JP4628517B2 - 周波数制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電圧制御され、高ビットレートデジタル信号からクロック信号を抽出するために、あるいは周波数を合成するために、周波数が不安定な入力信号によって制御される発振器VCOを含む回路ループを備える周波数制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
発振器VCOの周波数の制御は、データ信号を発信する発信器から発生する初期クロック信号をデジタルデータ信号から抽出するために、受信器内で行われる。被制御発振器VCOを使用する周波数合成は、チャネルを選択するのに正確な周波数を発生することが必要な無線送信器または無線受信器内で使用される。これら2つの適用における主な技術的課題は、ノイズの影響を受けたすなわちジッタを有する受信デジタル信号の中からクロック信号を抽出し、不安定な基準信号を基にして、選択された正確な周波数を合成することである。
【0003】
本発明の適用例は、受信データの処理に必要なクロック信号を取り込むための数百Mbit/秒までの高ビットレートデジタル送信の分野、および通常数GHzまでの高周波の合成のための無線設備の分野にある。
【0004】
前出の2つの適用分野においては、発振器VCOと、プログラム可能とすることができ、被分割周波数の信号を供給するための発振器の出力部に接続された分周器と、被分割周波数信号と基準信号との間の位相の比較の結果、誤差信号を送出する位相比較器とを備える位相同期回路PLLを使用するのが一般的である。
増幅されフィルタを通った誤差信号が発振器VCOを制御する。
【0005】
従来技術では、対象とする周波数が高い時の第1の問題は、kを定数とし、Nを可変カウントとし、Frを基準信号の周波数とする時、k.N.Frに等しい任意の周波数の合成に必要なN分分周器を作製することである。Nが整数の場合には、発振器VCOにより、基準信号の周波数Frの倍数である周波数が発生する。しかしながら、Nを整数値に限定しないのが一般的であるため、ループ内に含まれる分周器がより複雑になり、高周波での作製が技術的に不可能になる。
【0006】
第2の問題は、極めて安定した基準信号を位相比較器に供給する必要性に由来するものである。安定していない場合、基準信号のノイズは、発振器から出される合成信号内でk.N.倍される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、クロック周波数での不安定な入力デジタル信号と、発振器VCOにより直接または間接的に生成されるクロック信号の間の周波数の比較に基づいた周波数制御装置であって、クロックの抽出にも周波数の合成にも使用され、その結果、抽出すべきクロック信号に対し、または入力信号内に強いジッタが存在する場合でも周波数が安定している合成すべきクロック信号に対し影響を及ぼさない平均値前後の入力信号の周波数の変動を受け入れる装置を提供することにより前出の問題を克服することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的のため、クロック信号の周波数と、デジタル入力信号の不安定周波数とが比較される、クロック信号を発生する電圧制御発振手段を備える周波数制御装置は、入力信号の各所定遷移に応答して、入力信号の連続する2つの遷移に対応する2対のタイミングであって1対内のタイミングが最大でもクロック信号の半周期に等しい所定の遅延により分割されるタイミングでクロック信号をサンプリングし、その結果、クロック信号の4つの状態信号が発生する手段と、クロック信号の周波数が入力信号の周波数よりはるかに低い間のみ4つの状態信号を1つの増分カウント信号にまとめ、クロック信号の周波数が入力信号の周波数よりはるかに高い間のみ4つの状態信号を1つの減分カウント信号にまとめる周波数比較器と、発振手段を使用してアナログ−デジタル変換器を介して増分カウントおよび減分カウントするための手段の内容に依存する制御電圧を印加するために、それぞれ増分カウント信号および減分カウント信号に応答して入力信号の所定遷移を増分カウントおよび減分カウントするための手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明による周波数の比較は、概して知られている位相比較のための遷移に基づいてではなく、入力信号の2つの遷移に基づいて行われる。各遷移について2組のタイミングで入力される信号のサンプリングによって生じる4つの状態信号の組み合わせは、クロック信号の連続するサンプリング・タイミングに対応する3つの状態信号が同一である限り増分カウント信号を発生するための手段と、別の2つの状態信号に対応するクロック信号のサンプリング・タイミングに含まれるクロック信号のサンプリング・タイミングに対応する状態信号の一方が他の3つの状態信号と異なる限り減分カウント信号を発生するための手段とによって実現される。
【0010】
好ましい実施形態によれば、前出の発生手段機能は、他の2つの状態信号に対応するクロック信号のサンプリング・タイミングを取り囲むクロック信号のサンプリング・タイミングに対応する2つの状態信号を受信する第1排他的ORゲートと、他の2つの状態信号を受信する第2排他的ORゲートと、第1排他的ORゲートに直接接続され、符号変換器を介して、増分カウント信号を発生するための第2排他的ORゲートに接続された第1ANDゲートと、第2排他的ORゲートに直接接続され、符号変換器を介して、減分カウント信号を発生するための第1排他的ORゲートに接続された第2ANDゲートとにより、周波数比較器内で実行される。
【0011】
サンプリングするための手段は、好ましくは遷移信号および所定の遅延量だけ遅延された遷移信号を発生するために入力信号内の所定の遷移を検出するための手段と、それぞれ状態信号を発生し、クロック信号を受信する第1フリップフロップと、第1フリップフロップの直接出力部に接続された入力部とをそれぞれ有する2対のフリップフロップとを備える。遷移信号および遅延遷移信号は、対のフリップフロップのクロック入力部にそれぞれ印加される。
【0012】
