JP3710933B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内の空気調和を図る空気調和機に関する。詳細には、運転モードの設定に応じて種々のLED等の発光素子を点灯させて、設定されている運転モード等の表示を行なう表示部を備えた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
室内ユニットに設けた熱交換器と室外ユニットを循環する冷媒によって室内の空気調和を図る空気調和機(以下「エアコン」と言う)には、室内ユニットに複数のLED等を配置した表示部が設けられており、エアコンが運転中や、タイマー運転が設定されたときなどに所定の色のLEDを点灯させるようにしている。これにより、エアコンが運転中であるか否か、タイマー運転に設定されているか否かが、判断できるようになっている。
【0003】
一方、エアコンには、運転能力を抑えることにより不必要なエネルギー消費を防止する省エネモードが設定されているものがあり、省エネモードが選択されることにより、省エネモードが選択されていることを示すLEDを点灯させるようにしている。
【0004】
また、エアコンでは、室内ユニット内に吸込んだ室内の空気を熱交換器を通過させることにより温調して、吹出し口から吹出すようにしている。このとき、室内ユニットには、フィルタが設けられており、室内ユニットに吸込んだ空気中のちりや埃を濾過するようになっている。
【0005】
ところで、このようなフィルタは、長時間使用すると目詰まりを起こしてしまい、空気の吸引効率が低下する。このために、エアコンでは、運転時間を積算して、積算した運転時間が所定時間に達すると、表示部にフィルタ交換サイン(フィルタサイン)として設けられたLEDを点灯させて、フィルタの交換時期に達したことを報知し、フィルタの交換やクリーニング等のメンテナンスを促すようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、表示部にこのような多数のLEDを設けた場合、どのLEDが何を示しているかの確認が困難である。また、省エネモードで運転しているときには、フィルタの目詰まりが空調効率に大きく影響してしまう。
【0007】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、空気調和の運転状態を効率的にかつ的確に表示できると共に、省エネモードでの運転効率の低下を防止する空気調和機を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、省エネモードでの運転中を表示すると共に、室内ユニットから空調風として吹出す空気を濾過するフィルタの交換時期を運転時間に基づいて表示する表示部を備えた空気調和機であって、空調運転時間を積算する積算手段と、前記表示部に設けられ、発光色が異なる少なくとも2個の発光素子が一体となっている発光手段と、省エネモードが選択されたときに前記発光手段の一方の発光素子を点灯させると共に、前記積算手段によって積算された時間が第1の所定時間を越えたときに前記一方の発光素子を消灯する第1の点灯制御手段と、前記積算手段によって積算された時間が前記第1の所定時間未満で、前記第1の所定時間よりも短い第2の所定時間を越えたときに前記発光手段の他方の色の発光素子を点灯させる第2の点灯制御手段と、を含むことを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、互いに相関関係にある情報として省エネモードで運転しているか否かと、運転時間に基づいたフィルタの交換時期を用い、互いに相関関係にある情報を、互いに異なる色を発光する発光素子を備えた発光手段を用いて表示する。
【0013】
例えば、赤色と緑色の発光素子を用い、省エネモードでの運転の如何に拘わらず運転時間が第1の所定時間に達したときには、発光手段を赤色に点灯させる。また、運転時間がフィルタの汚れの少ない第2の所定の時間に達するまでは、発光手段を緑色に点灯させ、運転時間が省エネモードでは、フィルタの汚れが空調能力に影響を及ぼす恐れのある第1の所定時間と第2の所定時間の範囲にあるときには、双方の発光素子を点灯させることにより黄色に表示させる。
【0014】
これにより、2種類の情報を考慮して簡潔で的確な表示を行なうことができると共に、2種類の情報の相関関係を明瞭に表示することができる。また、発光手段として異なる2色の発色光が得られる素子を選択することにより部品数を削減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施の形態を説明する。
【0016】
