JP3104240B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JP3104240B2
JP3104240B2 JP02109121A JP10912190A JP3104240B2 JP 3104240 B2 JP3104240 B2 JP 3104240B2 JP 02109121 A JP02109121 A JP 02109121A JP 10912190 A JP10912190 A JP 10912190A JP 3104240 B2 JP3104240 B2 JP 3104240B2
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尚良 木下
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、彩色を現像色とする少なくとも1個の現像
手段を用いた電子写真プロセスによって画像を形成する
電子写真装置に関する。
〔従来の技術〕
電子写真プロセスは、感光体の表面を一様に帯電させ
る帯電プロセス、感光体に光を照射することにより帯電
荷を部分的に除電して画像情報に応じた潜像を形成する
露光プロセス、潜像に現像剤中のトナーを付着させてト
ナー像を形成する現像プロセス、トナー像を記録用紙
(以下「用紙」という)に転写する転写プロセス、及び
転写されたトナー像を加熱によって用紙に定着させる定
着プロセスからなり、ハードコピー画像の形成手法とし
て広く用いられている。
一般に、電子写真プロセスによる複写機は、普通紙
(不透明)の他にオーバーヘッド・プロジェクタ(OH
P)用の透明シートを用紙として使用することができる
ようになっている。
さて、赤や青などの彩色を含むOHP用の複写画像を形
成する場合には、色相の再現性を高めるために、透明シ
ート上にて彩色トナー像を完全に溶融させ、その表面を
平坦にすることによって透光性を確保する必要がある。
透光性を確保する方法としては、定着プロセスにおけ
る定着時間を普通紙を用いた複写時よりも相対的に長く
する方法が一般的である。この方法は、定着手段による
加熱温度を通常よりも上げる方法に比べて安全面で有利
である。
そこで、従来の複写機は、透光性の確保を行うOHPモ
ードが操作キーなどによって選択されたときには、給紙
された透明シートに対して上述の電子写真プロセスの内
の定着プロセスのみを行うように構成されている。すな
わち、1枚の透明樹脂シートに対して複数回の定着プロ
セスの実行が可能なようになっている。
つまり、従来の複写機によってOHP用の複写画像を得
るときは、オペレータは、まず通常の複写モード(定着
時間は普通紙の場合と同じ)を選択し、原稿に対応した
彩色トナー像が半溶融状態で定着された透明樹脂シート
を排出させる。
続いて、OHPモードを選択した後に、先に排出された
透明樹脂シートを手動で給紙する。これにより、2回目
の定着プロセスで彩色トナー像の溶融が完全なものとな
り透光性が確保される。
また、従来より、用紙が透明であることを検知して自
動的にOHPモードを選択し、OHPモードにおいては、定着
手段となる加熱ローラの回転速度を通常よりも遅くする
ことによって、定着時間の延長を図った複写機が知られ
ている(特開昭59−188673号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したように、定着プロセスを複数回実行する従来
の複写機では、一旦排紙された用紙をオペレータが手動
で給紙しなければならないので、オペレータにとって作
業が面倒なものとなり、使い勝手が悪いという問題があ
った。
また、電子写真プロセスでは、用紙の搬送方向におけ
る伸縮に起因したトナー像の乱れ(画像の劣化)を防止
するために、搬送速度を用紙の全面に渡って均一にしな
ければならない。
したがって、定着ローラの回転速度を遅くする場合に
は、定着ローラの回転速度とともに感光体又は転写ベル
トの回転速度を遅くするか、又は転写位置と定着位置と
の間の距離を用紙の長さ以上としなければならない。
しかしながら、転写ベルトなどの回転速度を遅くする
場合には、これに合わせて露光及び現像の速度なども遅
くする必要がある。つまり、通常の複写モードとOHPモ
ードの各モードにおいて、電子写真プロセス全体の作像
速度が異なることになる。このため、作像の制御が複雑
になるとともに、特にモードの切り換え直後において、
それぞれの作像速度に適合した最良の電子写真プロセス
条件(物性値)が得ることが困難であり、画質の安定性
が損なわれるという問題があった。
また、転写位置と定着位置との間の距離を用紙に合わ
せて長くする場合には、用紙サイズの適用範囲を例えば
B4サイズからA3サイズまで拡げようとすると、これに伴
って複写機が大型化しコストアップするという問題があ
った。
さらに、OHPモードが選択された場合には、透光性の
不要な黒色のみの複写画像を形成するにもかかわらず低
速度の定着が行われ、複写に要する時間が長くなるとい
う問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、OHP
用画像などの透光性を有した画像を得るにあたってオペ
