JP4251698B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係り、特に、リモコンスイッチからの操作信号に基づいて運転/停止等の操作が行なわれる空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
室内を空調する空気調和機(以下「エアコン」と言う)は、冷凍サイクル中を循環される冷媒が室内ユニットに設けている熱交換器を通過するときに、室内へ空調風として吹出す空気との間で熱交換を行なう。
【0003】
このようなエアコンでは、ワイヤレス式のリモコンスイッチ(ワイヤレスリモコン、以下「リモコンスイッチ」と言う)によって、運転/停止は勿論、冷房運転、暖房運転、ドライ運転等の運転モード、設定温度、風量等の設定が行なわれる。エアコンの室内ユニットは、リモコンスイッチから送信される赤外線信号を受信する受光部を備えており、この受光部でリモコンスイッチから送信された操作信号を受信すると、室内ユニット内に設けられているマイクロコンピュータ(マイコン)が受信した操作信号に基づいて各機器を制御して、空調を行なう。
【0004】
ところで、エアコンには、サービスマン等によって被空調室に取り付けられた時点等に試験的に運転状態を確認するための運転モードである試運転モードを備えたものがある。
【0005】
このような試運転モードを備えたエアコンの室内ユニットには、例えば図8に示すような、エアコンの運転モードを「停止」、「通常運転」、「試運転」及び「DEMO」の何れかに切り換える運転切換スイッチ88’が設けられており、通常の空調運転を行なう際にはノッチ124を「通常運転」の位置に位置させ、試運転モードを設定する場合にはノッチ124を「試運転」の位置に位置させていた。なお、上記「DEMO」は、エアコンを販売店の店頭や展示会等において展示する際にデモンストレーションを行なうモードであるデモンストレーションモード(以下、「デモモード」と言う)に設定する場合に適用されるものである。
【0006】
このような機能を有する運転切換スイッチは、通常の空調運転時には切り換えることが殆ど無いので、一般に室内ユニットの内部に設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記試運転モードを備えたエアコンでは、試運転モードに設定する際に室内ユニットの内部に設けられている運転切換スイッチを「試運転」に切り換える必要があるため、手間がかかる、という問題点があった。
【0008】
また、上記試運転モードを備えたエアコンでは、運転切換スイッチが通常は誰にでも操作できる状態で設けられているので、誤って試運転モードが設定される場合がある、という問題点があった。試運転モードは、上述したようにエアコンがサービスマン等によって被空調室に取り付けられた時点等に試験的に運転状態を確認するための運転モードであるので、このモードに誤って設定された場合、通常の空調運転を行なうことができなくなる。
【0009】
本発明は上記問題点を解消するために成されたものであり、試運転モードを容易に設定することができると共に、試運転モードへの不用意な誤設定を防止することができる空気調和機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の空気調和機は、通常の運転モードの他に、試験的な運転を行なう試運転モードを備えた空気調和機であって、前記空気調和機の通常の運転モードでの運転開始及び停止を行なうための運転/停止ボタンが常時表面に露出すると共に、運転開始後に各々異なる指示を行なうための複数のスイッチが設けられ、前記運転/停止ボタン及び前記複数のスイッチの操作に応じて操作信号を出力するリモコンスイッチと、室内ユニットに設けられ前記リモコンスイッチから出力された前記操作信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって前記リモコンスイッチに設けられた前記複数のスイッチのうちの予め定められた2つ以上のスイッチの重複操作によって出力された操作信号が受信された場合に試運転モードに設定する設定手段と、前記試運転モードの設定によって試験的な運転を行なっている際に、前記受信手段によって前記運転/停止ボタンの操作によって出力された操作信号が受信された場合に前記試運転モードの設定を解除して前記試験的な運転を停止する解除停止手段と、を備えている。
【0011】