図2には、本発明を適用した空気調和機(以下「エアコン10」という)の冷凍サイクルを示している。このエアコン10は、被空調室に設置される室内ユニット12と室外に設置される室外ユニット14によって構成されており、室内ユニット12と室外ユニット14とは、冷媒を循環させる太管の冷媒配管16Aと、細管の冷媒配管16Bとで接続されている。
【0017】
室内ユニット12には、熱交換器18が設けられており、冷媒配管16A、16Bのそれぞれの一端がこの熱交換器18に接続されている。また、冷媒配管16Aの他端は、室外ユニット14のバルブ20Aに接続されている。このバルブ20Aは、マフラー22Aを介して四方弁24に接続されている。この四方弁24は、アキュムレータ28を介して及びマフラー22Bを介してコンプレッサ26に接続されている。
【0018】
さらに、室外ユニット14には、熱交換器30が設けられている。この熱交換器30は、一方が四方弁24に接続され、他方がキャピラリチューブ32、ストレーナ34、モジュレータ38を介してバルブ20Bに接続されている。また、ストレーナ34とモジュレータ38の間には、電動膨張弁36が設けられ、バルブ20Bには、冷媒配管16Bの他端が接続されている。これによって、室内ユニット12と室外ユニット14の間に冷凍サイクルを形成する冷媒の密閉された循環路が構成されている。
【0019】
エアコン10は、図示しないコンプレッサモータの駆動によりコンプレッサ26が運転されると、冷凍サイクル中を冷媒が循環される。図2では、矢印によって暖房運転時(暖房モード)と冷房運転時(冷房モードまたはドライモード)の冷媒の流れを示しており、四方弁24の切り換えによって、運転モードが冷房モード(含むドライモード)と暖房モードが切り換えられ、電動膨張弁36の弁開度を制御することにより、冷媒の蒸発温度が調整される。なお、本発明は、任意の構成の空気調和機に適用することができ、エアコン10はその一例を示している。
【0020】
図3に示されるように、室内ユニット12は、吸込み口48と吹出し口50が形成されたケーシング42内に熱交換器18が設けられている。このケーシング42は、ベース板40によって被空調室の壁面等へ固定される。
【0021】
このケーシング42内には、熱交換器18と吸込み口48の間にクロスフローファン44とフィルタ46が配置されており、クロスフローファン44の作動によって室内の空気がケーシング42内へ吸引され、フィルタ46及び熱交換器18を通過した後、吹出し口50から室内へ吹き出される。ケーシング42内に吸込まれた空気が熱交換器18を通過することにより、熱交換器18内を循環される冷媒との間で熱交換が行われ、室内を空調する温調された空気(空調風)となる。
【0022】
フィルタ46は、吸込み口48から吸込まれる室内の空気中の塵や埃を濾し取る。これにより、室内ユニット22から塵や埃が混じった空気が空調風として吹出されるのを防止している。
【0023】
室内ユニット12の吹出し口50には、左右フラップ52と共に上下フラップ54が設けられており、左右フラップ52及び上下フラップ54によって、吹出し口50から吹き出される空調風の向きが変えられる。エアコン10は、この左右フラップ52及び上下フラップ54の向きを制御することにより、吹出し口50から任意の方向へ向けて空調風を吹出すことができるようになっている。
【0024】
図4に示されるように、室内ユニット12には、電源基板56、コントロール基板58及びパワーリレー基板60が設けられている。エアコン10を運転するための電力が供給される電源基板56には、モータ電源62、制御回路電源64、シリアル電源66及び駆動回路68が設けられている。また、コントロール基板58には、シリアル回路70、駆動回路72及びマイコン74が設けられている。
【0025】
電源基板56の駆動回路68には、クロスフローファン44を駆動するファンモータ76(例えばDCブラシレスモータ)が接続されており、コントロール基板58に設けられているマイコン74からの制御信号に応じてモータ電源62から駆動電力を供給する。このとき、マイコン74は、駆動回路68からの出力電圧を12V〜36Vの範囲で256ステップで変化させるように制御する。これによって、室内ユニット12の吹出し口50から吹き出される空調風の風量が調整される。
【0026】
コントロール基板58の駆動回路72には、パワーリレー基板60、左右フラップ52を操作する左右フラップモータ77及び上下フラップ54を操作する上下フラップモータ78が接続されている。パワーリレー基板60には、パワーリレー80と温度ヒューズ等が設けられており、マイコン74からの信号によって、パワーリレー80を操作し、室外ユニット14へ電力を供給するための接点80Aを開閉する。エアコン10は、接点80Aが閉じられることにより、室外ユニット14への電力の供給が可能となる。
