JP3748964B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP3748964B2
JP3748964B2 JP32034096A JP32034096A JP3748964B2 JP 3748964 B2 JP3748964 B2 JP 3748964B2 JP 32034096 A JP32034096 A JP 32034096A JP 32034096 A JP32034096 A JP 32034096A JP 3748964 B2 JP3748964 B2 JP 3748964B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
power
fan motor
filter
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32034096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10160228A (ja
Inventor
義紀 中山
元 高田
円 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP32034096A priority Critical patent/JP3748964B2/ja
Publication of JPH10160228A publication Critical patent/JPH10160228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3748964B2 publication Critical patent/JP3748964B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍サイクルによって室内の空気調和を図る空気調和機に関する。詳細には、フィルタを介して室内から吸引した空気を温調して室内へ吹出して空気調和を図る空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来一般に、冷房運転、除湿運転及び暖房運転によって室内の空気調和を図る空気調和機(以下「エアコン」という)は、クロスフローファン等の送風ファンによって室内の空気を室内ユニット内へ吸引する。室内ユニット内に吸引された空気が熱交換器を通過することにより温調され、室内ユニットから室内へ吹き出される。これによって、室内が所望の空調状態となるようにしている。
【0003】
また、エアコンでは、例えば、コンプレッサの能力を制御すると共に、室内ユニットからの送風量、風向を制御することにより、効率的に室内を所望の空調状態とするようになっている。
【0004】
このため、エアコンでは、送風ファンにDCモータ(例えばDCブラシレスモータ)を用いて、該DCモータ(DCブラシレスモータ)の回転数をPMW制御することにより、きめこまかく変化させるようにしたものがある。
【0005】
一方、室内ユニットには、空気中の塵や埃等を除去するフィルタが設けられており、室内から吸込んだ空気がこのフィルタを通過することにより塵や埃が除去され、そして、その塵や埃が、温調された空気と共に再度室内へ吹き出されるのを抑えると共に、これらが熱交換器に付着して汚れとなったり、熱交換器のフィンの間に付着して目詰まりを生じさせたりしてしまうのを防止している。
【0006】
ところで、フィルタに付着した塵や埃によってフィルタに目詰まりが生じると、送風量が低下する。これによって、エアコンの空調能力が下がり、必要以上に大きな能力で空調を行わなければならず、空調運転コストの上昇等を引き起こすと言う問題がある。これを防止するためには、フィルタを清掃して目詰まりを生じさせないようにしなければならない。
【0007】
このため、従来のエアコンには、運転時間を積算して、この積算時間が所定時間に達する毎にフィルタの清掃を促す表示を行うものがある。しかし、この場合は、清掃を促すタイミングがフィルタの汚れを考慮したものでないため、フィルタの目詰まり等を的確に防止することができるものではない。
【0008】
これに対して、フィルタを通過する空気量を計測し、この空気量からフィルタの汚れ度合いを判断したり、所定の風量が得られるように送風ファンを駆動したときの電流値の変化からフィルタの汚れ度合いを判断したりすることが考えられる。
【0009】
しかしながら、フィルタを通過する空気量は、クロスフローファンの回転数等の送風能力によって変化するため、的確にフィルタの汚れを検出することは困難である。