JPH0742695A - 扇風機 - Google Patents

扇風機

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Publication number
JPH0742695A
JPH0742695A JP18827993A JP18827993A JPH0742695A JP H0742695 A JPH0742695 A JP H0742695A JP 18827993 A JP18827993 A JP 18827993A JP 18827993 A JP18827993 A JP 18827993A JP H0742695 A JPH0742695 A JP H0742695A
Authority
JP
Japan
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rhythm
time
flag
air volume
fan
Prior art date
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Pending
Application number
JP18827993A
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English (en)
Inventor
Kenji Kumada
健治 熊田
Riichi Onishi
利一 大西
Yasuo Marui
弥州夫 円井
Shizuo Yamaoka
静夫 山岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Appliances Techno Service Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Taga Technology Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Taga Technology Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH0742695A publication Critical patent/JPH0742695A/ja
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる送風量を交互に繰り返すリズム運転に
おいて、操作者自身が各送風量の運転時間を自由に設定
できる。 【構成】 扇風機本体10は、ファンの回転数等を制御
する制御基板30を備えている。送信機60は、風量
強、風量弱、風量微、風量OFF毎の運転時間を指定す
るリズムアップダウンキー66a,…,69bを備えて
いる。制御基板30には、リズムアップダウンキー66
a,…,69bの操作により指定された運転時間を各送
風量毎に記憶しておくRAM43を有している。制御基
板30は、予め定められた風量変化順序に従って、RA
M43に記憶されている該当送風量に対する運転時間が
経過すると次の送風量に切り替わるよう、ファンの回転
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファンの回転数を変え
て送風量を多段階に変えることができ、複数段階の送風
量のうち、いずれか2種以上の段階の送風量を交互に繰
り返して変えるリズム運転が可能な扇風機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の扇風機としては、例えば、特開平
3−78597号公報に記載されたものがある。この扇
風機は、送風量を3段階(強風、中風、弱風)に変える
ことができ、この3段階の風量のうち、いずれか2以上
の段階の送風量を交互に繰り返して変える、いわゆるリ
ズム運転が可能なものである。この扇風機によるリズム
運転は、各風量毎に予め固定的に定められた時間に基づ
き、該当風量の運転時間が終了すると、次の風量による
運転を実行するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術では、各風量毎の運転時間が固定的に定め
られているため、リズム運転パターンが一定になり、操
作者の多様な好みに対応できず、リズム運転による快適
感を得ることができないことがあるという問題点があ
る。
【0004】本発明は、このような従来の問題点につい
て着目してなされたもので、操作者の多様な好みに対応
できるよう、リズム運転パターンを変えることができ、
リズム運転による快適感を得ることができる扇風機を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の扇風機は、ファンの回転数を変えて送風量を多段階に
変えることができ、複数段階の送風量のうち、いずれか
2種以上の段階の送風量を交互に繰り返して変えるリズ
ム運転が可能な扇風機において、複数段階の送風量毎に
運転時間を指定するリズム運転時間指定操作部と、該リ
ズム運転時間指定操作部の操作により、指定された運転
時間を複数段階の送風量毎に記憶しておく記憶部と、予
め定められた風量変化順序に従って、前記記憶部に記憶
されている該当送風量に対する時間が経過すると、次の
送風量に切り替わるよう、前記ファンの回転を制御する
制御部とを備えていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】異なる風量を交互に繰り返して変えてゆくリズ
ム運転を行う場合、リズム運転時間指定操作部を操作し
て、各風量毎の運転時間を指定する。この指定された時
間は、記憶部に記憶される。制御部は、予め定められた
風量変化順序に従って、記憶部に記憶されている該当送
風量に対する時間が経過すると、次の送風量に切り替わ
るよう、ファンの回転を順次変えて行く。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る扇風機の一実施例を図面
を用いて説明する。本実施例における扇風機は、図2に
示すように、扇風機本体10と送信機60とで構成され
ている。扇風機本体10は、ベース11と、ベース11
に対して上下方向にスライド可能に設けられているスラ
イド支柱12と、ベース11に対してスライド支柱12
を適切な高さの位置に固定しておく固定レバー19と、
ファン13と、このファン13を駆動するファンモータ
14と、ファン13等をスライド支柱12に対して揺動
させる首振りモータ15と、これらのモータ14,15
を覆うモータカバー16と、ファン13の前側をガード
