JP2985754B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JP2985754B2 JP2985754B2 JP7354855A JP35485595A JP2985754B2 JP 2985754 B2 JP2985754 B2 JP 2985754B2 JP 7354855 A JP7354855 A JP 7354855A JP 35485595 A JP35485595 A JP 35485595A JP 2985754 B2 JP2985754 B2 JP 2985754B2
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- Japan
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は室内のホコリなど
を除去するフィルタの交換時期を自動的に報知するよう
にした空気調和機に関するものである。
を除去するフィルタの交換時期を自動的に報知するよう
にした空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にエアコン等の空気調和装置は、空
気の吸い込み側にホコリや塵などを吸着して綺麗な空気
にするためのフィルタと、このフィルタを通過した綺麗
な空気を室内へ吹き出すための室内ファンと、この室内
ファンを駆動するファンモータと、上記フィルタが目詰
まりとなった時に点灯して該フィルタの交換時期を知ら
せるためのフィルタサインと呼ばれる表示素子等から構
成されている。そして従来のフィルタサインの点灯タイ
ミングは上記ファンモータの運転積算時間が、ある時間
に達した時に点灯させている。
気の吸い込み側にホコリや塵などを吸着して綺麗な空気
にするためのフィルタと、このフィルタを通過した綺麗
な空気を室内へ吹き出すための室内ファンと、この室内
ファンを駆動するファンモータと、上記フィルタが目詰
まりとなった時に点灯して該フィルタの交換時期を知ら
せるためのフィルタサインと呼ばれる表示素子等から構
成されている。そして従来のフィルタサインの点灯タイ
ミングは上記ファンモータの運転積算時間が、ある時間
に達した時に点灯させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら空気調和
機の室内機や空気清浄機の据え付け環境により単位時間
当たりの上記フィルタの目詰まり量が異なるため、単に
ファンモータの運転積算時間によってフィルタサインを
点灯させていたのでは、既にそれ以前に能力低下に至る
目詰まり量になっている場合がある。また反対にフィル
タサイン点灯時に目詰まり量が少なく能力ダウンになら
ない目詰まり量の場合もある。またファンモータの運転
積算時間のデータをEEPROMにより行なっていない
装置にあっては、一旦電源をリセットしてしまうとファ
ンモータの積算時間がクリアされてしまうので、電源の
再投入後のファンモータの運転積算時間がタイムオーバ
ーする頃には、フィルタの目詰まり量が大変多くなって
いる。このように従来の技術では、フィルタの目詰まり
量を正確に検知できないため、ユーザにフィルタ(エア
ーフィルタ)の清掃時期を正確に知らせることができな
いという問題があった。
機の室内機や空気清浄機の据え付け環境により単位時間
当たりの上記フィルタの目詰まり量が異なるため、単に
ファンモータの運転積算時間によってフィルタサインを
点灯させていたのでは、既にそれ以前に能力低下に至る
目詰まり量になっている場合がある。また反対にフィル
タサイン点灯時に目詰まり量が少なく能力ダウンになら
ない目詰まり量の場合もある。またファンモータの運転
積算時間のデータをEEPROMにより行なっていない
装置にあっては、一旦電源をリセットしてしまうとファ
ンモータの積算時間がクリアされてしまうので、電源の
再投入後のファンモータの運転積算時間がタイムオーバ
ーする頃には、フィルタの目詰まり量が大変多くなって
いる。このように従来の技術では、フィルタの目詰まり
量を正確に検知できないため、ユーザにフィルタ(エア
ーフィルタ)の清掃時期を正確に知らせることができな
いという問題があった。
【0004】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、据え付け環境に
かかわらずフィルタの目詰まり量を正確に報知すること
ができる空気調和機を提供することにある。
になされたものであって、その目的は、据え付け環境に
かかわらずフィルタの目詰まり量を正確に報知すること