特に、入力信号が不安定周波数クロック信号である時には遷移を検出するための手段は全デジタル方式である。この場合、遷移を検出するための手段は、入力信号の半周波数でクロック信号を発生するための四分分周器と、遷移信号および遅延された遷移信号をそれぞれ発生するために半周波数のクロック信号の2つの半周期のうちの1つの間、入力信号の遷移および入力信号の補信号内の遷移を選択するためのデジタル手段とを備える。
【0013】
ノイズの影響を受けたデータ入力デジタル信号内からクロック信号を抽出するのに周波数制御装置を使用する時には、装置は、クロック信号およびこの信号の補信号の中から、入力データ信号と最も同位相になり、入力信号を読むのに用いられるクロック信号を選択するために、4つの状態信号のうちの2つに応じて入力信号とクロック信号の位相を比較するためにサンプリングするための手段に接続された手段を備える。このように、出力クロック信号は、当初発信器から発信された取り込みクロック信号である。
【0014】
好ましい実施形態によれば、位相を比較するための手段は、対のフリップフロップのうちの第1または第2フリップフロップによって発生される状態信号がそれぞれ第1および第2状態、ならびに第2および第1状態にある時、クロック信号および補信号を選択するラッチフリップフロップ論理手段を備える。
【0015】
周波数を合成するのに周波数制御装置を使用する時には、装置は、サンプリングするための手段に印加すべき入力信号として、プログラム周波数の少なくとも4倍を上回る安定周波数を有する単位クロック信号から、プログラム周波数に等しいそれぞれの周期数についての平均周波数を有する不安定な基準クロック信号を管理するためのプログラム可能分周器を備え、プログラム周波数とそれぞれの周期数との比は一定である。
【0016】
したがって単位クロック信号の周波数は、プログラム可能分周器内でプログラム可能な最高周波数の4倍を上回る。
【0017】
基準クロック信号は、たとえばクォーツクロックから発振される単位クロック信号の安定周波数の、プログラムによる偶数または非偶数分割の結果として生じる可変周波数を有する。基準信号周波数の変動は、主として、サンプリングするための手段と、周波数比較器と、増分減分カウント手段と発振器とを備える制御ループ内で抑制され、したがって発振器から発振される合成周波数は、基準クロック周波数の平均値の倍数に等しい安定した所望の周波数である。従来技術と比較した場合、本発明によれば、知られている合成ループ内のプログラム可能分周器を固定分周器に置き換えることができる。
【0018】
本発明の好ましい実施形態によれば、プログラム可能分周手段は、加算器と、単位クロック信号の周波数の速度にされ加算器の出力部に合計を記録するバッファレジスタとを備え、加算器が、前記合計を、プログラム可能周波数に関連付けられた前記それぞれの数に加算する。
【0019】
基準クロック信号内の循環比のひずみをなくす目的から、プログラム可能分周手段は、基準クロック信号を発生するために、バッファレジスタから前記合計の上位ビットを受信する二分分周器を備える。
【0020】
特に周波数合成に関する適用の場合、発振手段は、ループフィルタを介して増分カウントおよび減分カウントするための手段によって電圧制御される少なくとも1つの発振器と、前記クロック信号を発生させるために、発振器から発生する信号の周波数を一定比で分割するための分周器とを備える。好ましくは一定比は2の累乗である。ループフィルタは、プログラム可能分周器内での分周によって生じる単位クロック信号の高調波を特にろ波する。
【0021】
本発明の他の特徴および長所は、対応する添付の図面を参照して行う本発明の好ましい実施形態についての以下の説明を読むことによりより明らかになろう。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、受信器すなわち通信端末内のクロック抽出回路EHとしての周波数制御装置は、位相および周波数比較器CPFと電圧制御発振器VCOとを備える。比較器CPFは、通信送信器からの送信後に再整形される入力データデジタル信号Dinと発振器VCOから供給されるクロック信号Hとが印加される2つの入力部を有する。比較器CPF内で信号DinおよびHの位相を比較することにより、同期で同位相の出力データ信号Doutおよび取り込み出力クロック信号Houtが発生する。比較器CPF内で信号DinおよびHの周波数を比較することにより、発振器VCOを直接電圧制御するための可変電圧アナログ制御信号VCが生じ、その結果、データ信号Dinの平均クロック周波数に設定された周波数を有するクロック信号Hが生じる。
【0023】
位相および周波数比較器CPF内では、位相の比較は四段サンプリング回路1と位相比較器2とを使用して行われ、周波数の比較は、サンプリング回路1と、周波数比較器3と、可逆カウンタ4と、デジタル−アナログ変換器(CNA)5とを使用して行われる。
【0024】
図2を参照すると、サンプリング回路1は、データ信号Dinのための回路EHの入力端子1Eに直接接続された入力部および遅延線11を介して接続された入力部の都合2つの入力部と、2つのカスケード遅延線12および13に接続された1つの出力部とを有する排他的ORゲート10を備える。第3の遅延線13は、可逆カウンタ4のクロック入力部Cにサンプリング信号HEを供給する。発振器VCOから供給されるクロック信号Hは、サンプリング回路1のクロック信号入力部1Hを経て、2対のカスケードDフリップフロップ14〜15および16〜17のうちの第1フリップフロップ14および16のデータ入力部に印加される。第1対のフリップフロップ14および15のクロック入力部は排他的ORゲート10の出力部に接続され、第2対のフリップフロップ16および17のクロック入力部は第2遅延線12の出力部に接続される。各対内で、第1フリップフロップ14、16の出力部Qは第2フリップフロップ15、17の入力部Dに接続される。フリップフロップ14〜17の出力部Qは、周波数比較器3の4つの入力部にそれぞれ接続される四段サンプリング回路1の出力部Q1〜Q4をそれぞれ構成する。サンプリング回路内の対の第1フリップフロップ14および16の出力部Q1およびQ3のみが、位相比較器2の2つのクロック選択入力部に接続される。
【0025】
サンプリング回路1は、入力データ信号Dinが遷移する毎に発振器VCOから発生するクロック信号Hの状態を、位相比較器2と周波数比較器3とに供給する。
【0026】