請求項1記載の空気調和機によれば、各々異なる指示内容を有する複数のスイッチが設けられたリモコンスイッチによって、上記スイッチの操作に応じた操作信号が送出され、該送出された操作信号が室内ユニットに設けられた受信手段によって受信される。
【0012】
また、上記受信手段によって受信された操作信号にリモコンスイッチに設けられた複数のスイッチのうちの予め定められた2つ以上のスイッチの重複操作によって生成された試運転モードへの移行を指示する信号が含まれている場合には設定手段によって試運転モードに設定される。
【0013】
このように、請求項1記載の空気調和機によれば、試運転モードへの移行をリモコンスイッチから送出される操作信号に基づいて行なっているので、試運転モードを運転切換スイッチによって設定する場合に比較して容易に設定することができると共に、運転切換スイッチに試運転モードの設定機能を持たせる必要がなくなり低コスト化することができる。
【0014】
また、請求項1記載の空気調和機によれば、試運転モードへの移行を指示する信号がリモコンスイッチに設けられた複数のスイッチのうちの予め定められた2つ以上のスイッチの重複操作によって生成された信号とされているので、通常の空調運転時における各種操作は、リモコンスイッチに設けられた複数のスイッチの個別の操作によって行なわれ、偶然に上記予め定められた2つ以上のスイッチの重複操作が行なわれない限りは試運転モードに移行することがなく、空気調和機の一般の使用者等による誤った試運転モードヘの移行を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0016】
図2には、本実施の形態に係る空気調和機(以下「エアコン10」という)の冷凍サイクルを示している。このエアコン10は、被空調室に設置される室内ユニット12と室外に設置される室外ユニット14によって構成されており、室内ユニット12と室外ユニット14とは、冷媒を循環させる太管の冷媒配管16Aと、細管の冷媒配管16Bとで接続されている。
【0017】
室内ユニット12には、熱交換器18が設けられており、冷媒配管16A、16Bのそれぞれの一端がこの熱交換器18に接続されている。また、冷媒配管16Aの他端は、室外ユニット14のバルブ20Aに接続されている。このバルブ20Aは、マフラー22Aを介して四方弁24に接続されている。この四方弁24は、アキュムレータ28を介して及びマフラー22Bを介してコンプレッサ26に接続されている。
【0018】
さらに、室外ユニット14には、熱交換器30が設けられている。この熱交換器30は、一方が四方弁24に接続され、他方がキャピラリチューブ32、ストレーナ34、モジュレータ38を介してバルブ20Bに接続されている。また、ストレーナ34とモジュレータ38の間には、電動膨張弁36が設けられ、バルブ20Bには、冷媒配管16Bの他端が接続されている。これによって、室内ユニット12と室外ユニット14の間に冷凍サイクルを形成する冷媒の密閉された循環路が構成されている。
【0019】
エアコン10は、図示しないコンプレッサモータの駆動によりコンプレッサ26が運転されると、冷凍サイクル中を冷媒が循環される。図2で、矢印によって暖房運転時(暖房モード)と冷房運転時(冷房モードまたはドライモード)の冷媒の流れを示すように、エアコン10は、四方弁24の切り換えによって、運転モードが冷房モード(含むドライモード)と暖房モードが切り換えられ、電動膨張弁36の弁開度を制御することにより、冷媒の蒸発温度が調整される。
【0020】
図1及び図4に示されるように、室内ユニット12は、ケーシング42に吸込み口48と吹出し口50が形成されており、このケーシング42内に熱交換器18が配置されている。図4に示すように、室内ユニット12は、ケーシング42の裏面に設けているベース板40によって被空調室の壁面等へ所定の高さで固定される。
【0021】
このケーシング42内には、熱交換器18と共にクロスフローファン44が配置されており、クロスフローファン44の作動によって室内の空気が吸込み口48からフィルタ46を通過してケーシング42内へ吸引される。ケーシング42内に吸引された空気は、熱交換器18を通過した後、吹出し口50から室内へ吹き出される。この空気は、熱交換器18を通過することにより、熱交換器18内を循環される冷媒との間で熱交換が行なわれ、室内を空調する温調された空気(空調風)となる。
【0022】
