JP4626017B2 - 空気の汚れ度表示装置及び空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気の汚れ度表示装置、特に、空気の汚れ度を発光素子によって表示するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気清浄機は、室内の空気中の汚れを除去するために用いられ、送風手段と空気清浄部とから構成されている。送風手段は送風ファンとモータとから構成されている。空気清浄部は、例えば、プレフィルタ、イオン化部及びメインフィルタ等から構成されている。
【0003】
空気清浄機は、送風手段によって空気を吸い込み、空気清浄部において空気中の煙、臭気又は塵埃等を補集し、清浄化された空気を外部に排出する。自動運転中は、空気の汚れ度に応じて風量が変更されていく。例えば、空気の汚れ度が最も低い場合は停止状態になり、汚れ度が最も高い場合は最大風量による運転が行われる。
【0004】
このような空気清浄機には、運転中の集塵力(風量)や室内空気の汚れ度(または空気の清浄度)等を表示するための表示装置が備えられている。風量表示の場合は、複数のLEDを選択的に点灯させて、運転中の風量を表示する。また、室内空気の汚れ度(または空気の清浄度)の場合は、複数のLEDを段階的に表示させている。ユーザは、これら表示部を見ることにより、空気清浄機の運転状態と空気の汚れ度を確認できるようになっている。例えば、ユーザは集塵運転によって室内の空気が清浄されていく様子を視覚的に実感できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述の空気の汚れ度を表示するための表示部は、例えば4つの表示灯からなり、各表示灯は各汚れ度に対応して点灯される。すなわち、汚れ度が1の場合は全ての表示灯が消灯しており、汚れ度が2の場合は第1の表示灯が点灯し、汚れ度が3の場合は第1及び第2の表示灯が点灯し、汚れ度が4の場合は第1,第2及び第3の表示灯が点灯し、汚れ度が5の場合は全ての表示灯が点灯する。これにより、ユーザは空気の汚れ度を表示灯の点灯数(どの表示灯まで点灯しているか)で知ることができる。
【0006】
しかし、各表示灯はLEDからなるため小さく、視認性が優れていない。また、表示灯の点灯数のみではその意味するところが直感的に理解しがたいことも考えられる。
【0007】
本発明の課題は、空気の汚れ度表示装置において、ユーザに空気の汚れ度をより直感的に理解させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の空気の汚れ度表示装置は、周囲の空気の汚れ度を表示するための装置であって、表示装置と複数の発光部と駆動手段とを備えている。表示装置は、異なる色の光を出す複数の発光素子と、複数の発光素子からの光がバックライト表示される表示部とを有する。複数の発光部は、空気の汚れ度の各段階に各々対応しており、表示装置とは別途設けられている。駆動手段は、空気の汚れ度に応じて複数の発光素子を駆動することで表示部の色を変化させ、この色の変化によって空気の汚れ度を表示装置に示させるための手段である。特に、表示部は、混合色を表示することができる。そして、駆動手段は、空気の汚れ度に応じて複数の発光素子それぞれに通電される電流量または一定時間内の通電比率を変化させることで複数の発光素子それぞれの駆動状態を変化させ、その変化に応じた混合色を連続的に変化させて表示部に表示させると共に、空気の汚れ度に応じて発光する発光部の数を変化させる。複数の発光部は、表示装置を補足する。
【0009】
この装置では、複数の発光素子の光は表示部においてバックライト表示され、空気の汚れ度は表示部において色の変化として表示されるため、従来より表示部が大きくなり、ユーザは空気の汚れ度をより直感的に理解できる。特に、表示部の色の変化は発光素子の発光の組合せによって実現しており、表示部には空気の汚れ度に応じた複数の混合色が表示されるため、簡単な構造の装置によって、用いられる発光素子の種類より多く汚れ度を表示することができる。また、この装置では、2種類の汚れ度を表示する部分を設けることで、ユーザは空気の汚れ度をより容易に理解できる。
【0010】
請求項2に記載の空気の汚れ度表示装置は、請求項1において、駆動手段は、電流量を変化させることで複数の発光素子それぞれの駆動状態を変化させる場合には、空気の汚れ度に応じて電流量を増減させることで複数の発光素子それぞれの発光度合いに強弱をつけ、発光度合いの強弱に応じた混合色を表示部に表示させる。
【0011】
