JP2006220125A - ファン付照明装置 - Google Patents

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Hiroaki Yoshizumi
弘明 善積
Koichi Matsumoto
幸一 松本
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Abstract


【課題】 常にファンを回転させていることで人体に風があたり続けて人体に悪影響をおよぼしている点、及び無駄な電力を消費している点を解消する。
【解決手段】 ファン部2と照明部3とを備えたファン付照明装置1に、ファン部2が駆動状態のときに、オンとオフとを交互に繰り返す制御部4を備えた。
【効果】 ファン部2は、オンとオフが交互に繰り返されることで、強弱のリズムをつけて、あるいは断続的に風を発生させるから、風が人体に常にあたり続けることが回避され、また、ファン部2のオフのときには電力消費を抑制できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、室内空気を撹拌して温度を均一に保つファンを備えたファン付照明装置に係り、特に人体への影響に配慮し、かつ消費電力を抑制する技術に関する。
従来、天井部用の照明装置とファンとを一体にしたファン付照明装置が知られている。このファン付照明装置は、ファン用の別途の電源を要せず、照明装置のいわゆる引っ掛けシーリング型の接続部に取り付ければよいので、取り付けが容易である。また、ファン付照明装置は、照明装置から発する熱などで室内の上部と下部との温度差を緩和できるから、冷暖房効率が向上する。
昨今では、ファン付照明装置をさらに高機能化することが提案されている。例えば以下の特許文献1では、ファンを正逆回転し、室内空気の撹拌効率を向上させることが提案されている。
特開2004−271092号公報
しかしながら、特許文献1を含め従来のファン付照明装置は、次の課題が生じている。すなわち、日本では未だ天井高さが低い家屋も存在している。天井高さが低い家屋でファン付照明装置を用いると、室内において常に風が吹き下ろす状態となる場合がある。この状態で長時間に亘り人体に風があたり続けると人体に悪影響をおよぼす場合がある。また、常にファンが回転しているので電力消費が嵩むといった問題もある。
本発明が解決しようとする問題点は、常にファンを回転させていることで人体に風があたり続けて人体に悪影響をおよぼしている点、及び無駄な電力を消費している点である。
本発明のファン付照明装置は、ファン部が駆動状態のときに、オンとオフとを交互に繰り返す制御部を設ける構成とした。なお、以下、「駆動」とはオン(スイッチ入)・オフ(スイッチ切)を含めて動作が行われることを意味する。また、「停止」とはオン(スイッチ入)・オフ(スイッチ切)を含めて動作が止まることを意味する。
また、本発明のファン付照明装置は、上記構成において、監視部において設定部による設定温度と室内温度との差が生じたときにファン部をオンとし、温度差が許容範囲内となったときにファン部をオフとする構成とした。
また、本発明のファン付照明装置は、上記構成において、制御部と電気的に直接接続された固定操作部とは別に、制御部に設けた受信部に向けて遠隔地から信号を出力する遠隔操作部を備え、固定操作部が操作されたときには、遠隔操作部に向けて鳴音部をオンにする信号を出力するように構成した。
また、本発明のファン付照明装置は、上記構成において、遠隔操作部には少なくとも人感センサ部、計時部、タイマ部、測温部、とを備え、これら各部に基づいて遠隔操作部から制御部に向けて信号が出力されるように構成した。
本発明に係るファン付照明装置は、ファン部の駆動中にオンとオフとが繰り返されるので、室内で発生する風に強弱が生じる、あるいは断続的となる。したがって、常に一定強さの風が人体に当たることがないから、ファン部を連続的に駆動した場合であっても人体に悪影響をおよぼすことがない。また、ファン部を連続的に駆動していても消費電力を低く抑えることができる。