入力データ信号Dinの立ち上がりおよび立ち下がりは、排他的ORゲート10と、ゲート10の一方の入力部に直接印加される入力データ信号Dinの公称半周期よりも少ない遅延をゲート10の他方の入力部に課す第1遅延線11とを使用して検出される。遅延R1は、排他的ORゲート10の出力部における遷移信号内のサンプリング・パルスの幅を規定する。データ信号Dinの状態が変わる毎にゲート10の出力部から供給されるサンプリング・パルスは、4つのD型フリップフロップ14から17へのクロック信号Hの状態の記録を指令する。
【0027】
変形形態では、信号Dinの立ち上がりおよび立ち下がりを検出する代わりに、立ち上がりのみまたは立ち下がりのみが検出される。たとえば、遅延線11の後ろに符号変換器を挿入し、排他的ORゲートをANDゲートに置き換えることにより、所定の立ち下がりが検出される。
【0028】
フリップフロップ14および15は、タイミングTにおいてデータ信号Dinの遷移に、タイミングTn−kにおいて信号Dinの1つ前の遷移にそれぞれ応答して、信号Hの状態を記録する。整数kは、連続する2つの遷移を分割する信号Dinの基本ビット間隔すなわち基本半間隔の変数を指定する。同様に、フリップフロップ16および17は信号Hの別の2つの状態を記録するが、これには第2遅延線12により遅延された遷移信号によって課せられた所定の遅延dtが伴っている。したがってフリップフロップ16はタイミングT+dtにおける信号Hの状態を記録し、フリップフロップ17はタイミングTn−k+dtにおける信号Hの状態を記録する。THをサンプリングすべきクロック信号Hの周期とする時、遅延線12によりもたらされる遅延dtは最大でもTH/2に等しい。
【0029】
第3遅延線13は、可逆カウンタ4のクロック入力部に印加されるサンプリング信号HEが、周波数比較器3から供給される2つの論理信号H+およびH−と同位相になるよう、遅延R2を課す。この時、これら3つの信号HE、H+およびH−は可逆カウンタ4に印加される。
【0030】
各遅延線は一連の符号変換器で作製することができる。
【0031】
次に図3を参照すると、位相比較器2は主として、2つの符号変換器20および21から成るラッチフリップフロップと、2つの入力部を有する2つのNANDゲート22、23と、それぞれ3つ、2つの入力部をもつ2つのNANDゲート24、25と、符号変換器26と、排他的ORゲート27と、Dフリップフロップ28とを備える。
【0032】
サンプリング回路1の第1フリップフロップ14の出力部Q1は、NANDゲート22の第1入力部に直接接続され、符号変換器21を通してNANDゲート23の第2入力部に接続される。前記結合と対称的に、サンプリング回路1の第2対の第1フリップフロップ16の出力部Q3は、ゲート23の第1入力部に直接接続され、符号変換器20を通してゲート22の第2入力部に接続される。フリップフロップRSにおける場合と同様に、NANDゲート24および25の第1入力部はそれぞれゲート22および23の出力部に接続され、ゲート24および25の第2入力部はそれぞれゲート25および24の出力部に接続される。位相比較器2のリセット入力部RESはNANDゲート24の第3入力部に接続され、ゲート24の出力部を「1」の状態にすることにより、装置EHの電源入り時に位相比較器を初期化するのに使用する。また、ゲート24の出力部は符号変換器26を介して、第2入力部が発振器VCOからクロック信号Hを受信する排他的ORゲート27の第1入力部に接続される。ゲート27の出力部は、フリップフロップ28のクロック入力部に取り込みクロック信号Houtを供給する。フリップフロップ28の入力部Dはサンプリング回路1の入力1Eと同じであり、入力データ信号Dinを受信する。フリップフロップ28の出力部Qは、クロック信号Houtと同位相のデータ信号Doutを供給する。
【0033】
位相比較器2は、クロック信号Hが「良好な」周波数であるとみなされている、すなわち後述する周波数比較器3内での処理によりデータ信号Dinの平均周波数と同期していることを知った上で、信号Hおよびこの信号の補数
【外4】
Figure 0004628517
の中から、入力データ信号Dinと最も同位相になるクロック信号を選択して入力データ信号Dinを読み取るためにラッチフリップフロップ20〜25は、各時間インターバルdtの間、クロック信号Hの立ち上がりを探す。
【0034】
Q1=0かつQ3=1の時、NANDゲート24の第1入力部、すなわちRSフリップフロップ24〜25の入力部Rは「1」の状態にあり、信号HおよびDinはほぼ同位相になる一方、ゲート24の出力部は「0」の状態になり、ゲート27は、フリップフロップ28内のデータ信号Dinを読むための補信号
【外5】
Figure 0004628517
を選択する。反対にQ1=1かつQ3=0の時、NANDゲート25の第1入力部、すなわちRSフリップフロップ24〜25の入力部Sは「1」の状態にあり、信号HおよびDinはほぼ逆位相になる一方、ゲート24の出力部は「1」の状態になり、ゲート27は、フリップフロップ28内のデータ信号Dinを読むためのクロック信号Hを選択する。Q1=Q3=「0」の時、あるいはQ1=Q3=「1」の時、ゲート24および25の第1の入力は2つとも「1」の状態にあり、ゲート24の出力部の以前の状態が維持され、ゲート27により以前選択された信号
【外6】
Figure 0004628517
またはHは保存される。後者の場合、データ信号DinがTH/2−dtに等しい最大振幅Gmaxを有するジッタを含むとしても、なされた選択は依然として正しい。
【0035】
下記位相比較器2の論理状態は以下の真理値表にまとめられている。
【表1】
Figure 0004628517
【0036】
変形形態では、NANDゲート22および23の第1入力部にそれぞれ接続された符号変換器20および21の入力部が、出力Q3およびQ1の代わりに、サンプリング回路の出力Q4およびQ2に接続される。
【0037】
周波数比較器3内では、位相比較器2内の遷移T上に関してではなく、データ信号Dinの連続する2つの遷移Tn−kおよびTに関しての時間インターバルdt内のクロック信号Hの状態が分析される。この分析では、ゲート10によって検出される信号Dinの各遷移に対応して、前記の各遷移に先行する第1遷移に対応する連続するタイミングTn−kおよびTn−k+dtにおけるクロック信号Hの状態Q2およびQ4と、前記各遷移と同じ第2遷移に対応する連続するタイミングTおよびT+dtにおけるクロック信号Hの状態Q1およびQ3とを記録するために、サンプリング回路1内の4つのフリップフロップ14〜17を必要とする。