【0027】
左右フラップモータ77及び上下フラップモータ78は、マイコン74の制御信号に応じて制御されて、左右フラップ52及び上下フラップ54のそれぞれを操作し、所望の領域へ向けて空調風を吹出すことができるようになっている。
【0028】
エアコン10は、クロスフローファン44の回転と左右フラップ52及び上下フラップ54の操作が制御されることにより、所望の風量及び風向または室内を快適にするために制御された風量及び風向で空調された空気を室内へ吹出す。
【0029】
マイコン74及び電源回路56のシリアル電源66に接続されているシリアル回路70は、室外ユニット14へ接続されており、マイコン74は、このシリアル回路70を介して室外ユニット14との間でシリアル通信を行い、室外ユニット14の作動を制御するようになっている。なお、室外ユニット14としては、室内ユニット12との間でのシリアル通信等によってコンプレッサ26の回転数が制御される一般的構成を用いることができ、本実施の形態では詳細な説明を省略する。
【0030】
室内ユニット12には、リモコンスイッチ120(図1参照)からの操作信号を受信する受信回路及び運転表示用の表示LED等を備えた表示基板82が設けられており、この表示基板82がマイコン74に接続されている。表示基板82には、受信部92と表示パネル94が設けられている。
【0031】
図4に示されるように、マイコン74には、室内温度を検出する室温センサ84及び熱交換器18のコイル温度を検出する熱交温度センサ86が接続され、さらに、コントロール基板58に設けられているサービスLED及び運転切換スイッチ88が接続されている。運転切換スイッチ88は、「通常運転」とメンテナンス時等に行う「試験運転」との切換及び、電源スイッチ88Aの接点を開放してエアコン10への運転電力の供給を遮断する「停止」に切換えられる。通常、この運転切換スイッチ88は、「通常運転」に設定され電源スイッチ88Aの接点が閉じられている。なお、サービスLEDは、メンテナンス時に点灯操作することにより、サービスマンに自己診断結果を知らせるようになっている。
【0032】
室内ユニット12には、室外ユニット14への配線が接続される端子台90が設けられている。この端子台90のターミナル90A、90B、90Cには、室内ユニット12から室外ユニット14へ供給する電源用の配線と室内ユニット12と室外ユニット14の間でシリアル通信を行うための配線が接続されれる。
【0033】
図1に示されるように、エアコン10は、室内ユニット12に設けられている受信部92でリモコンスイッチ120又はサブリモコン140からの操作信号を受信すると、受信した操作信号に応じて運転するようになっている。
【0034】
図5(A)及び図5(B)には、リモコンスイッチ120の一例を示している。リモコンスイッチ120には、表示部122が設けられている。この表示部122には、運転モード、設定温度、室内温度(室温)、時刻に加え、風向、風量等のエアコン10を運転するときの運転条件ないし運転状態が表示される。
【0035】
また、リモコンスイッチ120には、運転/停止ボタン124、温度設定ボタン126A、126Bと共に、人感ボタン128及び風向ボタン130が設けられている。エアコン10は、運転/停止ボタン124の操作によって運転/停止される。また、温度設定ボタン126A、126Bの操作によって設定温度(空調するときの目標温度)が変えられる。
【0036】
メインリモコン120には、スライドカバー134内に種々の操作ボタンを有する操作パネル132が設けられている。この操作パネル132には、エアコン10の運転モードを自動、暖房、ドライ、冷房、空気清浄、乾燥と順に切り換える運転切換ボタン136、吹出し口50から吹出す空調風の風量を切り換える風量ボタン142、人感モードでの風向を選択する風向ボタン144及びタイマ設定を行なうための入ボタン146、切ボタン148等が設けられている。また、操作パネル132には、エアコン10の運転能力を抑える(1/2能力)ことにより省エネ運転を図るための省エネボタン150が設けられている。
【0037】
エアコン10には、リモコンスイッチ120のスイッチ操作に応じた操作信号が入力されると、操作信号に応じて運転モード、空調能力等の運転条件を設定して、設定した運転条件に基づいて空調運転を行なうようになっている。
【0038】
また、図1に示されるように、サブリモコン140には、人検知部154が設けられており、人検知部154でサブリモコン140の近傍に人がいることを検出すると、人を検知したことを示す信号と共にサブリモコン140の位置を示す信号を送出する。
【0039】
