JP2000097483A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
を前提として、室内空気の汚れ度合いを検知するガスセ
ンサを最適位置に配置して、検知精度の向上化と信頼性
の向上を図った空気調和機を提供する。 【解決手段】室内機8と室外機とからなり、室内機に熱
交換器3と送風機9が配置され、かつ電気集塵機11が
搭載されており、送風機を駆動制御するとともに室外機
に信号出力する主制御装置14を備えた第1の制御基板
21と、この第1の制御基板とは分離して室内機の前面
側に配置され、室内空気の汚れ度合いを検知するガスセ
ンサ24を備えた第2の制御基板22とを具備した。
Description
からなり、上記室内機に熱交換器と送風機が配置され、
かつ電気集塵機が搭載される空気調和機に係わり、特
に、室内機における制御装置の改良に関する。
和機が多用されている。上記室内機には、熱交換器と送
風機とが対向した状態で配置され、送風機の作動によっ
て室内空気が熱交換器に導びかれ、ここで熱交換して再
び室内に吹出されるようになっている。
するマイクロコンピュータユニットを搭載する主制御基
板と、空気運転状態を表示するLEDなどの表示素子を
備えた補助制御基板とから構成される制御装置が配置さ
れる。
は、上記表示用LEDや、付属のリモートコントローラ
のスイッチからの送信信号を受信する受信部などに接続
するため、多数の配線が架設されている。
線相互間がより複雑になる一方で、センサ自体の検知精
度に悪影響が生じ易いので、センサ類は主制御基板に直
接搭載される。
空気調和機において、近時、電気集塵機を搭載したもの
が提供されていて、室内の空気調和ばかりでなく、室内
空気の脱臭とともに浮遊塵埃などの汚れを除去するよう
になっている。
和機には、室内の粉塵量とガス濃度を検知するためのガ
スセンサが他のセンサとともに主制御基板に備えられ、
上記マイクロコンピュータユニットと電気的に接続され
ている。
気調和機本体の側端部に配置されていて、この側端部は
熱交換される空気が最も通過し難い場所となっている。
そのため、主制御基板に備えられるガスセンサには、熱
交換器に導かれる室内空気のうちの僅かな量しか導かれ
ず、検知精度が低いものである。
であり、その目的とするところは、室内機に電気集塵機
を搭載することを前提として、室内空気の汚れ度合いを
検知するガスセンサを最適位置に配置して、検知精度の
向上化を図った空気調和機を提供することにある。
本発明の空気調和機は、請求項1として、室内機と室外
機とからなり、上記室内機に熱交換器と送風機が配置さ
れ、かつ電気集塵機が搭載される空気調和機において、
上記室内機における上記送風機を駆動制御するとともに
上記室外機に信号出力する主制御装置を備えた第1の制
御基板と、この第1の制御基板とは分離して上記室内機
の前面側に配置され、室内空気の汚れ度合いを検知する
ガスセンサを備えた第2の制御基板とを具備したことを
特徴とする。
機において上記第2の制御基板は、上記室内機の前面側
で、しかもその中央部に配置されることを特徴とする。
請求項3として、請求項1記載の空気調和機において上
記第2の制御基板は、空気調和運転状態を表示する表示
素子を備えたことを特徴とする。
機において上記第2の制御基板は、予め固定された運転
モードで運転させる強制運転に切換えるための強制運転
用スイッチを備えたことを特徴とする。
機において上記第2の制御基板は、空気調和運転を遠隔
操作するリモートコントローラからの送信信号を受信す
る受信部を備えたことを特徴とする。
機において上記第2の制御基板は、上記ガスセンサの出
力値を検知し、上記第1の制御基板の上記主制御装置に
検知信号を送信するマイクロコンピュータを備えたこと
を特徴とする。
機において上記第2の制御基板に備えられるマイクロコ
ンピュータは、空気調和運転状態を表示する表示素子の
表示状態および、空気調和運転を遠隔操作するリモート
コントローラからの送信信号を受信する受信部の受信状
態を監視する手段を備え、この監視結果を上記主制御装
置に送信することを特徴とする。
ことにより、室内空気の汚れ度合いを検知するガスセン
サの位置を最適位置に設定でき、正確な室内空気の汚れ
状態を正確に検知する。
実施の形態について説明する。図3に、図示しない室外
機と、後述する室内機8とから構成される空気調和機に
備えられるヒートポンプ式の冷凍サイクル回路を示す。
は室内側熱交換器、4は自動電子膨張弁、5は室外側熱
交換器であって、これらは上記番号順に冷媒管Pを介し
て接続される。
され、室外側熱交換器5に対向して室外送風機7が配置