室内ユニット12の吹出し口50には、上下フラップ54と上下フラップ54の奥側に左右フラップ52が設けられており、この左右フラップ52と上下フラップ54によって、吹出し口50から吹き出される空調風の向きが変えられる。エアコン10では、左右フラップ52が手動で向きが変えられるようになっており、主に上下フラップ54の向きを制御することにより吹出し口50から吹出す空調風の風向を制御している。なお、エアコン10としては、上下フラップ54と共に左右フラップ52の向きを制御するものであっても良い。
【0023】
図3に示されるように、室内ユニット12には、電源基板56、コントロール基板58及びパワーリレー基板60が設けられている。電源基板56には、モータ電源62、制御回路電源64、シリアル電源66及び駆動回路68が設けられており、エアコン10を運転するための電力(例えば単相100Vの交流電力)が供給されるようになっている。また、コントロール基板58には、シリアル回路70、駆動回路72及びマイクロコンピュータ(マイコン74)が設けられている。
【0024】
電源基板56の駆動回路68には、前記したクロスフローファン44を駆動するファンモータ76(例えばDCブラシレスモータ)が接続されており、コントロール基板58に設けられているマイコン74からの制御信号に応じてモータ電源62から駆動電力を供給する。このとき、マイコン74は、駆動回路68からの出力電圧を12V〜36Vの範囲で256ステップで変化させるように制御する。これによって、室内ユニット12の吹出し口50から吹き出される空調風の風量が調整される。
【0025】
コントロール基板58の駆動回路72には、パワーリレー基板60と、上下フラップ54を操作する上下フラップモータ78とが接続されている。パワーリレー基板60には、パワーリレー80と温度ヒューズ等が設けられており、マイコン74からの信号によってパワーリレー80を操作し、室外ユニット14へ電力を供給するための接点80Aを開閉する。エアコン10は、接点80Aが閉じられることにより、室外ユニット14への電力の供給が可能となる。
【0026】
上下フラップモータ78は、マイコン74の制御信号に応じて作動されて上下フラップ54を操作し、所望の領域へ向けて空調風が吹出されるようにしている。
【0027】
マイコン74及び電源基板56のシリアル電源66に接続されているシリアル回路70は、室外ユニット14へ接続されており、マイコン74は、このシリアル回路70を介して室外ユニット14との間でシリアル通信を行なう。
【0028】
また、マイコン74には、室内温度を検出する室温センサ84及び熱交換器18のコイル温度を検出する熱交温度センサ86が接続され、さらに、コントロール基板58に設けられているサービスLED及び運転切換スイッチ88が接続されている。なお、運転切換スイッチ88は、図5に示すように、室内ユニット12のケーシング42の内部に設けられており、ノッチ124を図5左右方向にスライド移動することによって、「通常運転」と「DEMO」(デモモード)との切換及び、エアコン10の運転を停止する「停止」に切換えられる。
【0029】
エアコン10は、通常の空調運転を行なう際には運転切換スイッチ88のノッチ124を「通常運転」の位置に設定して使用される。これにより、接点88Aが閉じられて、室内ユニット12へ運転用の電力が供給される。また、運転切換スイッチ88のノッチ124を「停止」の位置にすることにより、接点88Aが開放されて、室内ユニット12への電力の供給が停止される。更に、運転切換スイッチ88のノッチ124を「DEMO」の位置にすることにより所定のデモンストレーション運転が実施される。なお、サービスLEDは、メンテナンス時に点灯操作することにより、サービスマンに自己診断結果を知らせるようになっている。
【0030】
室内ユニット12には、室外ユニット14への配線が接続される端子台90が設けられている。この端子台90のターミナル90A、90B、90Cには、室内ユニット12から室外ユニット14へ供給する電源用の配線と室内ユニット12と室外ユニット14の間でシリアル通信を行なうための配線が接続される。
【0031】
エアコン10は、後述するリモコンスイッチ120の操作によって通常の空調運転を開始するときに、パワーリレー80をオンして接点80Aを閉じることにより室外ユニット14へ電力を供給する。このとき、室内ユニット12に設けているマイコン74が室外ユニット14に設けられている図示しないマイコンとの間でシリアル通信を行ない、室外ユニット14の作動を制御するようになっている。
【0032】