請求項3に記載の空気の汚れ度表示装置は、請求項1において、駆動手段は、通電比率を変化させることで複数の発光素子それぞれの駆動状態を変化させる場合には、空気の汚れ度に応じて通電比率を変化させることで複数の発光素子それぞれの発光度合いに強弱をつけ、発光度合いの強弱に応じた混合色を表示部に表示させる。
【0012】
請求項4に記載の空気調和機は、空気調和機本体と、空気の汚れ度を検出するセンサと、請求項1〜3のいずれかに記載の空気の汚れ度表示装置とを備えている。なお、ここでいう空気調和機とは、空気清浄機、エアコン、クーラーなど空気が好適な状態となるように各種調整を行うための装置をいう。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0014】
図1は本発明の一実施形態に係る空気の状態表示機能付空気清浄機1(以下、単に空気清浄機1という)の分解斜視図である。空気清浄機1では、空気清浄機本体2の最前面に、前面パネル3を配置しており、この前面パネル3を通して空気清浄機本体2内へ空気を吸い込むようにしている。
【0015】
空気清浄機本体2の前面には凹部が形成されており、この凹部内に、比較的大きなごみや塵を除去するためのプレフィルタ4と、プレフィルタ4では取りきれない微小ほこりをプラスに帯電させるためのイオン化部5と、プラズマ集塵と光触媒の役割を有するロールフィルタ6と、2枚の光触媒7とが収容されている。空気洗浄機本体2には、図1には図示しないが、送風ファン60(図2)が設けられている。前面パネル3から吸い込まれた室内空気は、プレフィルタ4、イオン化部5、フィルタ6と光触媒7及び送風ファン60を通って浄化された後、空気清浄機本体2の上部に設けられた吹き出しから吹き出される。
【0016】
空気清浄機本体2の下部前面には、各種操作スイッチや各種表示部を備えた操作表示パネル10が配置されている。
【0017】
この操作表示パネル10の一端部には、図示しない給気口が開口されており、この給気口を通して室内空気が汚れセンサとしての粉塵センサ55及びガスセンサ56に供給されるようになっている。
【0018】
図3は操作表示パネル10の正面図である。操作表示パネル10には、運転切換・停止スイッチ11と、各種表示手段12〜15,17,18,21〜23,26〜29と、リセットスイッチ19と、リモコン受信部61が配置されている。運転切換・停止スイッチ11は、これを押すごとに、「停止」→「自動運転」→「しずか運転」→「弱運転」→「標準運転」→「強運転」→「停止」の順番で切り換わるようになっている。ハイパワーターボ表示灯12はハイパワーターボモードで短期間に空気の清浄化を行っている場合に点灯される。花粉モード表示灯14は花粉モードで風量に変化を与え花粉をキャッチしやすくしている場合に点灯される。タイマ設定表示灯15はタイマ設定時間が1時間・2時間・4時間のいずれかである場合に点灯される。
【0019】
さらに、操作表示パネル10には、イオン化部5の汚れがひどくなったときに点滅するイオン化部清掃サイン表示灯17と、ロールフィルタ6の交換時期になると点灯するフィルタカット表示灯18と、ロールフィルタ6をカットしたときに細い棒などで押すためのリセットスイッチ19とが備えられている。
【0020】
風量表示部21は、図4に示すように、風量の大きさを、例えば「しずか」,「弱」,「標準」,「強」の4段階のような複数段階で表示する。自動運転表示灯22は自動運転時に点灯される。省エネ運転表示灯23は省エネ運転時に点灯される。
【0021】
粉塵センサ55で検知した空気の汚れ度を表示するために、バックライト表示部26と点灯表示部27が設けられている。バックライト表示部26は色の変化によってユーザに室内の空気中の粉塵量を知らせるための表示装置である。点灯表示部27は、例えば「汚れている」から「きれい」までの5段階で表示するための表示装置であり、バックライト表示部26の下方に横に並んで配置されている。なお、各点灯部27a〜27dは、操作表示パネル10に形成された光透過性の窓部と、この窓部の裏側に配置されたLEDで構成されている。より詳細には、図の右から左に向かって、第1点灯部27a,第2点灯部27b,第3点灯部27c,第4点灯部27dが配置されている。
【0022】