ができる空気調和機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明の空気調
和機では、室内のホコリなどを除去するフィルタ3と、
このフィルタ3を通過した空気を室内へと吹き出すクロ
スフローファン5と、このクロスフローファン5を駆動
するDCモータ13と、上記フィルタ3の交換時期を報
知する報知手段17とを備えた空気調和機において、上
記DCモータ13へのモータ供給電圧V1 と、このモー
タ供給電圧V1 によって得られたファン回転数n0 を無
負荷状態で得るために必要なDCモータ13への供給基
準電圧Vref とを比較し、その差分値が所定値ΔVTよ
りも小さいときに、上記報知手段17によってフィルタ
3の交換時期を報知すべく構成して成り、上記差分値
は、クロスフローファン5の回転数を設定ファン回転数
n 0 へと変更する際に、この設定ファン回転数n 0 に対
応する供給基準電圧V ref を上記DCモータ13に供給
し、これによって得られたファン回転数n 1 を上記設定
ファン回転数n 0 に一致させるのに必要なDCモータ1
3への供給電圧の上昇量として把握することを特徴とし
ている。
和機では、室内のホコリなどを除去するフィルタ3と、
このフィルタ3を通過した空気を室内へと吹き出すクロ
スフローファン5と、このクロスフローファン5を駆動
するDCモータ13と、上記フィルタ3の交換時期を報
知する報知手段17とを備えた空気調和機において、上
記DCモータ13へのモータ供給電圧V1 と、このモー
タ供給電圧V1 によって得られたファン回転数n0 を無
負荷状態で得るために必要なDCモータ13への供給基
準電圧Vref とを比較し、その差分値が所定値ΔVTよ
りも小さいときに、上記報知手段17によってフィルタ
3の交換時期を報知すべく構成して成り、上記差分値
は、クロスフローファン5の回転数を設定ファン回転数
n 0 へと変更する際に、この設定ファン回転数n 0 に対
応する供給基準電圧V ref を上記DCモータ13に供給
し、これによって得られたファン回転数n 1 を上記設定
ファン回転数n 0 に一致させるのに必要なDCモータ1
3への供給電圧の上昇量として把握することを特徴とし
ている。
【0006】ここで空気調和機は、空気清浄機等を含む
ものである。
ものである。
【0007】上記請求項1の空気調和機では、DCモー
タ13へのモータ供給電圧V1 と無負荷状態における供
給基準電圧Vref との差によって、フィルタ3の目詰ま
りによって生じる負荷を検知している。従ってその据え
付け環境にかかわらず、正確なフィルタ3の交換時期を
報知することが可能となる。また上記空気調和機では、
その実施を容易とすることが可能となる。
タ13へのモータ供給電圧V1 と無負荷状態における供
給基準電圧Vref との差によって、フィルタ3の目詰ま
りによって生じる負荷を検知している。従ってその据え
付け環境にかかわらず、正確なフィルタ3の交換時期を
報知することが可能となる。また上記空気調和機では、
その実施を容易とすることが可能となる。
【0008】
【0009】
【0010】さらに請求項2の空気調和機は、室内のホ
コリなどを除去するフィルタ3と、このフィルタ3を通
過した空気を室内へと吹き出すクロスフローファン5
と、このクロスフローファン5を駆動するDCモータ1
3と、上記フィルタ3の交換時期を報知する報知手段1
7とを備えた空気調和機において、設定ファン回転数n
0 に対応する供給基準電圧Vref をDCモータ13に供
給し、これによって得られたファン回転数n1 と上記設
定ファン回転数n0 とを比較し、その差が所定値よりも
小さいときに、上記報知手段17によってフィルタ3の
交換時期を報知するようにしたことを特徴としている。
コリなどを除去するフィルタ3と、このフィルタ3を通
過した空気を室内へと吹き出すクロスフローファン5
と、このクロスフローファン5を駆動するDCモータ1
3と、上記フィルタ3の交換時期を報知する報知手段1
7とを備えた空気調和機において、設定ファン回転数n
0 に対応する供給基準電圧Vref をDCモータ13に供
給し、これによって得られたファン回転数n1 と上記設
定ファン回転数n0 とを比較し、その差が所定値よりも
小さいときに、上記報知手段17によってフィルタ3の
交換時期を報知するようにしたことを特徴としている。
【0011】上記請求項2の空気調和機では、供給基準
電圧Vref によって得たファン回転数n1 と設定ファン
回転数n0 との差によって、フィルタ3の目詰まりによ
