JPH0415669A - カラー複写機 - Google Patents

カラー複写機

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Publication number
JPH0415669A
JPH0415669A JP2119028A JP11902890A JPH0415669A JP H0415669 A JPH0415669 A JP H0415669A JP 2119028 A JP2119028 A JP 2119028A JP 11902890 A JP11902890 A JP 11902890A JP H0415669 A JPH0415669 A JP H0415669A
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JP
Japan
Prior art keywords
scanning
exposure lamp
rotational position
image
paper
Prior art date
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Pending
Application number
JP2119028A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Kusumoto
啓二 楠本
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、各色のトナー像を重ね合わせることによって
カラー複写画像を形成するカラー複写機に関する。
〔従来の技術〕
一般に、露光ランプを組み込んだスキャナを往復移動さ
せ、スキャナの往動時に原稿の走査を行う複写機では、
走査に先立って露光ランプを点灯し、走査の終了に伴っ
て露光ランプを消灯するように露光ランプの制御が行わ
れる。これにより、露光ランプの光量が安定した状態で
走査を行うことができ、また、スキャナの復動時の露光
ランプの不要な点灯による露光ランプ周辺部の加熱が防
止される。
さて、電子写真プロセスによるカラー複写機では、シア
ン(C) 、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3原色
のトナー像を重ね合わせることによって原稿に対応した
カラー複写画像を形成する。
カラー複写画像の形成方法としては、転写ドラムの周面
に巻き付けた記録用紙(以下「用紙」という)に、感光
体からトナー像を順次転写して用紙上で各色のトナー像
を重ね合わせる方法と、感光体上又は中間転写用媒体上
で重ね合わせた各トナー像を用紙に一括転写する方法と
がある。
また、アナログ式のカラー複写機は、カラー複写画像を
形成するために、同一の原稿に対して複数回の走査を行
う。これによって、各走査毎に感光体上に原稿を色分解
した潜像を形成するとともに、潜像を現像して3原色の
トナー像を順に形成する。
このようなカラー複写機においては、トナー像の重ね合
わせのタイミングを定めるために、トナー像担持体(感
光体、中間転写用媒体、又は転写ドラム)の回転角度位
置を検知する回転位置センサーが設けられ、トナー像担
持体が1回転する毎に回転位置センサーから出力される
回転位置信号に基づいて各回の走査の制御が行われる。
すなわち各回の走査では、露光ランプの光量の安定時間
を見計らって走査開始に先立って露光ランプを点灯して
おき、その後に回転位置信号が出力されたタイミングで
スキャナの往動(走査)を開始する。そして、原稿のサ
イズや複写倍率などの複写条件によって定まる走査時間
の終了タイミングで露光ランプを消灯し、スキャナの復
動(リターン)を行って次の走査に備える。
ところで、複写条件によっては、スキャナの往復移動に
要する時間が、回転位置信号の出力の周期に対して若干
短い程度となることがある。つまり、スキャナのリター
ンが完了して次の走査の開始が可能な状態となってから
、次の走査の開始タイミングとなる回転位置信号の出力
タイミングまでの時間が短く、スキャナの制御における
信号処理の時間的余裕(マージン)が例えば数ミリ秒程
度しかない場合がある。
このため、トナー担持体の伸縮による周囲長の変動又は
トナー担持体の回転ムラなどにより、回転位置信号の出
力タイミングが、通常よりも若干早まってスキャン開始
が可能な状態となる以前に到来する場合が起こりうるに のような場合において、従来のカラー複写機では、回転
位置信号のトラブルの発生、すなわち回転位置信号の出
力タイミングが異常であると判断されて作像が中止され
る。
(発明が解決しようとする課!I3] 上述したように作像が中止されると、電子写真プロセス
を担う各部の状態は、例えば作像の中止の後に直ちに作
像開始前の待機状態に戻される。
つまり、トナー像担持体においては、既に形成されてい
るトナー像がクリーニング手段によって除去される。
このため、従来では、回転位置信号が1回でも正規のタ
イミングとずれて出力された場合には、用紙に転写され
ずにトナー像担持体から除去されるトナー、及び作像の
開始からその中止までに要した作像時間が無駄になると
いう問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑み、トナー像を重ね合わせの
基準となる回転位置信号の出力タイミングの変動にかか
わるトナーの無駄な消費を防止するとともに、露光ラン
プの不要な点灯による露光ランプ周辺の温度上昇を抑え
たカラー複写機を擢供することを目的としている。
[!!¥題を解決するための手段] 上述の課題を解決するため、請求項1に係るカラー複写
機は、電子写真プロセスによる複写画像の作像に対応し
て回転するトナー像担持体と、前記トナー像担持体の1