一方、マイコン74には、表示基板82が接続されている。この表示基板82は、運転表示用の表示LED等が設けられた表示部94と、リモコンスイッチ120から送出される操作信号を受信する受光素子98を備えた受光部96が設けられている。受光素子98は、受信回路92に接続され、受光素子98によって受信した操作信号が、受信回路92からマイコン74に出力される。
【0033】
図1に示されるように、室内ユニット12のケーシング42には、前面に表示部94と受光部96が配置されており、この表示部94のLED等の点灯状態からエアコン10の運転状態を確認できるようになっている。また、受光部96へ向けてリモコンスイッチ120を操作することにより、操作信号を受信できるようになっている。
【0034】
図6(A)及び図6(B)には、リモコンスイッチ120の一例が示されている。リモコンスイッチ120には、LCDを用いた表示部122が設けられている。この表示部122には、運転モードを示すマーク、設定温度に加え、風向、風量等のエアコン10を運転するときの運転条件ないし運転状態を示すマークが表示されると共に、エアコン10が後述する試運転モードで運転されている際に試運転マーク140が表示される。
【0035】
また、リモコンスイッチ120には、運転/停止ボタン124、温度設定ボタン126A、126Bと共に、1Hタイマーボタン128が設けられている。エアコン10は、運転/停止ボタン124の操作によって運転/停止される。また、温度設定ボタン126A、126Bの操作によって設定温度(空調するときの目標温度)が変えられる。
【0036】
リモコンスイッチ120には、スライドカバー134内に種々の操作ボタンを有する操作パネル132が設けられている。この操作パネル132には、エアコン10の運転モードを自動、暖房、ドライ、冷房、空気清浄、乾燥と順に切り換える運転モードボタン136、吹出し口50から吹出す空調風の風量(クロスフローファン44の回転数)を切り換える風量ボタン142、上下フラップ54を操作して風向を選択する風向ボタン144及びタイマ設定を行なうための入時間ボタン146、切時間ボタン148、設定ボタン150等が設けられている。
【0037】
このリモコンスイッチ120は、スイッチ操作がなされると各スイッチの操作状態に応じた所定のフォーマットの操作信号を、赤外線信号(赤外線発光素子のオン/オフ信号)として送出する。
【0038】
エアコン10では、リモコンスイッチ120と、このリモコンスイッチ120から送出される操作信号を受信する受光部96及び受信回路92によってリモコン操作装置100(図3参照)が形成されており、リモコンスイッチ120の操作信号が受信回路92を介してマイコン74に入力されるようになっている。マイコン74は、この操作信号に基づいてエアコン10の作動を制御する。
【0039】
室内ユニット12のマイコン74は、リモコンスイッチ120から運転開始を指示する操作信号(運転/停止ボタン124の操作に基づいた操作信号)を受信すると、パワーリレー80をオンして室外ユニット14へ電力を供給すると共に、シリアル通信によって室外ユニット14を制御しながら空調運転を行なう。
【0040】
また、本実施の形態に係るエアコン10は、サービスマン等によって被空調室に取り付けられた時点等に試験的に運転状態を確認するための運転モードである試運転モードを備えている。
【0041】
この試運転モードの設定は、室外ユニット14におけるコンプレッサ26の駆動周波数を所定の周波数で一定となるように設定することによって行なわれる。従って、本実施の形態の試運転モードでは、リモコンスイッチ120によって設定された温度に対応する空調運転は行なわれない。
【0042】
また、試運転モードへの切り換えは、リモコンスイッチ120の運転/停止ボタン124と温度設定ボタン126Aとを重複操作(略同時に押下)することによって行なわれる。即ち、室内ユニット12に設けられたマイコン74は、リモコンスイッチ120から受信した操作信号に、運転/停止ボタン124と温度設定ボタン126Aとを重複操作した際に生成される信号が含まれていた場合に上述したように試運転モードに設定する。なお、試運転モードの解除は、試運転モード実施中に運転/停止ボタン124を操作することによって行なうことができる。
【0043】
なお、室外ユニット14としては、室内ユニット12との間でのシリアル通信等によってコンプレッサ26の回転数が制御される一般的構成を用いることができ、本実施の形態では詳細な説明を省略する。
【0044】