また、フィルタを通過する風量を測定するための専用のセンサを設ける必要が生じる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、風量を測定するセンサ等を特別に設けることなく、簡単にかつ的確にフィルタの汚れを検出することができる空気調和機を提案することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、運転環境条件及び設定された運転条件に基づいて室内から吸引した空気を、冷凍サイクルを形成する熱交換器によって温調して吹出すことにより室内の空気調和を図る空気調和機であって、通過する空気をろ過するフィルタと、前記フィルタを介して室内の空気を吸引すると共に温調した空気として室内へ吹出し可能に設けられた送風ファンと、前記送風ファンを回転駆動する直流モータを用いたファンモータと、前記ファンモータを駆動する駆動回路と、前記送風ファンが前記運転環境条件ないし前記設定された運転条件に基づいた送風量となるために予め設定されているステップの電力を、前記駆動回路を介して前記ファンモータへ供給する電力供給手段と、前記送風ファンが予め設定された送風量となるように前記電力供給手段から前記ファンモータへ供給する電力のステップを補正する電力補正手段とを備え、前記電力供給手段が所定のデューテー比のパルスを供給するときに、前記電力供給手段及び電力補正手段が、該パルスのデューテー比を予め設定されているステップに応じて変更する構成とした空気調和機において、前記予め設定された電力のステップと前記電力補正手段によって補正された補正電力のステップとを比較し、その比較結果が所定値を越え、かつ、前記予め設定された電力のステップに対して前記電力補正手段によって補正された補正電力のステップが低いときには、前記フィルタに目詰まりが生じたと判定する判定手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、送風ファンの風量に応じたファンモータの回転数が設定される。また、ファンモータの回転数は、供給される電力によって決定するので、送風ファンの風量、すなわちファンモータの回転数にあわせてファンモータを駆動する電力のステップを予め設定しておく。ここで、運転条件等に基づいて風量が設定されると、この風量を得るためのファンモータへ供給する電力のステップが設定され、設定されたステップの電力によってファンモータを駆動する。
【0013】
一方、電力補正手段は、ファンモータの回転数が設定した回転数となるように、ファンモータへ供給する電力のステップを補正する。これによって、送風ファンが設定された風量となるように回転する。
【0014】
一般に、クロスフローファン等の送風ファンを駆動するファンモータでは、負荷が減少すると回転数が増加する。回転数検出手段の検出結果が設定した回転数よりも高いときには、空気抵抗が増加して吸引される空気量が少なくなり、モータの負荷が減少したと判断することができる。フィルタは、送風ファンの送風方向の上流側に設けられており、送風ファンが回転されると、室内の空気がフィルタを通過して吸引される。
【0015】
ここで、フィルタに目詰まりが生じると、ファンモータの負荷が減少するために、ファンモータの回転数が高くなり易く、電力補正手段が、このファンモータの回転数が高くなるのを抑えるために、ファンモータを駆動するための電力のステップを下げる。
【0016】
判定手段は、設定した電力のステップと電力補正手段によって補正されて実際にファンモータへ供給される電力のステップを比較し、実際のステップが低くなっているときには、フィルタに目詰まりが生じていると判断することができる。これによって、風量を検出するセンサ等の特別な部品を設けることなく、的確にフィルタの目詰まりを検出することができる。
【0017】
また本発明では、前記ファンモータが直流モータであり、前記電力供給手段が所定のデューテー比のパルスを供給するときに、電力供給手段及び電力補正手段が、該パルスのデューテー比を予め設定されているステップに応じて変更する。
【0018】
そのため、ファンモータとしてDC(直流)モータを用い、DCモータを駆動する電力のデューテー比を変化させることにより回転数を制御する。このときには、ファンモータの回転数にあわせてデューテー比のステップを設定し、フィードバック制御によってデューテー比のステップを変更して、ファンモータの回転数を一定に保つ。また、判定手段は、このデューテー比のステップを比較することにより、フィルタの目詰まりを判断することができる。
【0019】
【0020】
請求項2に記載の本発明においては、請求項1に記載の空気調和機において、前記判定手段の判定結果に基づいた表示を行う表示手段を含むことを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、表示手段の表示からフィルタに目詰まりが生じているか否かを判断することができ、フィルタの目詰まりが表示されているときに、フィルタの清掃を行えば良い。本発明ではフィルタの目詰まりを適切に判断できるのでこの判断結果に基づいた表示から、的確なタイミングでフィルタの清掃を行うことができ、効率的な空気調和運転及びメンテナンスが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施の形態を説明する。
【0023】
図1には本実施の形態に適用した空気調和機(以下「エアコン10」という)が示されている。このエアコン10は、室内ユニット12と室外ユニット14とによって構成されており、リモコンスイッチ(以下「リモコン120」という)の操作によって運転/停止される。また、エアコン10は、リモコン120で運転モード、設定温度等の運転条件が設定されて操作信号が送出されると、この操作信号を室内ユニット12で受信して操作信号に基づいた運転が行われる。
【0024】