されている。そして、この圧縮機1と、四方切換え弁2
と、自動電子膨張弁4と、室外側熱交換器5および室外
送風機7は、室外機内に配置される。
に示す室内機8に組み込まれている。さらに室内機8に
は、図3に示すように、上記室内側熱交換器3と対向し
て横流ファンFとファンモータFMとからなる室内送風
機9が配置されている。
び配線類を介して接続されていて、冷房運転や、暖房運
転、あるいは除湿運転などの空気調和運転の機能を発揮
するようになっている。
蔵されている。この空気清浄機10は、電気集塵機11
と、この電気集塵機11の側方に並置される脱臭フィル
タ12とから構成されている。ここで電気集塵機11と
脱臭フィルタ12とは室内側熱交換器3の前面上部にそ
れぞれ独立して、かつ並べて配置されている。
機10を駆動することにより室内空気を脱臭するととも
に、電気集塵機11の電極によって空気中の微細な浮遊
塵埃を帯電させ、かつ集塵するようになっていて、これ
により空気清浄の機能も発揮できる。
の制御基板21が配置され、室内機8の前面側で、この
中央部には第2の制御基板22が配置されている。すな
わち、第1の制御基板21は、室内機8の側端部に設け
られるここでは図示しない電気部品箱内に収容される。
る前面グリル8aに設けられる吸込み口23の中央部に
配置されることになり、上記第1の制御基板21とは互
いに分離状態にある。
ピュータユニットからなる主制御装置14を備えてい
て、この主制御装置14は上記インバータ装置6、室外
送風機7のファンモータFM制御用の室外ファン制御回
路15、室外機に備えられる外気温センサ16、室内送
風機9のファンモータFM制御用の室内ファン制御回路
17、室内機8に備えられる室温センサ18、および電
気集塵機10を作動する高電圧発生回路13にそれぞれ
接続される。
のリモートコントローラ(遠隔操作部)19が付属され
ている。室内機8には、上記リモートコントローラ19
からの送信信号を受信する受信部である赤外線受光部2
0が設けられている。そして、主制御装置14には上記
リモートコントローラ19からの指示信号が赤外線受光
部20を介して送信されるようになっている。
22は室内機8内の熱交換器3に室内空気を導入案内す
る吸込み口8aに配置されていて、吸込み口8aから吸
込まれた室内空気の一部は、熱交換器3に導かれる直前
の位置で第2の制御基板22に確実に衝突するようにな
っている。
中に含まれる塵埃の濃度など、空気の汚れ具合を検知す
るガスセンサ24が設けられている。このガスセンサ2
4は上記第1の制御基板21の主制御装置14に接続さ
れ、検知信号を主制御装置14へ送信するようになって
いる。
の前面側に配置され、ここにガスセンサ24が設けられ
るところから、室内空気の流れの中にガスセンサ24が
配置されることになる。
で熱交換したあとの室内空気を再び室内へ吹出し案内す
る吹出し口25が設けられている。しかして、空気調和
運転にともなって室内送風機9が作動し、室内空気が室
内機8に吸い込まれ、その一部は第2の制御基板22に
衝突してから室内側熱交換器3に導かれ、残りの室内空
気は直接熱交換器3に導かれて熱交換する。室内側熱交
換器3で熱交換したあとの室内空気は、吹出し口25か
ら再び室内へ吹出される。
センサ24は室内空気の流れの中にあり、ここには充分
な量の室内空気が確実に導かれる。したがって、ガスセ
ンサ24は極めて有効なセンシング位置に配置されるこ
とになり、室内空気の汚れ度合を高精度で検知し、その
検知信号を第1の制御基板21に備えられる主制御装置
14へ送信する。
度合いの値に換算し、その値があらかじめ主制御装置1
4に記憶された室内空気の汚れ度合いの設定値を越えた
と判断した場合は、ただちに空気清浄器10へ駆動信号
を送信して電気集塵機11を作動させる。
塵埃を帯電除去して清浄化をなす。ガスセンサ24は継
続して室内空気の汚れ度合いを高精度で検知し、その検
知信号を主制御装置14へ送信する。
れの度合いがあらかじめ主制御装置14に記憶された所
定値より低下したと判断した場合は、電気集塵機11の
運転を停止するよう制御する。
1を搭載することを前提として、室内空気の汚れ度合い
を検知するガスセンサ24を備えた第2の制御基板21
を、主制御装置14を備えた第1の制御基板21と分離
し、かつ室内機8の前面側に配置したから、ガスセンサ
24に充分な量の室内空気が導かれるようになり、この
検知精度の向上化を得る。
第2の制御基板22にガスセンサ24を備えることとし
たが、これに加えて、以下に述べるような実施の形態で
あってもよい。なお、第1の制御基板21が主制御装置
14を備えることは全く変わりがない。