また、本発明に係るファン付照明装置は、ファン部のオン又はオフを、設定温度と室温との差に基づいて行う。したがって、室内の上部(本発明のファン付照明装置を設けた天井部)と下部(人が実際に居住する空間)との温度差が許容範囲内になればファン部がオフになるから、風が人体にあたり続けることがなく、また、電力浪費も抑制される。
また、本発明に係るファン付照明装置は、いわゆる壁スイッチ(固定操作部)が操作されたときに、いわゆるリモコン(遠隔操作部)の鳴音部をオンにする構成としたので、次の効果を得ることができる。例えば、本発明は、固定操作部によってほぼ基本的な操作が行えるので、遠隔操作部の信号が届かない場合であっても支障がない。
例えば暗い部屋に入ったときには、遠隔操作部がどこにあるのか判りにくい。そこで、最初に固定操作部により照明部を駆動して室内を照明する。この固定操作部の操作により、制御部が遠隔操作部へ向けて鳴音部をオンにする信号を出力し、この信号を受信して鳴音部が音を発する。このように、暗い部屋であっても固定操作部を操作すれば、遠隔操作部の鳴音部から音が発せられるので、遠隔操作部を容易に見付けることができる。
また、本発明に係るファン付照明装置は、遠隔操作部に人感センサ部、計時部、タイマ部、測温部、とを備えたので次の効果を得ることができる。例えば、人感センサ部を設けることによって、例えば室内に誰もいない状態、あるいは就寝後、に確実に停止することができる。
また、例えば計時部を設けることによって、所定の時間が到来したときに確実に駆動又は停止することができる。また、例えばタイマ部を設けることによって、所定時間経過したときに確実に駆動又は停止することができる。
さらに、測温部を設けることで、遠隔操作部(室内下部)と制御部(室内上部)との間の温度差が所定範囲内となったときにファン部をオフにできる。さらに、以上の各部を組み合わせて、ファン部と照明部とを別々に又は全体的に、詳細に制御することができる。したがって、詳細な制御が行えるから省エネルギー化に寄与することができる。
本発明は、図1〜図11に示す形態で実施可能である。本発明のファン付照明装置1は、次の構成とされる。なお、以下の説明では、本発明の特徴となる要部を除く基本的な構成については図示及び説明を省略する。
まず、図1〜図11までで共通する構成について説明する。ファン付照明装置1は、天井部の電源接続兼固定部(不図示)に接続され、この天井部の1箇所の電源にて駆動されるファン部2と照明部3とを備える。ファン部2は、本例では、例えば、照明部3の上部に配置され、5枚の羽根が設けられている。照明部3は、本例では、例えば、白熱球を5個用いて構成されている。
4は、ファン付照明装置1全体を制御する制御部である。5は、制御部4内において、例えば壁に固定的に配置され、ファン付照明装置の操作を行う固定操作部FSからの入力を判別する判別部である。なお、Pは、天井部の電源に接続するための電源部である。
図1〜図4には、ファン部2がオンとオフを繰り返す機能を有した例を示す。ファン付照明装置1は、固定操作部FSのオンとオフの操作だけで、ファン部2と照明部3とを別々に切り替えることができる。制御部4における判別部5は、固定操作部FSのオンとオフの操作時間で制御の切り替えを判別している。
図3(a)は、固定操作部FSのオン時間t2、オフ時間t1が、共に例えば連続して2〜3秒の時間で繰り返されることで、ファン部2の回転機能が切り替わることを示している。
最初に固定操作部FSをオンにすると、ファン部2は低速回転でオンとなる。最初のオンから連続的に、オフ時間t1の後に再度オンにすると、ファン部2が中速回転でオンとなる。以降、固定操作部FSは、連続的に、時間t1と時間t2の間隔でオフ、オンを繰り返すことで、高速回転、リズム回転、停止、の順にファン部2の機能を切り替える。なお、リズム回転については後に詳述する。
一方、図3(b)は、固定操作部FSのオン時間t4、オフ時間t3が、共に例えば連続して0.5〜1.5秒の間隔で繰り返されることで、照明部3の明るさの機能が切り替わることを示している。
最初に固定操作部FSをオンにすると、照明部3は最も明るい照度でオンとなる。最初のオンから連続的に、オフ時間t3の後に再度オンにすると、照明部3が中位の照度でオンとなる。以降、固定操作部FSは、連続的に、時間t3と時間t4の間隔でオフ、オンを繰り返すことで、暗い、豆球、停止、の順に照明部3の機能を切り替える。