レータにとっての使い勝手を向上させ、OHP用の画像の
形成に要する時間を可及的に短縮することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上述の課題を解決するために、本発明に係る電子写真
装置は、電子写真プロセスによって記録用紙上に画像を
形成する電子写真装置において、シアン、マゼンタ、イ
エロー、および黒の各色のトナーを用いてトナー像を形
成する現像手段と、前記トナー像を記録用紙に定着させ
記録用紙上に画像を形成する定着手段と、前記定着手段
における記録用紙の搬送速度を通常よりも遅くするOHP
モードを設定するOHPモード設定手段と、形成すべき画
像が黒色のみからなる画像であるか黒色以外の色を含む
画像であるかを判別する色判別手段と、前記OHPモード
設定手段によりOHPモードが設定されており、且つ前記
色判別手段により黒色以外の色を含む画像であると判別
された場合には、前記定着手段における記録用紙の搬送
速度を通常より遅くするとともに、前記OHPモード設定
手段によってOHPモードが設定されており、且つ前記色
判別手段によって黒色のみからなる画像であると判別さ
れた場合には、前記定着手段における記録用紙の搬送速
度を通常の速度に保つ定着速度制御手段と、を有してな
る。
〔作 用〕
色判別手段は、形成すべき画像が黒色のみからなる画
像であるか黒色以外の色を含む画像であるかを判別す
る。
現像手段は、シアン、マゼンタ、イエロー、および黒
の各色のトナーを用いてトナー号を形成する。
定着手段は、トナー像を記録用紙に定着させ記録用紙
上に画像を形成する。
OHPモード設定手段は、定着手段における記録用紙の
搬送速度を通常よりも遅くするOHPモードを設定する。
定着速度制御手段は、OHPモード設定手段によりOHPモ
ードが設定されており、且つ前記色判別手段により黒色
以外の色を含む画像であると判別された場合には、前記
定着手段における記録用紙の搬送速度を通常より遅くす
るとともに、前記OHPモード設定手段によってOHPモード
が設定されており、且つ前記色判別手段によって黒色の
みからなる画像であると判別された場合には、前記定着
手段における記録用紙の搬送速度を通常の速度に保つ。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は複写機1の概略の構成を示す断面正面図であ
る。
複写機1の中央のやや左上方に感光体ドラム3が時計
回り方向(矢印M1方向)に回転可能に配置され、感光体
ドラム3の周囲には、帯電チャージャ4、編集イレーサ
5、現像器6〜9、中間転写媒体としての転写ベルト1
1、クリーニング装置22、メインイレーサ23が配設され
ている。
感光体ドラム3は、その表面に感光体層を設けたもの
で、メインイレーサ23及び帯電チャージャ4を通過する
ことにより表面が一様に帯電され、後述する光学系27か
ら潜像形成のための露光を受ける。
編集イレーサ5は、感光体ドラム3の軸方向に沿って
配置されたホルダ内に多数のLEDを1列に並べたLEDアレ
イからなり、感光体ドラム3上の潜像を部分的に消去可
能に構成されている。各LEDの点灯と消灯のタイミング
の個々の制御は画像処理部100の中のイレースコントロ
ーラによって行われる(第3図参照)。
各現像器6,7,8,9には、それぞれイエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各色の
トナーが収納され、これら各色のトナーの濃度を制御す
るためのトナー濃度センサー(ATDCセンサー)71y,71m,
71c,71kが設けられている。また、現像器6の上方に
は、複写機1の内部の湿度を検知するための湿度センサ
ー70が設けられている。
なお、現像器6〜9としては、感光体ドラム3の周囲
に固定配置する形式に限定されるものではなく、例えば
現像器6〜9を一体化して上下方向に移動可能とする形
式であってもよく、感光体ドラム3に対して選択的に異
なる色のトナーを供給できるものであればよい。
転写ベルト11は、現像器6〜9によって感光体ドラム
3上にて現像されたトナー像を用紙Pに転写(2次転
写)するために一旦保持するものであり、複数のローラ
12〜16に掛け渡され、感光体ドラム3と常に当接しつつ
反時計方向(矢印M4方向)に回転可能に支持されてい
る。
転写ベルト11の内側には、感光体ドラム3からトナー
像を転写ベルト11上に1次転写するための転写チャージ
ャ17が配置され、転写ベルト11の外側には、2次転写の
ための転写チャージャ20、用紙Pを転写ベルト11から分
離する分離チャージャ21、及び転写ベルト11の外側表面
を清掃するためのファーブラシ19aを有したベルトクリ
ーナ19が配設されている。ファーブラシ19aは、転写ベ
ルト11との圧接(清掃時)又は離間が選択可能とされて
いる。
また、ローラ15とローラ16の間、及びローラ12とロー
ラ13の間には、それぞれ転写ベルト11の回転角度位置を
検知するためのベルトマークセンサー72,72sが固定配置
されている。
複写機1の上面には原稿台ガラス28が配置されてお
り、原稿台ガラス28の直下の奥側には、走査に支障のな