【0038】
連続する4つの状態のうちの3つが同一、すなわち
【数1】
Figure 0004628517
であれば、クロック信号Hの周期はデータ信号Dinの周期内に含まれ、信号Hは速度が過度に高くなる、すなわちデータ信号Dinに対し位相進みとなる。タイミングTn−k+dtおよびTにおいて信号Hの中間状態Q4およびQ1のうちの1つが他の3つとは異なる場合、すなわち
【数2】
Figure 0004628517
の場合、信号Hの周期は信号Dinの周期よりも長く、信号Hは速度が過度に低くなり、データ信号Dinに対し位相遅れとなる。他方、状態Q1とQ3が同一かつ状態Q2とQ4が同一である時、あるいは状態Q1とQ3が異なりかつ状態Q2とQ4が異なる時、信号HおよびDinは、ほぼ同周波数、同位相、同じ位相象限、あるいは例外的には、極めて異なる周波数(帯域外)になる。
【0039】
たとえばタイミングTn−kおよびTn−k+dtにおいて信号Hが状態Q2=「0」かつQ4=「1」であって、タイミングTおよびT+dtにおいて信号Hが状態Q1=「1」かつQ3=「1」であると、周波数比較器3はそこから、信号Hは速度過多であると判断する。
【0040】
その場合の周波数比較器3の真理値表は以下の通りである。
+dt Tn−kn−k+dt
Q1 Q3 Q2 Q4 決定 H+ H−
0 0 1 0 Hは速度過多 1 0
0 0 0 1 Hは速度過小 0 1
0 0 0 0 補正なし 0 0
0 0 1 1 補正なし 0 0
0 1 1 1 Hは速度過小 0 1
0 1 0 0 Hは速度過多 1 0
0 1 0 1 補正なし 0 0
0 1 1 0 Hは帯域外 0 0
1 0 1 1 Hは速度過多 1 0
1 0 0 0 Hは速度過小 0 1
1 0 1 0 補正なし 0 0
1 0 0 1 Hは帯域外 0 0
1 1 1 0 Hは速度過小 0 1
1 1 0 1 Hは速度過多 1 0
1 1 1 1 補正なし 0 0
1 1 0 0 補正なし 0 0
【0041】
上記表において「帯域外」という判断は、受信データ信号Dinが過度に高いまたは低い周波数にあり、発振器VCOの捕捉帯の外にあること、あるいは規格外のジッタを含むことを意味する。この場合、
【数3】
Figure 0004628517
を果たしサンプリング回路1の4つの出力部Q1〜Q4に接続された論理回路(図示せず)は、エラー信号を発生することが好ましい。
【0042】
下記真理値表は以下の論理式を満たす。
【数4】
Figure 0004628517
【0043】
図4に示す周波数比較器3は、上記2つの論理式にしたがい、2つの排他的ORゲート30および31と、2つの符号変換器32および33と、2つの入力部を有する2つのANDゲート34および35を備える。サンプリング回路1の出力部Q1およびQ4はゲート30の入力部に接続され、サンプリング回路1の出力部Q2およびQ3はゲート31の入力部に接続される。ゲート30の出力部はゲート34の第1入力部に直接接続され、符号変換器32を経てゲート35の第2入力部に接続される。対称的に、ゲート31の出力部はゲート35の第1入力部に直接接続され、符号変換器33を経てゲート34の第2入力部に接続される。ゲート34および35の出力部はそれぞれ論理信号H+およびH−を供給する。
【0044】
このように周波数比較器3は、入力データ信号Dinの周期と、発振器VCOのクロック信号Hの周期との間の誤差の方向を分析する。この誤差の方向は、可逆カウンタ4の加算入力部Uと減分入力部Dにそれぞれ印加される論理信号H+およびH−の状態によって示される。
【0045】
加算論理信号H+は、「1」の状態にある限り、サンプリング信号HEの各パルスにより可逆カウンタが1つずつ増分し、過度に遅かったクロック信号Hの周波数を増加させ発振器VCOの制御電圧VCを増加させるよう、可逆カウンタ4を加算モードにする。逆も同様に、減分論理信号H−は、「1」の状態にある限り、サンプリング信号HEの各パルスにより可逆カウンタが1つずつ減分し、過度に速かったクロック信号Hの周波数を下げ発振器VCOの制御電圧VCを減少させるよう、可逆カウンタを減分モードにする。可逆カウンタは、発振器VCOがこのクロック周波数の平均周波数で長時間平均して動作するよう、入力信号のクロック周波数の変動を「平準化する」。デジタル−アナログ変換器5は可逆カウンタ4の可変デジタル内容を、発振器VCOの制御入力部に印加される制御電圧VCに変換する。
【0046】
可変カウンタ4の容量は、発振器VCOが発振する周波数について所望する精度によって異なる。
【0047】
データ信号Dinがジッタを有する場合、このジッタの振幅は、TDが入力データ信号Dinのデータレートに対応する周期であるGmax=TD/2−dtのような最大値Gmaxに達することがある。
【0048】
本発明による周波数制御装置の第2実施形態によれば、本装置は図5に示すような周波数合成器SFである。合成器には、好ましくは、後述するようなサンプリング回路1に対して変更されたサンプリング回路8と、周波数比較器3と、可逆カウンタ4と、ループ低域フィルタFLと、デジタル−アナログ変換器5と、電圧制御発振器VCOとがある。固定分周器6は、合成クロック信号HSを発生する発振器VCOの出力部を、サンプリング回路8のクロック信号入力部1Hに接続する。分周器6は、分割クロック信号HDを発生するために合成信号HSの周波数を整数比Mで分割する。
【0049】
このようにして周波数合成器SFは、クロック抽出装置EHと同様に、ループ状に配置された回路で周波数の比較を行う。
【0050】
周波数合成器SFは、プログラム可能周波数基準クロック信号Hrをサンプリング回路8の入力データ信号1Eの入力部に印加するためのプログラム可能分周器7も含む。
【0051】
周波数合成器SF内では、発振器VCOから送出されるクロック信号HSの周波数FSが、分周器6内で固定整数比Mで分割される。Mは整数であり、好ましくは2の累乗である。Frを基準クロック信号の周波数とすると、FSは発振器VCOの一定状態におけるFr.Mに等しい。
【0052】