に、第2の制御基板22にガスセンサ24とともに複数
の表示素子20a…を備えてもよい。これら表示素子2
0a…は、冷房・暖房・除湿・送風の各空気調和運転状
態を表示するとともに、空気清浄化運転も表示するよう
になっており、それぞれLEDからなる。
なくとも上記表示素子20a…と対向する部位が開口し
て、表示素子が室内に対して露出し、あるいは少なくと
も表示素子と対向する部位に透明板が嵌め込まれてい
て、いずれにしても室内から表示素子20a…を目視で
きるようになっている。
子20a…を取付けるためのスペースが不要となり、室
内機8内におけるスペースの有効利用を図れる。第3の
実施の形態として、図5に示すように、第2の制御基板
22にガスセンサ24とともに強制運転用スイッチ30
を配置するようにしてもよい。この強制運転用スイッチ
30は、あらかじめ固定された運転モードで運転させる
強制運転に切換えるためのものである。
運転用スイッチ30を取付けるためのスペースが不要と
なり、室内機8内のスペースの有効利用を図れる。第4
の実施の形態として、図6に示すように、第2の制御基
板22にガスセンサ24とともに、空気調和運転を遠隔
操作するための上記リモートコントローラ19からの送
信信号(赤外線)を受信する受信部20Aを備えてもよ
い。
トローラ19から送信される赤外線を前面パネル8aに
設けた赤外線受光部20で受光するようにしたが、これ
に限定されるものではなく上記受信部20Aを赤外線受
光用として第2の制御基板22に設けることにより、室
内機8におけるスペースの有効利用を図れる。
に、第2の制御基板22にガスセンサ24とともに、ガ
スセンサ24の出力値を検知して主制御装置14に検知
信号を送信するマイクロコンピュータ(CPU)35を
備えてもよい。
れるマイクロコンピュータ35は、空気調和運転状態を
表示する表示素子20a…の表示状態および、空気調和
運転を遠隔操作するリモートコントローラ19からの送
信信号を受信する受信部20Aの受信状態を監視する手
段40を備えていて、この監視結果を監視手段40から
主制御装置14に送信するようになっている。
スセンサ24ばかりでなく、主制御装置14への検知信
号送信用のマイクロコンピュータ35、表示素子20a
…、受信部20Aなどを備えたから、室内機8に別途、
これらを取付けるためのスペースが不要となって、室内
機8のスペースの有効利用を図れる。
内空気の汚れ度合いを検知するガスセンサを最適位置に
配置することとなり、この検知精度を向上させることが
できる効果を奏する。
機を構成する室内機の外観斜視図。
クル回路と電気配線の概略を示す図。
構成を示す図。
構成を示す図。
構成を示す図。
構成を示す図。
Claims (7)
- 【請求項1】室内機と室外機とからなり、上記室内機に
熱交換器と送風機が配置され、かつ電気集塵機が搭載さ
れる空気調和機において、 上記室内機における上記送風機を駆動制御するとともに
上記室外機に信号出力する主制御装置を備えた第1の制
御基板と、 この第1の制御基板とは分離して上記室内機の前面側に
配置され、室内空気の汚れ度合いを検知するガスセンサ
を備えた第2の制御基板と、を具備したことを特徴とす
る空気調和機。 - 【請求項2】上記第2の制御基板は、上記室内機の前面
側で、しかもその中央部に配置されることを特徴とする
請求項1記載の空気調和機。 - 【請求項3】上記第2の制御基板は、空気調和運転状態
を表示する表示素子を備えたことを特徴とする請求項1
記載の空気調和機。 - 【請求項4】上記第2の制御基板は、予め固定された運
転モードで運転させる強制運転に切換えるための強制運
転用スイッチを備えたことを特徴とする請求項1記載の
空気調和機。 - 【請求項5】上記第2の制御基板は、空気調和運転を遠
隔操作するリモートコントローラからの送信信号を受信
する受信部を備えたことを特徴とする請求項1記載の空
気調和機。 - 【請求項6】上記第2の制御基板は、上記ガスセンサの
出力値を検知し、上記第1の制御基板の上記主制御装置
に検知信号を送信するマイクロコンピュータを備えたこ
とを特徴とする請求項1記載の空気調和機。 - 【請求項7】上記第2の制御基板に備えられるマイクロ
コンピュータは、空気調和運転状態を表示する表示素子
の表示状態および、空気調和運転を遠隔操作するリモー
トコントローラからの送信信号を受信する受信部の受信
状態を監視する手段を備え、この監視結果を上記主制御
装置に送信することを特徴とする請求項6記載の空気調
和機。
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