いように移動して原稿Dの大きさを検知する原稿サイズ
検知装置101が組み込まれている。
また、複写機1の上部には、光学系27が配置されてい
る。光学系27は、原稿台ガラス28の下方で矢印M5方向
(往動方向)及び矢印M6方向(復動方向)に往復移動可
能とされたスキャナ30、複写倍率に応じて位置調整が行
われる主レンズ35、色分解露光を行うフィルタ選択装置
36、フィルタ選択装置36に取り付けられたミラーで反射
された走査光Lを感光体ドラム3に導く固定ミラー37、
及びフィルタ選択装置36のミラーを透過した走査光Lを
受光するカラーイメージセンサー38などから構成され、
スキャナ30の往動時に原稿Dを走査して感光体ドラム3
の露光を行う。
スキャナ30は、露光ランプ33及びミラー34を有する第
1スライダ31、ミラー35a,35bを有する第2スライダ32
からなり、原稿Dの走査時において、第1スライダ31
は、感光体ドラム3の周速度vに対して、v/n(nは複
写倍率)の速度で往動し、第2スライダー32は、v/2nの
速度で往動するように図外のスキャンモータによって駆
動される。スキャナ30の復動の終了、つまりスキャナ30
の基準位置(ホームポジション)への復帰は、フォトセ
ンサーからなるスキャナホームスイッチ74によって検知
される。
フィルタ選択装置36は、軸36aを中心にして、ハーフ
ミラー36ND(透過と反射の割合は6対4)、及び3個の
フィルタミラー36YB,36MG,36CRが互いに90度の角度をな
して放射状に設けられ、回転することによってこれらの
ミラーのいずれかが選択的に切り替えられる。フィルタ
ミラー36YB,36MG,36CRは、それぞれブルー(B)、グリ
ーン(G)、レッド(R)の色分解フィルタをミラー面
に蒸着することによってミラーとフィルタとを一体化し
たものであり、それぞれY,M,Cの各色のトナーに対応し
て用いられる。
作像のための露光走査においては、選択されたミラー
の反射面が鉛直面に対して時計方向に約10度傾くように
位置決めされ、これによって走査光Lは感光体ドラム3
の露光ポイントに導かれる。また、露光走査に先立って
行われる原稿Dの画像を読み取るための予備走査におい
ては、ハーフミラー36NDが選択され、カラーイメージセ
ンサー38のMTF(結像力)を向上させるため、走査光L
の入射方向に直交するように位置決めされる。77はフィ
ルタ選択装置36のホームポジションを決めるための回転
位置検知センサーであり、第1図ではフィルタミラー36
CRが選択されて位置決めされた状態が示されている。
なお、以下の説明では、ハーフミラー36ND、フィルタ
ミラー36YB,36MG,36CRを色分解特性に基づき、それぞれ
NDフィルタ、Bフィルタ、Gフィルタ、Rフィルタとい
うことがある。
カラーイメージセンサー38は、主走査方向に配列した
多数個の受光素子からなる素子列を3列設けたものであ
り、第1〜第3の素子列には、それぞれRフィルタ、G
フィルタ、Bフィルタが設けられている。1つの受光素
子が原稿画像の1つの画素に対応し、各受光素子から画
素の1色に対する反射光強度に応じた光電変換信号S0が
原稿情報として画像処理部100へ送られる(第3図参
照)。
一方、複写機1の下部には、用紙Pを収納した上側の
用紙カセット42及び下側の用紙カセット43が装着され、
複写機1の左側面部には、用紙Pを手動で給紙するため
に扉41aを開くことによって開口する手差し給紙口41が
設けられており、これら用紙カセット42、用紙カセット
43、手差し給紙口41は給紙に際して択一的に用いられ
る。
用紙カセット42,43には、それぞれ用紙Pを1枚ずつ
繰り出すピックアップローラ44,45、用紙Pのサイズを
検知するためのペーパーサイズセンサー81,82、用紙P
の欠乏を検知するためのペーパーエンプティセンサー8
3,84が配設されており、手差し給紙口41には、用紙Pの
挿入を検知するための手差しセンサー87が設けられてい
る。
用紙カセット42から繰り出された用紙Pは、給紙ロー
ラ47によってタイミングローラ46まで搬送され、用紙カ
セット42から繰り出された用紙Pは、給紙ローラ48,47
によってタイミングローラ46まで搬送され、そこで待機
する。また、手差し給紙口41に挿入された用紙Pは、手
差しローラ49によってタイミングローラ46まで搬送され
る。
給紙ローラ47の近傍には、給紙ローラ47とタイミング
ローラ46の間の給紙路R1における用紙Pの有無を検知す
るペーパー検知センサー85が設けられ、タイミングロー
ラ46の近傍には、通過する用紙Pの先端位置を検知する
タイミングセンサー86が設けられている。
待機中の用紙Pは、タイミングローラ46の回転によっ
て転写ベルト11とタイミングを合わせて搬送され、転写
位置において転写ベルト11から用紙Pにトナー像が2次
転写される。その後、用紙PはA4サイズの用紙に対応し
た直線距離をもつ搬送ベルト50によって定着ユニット51
へ送られる。
定着ユニット51は、ヒーターランプ54,55を有した上
側ローラ52及びヒーターランプ56を有した下側ローラ53
から構成されており、トナー像を溶融させて用紙Pに定
着させる。各ローラ52,53の近傍には、サーミスタから
