JP6522365B2 - 制御システム、それを備えた空気調和システム、制御方法並びに制御プログラム - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1では、電子レンジのマイコンが有する時計の時刻を用いて、実際には電子レンジを使用しないと考えられる夜10時から朝6時までは表示の輝度を落として低消費電力化を図るという技術が開示されている。
下記特許文献3では、日の出時刻及び日の入り時刻などの所定時刻に応じて照明器具に与える調光量を変更して省エネルギ化を図る技術が開示されている。
本発明は、室内機に備えられ、発光する表示手段と、所定領域の人の動きを検出する人感センサと、所定期間内の前記人感センサにより検出された人の活動量を算出する算出手段と、時間帯と昼夜を区別するための識別情報である昼夜情報とを対応付けた対応情報と、現在の時刻情報を取得し、前記対応情報から読み出される現在の時刻に対応する前記昼夜情報と前記活動量とに基づいて、前記表示手段の輝度を制御する制御手段とを具備し、前記活動量が、活動量閾値より大きいか否かを判定する判定手段を備え、前記制御手段は、現在の時刻情報を取得し、前記対応情報から読み出される現在の時刻に対応する前記昼夜情報に基づいて現在が夜であり、かつ、前記判定手段により前記活動量が前記活動量閾値より大きいと判定された場合には、前記表示手段の輝度を輝度閾値より大きくする制御システムを提供する。
また、空気調和システムのユーザは、表示手段の輝度の変化を確認(目視)することにより、人感センサの感度を知らせるための表示部等を設けなくても、人感センサが反応していることや感度を識別できる。
時間帯で判断され、夜だからといって輝度が変更されることにより生じていた視認性の悪化を防ぎ、視認性を向上させることができる。
そのため、発光する色に応じて輝度の設定(例えば、青色LEDは他の色よりも輝度を抑える調整)をすることにより、同じ電流値を流した場合の表示手段の輝度の程度を均一化させることができる。
工程と、所定期間内の前記第1工程により検出された人の活動量を算出する第2工程と、
現在の時刻を取得し、時間帯と昼夜を区別するための識別情報とを対応付けた対応情報か
ら読み出される現在の時刻に対応する昼夜情報と、前記活動量とに基づいて、発光する表
示手段の輝度を制御する第3工程と、前記活動量が、活動量閾値より大きいか否かを判定する判定工程と、を有し、前記第3工程では、現在の時刻情報を取得し、前記対応情報から読み出される現在の時刻に対応する前記昼夜情報に基づいて現在が夜であり、かつ、前記判定工程により前記活動量が前記活動量閾値より大きいと判定された場合には、前記表示手段の輝度を輝度閾値より大きくする制御方法を提供する。
る第1処理と、所定期間内の前記第1処理により検出された人の活動量を算出する第2処
理と、現在の時刻を取得し、時間帯と昼夜を区別するための識別情報とを対応付けた対応
情報から読み出される現在の時刻に対応する昼夜情報と、前記活動量とに基づいて、発光
する表示手段の輝度を制御する第3処理と、前記活動量が、活動量閾値より大きいか否かを判定する判定処理とを有し、前記第3処理では、現在の時刻情報を取得し、前記対応情報から読み出される現在の時刻に対応する前記昼夜情報に基づいて現在が夜であり、かつ、前記判定処理により前記活動量が前記活動量閾値より大きいと判定された場合には、前記表示手段の輝度を輝度閾値より大きくするように制御する処理をコンピュータに実行させるための制御プログラムを提供する。
本発明にかかる第1の実施形態について、図1から図6を参照して説明する。
以下に、本発明に係る制御システム、それを備えた空気調和システム、制御方法並びに制御プログラムの実施形態について、図面を参照して説明する。
空気調和システム1は、セパレート形の空気調和機であり、室外ユニット6と、室内ユニット(室内機)2、リモコン3と、制御システム10とを備えている。室外ユニット6は、屋外の適所に設置され、また、室内ユニット2は、室内の壁面等に据付け板4を介して設置されるものであり、この室外ユニット6と室内ユニット2は、内外接続配管5および図示省略の信号線等を介して接続されることにより一体化され、リモコン3によって運転操作されるようになっている。