回転毎に回転位置信号を出力する回転位1検知手段と、
前記回転位置信号に基づいて原稿の走査を開始するスキ
ャナと、前記スキャナに組み込まれた露光ランプを走査
の開始以前に点灯させる露光ランプ点灯手段とを有し、
前記トナー像担持体上で複数色のトナー像の重ね合わせ
を行うカラー複写機において、前記露光ランプが点灯さ
れた後に前記回転位置信号が出力されたにもかかわらず
走査が開始されないときに、当該露光ランプを一旦消灯
させる露光ランプ消灯手段と、前記回転位置信号が再び
出力されたときに複写画像の作像を継続するように電子
写真プロセスの制御を行う作像制御手段とを有してなる
請求項2に係るカラー複写機は、前記露光ランプが点灯
された後に前記回転位置信号が出力されたにもかかわら
ず走査が開始されないことが、連続して複数回発生した
ときに、作像を中止させるためのトラブル処理を行う。
〔作 用〕
回転位置検知手段は、トナー像担持体の1回転毎に回転
位置信号を出力する。
スキャナは、回転位置信号に基づいて原稿の走査を開始
する。
露光ランプ点灯手段は、走査の開始以前にスキャナに組
み込まれた露光ランプを点灯させる。
露光ランプ消灯手段は、露光ランプが点灯された後に回
転位置信号が出力されたにもかかわらず走査が開始され
ないときに、露光ランプを消灯させる。
作像制御手段は、回転位置信号が再び出力されたときに
複写画像の作像を継続するように電子写真プロセスの制
御を行う。
露光ランプが点灯された後に前記回転位置信号が出力さ
れたにもかかわらず走査が開始されないことが連続して
複数回発生したときには、作像を中止させるためのトラ
ブル処理が行われる。
[実施例〕 以下、本発明の実施例を凹面を参照しつつ説明する。
第1図は複写機1の概略の構成を示す断面正面図である
複写機1の中央のやや左上方に感光体ドラム3が時計回
り方向(矢印M1方向)に回転可能に配置され、感光体
ドラム3の周囲には、帯電チャージャ4、編集イレーザ
5、現像器6〜9、中間転写媒体としての転写へルト1
1、クリーニング装置22、メインイレーザ23が配設
されている。
感光体ドラム3は、その表面に感光層を設けたもので、
メインイレーザ23及び帯電チャージャ4を通過するこ
とにより表面が一様に帯電され、後述する光学系27か
ら潜像形成のための露光を受番ノる。
編集イレーザ5は、感光体ドラム3の軸方向に沿って配
置されたホルダ内に多数のL E Dを1列に並べたL
EDアレイからなり、感光体ドラム3上の潜像を部分的
に消去可能に構成されている。
各LEDの点灯と消灯のタイミングの個々の制御ハ画像
処理部100の中のイレースコントローラによって行わ
れる(第3図参照)。
各現像器6,7,8.9には、それぞれイエロー (Y
) 、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK
)の各色のトナーと摩擦帯電用のキャリアとを混合した
現像剤が収納され、これら各色のトナーの濃度を制御す
るためのトナー濃度センサー(ATDCセンサー)71
y、71m、71c、71kが設けられている。また、
現像器6の上方には、複写Illの内部のiKを検知す
るための湿度センサー70が設けられている。
なお、現像器6〜9としては、感光体ドラム3の周囲に
固定配置する形式に限定されるものではなく、例えば現
像器6〜9を一体化して上下方向に移動可能とする形式
であってもよく、感光体ドラム3に対して選択的に異な
る色のトナーを供給できるものであればよい。
転写ヘルド11は、現像器6〜9によって感光体ドラム
3上にて現像されたトナー像を用紙Pに転写(2次転写
)するために−旦保持するものであり、複数のローラ1
2〜16に掛は渡され、感光体ドラム3と常に当接しつ
つ反時計方向(矢印M4方向)に回転可能に支持されて
いる。
転写へルト11の内側には、感光体ドラム3からトナー
像を転写ベルト11上に1次転写するための転写チャー
ジャ17が配置され、転写ベルト11の外側には、2次
転写のための転写チャージ中20、用紙Pを転写ベルト
11から分離する分離チャージャ21、及び転写ベルト
11の外側表面を清掃するためのファーブラシ19aを
有したベルトクリーナ19が配設されている。ファーブ
ラシ19aは、転写へルト11との圧接(清掃時)又は
離間が選択可能とされている。
また、ローラ15とローラ16の間、及びローラ12と
ローラ13の間には、それぞれ転写ベルト11の回転角
度位置を検知するためのベルトマークセンサー72,7
2sが固定配置されている。
複写機1の上面には原稿台ガラス28が配置されており
、原稿台ガラス28の直下の奥側には、走査に支障のな
いように移動して原稿りの大きさを検知する原稿サイズ
検知装置101が組み込まれている。
また、複写機1の上部には、光学系27が配置されてい
る。光学系27は、原稿台ガラス28の下方で矢印M5
方向(往動方向)及び矢印M6方向(復動方向)に往復
移動可能とされたスキャナ30、複写倍率に応じて位置
調整が行われる主レンズ35、色分解露光を行うフィル
タ選択装置36、フィルタ選択装置36に取り付けられ
たミラーで反射された走査光■7を感光体ドラム3に導
く固定ミラー37、及びフィルタ選択装置36のミラー
を透過した走査光りを受光するカラーイメージセンサ−
38などから構成され、スキャナ30の往動時に原稿り
を走査して感光体ドラム3の露光を行う。
スキャナ30は、露光ランプ33及びミラー34を有す
る第1スライダ31、ミラー35a、35bを有する第
2スライダ32からなり、原稿りの走査時において、第
1スライダ31は、感光体ドラム3の周速度Vに対して
、v/n(nは複写倍率)の速度で往動し、第2スライ
ダー32は、v / 2 nの速度で往動するように図
外のスキャンモータによって駆動される。スキャナ30
の復動の終了、つまりスキャナ30の基準位置(ホーム