エアコン10は、リモコンスイッチ120の人感ボタン128が操作されて人感モードに移行し、サブリモコン140から人を検知したことを示す信号が入力されることにより、左右フラップ52を制御して、サブリモコン140の近傍へ向けて空調風を吹出すようになっている。
【0040】
ところで、図1及び図6に示されるように、表示パネル94には、エアコン10の運転/停止に応じて点灯する運転ランプ96、入タイマ運転又は切タイマ運転等のタイマ運転が設定されることにより点灯するタイマ表示ランプ98、人検知モードに設定されているか否かを表示する人感ランプ99と共に、フィルタ46の交換時期と省エネモードに設定されているか否かを表示するフィルタ・エコランプ100が設けられている。
【0041】
運転ランプ96、タイマ表示ランプ98及び人感ランプ99は、それぞれ所定の色の光を発するLEDが用いられている。また、フィルタ・エコランプ100は、緑色の光を発する発光素子102Gと赤色の光を発する発光素子102Rが一体になっているLEDが用いられている。
【0042】
コントロール基板58に設けられているマイコン74は、エアコン10が運転中は、運転ランプ96を点灯させ、リモコンスイッチ120の操作によってタイマ運転が設定されることによりタイマ表示ランプ98を点灯させ、人感ボタン128の操作によって人感モードに設定されることにより人感ランプ99を点灯させるようになっている。
【0043】
また、マイコン74は、エアコン10の運転時間を積算して、この運転時間の積算値と、省エネモードに設定するか否かに応じてフィルタ・エコランプ100を点灯させるようになっている。
【0044】
マイコン74は、エアコン10の空調運転時間を積算することにより、フィルタ46の汚れ度合いを判断し、積算時間が所定時間に達すると、フィルタ・エコランプ100によってフィルタ46の交換ないしクリーニング等のメンテナンスを促す。このフィルタ46の交換時期は、エアコン10が省エネモードに設定されているときには、フィルタ46の汚れによって省エネ効果が低下してしまうのを防止するために、比較的早めにフィルタ・エコランプ100の点灯によりフィルタ46のメンテナンスを促すようにしている。
【0045】
すなわち、フィルタ・エコランプ100は、フィルタ46のメンテナンス時期を示すフィルタサインと、エアコン10が省エネモードで運転していることを示す省エネランプの機能を兼ねている。
【0046】
本実施の形態で適用している、フィルタ・エコランプ100の点灯条件の一例を表1に示している。
【0047】
【表1】
Figure 0003710933
【0048】
表1に示すように、エアコン10が省エネモードに設定されていないときには、積算時間Hが、時間h1(例えば151時間)に達すると、赤色の発光素子102Rを点灯させ、積算時間が時間h1に満たない状態で省エネモードに設定されているときには、緑色の発光素子102Gを点灯させる。また、省エネモードに設定されている時には、積算時間Hが時間h1より短い時間h2(h1>h2、例えば51時間)に達することにより、赤色の発光素子102Rを更に点灯させる。これにより、フィルタ・エコランプ100が黄色に点灯させる。
【0049】
なお、図6に示されるように、表示パネル94にリセットボタン104が設けられており、フィルタ46の交換ないしクリーニング等のメンテナンスを行なった後に、このリセットボタン104を操作することにより、積算時間Hがリセットされる(H=0)。
【0050】
以下に、図7乃至図9のフローチャートを参照しながら、エアコン10に設けられているフィルタ・エコランプ100の点灯制御を説明する。
【0051】
図7は、エアコン10の運転時間を積算する運転時間カウントルーチンを示している。このフローチャートは、最初のステップ200でエアコン10がオンされて運転を開始したか否かを確認し、運転が開始される(ステップ200で肯定判定)ことにより、ステップ202へ移行して運転時間Hの積算を開始する。
【0052】
ステップ204では、表示パネル94に設けているリセットボタン104が操作されたか否かを確認し、ステップ206では、エアコン10の運転が停止されたか否かを確認する。
【0053】
これにより、エアコン10の運転が継続(ステップ206で否定判定)している間は積算時間Hのカウントを行ない、エアコン10が停止される(ステップ206で肯定判定)と、次にエアコン10の運転が開始されるまで積算時間Hを記憶し、エアコン10の運転が開始されると積算時間Hのカウントを再開する。
【0054】
また、リセットボタン104がオン(リセット操作)されることにより、ステップ204で肯定判定すると、ステップ208へ移行して、積算時間Hをリセットした後、新たに積算時間Hのカウントを開始する。なお、リセットボタン104は、フィルタ46の交換やクリーニング等のメンテナンスが終了したときにオン(リセット操作)される。