するファンガード前17と、ファン13の後側をガード
するファンガード後18とを有して構成されている。ベ
ース11には、電源コード29が取付けられている。ま
た、ベース11の上面には、操作パネル20と、受信端
28とが設けられ、その内部に、図1に示すような制御
回路基板30が設けられている。操作パネル20は、運
転や停止等の入力操作を行う入力操作部21と、ファン
の運転状態等を表示するLED表示部27とを有してい
る。
【0008】図1において、30は制御回路基板、40
はマイクロコンピュータ、31はファンモータ駆動回
路、32は首振りモータ駆動回路、33はマイクロコン
ピュータ40を初期化させる信号を発生するリセット回
路、34はマイクロコンピュータ40のクロックパルス
を発生するクロック発生回路、35はファンモータ1
4、首振りモータ15、及び制御回路基板30に電源を
供給する電源回路、36はブザー音を出力するブザー音
出力回路、37は受信回路、38は操作パネル20の入
力部21の入力制御回路、39は操作パネル20の表示
部27の表示制御回路である。なお、本実施例におい
て、ファンモータ駆動回路31及び首振りモータ駆動回
路32は、モータを駆動させるためトライアック(電子
素子)を使用している。
【0009】マイクロコンピュータ40は、図1に示す
ように、各種処理を実行するCPU41と、扇風機本体
10を動作させるための設定条件設定や各種情報の処理
を行なうためのデータやプログラム等が記憶されている
ROM42と、各種データ等を記憶しておくRAM43
と、予め定められた時間をカウントしてこの時間が経過
するとタイマ割込み信号を発生するタイマ44と、入出
力ポート45とを有して構成されている。
【0010】図3は、扇風機本体10の操作パネル20
における入力操作部21を示している。22はファンモ
ータ運転開始設定や運転状態の設定及び解除設定等を行
なうための「入/切」キー、23は後述するリズム運転
以外の時における風量切替を行うための「風量」キー、
24はリズム運転時における風量切替を行う「リズム」
キー、25はタイマ44の設定変更するための「タイ
マ」キー、26は首振り状態を変更させる「首振り」キ
ーである。
【0011】送信機60は、図1に示すように、液晶表
示部70と、各種操作キー61,62,…と、送信端7
9とを有している。ここで、同図において、61から6
5は本体10のキー22,…,26と同種キーで、61
は「入/切」キー、62は「風量」キー、63は「リズ
ム」キー、64は「タイマ」キー、65は「首振り」キ
ーである。66aから69bのキーは、「リズム」キー
24,63の入力により、周期的な風量制御(以下、リ
ズム運転と呼ぶ)を行うためのリズム運転時間及びリズ
ム運転停止時間の設定を行うリズムアップダウンキーで
ある。ここで、リズム運転時間とは、運転と停止(風量
0の状態)とを交互に繰り返して行う場合において、運
転を行う時間、例えば、強風で4秒間ファンを運転する
時間である。また、リズム運転停止時間とは、運転と停
止とを交互に繰り返して行う場合において、運転を停止
しておく時間、例えば、4秒間ファンを停止させる時間
である。66aは風量強のリズム運転時間を1秒間隔で
アップさせる「リズム強時間アップ」キーで、66bは
風量強のリズム運転時間を1秒間隔でダウンさせる「リ
ズム強時間ダウン」キーである。67aは風量弱のリズ
ム運転時間を1秒間隔でアップさせる「リズム弱時間ア
ップ」キーで、67bは風量弱のリズム運転時間を1秒
間隔でダウンさせる「リズム弱時間アップ」キーであ
る。68aは風量微のリズム運転時間を1秒間隔でアッ
プさせる「リズム微時間アップ」キーで、68bは風量
微のリズム運転時間を1秒間隔でダウンさせる「リズム
微時間ダウン」キーである。69aはリズム運転中にお
ける風量0の停止時間すなわちリズム運転停止時間を1
秒間隔でアップさせる「リズムOFF時間アップ」キー
で、69bはリズム運転停止時間を1秒間隔でダウンさ
せる「リズムOFF時間ダウン」キーである。
【0012】図4は扇風機本体10の運転状態を表示す
る送信機60の液晶表示部70を示している。70は液
晶表示部、71は現風量を表示する風量表示部、72は
タイマ設定時の設定時間を表示するタイマ設定時間表示
部、73は首振りの状態を表示する首振り状態表示部、
74はリズム運転であるか否かを表示するリズム設定表
示部、75はリズム時間設定キー66a,…,68b及
びリズム停止時間設定キー69a,69bの入力により
設定されたリズム運転時間及びリズム運転停止時間の状
態を表示するリズム時間表示部である。なお、本実施例
においては、送信機60に扇風機本体10の詳細な運転
状態を表示する液晶表示部70を設けたが、この液晶表
示部70を扇風機本体10に設けてもよい。
【0013】図5及び図6は、マイクロコンピュータ4
0内のRAM43に記憶されるデータ構成を示してい
る。各データの意味等に関しては、以下において、本実
施例の扇風機の動作を説明しつつ、説明する。なお、本
実施例において、複数段階の送風量毎に運転時間を指定
するリズム運転時間指定操作部は、送信機60の「リズ
ムアップダウン」キー66a,…,69bで構成され、
予め定められた風量変化順序に従って送風量が順次変わ
るようファン13の回転を制御する制御部は制御回路基
板30で構成され、指定された運転時間を複数段階の送
風量毎に記憶しておく記憶部は、制御回路基板30に設
けられているマイクロコンピュータ40内のRAM43
で構成されている。
【0014】次に、本実施例の扇風機の動作について、
図7〜図19のフローチャートを用いて説明する。図7
は、扇風機の制御のメインフローチャートである。電源
投入後処理100においてRAM43のクリアや割込み
の条件設定等の初期処理を行なう。処理101におい
て、リズム時間や設定時間運転後に自動的にファンを停
止させるための時間のカウント等のタイマカウント処理
を行なう。処理102において、リズム運転時に風量の
変更やリズムタイマ44bの設定等のリズム運転処理を
行なう。処理105及び処理106において、送信機6
0のキー61,62,…受付又は扇風機本体10のキー
22,23,…受付があったか否かの判定を行ない、い
ずれのキー受付がなかったときは、処理110に進む。
また、処理105及び処理106において、いずれかの
キー受付があったときは、処理107に進む。処理10
7において、受付のあったキーに応じた各処理を行うた
めのコマンド処理を行う。次に、処理108において、
切要求フラグ92(図5に示す。)が“1”か“0”か
の判定を行う。ここで、切要求フラグ92とは、運転停