ガスセンサ56で検知した空気の汚れ度を表示するために、バックライト表示部28と点灯表示部29が設けられている。バックライト表示部28は色の変化によってユーザに室内の空気中の臭いを知らせるための表示装置である。点灯表示部29は、例えば「汚れている」から「きれい」までの5段階で表示するための表示装置であり、バックライト表示部28の下方に横に並んで配置されている。なお、各点灯部29a〜29dは、操作表示パネル10に形成された光透過性の窓部と、この窓部の裏側に配置されたLEDで構成されている。より詳細には、図の右から左に向かって、第1点灯部29a,第2点灯部29b,第3点灯部29c,第4点灯部29dが配置されている。
【0023】
次に、図5〜7を用いて、バックライト表示部26,28の構造について説明する。バックライト表示部26,28は左右に隣接して配置されており、各構造は左右対称である。
【0024】
バックライト表示部26,28は、底面41と、側壁42と、表示部43とを有している。底面41は、長方形状であり、その上面には複数のLED44〜52が配置されている。より詳細には、6つの緑色LED44〜46,50〜52と、3つの赤色LED47〜49からなる合計9個の発光素子が配置されている。底面41の上段には3つの緑色LED44〜46が配置され、中段には3つの赤色LED47〜49が配置され、下段には3つの緑色LED50〜52が配置されている。側壁42は底面41の四辺を覆うように配置されている。表示部43は側壁42の上面に固定された光透過性の板である。
【0025】
図2は空気清浄機1の主たる電気的構成を示すブロック図である。空気清浄機1の動作は、CPUやメモリからなるマイクロコンピュータ53により制御される。マイクロコンピュータ53には、粉塵センサ55及びガスセンサ56により検出された空気の汚れ度合いを表す信号、運転切換・停止スイッチ11からの切換信号、後述するリモコン62からリモコン受信部61を介して与えられる各種操作信号、リセットスイッチ19からのリセット信号が与えられる。
【0026】
粉塵センサ55は埃等の粒子を検出するためのものである。粉塵センサ55は、公知の光電式のものからなり、内部には素子及び受光素子が収容されており、受光素子の受光量に基づく信号を出力するようになっている。ガスセンサ56は、臭いの原因となるガス成分を検出するためのものである。粉塵センサ55及びガスセンサ56はセンサ駆動回路54によって駆動される。
【0027】
リモコン62は空気清浄機本体2を遠隔操作するための装置である。リモコン62は本体2に設けられたリモコン受信部61に対して所定の信号を送信する機能を有している。また、図10に示すように、リモコン62には各種スイッチ63〜69が設けられている。運転・停止スイッチ63は本体2の運転・停止を切り換えるためのスイッチである。光運転モニタ64は操作表示パネル10のモニタをオンオフするためのスイッチである。省エネ自動スイッチ65は自動運転状態をオンオフするためのスイッチである。手動(風量)スイッチ66は、「しずか運転」→「弱運転」→「標準運転」→「強運転」→「しずか運転」の順番で風量を切り換えるためのスイッチである。ハイパワーターボスイッチ67はハイパワーターボ動作をオンオフするためのスイッチである。花粉モードスイッチ68は花粉モードをオンオフするためのスイッチである。切タイマスイッチ69はタイマの切れる時間の設定・切換えを行うためのスイッチである。
【0028】
リモコン62によって本体2に自動運転が設定されると、粉塵センサ55又はガスセンサ56が検出した空気の汚れ度に応じて、マイクロコンピュータ53はモータ駆動回路58に制御信号を与える。それによりモータ59が駆動され、送風ファン60が所望の回転数で回転される。このように送風ファン60の風量が調整される(風量の調整には送風ファン60の停止も含まれる)ことにより、集塵能力が調整される。即ち、この自動運転では、空気が汚れているときには大風量で集塵能力をアップし、空気の汚れが少ないほど段階的に風量を下げて集塵能力を減少させ、空気がきれいなときには送風ファン60を停止して集塵を停止するようにしている。
【0029】
リモコン62によって手動運転が設定されて風量が切り換えられると、マイクロコンピュータ53はモータ駆動回路58に制御信号を与える。それによりモータ59が駆動され、送風ファン60が所望の回転数で回転される。この結果、設定にしたがった風量が得られる。
【0030】
マイクロコンピュータ53は、また、表示制御回路57に制御信号を与える。表示制御回路57では、マイクロコンピュータ53からの制御信号に応じて、バックライト表示部26,28、点灯表示部27,29及び他の表示部12〜15,17,18,21〜23を、点灯/消灯させて、必要な表示を行う。
【0031】
図8を用いて、表示制御回路57においてバックライト表示部26,28を駆動するための駆動手段の構造について説明する。マイクロコンピュータ53と各LED44〜52との間には、コンピュータ側から、D/Aコンバータ71及びアンプ72が配置されている。