ポジション)への復帰は、フォトセンサーからなるスキ
ャナホームスイッチ74によって検知される。
フィルタ選択装置3Gは、軸36aを中心にして、ハー
フミラ−36ND(透過と反射の割合は6対4)、及び
3個のフィルタミラー36YB36MG、36CRが互
いに90度の角度をなして放射状に設けられ、回転する
ことによってこれらのミラーのいずれかが選択的に切り
替えられる。
フィルタミラー36YB、36MG、36CRは、それ
ぞれブルー(B)、グリーン(G)、レクド(R)の色
分解フィルタをミラー面に蒸着することによってミラー
とフィルターとを一体化したものであり、それぞれY、
M、Cの各色のトナーに対応して用いられる。
作像のための露光走査においては、選択されたミラーの
反射面が鉛直面に対して時計方向に約10度傾くように
位置決めされ、これによって走査光りは感光体ドラム3
の露光ポイントに導かれる。
また、露光走査に先立って行われる原稿りの画像を読み
取るための予備走査においては、ハーフミラ−36ND
が選択され、カラーイメージセンサ−38のMTF (
結像力)を向上させるため、走査光りの入射方向に直交
するように位置決めされる。77はフィルタ選択装置3
6のホームポジションを決めるための回転位置検知セン
サーであり、第1図ではフィルタミラー36CRが選択
されて位置決めされた状態が示されている。
なお、以下の説明では、ハーフミラ−36ND、フィル
タミラー36YB、36MG、36CRを色分解特性に
基づき、それぞれNDフィルタ、Bフィルタ、Gフィル
タ、Rフィルタということがある。
カラーイメージセンサー38は、主走査方向に配列した
多数個の受光素子からなる素子列を3列設けたものであ
り、第1〜第3の素子列には、それぞれRフィルタ、G
フィルタ、Bフィルタが設けられている。1つの受光素
子が原稿画像の1つの画素に対応し、各受光素子から画
素の1色に対する反射光強度に応じた光電変換信号SO
が原稿情報として画像処理部100へ送られる(第3図
参照)。
一方、複写機1の下部には、用紙Pを収納した上側の用
紙カセット42及び下側の用紙カ七ソ1−43が装着さ
れ、複写機1の左側面部には、用紙Pを手動で給紙する
ために扉41aを開くことによって開口する手差し給紙
口41が設けられており、これら用紙カセット42、用
紙カセット43、手差し給紙口41は給紙に際して択一
的に用いられる。
用紙カセッ)42.43には、それぞれ用紙Pを1枚ず
つ繰り出すピックアップローラ44,45、用紙Pのサ
イズを検知するためのペーパーサイズセンサー81,8
2、用紙Pの欠乏を検知するためのペーパーエンプティ
センサー83.84が配設されており、手差し給紙口4
1には、用紙Pの挿入を検知するための手差しセンサー
87が設けられている。
用紙カセット42から繰り出された用紙Pは、給紙ロー
ラ47によってタイミングローラ46まで搬送され、用
紙カセット42から繰り出された用紙Pは、給紙ローラ
4B、47によってタイミングローラ46まで搬送され
、そこで待機する。
また、手差し給紙口41に挿入された用紙Pは、手差し
ローラ49によってタイミングローラ46まで搬送され
る。
給紙ローラ47の近傍には、給紙ローラ47とタイミン
グローラ46の間の給紙路R1における用紙Pの有無を
検知するペーパー検知センサー85が設けられ、タイミ
ングローラ46の近傍には、通過する用紙Pの先端位置
を検知するタイミングセンサー86が設けられている。
待機中の用紙Pは、タイミングローラ46の回転によっ
て転写ベルト11とタイミングを合わせて搬送され、転
写位置において転写へルト11から用紙Pにトナー像が
2次転写される。その後、用紙PはA4サイズの用紙に
対応した直線距離をもつ搬送ベルト50によって定着ユ
ニント51へ送られる。
定着ユニット51は、ヒーターランプ54.55を有し
た上側ローラ52及びヒーターランプ56を有した下側
ローラ53から構成されており、トナー像を溶融させて
用紙Pに定着させる。各ローラ52.53の近傍には、
サーミスタからなる温度センサー91.92がそれぞれ
設けられている。
トナー像の定着によって所望の複写画像が形成された用
紙Pは、排出センサー88を近傍に配した排出ローラ5
7によってソーター2へ送り出され、ソーター2の収容
トレイ61又はソート用のヘン(棚)62に排出される
また、本実施例の複写機1では、後述のOHPモードの
複写時に用いられる再定着用の返送装置60が装着され
ている。返送装置60は、定着ユニット51を通過した
用紙Pを再び定着ユニット51の入口(搬送ヘルド50
側)に返すように搬送するためのものであり、定着ユニ
ット51の排出側(出口)から上述のタイミングローラ
46に通じる返送路R2を有した搬送機構58と、定着
ユニット51から送り出された用紙Pの搬送方向を排出
ローラ57側又は返送路R2側に切り替えるための切替
え爪59とから構成されている。切替え爪59は図外の
ソレノイドによって駆動される。また、搬送機構58は
ガイド板と適所に設けたベルト又はローラなどの搬送手
段からなり、搬送機構58には切替え爪59の近くに返
送路R2内における用紙Pの有無を検知するための返送
ペーパー検知センサー89が配置されている。
この返送袋[60により、手動による再給紙を行うこと
な(、用紙Pに対して複数回の定着処理を施すことが可
能となる。
なお、第1図において、24は主に用紙Pの給紙及び搬
送に関係する各部の駆動を受は持つメインモータ、25
は感光体ドラム3及び転写ベルト11などの駆動を受は
持つPCモータ、26は冷却ファンである。
以上のように構成された複写機1では、上述のY、M、
C及びBKの各単一トナー色のモノカラー複写画像、Y
、 M、 Cの3原色の内の2色のトナー像を重ね合わ