図2は、室内ユニット2とリモコン3の機能ブロック図を示している。
室内ユニット2は、人感センサ21と、受信部22と、表示部24と、制御装置40とを備えている。
人感センサ21は、室内ユニット2の前面等に備えられ、所定領域の人の動きを検出し、検出結果を制御装置40に出力する。人感センサ21は、例えば、赤外線センサや超音波センサ、或いは撮像素子等の検出装置を有しており、室内ユニット2が設けられている室内の所定領域に存在する人を検出する。
表示部24は、室内ユニット2の前面等に備えられ、発光する。表示部24は、ディスプレイランプや表示ディスプレイ等が一例として挙げられる。また、本実施形態においては、表示部24は、LEDを用いることによりを発光させることとして説明するが、発光させるための手段は特に限定されない。表示部24の輝度は、段階的に設定できるものとする。例えば、表示部24の輝度が、5段階で設定され、最も明るい段階を「段階5」とし、「段階5」より輝度を抑えた「段階4」、「段階4」より輝度を抑えた「段階3」・・・といった設定ができるようになっている。
算出部41は、所定期間内の人感センサ21により検出された人の活動量を算出する。例えば、算出部41は、所定期間(例えば、5分)において、人感センサ21により人の動きを検出した検出信号の回数を計数し、計数結果を活動量とする。
制御部43は、現在の時刻情報を取得し、対応情報45から読み出される現在の時刻に対応する昼夜情報と活動量とに基づいて、表示部24の輝度を制御する。具体的には、制御部43は、取得した現在の時刻情報と、対応情報45の時刻情報が含まれる時間帯の昼夜情報に基づいて、現在が夜であり、かつ、判定部42により活動量が活動量閾値より大きいと判定された場合には、表示部24の輝度を輝度閾値より大きくする。
これは、室内ユニット2が設けられる空間の照明等が消され、空気調和システム1を動作させたまま就寝している場合や室内に人が不在である場合を勘案している。こうした場合には、ユーザは表示部24の表示内容を確認することは少ない(或いは、ない)と想定されるので、表示部24の輝度を輝度閾値以下に抑える。これにより、部屋を暗くしているのに表示部24の輝度が高いことによってユーザの睡眠を妨げるということを防ぐ。
そして、例えば、輝度閾値(例えば、5段階の輝度のうち「段階3」を輝度閾値とする)を設けておき、制御部43は、輝度を輝度閾値より大きくする場合には、表示部24の輝度を「段階5」にし、輝度を輝度閾値以下とする場合には、表示部24の輝度を「段階3」にするといった制御を行う。
操作部33は、空気調和システム1のユーザによって操作されるものであり、備えられるボタン等がユーザによって操作され、各種制御信号(例えば、空調運転開始信号、表示部24の輝度設定信号等)が入力される。
また、制御部32は、記憶部32aを備えている。
送信部31は、室内ユニット2に対し、操作部33から入力された各種制御信号を出力する。例えば、送信部31は、室内ユニット2の運転を開始する空調運転開始信号を出力する。
ユーザがリモコン3を操作し、空調運転を開始させると、リモコン3の送信部31から空調運転の制御信号が室内ユニット2に送信される。
空調運転の制御信号が、室内ユニット2の受信部22に受信されると、空調運転の制御信号が制御装置40に出力される。空調運転の制御信号に基づいて室内ユニット2は運転が開始される。
現在が夜であり、かつ、活動量が閾値以下の場合は、人が不在、或いは活動量が小さい(例えば、就寝中)と推定されるので、表示部24の輝度は輝度閾値以下に小さくする。これにより、室内ユニット2が設けられる空間の照明等が消され、空気調和システム1を動作させたまま就寝したとしても、表示部24の輝度が高いことにより睡眠を妨げることを防ぐことができる。
また、空気調和システム1のユーザは、輝度の変化を確認することにより、表示部24に別途人感センサの感度を知らせるための表示領域等を設けなくても、人感センサ21が反応していることや感度を識別できる。