1≦i≦IおよびFSi<FS(i+1)など整数の指数iを有するI個の序列周波数の集合FS1、...FSi、...FSIを得るためには、Fri<Fr(i+1)である基準信号Hr1、...Hri、...HrIの周波数Fr1、...Fri、...FrIを同数個合成しなければならない。バイナリカウンタを備える知られている分周器を使用して正確に基準周波数を合成するためには、最大でも周波数が周波数Fr1、...Fri、...FrIの最小公倍数(PPCM)に等しいクロック信号によりこの分周器を制御しなければならないが、これは、特に整数Iが大きく周波数Fr1およびFrIが高い時には実現がほぼ不可能である。
【0053】
本発明による周波数合成器SFは、基準周波数Fr1、...Fri、...FrIが、P1=Fr1/p、...Pi=Fri/p、...PI=FrI/pが整数であるような最大公約整数(PGCD)を有するという仮定に基づいており、選択された数Piに応じて所望の基準信号の周期Triを計算する。TU≦TrI=1/FrIなどの選択基準信号の周期の計算のための周期の単位をTUとし、P1=1の場合に得られる合成可能最低周波数をFB=Fr1とする。
周波数FBに対応する周期TBは、基準周波数Fr1〜FrIに対応する全周期の中で周期として最大の値TUを含む。この整数をNとする。すると以下の式が導かれる。
TB=N.TU=1/p、
周波数の単位FU=1/TU=p.Nかつ
選択基準の信号周期Tri=1/Fri=TU.N/Pi。
【0054】
その結果、基準信号Hriの周期Triを計算することは結局、数Nの中に数Piが何回含まれているかを計算することになることがわかる。この目的のため本発明は、数Nが得られるまで頻度TUで数Pi自身を加算し、計算の結果がN/2未満であれば「0」の値のサンプルを発生させ、そうでない場合には「1」の値のサンプルを発生させることを提案する。
【0055】
しかしながら、合成すべき基準信号Hriの周波数Friに関連付けられた数Piは、計算の後、必ずしも整数Nの整数約数となるとは限らない。第1周期Tri、次に最初の周期に続く第2周期Tri、次に第2に続く第3周期というように(Pi)番目の周期まで、周期TUの末尾単位に現れるPi未満のオーバーフローをr、r、r...rPiとする。連続する「周期」Triは
−第1周期Tri:T=TU(N+r)/Pi;
−第2周期Tri:T=TU(N−r+r)/Pi;
−第3周期Tri:T=TU(N−r+r)/Pi;
−第P番目の周期Tri:Tpi=TU(N−rPi−1+rPi)/Pi;と書くことができ、
数(N+r)、(N−r+r)、(N−r+r)、...、(N−rPi−1+rPi)はPiの整数倍数である。これら最後の数NPi+rPiの合計はPiの倍数であるので、最後のオーバーフローrPiは0に等しい。
【0056】
したがって、Pi個の連続する合成周期Triの合計はN.TUに等しく、時間N.TUで発生する平均周期は
【数5】
Figure 0004628517
に等しい。
【0057】
合成器によって生じる周期の平均は所望する値Triに等しい。第1、第2、第3、...、第P周期Triに対応する各計算サイクルにおいて、周期TriはTUの誤差で発生されるため、発生された信号は周波数変調される。したがって、ジッタの最大振幅はTUに等しい。周波数比較器3は、サンプリング回路8の入力部1Eに印加される基準信号Hrの半周期に等しい最大ジッタを許容する。TrIは周期Tr〜TrI全体のうちでもっとも短い周期であるため、不等式TU≦TrI/2が満たされなければならず、合成器が動作するためにはFU≧2.FrIでなければならない。
【0058】
また、循環加算によって生じる信号は0.5に等しい循環比を有さない。循環比のひずみをなくすためにはこの信号の周波数を1/2にする必要があるが、この条件は不等式FU≧2.FrI=4.Frを適用することにより満たされる。
【0059】
図6は、上述の機能上の特性を有するプログラム可能分周器7を示す図である。分周器は、2つの入力ポートA1およびA2を有する加算器70と、バッファレジスタ71と、フリップフロップ72を有する二分分周器とを備える。好ましくは、加算器70は、2乗すなわちN=2の容量を有し、合成すべき周波数Friをプログラムするためのqビット符号化整数Piを第1入力部で受信し、レジスタ71を介して加算器の第2入力部A2に印加されるqビット符号化結果Rに整数Piを付加する。レジスタ71は加算器70の出力ポートに接続された入力ポートを有し、そのq個の出力部は加算器の第2入力ポートA2に接続され、その最上位ビット出力部BR(q−1)はフリップフロップ72のクロック入力部に接続される。レジスタ71は、4Frを上回る周波数を有するクロック信号HUの速度で作動する。クロック信号HUは安定しており、純度が高くノイズが極めて少ない周波数発生源を構成する、通常数メガヘルツのクォーツクロックによって発生する。フリップフロップ72は二分分周器2を形成し、入力部Dに接続された補完出力部
【外7】
Figure 0004628517
を有し、出力部Qから選択基準クロック信号Hrを供給する。
【0060】
基準信号Hrは、プログラムされた周波数FriがPi個の周期Tri=1/Fri全ての平均でしか得られないプログラム可能分周器7内で発生するため、周波数変調される。図5に示す、周波数比較器3を含む周波数制御ループは、基準信号Hrに変動があっても、発振器VCOから送出されるクロック信号HS内のプログラム周波数FSを、基準信号の周波数Fr=Fri/2の所望する平均値に安定化する。したがって基準信号の周期的周波数変動は、本発明の合成器SFの出力部で使用される周波数FSには影響を及ぼさない。
【0061】
図6を再度参照すると、qビットバイナリ語Piと、加算器の出力語を周期単位TUの信号の周期FUの速度で記録するレジスタ71から送出される累計結果Rとが周波数FUに循環的に付加される。プログラム可能分周器7は、RおよびNの比較により、フリップフロップ72内での二分割の前にクロック信号Hriの周波数を決定するためのデジタル比較器を含まない。本発明は、信号Hriを形成するために、レジスタ71の出力部で結果の語の上位ビットBR(q−1)の状態を使用する。ここでBR(0)は語Rの下位ビットである。結果RがN/2未満の場合、BR(q−1)は「0」の論理状態であり、そうでなければBR(q−1)は「1」の論理状態であり、次に、上位ビットBR(q−1)の信号の周波数を1/2にすることにより、基準クロック信号Hrがフリップフロップ72の出力部Qから発せられる。