せることによって得られるR(YとM)、G (YとC
)、B(MとC)の合成モノカラー複写画像、及び3原
色のトナー像を重ね合わせることによって得られるカラ
ー(フルカラー)複写画像の形成が可能とされている。
単一トナー色及び合成モノカラー複写画像の形成におい
ては、ハーフミラ−36NDを用いて原稿りの露光走査
を行い、感光体ドラム3上に形成された潜像を指定され
た色に応じて各現像器6〜9のいずれか1個を用いて現
像し、トナー像を転写ベルト11上に転写する。さらに
合成モノカラー複写画像の場合には、再度、同一の原稿
りに対してハーフミラ−36NDによる露光走査を行い
、前とは別の現像器6〜9を用いて現像したトナー像を
転写ベルト11に転写し、転写ヘルド11上にて2色の
トナー像を重ね合わせる。
また、カラー複写画像の形成においては、複写機1は、
黒色部分の再現性を高めるためにY、 MCにBKを加
えた4色のトナーを順に用いる。すなわち、同一の原稿
りに対して合計4回の露光走査を行い、各走査毎にB、
 G、 R,NDの各フィルタ及び現像装置6〜9を選
択的に切り替え、原稿りを色分解した潜像の形成と現像
とを行い、トナー像を転写ベルト11に順次転写し、転
写ベルト11上にて各色のトナー像を重ね合わせる。
トナー像の重ね合わせ(以下「多重転写」という)に際
しては、転写ベルト11上の同一の位置に各トナー像を
転写する必要があるので、本実施例の複写機1では、転
写ヘルド11の1箇所に設けたベルトマークを早く検知
したベルトマークセンサー72又は72sからの信号を
ヘルドマーク信号SIOとし、そのベルトマーク信号S
IOの発生タイミングを基準としてスキャナ30の移動
の開始タイミング、つまり、感光体ドラム3での潜像の
形成の開始タイミングが制御される。
なお、カラー複写画像の形成に際しては、予備走査を行
い、原稿りの画像を彩色を含むカラー画像部と無彩色の
みからなるモノクロ画像部とに判別しておき、Y、M、
Cの各トナーによる作像時には現像に先立ってモノクロ
画像部に対応した潜像を編集イレーザ5によって消去し
、逆にBKI−ナーによる作像時には現像に先立ってカ
ラー画像部に対応した潜像を消去する。つまり、カラー
画像部については、Y、M、Cの各トナーの多重転写に
よって再現し、モノクロ画像部については、BKトナー
のみによって再現する。これにより、一般に黒色で表さ
れる文字や11画などの!IlNの小さい画像に対して
微妙な色ずれのない鮮明な複写画像を得ることができる
とともに、カラー写真などの多色画像に対して色の再現
性の良好な自然な複写画像を得ることができる。
第2図は複写4111の上面に設けられた操作パネルO
Pの平面図である。
操作パネルOPの右側部には、自動用紙選択モードを指
定するキー250とその表示LED252、自動倍率選
択モードを指定するキー251とその表示LED253
、複写動作をスタートさせるためのプリントキー200
、複写が可能なときに点灯するLED200a、複写枚
数などの複写条件を設定するためのテンキー202、複
写枚数を表示する7セグメントLED201、クリア・
ストップキー203、割り込みキー204、複写倍率を
設定するための倍率アップ及び倍率ダウンキー205.
206、複写倍率を表示する3桁の7セグメン)LED
207、複写画像の濃度を段階的にマニュアル設定する
ためのアップ及びダウンキー210,208、複写画像
の濃度レベルを表示するLED211、オート濃度設定
キー209、及び、オート濃度表示LED222などの
通常の複写動作において使用されるキーや表示用I。
HDが配置されている。
また、操作パネルOPの左側部には、Y、 MC,BK
の各色のトナーの不足を表示するLED223Y  2
23M、223C,223K、廃棄トナーの収納容器の
満杯を表示するLED224a、割り込み表示LED2
24 b、用紙Pのジャム表示LED224c、トラブ
ル表示LED224d、モノカラー複写画像の色を指定
するための各色(Y、M、C,R,G、B、BK)に対
応するカラーキー225〜231、カラー複写を指定す
るためのフルカラーキー232、OHP (オーバーへ
ッドブロジェクタ)用の透明シートなどを用紙Pとする
場合に利用されるOHPモードを選択するためのOHP
キー233、書籍などの見開きの左右の頁を2枚の用紙
Pに分けて複写する場合に用いられるブックキー234
、各キー225〜234のそれぞれに対応する表示用の
LED235〜244、用紙カセット42.43を選択
するための用紙選択キー245.246、選択された用
紙カセット42,43を表示するLED247.248
、選択された用紙カセツト42.43における用紙Pの
欠乏を表示するペーパーエンプティLED249が配置
されている。
なお、以下の説明では、カラーキー225,226.2
27.228,229,230,231をそれぞれYキ
ー、Mキー、Cキー、Rキー、Cキー、Bキー、BK主
キーいうことアクある。
第3図は複写機1の制御部400のブロック図である。
制御部400は、複写機1の全体の動作を制御するCP
U (中央処理装置)401を中心として、スキャナ3
0の駆動制御を行うスキャンモータコントローラ402
、複写倍率に応じて主レンズ35の移動制御を行うレン
ズモータコントローラ403、フィルタ選択装置36の
駆動制御を行うフィルタミラーモータコントローラ40
4、帯電チャージャコントローラ405、及び露光ラン
プコントローラ406などから構成されている。
CPO401には、各コントローラとともに、操作パネ
ルOP上の各操作キー及び各種表示LEDをそれぞれ縦
横に配置したスイッチマトリクス451及び表示マトリ
クス452.7セグメントLED201,207、スイ
ッチマトリクス451に対応したデコーダ453、各表
示LEDに対して点灯電力を供給するドライバ454.