【0032】
この実施形態では、空気の汚れ度は1〜5までの5段階で表示することにしている。そのため、バックライト表示部26,28では、汚れ度に対応して5つの色を表示する。具体的には、汚れ度1には「緑色」を表示し、汚れ度2には「黄色」を表示し、汚れ度3には「橙色」を表示し、汚れ度4には「濃い橙」を表示し、汚れ度5には「赤」を表示する。
【0033】
マイクロコンピュータ53は、センサ55,56の検出信号に基づいて、汚れ度を判断する。続いて,汚れ度に応じた電流の信号を各D/Aコンバータ71に同時に出力する。なお、以下の説明では電流基準最大値を100%とする。汚れ度1の場合は、緑色LEDへの電流は100%であり、赤色LEDへの電流は0%である。したがって、各表示部43には緑色が表示される。汚れ度2の場合は、緑色LEDへの電流は70%であり、赤色LEDへの電流は30%である。したがって、各表示部43には黄色が表示される。汚れ度3の場合は、緑色LEDへの電流は30%であり、赤色LEDへの電流は70%である。したがって、各表示部43には橙色が表示される。汚れ度4の場合は、緑色LEDへの電流は15%であり、赤色LEDへの電流は85%である。したがって、各表示部43には濃い橙色が表示される。汚れ度5の場合は、緑色LEDへの電流は0%であり、赤色LEDへの電流は100%である。したがって、各表示部43には赤色が表示される。なお、表示が不要な場合は消灯又は減光して省エネが可能である。
【0034】
以上に説明したバックライト表示部26,28による汚れ度表示の利点を説明する。
【0035】
◎バックライト表示によって従来より大きな面で汚れ度を表示しているため、ユーザにとって汚れ度が容易に理解できる。
【0036】
◎表示部の色の変化によって汚れ度が段階的に示されるため、ユーザは直感的に空気の汚れ度を理解できる。この装置では、空気の汚れ度は表示部において色の変化として表示されるため、ユーザは空気の汚れ度をより直感的に理解できる。特に、ユーザは、集塵運転によって室内の空気が清浄されていく様子を、表示部の色の変化によって視覚的に実感できる。
【0037】
◎この装置では、表示部の色の変化は発光素子の発光の組合せによって実現しているため、装置の構造が簡単である。
【0038】
◎複数のLEDを駆動することで表示部に混合色を表示させているため、用いられる発光素子の種類より多くの汚れ度を表示することができる。逆に表現すると、汚れ度の段階数に対して発光素子の数を少なくすることができ、占有スペースを小さくできるとともにコストを抑えることができる。
【0039】
◎複数の発光素子の電流を段階的に変化させるることで異なる混合色を表示させているため、より多くの汚れ度を表示できる。
【0040】
さらに、本実施形態では、汚れ度は点灯表示部27,29でも知ることができる。点灯表示部29を用いて説明すると、汚れ度が1の場合は全ての点灯部29a〜29dは消灯している。汚れ度が2の場合は第1点灯部29aのみが点灯する。汚れ度が3の場合は第1点灯部29aに加えて第2点灯部29bが点灯する。汚れ度が4の場合は第1点灯部29a,第2点灯部29b,第3点灯部29cが点灯する。汚れ度が5の場合は全ての点灯部が点灯する。
【0041】
このようにバックライト表示部26,28に加えて、従来の点灯表示部27,29を用いる汚れ度表示によって以下の利点がある。
【0042】
バックライト表示部26,28では色による直感的な判断が可能になるが、色の変化は連続的なものであるため、環境やユーザ次第では異なる汚れ度であっても両者を識別することが困難な場合があることが想定される。その場合にユーザは点灯表示部27,29での点灯数を確認することで、確実に空気の汚れ度を知ることができる。例えば本実施形態では、バックライト表示部26,28において汚れ度3の橙と汚れ度4の濃い橙では状況によって判断が困難な場合が想定されるが、その場合は点灯表示部27,29の点灯数が2であるか3であるかを知ることでユーザは容易に汚れ度を正確に知ることができる。すなわち、点灯表示部27,29は、それぞれバックライト表示部26,28を補足することで、全体としてユーザに対する汚れ度表示判断を容易にしている。
【0043】
〔他の実施形態〕
(1)前記実施形態では各色LEDに流す電流を連続で変化させて混合色を実現していたが、一定時間内の通電比率を変化させて混合色を実現してもよい。そのための構造としては、図9に示すように、マイクロコンピュータ53と各LED44〜52との間にはドライバ73がそれぞれ配置されている。例えば、赤色LEDの通電期間を短く、緑色LEDの通電期間を長くすることによって黄色を再現できる。