図2には、エアコン10の室内ユニット12と室外ユニット14との間に構成されている冷凍サイクルの概略を示している。室内ユニット12と室外ユニット14の間には、冷媒を循環させる太管の冷媒配管16Aと、細管の冷媒配管16Bが対で設けられており、それぞれの一端が室内ユニット12に設けられている熱交換器18に接続されている。
【0025】
冷媒配管16Aの他端は、室外ユニット14のバルブ20Aに接続されている。このバルブ20Aは、マフラー22Aを介して四方弁24に接続されている。この四方弁24には、それぞれがコンプレッサ26に接続されているアキュムレータ26とマフラー22Bが接続されている。さらに、室外ユニット14には、熱交換器30が設けられている。この熱交換器30は、一方が四方弁24に接続され、他方が冷暖房用のキャピラリチューブ32、ストレーナ34、電動膨張弁36、モジュレータ38を介してバルブ20Bに接続されている。このバルブ20Bには、冷媒配管16Bの他端が接続されており、これによって、室内ユニット12と室外ユニット14の間に冷凍サイクルを形成する冷媒の密閉された循環路が構成されている。
【0026】
エアコン10では、四方弁24の切り換えによって、運転モードが冷房モード(ドライモード)と暖房モードが切り換えられる。なお、図2では、矢印で冷房モード(冷房運転)と暖房モード(暖房運転)におけるそれぞれの冷媒の流れを示している。
【0027】
図3には、室内ユニット12の概略断面を示している。この室内ユニット12には、図示しない室内の壁面に固定された取付ベース40の上下(図2の紙面上下)に係止されるケーシング42によって内部が覆われている。このケーシング42内には、送風ファンとして中央部にクロスフローファン44が配置されている。熱交換器18は、クロスフローファン44の前面側から上面側に渡って配置されていおり、熱交換器18とケーシング42の前面側から上面側に形成されている吸込み口46との間には、フィルタ48が配置されている。また、ケーシング42の下部には、吹出し口50が形成されている。すなわち、熱交換器18及びフィルタ48は、クロスフローファン44の上流側に設けられている。
【0028】
これにより、室内ユニット12では、クロスフローファン44の回転駆動により、吸込み口46から室内の空気を吸引し、この吸引した空気がフィルタ48及び熱交換器熱交換器18を通過する。熱交換器18は通過した空気は、クロスフローファン44へ至り、クロスフローファン44から吹出し口50へ向けて送られ、吹出し口50から室内へ向けて吹き出される。
【0029】
また、室内ユニット12では、冷凍サイクルによって熱交換器18が冷却または加熱されており、室内から吸込んだ空気は、熱交換器18のフィンの図示しないフィンの間を通過することにより熱交換が行われ、所定の温度に冷却または加熱されることにより、室内へ吹出されたときに室内の空気調和を図るようになっている。
【0030】
吹出し口50内には、左右フラップ52及び上下フラップ54が設けられており、左右フラップ52及び上下フラップ54によって、吹き出される空調風の向きが変えられるようになっている。
【0031】
図4に示されるように、室内ユニット12には、電源基板56、コントロール基板58及びパワーリレー基板60が設けられている。エアコン10を運転するための電力が供給される電源基板56には、モータ電源62、制御回路電源64、シリアル電源66及び駆動回路68が設けられている。また、コントロール基板58には、シリアル回路70、駆動回路72及びマイコン74が設けられている。
【0032】
電源基板56の駆動回路68には、送風ファンとしてのクロスフローファン44を駆動するためのファンモータ76が接続されている。このファンモータ76としては、DCブラシレスモータ(ブラシレス直流モータ)を用いている。
【0033】
ファンモータ76には、コントロール基板58に設けられているマイコン74からの制御信号に応じてモータ電源62から駆動電力が供給される。このとき、マイコン74は、駆動回路68への出力電圧を、12V〜36Vの範囲で、256ステップで変化させるように制御している。
【0034】
コントロール基板58の駆動回路72には、パワーリレー基板60及び上下フラップ54を操作する上下フラップモータ78が接続されている。パワーリレー基板60には、パワーリレー80と温度ヒューズ等が設けられており、マイコン74からの信号によって、パワーリレー80を操作し、室外ユニット14へ電力を供給するための接点80Aを開閉する。エアコン10は、接点80Aが閉じられることにより、室外ユニット14へ電力が供給されて運転される。
【0035】
また、上下フラップモータ78は、マイコン74の制御信号に応じて制御されて、上下フラップ54を操作する。上下フラップ54が、上下方向へスイングされることにより、室内ユニット12の吹出し口50から吹き出される空気の吹出し方向が上下方向へ変えられる。この上下フラップ54の操作は、吹出し風が任意の位置に向けられるように固定できるが、自動モードでは、ランダムに変化するようになっている。
【0036】
このように、エアコン10の室内ユニット12では、クロスフローファン44の回転と、上下フラップ54の操作が制御されることにより、所望の風量及び風向、または室内を快適にするために制御された風量及び風向で、空調された空気を室内へ吹出すことができるようになっている。
【0037】