止を要求するか否かを示すフラグである。具体的には、
切要求フラグ92が“1”の時は運転停止を要求するこ
とを示し、切要求フラグ92が“0”の時は運転停止を
要求しないことを示している。この処理108におい
て、切要求フラグ92が“0”のときは、そのまま処理
を抜け処理110に進む。切要求フラグ92が“1”の
ときは、処理109において、ファンモータ14を停止
させたり、LED表示部27消灯等の切処理を行う。処
理110においては、ファンモータ14や首振りモータ
15を実際に動作させるトライアック出力処理を行う。
本処理は、扇風機本体10の電源がONの間は処理11
1と処理101の間を繰返し実行する。
【0015】図8は、図7における初期処理100の詳
細フローチャートである。初期処理100では、まず処
理120において、RAM43内のデータをクリアす
る。次に、処理121において、電源コード29の投入
時にブザー音出力回路36に対して出力命令を行い、ブ
ザー音を出力させる。処理122において、割込みの設
定やその他の初期設定等のプログラムイニシャルを行
う。処理123において、RAM43内の風量フラグ8
0b,81b,82bとリズムフラグ84b(図5に示
す。)とに初期値を設定する。本実施例において、風量
フラグとしては、強・弱・微の3種類がある。この風量
フラグにおいて、“1”はその風量が設定されているこ
とを示し、“0”はその風量が設定されていないことを
示している。また、リズムフラグ84bとは、リズム運
転の設定を管理するためのフラグで、“1”はリズム運
転状態、“0”はリズム運転状態でないことを示してい
る。なお、風量フラグ及びリズムフラグには、現在の状
態を管理するもの80b,…,84bと、前回の運転時
における状態を管理するもの80a,…,84aがあ
り、処理123では、前回の運転時における状態を管理
する風量フラグ80a,81a,82a及びリズムフラ
グ84aのデータを、現在の状態を管理する風量フラグ
80b,81b,82b及びリズムフラグ84bに移す
ことで、初期化を実行している。この処理123は、
「入/切」キー22,61の入力により、運転が解除さ
れ、再び「入/切」キー22,61の入力により、運転
を開始するときに、前回運転した風量及びリズム運転状
態で運転を可能にするためである。
【0016】図9は、図7におけるコマンド処理107
の詳細フローチャートである。本実施例では、扇風機本
体10又は送信機60からのキー受付に対して、入/切
キー受付処理131、風量キー受付処理133、リズム
アップダウンキー受付処理135、リズムキー受付処理
137、タイマキー受付処理139、首振りキー受付処
理141の5種類の処理を行う。まず、処理130にお
いて「入/切キー」22又は61の受付があったか判定
を行う。「入/切」キー22,61の受付があれば、処
理131において、ファンモータ運転開始設定や運転状
態の設定及び解除設定等を行なう入/切キー受付処理を
行って処理を抜ける。「入/切」キー22,61の受付
がなければ、処理132において「風量」キー23又は
62の受付があったか判定を行う。「風量」キー23,
62の受付があれば、処理133において、リズム設定
時以外に風量切替設定等を行う風量キー受付処理を行っ
て処理を抜ける。「風量」キー23,62の受付がなけ
れば、処理134において「リズムアップダウン」キー
66a,…,69bの受付があったか判定を行う。「リ
ズムアップダウン」キー66a,…,69bの受付があ
れば、処理135において、リズム運転時間の変更設定
及びリズム運転停止時間の変更設定を行うリズムアップ
ダウンキー受付処理を行って処理を抜ける。「リズムア
ップダウン」キー66a,…,69bの受付がなけれ
ば、処理136において、「リズム」キー24又は63
の受付があったか判定を行う。「リズム」キー24,6
3の受付があれば、処理137において、リズム運転の
設定又は設定解除を行うリズムキー受付処理を行って処
理を抜ける。「リズム」キー24,63の受付がなけれ
ば、処理138において、「タイマ」キー25又は64
の受付があったか判定を行う。「タイマ」キー25,6
4の受付があれば、処理139において、メインタイマ
44aの設定変更やタイマ表示の変更等のタイマキー受
付処理を行って処理を抜ける。「タイマ」キー25,6
4の受付がなければ、処理140において、「首振り」
キー26又は65の受付があったか判定を行う。「首振
り」キー26,65の受付があれば、処理141におい
て、首振り状態の設定変更を行う首振キー受付処理を行
って処理を抜ける。「首振り」キー26,65の受付が
なければ、コマンド処理107を全て終了する。
【0017】図10は、図9における入/切キー受付処
理131の詳細フローチャートである。従って、同図に
示す入/切キー受付処理131は、「入/切」キー2
2,61を受け付けた(処理130)後の処理である。
まず、処理150において、「入/切」キー22,61
の入力を操作者に確認させるため、ブザー音出力回路3
6に対して出力命令を行い、ブザー音を出力させる。次
に、処理151において運転フラグ87(図5に示
す。)が“1”か“0”かの判定を行う。ここで、運転
フラグ87とは、ファンモータ14が駆動中か否かの状
態を示すフラグであり、“1”は駆動中、“0”は停止
中を示している。運転フラグ87が“1”のとき、つま
りファンモータ14が駆動中のときは、処理152にお
いてファンモータ14を停止させるために切要求フラグ
92に“1”を設定して処理を抜ける。運転フラグ87
が“0”のとき、つまりファンモータ14が停止中のと
きに、「入/切」キー22,61が入力されときは、処
理153において、運転フラグ87に“1”を設定し、
処理154において、初期処理100で初期化された風
量フラグ(強、弱、微の3種類)80b,81b,82
b及びリズムフラグ84bを読み込み、運転開始時の風
量及びリズム運転設定の有無を決定する。なお、これら
のフラグには、初期処理100において、前回の運転状
態が記憶されている。次に、処理155において、リズ
ムフラグ84bが“1”であるか判定を行う。リズムフ
ラグ84bが“0”の時は処理157に進み、リズムフ
ラグ84bが“1”のときは処理156に進む。処理1
56において、後述するリズム時間設定処理(図11に
詳細処理を示す。)を行う。処理157において、トラ
イアック出力要求フラグ91(図5に示す。)に“1”
を設定する。トライアック出力要求フラグ91とは、フ
ァンモータ14及び首振りモータ15を駆動するため、
ファンモータ駆動回路31及び首振りモータ駆動回路3