なお、上述した本実施形態の構成に加え、表示部24は、発光する色に応じて輝度が設定されてもよい。具体的には、表示部24にLEDを用いる場合は、同じ電流値を流しても、青色LEDは、白色LEDや赤色LED等の他の色と比較して輝度が明るく感じられる。また、利用者によって明るさの感じ方は異なる。そのため、発光する色に応じて適宜輝度の設定をすることにより、同じ電流値を流した場合の表示部24の輝度の程度を均一化させることができる。
また、こうした輝度の設定は、室内ユニット2を直接操作して設定してもよいし、リモコン3から設定して室内ユニット2に送信してもよい。
このように、発光する色に応じて輝度を設定することにより、輝度を均一化し、より視認性の向上につながる。
また、図5に示されるように、制御装置40が、日付によって日の出時刻及び日の入り時刻が設定されたカレンダー部(カレンダー手段)50を備えており、カレンダー部50に基づき、日付に応じて対応情報45の時間帯を異ならせてもよい。
季節・時期に応じて日の出や日の入りの時刻が異なることを勘案し、時期(日付)によって昼夜を識別するための時間帯を異ならせることにより、表示部24の視認性をより向上させることができる。
また、対応情報45は、昼と夜との時間帯を複数設定し、制御部43は、複数の時間帯それぞれに対応して表示部24の輝度を段階的に設定してもよい。
図6は、本変形例にかかる対応情報と輝度対応情報を組み合わせた図の一例である。
例えば、図6に示されるように、「昼」「夜」だけでなく、I(昼1)、II(昼2)、III(夜1)、IV(夜2)といったように、昼及び夜の輝度を時間帯に応じて複数段階に設定する。また、I(昼1)、II(昼2)、III(夜1)、IV(夜2)の昼夜情報と活動量とに基づいて表示部24の輝度を設定する。
これにより、ユーザは、各時間帯に応じて表示部24をより識別しやすくなる。
次に、本発明の第2の実施形態について図7を用いて説明する。本実施形態においては、室内ユニット2には時計機能を備えず、タイマー機能を備えたタイマー部44´を備え、リモコン3に時計機能を備え、室内ユニット2とリモコン3との組み合わせにより室内ユニット2で時刻を識別させる点で第1の実施形態と異なる。以下、本実施形態について、第1の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
室内ユニット2は、タイマー部(タイマー手段)44´を備えている。
室内ユニット2は、受信部22から時刻情報を取得すると、タイマー部44´に出力する。
また、タイマー部44´は、対応情報45における昼時間帯と夜時間帯が切り換わる境目の時刻と、リモコン3から取得した時刻情報との差の時間(つまり、現在時刻から昼夜が切り換わるまでの間隔)をカウントダウンする。
制御部43は、タイマー部44´のカウントが零になったことを検出した場合に、表示部23の輝度を変更する。
ユーザがリモコン3を操作し、空調運転を開始させると、リモコン3の送信部31から空調運転の制御信号とともに、時計部32bの時刻情報(例えば、17時)が室内ユニット2に送信される。
空調運転の制御信号と時刻情報が、室内ユニット2の受信部22に受信されると、制御装置40に出力される。空調運転の制御信号に基づいて室内ユニット2は運転が開始される。
タイマー部44´のカウントがゼロになった(つまり、3時間が経過した)ことが検出されると、制御部43にカウントがゼロになった旨を通知する。
カウントがゼロになったという通知を受信した制御部43は、表示部24の輝度を調整する。
2 室内ユニット
3 リモコン
6 室外ユニット
21 人感センサ
24 表示部(表示手段)
32b 時計部(時計手段)
40 制御装置
41 算出部(算出手段)
42 判定部(判定手段)
43 制御部(制御手段)
44 時計部
44´ タイマー部(タイマー手段)
45 対応情報
Claims (9)
- 室内機に備えられ、発光する表示手段と、
所定領域の人の動きを検出する人感センサと、
所定期間内の前記人感センサにより検出された人の活動量を算出する算出手段と、
時間帯と昼夜を区別するための識別情報である昼夜情報とを対応付けた対応情報と、