シリアル回路70は、マイコン74及び電源回路56のシリアル電源66に接続され、さらに室外ユニット14へ接続されている。マイコン74は、このシリアル回路70を介して室外ユニット14との間でシリアル通信を行い、室外ユニット14の作動を制御するようになっている。
【0038】
また、室内ユニット12には、後述するリモコン120からの操作信号を受信する受信回路及び運転表示用の表示LED等を備えた表示基板82が設けられており、この表示基板82がマイコン74に接続されている。図1に示されるように、表示基板82は表示部82Aがケーシング42の表面に露出されており、リモコン120からの操作信号がこの表示部82Aで受信されて入力される。
【0039】
図4に示されるように、マイコン74には、室内温度を検出する室温センサ84及び熱交換器18のコイル温度を検出する熱交温度センサ86が接続され、さらに、コントロール基板58に設けられているサービスLED及び運転切換スイッチ88が接続されている。なお、後述するリモコン120にも温度センサが設けられており、室内温度は通常は、リモコン120によって計測されて所定のタイミングで送出されてくるようになっている。
【0040】
運転切換スイッチ88は、室内ユニット12の前面を覆うカバー42A内に設けられており(図7参照)、通常運転とメンテナンス時等に行う試験運転との切換用であると共に、電源スイッチ88Aの接点を開放してエアコン10への運転電力の供給を遮断できるようになっている。通常、この運転切換スイッチ88は、通常運転に設定されている。なお、サービスLEDは運転切換スイッチに並んで設けられており、メンテナンス時に点灯操作することにより、サービスマンに自己診断結果を知らせるようになっている。
【0041】
この室内ユニット12は、端子板90のターミナル90A、90B、90Cを介して室外ユニット14に接続されている。
【0042】
一方、図5に示されるように、室外ユニット14には、端子板92が設けられ、この端子板92のターミナル92A、92B、92Cがそれぞれ、室内ユニット12の端子板90のターミナル90A、90B、90Cに接続されている。これにより、室外ユニット14には、室内ユニット12から運転電力が供給されると共に、室内ユニット12との間でシリアル通信が可能となっている。
【0043】
この室外ユニット14には、整流基板94、コントロール基板96が設けられている。コントロール基板96には、マイコン98共に、ノイズフィルタ100A、100B、100C、シリアル回路102及びスイッチング電源104等が設けられている。
【0044】
整流基板94は、ノイズフィルタ100Aを介して供給される電力を整流し、その整流された電力をノイズフィルタ100B、100Cを介して平滑化してスイッチング電源104へ出力する。スイッチング電源104は、マイコン98と共にインバータ回路106に接続されている。これにより、マイコン98から出力される制御信号に応じた周波数の電力をインバータ回路106からコンプレッサモータ108へ出力して、コンプレッサ26を回転駆動させるようになっている。
【0045】
なお、マイコン98は、インバータ回路106から出力される電力の周波数が、オフまたは14Hz以上(上限は運転電流の上限による)の範囲となるように制御しており、これによって、コンプレッサモータ108、すなわちコンプレッサ26の回転数が変えられ、コンプレッサ26の能力(エアコン10の冷暖房能力)が制御される。
【0046】
このコントロール基板96には、四方弁24及び熱交換器30を冷却するための図示しないファンを駆動するファンモータ110、ファンモータコンデンサ110Aが接続されている。また、室外ユニット14には、外気温度を検出する外気温度センサ112、熱交換器30の冷媒コイルの温度を検出するコイル温度センサ114及びコンプレッサ26の温度を検出するコンプレッサ温度センサ116が設けられており、これらがマイコン98に接続されている。
【0047】
マイコン98は、運転モードに応じて四方弁24を切り換えると共に、室内ユニット12からの制御信号、外気温度センサ112、コイル温度センサ114及びコンプレッサ温度センサ116の検出結果に基づいて、ファンモータ110のオン/オフ及びコンプレッサモータ108の運転周波数(コンプレッサ26の能力)等を制御するようになっている。
【0048】
ところで、図6に示されるように、前記したクロスフローファン44を回転駆動させて送風を行うファンモータ76には、ファンモータ76のフィードバック制御するときなどに用いられるジェネレータ122が設けられている。
【0049】
一方、ファンモータ76を制御する駆動回路68には、PWM制御部124、駆動部126と共に増幅部128が設けられている。PWM制御部124には、マイコン74から12V〜36Vの範囲の電圧を256ステップに分割した制御信号が入力されるようになっている。
【0050】
PWM制御部124では、マイコン74から入力される電圧に応じて、モータ電源62から入力される直流電力のデューテー比を変化させて駆動部126へ出力する。駆動部126は、PWM制御部124から出力された所定のデューテー比の電力によってファンモータ76を回転駆動する。これにより、ファンモータ76の回転数は、マイコン74から出力される制御信号に応じて回転数が600rpm 〜1150rpm の間で変化する。