2に対して出力命令をするか否かを管理するフラグで、
トライアック出力要求フラグ91が“1”のときはファ
ンモータ14及び首振りモータ15に対して駆動指示
し、“0”のときはファンモータ14及び首振りモータ
15に対して駆動指示しないこと示している。そして、
処理158において、起動要求フラグ86(図5に示
す。)に“1”を設定して、入/切キー受付処理131
を終了する。一般的に、ファンモータ14の始動におい
て、微風運転から開始すると、駆動力が小さいため、フ
ァンモータ14が回らない恐れがある。そこで、本実施
例では、微風運転が定められている場合でも、ファンモ
ータ14の始動時において、短時間(例えば、1秒間)
だけ、強風運転するようにして、ファンモータ14がス
ムーズに始動するようにしている。従って、起動要求フ
ラグ86とは、起動時において、短時間だけ強風運転
(起動運転)を要求するフラグである。なお、後述する
起動フラグ86(図5に示す。)とは、起動運転中であ
る否かを管理するフラグで、“1”は起動運転中、
“0”は起動運転中でないことを示している。また、前
述した運転フラグ87は、この起動運転が終了した後の
通常の運転が行われているか否かを管理するフラグであ
る。
【0018】図11は図10におけるリズム時間設定処
理156の詳細フローチャートである。この処理156
は、起動時からリズム運転する場合に、前回運転した際
のリズム運転状態から、リズム運転時間及びリズム運転
停止時間を設定する処理である。ここで、リズム運転時
間及びリズム運転停止時間を管理するRAM43内のリ
ズム時間格納エリア85(図5に示す。)について説明
する。リズム時間格納エリア85には、風量強のリズム
運転時間を格納するリズム強時間格納エリア85aと、
風量弱のリズム運転時間を格納するリズム弱時間格納エ
リア85bと、風量微のリズム運転時間を格納するリズ
ム微時間格納エリア85cと、風量0のリズム運転停止
時間を格納するリズムOFF時間格納エリア85dとが
ある。各エリア85a,…,85dには、1秒間隔で0
〜9秒迄の時間を格納できる。
【0019】まず、処理160において風量微フラグ8
2bが“1”か判定する。風量微フラグ82bが“1”
のときは処理168に進み、“0”のときは処理161
に進む。処理161において、風量弱フラグ81bが
“1”か判定する。風量弱フラグ81bが“1”のとき
は処理165に進み、“0”のときは処理162に進
む。処理162において、リズム強時間格納エリア85
aの値が0秒か判定をする。0秒でない時は、処理16
3において、リズムタイマ44bにリズム強時間格納エ
リア85aの値を転送する。リズムタイマ44bに転送
された時間は、タイマカウント処理101において、カ
ウント時間として用いられる。そして、処理164にお
いて、リズムコントロールデータエリア93(図6に示
す。)を“強”に設定にして処理を抜ける。リズムコン
トロールデータ(強・弱・微・OFF)とは、リズム運
転時の運転風量を変更させるためのデータであり、強設
定の時は運転風量を強設定にするため、弱設定の時は運
転風量を弱設定にするため、微設定の時は運転風量を微
設定にするため、OFF設定の時は運転風量を0設定に
するためのデータであり、リズムコントロールデータエ
リア93はこのデータを格納するエリアである。処理1
62で0秒であると判定したときは、処理165におい
て、リズム弱時間格納エリア85bが0秒か判定する。
0秒でないときは、処理166において、リズムタイマ
44bにリズム弱時間格納エリア85bの値を転送す
る。そして、処理167において、リズムコントロール
データエリア93を“弱”に設定にして処理を抜ける。
処理165で0秒であると判定したときは、処理168
において、リズム微時間格納エリア85cが0秒か判定
をする。0秒でないときは、処理169において、リズ
ムタイマ44bにリズム微時間格納エリア85cの値を
転送する。そして、処理170において、リズムコント
ロールデータエリア93を“微”に設定にして処理を抜
ける。処理168で0秒であると判定したときは、リズ
ムOFF時間格納エリア85dが0秒か判定を行う。0
秒のときは処理162に戻り、0秒でないときは処理1
72に進む。処理172において、リズムタイマ44b
にリズムOFF時間格納エリア85dの値を転送する。
このリズムタイマ44bに転送された時間も、タイマカ
ウント処理101において、カウント時間として用いら
れる。そして、処理173において、リズムコントロー
ルデータエリア93を“OFF”に設定にする。
【0020】以上のように、リズム時間設定処理156
は、リズム時間格納エリア85を強⇒弱⇒微⇒OFFの
順に、1秒から9秒の値が入っているか判定を行い、1
秒から9秒の値が入っていたリズム時間格納エリアに対
応した風量により、リズム運転を開始させる処理であ
る。
【0021】図12は、図9における風量キー受付処理
133の詳細フローチャートである。従って、同図に示
す風量キー受付処理133は、「風量」キー23,62
を受け付けた(処理132)後の処理である。まず、処
理180においてリズムフラグ84bが“1”であるか
判定を行う。“1”のときは、処理を抜け「風量」キー
23,62(このキーはリズム運転以外の時における風
量切替を行うためのキー)の受付を不可とする。リズム
フラグ84bが“0”のときは、処理181において、
風量の変更を知らせるため、ブザー音出力回路8よりブ
ザー音の出力を行う。処理182において風量強フラグ
80bが“1”か判定する。風量強フラグ80bが
“1”のときは、処理184において風量強フラグ80
bに“0”を設定すると同時に、風量微フラグ82bに
“1”を設定する。これは、風量強フラグ80bが
“1”のときに「風量」キー23,62を受け付けた場
合(処理132)は、風量を微にすることを意味してい
るからである。すなわち、本実施例では、「風量」キー
23,62を受け付ける毎に、微⇒弱⇒強⇒微⇒弱⇒強
と、風量を変化させていくようにしている。風量強フラ
グ80bが“0”のときは、処理183において、、風
量弱フラグ81bが“1”か判定する。風量弱フラグ8
1bが“1”のときは、処理185において風量弱フラ
グ81bに“0”を設定すると同時に風量強フラグ80
bに“1”を設定する。これは、風量弱フラグ81bが
“1”のときに「風量」キー23,62を受け付けた場
合(処理132)は、風量を強にすることを意味してい
るからである。風量弱フラグ81bが“0”の時は、処
理186において風量微フラグ82bに“0”を設定す
ると同時に、風量弱フラグ81bに“1”を設定する。