【0062】
要約すれば、プログラム可能分周器の式は以下の通りである。
FUmin=2.FrI
min=FUmin/p、
Nは好ましくはN=2>Nminである;
FU=p.N
Tri=TU.N/Pi=1/(p.Pi)
Fri=p.Pi。
【0063】
数値の例を以下に示す。1200;1250;1300;1350および1400MHzに等しい周波数FSを発生することになっている発振器VCOを想定する。合成ループの分周器6は1024に等しい固定分割比Mを有することがわかっているので、合成すべき基準信号の周波数Frは、1.171875;1.220703125;1.26953125;1.318359375および1.3671875MHzに等しい。分周器7の出力部側で基準クロック信号Hrを得るためにフリップフロップ72内で1/2に分割されるため、発生すべき周波数は、
Fr1=2.34375;2.44140625;2.5390625;2.63671875およびFrI=Fr5=2.734375MHzとなる。したがって合成器のピッチPは0.09765625MHzに等しく、FUminは2(2.734375)MHz=5.468875MHzに等しく、NminはFUmin/P=56に等しい。
【0064】
ここから、
N=2=64かつq=6
HQ=N.p=6.25MHz
P1=24;P2=25;P3=26;P4=27;P5=28が導かれる。
【0065】
たとえばPi=26の場合、基準周波数はFr=Fri/2=p.Pi/2=1.26953125MHzである。
【0066】
周波数合成器SF内のサンプリング回路8内では、周期基準信号Hrがデータ入力部Din1Eに印加され、発振器VCOに接続されたM分分周器6から送出されたクロック信号HDが入力部1Hに印加される。ここでFrは、合成クロック信号FSの周波数HSのM分割後の周波数FDを有する信号HDをサンプリングするクロック信号Hrの周波数である。したがって式Fr=2.FD=2(FS/K)、すなわちFS=Fr(K/2)が得られる。
【0067】
図7に示す好ましい実施形態によれば、サンプリング回路8は、遷移信号H1と、入力部1Hに印加されるクロック信号HDをサンプリングするために遅延量dtだけ変位された遅延遷移信号H2とを発生するためのデジタル手段を備える。サンプリング回路8は、標本回路1と同様に、遅延線13と、クロック入力部がクロック信号HDを受信する2対のフリップフロップ14〜15および16〜17と、回路1(図2)内の遅延線11および12ならびに排他的ORゲート10の代わりとしての全デジタル手段80〜85とを備える。デジタル手段は、プログラム可能分周器5から供給される基準クロック信号Hrを受信する入力部1E、すなわち加算器70(図6)の第1入力部A1に印加されるqビット符号化整数Piに応じて選択されるクロック信号Tr〜TrIのうちの1つを二分割後に受信する入力部の後に位置し、それぞれフリップフロップ対14〜15および16〜17のクロック入力部に向けてクロック信号H1およびH2を発生する。
【0068】
デジタル手段80〜85は、サンプリングに用いられる遷移信号H1およびH2の周波数よりも高い周波数Frを使用し、サンプリング・フリップフロップ14〜17のクロック入力部において良好な周波数FDを得るために周波数Frを分割する。この分割により遅延量dtを完全に制御することができる。
【0069】
プログラム可能分周器7はTr/2に等しい最大ジッタを有する基準信号Hrを送出するので、このジッタを吸収するためには遅延量dtは
dt=TD/4−Tr/2
のようにならなければならない。ここでTDは入力部1Hでのクロック信号の周期である。周期TDは、整数分割Mにより基準信号Hrの周期Trから得られるため、TD=M.Trの式が得られ、
この式から遅延量が導かれる。すなわち
dt=M.Tr/4−Tr/2となる。周期Trの信号からデジタル回路として実現可能な最小遅延量dt=Tr/2の場合、上の式から導かれるM=4が最良の方法である。
【0070】
図7に示す実施形態によれば、前出のデジタル手段80〜85は、2つのDフリップフロップ80および81と排他的ORゲート82を備える論理回路とを含む四分分周器4と、2つの入力部を有する2つのANDゲート83および85と、周波数FD=Fr/2の2つの遷移信号H1およびH2を発生するための符号変換器84とを備える。フリップフロップ80および81のクロック入力部、ANDゲート83の第1入力部、および符号変換器84の入力部はクロック信号Hrを受信する。フリップフロップ80および81は四分分周器を形成するので、第2フリップフロップ81の補完出力
【外8】
Figure 0004628517
は第1フリップフロップ80の入力部Dに接続される。フリップフロップ80および81の出力部Qは、周波数Fr/4であって2Trだけ変位した2つの論理信号を発生し、排他的ORゲート82の入力部にそれぞれ接続される。したがってゲート82の出力部は周波数Fr/2の信号を発生し、ANDゲート80の第2入力部、および符号変換器64の出力部に接続された第2入力部を有するANDゲート85の第1入力部に接続される。排他的ORゲート82の出力部の周期2Trの信号の予定幅Trにより、第1対のフリップフロップ14および15のクロック入力部に印加される幅Tr/2で周期2Trの遷移信号H1を構成するために、ANDゲート83内の2つの周期から信号Hrの周期が選択される。また、ゲート82の出力部の信号の予定幅により、信号H1と同一であるがこの信号からdt=Tr/2だけ遅延し、第2対のフリップフロップ16および17、ならびに可逆カウンタ4のクロック入力部に印加されるサンプリング信号HEを供給する遅延線13のクロック入力部に印加される遷移信号H2を構成するために、ANDゲート85内の2つの周期から補信号
【外9】
Figure 0004628517
の周期が選択される。
【0071】
2つのクロック信号H1およびH2は、M分割後に発振器VCOから送出される信号HDを、タイミングTおよびT+Tr/2でサンプリングする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクロック抽出回路の概略ブロック線図である。
【図2】図1のクロック抽出回路に含まれるサンプリング回路の詳細図である。