【0051】
増幅部128には、ファンモータ76に設けられているジェネレータ122が接続されており、ファンモータ76の回転に応じてジェネレータ122から出力される電圧を増幅してマイコン74へ出力するようになっている。
【0052】
一方、マイコン74には、エアコン10の送風量に対応したファンモータ76の回転数(クロスフローファン44の回転数)が求められ、それぞれの回転数に対する制御信号のステップが設定されて記憶されている。このため、風量ないし回転数が設定されると、設定された回転数に応じたステップが求められ、12V〜36Vの範囲のステップに応じた制御信号を出力するようになっている。
【0053】
エアコン10では、リモコン120で設定された風量(例えばH、M、Lの3段階)となる回転数(例えば風量H、M、Lのそれぞれで1150rpm 、1000rpm 、920rpm )でクロスフローファン44を回転駆動する。また、風量が自動に設定されているときには、設定されている運転条件及び室内温度等に基づいて風量を制御する。このとき、ファンモータ76の回転数は、1150rpm (最大風量)〜600rpm (最低風量)で変化するようにしており、マイコン74では、ファンモータ76の回転数が256ステップで変化するように制御信号を出力する。
【0054】
すなわち、マイコン74は、ファンモータ76の回転数を設定する回転数設定部130と、設定された回転数に応じた制御信号のステップを設定するステップ変換部136の機能を備えており、ステップ変換部136によって設定されたステップが、ステップ比較補正部132及びD/A変換器138を介して出力されることにより、設定されたステップに応じた電圧の制御信号がPWM制御部124へ出力される。
【0055】
マイコン74には、駆動回路68の増幅部128の出力がA/D変換器140を介して入力されるようになっており、このA/D変換器140の出力がステップ比較補正部132へ入力されるようになっている。
【0056】
ステップ比較補正部132では、A/D変換器140からの入力に基づいて制御信号のステップを補正(ステップアップ又はステップダウン)して、ファンモータ76の回転数が設定した回転数に至るようにしている。このようにしてファンモータ76のフィードバック制御を行うことにより、ファンモータ76の回転数、すなわち、クロスフローファン44の回転数が設定された回転数に維持される。
【0057】
また、マイコン74には、判定部134が設けられており、ステップ比較補正部132では、ステップ変換部136で設定されたステップと、ステップ比較補正部132で補正されたステップとを比較して判定部134へ出力するようになっている。
【0058】
判定部134は、ステップ比較補正部132から出力される比較結果(例えばステップ数の差又は差の比率)が所定値を越え、かつ、ステップ変換部136で設定されたステップに対して実際のステップが低いときには、フィルタ48に目詰まりが生じたと判断する。
【0059】
通常、ファンモータ76へ供給する電圧が変化しないのにかかわらず、実際のファンモータ76の回転数が変化したときには、ファンモータ76の負荷が変化したと判断できる。一方、室内ユニット12内で、ファンモータ76の負荷が変化する場合、室内ユニット12内へ吸込む空気中から塵やほこりを濾すフィルタ48の目詰まりが考えられる。すなわち、フィルタ48に塵やほこりが付着して目詰まりが生じると、吸込まれる空気量が少なくなるために、ファンモータ76の負荷が小さくなって回転数が上昇する。この回転の上昇を抑えるために、実際の制御信号のステップが最初に設定されたステップより下げられる。
【0060】
ここから、マイコン74では、設定した制御信号のステップと、実際の制御信号のステップとを比較し、比較結果から実際のステップが所定の比率以上に低くなったときには、フィルタ48に目詰まりが生じていると判断するようになっている。
【0061】
図4に示されるようように、表示部82には、フィルタ48に目詰まりが生じていると判断したときに点灯する、表示LED136Pが設けられている。図7に示されるように、この表示LED136Pは、表示パネル82Aに取付けられており、例えばカバー42Aを空けてケーシング42の内部を除くことなく室内側から点灯を確認できるようになっている。マイコン74は、判定部134でフィルタ48に目詰まりが生じていると判断したときには、表示回路82の表示LED136Pを点灯させ、フィルタ48に目詰まりが生じて清掃又は交換等のメンテナンスが必要となっている旨の表示を行うようになっている。
【0062】
以下に、本実施の形態の作用を説明する。
【0063】
エアコン10では、リモコン120の操作によって運転モード、設定温度、風向、風量等の運転条件が設定され、これらの運転条件と図示しない運転/停止ボタンの操作に応じた操作信号がリモコン120から送出されると、操作信号に応じて運転を開始する。これによって、エアコン10の室内ユニット12が設けられている室内は、リモコン120の操作に応じた所望の空調状態とされる。
【0064】
また、エアコン10は、空調運転中にリモコン120の運転/停止ボタンが操作されて、リモコン120から停止を指示する操作信号が入力されることによって、運転を停止する。
