JP6109545B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、エアフィルタが目詰まりしているか否か検知するフィルタ目詰まり検知装置を備えている空気調和機に関するものである。
空気調和機では、空気吸込み口の下流側にエアフィルタを設置し、吸込み空気中に含まれる塵埃を除去するようにしている。このエアフィルタにより除去した塵埃がその表面に堆積し、通風抵抗が増大すると、室内ファンの消費電力が増加することから、空気調和機の運転時間を積算し、その積算時間が設定時間に達したとき、エアフィルタの清掃サインを出力するようにしていた。しかし、かかる仕様では、エアフィルタの目詰まりが進行しているにも拘らず、運転時間が設定時間に到達するまで、清掃サインが出力されない場合がある等の問題があった。
そこで、特許文献1には、室内ファンを駆動するDCファンモータに対するモータ供給電圧と、そのモータ供給電圧によって得られるファン回転数を無負荷状態で得るために必要なDCファンモータに対する供給基準電圧とを比較し、その差分値が所定値よりも小さいとき、エアフィルタの交換時期と判定するようにしたものが開示されている。
また、特許文献2には、吸込み空気温度センサにより検出した吸込み空気温度と、DCファンモータの回転数検出手段により検出した回転数と、DCファンモータに駆動電圧を印加するモータ駆動電圧印加手段からのモータ駆動印加電圧とを用い、多変量空間における相関を考慮して算出したマハラノビスの距離により、エアフィルタの汚れが正常か異常かで目詰まり状態を判定するようにしたものが開示されている。
特許第2985754号公報 特許第3972723号公報
上記特許文献1,2に示されたものは、DCファンモータに印加する印加電圧(モータ供給電圧)に基づいてエアフィルタの目詰まりを判定するようにしているため、運転時間の積算値を用いたものに比べ、より適切な時期にエアフィルタの目詰まりを検知し、エアフィルタの清掃サインを出力することができる。しかしながら、DCファンモータへの印加電圧を検知するようにしたものでは、マイコン等からの回転制御値をインターフェース回路や駆動回路等で変換した印加電圧を検知する構成のため、回路部品の誤差や製造バラツキ、ユニットの設置状況(熱等)等の影響を受け易く、エアフィルタの目詰まりを高精度で検知することができないだけでなく、印加電圧を検知するための回路が必要となる等の課題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、エアフィルタの目詰まりを高精度で検知し、最適な時期にエアフィルタの清掃サインを警報手段やフィルタ自動清掃機構等に対して出力することができるフィルタ目詰まり検知装置を備えた空気調和機を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の空気調和機は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる空気調和機は、室内空気の吸込み口から吹出し口に至る空気流路中に、エアフィルタ、室内熱交換器およびDCファンモータで駆動される室内ファンが設置され、前記DCファンモータの回転数が室内コントローラを介して目標回転数となるようにフィードバック制御される空気調和機において、前記DCファンモータへの前記室内コントローラからの回転制御値を検知する検知手段と、基準値の決定制御時、前記DCファンモータを前記目標回転数とする過程において所定回転数を一定時間維持する際の回転制御値を検知し、その値を前記基準値として記憶する記億手段と、通常の空調運転時に、前記DCファンモータを前記目標回転数とする過程において前記所定回転数を維持するように一定時間運転させ、その時の回転制御値を前記基準値と比較し、両者の差が閾値を超えているとき、前記エアフィルタを目詰まりと判定する判定手段とからなるフィルタ目詰まり検知手段を備えていることを特徴とする。