そして、処理187においてトライアック出力要求フラ
グ91に“1”を設定する。
【0022】図13は、図9におけるリズムアップダウ
ンキー受付処理135の詳細フローチャートである。従
って、同図に示すリズムアップダウンキー受付処理13
5は、「リズムアップダウン」キー66a,…,69b
の受付(処理134)後の処理である。この処理135
では、「リズムアップダウン」キー66a,…,69b
の受付に応じて、リズム運転時間及びリズム運転停止時
間の設定を行う。
【0023】まず、処理190において、リズムフラグ
84bが“1”か判定する。リズムフラグ84bが
“0”のときは、リズム運転が設定されていないため処
理を抜ける。また、リズムフラグ84bが“1”のとき
は、処理191において、処理136で受け付けたキー
が「リズムアップ」キー66a,67a,68a,69
aの受付があったか判定を行う。受付がなかったときは
処理196に進み、受付があったときは処理192に進
む。処理192において、受付のあったキーに対応する
リズム時間格納エリア85a,…,85dのアドレスの
指定を行う。処理193において指定されたリズム時間
格納エリア85a,…,85dが最大設定時間である9
秒かの判定を行う。9秒のときは処理を抜ける。9秒で
ないときは、処理194において、受付のあったキーに
対応するリズム時間格納エリア85a,…,85dに記
憶されている時間に+1して、処理202に進む。処理
191において、受け付けたキーが「リズムアップ」キ
ー66a,67a,68a,69aの受付がなかったと
判定して、処理196に進むと、この処理196におい
て、処理136で受け付けたキーが「リズムダウン」キ
ー66b,67b,68b,69bの受付があったか判
定を行う。受付がなかったときは処理を抜け、受付があ
ったときは処理197に進む。処理197において、受
付のあったキーに対応するリズム時間格納エリア85
a,…,85dのアドレス指定を行う。処理198にお
いて指定されたリズム時間格納エリア85a,…,85
dが最小設定時間である0秒か判定を行う。0秒のとき
は処理を抜け、0秒でないときは処理199に進む。処
理199において、リズム時間格納エリア85a,…,
85dが1秒か判定を行う。1秒でない(2秒以上のと
き)ときは処理201に進み、1秒のときは処理200
にすすむ。処理200では、リズム時間格納エリア85
a,…,85dのうち2エリア以上に時間が設定されて
いるか判定を行う。ここの判定は、リズム時間ダウンキ
ー入力によりリズム時間格納エリアの全エリア85a,
…,85dが0秒になると、運転停止又は一定風量での
運転を行うことになり、リズム運転でなくなるため、そ
のような動作を防止するための判定である。2エリア以
上に設定されていないときは処理を抜け、2エリア以上
に設定されているときは処理201に進む。処理201
において、受付のあったキーに対応するリズム時間格納
エリア85a,…,85dに記憶されている時間に−1
秒する。処理202において、リズム時間格納エリア8
5a,…,85dの変更後であるため、リズム時間設定
済フラグ88(図5に示す。)に”1”を設定する。こ
こで、リズム時間設定済みフラグ88とは、リズムアッ
プダウン」キー66a,…,69bを受け付け、リズム
運転時間又はリズム停止時間の設定又は変更を実行した
かを管理するフラグで、“0”はリズム運転時間又はリ
ズム停止時間の設定又は変更を実行していないこと、
“1”はリズム運転時間又はリズム停止時間の設定又は
変更を実行したことを示している。最後に、処理203
において、リズム運転時間の変更及びリズム運転停止時
間の変更を受け付けたことを操作者に知らせるため、ブ
ザー音出力回路36に対して出力命令を行いブザー音出
力を行う。
【0024】図14は、図9におけるリズムキー受付処
理137の詳細フローチャートである。従って、同図の
処理137は、「リズム」キー24,63を受け付けた
(処理136)後の処理である。リズムキー受付処理1
37では、リズム運転の設定及び解除設定を行う。ま
ず、処理210において、リズム運転の設定及び解除設
定を操作者に確認させるため、ブザー音出力回路36よ
りブザー音の出力を行う。次に、処理211において、
リズムフラグ84bが“1”か判定を行う。リズムフラ
グ84bが“0”のときは、リズム運転が設定されてい
ない状態で「リズム」キー24,63を受け付けたこと
になり、リズム運転を設定すべく、処理215におい
て、リズム運転を示すリズムフラグ84bに“1”を設
定する。次に、処理216において、リズム運転を解除
した時に、リズム運転設定前の運転状態に戻すため、現
在の運転状態を管理する風量フラグ80b,81b,8
2bの値を前回の運転状態を管理する風量フラグ80
a,80b,80cに記憶させる。処理217におい
て、リズム時間設定済フラグ88が“1”か判定を行
う。リズム時間設定済フラグ88が“1”のときは処理
を抜け、“0”のときは処理218に進む。処理218
において、リズム時間設定済フラグ88に“1”を設定
する。次に、処理219において、リズム時間格納エリ
ア85の全てのエリア(強・弱・微・OFF)85a,
85b,85c,85dを“0”を設定する。そして、
処理220において、風量強フラグ80bが“1”か判
定する。風量強フラグ80bが“1”のときは、処理2
21において、例えば、初期値として、リズム強時間格
納エリア85aとリズム弱時間格納エリア85bとに、
それぞれ4秒を設定する。すなわち、風量強と風量弱と
が交互に4秒間隔で実行させるようにする。風量強フラ
グ80bが“0”のときは、処理222において風量弱
フラグが“1”か判定を行う。風量弱フラグが“1”の
ときは、処理223において、例えば、初期値として、
リズム弱時間格納エリア85bとリズム微時間格納エリ
ア85cとに、それぞれ4秒を設定する。すなわち、風
量弱と風量微とが交互に4秒間隔で実行させるようにす
る。風量弱フラグが“0”のときは、処理224におい
て、例えば、初期値として、リズム微時間格納エリア8
5cとリズムOFF時間格納エリア85dとに、それぞ
れ4秒を設定する。すなわち、風量微と風量0とが交互
に4秒間隔で実行されるようにする。そして、処理22
5において、リズム時間設定処理を行う。このリズム時
間設定処理225は、入/切キー受付処理131におけ
るリズム時間設定処理156(詳細は図11)と同様の
処理である。
【0025】処理211でリズムフラグ84bが“1”
のときは、リズム運転状態で「リズム」キー24,63
を受け付けたことになり、リズム運転設定を解除すべ