【0065】
ところで、エアコン10のマイコン74では、設定された運転条件、室内温度等の環境条件に基づいて、コンプレッサ26の運転能力と共に、クロスフローファン44の送風量を設定し、この設定結果に基づいて空調運転を行うようになっている。
【0066】
クロスフローファン44の回転数は送風量に応じて定められ、回転数設定部130で送風量に応じた回転数が設定されると、この回転数に応じたステップの駆動信号が駆動回路68へ出力される。駆動回路68では、モータ電源62から供給される直流電圧を制御信号に応じたパルス幅に変換して出力するPWM制御によってファンモータ76を駆動させる。これによって、室内ユニット12の吹出し口50から設定された風量で温調された空気が吹出される。
【0067】
これと共にマイコン74では、ファンモータ76のフィードバック制御により、送風量に基づいて設定した駆動信号のステップと、実際に駆動回路68へ出力されている駆動信号のステップとを比較することにより、フィルタ48に目詰まりが生じているか否かの判断を行っている。
【0068】
このフィルタ48の目詰まりの判定を図8に示されるフローチャートを参照しながら説明する。なお、このフローチャートは、ファンモータ76の駆動電力に基づいたフィルタ48の目詰まり検出の一例を示すものである。
【0069】
このフローチャートは、エアコン10の運転が開始されると実行され、最初のステップ200では、設定された運転条件、室内温度等に基づいて設定された風量が得られるようにファンモータ76の回転数を設定する。これに続いてステップ202では、ファンモータ76を設定した回転数とするための制御信号のステップFを設定する。これにより、ステップ204では、設定されたステップFが、ファンモータ76を制御するための制御信号のステップfとして設定され、駆動回路68に設定されたステップに応じた電圧の制御信号が出力され、この制御信号に基づいてファンモータ76が回転駆動される。
【0070】
一方、ステップ206では、ファンモータ76の回転に応じたジェネレータ122の出力を読込んで、実際のファンモータ76の回転数が設定した回転数より低いか否か又は設定した回転数となっているかを判断する。この判定は、例えば設定した制御信号の電圧と増幅部128を介して入力されるジェネレータ122の電圧を比較するなどの、従来公知の種々の方法で行うことができる。
【0071】
ここで、ファンモータ76の回転数が低く回転数を上昇させる必要があるときには、ステップ210へ移行して、制御信号のステップfを1ステップ上昇させる。また、ファンモータ76の回転数が高いときには、ステップ212へ移行して、ファンモータ76の回転数を抑えるために制御信号のステップfを1ステップダウンさせる。
【0072】
このようにして、ファンモータ76の回転をフィードバックして制御信号のステップを補正することにより、ファンモータ76の回転数が設定された回転数に至り、さらに設定された回転数に維持される。
【0073】
一方、ステップ214では、実際の制御信号のステップfと、送風量に応じて最初に設定した制御信号のステップFとを比較する。
【0074】
ここで、最初に設定したステップと実際のステップとがほぼ同じか、実際のステップが低くとも所定の比率α(例えばα=0.8)以内であれば、このステップ214で否定判定されて、ステップ216へ移行する。ステップ216では、風量の設定が変更されたか否かを確認し、変更されていなければ(否定判定)、ステップ204へ移行する。また、風量が変更されているとき(肯定判定)には、最初のステップ200へ移行して新たな回転数に回転数を設定し、設定した回転数に応じた制御信号のステップFの設定を行う。
【0075】
一方、実際のステップfと設定されているステップFとの差が所定の比率α以上となったとき(ステップ214で肯定判定)には、ステップ218へ移行してエラーカウンタeの値をインクリメントする(e=e+1)。なお、このエラーカウンタeは、エアコン10の運転開始時に予めリセットされている。
【0076】
次のステップ220では、エラーカウンタeのカウント値が「1」か否か、すなわち、エラーカウンタeによるカウントが開始されたか否かを判断し、カウントが開始されたとき(ステップ220で肯定判定)には、ステップ222へ移行してエラーカウンタeのカウント時間を計測するタイマをリセット/スタートさせる。
【0077】
また、ステップ224では、エラーカウンタeのカウント値が、所定値E(例えば100)を越えたか否かを確認し、ステップ226では、タイマがタイムアップしたか(タイマの計測時間が予め設定されている時間(例えば1分間)を越えたか)を確認している。ここで、エラーカウンタeによるカウント値が所定値Eに達する前(ステップ224では否定判定状態)に、タイマがタイムアップしたとき(ステップ226で肯定判定)には、エラーカウンタ及びタイマをリセットして、カウントを中止する(ステップ228)。
【0078】
これに対してタイマがタイムアップする前にエラーカウンタeのカウントが所定値Eを越えたとき(ステップ224で肯定判定)には、ステップ230へ移行する。すなわち、所定の時間内に設定されたステップFに対して実際のステップfが比率αを下回った回数が、所定値Eを越えたときには、フィルタ48に目詰まりが生じてクロスフローファン44によって室内の空気を吸引するときの通気抵抗が高くなることによって実際のファンモータ76のステップfが低くなっていると判断する。