【0055】
図8は、エコモード(省エネモード)表示ルーチンの一例を示しており、図9は、フィルタサイン表示ルーチンの一例を示している。図8に示すエコモード表示ルーチンでは、フィルタ・エコランプ100の発光素子102Gの点灯を制御しており、図9に示すフィルタサイン表示ルーチンは、フィルタ・エコランプ100の発光素子102Rの点灯を制御している。
【0056】
図8のフローチャートでは、最初のステップ210でエアコン10がオンしたか否かを確認し、エアコン10がオンされることにより肯定判定されて、ステップ212へ移行する。このステップ212では、リモコンスイッチ120の省エネボタン150が操作されて、省エネモードに設定されたか否かを確認する。
【0057】
省エネモードに設定されることにより、ステップ212で肯定判定されてステップ214へ移行する。このステップ214では、フィルタ46の交換ないしクリーニングが終了してからのエアコン10の運転の積算時間Hが、第1の所定時間として設定している時間h1(h1=151)に達したか否かを確認する。
【0058】
ここで、積算時間Hが時間h1に達していないときには、ステップ214で否定判定されて、ステップ216へ移行し、フィルタ・エコランプ100の発光素子102Gを点灯させる。
【0059】
一方、積算時間Hが時間h1に達しているとき(ステップ216で肯定判定)、及び省エネモードに設定されていないとき(ステップ212で否定判定)には、ステップ218へ移行し、フィルタ・エコランプ100の発光素子102Gをオフ状態にする。
【0060】
これにより、積算時間Hが時間h1に達するまでは、省エネモードに設定されることにより、発光素子102Gが点灯される。なお、このフローチャートは、ステップ220でエアコン10がオフ(運転停止)されたか否かを確認し、エアコン10の運転が停止する(ステップ220で肯定判定)と、ステップ222へ移行して、発光素子102Gをオフする。
【0061】
一方、図9に示されるフローチャートでは、最初のステップ230でエアコン10がオンされたか否かを確認し、エアコン10がオンされる(ステップ230で肯定判定)と、ステップ232へ移行する。
【0062】
このステップ232では、積算時間Hが時間h1に達しているかを確認し、また、次のステップ234では、積算時間Hが第2の所定時間として設定する時間h2に達しているか否かを確認する。積算時間Hが時間h1以上となっているときには、ステップ232で肯定判定され、ステップ236へ移行する。このステップ236では、フィルタ・エコランプ100の発光素子102Rを点灯させる。また、積算時間Hが時間h2に満たないときには、ステップ234で否定判定される。これにより、ステップ240へ移行して、発光素子102Rを消灯状態に保つ。
【0063】
図8に示すように、省エネモードに設定されているときには、積算時間Hが時間h1以上となると、フィルタ・エコランプ100の発光素子102Gを消灯する。また、省エネモードに設定されているときに、積算時間Hが時間h2に満たないときには、フィルタ・エコランプ100の発光素子102Gは、点灯されている。
【0064】
これにより、フィルタ・エコランプ100は、積算時間Hが時間h2に満たないときには、省エネモードに設定されたときにのみ緑色に発光する。また、フィルタ・エコランプ100は、積算時間Hが時間h1を越えることにより、省エネモードに設定されているか否かに拘わらず、フィルタ46の清掃又は交換等のメンテナンスを促すように赤色に点灯する。
【0065】
一方、図9のフローチャートに示すように、積算時間Hが、時間h2以上でかつ時間h1未満のときには、ステップ232で否定判定された後、ステップ234で肯定判定されて、ステップ238へ移行する。このステップ238では、省エネモードに設定されているか否かを確認し、省エネモードに設定されているとき(ステップ238で肯定判定)には、ステップ236へ移行して発光素子102Rを点灯させ、省エネモードに設定されていないとき(ステップ238で否定判定)には、ステップ240へ移行して発光素子102Rを消灯状態に保つ。
【0066】
なお、このフローチャートは、ステップ242でエアコン10がオフされたか否かを確認し、エアコン10がオンしている間(運転中、ステップ242で否定判定)は所定のタイミングで繰返し実行され、エアコン10がオフ(運転停止、ステップ242で肯定判定)されると、ステップ244へ移行して発光素子102Rを消灯させて終了する。
【0067】