ここで、本発明の大きな特徴は、ファン部2の駆動中に、オンとオフを交互に繰り返すリズム回転なる制御が行える点である。ファン部2が常にオンとされ、それによって発生する風が人体に当たり続けると、例えば冷房を行っているときには、身体がだるくなったり、鼻風邪を惹くといったように体調を崩す場合がある。また、当然のことながら、ファン部2をオンにしつづけることはそれだけ電力を消費していることになる。
リズム回転は、図4(a)に示すように、例えば時間t5だけオンにし、時間t6だけオフにすることを繰り返す機能である。時間t5と時間t6は、次のように設定している。図4(b)は、時間に伴うファン部2の回転数変化を示す。すなわち、ファン部2のオン時間t5は任意に予め設定して構わないが、オフ時間t6は図4(b)に示すように、オン時間t5後からファン部2の回転が完全に止まるより少し前までの時間を設定する。
この理由は、ファン部2の回転が完全に止まると、ユーザーが故障と勘違いしたり、再度回転を始める際の消費電力が大きい、ことによる。ちなみに、本例ではオン時間t5を40秒としたときに、オフ時間t6を35秒としている。
このように、本例では、ファン部2がオンとオフを交互に繰り返すリズム回転機能を有するから、オフ時間t6分の電力消費は抑制され、また、風に強弱が発生する又は風が断続的に発生する、ので人体に悪影響を与えることも抑制される。
さらには、固定操作部FSのオン・オフ操作の間隔で、ファン部2と照明部3とを別々に各機能に切り替えることができるので、後述する遠隔操作部RSがなくても、詳細な切り替えが可能である。
図5〜図7には、上記した構成において、室温と設定温度とに基づいてファン部2をオン又はオフにする機能を有した例を示す。この例におけるファン付照明装置1の構成は、制御部4に、設定部6と監視部7を付加している点が、上記した図1〜図4に示した構成とは異なる。
この例においても固定操作部FSから切り替えが可能であり、図6に示すように操作することで各設定が切り替わる。すなわち、固定操作部FSを最初にオンにすると、ファン部2は、初期設定として下向きに風が発生するように回転する。これは夏場に冷房効率の向上が望めるので夏設定とされている。
その後、時間t7だけオフにした後、再度オンにすると、ファン部2は、上向きに風が発生するように回転する。これは冬場に暖房効率の向上が望めるので冬設定とされている。そして、固定操作部FSは、最初の固定操作部FSのオンからオフ時間T7、オン時間t8を連続的に繰り返すことで、以降、夏設定で温度設定有り、冬設定で温度設定有り、の順に機能が切り替わる。
上記、夏設定で温度設定有り、冬設定で温度設定有りについて、及び制御部4の動作について図7を用いて説明する。制御部4は、判別部5に固定操作部FSから温度設定無しの夏設定が入力されたとき(#1でNO)、判別部5で夏設定と判別して(#2でYES)、制御部4が下向きの風が発生する方向にファン部2をオンにする(#3)。
判別部5に、固定操作部FSから温度設定有りの夏設定が入力されたとき(#1でYES、#5でYES)、判別部5は、その旨設定部6に信号を出力する。設定部6は予め設定された設定温度、例えば30℃の信号を監視部7に送る。監視部7は、下向きの風が発生する方向にファン部2を回転させ(#6)、前記設定温度と室温との比較を開始する(#7)。
監視部7は、室温が設定温度より低くなるまでファン部2をオンにし(#7でNO)、室温が設定温度より低くなったときに(#7でYES)、ファン部2をオフにする(#8)。その後、監視部7は、さらに室温を監視し続け(#9)、再度室温が設定温度以上となったときにファン部2をオンにする(#9でNO)。
室温が設定温度より低くなったときであって(#9でYES)、この夏設定で温度設定が有りという設定が解除されるまでは(#10でNO)、再度ファン部2をオフにする(#8)。一方、夏設定で温度設定有りという設定が解除されたときには(#10でYES)、ファン部2をオフにし(#11)、処理を終了する。