なる温度センサー91,92がそれぞれ設けられている。
トナー像の定着によって所望の複写画像が形成された
用紙Pは、排出センサー88を近傍に配した排出ローラ57
によってソーター2へ送り出され、ソーター2の収容ト
レイ61又はソート用のベン(棚)62に排出される。
また、本実施例の複写機1では、後述のOHPモードの
複写時に用いられる再定着用の返送装置60が装着されて
いる。返送装置60は、定着ユニット51を通過した用紙P
を再び定着ユニット51の入口(搬送ベルト50側)に返す
ように搬送するためのものであり、定着ユニット51の排
出側(出口)から上述のタイミングローラ46に通じる返
送路R2を有した搬送機構58と、定着ユニット51から送り
出された用紙Pの搬送方向を排出ローラ57側又は返送路
R2側に切り替えるための切替え爪59とから構成されてい
る。切替え爪59は図外のソレノイドによって駆動され
る。また、搬送機構58はガイド板と適所に設けたベルト
又はローラなどの搬送手段からなり、搬送機構58には切
替え爪59の近くに返送路R2内における用紙Pの有無を検
知するための返送ペーパー検知センサー89が配置されて
いる。
この返送装置60により、従来のような手動による再給
紙を行うことなく、用紙Pに対して複数回の定着処理を
施すことが可能となる。
なお、第1図において、24は主に用紙Pの給紙及び搬
送に関係する各部の駆動を受け持つメインモータ、25は
感光体ドラム3及び転写ベルト11などの駆動を受け持つ
PCモータ、26は冷却ファンである。
以上のように構成された複写機1では、上述のY,M,C
及びBKの各単一トナー色のモノカラー複写画像、Y,M,C
の3原色の内の2色のトナー像を重ね合わせることによ
って得られるR(YとM),G(YとC),B(MとC)の
合成モノカラー複写画像、及び3原色のトナー像を重ね
合わせることによって得られるカラー(フルカラー)複
写画像の形成が可能とされている。
単一トナー色及び合成モノカラー複写画像の形成にお
いては、ハーフミラー36NDを用いて原稿Dの露光走査を
行い、転写ベルト11上に形成された潜像を指定された色
に応じて各現像器6〜9のいずれか1個を用いて現像
し、トナー像を転写ベルト11上に転写する。さらに合成
モノカラー複写画像の場合には、再度、同一の原稿Dに
対してハーフミラー36NDによる露光走査を行い、前とは
別の現像器6〜9を用いて現像したトナー像を転写ベル
ト11に転写し、転写ベルト11上にて2色のトナー像を重
ね合わせる。
また、カラー複写画像の形成においては、複写機1
は、黒色部分の再現性を高めるためにY,M,CにBKを加え
た4色のトナーを順に用いる。すなわち、同一の原稿D
に対して合計4回の露光走査を行い、各走査毎にB,G,R,
NDの各フィルタ及び現像装置6〜9を選択的に切り替
え、原稿Dを色分解した潜像の形成と現像とを行い、ト
ナー像を転写ベルト11に順次転写し、転写ベルト11上に
て各色のトナー像を重ね合わせる。
トナー像の重ね合わせ(以下「多重転写」という)に
際しては、転写ベルト11上の同一の位置に各トナー像を
転写する必要があるので、本実施例の複写機1では、上
述のベルトマークセンサー72又は72sからのベルトマー
ク信号S10の発生タイミングを基準としてスキャナ30の
移動の開始タイミング、つまり、感光体ドラム3での潜
像の形成の開始タイミングが制御される。
なお、カラー複写画像の形成に際しては、予備走査を
行い、原稿Dの画像を彩色を含むカラー画像部と無彩色
のみからなるモノクロ画像部とに判別しておき、Y,M,C
の各トナーによる作像時には現像に先立ってモノクロ画
像部に対応した潜像を編集イレーサ5によって消去し、
逆にBKトナーによる作像時には現像に先立ってカラー画
像部に対応した潜像を消去する。つまり、カラー画像部
については、Y,M,Cの各トナーの多重転写によって再現
し、モノクロ画像部については、BKトナーのみによって
再現する。これにより、一般に黒色で表される文字や線
画などの線幅の小さい画像に対して微妙な色ずれのない
鮮明な複写画像を得ることができるとともに、カラー写
真などの多色画像に対して色の再現性の良好な自然な複
写画像を得ることができる。
第2図は複写機1の上面に設けられた操作パネルOPの
平面図である。
操作パネルOPの右側部には、自動用紙選択モードを指
定するキー250とその表示LED252、自動倍率選択モード
を指定するキー251とその表示LED253、複写動作をスタ
ートさせるためのプリントキー200、複写が可能なとき
に点灯するLED200a、複写枚数などの複写条件を設定す
るためのテンキー202、複写枚数を表示する7セグメン
トLED201、クリア・ストップキー203、割り込みキー20
4、複写倍率を設定するための倍率アップ及び倍率ダウ
ンキー205,206、複写倍率を表示する3桁の7セグメン
トLED207、複写画像の濃度を段階的にマニュアル設定す
るためのアップ及びダウンキー210,208、複写画像の濃
度レベルを表示するLED211、オート濃度設定キー209、
及び、オート濃度表示LED222などの通常の複写動作にお
いて使用されるキーや表示用LEDが配置されている。