455が接続されている。
また、CPU401には、原稿りに対して微小領域毎に
その色を判別し、判別結果に基づいて編集イレーザ5の
制御を行う画像処理部100、及び複数の反射型フォト
センサーの各出力の組み合わせによって原稿りの大きさ
及び載置方向(縦又は横)を判別する公知の検知手法を
用いた原稿サイズ検知装置101が接続されている。
さらに、CPU401のアナログ入力ポート及びデジタ
ル入力ポートには、複写機1の各部に配置されたセンサ
ーの出力信号が入力され、これら各センサーとスイッチ
マトリクス451とからの信号、及び画像処理部100
と原稿サイズ検知装置101とからのデータに基づいて
、出力ポートに接続されたモータ24.25、現像クラ
ッチなどの各種クラッチ、各チャージャなどの各部のオ
ンオフ又は動作レベルの制御が行われる。
なお、CPO401には、複写の累積数やジャム発生回
数などの管理データを記憶するための不揮発メモリが内
蔵されている。
次に、フローチャートを参照して複写機1の動作を説明
する。
第4図はCPU401の動作を概略的に示すメインフロ
ーチャートである。
taが投入されてプログラムがスタートすると、まず、
レジスタや周辺インタフェースの初期設定を行い(ステ
ップ#1)、CPU401の1ルーチンの長さを規定す
るための内部タイマーのセットを行う(ステップ#2)
ステップ#3では、電子写真プロセスに関係する作像処
理を行い、ステップ#4では、原稿りの走査のためのス
キャン処理を実行する。
ステップ#5では、多重転写のタイミングを定めるため
のベルトマーク検知処理を行い、ステップ#6では、用
紙Pの給紙及び搬送を制御する給紙処理を実行する。ま
た、ステップ#7では、手差し給紙口41による手動の
給紙のタイミングを定める手差しペーパー受付処理を実
行する。
続いて、定着ユニット51の温度を調整する温調処理(
ステップ#8)、転写へルト11を清掃するためのベル
トクリーニング処理(ステップ#9)、複写倍率に応し
て主レンズ35の移動を制御するレンズ処理(ステップ
#10)、及び操作パネルOPの操作キーからの信号を
受は付ける人力処理などのその他の処理(ステップ#1
1)からなる一連の複写シーケンス処理を実行する。
これらの処理を実行した後、ステップ#12で内部タイ
マーの待ち合わせを行い、ステップ#2へ戻る。これに
より、1ルーチンの長さが一定に保たれ、電源が投入さ
れている間は、ステップ#2〜ステップ#12の各処理
が繰り返される。
第5図(a)〜(e)はステップ#3の作像処理のフロ
ーチャートである。
このルーチンでは、最初にステップ#20でステートカ
ウンタのカウント値により示される作像ステートのチエ
ツクを行い、各ステートに応じて以下のような処理を実
行する。
電源投入直後の初期状態及び複写動作終了後の待機状態
では、ステートはr□Jとなっている。
ステート「0」においては、まず、プリントキー200
のオンチエツク、すなわちプリントキー200が押下(
オン)されたか否かをチエツクする(ステップ#21)
プリントキー200がオンされると、メインモータ24
及びPCモータ25をオンし、感光体ドラム3などの各
部の回転駆動を開始する(ステップ#22)。
次に、各モータ24,25の回転の安定を待つために設
けられたカウンタからなるモータ立上がりタイマーをセ
ットしくステンプ#23Lステートを「1」に更新する
(ステップ#24)。
ステート「1」においては、まず、モータ立上がりタイ
マーの更新、すなわちカウントアンプを行う(ステップ
#31)。これにより、タイマーの更新が実行される毎
に計時が進行する。
次に、モータ立上がりタイマーのカウント数が所定値に
達しているか否かのチエツク、すなわちタイマーの計時
の終了チエツクを行う(ステップ#32)。
モータ立上がりタイマーの更新が所定の計時時間に相当
する回数だけ実行され、計時が終了すると(ステップ#
32L用紙Pの搬送を開始させるための給紙許可フラグ
をセットしくステップ#33)、ステートを「2ノに更
新する(ステップ#34)。
ステート「2」においては、操作パネルOPによって指
定された複写モード(コピーモード)がモノカラーモー
ドであるかフルカラーモードであるかをチエツクしくス
テップ#41)、各モードに応して以降の処理を実行す
る。
まず、単一色の複写画像を形成するモノカラーモードが
指定されている場合は、カラーキー225〜231の押
下によって指定された再現色に応じて、現像器6〜9の
内の1個をオンする(ステップ#42)、例えば、カラ
ーキー225が押下されて再現色としてイエローが指定
されているときは、現像器6をオンする。
続いて、NDフィルタを選択し、これを上述したように
走査光りを露光ポイントへ導く位置にセットしくステッ
プ#43)、第3図に示された各コントローラ404,
406を介して帯電チャージャ4及び露光ランプ33を
オンさせる(ステップ#44)。
その後、スキャン処理においてスキャナ30の往動を開
始させるためのスキャン要求、すなわちスキャン要求フ
ラグのセットを行う(ステップ#45)、そして、ステ
ートを「3」に更新する(ステップ#46)。
ステート「3」においては、原稿りに対する走査(スキ
ャン)の終了確認を行い(ステップ#61)、帯電チャ
ージャ4及び露光ランプ33をオフしくステップ#62
) 、動作中の現像器をオフする(ステップ#63)。
そして、次の複写が要求されているか否か、すなわち指
定された複写枚数の作像が終わったか否かをチエツクす
る(ステップ#64)。
同一の原稿りに対する複写画像の作像枚数が、指定され
た枚数に達していない場合には、ステートを「2」に戻
す(ステップ#65)。これにより、再び作像が開始さ
れる。
また、作像枚数が指定された枚数に達した場合には、待
機状態に移行するために、給紙許可フラグをリセットし
くステップ#66)、ステートを「13」に進める(ス
テップ#67)。
一方、上述のステート「2」において、フルカラーモー
ドが指定されている場合には、NDフィルタを上述した
ように予備スキャン時の位置にセットしくステップ#4
7)、露光ランプ33をオンする(ステップ#4B)。
その後に、スキャン要求を行い(ステップ#49)、ス
テートを「4」に更新する(ステップ#50)。
ステート「4」においては、予備スキャンの終了チエツ