く、処理212において、リズムフラグ84bに“0”
を設定する。次に、処理213において、リズムタイマ
44bを“0”に設定する。そして、処理214におい
て、処理216で、前回の運転状態を管理する風量フラ
グ80a,81a,82aに記憶されていた値を現在の
運転状態を管理する風量フラグ80b,81b,82b
に移す。最後に、処理226において、トライアック出
力要求フラグ91に“1”を設定する。
【0026】図15は、図9における首振キー受付処理
141の詳細フローチャートである。従って、同図の処
理141は、「首振り」キー26,65の受け付け(処
理140)後の処理である。本実施例において、首振り
は、「首振り」キー26,65を受け付けるごとに、設
定無し⇒左右⇒上下⇒左右+上下とサイクリックに首振
り設定を変更させることができる。まず、処理230に
おいて、首振り設定の変更が行われることを知らせるた
め、ブザー音出力回路36に対して出力命令を行いブザ
ー音出力を行なう。次に、処理231において首振りデ
ータが“00”かを判定する。ここで、首振りデータと
は、首振り設定をサイクリックに変更させるためのデー
タで、本実施例においては、「左右設定」「上下設定」
「上下+左右設定」「首振り設定なし」の4種類のデー
タがある。なお、これらのデータは、現実には、“0
0”、“01”、“10”、“11”の2ビットのデー
タとして扱われている。このデータは、RAM43内の
首振りデータエリア94(図6に示す。)に格納され
る。首振りデータが「首振り設定なし(00)」のとき
は、処理234において首振りデータを「左右設定(0
1)」に設定した後、処理238に進む。「首振り設定
なし(00)」でないときは、処理232において首振
りデータが「左右設定(01)」か判定する。「左右設
定(01)」のときは、処理235において首振りデー
タを「上下設定(10)」に設定した後、処理238に
進む。「左右設定(01)」でないときは、処理233
において首振りデータが「上下設定(10)」か判定す
る。「上下設定(10)」のときは、処理236におい
て首振りデータを「上下+左右設定(11)」に設定し
た後、処理238に進む。「上下設定(10)」でない
ときは、処理237において首振りデータを「首振り設
定なし(00)」に設定した後、処理238に進む。最
後に、処理238においては、首振りモータ15を駆動
させるべく、トライアック出力要求フラグ91に“1”
を設定する。
【0027】図16は、図7におけるリズム運転処理1
02の詳細フローチャートである。この処理102は、
「リズムアップダウン」キー66a,…,69bを受け
付け(処理134)、リズムアップダウンキー受付処理
135で、操作者の好み応じた時間に設定されたリズム
運転時間又はリズム運転停止時間によるリズム運転を実
行させるための処理、又は、「リズム」キー24,63
を受け付け(処理136)、リズムキー受付処理137
で、自動設定されたリズム運転時間又はリズム運転停止
時間によるリズム運転を実行させるための処理である。
【0028】まず、処理240においてリズムフラグ8
4bが“1”か判定を行う。リズムフラグ84bが
“0”のときは、リズム運転が設定されていないため処
理を抜ける。リズムフラグ84bが“1”の時は、リズ
ム運転が設定されているため、処理241においてリズ
ムタイマ44bがカウントアップしたか判定を行う。こ
のリズムタイマ44bがカウントアップしたかの判定
は、リズムタイマカウントアップフラグ89(図5に示
す。)で判断する。リズムタイマカウントアップフラグ
89とは、リズムタイマ44bがカウントアップしたか
否かの管理を行うためのフラグで、“1”はリズムタイ
マ44bのカウントアップしたこと、“0”はリズムタ
イマ44bがカウントアップしていないことを示してい
る。リズムタイマ44bがカウントアップしていないと
き、つまりリズムタイマカウントアップフラグが“0”
ときは、現風量のリズム運転が終了していないため処理
を抜ける。また、リズムタイマ44bがカウントアップ
したとき、つまりリズムタイマ44bカウントアップフ
ラグが“1”のときは、処理242においてリズムタイ
マアップフラグに“0”を設定し、処理243において
次の運転風量で運転を行うためリズムコントロールデー
タがOFF設定か判定を行う。ここで、リズム運転は、
本実施例においては、強⇒弱⇒微⇒OFFの順で、実行
するよう予め定められている。但し、該当風量のリズム
運転時間又はリズム運転停止時間が0秒のときは、この
風量によるリズム運転を飛ばして、次に予定されている
風量による運転を実行することになる。OFF設定のと
きは処理246に進み、OFF設定でないときは処理2
44に進む。処理244では、リズムコントロールデー
タが強設定か判定を行う。強設定のときは処理247に
進み、強設定でないときは処理245に進む。処理24
5では、リズムコントロールデータが弱設定か判定を行
う。弱設定のときは処理248に進み、弱設定でないと
きは処理255に進む。処理246では、リズム強時間
格納エリア85aが0秒か判定を行う。この判定は、リ
ズム強時間格納エリア85aの値が0秒のときに強運転
が行えないので次のリズム時間格納エリア85bを参照
するための判定である。リズム強時間格納エリア85a
が0秒でないときは、処理249においてリズムタイマ
44bにリズム強時間格納エリア85aの値を転送す
る。そして、処理250においてリズムコントロールデ
ータを強に設定した後、処理258に進む。処理246
の判定で、リズム強時間格納エリア85aが0秒のとき
は、処理247においてリズム弱時間格納エリア85b
が0秒か判定を行う。リズム弱時間格納エリア85bが
0秒でないときは、処理251において、リズムタイマ
44bにリズム弱時間格納エリア85bの値を転送す
る。そして、処理252においてリズムコントロールデ
ータを弱に設定した後、処理258に進む。処理247
の判定で、リズム弱時間格納エリア85bが0秒のとき
は、処理248においてリズム微時間格納エリア85c
が0秒か判定を行う。リズム微時間格納エリア85cが
0秒でないときは、処理253において、リズムタイマ
44bにリズム微時間格納エリア85cの値を転送す
る。そして、処理254においてリズムコントロールデ
ータを微に設定た後、処理258に進む。処理248の
判定で、リズム微時間格納エリア85cが0秒のとき
は、処理255においてリズムOFF時間格納エリア8
5dが0秒か判定を行う。リズムOFF時間格納エリア
85dが0秒のときは処理246に戻り、リズムOFF
