつ、前記設定手段により前記第2の設定が行われていない場合、当該印刷データを前記記憶部に記憶することなく、印刷処理をキャンセルするよう制御することを特徴とする。
本発明によれば、ジョブオーナ名が設定されていない印刷ジョブをキャンセルするか、或いはその印刷ジョブに従って印刷するか、或いは保存するかを設定できるという効果がある。
S100でCPU2001は、受信した印刷ジョブをRAM2002或いはHDD2004等の記憶装置に格納して処理を終了する。こうして記憶装置に格納された印刷ジョブは、複写機1001でユーザの認証を実施し、そのユーザの認証に成功した場合に限り、そのユーザの指示に応じて、印刷或いは印刷ジョブの削除がきるようになる。

Claims (11)

  1. ユーザを認証する認証手段と、
    前記認証手段により認証したユーザ名と印刷ジョブを指定するための付加情報とを含む要求であって、少なくとも印刷ジョブのジョブオーナ名を含む印刷ジョブのリストの要求を送信する要求手段と、
    前記要求手段による要求に応答して送信される印刷ジョブのリストを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した印刷ジョブのリストを表示する表示手段と、を有し、
    前記付加情報は、前記認証手段が認証したユーザ名と一致する印刷ジョブのリスト、或いは前記認証手段が認証したユーザ名とジョブオーナ名とが一致しない印刷ジョブのリスト、或いはジョブオーナ名が不明の印刷ジョブのリストを指定する情報を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記付加情報は、更に前記画像形成装置を使用可能なユーザの印刷ジョブのリスト、或いは当該画像形成装置を使用可能でないユーザの印刷ジョブのリストの要求を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷ジョブのリストは、更に印刷ジョブの名称、当該印刷ジョブを受け付けた日時の情報を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記表示手段に表示された印刷ジョブのリストから選択された印刷ジョブを実行して印刷する印刷手段と、
    前記印刷手段による印刷ジョブの実行に応じて、少なくとも、前記認証手段で認証されたユーザのユーザ名と印刷ジョブのジョブオーナ名とを含む印刷ジョブの履歴を作成する作成手段と、を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示手段に表示された印刷ジョブのリストから選択された印刷ジョブを削除する削除手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 印刷装置と、印刷ジョブの一覧を格納する情報処理装置とを含む印刷システムであって、
    前記印刷装置は、
    ユーザを認証する認証手段と、
    前記認証手段により認証したユーザ名と印刷ジョブを指定するための付加情報とを含む要求であって、少なくとも印刷ジョブのジョブオーナ名を含む印刷ジョブのリストの要求を前記情報処理装置に送信する要求手段と、
    前記要求手段による要求に応答して前記情報処理装置から送信される印刷ジョブのリストを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した印刷ジョブのリストを表示する表示手段とを有し、
    前記情報処理装置は、
    印刷ジョブのリストを格納する格納手段と、
    前記要求に含まれる前記付加情報で指定された印刷ジョブに該当する印刷ジョブを前記格納手段に格納された印刷ジョブから抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出した印刷ジョブの一覧を前記印刷装置に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする印刷システム。
  7. 前記付加情報は、前記認証手段が認証したユーザ名と一致する印刷ジョブのリスト、或いは前記認証手段が認証したユーザ名とジョブオーナ名とが一致しない印刷ジョブのリスト、或いはジョブオーナ名が不明の印刷ジョブのリストを指定する情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の印刷システム。
  8. 前記付加情報は、更に前記印刷装置を使用可能なユーザの印刷ジョブのリスト、或いは当該印刷装置を使用可能でないユーザの印刷ジョブのリストの要求を含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の印刷システム。
  9. 少なくとも1つ以上の印刷ジョブの少なくとも印刷ジョブのジョブオーナ名を含む書誌情報を登録して印刷ジョブのリストとして管理する管理手段と、
    認証されたユーザ名と印刷ジョブを指定するための付加情報とを含む、印刷ジョブのリストの要求を受信する受信手段と、
    前記付加情報が指定する印刷ジョブのリストを前記管理手段が管理している印刷ジョブのリストから抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段が抽出した印刷ジョブのリストを、前記要求の発行元の機器に送信する送信手段と、を有し、
    前記付加情報は、前記認証されたユーザ名と一致する印刷ジョブのリスト、或いは前記認証されたユーザ名とジョブオーナ名とが一致しない印刷ジョブのリスト、或いはジョブオーナ名が不明の印刷ジョブのリストを指定する情報を含むことを特徴とする情報処理装置。
  10. 画像形成装置を制御する制御方法であって、
    認証手段が、ユーザを認証する認証工程と、
    要求手段が、前記認証工程で認証したユーザ名と印刷ジョブを指定するための付加情報とを含む要求であって、少なくとも印刷ジョブのジョブオーナ名を含む印刷ジョブのリストの要求を送信する要求工程と、
    受信手段が、前記要求工程の要求に応答して送信される印刷ジョブのリストを受信する受信工程と、
    表示手段が、前記受信工程で受信した印刷ジョブのリストを表示部に表示する表示工程と、を有し、
    前記付加情報は、前記認証手段が認証したユーザ名と一致する印刷ジョブのリスト、或いは前記認証工程で認証したユーザ名とジョブオーナ名とが一致しない印刷ジョブのリスト、或いはジョブオーナ名が不明の印刷ジョブのリストを指定する情報を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置として機能させるためのプログラム。
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