クを行い(ステップ#71L露光ランプ33をオフする
(ステップ#72)。
次に、Yトナーに対応した色分解露光を行うためのBフ
ィルタの位置決めを行い(ステップ#73)、ベルトマ
ークセンサー72.72sのオンタイミングでスキャン
を開始させるためのマーク検出許可フラグをセットする
(ステップ#74)。
そして、ステートを「5」に更新する。
ステート「5」においては、スキャナ30が予備スキャ
ンの後にホームポジシゴンに戻っており、スキャンの開
始が可能な状態であるか否かをチエツクする(ステップ
#81)。
スキャン開始が可能であれば、Yトナーに対応した現像
器6をオンしくステップ#82)、ステートを「6」に
更新する。
ステート「6」においては、まず、スキャンの終了チエ
ツクを行う(ステップ#91)。
スキャンの最中であれば、画像処理部100に対して、
編集イレーザ5による潜像の部分的な消去をスキャンと
並行して実行させるイレース処理を行う(ステップ#9
6)、なお、このときのイレース処理では、上述したよ
うに原稿りの画像の内のモノクロ画像部に対応した潜像
が消去される。
また、スキャンが終了すると、ベルトマーク検出処理に
おいてスキャンのためにオンされた露光ランプ33と帯
電チャージャ4のオフ(ステップ#92L及び現像器6
のオフ(ステップ#93)を行う。
そして、Gフィルタをセットしくステップ#94)、ス
テートを「7」とする。
以下、ステート「7」〜ステー)’IOJにおいては、
M、Cの各トナーによる現像を行うための一連の処理、
すなわちステート「5」及びステーl r6Jと同様に
、対応する現像器7,8のオン、スキャン終了に伴う露
光ランプ33及び帯電−チャージャ4のオフ、次のスキ
ャンに対応したフィルタのセット、及びステートの更新
などを行つ。
ステート「11」においては、スキャンの開始が可能な
状態であるか否かをチエツクしくステップ#117)、
可能であればBKトナーに対応した現像器9をオンしく
ステップ#118)、ステートを「12」とする。
ステート「12」においては、まず、スキャンの終了チ
エツクを行い(ステップ#121)、スキャンの最中で
あればイレース処理を行う(ステップ#130)。なお
、このときのイレース処理では、原稿りの画像の内のカ
ラー画像部に対応した潜像が消去される。
また、スキャンが終了すると、露光ランプ33と帯電チ
ャージャ4のオフ(ステップ#122)、及び現像器9
のオフ(ステップ#123)を行う。
続いて、次の複写が要求されているか否かチエツクしく
ステップ#124)、要求がない場合には、給紙許可フ
ラグ及びマーク検出フラグのリセツトを行う(ステップ
#125、ステップ#126)。そして、ステートを「
13」に更新する。
また、次の複写の要求がある場合には、Bフィルタをセ
ントしくステップ#12B)、同一の原稿りに対して再
びカラー複写を行うようにステートを「5」に戻す。
ステートr13Jにおいては、排出センサー88の検知
状態によって用紙Pの排出が完了したか否かをチエツク
する(ステップ#131)。
排出が完了した場合には、メインモータ24及びPCモ
ータ25をオフしくステップ#132)、複写機1を待
機状態とするため、ステートを初期値の「0」に戻す。
また、排出が完了していない場合には、プリントキー2
00のオンチエツクを行い(ステップ#134)、オン
状態であればステートを「2」に戻す。
第6図は第4図のスキャン処理のフローチャートである
最初にスキャンステートのチエツクを行い(ステップ#
200)、各ステートに応じて以下のような処理を実行
する。
ステート「0」では、まず、スキャン要求フラグによつ
て作像処理におけるスキャン要求の有無をチエツクする
(ステップ#201)。
スキャン要求がある場合には、スキャンモータコントロ
ーラ404を介してスキャナ30の往動をスタートさせ
て(ステップ#202)、ステートを「2」に進める(
ステップ#203)。
また、スキャン要求がない場合には、スキャン許可フラ
グによってスキャン許可の有無をチエツクする(ステッ
プ#204)。スキャン許可フラグは、ベルトマーク検
出処理において、上述のへルトマーク信号S10に基づ
くスキャン開始が可能となったときにセットされる。
スキャン許可がある場合、すなわちスキャン許可フラグ
がセットされている場合には、ステートをrl、に更新
する(ステップ#205)。
ステート「1」においては、ベルトマーク信号SIOの
有無をチエツクし゛(ステップ#211)、ベルトマー
ク信号SIOが出力されると、スキャナ30の往動をス
タートさせる(ステップ#212)やそして、ステート
を更新する(ステップ#213)。
ステートr2Jにおいては、スキャン開始から所定の時
間が経過して往動中のスキャナ30が原稿りの後端に達
することによってスキャンが終了したか否かをチエツク
する(ステップ#215)。
スキャンが終了すれば、直ちにスキャナ30のリターン
を開始させて(ステップ#216)、ステートを「3」
に更新する(ステップ#217)。
ステート「3」においては、スキャナホームスイッチ7
4の検知状態をチエツクしくステップ#21B)、スキ
ャナ30がホームポジションに戻ってリターンが終了し
たことを確認した後、ステートを初期値の「0」に戻す
第7図は第4図のベルトマーク検出処理のフローチャー
ト、第9図は露光ランプ33の制御の様子を示すタイム
チャートである。
第7図において、最初にステップ#300でマークステ
ートをチエツクし、各ステートに応じて以下の処理を実
行する。
ステートrQJにおいては、まず、操作パネルOPのプ
リントキー200のオンチエツクを行う(ステップ#3
01)。
プリントキー200がオン状態の場合、すなわちプリン
トキー200が押下された場合には、続いてフルカラー
キー232の押下によってフルカラーモードが指定され
ているか否かをチエ/りする(ステ7ブ#302)。
そして、フルカラーモードであれば、ステートを「1」
に更新する。
ステートrl」においては、まず、作像処理においてマ
ーク検出許可フラグがセットされるのを待つ(ステップ
#311)。
マーク検出許可フラグがセットされると、次に、用紙サ
イズ又は原稿サイズと複写倍率とに関連する後述のスキ
ャンテーブルTSを参照して、ベルトマーク信号SIO