【図3】図1のクロック抽出回路に含まれる位相比較器の詳細図である。
【図4】図1のクロック抽出回路に含まれる周波数比較器の詳細図である。
【図5】本発明による周波数合成器の概略ブロック線図である。
【図6】図5の周波数合成器に含まれるプログラム可能分周器の詳細図である。
【図7】図5の周波数合成器に含まれるサンプリング回路の詳細図である。
【符号の説明】
1、8 サンプリング回路
2 位相比較器
3 周波数比較器
4 可逆カウンタ
5 デジタル−アナログ変換器
6 固定分周器
7 プログラム可能分周器
10 排他的ORゲート
11 遅延線
12、13 カスケード遅延線
14、15、16、17 フリップフロップ
20、21 符号変換器
22、23 NANDゲート
24、25 NANDゲート
26、32、33 符号変換器
27、30、31 排他的ORゲート
28 Dフリップフロップ
34、35 ANDゲート
70 加算器
71 バッファレジスタ
72 二分分周器
80、81、82 四分分周器
83、85 ANDゲート
84 符号変換器

Claims (29)

  1. クロック信号とデジタル入力信号を受け取り、さらにデジタル入力信号の複数の遷移の各遷移に応答して少なくとも4つのサンプル値を出力するように構成され、前記サンプル値の各々がクロック信号のサンプルであるサンプリング回路と、
    前記複数の遷移の遷移に応答してカウント値を変化させるように構成されたカウンタと、
    前記複数の遷移の遷移に応答してカウンタが前記カウント値を増加するか減少するかを決定する1つまたは複数の制御信号を生成するため、前記サンプル値で動作するように構成された周波数比較器と、
    前記カウント値によって決定された周波数で前記クロック信号を生成するように構成された電圧制御発信器と、
    を備えていることを特徴とする装置。
  2. 前記サンプル値の1番目の対が、最大でも前記クロック信号の半周期に等しい時間遅延によって分割されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記制御信号が増分カウント信号と減分カウント信号を含んでおり、前記周波数比較器が、(a)前記クロック信号の周波数が前記デジタル入力信号周波数よりさいことを示している前記サンプル値に応答して、増分カウント信号をアクティブにする、(b)前記クロック信号の周波数が前記デジタル入力信号周波数よりきいことを示している前記サンプル値に応答して、減分カウント信号をアクティブにする、ように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 前記カウンタが、前記増分カウント信号がアクティブの場合前記複数の遷移の遷移に応答して前記カウント値を増加させ、前記減分カウント信号がアクティブの場合前記複数の遷移の遷移に応答して前記カウント値を減少させるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 1番目のクロック信号とデジタル入力信号を受け取り、さらにデジタル入力信号の複数の遷移の各遷移に応答して少なくとも4つのサンプル値を出力するように構成され、前記サンプル値の各々が1番目のクロック信号のサンプルであるサンプリング回路と、
    前記複数の遷移の遷移に応答してカウント値を変化させるように構成されたカウンタと、
    前記複数の遷移の遷移に応答してカウンタが前記カウント値を増加するか減少するかを決定する1つまたは複数の制御信号を生成するため、前記サンプル値で動作するように構成された周波数比較器と、
    前記カウント値によって決定された周波数で2番目のクロック信号を生成するように構成され電圧制御発信器と、
    を備えていることを特徴とする装置。
  6. クロック信号とデジタル入力信号を受け取り、
    デジタル入力信号の複数の遷移の各遷移に応答して少なくとも4つのサンプル値を出力し、前記サンプル値の各々がクロック信号のサンプルであり、
    前記複数の遷移の遷移に応答してカウント値を変化させ、
    前記複数の遷移の遷移に応答してカウンタが前記カウント値を増加するか減少するかを決定する1つまたは複数の制御信号を生成するため、前記サンプル値で動作し、
    前記カウント値によって決定された周波数でクロック信号を生成する
    ステップを含んでいることを特徴とする方法。
  7. 前記サンプル値の1番目の対が、最大でも前記クロック信号の半周期に等しい時間遅延によって分割されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記制御信号が増分カウント信号と減分カウント信号を含んでおり、
    (a)前記クロック信号の周波数が前記デジタル入力信号周波数よりさいことを示している前記サンプル値に応答して、増分カウント信号をアクティブにする、
    (b)前記クロック信号の周波数が前記デジタル入力信号周波数よりきいことを示している前記サンプル値に応答して、減分カウント信号をアクティブにする、
    ステップをさらに含んでいることを特徴とする請求項6に記載の方法
  9. 前記カウント値の変化が、
    前記増分カウント信号がアクティブの場合、前記複数の遷移の遷移に応答して前記カウント値を増加させ、
    前記減分カウント信号がアクティブの場合、前記複数の遷移の遷移に応答して前記カウント値を減少させる
    ステップを含んでいることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 1番目のクロック信号とデジタル入力信号を受け取り、
    デジタル入力信号の複数の遷移の各遷移に応答して少なくとも4つのサンプル値を出力し、前記サンプル値の各々が1番目のクロック信号のサンプルであり、
    前記複数の遷移の遷移に応答してカウント値を変化させ、
    前記複数の遷移の遷移に応答してカウンタがカウント値を増加するか減少するかを決定する1つまたは複数の制御信号を生成するため、前記サンプル値で動作し、
    前記カウント値によって決定された周波数で2番目のクロック信号を生成る、
    ステップを含んでいることを特徴とする方法。