また、操作パネルOPの左側部には、Y,M,C,BKの各色の
トナーの不足を表示するLED223Y,223M,223C,223BK、廃
棄トナーの収納容器の満杯を表示するLED224a、割り込
み表示LED224b、用紙Pのジャム表示LED224c、トラブル
表示LED224d、モノカラー複写画像の色を指定するため
の各色(Y,M,C,R,G,B,BK)に対応するカラーキー225〜2
31、カラー複写を指定するためのフルカラーキー232、O
HP(オーバーヘッドプロジェクタ)用の透明シートなど
を用紙Pとする場合に利用されるOHPモードを選択する
ためのOHPキー233、書籍などの見開きの左右の頁を2枚
の用紙Pに分けて複写する場合に用いられるブックキー
234、各キー225〜234のそれぞれに対応する表示用のLED
235〜244、用紙カセット42,43を選択するための用紙選
択キー245,246、選択された用紙カセット42,43を表示す
るLED247,248、選択された用紙カセット42,43における
用紙Pの欠乏を表示するペーパーエンプティLED249が配
置されている。
なお、以下の説明では、カラーキー225,226,227,228,
229,230,231をそれぞれYキー、Mキー、Cキー、Rキ
ー、Gキー、Bキー、BKキーということがある。
第3図は複写機1の制御部400のブロック図である。
制御部400は、複写機1の全体の動作を制御するCPU
(中央処理装置)401を中心として、スキャナ30の駆動
制御を行うスキャンモータコントローラ402、複写倍率
に応じて主レンズ35の移動制御を行うレンズモータコン
トローラ403、フィルタ選択装置36の駆動制御を行うフ
ィルタミラーモータコントローラ404、帯電チャージャ
コントローラ405、及び露光ランプコントローラ406など
から構成されている。
CPU401には、各コントローラとともに、操作パネルOP
上の各操作キー及び各種表示LEDをそれぞれ縦横に配置
したスイッチマトリクス451及び表示マトリクス452、7
セグメントLED201,207、スイッチマトリクス451に対応
したデコーダ453、各表示LEDに対して点灯電力を供給す
るドライバ454,455が接続されている。
また、CUP401には、原稿Dに対して微小領域毎にその
色を判別し、判別結果に基づいて編集イレーサ5の制御
を行う画像処理部100、及び複数の反射型フォトセンサ
ーの各出力の組み合わせによって原稿Dの大きさ及び載
置方向(縦又は横)を判別する公知の検知手法を用いた
原稿サイズ検知装置101が接続されている。
さらに、CPU401のアナログ入力ポート及びデジタル入
力ポールには、複写機1の各部に配置されたセンサーの
出力信号が入力され、これら各センサーとスイッチマト
リクス451とからの信号、及び画像処理部100と原稿サイ
ズ検知装置101とからのデータに基づいて、出力ポート
に接続されたモータ24,25、現像クラッチなどの各種ク
ラッチ、各チャージャなどの各部のオンオフ又は動作レ
ベルの制御が行われる。
なお、CPU401には、複写の累積数やジャム発生回数な
どの管理データを記憶するための不揮発メモリが内蔵さ
れている。
次に、フローチャートを参照して複写機1の動作を説
明する。
第4図はCPU401の動作を概略的に示すメインフローチ
ャートである。
電源が投入されてプログラムがスタートすると、ま
ず、レジスタや周辺インタフェースの初期設定を行い
(ステップ#1)、CPU401の1ルーチンの長さを規定す
るための内部タイマーのセットを行う(ステップ#
2)。
ステップ#3では、電子写真プロセスに関係する作像
処理を行い、ステップ#4では、原稿Dの走査のための
スキャン処理を実行する。
ステップ#5では、多重転写のタイミングを定めるた
めのベルトマーク検知処理を行い、ステップ#6では、
用紙Pの給紙及び搬送を制御する給紙処理を実行する。
また、ステップ#7では、手差し給紙口41による手動の
給紙のタイミングを定める手差しペーパー受付処理を実
行する。
続いて、定着ユニット51の温度を調整する温調処理
(ステップ#8)、転写ベルト11を清掃するためのベル
トクリーニング処理(ステップ#9)、複写倍率に応じ
て主レンズ35の移動を制御するレンズ処理(ステップ#
10)、及び操作パネルOPの操作キーからの信号を受け付
ける入力処理などのその他の処理(ステップ#11)から
なる一連の複写シーケンス処理を実行する。
これらの処理を実行した後、ステップ#12で内部タイ
マーの待ち合わせを行い、ステップ#2へ戻る。これに
より、1ルーチンの長さが一定に保たれ、電源が投入さ
れている間は、ステップ#2〜ステップ#12の各処理が
繰り返される。
第5図(a)〜(c)は第4図の給紙処理のフローチ
ャートである。
このルーチンでは、最初にステートカウンタのカウン
ト値により示される給紙ステートのチェックを行い(ス
テップ#300)、各ステートにおいて以下のような処理
を実行する。
電源投入直後の初期状態及び複写動作終了後の待機状
態では、ステートは「0」となっている。
ステート「0」においては、まず、給紙許可フラグを
チェックする(ステップ#301)。
給紙許可フラグは、作像処理において、メインモータ