【0044】
(2)前記実施形態ではバックライト表示部に用いるLEDの種類は赤と緑の2種類であったが、他の種類の組合せでもよい。例えば赤,緑,青のLEDを用いると、赤,橙,白,緑,暗緑,青,ピンクの色を表現できる。
【0045】
(3)バックライト表示部に用いるLEDの数や配置は前記実施形態に限定されない。
【0046】
(4)前記実施形態ではバックライト表示部での色の変化によって汚れ度を表示したが、色を一色に固定して照度を変化させて汚れ度を段階的に表示してもよい。
【0047】
(5)前記実施形態ではバックライト表示部は空気清浄機本体と一体に形成されていたが、初めから分離されていてもよいし、又は分離可能となっていてもよい。
【0048】
(6)本発明はいわゆる空気清浄機のみならず、エアコン等の他の空気調和機にも用いることができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明に係る空気の汚れ度表示装置では、複数の発光素子の光は表示部においてバックライト表示され、空気の汚れ度は表示部において色の変化として表示されるため、従来より表示部が大きくなり、ユーザは空気の汚れ度をより直感的に理解できる。特に、表示部の色の変化は発光素子の発光の組合せによって実現しており、表示部には空気の汚れ度に応じた複数の混合色が表示されるため、簡単な構造の装置によって、用いられる発光素子の種類より多く汚れ度を表示することができる。また、この装置では、2種類の汚れ度を表示する部分を設けることで、ユーザは空気の汚れ度をより容易に理解できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 空気清浄機の分解斜視図。
【図2】 空気清浄機の概略電気ブロック図。
【図3】 操作表示パネルの正面図。
【図4】 図3の部分拡大図であり、バックライト表示部及び点灯表示部の正面図。
【図5】 バックライト表示部の一部を取り除いた平面図。
【図6】 バックライト表示部の一部を断面にした正面図。
【図7】 バックライト表示部の電気回路図。
【図8】 表示制御回路の構成を示す図。
【図9】 他の実施形態において図8に対応する図。
【図10】 リモコンの正面図。
【符号の説明】
1 空気清浄機
10 操作表示パネル
26,28 バックライト表示部
27,29 点灯表示部
Claims (4)
- 周囲の空気の汚れ度を表示するための装置であって、
異なる色の光を出す複数の発光素子(44〜52)と、前記複数の発光素子からの光がバックライト表示される表示部(43)とを有する表示装置(26,28)と、
前記表示装置(26,28)とは別途設けられ、空気の汚れ度の各段階に各々対応した複数の発光部(27,29)と、
空気の汚れ度に応じて前記複数の発光素子を駆動することで前記表示部の色を変化させ、この色の変化によって空気の汚れ度を前記表示装置に示させるための駆動手段(57)と、
を備え、
前記表示部は、混合色を表示することができ、
前記駆動手段は、空気の汚れ度に応じて前記複数の発光素子それぞれに通電される電流量または一定時間内の通電比率を変化させることで前記複数の発光素子それぞれの駆動状態を変化させ、その変化に応じた混合色を連続的に変化させて前記表示部に表示させると共に、空気の汚れ度に応じて発光する前記発光部の数を変化させ、
前記複数の発光部(27,29)は、前記表示装置(26,28)を補足する、
空気の汚れ度表示装置。 - 前記駆動手段は、前記電流量を変化させることで前記複数の発光素子それぞれの駆動状態を変化させる場合には、空気の汚れ度に応じて前記電流量を増減させることで前記複数の発光素子それぞれの発光度合いに強弱をつけ、前記発光度合いの強弱に応じた混合色を前記表示部に表示させる、
請求項1に記載の空気の汚れ度表示装置。 - 前記駆動手段は、前記通電比率を変化させることで前記複数の発光素子それぞれの駆動状態を変化させる場合には、空気の汚れ度に応じて前記通電比率を変化させることで前記複数の発光素子それぞれの発光度合いに強弱をつけ、前記発光度合いの強弱に応じた混合色を前記表示部に表示させる、
請求項1に記載の空気の汚れ度表示装置。 - 空気調和機本体と、
空気の汚れ度を検出するセンサと、
請求項1〜3のいずれかに記載の前記空気の汚れ度表示装置と、
を備えた空気調和機。
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