空気調和機の室内ファンは、指令された回転数を維持するためにフィードバック制御されている。従って、エアフィルタが目詰まりを起こすことにより静圧が変化すると、回転数を一定に保つため、コントローラ側から出力される回転制御値も変化する。本発明によれば、このDCファンモータへの室内コントローラからの回転制御値を検知する検知手段を設け、該検知手段により、基準値の決定制御時、DCファンモータを所定回転数とするための回転制御値を検知し、その値を基準値として記億手段に記億しておき、通常の空調運転時に、DCファンモータを一定時間だけ所定回転数で運転させ、その時、検知手段によって検知された回転制御値を基準値と比較し、両者の差が閾値を超えておれば、エアフィルタが目詰まりを起こしていると判定することができる。従って、フィルタが目詰まりしているか否かを、室内コントローラのマイコンから出力される回転制御値を用いて直に判定することができ、エアフィルタの目詰まりを高精度で検知し、最適な時期にエアフィルタに対して清掃サインを出力することができるようになる。
さらに、本発明の空気調和機は、上記の空気調和機において、前記フィルタ目詰まり検知手段は、前記エアフィルタの目詰まりを表示する警報手段および/またはフィルタ自動清掃機構にエアフィルタの清掃信号を出力する出力手段を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、フィルタ目詰まり検知手段が、エアフィルタの目詰まりを表示する警報手段および/またはフィルタ自動清掃機構にエアフィルタの清掃信号を出力する出力手段を備えているため、フィルタ目詰まり検知手段によって高精度で検知されたエアフィルタの目詰まり情報を、エアフィルタの清掃信号として出力手段により警報手段および/またはフィルタ自動清掃機構に出力し、警報手段やフィルタ自動清掃機構等を動作させることができる。従って、適正な時期にエアフィルタを清掃し、エアフィルタの目詰まりを解消することにより、室内ファンの消費電力の増加等を抑えることができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上述のいずれかの空気調和機において、前記基準値の決定制御は、工場からの出荷時または試運転時に実施され、前記基準値が前記記億手段に記億される構成とされていることを特徴とする。
本発明によれば、基準値の決定制御が、工場からの出荷時または試運転時に実施され、基準値が記億手段に記億される構成とされているため、エアフィルタの目詰まり検知に用いる基準値を、通常の空調運転を開始する前の試運転時や、工場からの出荷時等に実施される基準値の決定制御時に、適正に記憶させることができる。従って、通常の空調運転時に、その基準値に基づいて、エアフィルタの目詰まりの有無を高精度で検知することができる。
本発明によると、基準値の決定制御時、検知手段によりDCファンモータを所定回転数とするための回転制御値を検知し、その値を基準値として記億手段に記億しておき、通常の空調運転時に、DCファンモータを一定時間だけ所定回転数で運転させ、その時、検知手段によって検知された回転制御値を基準値と比較し、両者の差が閾値を超えておれば、エアフィルタが目詰まりを起こしていると判定することができるため、フィルタが目詰まりを起こしているか否かを、室内コントローラのマイコンから出力される回転制御値を用いて直に判定することができ、エアフィルタの目詰まりを高精度で検知し、最適な時期にエアフィルタに対して清掃サインを出力することができるようになる。
本発明の一実施形態に係る空気調和機の代表例(A),(B)の概略構成図である。 図1に示す空気調和機の室内ファンを駆動するDCファンモータの制御回路図である。 図2に示すDCファンモータの基準値の決定制御時(A)と、フィルタ目詰まり検知制御時(通常運転時)(B)の動作説明図である。
以下に、本発明の一実施形態について、図1ないし図3を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る空気調和機の代表例(A),(B)の概略構成図が示されており、図2には、その室内ファンを駆動するDCファンモータの制御回路図が示されている。
図1(A)には、天埋め形の空気調和機1が示されている。この空気調和機1は、下部が開口されたキャビネット2と、このキャビネット2の下部開口に取り付けられた四角形状の天井パネル3とを備えている。
キャビネット2内の下方部位には、吸込み口4を有するベルマウス5と、ドレンパン6とが設置されており、ドレンパン6の一部によって風路7が形成されている。また、キャビネット2の天板中央部位には、DCファンモータ8により鉛直軸周りに回転駆動されるターボファン(室内ファン)9が設置されており、このターボファン9の外周を取り囲むように、四角形状に折り曲げ形成されている室内熱交換器10が図示省略のブラケットを介して天板側に固定設置されている。