の発生毎にスキャンが可能か否かをチエツクする(ステ
ップ#312)。
ベルトマーク信号SIOの発生毎のスキャンが可能であ
れば、ステップ#314へ移り、ステートを「2」に更
新する。
また、ベルトマーク信号S10の発生毎のスキャンが不
可能であれば、ヘルドマーク信号510をその発生の1
回毎にスキャンに関して無効とするためのスキップフラ
グをセットしくステップ#313)、その後にステート
を更新する。
第8図はスキャンテーブルTSの内容を示す図である。
スキャンテーブルTSは、自動給紙の場合にペーパーサ
イズセンサー81.82によって検知される用紙Pの大
きさ又は手差し給紙の場合に原稿サイズ検知装置101
によって検知される原稿りの大きさと、テンキー202
を用いて設定される複写倍率との相互の関係によって定
まるスキャナ30の往復移動時間を予め求め、スキャン
開始の必要条件となるベルトマーク信号310の発生回
数(「1」又は「2」)をデータとして記憶するもので
ある。
同図における用紙サイズ又は原稿サイズの表記において
、例えば、A3ff1とは、A3サイズの用紙Pをその
長手方向を搬送方向として給紙する場合、又はA3サイ
ズの原稿りがその長手方向をスキャン方向として原稿台
ガラス28上に載置された場合をいい、A4横とは、A
4サイズの用紙Pをその長手方向が搬送方向と直交する
ように給紙する場合、又はA4サイズの原稿りがその長
手方向をスキャン方向と直交させて原稿台ガラス28上
に載置された場合をいう。
複写機1では、転写へルト11の周囲長が450mri
+とされ、通常の複写モードにおけるシステム速度が1
10mm/秒とされている。
したがって、転写ヘルドIIの1回転時間(ヘルドマー
ク信号の発生周期)は、4.09秒となる。
一方、スキャナ30においては、加速、定速、減速の各
期間からなる往復移動に要する時間は、用紙P又は原稿
りのサイズと複写倍率とによって種々異なる。
例えば、A4横の原稿りに対して等倍複写を行う場合に
は、3.0秒(往復が2.2秒、復動が0.8秒)であ
り、この場合には、移動時間がヘルドマーク信号S10
の発生周期よりも短いので、ベルトマーク信号S10の
発生毎(転写ベルトの1回転毎)に連続してスキャンを
開始することができる。
これに対して、同じく等倍複写であっても、A3縦の原
稿りの場合には、スキャナー30の往復移動時間は、5
.4秒(往動が4.2秒、復動が1.2秒)であってヘ
ルドマーク信号S10の発生周期よりも長いので、ヘル
ドマーク信号31.0の発生毎に連続してスキャンを開
始することができない、したがって、この場合には、上
述したようにベルトマーク信号SIOがその発生の1回
おきに無効とされ、ベルトマーク信号SIOの2回の発
生毎にスキャンが開始される。
第7図に戻り、ステート「2」においては、ヘルドマー
ク信号SIOをチエツクする(ステップ#321)。
ベルトマーク信号510がオン(発生)すれば、第9図
に示されるように、露光ランプ33の点灯タイミングを
定めるためのカウンタからなる露光ランプオンタイマー
をセットしくステップ#322)、ステートを「3」に
更新する(ステップ#323)。
つまり、転写ベルト11は一定速度(システム速度)で
回転駆動されており、ヘルドマーク信号SIOの発生周
期は一定である。したがって、複写機1では、ヘルドマ
ーク信号SIOを基準に開始されるスキャンにおいて、
露光ランプ33の光量が安定しているように、スキャン
開始の1つ前のベルトマーク信号SIOの発生タイミン
グから時間を見計らって露光ランプ33を点灯するため
に、時間T33又は時間T33aを計時する露光ランプ
オンタイマーを設けている。
これにより、露光ランプ33の光量の不安定状態でのス
キャンを防止することができる。
ステート「3」においては、まず、露光ランプオンタイ
マーの更新、すなわちカウントアンプを行う(ステ・2
プ#331)。これにより、タイマーの更新が実行され
る毎に計時が進行する。
次に、露光ランプオンタイマーが終了したか否かのチエ
ツクを行う(ステップ#332)。
このとき、露光ランプオンタイマーが計時中であれば、
再びマーク検出フラグをチエツクしくステップ#337
) 、作像処理においてマーク検出フラグがリセットさ
れたときには、複写機1を待機状態とするためにステー
トをrQJに戻す。
露光ランプオンタイマーの計時が終了すれば、スキャン
の準備として露光ランプ33及び帯電チャージャ4をオ
ンしくステップ#333)、上述のスキャン処理にてチ
エツクされるスキャン許可フラグをセントする(ステッ
プ#334)。
その後、スキャンの開始タイミングの正否をチエツクす
るためのスキャン監視タイマーの七ノド(ステップ#3
35)を行い、ステートを「4」に更新する。
ステート「4」においては、ベルトマーク信号510の
オンを待って(ステップ#341)、ステートを「5J
に更新する。
ステート「5」においては、スキャン監視タイマーの更
新(ステップ#345)、及び終了チエツク(ステップ
#346)を行い、ベルトマーク信号SIOのオンから
所定時間が経過してスキャン監視タイマーが終了すると
ステートを「6」とする。
ステート「6」においては、まず、スキャン処理にてス
キャンが開始されたか否かをチエツクする。
スキャンが開始された場合には、スキャンが正規のタイ
ミングで開始されなかった回数を示すスタート失敗カウ
ンタ、及びスキャン許可フラグをそれぞれリセットする
(ステップ#352、ステップ#353) 。
そして、スキップフラグのチエツクを行う(ステップ#
354)。
スキップフラグがリセット状態の場合は、ベルトマーク
信号SIOの発生毎にスキャンを開始する場合であるの
で、直ちに露光ランプオンタイマー値T33aをセット
しくステップ#356)、ステートを「3」に戻して次
のスキャンに備える。
スキップフラグがセット状態の場合は、ベルトマーク信
号310の2回の発生毎にスキャンを開始する場合であ
るので、この場合にはステートを「7」に更新しくステ
ップ#355)、ステート「7」において、ヘルドマー
ク信号SIOのオンを待って露光ランプオンタイマー4
aT33をセントシ(ステップ#372) 、ステート
をr3Jに戻す。
一方、上述のステップ#351においてノーの場合、す
なわち、例えば転写ベルト11の伸縮によりベルトマー