判別部5に、固定操作部FSから温度設定有りの冬設定が入力されたとき(#1でYES、#5でNO)、判別部5は、その旨設定部6に信号を出力する。設定部6は予め設定された設定温度、例えば28℃の信号を監視部7に送る。監視部7は、上向きの風が発生する方向にファン部2を回転させ(#12)、前記設定温度と室温との比較を開始する(#13)。
監視部7は、室温が設定温度より高くなるまでファン部2をオンにし(#13でNO)、室温が設定温度より高くなったときに(#13でYES)、ファン部2をオフにする(#14)。その後、監視部7は、さらに室温を監視し続け(#15)、再度室温が設定温度以下となったときにファン部2をオンにする(#15でNO)。
室温が設定温度より高くなったときであって(#15でYES)、この冬設定で温度設定が有りという設定が解除されるまでは(#16でNO)、再度ファン部2をオフにする(#14)。一方、冬設定で温度設定有りという設定が解除されたときには(#16でYES)、ファン部2をオフにし(#11)、処理を終了する。
なお、#10,#16の設定解除の処理は、図示しないが、#5〜#9、#12〜#15までのどの段階においても割り込ませることができる。この処理が割り込んだときには強制的に#11へ進み、処理を終了する。
このように、ファン付照明装置1は、ファン部2が夏場と冬場で風向きが変わるように回転するから、室内の温度を効率よく均一にでき、ひいては無駄な電力消費を抑制することができる。さらには、ファン付照明装置1は、設定温度と室温との比較に基づいてファン部2がオン・オフされるので、風が人体に当たり続けることもなく、省エネルギーに寄与できる。
図8〜図11は、遠隔操作部RSを付加した構成を示す。図9及び図10は、固定操作部FSが操作されたときに遠隔操作部RSが鳴音する構成を示している。また、図11は、後述するセンサなどを設けて詳細な制御が可能な構成を示している。
遠隔操作部RSは、図8〜図11で共通して次の構成とされている。8は、筐体表面に設けられた各スイッチの操作を受け付けるスイッチ受付部である。9は、スイッチ受付部8で受け付けた赤外線信号を出力する出力部である。
10は、後述する制御部4に設けた出力部13からの信号を受信する受信部である。11は、受信部10の信号を受けて音を鳴らすための鳴音部である。
また、遠隔操作部RSを付加することに伴って、制御部4は、上記遠隔操作部RSの出力部9からの赤外線信号を受信し、信号を判別する受信部12と、遠隔操作部RSに向けて信号を出力する出力部13とを備えている。
図9は上記図1〜図4に示した構成に前記構成を、図10は上記図5〜図7に示した構成に前記構成を、それぞれ付加した例を各々示している。
例えば図9における遠隔操作部RSにおいては、図示しないが、ファン部2の操作スイッチとして、低速、中速、高速、リズム、切、が設けられ、照明部3の操作スイッチとして、明るい、中、暗い、豆、切 が設けられている。
例えば図10における遠隔操作部RSは、図示しないが、ファン部2の操作スイッチとして、上記に加えて、上向き、下向き、夏設定、冬設定、が設けられている。なお、夏設定、冬設定とは、設定温度と室温とを比較してファン部2をオン・オフする機能を意味する。上向き、下向き、とは単純に上向き、下向きの風が発生するようにファン部2がオンとなる機能を意味する。また、照明部3の操作スイッチは上記と同じである。
遠隔操作部RSを有することで、手元で切り替えを行うことができるが、例えば、暗い室内では、遠隔操作部RSを探さないと操作ができず、却って不便なときがある。このときに、本例であれば、固定操作部FSを操作すると、制御部4が出力部13を介して信号を出力し、この信号によって鳴音部11がオンになり、遠隔操作部RSから音が発生する。この結果、固定操作部FSを操作したときに発せられた音を頼りに容易に遠隔操作部RSを見付けることができる。
この鳴音部11の音は、固定操作部FSの操作切り替え毎に音を異ならせたり、調子を異ならせることが望ましい。固定操作部FSは、遠隔操作部RSに較べると各操作の切り替えが完了したことが認識しずらく、しばらくはファン部2や照明部3の実際の動作を見て判断する必要がある。