って生じる負荷を検知している。従ってその据え付け環
境にかかわらず、正確なフィルタ3の交換時期を報知す
ることが可能となる。
電圧Vref によって得たファン回転数n1 と設定ファン
回転数n0 との差によって、フィルタ3の目詰まりによ
って生じる負荷を検知している。従ってその据え付け環
境にかかわらず、正確なフィルタ3の交換時期を報知す
ることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】次にこの発明の空気調和機の実施
の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図
3は空気調和機であるエアコンなどの室内機1の概略構
成図を示し、室内機1の前面の吸込口2の内方には室内
のホコリやゴミ等を除去するフィルタ3が着脱自在に配
設されている。またこのフィルタ3の内方にはフィルタ
3を介して吸入された空気を暖房あるいは冷房するため
の室内熱交換器4が配設されていて、室内熱交換器4を
介して熱交換された空気は室内ファン(クロスフローフ
ァン)5により吹出口6から室内へ吹き出されるように
なっている。吹出口6には回動自在なフラップ(図示せ
ず)が設けてある。上記室内ファン5はファンモータ1
3(図2参照)の出力軸に装着されており、このファン
モータ13により室内ファン5が回転制御される。なお
ファンモータ13は例えばブラシレスDCモータを用い
ている。
の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図
3は空気調和機であるエアコンなどの室内機1の概略構
成図を示し、室内機1の前面の吸込口2の内方には室内
のホコリやゴミ等を除去するフィルタ3が着脱自在に配
設されている。またこのフィルタ3の内方にはフィルタ
3を介して吸入された空気を暖房あるいは冷房するため
の室内熱交換器4が配設されていて、室内熱交換器4を
介して熱交換された空気は室内ファン(クロスフローフ
ァン)5により吹出口6から室内へ吹き出されるように
なっている。吹出口6には回動自在なフラップ(図示せ
ず)が設けてある。上記室内ファン5はファンモータ1
3(図2参照)の出力軸に装着されており、このファン
モータ13により室内ファン5が回転制御される。なお
ファンモータ13は例えばブラシレスDCモータを用い
ている。
【0013】ところで、ブラシレスDCモータ等のDC
モータは供給電圧と回転数が比例しており、供給電圧を
高くしていくと回転数も増加する。図1に示す直線Aは
上記ファンモータ13の無負荷状態における供給電圧と
回転数との関係を示し、所謂基準V−rpm直線と呼ば
れているものである。この基準V−rpm直線の場合は
無負荷状態であるので、空気が流れない状態つまりフィ
ルタ3が完全目詰まりの状態に近いことになる。そして
フラップを回動して風量を最大にするフラップの位置で
は、クロスフローファンを駆動するファンモータ13の
負荷は最大となり、その場合のV−rpm直線は図1に
示す直線Dよりも下方になる。また風量を最小にするフ
ラップの位置においては、そのV−rpm直線は直線B
より下方になる。
モータは供給電圧と回転数が比例しており、供給電圧を
高くしていくと回転数も増加する。図1に示す直線Aは
上記ファンモータ13の無負荷状態における供給電圧と
回転数との関係を示し、所謂基準V−rpm直線と呼ば
れているものである。この基準V−rpm直線の場合は
無負荷状態であるので、空気が流れない状態つまりフィ
ルタ3が完全目詰まりの状態に近いことになる。そして
フラップを回動して風量を最大にするフラップの位置で
は、クロスフローファンを駆動するファンモータ13の
負荷は最大となり、その場合のV−rpm直線は図1に
示す直線Dよりも下方になる。また風量を最小にするフ
ラップの位置においては、そのV−rpm直線は直線B
より下方になる。
【0014】ここでフィルタ3の目詰まりが多くなると
フィルタ3を介して吸入される風量が少なくなるので、
室内ファン5つまりファンモータ13にとっては負荷が
軽くなってくる。逆にフィルタ3の目詰まりが少ない場
合には、フィルタ3を介して吸入される風量は多くなる
ので、ファンモータ13の負荷は重くなる。すなわち、
フィルタ3の目詰まりが多い時のV−rpm直線はBと
なり、フィルタ3の目詰まりが少ない時のV−rpm直
線はDとなる。そしてV−rpm直線Cはその中間の場
合である。そこで、フィルタ3の目詰まり具合によって
ファンモータ13に同じ電圧を印加してもファンモータ
13つまり室内ファン5の回転数が異なることになる。