  11. 前記複数の遷移は、デジタル入力信号の立ち上がり遷移であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  12. 前記複数の遷移は、デジタル入力信号の立ち下がり遷移であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  13. 前記複数の遷移は、デジタル入力信号の立ち上がり遷移と立ち下がり遷移を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  14. 前記少なくとも4つのサンプル値の2つは、前記複数の遷移の現在の遷移に応答して、前記クロック信号から取り込まれ、
    前記少なくとも4つのサンプル値の残りは、前記複数の遷移の1つまたは複数前の遷移に応答して、前記クロック信号から取り込まれることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  15. 前記複数の遷移は、デジタル入力信号の立ち上がり遷移であることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  16. 前記複数の遷移は、デジタル入力信号の立ち下がり遷移であることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  17. 前記複数の遷移は、デジタル入力信号の立ち上がり遷移と立ち下がり遷移を含んでいることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  18. 前記少なくとも4つのサンプル値の2つは、前記複数の遷移の現在の遷移に応答して、前記1番目のクロック信号から取り込まれ、
    前記少なくとも4つのサンプル値の残りは、前記複数の遷移の1つまたは複数前の遷移に応答して、前記1番目のクロック信号から取り込まれることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  19. 前記複数の遷移は、デジタル入力信号の立ち上がり遷移であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  20. 前記複数の遷移は、デジタル入力信号の立ち下がり遷移であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  21. 前記複数の遷移は、デジタル入力信号の立ち上がり遷移と立ち下がり遷移を含んでいることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  22. 前記少なくとも4つのサンプル値の2つは、前記複数の遷移の現在の遷移に応答して、前記クロック信号から取り込まれ、
    前記少なくとも4つのサンプル値の残りは、前記複数の遷移の1つまたは複数前の遷移に応答して、前記クロック信号から取り込まれることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  23. 前記複数の遷移は、デジタル入力信号の立ち上がり遷移であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  24. 前記複数の遷移は、デジタル入力信号の立ち下がり遷移であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  25. 前記複数の遷移は、デジタル入力信号の立ち上がり遷移と立ち下がり遷移を含んでいることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  26. 前記少なくとも4つのサンプル値の2つは、前記複数の遷移の現在の遷移に応答して、前記1番目のクロック信号から取り込まれ、
    前記少なくとも4つのサンプル値の残りは、前記複数の遷移の1つまたは複数前の遷移に応答して、前記1番目のクロック信号から取り込まれることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  27. 前記サンプリング回路は、
    4つのサンプル値を出力するように構成され、各対の1番目のフリップフロップはクロック信号を受け取るように構成されているフリップフロップの2つのカスケード対と、
    デジタル入力信号を受け取り、さらにデジタル入力信号の前記複数の各遷移に応答してパルスをアクティブにするように構成された副回路と、
    を含んでおり、2つのカスケード対の1番目は前記パルスによってクロック制御され、2つのカスケード対の2番目は前記パルスの遅延版によってクロック制御されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  28. 前記サンプリング回路は、
    4つのサンプル値を出力するように構成され、各対の1番目のフリップフロップは1番目のクロック信号を受け取るように構成されているフリップフロップの2つのカスケード対と、
    デジタル入力信号を受け取り、さらにデジタル入力信号の前記複数の各遷移に応答して1番目のパルスと2番目のパルスをアクティブにするように構成され、2番目のパルスは1番目のパルスと比較して遅延している副回路と、
    を含んでおり、2つのカスケード対の1番目は前記1番目のパルスによってクロック制御され、2つのカスケード対の2番目は前記2番目のパルスによってクロック制御されることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  29. プログラム可能周波数でデジタル入力信号を生成するように構成されているプログラム可能分周器であって、前記プログラム可能分周器は加算器、レジスタ及びフリップフロップを含み、前記加算器は、1番目の入力としてプログラム可能に選択された整数値を受け取り、2番目の入力として前記レジスタの出力を受け取るように構成され、前記レジスタは、前記加算器の出力を受け取るように構成され、前記レジスタは、クロック入力としてクロック信号HUを受け取るように構成され、前記レジスタ出力の最上位ビットは、フリップフロップのクロック入力に結合され、前記フリップフロップの出力は、前記フリップフロップのデータ入力に結合されているプログラム可能分周器をさらに備えていることを特徴とする請求項5に記載の装置。
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