これによって、キャビネット2内には、吸込み口4を有するベルマウス5を介してターボファン9に室内空気を導き、該ターボファン9により昇圧されてラジアル方向に吹出された空気を、その外周を取り囲むように配設されている室内熱交換器10を通して、キャビネット2の内面とドレンパン6の外周面とで形成される風路7へと流通させる空気流路11が構成されている。
さらに、天井パネル3には、その四辺に沿って空調風を吹出す長方形状の空気吹出し口12が風路7と連通すように設けられているとともに、中央部位に室内空気を吸込むための吸込み口13が設けられている。この空気吸込み口13には、フィルタ自動清掃機構付きのエアフィルタ14が吸込みグリル15と共に組み込まれている。また、空気吹出し口12には、空調風の吹出し方向を調整するための風向調整ルーバ16が、それぞれ個別にスイング可能に設置されている。
図1(B)には、壁掛け形の空気調和機21が示されている。この空気調和機21は、前面の上方部から上面にかけて空気吸込み口23が設けられ、前面の下方部に空気吹出し口24が設けられたユニット本体22を備えている。このユニット本体22内には、空気吸込み口23から吸込んだ室内空気を空気吹出し口24へと導風する空気流路25が形成されており、その空気流路25中には、上流から下流にかけてフィルタ自動清掃機構付きのエアフィルタ26、室内熱交換器27、DCファンモータ28により駆動されるクロスフローファン(室内ファン)29が順次配設されている。
また、室内熱交換器27の下方部位には、室内熱交換器27で発生したドレン水を回収するドレンパン30が配置されており、空気吹出し口23には、室内熱交換器27で温度調整された空調風の吹出し方向を調整するルーバ31およびフラップ32がそれぞれ回動可能に設置されている。
上記空気調和機1,21の室内ファンであるターボファン9およびクロスフローファン29は、それぞれDCファンモータ8,28を介して駆動可能とされており、このDCファンモータ8,28は、図2に示されるように、室内コントローラ40を介して回転数が目標回転数となるようにフィードバック制御される構成とされている。つまり、リモコン等のよって風量が設定されると、室内コントローラ40のマイコン41は、その風量に応じた回転制御値(Duty値)を出力するようになっている。
この回転制御値(Duty値)は、図2に示されるように、マイコン41から出力される矩形波の1周期T当たりのON時間(TON)の長さに比例するものであり、そのデューティ比であるTON(TON=T×N/255)を変化させることによって、DCファンモータ8,28の回転数を制御している。回転制御値は、インターフェース回路(以下、I/F回路という。)42を介して直流に変換され、回転指令電圧(VSP)としてDCファンモータ8,28に与えられる。DCファンモータ8,28は、この回転指令電圧(VSP)に基づき駆動回路を介して回転駆動される構成とされている。
このDCファンモータ8,28の回転数は、回転数検出回路により検出され、その出力信号(回転パルス)が実回転数として、I/F回路42を介してマイコン41にフィードバックされるようになっている。そして、マイコン41は、この実回転数と目標回転数とを比較し、DCファンモータ8,28への出力値である回転指令電圧(VSP)を調整する動作を繰り返すことにより、DCファンモータ8,28の回転数が目標回転数となるように制御している。
つまり、マイコン41は、「目標回転数>実回転数」の場合、回転指令電圧(VSP)をアップして回転制御値(Duty値)を大きくし、「目標回転数=実回転数」の場合、回転指令電圧(VSP)を維持し、「目標回転数<実回転数」の場合、回転指令電圧(VSP)をダウンして回転制御値(Duty値)を小さくすることにより、DCファンモータ8,28の回転数が目標回転数となるように制御している。
DCファンモータ8,28により駆動される室内ファン9,29が、図1(A)に示されるターボファン9やプロペラファン等の場合、エアフィルタ14に塵埃が堆積することによって通風抵抗が増大すると、モータ負荷が増加するが、図1(B)に示されるクロスフローファン29の場合、エアフィルタ26に塵埃が堆積すると、逆にモータ負荷が減少することになる。従って、エアフィルタ14,26が目詰まりを起こすことにより静圧が変化すると、回転数を目標回転数とするために、室内コントローラ40側からDCファンモータ8,28に出力される回転制御値も増減されることになる。