24及びPCモータ25をオンした後、各モータの回転の安定
を待つためのモータ立上がりタイマーの計時が終了した
ときにセットされ、用紙Pの排出の完了にともなってリ
セットされる。
給紙許可フラグがセットされているときは、続けて手
差し受付フラグを確認する(ステップ#302)。手差し
受付フラグは、手差しペーパー受付処理において、後述
するように各部の状態に応じてセット及びリセットされ
る。
手差し受付フラグがリセット状態の場合には、操作パ
ネルOPの用紙選択キー245,246によって指定されている
一方の用紙カセット42又は用紙カセット43から給紙する
ために、ピックアップローラ44又は45と必要とされる給
紙ローラ47,48とをオンする。すなわち、各ローラにク
ラッチを介してメインモータ24の駆動力を伝える(ステ
ップ#303)。
また、手差し受付フラグがセットされている場合に
は、手差しローラ49をオンする(ステップ#304)。
このように、用紙カセット42,43又は手差し給紙口41
からの給紙を開始した後、ステートを「1」に更新する
(ステップ#305)。
ステート「1」においては、タイミングセンサー86が
オン状態であるか否か、すなわち用紙Pを検知している
か否かを判断するオンチェックを行う。
移動中の用紙Pの先端がタイミングセンサー86を設け
た位置まで到達し、タイミングセンサー86がオン状態と
なったときには、タイミングローラ46と回転中のピック
アップローラ44又は45とをオフする(ステップ#312、
ステップ#313)。なお、以前にオンされた給紙ローラ4
7,48の回転は継続される。これによって、用紙Pはタイ
ミングローラ46の入口で湾曲し、搬送方向に対する用紙
Pの傾きを修正するためのいわゆるペーパーループが形
成される。
そして、適当なペーパーループを得るための時間を計
時するペーパーループタイマーをセットし(ステップ#
314)、ステートを「2」に更新する(ステップ#31
5)。
ステート「2」においては、まず、ペーパーループタ
イマーのカウントアップ、すなわちカウント値の更新を
行う(ステップ#321)、これにより、メインフローチ
ャートの1ルーチンを実行する毎にペーパーループタイ
マーによる計時が進行する。
次に、ペーパーループタイマーのカウント数が所定値
に達しているか否かのチェック、すなわち計時の終了チ
ェックを行う(ステップ#322)。
計時が終了している場合には、続けて手動給紙のため
の手差しローラ49のオンチェックを行う(ステップ#32
3)。
手差しローラ49がオフ状態であれば、自動給紙用の給
紙ローラ47,48の回転を停止させる(ステップ#324)。
また、手差しローラ49がオン状態であれば、手差し給紙
ローラ49の回転を停止させる(ステップ#325)。
これらの処理を終えた後、ステートを「3」に更新す
る。
ステート「3」においては、転写ベルト11上のトナー
像と用紙Pとの位置合わせを規定するレジストタイミン
グであるか否かをチェックする(ステップ#331)。
レジストタイミングであれば、タイミングローラ46を
オンして転写位置への用紙Pの搬送を開始する(ステッ
プ#332)。
次に、OHPキー233によってOHPモードが選択されてい
るか否かをチェックする(ステップ#333)。ここで、O
HPモードとは、定着ユニット51の各ローラ52,53の回転
速度を通常よりも遅くするか、又は返送装置60を用いて
用紙Pが定着ユニット51を複数回通過するように搬送す
ることにより、1枚の用紙Pにおけるトナー像の定着の
ための加熱時間を通常よりも長くする動作モードであ
る。OHPモードによって複写画像を形成した場合には、
用紙P上でトナーが完全に溶融し、トナー像の表面が平
坦となるので、複写画像の彩色部の透光性が確保され
る。
まず、OHPモードが選択されていない場合には、通常
の搬送及び排出を行うための一連の処理を実行する。す
なわち、複数の用紙Pを連続的に搬送するときに、各用
紙Pの間隔を一定とするための給紙間隔タイマーをセッ
トし(ステップ#334)、ステートを「4」に更新する
(ステップ#335)。そして、ステート「4」におい
て、給紙間隔タイマーを更新し(ステップ#341)、ス
テート「4」の繰り返しによりステップ#341が給紙間
隔タイマーにセットされた時間に相当する回数だけ実行
されて給紙間隔タイマーの計時が終了すると(ステップ
#342)、次の用紙Pに対する給紙動作に移るようにス
テートを初期状態の「0」に戻す(ステップ#343)。
一方、上述のステート「3」において、OHPモードが
選択されている場合には、形成すべき複写画像の透光性
の要否をチェックする(ステップ#336)。ここで、透
光性が不要と判断される場合としては、フルカラーの再
現が指定されているが、画像処理部100によって原稿D
の画像が黒色のモノカラー画像と判別された場合、及び
BKキー231によってモノカラー複写の現像色としてブラ
ック(BK)が指定されている場合がある。これら透光性
の確保が不要の場合には、通常の搬送及び排出に対応し
た上述の一連の処理を実行する。
これに対し、写画像の透光性の確保を要する場合に
は、OHPモードに特有の以下の処理を実行する。