以下に、図7を参照して、本実施の形態の作用を説明する。なお、図7は、リモコンスイッチ120からの操作信号を受光部96によって受信した場合に室内ユニット12のマイコン74で実行される割込み処理ルーチンのフローチャートである。
【0045】
まずステップ200では、受信した操作信号の解析を行ない、次のステップ202では、操作信号に「試運転モード」の指定が含まれているか否かを判定し、含まれていない場合はステップ204へ移行する。ここで、操作信号に試運転モードの指定が含まれているか否かの判定は、上述したように、受信した操作信号に運転/停止ボタン124と温度設定ボタン126Aとの重複操作が行なわれた際に操作信号として生成される信号が含まれているか否かを判定することによって行なうことができる。
【0046】
ステップ204では、受信した操作信号に「停止」の指定が含まれているか否か、即ち受信した操作信号に運転/停止ボタン124が押下された際に操作信号として生成される信号が含まれているか否かを判定し、含まれていない場合にはステップ206へ移行して、操作信号に応じた運転処理を行った後に本割込み処理ルーチンを終了する。
【0047】
また、上記ステップ204の判定において、操作信号に「停止」の指定が含まれていると判定された場合にはステップ208へ移行してエアコン10の運転を停止した後に本割込み処理ルーチンを終了する。
【0048】
一方、上記ステップ202の判定において、操作信号に「試運転モード」の指定が含まれていると判定された場合にはステップ210へ移行して上述した試運転モードの設定を行なう。
【0049】
次のステップ212では、上記ステップ204と同様に、受信した操作信号に「停止」の指定が含まれているか否かを判定し、含まれていない場合にはステップ214へ移行して、操作信号に応じた運転処理を行った後に本割込み処理ルーチンを終了する。なお、この時点でエアコン10は試運転モードに設定、即ちコンプレッサ26の駆動周波数が所定の周波数で一定となるように設定されているので、ステップ214の操作信号に応じた運転処理は、空調風の風向及び風量の設定のみが有効とされ、それ以外の運転処理は行なわれない。
【0050】
一方、上記ステップ212の判定において、操作信号に「停止」の指定が含まれていると判定された場合にはステップ216へ移行して試運転モードを解除し、次のステップ218でエアコン10の運転を停止した後に本割込み処理ルーチンを終了する。
【0051】
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係るエアコンでは、リモコンスイッチによって試運転モードに設定しているので、室内ユニットに設けられている運転切換スイッチによって設定する場合に比較して手間がかからず、かつ運転切換スイッチに試運転モードの設定機能を持たせる必要がなくなり、低コスト化することができる。
【0052】
また、本実施の形態に係るエアコンでは、リモコンスイッチに設けられたボタンのうちの2つ(運転/停止ボタン及び温度設定ボタン)の重複操作によって試運転モードに設定しているので、エアコンの一般の使用者等による不用意な試運転モードの設定を防止することができる。
【0053】
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の一例を示すものであり、本発明の構成を限定するものではない。
【0054】
また、本実施の形態では、試運転モードへの切り換えをリモコンスイッチ120に設けられた運転/停止ボタン124及び温度設定ボタン126Aの重複操作によって行なう場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、リモコンスイッチ120に設けられたボタンのうちの複数のボタンの重複操作によって行なう形態であれば如何なる形態としてもよく、例えば運転/停止ボタン124及び1Hタイマーボタン128の重複操作や、運転/停止ボタン124、温度設定ボタン126A及び1Hタイマーボタン128の3つのボタンの重複操作等により行なう形態とすることもできる。3つ以上のボタンの重複操作によって行なう場合には、本実施の形態に比較して操作が複雑化するが、誤指定の発生を、より防止することができる。ここで、試運転モードの設定用のスイッチとしては、リモコンスイッチ120に設けられている全てのボタン(スイッチ)を適用することができるが、操作性の面から、スライドカバー134によってカバーされないボタンを適用することが好ましい。
【0055】