時間格納エリア85dが0秒でないときは処理256に
おいてリズムタイマ44bにリズムOFF時間格納エリ
ア85dの値を転送する。そして、処理257におい
て、ファンモータ14の運転を停止させるためリズムコ
ントロールデータをOFFに設定した後、処理285に
進む。処理258において、リズムコントロールデータ
に対応した運転風量を示すため、LED表示部27のL
EDデータをこのデータエリア97(図6に示す。)設
定する。最後に、処理259においてトライアック出力
要求フラグ91に“1”を設定する。
【0029】以上の処理102で、例えば、リズム運転
時間格納エリア85の各エリア85a,85b,85
c,85dの値が、それぞれ、「リズム強5秒」「リズ
ム弱0秒」「リズム微格8秒」「リズムOFF0秒」に
設定されている場合、5秒間の強運転と8秒間の微運転
とを交互に繰り返されるリズム運転制御になる。
【0030】図17は、図7における切処理109の詳
細フローチャートである。この切処理109は、コマン
ド処理107における入切キー受付処理131で切要求
フラグが“1”になった後の処理である。この切要求に
対して、まず、処理261において、現運転状態を示す
風量フラグ80b,81b,82b及びリズムフラグ8
4bの値を前回の運転状態を示す風量フラグ80a,8
1a,82a及びリズムフラグ84aに記憶させる。こ
の処理で、ファンモータ運転停止時の風量及びリズム設
定状態の有無を次回運転開始時にこれらのフラグを読み
出す(処理123)ことで、前回の運転状態を自動的に
回復することができるため、操作者が何度も同じ設定を
繰返し操作する手間を低減することができる。処理26
2においてリズムタイマ44bのリセット、具体的には
“0”を設定すると共に、リズムフラグ84bを“0”
を設定する。次に、処理263において、起動タイマ4
4c(起動運転時間を管理するためのタイマ)に“0”
を設定すると共に、起動フラグ86に“0”を設定す
る。次に、処理264において、全LEDの消灯を行う
ために全LEDデータのリセットを行う。そして、処理
265において、ファンモータ14を停止させるため、
運転フラグに“0”を設定した後、処理266におい
て、トライアックへの起動出力を全てOFF出力に設定
する。
【0031】図18は、図7におけるトライアック出力
処理110の詳細フローチャートである。まず、処理2
70において、トライアック出力要求フラグ91が
“1”か判定を行う。トライアック出力要求フラグ91
が“0”のときはトライアック出力要求がないため処理
285に進み、“1”のときは処理271に進む。処理
271では、トライアック出力要求フラグ91に“0”
を設定する。次に、処理272において、起動フラグ8
6が“1”か判定を行う。起動フラグ86が“1”のと
きは処理285に進み、“0”のときは処理273にお
いて起動要求フラグ90が“1”か判定を行う。起動要
求フラグ90が“0”のときは、処理278に進む。ま
た、起動要求フラグ90が“1”のときは、処理275
において、起動タイマ44cに例えば1秒を設定し、起
動要求フラグ90に“0”を設定する。処理276にお
いて、起動運転時の風量を強にするためファンモータ出
力データエリア95(図6に示す。)を強に設定にす
る。処理277において、起動運転開始のため起動フラ
グ86に“1”を設定し、処理285に進む。
【0032】処理273で、起動要求フラグ90が
“0”と判定され、処理278に進むと、ここで、風量
強フラグ80bが“1”か判定を行う。風量強フラグ8
0bが“1”のときは、処理281において、ファンモ
ータ14が強で駆動するようにファンモータ駆動回路3
1に命令し処理285に進む。風量強フラグ80bが
“0”のときは、処理279において風量弱フラグ81
aが“1”か判定を行う。風量弱フラグ81aが“1”
の時は、処理282においてファンモータ14が弱で駆
動するようにファンモータ駆動回路31に命令し処理2
85に進む。風量弱フラグ81aが“0”のときは、処
理280において風量微フラグ82bが“1”か判定を
行う。風量微フラグ82bが“1”のときは、処理28
3において、ファンモータ14が微で駆動するようにフ
ァンモータ駆動回路31に命令し処理285に進む。風
量微フラグ82bが“0”のときは、処理284におい
て、ファンモータ14を停止するようにファンモータ駆
動回路31に命令し処理285に進む。処理285にお
いて、首振りデータエリア94に記憶されているデータ
に応じて首振り動作するよう、首振りモータ駆動回路3
2に命令する。
【0033】図19は、図7におけるタイマカウント処
理101の詳細フローチャートである。まず、処理29
0において起動要求フラグ90が“1”か判定する。起
動要求フラグ90が“0”のときは処理295に進む。
起動要求フラグ90が“1”のときは、処理291にお
いて、起動タイマ44cのカウントを行う。処理292
において起動タイマ44cがカウントアップしたか判定
を行う。カウントアップしていないときは、処理295
に進む。カウントアップしたときは、処理293におい
て起動フラグ86に“0”を設定し、処理294におい
てトライアック出力要求フラグ91に“1”を設定す
る。次に、処理295においてリズムフラグ84bが
“1”か判定を行う。“0”のときは本処理を終了す
る。リズムフラグ84bが“1”のときは、処理296
においてリズムタイマ44bのカウントを行う。処理2
97においてリズムタイマ44bがカウントアップした
か判定を行う。カウントアップしたときは、処理298
においてリズムタイマカウントアップフラグ89に
“1”を設定し本処理を終了する。
【0034】図20は、送信機60内のマイクロコンピ
ュータのメインフローチャートである。処理300にお
いて、全RAMのクリアや割込みの条件設定等の初期処
理を行なう。処理301において、キー入力受付があっ
たか否か判定を行う。キー受付がなかったときは、処理
304に進む。キー受付があった時は、処理302にお
いて、受付のあったキーに対応する送信データを送風機
本体10に送るため送信データ作成を行う。処理303
において、作成した送信データを送風機本体10に送る
ための送信処理を行う。処理304において、運転状態
を液晶表示部70に表示するため表示処理を行う。本実
施例においては、送信機10の電源がONの間は処理3
05と処理301の間を繰り返し実行する。このよう
に、送信機60に表示機能を加える事により、操作者が
キー入力を行いつつ、運転状態を確認することができ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、リズム運転において各