ク信号SIOの出力タイミングが正規のタイミング(第
9図に破線で示されたタイミング)とずれたために、ベ
ルトマーク信号S10の出力タイミングでスキャンが開
始されなかった場合には、露光ランプ33及び帯電チャ
ージャ4を一旦オフしくステップ435B)、スキャン
許可フラグをリセットする(ステ・ンブ#359)。
そして、スタート失敗カウンタのインクリメントを行う
(ステップ#360)。
次に、スタート失敗カウンタの値のチエ・7りを行う(
ステップ#361)。
スタート失敗カウンタの値が所定の許容値以下であれば
、再度のスキャン開始を試みるように上述のステップ#
354へ進む。
これに対して、スタート失敗カウンタの値が所定の許容
値を越える場合には、スキャンが開始されない原因は偶
発的ではなく、自然復旧を望めないと判断し、トラブル
の発生をオペレータに知らせるために、操作パネル○P
のトラブル表示LED224dを点灯する(ステップ#
362) 。
なお、フローチャートの図示は省略したが、合成モノカ
ラー複写画像を形成する合成モノカラーモードが選択さ
れた場合には、上述したように、ベルトマーク信号51
0に基づくスキャンによって、2色のトナー像の多重転
写が行われる。
上述の実施例によれば、露光ランプオンタイマーの計時
終了にともなって露光ランプ33が点灯された後、ベル
トマーク信号510が出力されたにもかかわらずスキャ
ンが開始されない場合であっても、連続してスキャンが
開始されない回数が所定値に達するまでは、引き続き作
像が行われるので、カラー複写の途中で作像を中止する
場合に起こるトナー及び用紙Pの無駄を無くすことがで
きる。また、点灯された露光ランプ33は、次に露光ラ
ンプオンタイマーの計時が終了するまで消灯されるので
、露光ランプ33の不必要な点灯を防止することができ
る。
上述の実施例によれば、スタート失敗カウンタの値が許
容値を越えた場合、すなわち、ヘルドマーク信号SIO
の出力タイミングが正規のタイミングとずれたために、
スキャンが連続してベルトマーク信号SIOの出力タイ
ミングで開始されない回数が許容回数を越えた場合には
、複写画像の作像が中止されてオペレータに異常を知ら
せるトラブル表示が行われる。これによって、作像を中
断した後に次のベルトマーク信号SIOの出力を待って
作像再開を試みる動作を無闇に繰り返すことによる無駄
な時間消費が避けられ、オペレータは、迅速にトラブル
に対する処置を実施することができる。
上述の実施例においては、感光体ドラム3と用紙Pとの
間に中間転写媒体としての転写へルト11を設け、転写
ベル1−1f上で各色のトナー像を重ね合わせる中間転
写方式のカラー複写機1を例示したが、トナー像の重ね
合わせの方式として、感光体ドラム上又は用紙P上で行
う方式を採用したカラー複写機についても本発明を通用
することができる。
〔発明の効果] 請求項1の発明によれば、トナー像の重ね合わせの基準
となる回転位置信号の出力タイミングの変動にかかわる
トナーの無駄な消費を防止するとともに、露光ランプの
不要な点灯による露光ランプ周辺の温度上昇を抑えたカ
ラー複写機を提供することができる。
請求項2の発明によれば、作像を中断した後に次の回転
位置信号の出力を待って作像再開を試みる動作を無闇に
繰り返すことによる無駄な時間消費が避けられ、オペレ
ータは、迅速にトラブルに対する処置を実施することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は複写機の概略の構成を示す断面正面図、第2図
は複写機の上面に設けられた操作パネルの平面図、 第3図は複写機の制御部のブロンク図、第4図〜第7図
は複写機の動作を示すフローチャート、 第8図はスキャンテーブルの内容を示す図、第9図は露
光ランプの制御の様子を示すタイムチャートである。 1・・・複写機(カラー複写機)、11・・・転写ベル
ト(トナー像担持体)、30・・・スキャナ、33・・
・露光ランプ、72,72s・・・ベルトマークセンサ
ー(回転位置検知手段)、401・・・CPU (露光
ランプ点灯手段、露光ランプ消灯手段、作像制御手段)
、D・・・原稿、510・・・ベルトマーク信号(回転
位置信号)。 出願人  ミノルタカメラ株式会社 第 図 第 図 (e)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電子写真プロセスによる複写画像の作像に対応し
    て回転するトナー像担持体と、 前記トナー像担持体の1回転毎に回転位置 信号を出力する回転位置検知手段と、 前記回転位置信号に基づいて原稿の走査を 開始するスキャナと、 前記スキャナに組み込まれた露光ランプを 走査の開始以前に点灯させる露光ランプ点灯手段とを有
    し、 前記トナー像担持体上で複数色のトナー像 の重ね合わせを行うカラー複写機において、前記露光ラ
    ンプが点灯された後に前記回転 位置信号が出力されたにもかかわらず走査が開始されな
    いときに、当該露光ランプを一旦消灯させる露光ランプ
    消灯手段と、 前記回転位置信号が再び出力されたときに 複写画像の作像を継続するように電子写真プロセスの制
    御を行う作像制御手段とを有し てなることを特徴とするカラー複写機。
  2. (2)前記露光ランプが点灯された後に前記回転位置信
    号が出力されたにもかかわらず走査が開始されないこと
    が、連続して複数回発生したときに、作像を中止させる
    ためのトラブル処理を行う ことを特徴とする請求項1記載のカラー複 写機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5555129A (en) * 1993-04-27 1996-09-10 Olympus Optical Co., Ltd. Optical low pass filter

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5555129A (en) * 1993-04-27 1996-09-10 Olympus Optical Co., Ltd. Optical low pass filter

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