また、本実施の形態では、リモコンスイッチ120によって試運転モードを設定した場合、リモコンスイッチ120に設けられた表示部122に試運転モード中であることを示す試運転マーク140を表示する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば室内ユニット12に設けられている表示部94(図1も参照)のLED等によって表示する形態としてもよい。
【0056】
また、本実施の形態では、リモコンスイッチ120によって操作されるエアコン10に本発明を適用したが、本発明は、リモコンスイッチによって遠隔操作される任意の構成の空気調和機に適用することができる。
【0057】
【発明の効果】
請求項1記載の空気調和機によれば、試運転モードへの移行をリモコンスイッチから送出される操作信号に基づいて行なっているので、試運転モードを運転切換スイッチによって設定する場合に比較して容易に設定することができると共に、運転切換スイッチに試運転モードの設定機能を持たせる必要がなくなり低コスト化することができる、という効果が得られる。
【0058】
また、請求項1記載の空気調和機によれば、試運転モードへの移行を指示する信号がリモコンスイッチに設けられた複数のスイッチのうちの予め定められた2つ以上のスイッチの重複操作によって生成された信号とされているので、通常の空調運転時における各種操作は、リモコンスイッチに設けられた複数のスイッチの個別の操作によって行なわれ、偶然に上記予め定められた2つ以上のスイッチの重複操作が行なわれない限りは試運転モードに移行することがなく、空気調和機の一般の使用者等による誤った試運転モードヘの移行を防止することができる、という効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したエアコンの室内ユニットとリモコンスイッチの外観を示す概略斜視図である。
【図2】エアコンの冷凍サイクルを示す概略構成図である。
【図3】エアコンの室内ユニットの電気回路の概略構成を示すブロック図である。
【図4】室内ユニットの概略構成を示す概略断面図である。
【図5】運転切換スイッチの外観を示す概略正面図である。
【図6】(A)及び(B)はそれぞれリモコンスイッチの一例を示す概略図であり、(A)はスライドカバーを閉じた状態を示し、(B)はスライドカバーを開いた状態を示している。
【図7】リモコンスイッチから操作信号が受信された際に室内ユニットに設けられたマイコンによって実行される割込み処理ルーチンのフローチャートである。
【図8】従来の技術の問題点の説明に供する図であり、従来のエアコンに設けられている運転切換スイッチの外観を示す概略正面図である。
【符号の説明】
10 エアコン(空気調和機)
12 室内ユニット
42 ケーシング
74 マイコン(設定手段)
82 表示基板
92 受信回路(受信手段)
98 受光素子(受信手段)
100 リモコン操作装置
120 リモコンスイッチ
124 運転/停止ボタン(スイッチ)
126 温度設定ボタン(スイッチ)
128 1Hタイマーボタン(スイッチ)
136 運転モードボタン(スイッチ)
142 風量ボタン(スイッチ)
144 風向ボタン(スイッチ)
146 入時間ボタン(スイッチ)
148 切時間ボタン(スイッチ)
150 設定ボタン(スイッチ)

Claims (1)

  1. 通常の運転モードの他に、試験的な運転を行なう試運転モードを備えた空気調和機であって、
    前記空気調和機の通常の運転モードでの運転開始及び停止を行なうための運転/停止ボタンが常時表面に露出すると共に、運転開始後に各々異なる指示を行なうための複数のスイッチが設けられ、前記運転/停止ボタン及び前記複数のスイッチの操作に応じて操作信号を出力するリモコンスイッチと、
    室内ユニットに設けられ前記リモコンスイッチから出力された前記操作信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって前記リモコンスイッチに設けられた前記複数のスイッチのうちの予め定められた2つ以上のスイッチの重複操作によって出力された操作信号が受信された場合に試運転モードに設定する設定手段と、
    前記試運転モードの設定によって試験的な運転を行なっている際に、前記受信手段によって前記運転/停止ボタンの操作によって出力された操作信号が受信された場合に前記試運転モードの設定を解除して前記試験的な運転を停止する解除停止手段と、
    を備えた空気調和機。
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