送風量毎の運転時間を操作者自身が自由に設定できるの
で、操作者の多様な好みに対応でき、リズム運転による
快適感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の扇風機本体の回路ブロ
ック図である。
【図2】本発明に係る一実施例の扇風機の全体斜視図で
ある。
【図3】本発明に係る一実施例の扇風機本体の入力操作
部の正面図である。
【図4】本発明に係る一実施例の送信機の液晶表示部の
正面図である。
【図5】本発明に係る一実施例の送信機本体のRAM内
に記憶されるデータを示す説明図である。
【図6】本発明に係る一実施例の送信機本体のRAM内
に記憶されるデータを示す説明図である。
【図7】本発明に係る一実施例の扇風機本体のメイン処
理のフローチャートである。
【図8】本発明に係る一実施例の扇風機本体の初期処理
のフローチャートである。
【図9】本発明に係る一実施例の扇風機本体のコマンド
処理のフローチャートである。
【図10】本発明に係る一実施例の扇風機本体の入/切
キー受付処理のフローチャートである。
【図11】本発明に係る一実施例の扇風機本体のリズム
時間設定処理のフローチャートである。
【図12】本発明に係る一実施例の扇風機本体の風量キ
ー受付処理のフローチャートである。
【図13】本発明に係る一実施例の扇風機本体のリズム
アップダウンキー受付処理のフローチャートである。
【図14】本発明に係る一実施例の扇風機本体のリズム
キー受付処理のフローチャートである。
【図15】本発明に係る一実施例の扇風機本体の首振り
キー受付処理のフローチャートである。
【図16】本発明に係る一実施例の扇風機本体のリズム
運転処理のフローチャートである。
【図17】本発明に係る一実施例の扇風機本体の切処理
のフローチャートである。
【図18】本発明に係る一実施例の扇風機本体のトライ
アック出力処理のフローチャートである。
【図19】本発明に係る一実施例の扇風機本体のタイマ
カウント処理のフローチャートである。
【図20】本発明に係る一実施例の送信機のメイン処理
のフローチャートである。
【符号の説明】
10…扇風機本体、13…ファン、14…ファンモー
タ、15…首振りモータ、20…操作パネル、21…入
力操作部、22,61…入/切キー、23,62…風量
キー、24,63…リズムキー、25,64…タイマキ
ー、26,65…首振りキー、27…LED表示部、2
8…受信端、30…制御回路基板、31…ファンモータ
駆動回路、32…首振りモータ駆動回路、40…マイク
ロコンピュータ、41…CPU、42…ROM、43…
RAM、44…タイマ、60…送信機、66a…リズム
強時間アップキー、66b…リズム強時間ダウンキー、
67a…リズム弱時間アップキー、67b…リズム弱時
間ダウンキー、68a…リズム微時間アップキー、68
b…リズム微時間ダウンキー、69a…リズムOFF時
間アップキー、69b…リズムOFF時間ダウンキー、
70…液晶表示部、79…送信端、80a…風量強フラ
グ(前)、80b…風量強フラグ(現)、81a…風量
弱フラグ(前)、81b…風量弱フラグ(現)、82a
…風量微フラグ(前)、82b…風量微フラグ(現)、
84a…リズムフラグ(前)、84b…リズムフラグ
(現)、85…リズム時間格納エリア、85a…リズム
強時間格納エリア、85b…リズム弱時間格納エリア、
85c…リズム微時間格納エリア、85d…リズムOF
F時間格納エリア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 円井 弥州夫 茨城県日立市多賀町一丁目1番1号 日立 多賀テクノロジー株式会社内 (72)発明者 山岡 静夫 茨城県日立市多賀町一丁目1番1号 日立 多賀テクノロジー株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファンの回転数を変えて送風量を多段階に
    変えることができ、複数段階の送風量のうち、いずれか
    2種以上の段階の送風量を交互に繰り返して変えるリズ
    ム運転が可能な扇風機において、 複数段階の送風量毎に運転時間を指定するリズム運転時
    間指定操作部と、 前記リズム運転時間指定操作部の操作により、指定され
    た運転時間を複数段階の送風量毎に記憶しておく記憶部
    と、 予め定められた風量変化順序に従って、前記記憶部に記
    憶されている該当送風量に対する時間が経過すると、次
    の送風量に切り替わるよう、前記ファンの回転を制御す
    る制御部と、 を備えていることを特徴とする扇風機。
  2. 【請求項2】前記リズム運転時間指定操作部は、送風量
    0の運転時間も指定でき、 前記記憶部は、送風量0に対する運転時間を記憶する領
    域を有していることを特徴とする請求項1記載の扇風
    機。
  3. 【請求項3】前記リズム運転時間指定操作部は、前記運
    転時間として0も指定でき、 前記記憶部は、運転時間0も記憶できることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の扇風機。
  4. 【請求項4】前記ファンを備えている扇風機本体と、前
    記リズム運転時間指定操作部を有する操作用送信機とを
    備え、 前記扇風機本体は、前記操作用送信機からの信号を受信
    する受信部を有していることを特徴とする請求項1、2
    又は3記載の扇風機。
  5. 【請求項5】少なくとも現状の送風量を表示する表示部
    を備えていることを特徴とする請求項1、2、3又は4
    記載の扇風機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006220125A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Maruzen Electric Co Ltd ファン付照明装置
CN100441878C (zh) * 2006-01-17 2008-12-10 台达电子工业股份有限公司 风扇系统
KR100901144B1 (ko) * 2008-09-25 2009-06-04 주식회사텔레맥스 송풍팬장치
JP2010255607A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Toyotomi Co Ltd 扇風機の制御装置

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