図8に示されるように、発光素子102Gは、省エネモードに設定されることにより、積算時間Hが時間h1に満たないときには点灯しているため、省エネモードに設定されている状態で、積算時間Hが時間h2以上、時間h1未満のときには、発光素子102Gと発光素子102Rが共に点灯する。これにより、フィルタ・エコランプ100は黄色に発色することになり、フィルタ46の汚れが省エネモードでは、空調効率の低下を招く恐れがあり、効果的な省エネ運転の効果が得られない状態であることを明瞭に示すことができる。
【0068】
なお、図9のフローチャートでは、エアコン10の停止中は、フィルタサインも消えるようにしているが、フィルタサインは、エアコン10の停止中も点灯するようにしても良い。すなわち、ステップ230、242、244を省略して、ステップ232〜240を繰返すようにしても良い。
【0069】
また、本実施の形態では、フィルタ46のの交換時期を示すフィルタサインと、省エネモードで運転されているか否かを示す省エネ表示(エコ表示)を、一つのフィルタ・エコランプ100の色分けした発色によって表示する例を示したが、互いに相関関係がある情報及び発光色の組み合わせはこれに限るものではない。例えば、エアコン10の運転/停止とタイマ(入タイマ及び切タイマ)の表示を一つの発光手段によって行なうようにしても良い。
【0070】
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明が適用される空気調和機の構成を限定するものではない。本実施の形態では、冷凍サイクルによって冷暖房を行なうエアコン10を例に説明したが、冷凍サイクルによって冷房運転を行なうと共に温水を室内ユニットへ温水を循環させることにより暖房を行なう所謂温水式の空気調和機等の従来公知の一般的構成の空気調和機に適用することができる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明によれば、互いに相関関係にある情報として省エネモードで運転しているか否かと、運転時間に基づいたフィルタの交換時期を適用し、同一の表示手段によって色分けして表示することにより、相関関係を明瞭にして簡潔で的確な情報表示が可能となると共に、表示するための発光手段等の部品数を削減することができると言う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したエアコンの室内ユニットの外観を示す概略斜視図である。
【図2】エアコンの冷凍サイクルを示す概略構成図である。
【図3】室内ユニットの内部を示す概略構成図である。
【図4】室内ユニットの電気回路の概略構成を示すブロック図である。
【図5】(A)及び(B)はそれぞれリモコンスイッチの一例を示す概略図であり、(A)はスライドカバーを開いた状態を示し、(B)はスライドカバーを閉じた状態を示している。
【図6】本発明を適用した表示パネルの一例を示す概略図である。
【図7】エアコンの運転時間の積算の一例を示すフローチャートである。
【図8】省エネモードの表示の一例を示すフローチャートである。
【図9】フィルタサインの表示の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 エアコン(空気調和機)
12 室内ユニット
14 室外ユニット
18 熱交換器
26 コンプレッサ
46 フィルタ
58 コントロール基板(積算手段、点灯制御手段、第1及び第2の点灯制御手段)
74 マイコン(積算手段、点灯制御手段、第1及び第2の点灯制御手段)
94 表示パネル(表示手段)
100 フィルタ・エコランプ(表示手段)
102G、102R 発光素子(発光手段)
120 リモコンスイッチ
150 省エネボタン

Claims (1)

  1. 省エネモードでの運転中を表示すると共に、室内ユニットから空調風として吹出す空気を濾過するフィルタの交換時期を運転時間に基づいて表示する表示部を備えた空気調和機であって、
    空調運転時間を積算する積算手段と、
    前記表示部に設けられ、発光色が異なる少なくとも2個の発光素子が一体となっている発光手段と、
    省エネモードが選択されたときに前記発光手段の一方の発光素子を点灯させると共に、前記積算手段によって積算された時間が第1の所定時間を越えたときに前記一方の発光素子を消灯する第1の点灯制御手段と、
    前記積算手段によって積算された時間が前記第1の所定時間未満で、前記第1の所定時間よりも短い第2の所定時間を越えたときに前記発光手段の他方の色の発光素子を点灯させる第2の点灯制御手段と、
    を含むことを特徴とする空気調和機。
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