そこで、固定操作部FSの操作毎に、遠隔操作部RSから異なる音や調子で音を発生するようにしておけば、切り替えが上手くできたことが判りやすい。そのときには、遠隔操作部RSの操作時にも、固定操作部FSと同じ音、同じ調子の音を発するようにしておけば、音でどのように切り替えが行われたかが判別できるようになる。
図11には、遠隔操作部RSによってさらに詳細な制御が行える例を示す。本例では、上記した鳴音部11から音が発生する構成に加え、遠隔操作部RSに次の構成を付加している。14は、人体から放射される熱線の量の変化を検知する人感センサ部である。15は、時計として機能させるための計時部である。16は、設定された時間を計測するタイマ部である。17は、遠隔操作部RSの周囲における温度を測る測温部であり、設定部17aと監視部17bを有している。
また、本例では、遠隔操作部RSは、例えば計時部15の時計表示、タイマ部16、測温部17などの設定表示、などを使用者が確認するための表示部18を有している。このように構成すれば、後述する実施例で説明するが、遠隔操作部RSから、ファン部2及び照明部3を詳細な設定ができるから、電力の浪費を確実に防止できる。
以下、本発明に係るファン付照明装置1の実施例について説明する。
(第1実施例)
第1実施例は、図1〜図4に示した構成についてである。通常、エアーコンディショナーによる冷暖房の開始時は、室内を素早く設定した温度にするため強冷風又は強温風が発生する。このエアーコンディショナーからの強冷風又は強温風は、室内が設定された温度になるまで継続し、また、室温がすぐに上下してしまうような室内では、断続的に発生することになる。
室内において、暖かい空気は上部に、冷たい空気は下部に滞留する。室内全体を冷房又は暖房するということは、上部から冷気をあるいは上部から暖気を送れば効率がよい。エアーコンディショナーは設置スペースの問題もあるが大抵は部屋の上部に位置している。
したがって、冷房でも暖房でも強冷風又は強温風は室内の下部に送られるから、室内の下部に居住する人体に強冷風又は強温風があたると、次のような悪影響をおよぼす場合がある。例えば冷房時は、鼻かぜを惹いたり、身体がだるくなる場合がある。例えば暖房時は、鼻が乾いたり、皮膚がひりひりするといった症状を起こす場合もある。
このとき、エアーコンディショナーの風向きを天井部方向に変更し、ファン付照明装置1のファン部2をリズム回転機能にしておけば効果的である。このようにすれば、室内の上部と下部の空気の撹拌が行われると共に、室内の下部、つまり人体へは、強弱のついた風、又は断続的な風、が送られるから、人体に強冷風又は強温風があたり続けるといったことがない。さらには、ファン部2の消費電力は、オフにしている時間だけ抑えることができる。
(第2実施例)
第2実施例は、図5〜図7に示した構成についてである。上記した構成では、室温とは無関係にファン部2がオン・オフを繰り返すようにしていたが、第2実施例は、リズム回転機能を選択している場合であっても、室温と設定温度との差が生じたときにファン部2をオン(リズム回転機能のときはその機能を継続)にし、室温と設定温度との差が許容範囲内のときにファン部2をオフにする。
第2実施例は、上記したように室内の上部と下部とで温度差が生じることに基づいて次のように設定している。夏場で温度設定有りのときは30℃を設定温度としている。また、冬場で温度設定有りのときは28℃を設定温度としている。
冷房中において、ファン付照明装置1の監視部7において30℃より高い温度を監視したとき、室内の下部は少なくとも1〜2℃低いと考えられる(省エネルギー化のために推奨される温度設定は28℃)。
したがって、室内の上部、つまりファン付照明装置1の周囲において30℃より高い温度となったときには、室内の下部が28℃より高くなりつつあると想定して、ファン部2をオン(下向きの風が発生する方向に回転)にする。一方、30℃以下の温度を監視したときは、室内の下部は高い温度であっても28〜29℃程度と想定して、つまり室内(の下部)は適温であると想定して、ファン部2をオフにする。