すなわち、速度切換え判定タイマーをセットし(ステ
ップ#337)、ステートを「5」に進める。速度切換え
判定タイマーは、定着ユニット51の各ローラ52,53の回
転速度を低下することが、トナー像の乱れを防止する上
で可能か否かの判断基準となる用紙Pのサイズを検知す
るためのものである。
ステート「5」においては、速度切換え判定タイマー
を更新し(ステップ#351)、その後に速度切換え判定
タイマーのカウント値が、2次転写位置と定着位置の距
離及び用紙Pの搬送速度によって規定される値より小さ
いか否かを判断する(ステップ#352)。
速度切換え判定タイマーの値が規定値を越える場合
は、用紙Pのサイズは、2次転写位置と定着ユニット51
とに跨がるような大きな(例えばA3サイズ)ものであ
る。したがって、この場合には、定着ユニット51の各ロ
ーラ52,53の回転速度を低下することができないので、
用紙Pが返送装置60の返送路R2を通るように切替え爪59
を作動し(ステップ#353)、ステートを「8」に進め
る。
速度切換えタイマーの値が規定値以下の場合は、タイ
ミングセンサー86のオンチェックを行う(ステップ#35
5)。
タイミングセンサー86がオフ状態であれば、このとき
既に用紙Pの後端はタイミングセンサー86を通過してお
り、用紙Pのサイズは小さいので、各ローラ52,53の回
転速度の低下が可能である。そこで、続いて用紙Pの後
端が2次転写位置を通過するのを待つための速度切換開
始タイマーをセットし(ステップ#356)、ステートを
「6」に更新する。
ステート「6」においては、速度切換開始タイマーを
更新し(ステップ#361)、計時の終了をチェックする
(ステップ#362)。
速度切換開始タイマーの計時が終了すると、メインモ
ータ24の回転速度をそのままとし、クラッチなどを用い
て定着ユニット51の各ローラ52,53の回転速度を遅くす
る(ステップ#363)。
また、用紙Pの破損を防止するため、定着ユニット51
からの用紙Pの送り出し速度に合わせるように排出ロー
ラ57及びソーター2の駆動速度を通常より遅くする(ス
テップ#364)。
そして、ステートを「7」に更新する(ステップ#36
5)。
ステート「7」においては、排出センサー88の検知状
態によって、用紙Pの排出の完了を確認し(ステップ#
371)、定着ユニット51及びソーターなどの駆動速度を
通常の速度に復帰し(ステップ#372,ステップ#37
3)、ステートを「0」に戻す。
ステート「8」においては、返送ペーパー検知センサ
ー89のオンチェックを行い(ステップ#381)、用紙P
が返送路R2に送り込まれるのを待ってステートを「9」
に更新する(ステップ#365)。
ステート「9」においては、再び、返送ペーパー検知
センサー89のオンチェックを行い(ステップ#385)、
用紙Pの後端が返送ペーパー検知センサー89を通り過ぎ
たことを確認した後に、切替え爪59を切り換えて返送路
R2を閉じる(ステップ#386)。そして、ステートを更
新する。
ステート「10」においては、用紙Pの排出の完了を確
認し(ステップ#391)、ステートを「0」に戻す(ス
テップ#392)。
第6図は第4図の手差しペーパー受付処理のフローチ
ャートである。
まず、手差しセンサー87のオンチェックを行い(ステ
ップ#401)、用紙Pの手差し給紙口41に用紙Pが挿入
されているときは、次に複写機1が待機状態であるか否
かをチェックする(ステップ#402)。
待機状態であれば、上述の手差し受付フラグをセット
する(ステップ#403)。
待機状態以外の状態であれば、複写の回数を計数する
カウンタの値に基づいて、その時点で給紙中の用紙P、
すなわち排出されていない用紙Pが、テンキー202によ
り指定された複写枚数の内の最終枚に対応するか否かを
チェックする(ステップ#404)。
最終枚目以外に対応する場合は、引き続き次の用紙P
を用紙カセット42,43から給紙することになるので、こ
の場合には、用紙Pの2重送りを防止するために手差し
受付フラグをリセットする(ステップ#407)。
また、最終枚目に対応する場合には、用紙Pの搬送の
状態、すなわち上述の給紙処理におけるステートが
「8」〜「10」以外であるか否かを判断する(ステップ
#405)。
ステップ#405でノーの場合は、返送装置60による搬
送を行うことになるので、この場合にも手差し受付フラ
グをリセットする。
ステップ#405でイエスの場合は、続いて、ペーパー
検知センサー85のオンチェックを行う(ステップ#40
6)。
ペーパー検知センサー85がオン状態の場合は、多重転
写のために露光走査が繰り返されている場合などであっ
て、この場合にも給紙路R1に有る用紙Pと手差し給紙口
41からの用紙Pとが重なるのを防止するために、手差し
受付フラグをリセットする。
ペーパー検知センサー85がオフ状態であれば、搬送に
支障が生じる心配がないので、上述のステップ#403に
おいて手差し受付フラグをセットする。
上述の実施例によれば、定着ユニット51における複写
画像の透光性を得るための速度低下に合わせて、定着ユ
ニット51から収容トレイ61に至る経路の搬送速度を低下
するようにしたので、用紙Pの破損を防止することがで
きる。