現在の時刻情報を取得し、前記対応情報から読み出される現在の時刻に対応する前記昼夜情報と前記活動量とに基づいて、前記表示手段の輝度を制御する制御手段と
を具備し、
前記活動量が、活動量閾値より大きいか否かを判定する判定手段を備え、
前記制御手段は、
現在の時刻情報を取得し、前記対応情報から読み出される現在の時刻に対応する前記昼夜情報に基づいて現在が夜であり、かつ、前記判定手段により前記活動量が前記活動量閾値より大きいと判定された場合には、前記表示手段の輝度を輝度閾値より大きくする制御システム。 - 前記活動量が、活動量閾値以下か否かを判定する前記判定手段を備え、
前記制御手段は、
現在の時刻情報を取得し、前記対応情報から読み出される現在の時刻に対応する前記昼夜情報に基づいて現在が夜であり、かつ、前記判定手段により前記活動量が前記活動量閾値以下と判定された場合には、前記表示手段の輝度を輝度閾値以下にする請求項1に記載の制御システム。 - 前記表示手段は、発光する色に応じて輝度が設定される請求項1または請求項2に記載の制御システム。
- 日付に対応して日の出時刻及び日の入り時刻が設定されたカレンダー手段が備えられており、
前記カレンダー手段に基づき、日付に応じて前記対応情報の時間帯を異ならせる請求項1から請求項3のいずれかに記載の制御システム。 - 前記対応情報は、昼と夜とを複数段階に設定させ、
前記制御手段は、前記複数段階の昼と夜との昼夜情報と前記活動量とに基づいて前記表示手段の輝度を段階的に設定する請求項1から請求項4のいずれかに記載の制御システム。 - 前記室内機に備えられたタイマー手段と、
前記室内機を遠隔操作するリモコンに備えられ、時刻情報を出力する時計手段とを具備し、
前記タイマー手段は、前記対応情報における昼と夜との時間帯が切り換わる時刻と、前記リモコンから取得した前記時刻情報との差をカウントダウンし、
前記制御手段は、前記タイマー手段が零になったことを検出した場合に、前記表示手段の輝度を変更する請求項1から請求項5のいずれかに記載の制御システム。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の制御システムと、
発光可能な表示手段を有する室内機と、
前記室内機に対応する室外機と
を具備する空気調和システム。 - 空気調和システムの制御方法であって、
所定領域の人の動きを検出する第1工程と、
所定期間内の前記第1工程により検出された人の活動量を算出する第2工程と、
現在の時刻を取得し、時間帯と昼夜を区別するための識別情報とを対応付けた対応情報から読み出される現在の時刻に対応する昼夜情報と、前記活動量とに基づいて、発光する表示手段の輝度を制御する第3工程と、
前記活動量が、活動量閾値より大きいか否かを判定する判定工程と、
を有し、
前記第3工程では、現在の時刻情報を取得し、前記対応情報から読み出される現在の時刻に対応する前記昼夜情報に基づいて現在が夜であり、かつ、前記判定工程により前記活動量が前記活動量閾値より大きいと判定された場合には、前記表示手段の輝度を輝度閾値より大きくする制御方法。 - 空気調和システムの制御プログラムであって、
所定領域の人の動きを検出する第1処理と、
所定期間内の前記第1処理により検出された人の活動量を算出する第2処理と、
現在の時刻を取得し、時間帯と昼夜を区別するための識別情報とを対応付けた対応情報から読み出される現在の時刻に対応する昼夜情報と、前記活動量とに基づいて、発光する表示手段の輝度を制御する第3処理と、
前記活動量が、活動量閾値より大きいか否かを判定する判定処理とを有し、
前記第3処理では、現在の時刻情報を取得し、前記対応情報から読み出される現在の時刻に対応する前記昼夜情報に基づいて現在が夜であり、かつ、前記判定処理により前記活動量が前記活動量閾値より大きいと判定された場合には、前記表示手段の輝度を輝度閾値より大きくするように制御する処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
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