暖房中において、ファン付照明装置1の監視部7において28℃より低い温度を監視したとき、室内の下部は少なくとも1〜2℃低いと考えられる。したがって、室内の上部、つまりファン付照明装置1の周囲において28℃より低い温度となったときには、室内の下部が28℃より低くなりつつあると想定して、ファン部2をオン(上向きの風が発生する方向に回転)にする。一方、28℃以上の温度を監視したときは、室内の下部は低い温度であっても26〜27℃程度と想定して、つまり室内(の下部)は適温であると想定して、ファン部2をオフにする。
このように、第2実施例は、リズム回転機能を選択中でも、室温が設定温度の許容範囲内であればファン部2がオフとなるから、エアーコンディショナーの強冷風や強温風は、第1実施例以上に断続的になり、不必要な風が発生することがないし、また、消費電力もかなり抑えることができる。
また、以上の他に、第2実施例構成は、設定温度に関係なく、上向き、下向き、の各々の風が発生する方向にファン部2をオンにでき、したがって使用者の好みなど必要に応じて風向きを変えることもできる。
(第3実施例)
第3実施例は、図10に示した構成についてである。固定操作部FSは、壁などに固定的に設けられたスイッチであると定義した。つまり、固定操作部FSは、通常は部屋の出入口で判りやすい位置に設けられている。そして、固定操作部FSは、その部屋を使用するうちに配置位置を覚えてしまうものである。
それに対して遠隔操作部RSは、配置位置が一定ではない。遠隔操作部RSは、自由に移動が可能で、手元に置いておける点がメリットであるが、一旦、置き場を忘れてしまうと探さなければならないのがデメリットである。
例えば、昼間、遠隔操作部RSでファン付照明装置1を停止させて出かけて、夜(暗い部屋に)、帰ってきたときに遠隔操作部RSをどこに置いたか判らないことがある。このようなときに、第3実施例であれば、最初に固定操作部FSを操作すると、照明部3が駆動されて部屋が明るくなることと、遠隔操作部RSの鳴音部11からの音により、遠隔操作部RSがどこにあるのかがすぐに判る。
また、固定操作部FSによる各機能の操作毎に遠隔操作部RSから発する音を異ならせておけば、固定操作部FSの操作の切り替えが行われたことが認識しやすくなる。したがって、第3実施例は、固定操作部FSだけの操作を的確なものとすることもできる。
(第4実施例)
第4実施例は、図11に示した構成についてである。第4実施例では、遠隔操作部RSにおいて、鳴音部11、人感センサ部14、計時部15、タイマ部16、測温部17、表示部18を複合的に機能させた例を説明する。
鳴音部11について。遠隔操作部RSに鳴音部11を備えることで次の効果を得ることができる。鳴音部11は、計時部15が例えば朝目覚める時間が到来したときには目覚まし音を発生させることができる。鳴音部11は、タイマ部16により例えば今からあと30分後に出かける準備をしなくてならないといったとき、その30分が到来したことを知らせる音を発生させることができる。また、鳴音部11は、測温部17が遠隔操作部RSの配置された位置で異常な温度を監視したときには警告音を発生させることができる。さらに、鳴音部11は、人感センサ部14によって人の動きを検知したときに音を発生させることができる。
人感センサ部14について。遠隔操作部RSに人感センサ部14を備えることで次の効果を得ることができる。人感センサ部14は、計時部15と協働して、例えば就寝後の指定時間後にオンとなり、夜中に人の動きを検知したときに照明部3をオンにしたり、鳴音部11から音を発生させたりすることができる。また、人感センサ部14は、計時部15と協働して、例えば帰宅想定時間後にオンとなり、帰宅したときに人の動きを検知したときに照明部3をオンにすることができる。
また、人感センサ部14は、タイマ部16と協働して、例えば前回人の動きを検知した時間から所定時間経過後まで人の動きを検知しなかったときには、室内に誰もいないと想定してタイマ部16をリセットすると共にファン付照明器具1を停止することができる。
計時部15について。遠隔操作部RSに計時部15を備えることで次の効果を得ることができる。計時部15は、表示部18に時計表示し、かつ鳴音部11と協働してアラームを設定することができる。また、計時部15は、制御部4と協働して、設定した時間にファン部2と照明部3を各々別々に設定した状態でオン又はオフさせることができる。