【0079】
ファンモータ76の負荷が低くなっていると判断されてステップ230へ移行することにより、フィルタ48の目詰まりの発生を示すフラグHをセット(H=1)すると共に、表示回路82の表示LED136Pを点灯させる(ステップ232)。
【0080】
これによって、室内ユニット12の前面に設けている表示パネル82A内の表示LED136Pが点灯して、フィルタ48のメンテナンスを促す。なお、フラグHがセットされている間は、表示LED136Pが点灯し続け、フィルタ48のメンテナンスが終了し、ファンモータ76の制御信号のステップFと実際の制御信号のステップfが略一致する状態となるとリセットされる(H=0)。また、フラグHがセットされている状態では、実際のステップfと設定したステップFの比較を行わず、設定された風量に応じて設定されたステップFに基づいたファンモータ76のフィードバック制御のみが実行される(ステップ200〜212、216の繰り返しに相当)。
【0081】
このように、本実施の形態では、特別にフィルタ48の目詰まりを検出するためのセンサを設けることなく簡単にフィルタ48の目詰まりを検出して、フィルタ48のメンテナンスを促すことができる。このとき、回転数fが回転数Fを越えた回数と時間をカウントすることにより、フィルタ48の目詰まりの誤検出を防止することができ、正確にフィルタ48の目詰まりを検出することができる。なお、本実施の形態は、本発明の一例を示すものであり、本発明は、室内の空気調和を図る全ての空気調和機に適用することができる。
【0082】
例えば、本実施の形態では、フィルタ48の目詰まりを室内ユニット12の表示パネル82Aに設けた表示LED136Pによって表示するようにしたが、リモコン120LCDパネルに表示するようにしても良い。
【0083】
【発明の効果】
本発明によれば、送風ファンを駆動するファンモータに直流モータを用いた空気調和機において、予め設定された電力のステップと電力補正手段によって補正された補正電力のステップとを比較し、その比較結果が所定値を越え、かつ、予め設定された電力のステップに対して電力補正手段によって補正された補正電力のステップが低いときには、フィルタに目詰まりが生じたと判定する判定手段を備えたことにより、送風ファンを駆動するファンモータに直流モータを用いた場合、フィルタの目詰まりを検出するための特別のセンサを設ける必要が無く、簡単な構成で、かつ、的確に、フィルタの汚れや目詰まりを検出することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に適用したエアコンの概略構成図である。
【図2】 本実施の形態に適用したエアコンの冷凍サイクルを示す概略図である。
【図3】 室内ユニットを示す概略断面図である。
【図4】 室内ユニットの回路構成の概略を示すブロック図である。
【図5】 室外ユニットの回路構成の概略を示すブロック図である。
【図6】 ファンモータの駆動制御の概略を示す機能ブロック図である。
【図7】 表示手段の一例を示す室内ユニットの要部斜視図である。
【図8】 本実施の形態に係るフィルタの目詰まり検出の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 エアコン(空気調和機)
12 室内ユニット
14 室外ユニット
18 熱交換器
26 コンプレッサ
44 クロスフローファン(送風ファン)
48 フィルタ
62 モータ電源
68 駆動回路
74 マイコン(駆動制御手段、判定手段)
76 ファンモータ(直流モータ)
122 ジェネレータ
124 PWM制御部
130 回転数設定部
132 ステップ比較補正部(電力補正手段,電力供給手段、判定手段)
134 判定部(判定手段)
136 ステップ変換部
136P 表示LED(表示手段)

Claims (2)

  1. 運転環境条件及び設定された運転条件に基づいて室内から吸引した空気を、冷凍サイクルを形成する熱交換器によって温調して吹出すことにより室内の空気調和を図る空気調和機であって、
    通過する空気をろ過するフィルタと、
    前記フィルタを介して室内の空気を吸引すると共に温調した空気として室内へ吹出し可能に設けられた送風ファンと、
    前記送風ファンを回転駆動する直流モータを用いたファンモータと、
    前記ファンモータを駆動する駆動回路と、
    前記送風ファンが前記運転環境条件ないし前記設定された運転条件に基づいた送風量となるために予め設定されているステップの電力を、前記駆動回路を介して前記ファンモータへ供給する電力供給手段と、
    前記送風ファンが予め設定された送風量となるように前記電力供給手段から前記ファンモータへ供給する電力のステップを補正する電力補正手段とを備え、
    前記電力供給手段が所定のデューテー比のパルスを供給するときに、前記電力供給手段及び電力補正手段が、該パルスのデューテー比を予め設定されているステップに応じて変更する構成とした空気調和機において、