この発明はフィルタ3の目詰まり具合によって同じ供給
電圧でも室内ファン5の回転数が異なることに着目して
フィルタ3の目詰まりを正確に検知するようにしたもの
である。
フィルタ3を介して吸入される風量が少なくなるので、
室内ファン5つまりファンモータ13にとっては負荷が
軽くなってくる。逆にフィルタ3の目詰まりが少ない場
合には、フィルタ3を介して吸入される風量は多くなる
ので、ファンモータ13の負荷は重くなる。すなわち、
フィルタ3の目詰まりが多い時のV−rpm直線はBと
なり、フィルタ3の目詰まりが少ない時のV−rpm直
線はDとなる。そしてV−rpm直線Cはその中間の場
合である。そこで、フィルタ3の目詰まり具合によって
ファンモータ13に同じ電圧を印加してもファンモータ
13つまり室内ファン5の回転数が異なることになる。
この発明はフィルタ3の目詰まり具合によって同じ供給
電圧でも室内ファン5の回転数が異なることに着目して
フィルタ3の目詰まりを正確に検知するようにしたもの
である。
【0015】図2はフィルタ3の目詰まりを検知するた
めの制御回路のブロック図を示し、室内ファン5の回転
数を検出するセンサ14と、このセンサ14からの検出
信号によりファンモータ13に供給する電圧を可変させ
るモータ駆動制御部12を制御する中央制御部11と、
ファンモータ13に印加する電圧Vと室内ファン5の回
転数nとのデータ等を記憶しておく記憶部15と、フィ
ルタ3の目詰まり状態を判断する判断部16と、この判
断部16からの信号によりフィルタ3の交換時期を表示
灯(フィルタサイン)にて点灯させるための表示部(報
知手段)17、ユーザーが風量の設定を行なう風量設定
部18等で構成されている。
めの制御回路のブロック図を示し、室内ファン5の回転
数を検出するセンサ14と、このセンサ14からの検出
信号によりファンモータ13に供給する電圧を可変させ
るモータ駆動制御部12を制御する中央制御部11と、
ファンモータ13に印加する電圧Vと室内ファン5の回
転数nとのデータ等を記憶しておく記憶部15と、フィ
ルタ3の目詰まり状態を判断する判断部16と、この判
断部16からの信号によりフィルタ3の交換時期を表示
灯(フィルタサイン)にて点灯させるための表示部(報
知手段)17、ユーザーが風量の設定を行なう風量設定
部18等で構成されている。
【0016】次にフィルタ3の目詰まりの検知動作を説
明すると、室内ファン5の回転数はユーザが風量の設定
変更を行なう場合や、運転開始時などでその時の回転数
が異なるが、この発明ではユーザの風量設定変更時や運
転開始時など設定ファン回転数が変更された後、フィル
タ3の目詰まりの検知を行なうようにしている。まず、
変更した設定ファン回転数n0に対応する供給基準電圧
Vrefを基準V−rpm直線Aから算出し、ファンモー
タ13に供給する。なお設定ファン回転数に対応した供
給基準電圧Vrefは記憶部15にデータとして格納され
ており、このデータを中央制御部11が読み取ってモー
タ駆動制御部12を制御し、上記の供給基準電圧Vref
をファンモータ13に印加(供給)するようになってい
る。この状態でセンサ14が室内ファン5の回転数を検
出し、上記の設定ファン回転数n0と現在ファン回転数
n1(直線Bの場合)とを比較する。そして設定ファン
回転数n0>現在ファン回転数n1ならば、現在ファン
モータ13に供給している電圧にΔVをプラスする。こ
の時の室内ファン5の回転数を検出して、設定ファン回
転数n0=現在ファン回転数になるまで、ΔVづつ供給
電圧を増加させていく。設定ファン回転数n0=現在フ
ァン回転数n0になった時に(直線Bの→2に移
動)、電圧Vrefと現在の供給電圧V1とを比較し、下式
を満たす時、フィルタサインを点灯させる。 条件式:V1−Vref≦ΔVT 上記ΔVTは予め設定しておくものであり、また判断部
16により条件式を満たすか否かを判断して、条件式を
満たす場合には表示部17によりフィルタサインを点灯
させて、フィルタ3の交換時期を報知させるようになっ
ている。
明すると、室内ファン5の回転数はユーザが風量の設定
変更を行なう場合や、運転開始時などでその時の回転数
が異なるが、この発明ではユーザの風量設定変更時や運
転開始時など設定ファン回転数が変更された後、フィル
タ3の目詰まりの検知を行なうようにしている。まず、
変更した設定ファン回転数n0に対応する供給基準電圧
Vrefを基準V−rpm直線Aから算出し、ファンモー
タ13に供給する。なお設定ファン回転数に対応した供
給基準電圧Vrefは記憶部15にデータとして格納され
ており、このデータを中央制御部11が読み取ってモー