上述の実施例によれば、少なくとも搬送ベルト50の直
線距離の2倍の長さをもつ透明の用紙Pに対して透光性
を有した複写画像を形成することができる。
上述の実施例によれば、手差し給紙口41に用紙Pが挿
入された場合であっても、ペーパー検知センサー85など
によって用紙カセット42,43からの給紙の有無を検知
し、手差しローラ49の駆動制御を行うようにしたので、
用紙Pの2重搬送を防止することができる。
上述の実施例によれば、電子写真プロセスの内の定着
プロセスを除く他のプロセスの処理速度は、複写のモー
ドに依らず一定とされるので、電子写真プロセス全体の
制御が容易であり、画質の安定性が良好となる。
上述の実施例においては、任意の色を再現するための
Y,M,Cのトナーを用いて作像する複写機1を例示した
が、彩色トナーによる作像が可能であれば、単色複写機
についても本発明を適用することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、OHP用画像などの透光性を有した画
像を得るためのオペレータの手間を省くことができると
ともに、OHPモードが選択されている場合であっても、
透光性の確保が不要な画像については透光性を確保する
ための作像過程が省略され、これによって電子写真プロ
セスによる画像形成の迅速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は複写機の概略の構成を示す断面正面図、 第2図は複写機の上面に設けられた操作パネルの平面
図、 第3図は複写機の制御部のブロック図、 第4図〜第6図は複写機の動作を示すフローチャートで
ある。 1……複写機、6,7,8……現像器(現像手段)、38……
カラーイメージセンサー(原稿読取り手段)、51……定
着ユニット(定着手段)、58……返送装置(再定着用搬
送手段)、100……画像処理部(色判別手段)、101……
原稿サイズ検知装置(用紙サイズ検知手段)、401……C
PU(搬送制御手段、定着速度制御手段)、D……原稿、
P……用紙(記録用紙)、S0……読取り信号(原稿情
報)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出山 弘幸 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (56)参考文献 特開 平1−201689(JP,A) 特開 昭62−264768(JP,A) 特開 昭62−98869(JP,A) 特開 昭57−188052(JP,A) 特開 昭63−60673(JP,A) 実開 平1−171470(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/20 101 - 302

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子写真プロセスによって記録用紙上に画
    像を形成する電子写真装置において、 シアン、マゼンタ、イエロー、および黒の各色のトナー
    を用いてトナー像を形成する現像手段と、 前記トナー像を記録用紙に定着させ記録用紙上に画像を
    形成する定着手段と、 前記定着手段における記録用紙の搬送速度を通常よりも
    遅くするOHPモードを設定するOHPモード設定手段と、 形成すべき画像が黒色のみからなる画像であるか黒色以
    外の色を含む画像であるかを判別する色判別手段と、 前記OHPモード設定手段によりOHPモードが設定されてお
    り、且つ前記色判別手段により黒色以外の色を含む画像
    であると判別された場合には、前記定着手段における記
    録用紙の搬送速度を通常より遅くするとともに、前記OH
    Pモード設定手段によってOHPモードが設定されており、
    且つ前記色判別手段によって黒色のみからなる画像であ
    ると判別された場合には、前記定着手段における記録用
    紙の搬送速度を通常の速度に保つ定着速度制御手段と、 を有してなることを特徴とする電子写真装置。
JP02109121A 1990-04-25 1990-04-25 電子写真装置 Expired - Lifetime JP3104240B2 (ja)

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US07/690,610 US5138392A (en) 1990-04-25 1991-04-24 Image forming apparatus with a fixing device capable of fixing a transparent member
DE4113560A DE4113560C2 (de) 1990-04-25 1991-04-25 Elektrofotografisches Kopiergerät mit einer Fixiereinrichtung zum Fixieren von Farbtonerbildern auf einem transparenten Blatt

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