このように、エアフィルタ14,26の目詰まりにより静圧が変化すると、それに伴ってDCファンモータ8,28に出力される回転制御値が変化することを利用することによって、エアフィルタ14,26の目詰まりを検知することができる。本発明は、この点に着目してなされたものであり、以下の如く構成されたフィルタ目詰まり検知手段43を備えている。
フィルタ目詰まり検知手段43は、マイコン41からDCファンモータ8,28側に出力される回転制御値(Duty値)であるTONを検知する検知手段44と、その検知手段44によって検知された回転制御値(Duty値)を、基準値の決定制御時に、基準値として記億する不揮発性メモリ等からなる記憶手段45と、通常の空調運転時に、検知手段44により検知された回転制御値(Duty値)と、記憶手段45に記憶されている基準値とを比較演算し、その差が予め設定されている閾値を超えているときに、エアフィルタ14,26が目詰まりしていると判定する判定手段46とから構成されている。
また、フィルタ目詰まり検知手段43は、判定手段46が塵埃の堆積によってエアフィルタ14,26が目詰まりを起こしていると判定したとき、フィルタ自動清掃機構付きエアフィルタ14,26のフィルタ自動清掃機構および/またはエアフィルタ14,26の目詰まりを表示する警報手段に対して、エアフィルタ14,26の清掃信号を出力する出力手段47を備えている。
ここで、上記した基準値の決定制御とは、基準値を記憶手段45に記憶させるための制御であり、例えば、空気調和機1,21の工場からの出荷時や据え付け後の試運転時等に実施されるものである。この制御は、エアフィルタ14,26に対して塵埃が未堆積の状態で、図3(A)に示されるように、DCファンモータ8,28を目標回転数とする過程において、所定の回転数aを一定時間維持する際の回転制御値(Duty値)を検知し、その値を基準値として決定するための制御であり、その制御信号が検知手段44に入力されると、検知手段44は、その時に検知した回転制御値(Duty値)を記憶手段45に記憶させる構成とされている。
一方、通常の冷暖房運転等の運転時に、図3(B)に示されるように、フィルタ目詰まり検知制御が実施される。この制御は、エアフィルタ14,26に塵埃が堆積しているか否か、すなわちエアフィルタ14,26が目詰まりを起こしているか否かを検知するための制御であり、DCファンモータ8,28を目標回転数に維持する過程において、上記と同じ回転数aを維持するように一定時間運転する。この際の回転制御値(Duty値)を検知手段44により検知し、この回転制御値と、記憶手段45に上記により記億された基準値とを判定手段46で比較演算することにより、エアフィルタ14,26の目詰まりの有無を判定する構成とされている。
つまり、基準値の決定制御時に検知された回転制御値(Duty値)が、例えば「33%」の場合、この33%が基準値として記憶手段45に記億されており、これに対して、通常の空調運転時に実施される上記のフィルタ目詰まり検知制御時に、検知手段44によって検知された回転制御値(Duty値)が「28%」の場合、判定手段46において、両者の値が比較演算され、その差(33%−28%)が予め設定されている閾値を超えているとき、エアフィルタ14,26が目詰まりを起こしていると判定し、出力手段47から清掃信号が出力されるようになっている。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
上記空気調和機1,21を工場から出荷する時または据え付け後等に試運転する時、基準値の決定制御を行い、その時にマイコン41からDCファンモータ8,28側に出力される回転制御値(Duty値)であるTONを、室内コントローラ40に設けられているフィルタ目詰まり検知手段43の検知手段44により検知し、それを基準値として記憶手段45に記億させる。
以後、通常の冷暖房運転等を行う際に、任意のタイミングでフィルタ目詰まり検知制御を実施し、その際にフィルタ目詰まり検知手段43の検知手段44により検知される回転制御値(Duty値)と、記憶手段45に記億されている基準値とを比較演算することよって、エアフィルタ14,26の目詰まりの有無を回転制御値(Duty値)に基づいて判定することができる。