タ駆動制御部12を制御し、上記の供給基準電圧Vref
をファンモータ13に印加(供給)するようになってい
る。この状態でセンサ14が室内ファン5の回転数を検
出し、上記の設定ファン回転数n0と現在ファン回転数
n1(直線Bの場合)とを比較する。そして設定ファン
回転数n0>現在ファン回転数n1ならば、現在ファン
モータ13に供給している電圧にΔVをプラスする。こ
の時の室内ファン5の回転数を検出して、設定ファン回
転数n0=現在ファン回転数になるまで、ΔVづつ供給
電圧を増加させていく。設定ファン回転数n0=現在フ
ァン回転数n0になった時に(直線Bの→2に移
動)、電圧Vrefと現在の供給電圧V1とを比較し、下式
を満たす時、フィルタサインを点灯させる。 条件式:V1−Vref≦ΔVT 上記ΔVTは予め設定しておくものであり、また判断部
16により条件式を満たすか否かを判断して、条件式を
満たす場合には表示部17によりフィルタサインを点灯
させて、フィルタ3の交換時期を報知させるようになっ
ている。
【0017】上記の場合はフィルタ3の目詰まりが多い
場合(直線Bの場合)であり、次に目詰まりが少ない直
線Dの場合について説明する。フィルタ3の目詰まりが
少ない時、供給電圧がVrefの場合には負荷が重くなる
ので室内ファン5の回転数はn1のときより低いn2であ
り、設定ファン回転数n0>現在ファン回転数n2であ
る。設定ファン回転数n0=現在ファン回転数n0になる
まで上記と同様にファンモータ13の供給電圧をΔVづ
つ増加させていくと、供給電圧はV2となる。そして、
V2−Vref>ΔVTなので、フィルタ3の目詰まり
が少ないことになり、フィルタサインは点灯されない。
場合(直線Bの場合)であり、次に目詰まりが少ない直
線Dの場合について説明する。フィルタ3の目詰まりが
少ない時、供給電圧がVrefの場合には負荷が重くなる
ので室内ファン5の回転数はn1のときより低いn2であ
り、設定ファン回転数n0>現在ファン回転数n2であ
る。設定ファン回転数n0=現在ファン回転数n0になる
まで上記と同様にファンモータ13の供給電圧をΔVづ
つ増加させていくと、供給電圧はV2となる。そして、
V2−Vref>ΔVTなので、フィルタ3の目詰まり
が少ないことになり、フィルタサインは点灯されない。
【0018】このようにしてフィルタ3の目詰まりを検
知しているので、あらゆる室内機の据え付け環境におい
ても、フィルタ3の目詰まり量を正確に検知することが
でき、能力低下に至るフィルタ3の目詰まり量でフィル
タサインを点灯させることができる。
知しているので、あらゆる室内機の据え付け環境におい
ても、フィルタ3の目詰まり量を正確に検知することが
でき、能力低下に至るフィルタ3の目詰まり量でフィル
タサインを点灯させることができる。
【0019】なお上記のファンモータ13としてブラシ
レスDCモータを用いて説明したが、DCモータの特性
はどの種類でも同一の特性であるため、この発明にかか
る制御はどの種類のDCモータを用いても良い。例え
ば、DCモータは磁石界磁形と巻線界磁形とがあり、そ
の磁石界磁形の中のブラシ付きモータでも良い。さらに
ブラシ付きモータの中のコア付きモータ、コアレスモー
タでも良く、さらに小形直流モータ、マイクロモータで
も本発明を適用することができる。
レスDCモータを用いて説明したが、DCモータの特性
はどの種類でも同一の特性であるため、この発明にかか
る制御はどの種類のDCモータを用いても良い。例え
ば、DCモータは磁石界磁形と巻線界磁形とがあり、そ
の磁石界磁形の中のブラシ付きモータでも良い。さらに
ブラシ付きモータの中のコア付きモータ、コアレスモー
タでも良く、さらに小形直流モータ、マイクロモータで
も本発明を適用することができる。
【0020】また上記の実施の形態では、エアコンの場
合のフィルタについて説明したが、空気清浄機に用いら
れるフィルタの目詰まりを検知する場合にも本発明を適
用することができる。
合のフィルタについて説明したが、空気清浄機に用いら
れるフィルタの目詰まりを検知する場合にも本発明を適
用することができる。
【0021】さらに上記の実施の形態では、基準V−r
pm直線を利用して、設定ファン回転数n0に対応した
供給基準電圧Vrefと、現在ファン回転数が設定ファン
回転数n0になった時の供給電圧Vとの差の値によりフ
ィルタ3の目詰まり具合を判断していたが、他の検知方
法でも良い。例えば、ファンモータ13に電圧を供給し
た時に、その時のファン回転数と設定ファン回転数n0
とを比較して、ある一定値より差が少なければフィルタ