タイマ部16について。遠隔操作部RSにタイマ部16を備えることで次の効果を得ることができる。タイマ部16は、制御部4と協働して、設定時間が経過したときにファン部2と照明部3を各々別々に設定した状態でオン又はオフさせることができる。タイマ部16は、測温部17と協働して、ある一定時間だけ設定温度と室温とに差が生じたときにファン部2をオンさせることができる。
測温部17について。遠隔操作部RSにも測温部17(設定部17a、監視部17b)を備えることで次の効果を得ることができる。測温部17は、制御部4にも設定部6及び監視部7を有する場合はそれらと協働して、室内の上部(監視部7)と下部(監視部17b)との温度を詳細に把握することができるから、ファン部2をオン又はオフが的確となる。もちろん、制御部4に設定部6及び監視部7を有していない場合は、遠隔操作部RSでもって、図7に示した制御を行う。
表示部18について。遠隔操作部RSに表示部18を備えることで次の効果を得ることができる。表示部18は、遠隔操作部RSの設定状態や、ファン付照明装置1全体の状態を表示させることができるほか、異常があったときのエラーメッセージなどを表示させることができる。
本発明に係るファン付照明装置は、上記実施例では、リズム回転機能としてオン時間t2とオフ時間t1を交互に繰り返すようにしていたが、長短ランダムな時間でオンとオフが交互に繰り返されるようにしてもよい。
本発明のファン付照明装置の外観を示す斜視図である。 本発明のファン付照明装置においてオンとオフを交互に繰り返す構成についてのブロック図である。 固定操作部の操作例であり、(a)はファン部、(b)は照明部、を各々示す図である。 ファン部がオンとオフを交互に繰り返すときの状況であり、(a)はオンとオフの時間を、(b)はオンとオフのファン部の回転数を、それぞれ示す図である。 本発明のファン付照明装置において室温と設定温度とに基づいてファン部を制御する構成についてのブロック図である。 固定操作部の操作例である。 制御部における制御手順を示す図である。 本発明のファン付照明装置において遠隔操作部を有した例の外観を示す斜視図である。 図2に鳴音部を有した遠隔操作部を付加した構成についてのブロック図である。 図5に鳴音部を有した遠隔操作部を付加した構成についてのブロック図である。 図10に各部を有した遠隔操作部を付加した構成についてのブロック図である。
符号の説明
1 ファン付照明装置
2 ファン部
3 照明部
4 制御部
5 判別部
6 設定部
7 監視部
8 スイッチ受付部
9 出力部
10 受信部
11 鳴音部
12 受信部
13 出力部
14 人感センサ部
15 計時部
16 タイマ部
17 測温部
18 表示部

Claims (4)

  1. 室内空気を撹拌するファン部と室内を照明する照明部とを一体的に備えたファン付照明装置であって、前記ファン部が駆動状態のときに、オンとオフとを交互に繰り返す制御部を備えたことを特徴とするファン付照明装置。
  2. 制御部は、室内温度を設定する設定部と、この設定部による設定温度と室内温度とを比較監視する監視部とを備え、前記監視部において設定部による設定温度と室温との温度差が生じたときにファン部をオンとし、温度差が許容範囲内となったときに前記ファン部をオフとすることを特徴とするファン付照明装置。
  3. 制御部と電気的に直接接続され、操作信号を出力する固定操作部とは別に、前記制御部に設けた受信部に向けて遠隔地から操作及び設定信号を出力する遠隔操作部を備え、また、前記制御部には前記遠隔操作部へ信号を出力する出力部を、前記遠隔操作部には前記信号を受信する受信部及び鳴音部を、それぞれ有し、前記制御部は、固定操作部が操作されたときに、遠隔操作部に向けて鳴音部をオンにする信号を出力することを特徴とする請求項1又は2記載のファン付照明装置。
  4. 遠隔操作部には、少なくとも人感センサ部、計時部、タイマ部、測温部、とを備え、これら各部に基づいて遠隔操作部から制御部に向けて信号が出力されることを特徴とする請求項3記載のファン付照明装置。
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