これにより、エアフィルタ14,26が目詰まりしているか否かを、室内コントローラ40のマイコン41からDCファンモータ8,28側に出力される回転制御値(Duty値)を用いて直に判定することができ、DCファンモータ8,28に印加する印加電圧に基づいてエアフィルタ14,26の目詰まりを判定する構成としたものに比べ、インターフェース回路や駆動回路を構成する回路部品の誤差や製造バラツキ、ユニットの設置状況等の影響を受け難い分だけ、エアフィルタ14,26の目詰まりの有無を高精度で検知することができる。このため、最適な時期にエアフィルタ14,26に対して清掃サインを出力することができるようになる。
また、フィルタ目詰まり検知手段43は、エアフィルタ14,26が目詰まりしていることを表示する警報手段および/またはフィルタ自動清掃機構等に対して、エアフィルタ14,26の清掃信号を出力する出力手段47を備えている。このため、フィルタ目詰まり検知手段43により高精度で検知したエアフィルタ14,26の目詰まり情報を、エアフィルタ14,26の清掃サインとして出力手段47を介して警報手段および/またはフィルタ自動清掃機構等に出力し、警報手段やフィルタ自動清掃機構を動作させることができる。従って、適正な時期にエアフィルタ14,26を清掃し、その目詰まりを解消することにより、室内ファン9,29の消費電力の増加等を抑えることができる。
さらに、本実施形態では、基準値の決定制御が、工場からの出荷時または据え付け後の試運転時等に実施され、基準値が不揮発性メモリ等の記億手段45に記億される構成とされているため、エアフィルタ14,26の目詰まり検知に用いる基準値を、通常の空調運転を開始する前の試運転時や工場からの出荷時等に実施する基準値の決定制御時に、適正に記憶することができる。従って、通常の空調運転時に、その基準値に基づいて、エアフィルタ14,26の目詰まりの有無を高精度で検知することができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明に係る空気調和機の代表例として、天埋め形の空気調和機1および壁掛け形の空気調和機21を挙げたが、他の空気調和機にも同様に適用できることは云うまでもない。また、記億手段45に記億する基準値は、予め実験室等での運転によって決定された値を設定するようにしてもよい。
1,21 空気調和機
8,28 DCファンモータ
9,29 室内ファン
10,27 室内熱交換器
11,25 空気流路
12,24 吹出し口
13,23 吸込み口
14,26 エアフィルタ
40 室内コントローラ
41 マイコン
42 I/F回路
43 フィルタ目詰まり検知手段
44 検知手段
45 記億手段
46 判定手段
47 出力手段

Claims (3)

  1. 室内空気の吸込み口から吹出し口に至る空気流路中に、エアフィルタ、室内熱交換器およびDCファンモータで駆動される室内ファンが設置され、前記DCファンモータの回転数が室内コントローラを介して目標回転数となるようにフィードバック制御される空気調和機において、
    前記DCファンモータへの前記室内コントローラからの回転制御値を検知する検知手段と、基準値の決定制御時、前記DCファンモータを前記目標回転数とする過程において所定回転数を一定時間維持する際の回転制御値を検知し、その値を前記基準値として記憶する記億手段と、通常の空調運転時に、前記DCファンモータを前記目標回転数とする過程において前記所定回転数を維持するように一定時間運転させ、その時の回転制御値を前記基準値と比較し、両者の差が閾値を超えているとき、前記エアフィルタを目詰まりと判定する判定手段とからなるフィルタ目詰まり検知手段を備えていることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記フィルタ目詰まり検知手段は、前記エアフィルタの目詰まりを表示する警報手段および/またはフィルタ自動清掃機構に前記エアフィルタの清掃信号を出力する出力手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記基準値の決定制御は、工場からの出荷時または試運転時に実施され、前記基準値が前記記億手段に記億される構成とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
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