3の目詰まりが多いとしてフィルタサインを点灯させる
ようにしても良い。
pm直線を利用して、設定ファン回転数n0に対応した
供給基準電圧Vrefと、現在ファン回転数が設定ファン
回転数n0になった時の供給電圧Vとの差の値によりフ
ィルタ3の目詰まり具合を判断していたが、他の検知方
法でも良い。例えば、ファンモータ13に電圧を供給し
た時に、その時のファン回転数と設定ファン回転数n0
とを比較して、ある一定値より差が少なければフィルタ
3の目詰まりが多いとしてフィルタサインを点灯させる
ようにしても良い。
【0022】
【発明の効果】上記請求項1の空気調和機では、DCモ
ータへのモータ供給電圧と無負荷状態における供給基準
電圧との差によって、フィルタの目詰まりによって生じ
る負荷を検知している。従ってその据え付け環境にかか
わらず、正確なフィルタの変換時期を報知することが可
能となる。
ータへのモータ供給電圧と無負荷状態における供給基準
電圧との差によって、フィルタの目詰まりによって生じ
る負荷を検知している。従ってその据え付け環境にかか
わらず、正確なフィルタの変換時期を報知することが可
能となる。
【0023】また上記空気調和機では、その実施を容易
とすることが可能となる。
とすることが可能となる。
【0024】さらに請求項2の空気調和機では、供給基
準電圧によって得たファン回転数と設定ファン回転数と
の差によって、フィルタの目詰まりによって生じる負荷
を検知している。従ってその据え付け環境にかかわら
ず、正確なフィルタの交換時期を報知することが可能と
なる。
準電圧によって得たファン回転数と設定ファン回転数と
の差によって、フィルタの目詰まりによって生じる負荷
を検知している。従ってその据え付け環境にかかわら
ず、正確なフィルタの交換時期を報知することが可能と
なる。
【図1】この発明の実施の形態のファンモータの供給電
圧と回転数との関係を示す特性図である。
圧と回転数との関係を示す特性図である。
【図2】この発明の実施の形態の制御ブロック図であ
る。
る。
【図3】この発明の実施の形態の室内機の概略構成図で
ある。
ある。
1 室内機 3 フィルタ 5 室内ファン 11 中央制御部 13 ファンモータ 16 判断部 17 表示部
Claims (2)
- 【請求項1】 室内のホコリなどを除去するフィルタ
(3)と、このフィルタ(3)を通過した空気を室内へ
と吹き出すクロスフローファン(5)と、このクロスフ
ローファン(5)を駆動するDCモータ(13)と、上
記フィルタ(3)の交換時期を報知する報知手段(1
7)とを備えた空気調和機において、上記DCモータ
(13)へのモータ供給電圧(V1 )と、このモータ供
給電圧(V1)によって得られたファン回転数(n0 )
を無負荷状態で得るために必要なDCモータ(13)へ
の供給基準電圧(Vref )とを比較し、その差分値が所
定値(ΔVT)よりも小さいときに、上記報知手段(1
7)によってフィルタ(3)の交換時期を報知すべく構
成して成り、上記差分値は、クロスフローファン(5)
の回転数を設定ファン回転数(n 0 )へと変更する際
に、この設定ファン回転数(n 0 )に対応する供給基準
電圧(V ref )を上記DCモータ(13)に供給し、こ
れによって得られたファン回転数(n 1 )を上記設定フ
ァン回転数(n 0 )に一致させるのに必要なDCモータ
(13)への供給電圧の上昇量として把握することを特
徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 室内のホコリなどを除去するフィルタ
(3)と、このフィルタ(3)を通過した空気を室内へ
と吹き出すクロスフローファン(5)と、このクロスフ
ローファン(5)を駆動するDCモータ(13)と、上
記フィルタ(3)の交換時期を報知する報知手段(1
7)とを備えた空気調和機において、設定ファン回転数
(n0 )に対応する供給基準電圧(Vref )をDCモー
タ(13)に供給し、これによって得られたファン回転
数(n1 )と上記設定ファン回転数(n0 )とを比較
し、その差が所定値よりも小さいときに、上記報知手段
(17)によってフィルタ(3)の交換時期を報知する
ようにしたことを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7354855A JP2985754B2 (ja) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
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