    前記予め設定された電力のステップと前記電力補正手段によって補正された補正電力のステップとを比較し、その比較結果が所定値を越え、かつ、前記予め設定された電力のステップに対して前記電力補正手段によって補正された補正電力のステップが低いときには、前記フィルタに目詰まりが生じたと判定する判定手段を備えたことを特長とする空気調和機。
  2. 前記判定手段の判定結果に基づいた表示を行う表示手段とを含むことを特長とする請求項1に記載の空気調和機。
JP32034096A 1996-11-29 1996-11-29 空気調和機 Expired - Fee Related JP3748964B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32034096A JP3748964B2 (ja) 1996-11-29 1996-11-29 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32034096A JP3748964B2 (ja) 1996-11-29 1996-11-29 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10160228A JPH10160228A (ja) 1998-06-19
JP3748964B2 true JP3748964B2 (ja) 2006-02-22

Family

ID=18120394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32034096A Expired - Fee Related JP3748964B2 (ja) 1996-11-29 1996-11-29 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3748964B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101636784B (zh) 2007-03-20 2011-12-28 富士通株式会社 语音识别系统及语音识别方法
JP6109545B2 (ja) * 2012-11-28 2017-04-05 三菱重工業株式会社 空気調和機
US9784508B2 (en) * 2013-04-16 2017-10-10 Hamilton Sundstrand Corporation Method of monitoring a heat exchanger arrangement and ram air fan in an aircraft to prevent stall conditions
JP6341743B2 (ja) * 2014-04-23 2018-06-13 株式会社ハーマン 風量制御装置
DE102017101695A1 (de) * 2017-01-30 2018-08-02 Ebm-Papst Mulfingen Gmbh & Co. Kg Vorrichtung und ein Verfahren zur Detektion einer Filterverstopfung

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10160228A (ja) 1998-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0125760B1 (ko) 공기 조화기의 이슬 맺힘 방지 장치 및 이슬 맺힘 방지 방법
JPH11287502A (ja) 空気調和機
JP4056146B2 (ja) 空気調和機
JPH1096546A (ja) 空気調和機の凝縮水感知装置およびその方法
JP2001254990A (ja) 空気調和機
JP3748964B2 (ja) 空気調和機
JP2000171072A (ja) 空気調和機
JP4130047B2 (ja) 空気調和機
KR19990037002A (ko) 공기조화기
JPH11248223A (ja) 空気調和機の運転制御装置およびその方法
JP4183320B2 (ja) 空気調和機
JP3192495B2 (ja) 空気調和機
JP4201416B2 (ja) 空気調和機
JP4311849B2 (ja) 空気調和機
JP4259668B2 (ja) 空気調和機
JP2003083587A (ja) 空気調和機
JP3738091B2 (ja) 空気調和機
JP3762495B2 (ja) 空気調和機
JP4430258B2 (ja) 空気調和機
JP3710933B2 (ja) 空気調和機
JP2001254985A (ja) 空気調和機
JP4302962B2 (ja) 空気調和機
JPH0861738A (ja) 空気調和機
JP2000292013A (ja) 空気調和機
JP2004316957A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051130

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081209

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091209

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees