JP2003103129A - 空気清浄機及び空気清浄機の運転方法 - Google Patents

空気清浄機及び空気清浄機の運転方法

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JP2003103129A
JP2003103129A JP2001300236A JP2001300236A JP2003103129A JP 2003103129 A JP2003103129 A JP 2003103129A JP 2001300236 A JP2001300236 A JP 2001300236A JP 2001300236 A JP2001300236 A JP 2001300236A JP 2003103129 A JP2003103129 A JP 2003103129A
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air
dust
blower
degree
sensor
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Yukio Anzai
幸夫 安西
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気の汚れを正確に検出し経済的な自動運転
を行う。 【解決手段】 粉塵濃度を検出するためのダストセン
サ1と、ダストセンサ1が出力する電圧を数値データに
変換する電圧・データ変換部2と、集塵フィルタ12を
通過する空気流を生成する送風機6と、集塵フィルタ1
2をバイパスしダストセンサ1を内設したダクトと、送
風機6を所要の回転数で回転駆動する駆動部5と、粉塵
濃度に対するファンモータの回転数のテーブルと空気圧
の基準値を記憶する記憶部7と、前記回転数のテーブル
と検出された粉塵濃度を参照して設定すべき回転数を判
定すると共に、検出された圧力と基準値とを比較し大小
を判定する比較判定部8と、粉塵濃度を表示する表示部
4と、空気圧を検出する圧力センサ20と、圧力センサ
20が出力する電圧を数値データに変換する電圧・デー
タ変換部21と、各部を制御する制御部3とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周囲の空気の汚れ
を正確に検出して自動運転するようにした空気清浄機及
び空気清浄機の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気清浄機は、送風機の作用によ
り吸気口から室内の空気を吸入し、その吸入空気から集
塵フィルタにより粉塵(ダスト)を捕獲して、粉塵捕獲
後送風機の排気側に設けた吹出口から清浄な空気を室内
に吹出させるようにしたものである。従来、空気清浄機
の運転には、手動操作により運転・停止させるマニアル
運転、運転開始時刻と停止時刻をあらかじめタイマに設
定しておき、自動的に運転を開始し、停止するか、又は
一定時間経過すると運転を停止するタイマ運転、空気中
の汚れ(粉塵濃度)を検出し、汚れ度合いに応じて運転
・停止又は送風を行う自動運転、の3通りの方法があ
り、これらを単独又は組合せて運転していた。
【0003】この種の空気清浄機は、図6の構成ブロッ
ク図及び図8の縦断面図に示すように、室内の粉塵濃度
を検出するための、例えば発光素子及び受光素子からな
る光学式のダストセンサ1を空気清浄機本体10の吸入
孔11の奥側に設けると共に、このダストセンサ1はフ
ァン及びこれを駆動するファンモータからなる送風機6
の吸気側に設けたダクト14を介して前記送風機6に接
続している。従って、送風機6の回転によって発生した
周囲の気圧に比べある気圧(負圧)分小さい気圧がダク
ト14を介してダストセンサ1に供給されるので、この
負圧を利用して室内の空気を吸入孔11経由してダスト
センサ1内に吸引し、ダストセンサ1は、この吸引され
た空気に光りを照射し空気中の粉塵が起こす光の乱反射
を受光して相応の電圧を出力し、この電圧(検出信号)
を制御部3に接続された電圧・データ変換部2に供給し
数値データを生成して粉塵濃度を検出するようになって
いる。
【0004】電圧・データ変換部2は電圧(検出信号)
をコード化した粉塵濃度の数値データに生成し記憶部7
に記憶させると共に、比較判定部8は前記数値データ
と、記憶部7に予め記憶している粉塵濃度(空気の汚
れ)に対する送風機の回転数のテーブルとを参照して設
定すべき回転数を判定し、制御部3を経由して駆動部5
に相応の駆動信号を与えるようになっている。そして、
駆動部5は、送風機6を前記駆動信号が示す回転数(回
転モード)、例えば、「微弱、弱、中、強及び、急速」
等、で運転させるようになっている。また、検出した粉
塵濃度(空気の汚れ)のデータに基づき表示部4、例え
ば、デジタル表示、で空気の汚れを数値により分かり易
く表示して知らせるようにしていた。また、排気につい
ては、送風機6の排気側に設けた第二ダクト15の吹出
し口の風向ルーバ13aから室内の希望の方向に向け清
浄な空気を吹出させるようになっている。自動運転モー
ドについては、予め、空気の汚れ具合に応じて運転・停
止又は送風を行う所定の粉塵濃度のデータ及び自動運転
モードの動作(プログラム)を記憶部7に記憶させてお
き、図示しない指示入力部、例えば、リモコン送受信装
置、及び制御部3を介して自動運転モードを指示選択す
ることにより自動運転が開始できるように構成されてい
る。
【0005】しかしながら、図7の集塵フィルタの目詰
まりとダストセンサ吸引力の関係図及び、図8の縦断面
図に示すように、集塵フィルタ12の目詰まりが進む
と、送風機6が吸込む空気流は、集塵フィルタ12を通
過する分(空気流)が目詰まりのため減少し、その減少
分を補うようにダストセンサ1を通過する分(空気流)
が増える。言い換えると、ダストセンサ1に供給される
負圧の絶対値(吸引力)が増加する。ところが、上述し
たように記憶部7に予め記憶している粉塵濃度(空気の
汚れ)は、ダストセンサ1の吸引力を一定とする条件で
設定したものであり、吸引力の基準値、例えば、目詰ま
りのない状態のK0点においての吸引力でダストセンサ
1内に吸引される単位時間当たりの空気の基準流量にた
いするダスト量に基づき決められたものである。従っ
て、例えば、K1点での粉塵濃度(空気の汚れ)は、K
1点の吸引力がK0点に比べΔだけ大きいのでダストセ
ンサ1内に吸引される単位時間当たりの空気流量が基準
流量よりも大きいことが原因となり、その結果、ダスト
センサ1が検出する粉塵濃度(空気の汚れ)は正しい値
よりも大きくなる。また、粉塵濃度(空気の汚れ)の検
出が不正確である原因は、前記した集塵フィルタ12の
目詰まりの他に、吹出し口13に設けた風向ルーバ13
aの開閉の程度によってダストセンサ1の吸引力が減少
する等の影響を受けることに起因したものも考えられ
る。上述したように、従来の空気清浄機は、集塵フィル
タ12の目詰まり度合い等の影響のため、粉塵濃度(空
気の汚れ)が正確に検出できず、例えば、空気が充分に
清浄化されても不要な運転を継続するものであって、消
費電力が大きくなるなど不経済等の問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたもので、空気の汚れを正確に検出し経済的
な自動運転ができる空気清浄機及び空気清浄機の運転方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、下記の手段による構成とした。
【0008】粉塵濃度を検出するためのダストセンサ
と、前記ダストセンサの内部の空気圧を検出するための
圧力センサと、粉塵濃度(空気の汚れ)に対する送風機
の回転数のテーブルと空気圧の基準値とを記憶する記憶
部と、前記記憶部に記憶している回転数のテーブルと検
出された粉塵濃度(空気の汚れ)を参照して設定すべき
回転数を判定すると共に検出された空気圧と前記基準値
とを比較し、その結果に応じて前記回転数に所定の補正
を行うように判定する比較判定部と、集塵フィルタを通
して汚れた空気を吸い込むと共に同集塵フィルタで浄化
した空気を吐き出す空気流を生成するためのファン及び
これを駆動するファンモータからなる送風機と、前記集
塵フィルタをバイパスするように設けられた前記ダスト
センサ及び圧力センサを内設したダクトと、前記送風機
を前記比較判定部が設定する回転数で回転駆動するため
の電気信号を生成する駆動部と、粉塵濃度(空気の汚
れ)を表示する表示部とでなり、検出した空気圧に基づ
き送風機の回転数を補正し、空気圧が基準値に等しくな
るように帰還制御した後、空気圧が基準値である状態で
粉塵濃度を検出し、それを表示するようにした。
【0009】また、上記送風機の排気側に複数の回動可
能な板状部材からなる風向ルーバを吹出し口に備えた第
二ダクトを設け、上記送風機の回転数に応じて前記板状
部材を回動して前記風向ルーバを開閉駆動するようにし
た。
【0010】また、上記圧力センサを、半導体圧力セン
サで構成する上記圧力センサを、半導体圧力センサで構
成する。
【0011】また、上記圧力センサを、ダストセンサと
同一の基板上に搭載してなる。
【0012】また、検出した粉塵濃度に応じて送風機の
回転数を自動的に切換えると共に、粉塵濃度を表示する
ようにした空気清浄機において、空気の汚れ度合いに応
じて自動的に送風機の運転・停止又は回転数を切換える
運転を行う自動運転モードを設定する第一工程と、ダス
トセンサから信号を取出し空気の汚れ度合いを検出する
第二工程と、検出された空気の汚れ度合いに応じて相応
の送風機の運転を判定し駆動部に回転数を設定するファ
ン回転モード設定のための第三工程と、回転モード毎に
ダストセンサが設置されたダクト内の空気圧を検出し、
空気圧が基準値の場合は粉塵濃度を表示すると共に前記
第二工程に進み、空気圧が基準値よりも低い場合は送風
機の回転数を所定値だけ下げて前記第二工程に進み、空
気圧が基準値よりも高い場合は送風機の回転数を所定値
だけ上げて前記第二工程に進むようにした第四工程とか
らなり、正確な粉塵濃度を表示するようにした。
【0013】また、検出した粉塵濃度に応じて送風機の
回転数を自動的に切換えると共に、粉塵濃度を表示する
ようにした空気清浄機において、送風機の回転数を基準
値に設定して運転すると共に風向ルーバを所定の開度に
設定する第一工程と、ダストセンサが設置されたダクト
内の空気圧を検出する第二工程と、基準回転数における
空気圧と目詰まり度合いの表と検出した空気圧とを参照
して目詰まり度合いを推定する集塵フィルタの目詰まり
度合い推定のための第三工程と、空気の汚れ度合いに応
じて自動的に送風機の運転・停止又は回転数を切換える
運転を行う自動運転モードを設定する第四工程と、ダス
トセンサから信号を取出し空気の汚れ度合いを検出する
第五工程と、目詰まり度合いと空気の汚れ度合いの補正
関係表と検出された空気の汚れ度合いと推定された目詰
まり度合いとを参照することにより空気の汚れ度合いを
補正する第六工程と、前記補正した空気の汚れ度合いに
応じて送風機の相応の回転数を判定し駆動部に設定する
と共に、粉塵濃度を表示するファン回転モード設定のた
めの第七工程とからなり、正確な粉塵濃度を表示するよ
うにした。
【0014】また、上記基準回転数を、ファン回転モー
ドの内の最も遅い回転数とする。
【0015】また、上記風向ルーバを、少なくともファ
ン回転モードの内の最も速い回転数の場合に全開に設定
するようにした。
【0016】また、上記風向ルーバを、ファン回転モー
ドの内の送風機が停止の場合、全閉に設定するようにし
た。
【0017】また、上記推定された目詰まり度合いが最
大値を越える場合、集塵フィルタの目詰まり警報を報知
するようにした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明によ
る空気清浄機及び空気清浄機の運転方法を詳細に説明す
る。図1は、本発明による空気清浄機の一実施例を示す
構成ブロック図である。また、図5は、本発明による空
気清浄機の一実施例を示す矢視横断面図及び縦断面図で
ある。図1及び図5を参照して以下説明する。尚、従来
例の図6の構成ブロック図及び図8の縦断面図と同じ個
所は同一符号を附し、重複する説明を省略する。
【0019】本発明による空気清浄機は、粉塵濃度を検
出するための発光素子及び受光素子からなる光学式のダ
ストセンサ1と、前記ダストセンサが出力する電圧を数
値データに変換する電圧・データ変換部2と、集塵フィ
ルタ12を通して粉塵を含む汚れた空気を吸い込むと共
に浄化した空気を吐き出す空気流を生成するためのファ
ン及びこれを駆動するファンモータからなる送風機6
と、前記集塵フィルタ12をバイパスするように設けた
前記ダストセンサ1を内設したダクトと、前記送風機6
を所要の回転数で回転駆動するための電気信号を生成す
る駆動部5と、粉塵濃度(空気の汚れ)に対する送風機
の回転数のテーブルと空気圧の基準値とを記憶する記憶
部7と、前記記憶部7に記憶している回転数のテーブル
と検出された粉塵濃度(空気の汚れ)を参照して設定す
べき回転数を判定すると共に、検出された圧力と空気圧
の基準値とを比較し、「大」、「等しい」、「小」を判
定する比較判定部8と、粉塵濃度(空気の汚れ)をデジ
タル表示、バー状表示等分かり易く表示を行う表示部4
と、前記ダクト14内に設けた気圧を検出するための圧
力センサ20と、前記圧力センサ20が出力する電圧を
数値データに変換する電圧・データ変換部21と、各部
を制御する制御部3とを備えている。
【0020】上記のように構成したので、圧力センサ2
0と、電圧・データ変換部21とを設けることにより、
設定した送風機の回転数毎にダクト14内の圧力を圧力
センサ20で検出でき、電圧・データ変換部21で数値
データ化できるので、検出した圧力と記憶部7に記憶し
ている空気圧の基準値とを比較判定部8で数値データ同
志を比較し、比較結果に基づき送風機の回転数を空気圧
の基準値が得られるように帰還補正できるので、ファン
の回転数毎に空気圧の基準値状態でダストセンサ1を動
作させることができ、フィルタの目詰まり等による影響
を排除して正確な粉塵濃度(空気の汚れ)を検出でき
る。
【0021】また、図1及び図5に示すように、送風機
6の排気側に接続した第二ダクト15の吹出し口13に
設けた複数の回動可能な板状部材からなる風向ルーバ2
2と、同風向ルーバ22を上記制御部3の制御に基づき
前記板状部材を回動して開閉駆動する駆動部23を設け
るようにしても良い。このように構成することにより、
上記ダストセンサ1を動作させる期間及び、圧力センサ
20を動作(検出)させる期間に同期して風向ルーバ2
2を所定の開度、例えば、全開、とするように制御でき
るので、風向ルーバ22の開閉度合いによる影響を排除
して正確な粉塵濃度(空気の汚れ)を検出できる。
【0022】また、圧力センサ20を、半導体圧力セン
サで構成することにより、空気清浄機10に簡易に使用
できると共に、正確なデータを長期に渡り経時変化がほ
とんどなく得られる。さらに、図5に示すように、圧力
センサ20、例えば、半導体圧力センサを、ダストセン
サと同一の基板上に回路接続して搭載できるので、空気
清浄機10にセンサを搭載した1枚基板を簡易に取付け
ることができ、組立時の工数削減ができる。
【0023】つぎに本発明による空気清浄機の自動運転
の方法を説明する。図2は、本発明による空気清浄機の
運転方法の第一実施例を示す第一フローチャートであ
る。図1及び図2を参照して説明する。
【0024】第一工程は、電源投入により空気の汚れ度
合いに応じて自動的に送風機6の運転・停止又は回転数
を切換える運転を行う自動運転モードを設定する。第二
工程は、空気圧の基準値を示すフラグが1であれば0と
すると共にダストセンサ1から信号を取出し空気の汚れ
度合いを検出する。第三工程は、検出された空気の汚れ
度合いに応じて相応の送風機6の運転を判定し駆動部5
に設定するファン回転モード、例えば、「微弱、弱、
中、強及び、急速」等、の設定を行う。第四工程は、送
風機6の回転数を補正するようにした本運転方法の特徴
的な技術であって、回転モード毎にダストセンサ1が設
置されたダクト内の空気圧を検出し、空気圧が夫々の
空気圧の基準値の場合は空気圧の基準値を示すフラグを
1として粉塵濃度を表示すると共に前記第二工程に進
み、空気圧が空気圧の基準値よりも低い場合は送風機
6の回転数を所定値、例えば、回転数の1%、だけ下げ
て前記第二工程に進み、空気圧が空気圧の基準値より
も高い場合は送風機6の回転数を所定値、例えば、回転
数の1%、だけ上げて前記第二工程に進むようにし帰還
補正する。従って、第一運転方法は、帰還補正を実施し
て回転モード毎に空気圧の基準値状態とすることがで
き、前記第二工程でダストセンサ1により正確な空気の
汚れ度合いを検出できる。尚、空気圧の基準値を示すフ
ラグが1の場合に検出された空気の汚れ度合いは正確な
ものであり、その時の表示部4のデジタル表示は正確な
粉塵濃度を示す。
【0025】図3は、本発明による空気清浄機の運転方
法の第二の実施例を示す第二フローチャートである。図
4は、本発明による空気清浄機の運転方法における、回
転数を一定の条件とし空気圧と目詰まり度合いの関係を
示すイメージ図(イ)と、目詰まり度合いと空気汚れの
関係を示すイメージ図(ロ)とである。図1、図3及び
図4を参照して説明する。
【0026】第一工程は初期設定であり、電源投入によ
り送風機6の回転数を基準回転数、例えば、ファン回転
モードの内の最も遅い回転数「微弱」に設定して運転す
ると共に風向ルーバ22を所定の開度、例えば、全開に
設定する。尚、最も遅い回転数「微弱」に設定する理由
は、運転音がもっとも静かであると共にダストセンサ1
への空気流入量が少なくダストセンサ1の汚れによる経
時劣化が少ないこと等による。第二工程は、ダストセン
サ1によりダクト14内の空気圧を検出する。第三工程
は、図4(イ)に示すように、基準回転数、微弱:例え
ば、R=400rpmにおける空気圧と目詰まり度合い
の関係を示すイメージ図と、第二工程で検出された空気
圧とを参照して集塵フィルタ12の目詰まり度合いを推
定する。第四工程は、空気の汚れ度合いに応じて自動的
に送風機の運転・停止又は回転数を切換える運転を行う
自動運転モードを設定する。第五工程は、ダストセンサ
1から信号を取出し空気の汚れ度合いを検出する。第六
工程は、図4(ロ)に示すように、目詰まり度合いと空
気汚れの関係を示すイメージ図と、第五工程で検出され
た空気の汚れ度合いと、第三工程で推定した目詰まり度
合いとを参照することにより、空気の汚れ度合いを補正
し、正確な空気の汚れ度合いを得る。第七工程は、前記
補正した正確な空気の汚れ度合いに応じて相応の送風機
6の回転数を判定し、駆動部に設定する。従って、第二
運転方法は、電源投入時に基準回転数を設定し、集塵フ
ィルタ12の目詰まり度合いを推定し、この目詰まり度
合いに基づき空気の汚れ度合いを補正し、その結果、補
正した正確な空気の汚れ度合いを得る。尚、集塵フィル
タ12の目詰まり度合いは短時間に変わることは無いの
で、電源投入時の1回/日程度の検出頻度で不都合はな
い。
【0027】図1、図5に示すように、風向ルーバ22
を、少なくともファン回転モードの内の最も速い回転
数、例えば、「急速」の場合に、全開に設定することに
より、吹出しの抵抗が減少し、最短時間で回転数を次ぎ
の「強」、さらに「中」へ切換えるように出来、騒音が
少なく、経済的な運転ができる。また、風向ルーバ22
を、ファン回転モードの内の送風機が停止の場合、全閉
に設定することにより、送風機6の排気側に接続した第
二ダクト15内へのホコリ等の侵入を防止できる。さら
に、図4(イ)に示すように、推定された目詰まり度合
いが最大値を越える場合、集塵フィルタ12の目詰まり
警報を表示部4に表示したり音で知らせることで、適正
な時期に集塵フィルタ12の掃除が出来るようになり、
空気清浄機を経済的に運転できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は粉塵濃度
(空気の汚れ)を正確に検出し経済的な自動運転ができ
る空気清浄機及び空気清浄機の運転方法を提供する。従
って、ファン回転モードの内の回転数を「微弱、弱、
中、強及び、急速」等、順次切換え空気を最短時間で清
浄化すると共に、清浄化が終了すると直ぐに送風機を停
止するように自動運転するので、不要な騒音を発生させ
ない。また、不要な電力消費を無くすことができる。さ
らに、正確な粉塵濃度(空気の汚れ)を表示すると共
に、集塵フィルタの目詰まり警報を報知する機能を容易
に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気清浄機の一実施例を示す構成
ブロック図である。
【図2】本発明による空気清浄機の運転方法の第一実施
例を示す第一フローチャートである。
【図3】本発明による空気清浄機の運転方法の第二の実
施例を示す第二フローチャートである。
【図4】本発明による空気清浄機の運転方法における、
回転数を一定の条件とし空気圧と目詰まり度合いの関係
を示すイメージ図(イ)と、目詰まり度合いと空気汚れ
の関係を示すイメージ図(ロ)とである。
【図5】本発明による空気清浄機の一実施例を示す矢視
横断面図及び縦断面図である。
【図6】空気清浄機の一従来例を示す構成ブロック図で
ある。
【図7】空気清浄機の集塵フィルタの目詰まり度合いと
ダストセンサ吸引力の関係図である。
【図8】空気清浄機の一従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ダストセンサ 2 電圧・データ変換部 3 制御部 4 表示部 5 駆動部 6 送風機 7 記憶部 8 比較判定部 10 空気清浄機本体 11 吸入孔 12 集塵フィルタ 13 吹出し口 13a 風向ルーバ 14 ダクト 15 第二ダクト 20 圧力センサ 21 電圧・データ変換部 22 風向ルーバ 23 駆動部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉塵濃度を検出するためのダストセンサ
    と、前記ダストセンサの内部の空気圧を検出するための
    圧力センサと、 粉塵濃度(空気の汚れ)に対する送風機の回転数のテー
    ブルと空気圧の基準値とを記憶する記憶部と、前記記憶
    部に記憶している回転数のテーブルと検出された粉塵濃
    度(空気の汚れ)を参照して設定すべき回転数を判定す
    ると共に検出された空気圧と前記基準値とを比較し、そ
    の結果に応じて前記回転数に所定の補正を行うように判
    定する比較判定部と、 集塵フィルタを通して汚れた空気を吸い込むと共に同集
    塵フィルタで浄化した空気を吐き出す空気流を生成する
    ためのファン及びこれを駆動するファンモータからなる
    送風機と、前記集塵フィルタをバイパスするように設け
    られた前記ダストセンサ及び圧力センサを内設したダク
    トと、前記送風機を前記比較判定部が設定する回転数で
    回転駆動するための電気信号を生成する駆動部と、粉塵
    濃度(空気の汚れ)を表示する表示部とでなり、 検出した空気圧に基づき送風機の回転数を補正し、空気
    圧が基準値に等しくなるように帰還制御した後、空気圧
    が基準値である状態で粉塵濃度を検出し、それを表示す
    るようにした空気清浄機。
  2. 【請求項2】 上記送風機の排気側に複数の回動可能な
    板状部材からなる風向ルーバを吹出し口に備えた第二ダ
    クトを設け、上記送風機の回転数に応じて前記板状部材
    を回動して前記風向ルーバを開閉駆動する請求項1記載
    の空気清浄機。
  3. 【請求項3】 上記圧力センサを、半導体圧力センサで
    構成する請求項1記載の空気清浄機。
  4. 【請求項4】 上記圧力センサを、ダストセンサと同一
    の基板上に搭載してなる請求項1記載の空気清浄機。
  5. 【請求項5】 検出した粉塵濃度に応じて送風機の回転
    数を自動的に切換えると共に、粉塵濃度を表示するよう
    にした空気清浄機において、 空気の汚れ度合いに応じて自動的に送風機の運転・停止
    又は回転数を切換える運転を行う自動運転モードを設定
    する第一工程と、ダストセンサから信号を取出し空気の
    汚れ度合いを検出する第二工程と、検出された空気の汚
    れ度合いに応じて相応の送風機の運転を判定し駆動部に
    回転数を設定するファン回転モード設定のための第三工
    程と、 回転モード毎にダストセンサが設置されたダクト内の空
    気圧を検出し、空気圧が基準値の場合は粉塵濃度を表示
    すると共に前記第二工程に進み、空気圧が基準値よりも
    低い場合は送風機の回転数を所定値だけ下げて前記第二
    工程に進み、空気圧が基準値よりも高い場合は送風機の
    回転数を所定値だけ上げて前記第二工程に進むようにし
    た第四工程とからなり、正確な粉塵濃度を表示するよう
    にした空気清浄機の運転方法。
  6. 【請求項6】 検出した粉塵濃度に応じて送風機の回転
    数を自動的に切換えると共に、粉塵濃度を表示するよう
    にした空気清浄機において、 送風機の回転数を基準値に設定して運転すると共に風向
    ルーバを所定の開度に設定する第一工程と、ダストセン
    サが設置されたダクト内の空気圧を検出する第二工程
    と、基準回転数における空気圧と目詰まり度合いの表と
    検出した空気圧とを参照して目詰まり度合いを推定する
    集塵フィルタの目詰まり度合い推定のための第三工程
    と、 空気の汚れ度合いに応じて自動的に送風機の運転・停止
    又は回転数を切換える運転を行う自動運転モードを設定
    する第四工程と、ダストセンサから信号を取出し空気の
    汚れ度合いを検出する第五工程と、目詰まり度合いと空
    気の汚れ度合いの補正関係表と検出された空気の汚れ度
    合いと推定された目詰まり度合いとを参照することによ
    り空気の汚れ度合いを補正する第六工程と、 前記補正した空気の汚れ度合いに応じて送風機の相応の
    回転数を判定し駆動部に設定すると共に、粉塵濃度を表
    示するファン回転モード設定のための第七工程とからな
    り、正確な粉塵濃度を表示するようにした空気清浄機の
    運転方法。
  7. 【請求項7】 上記基準回転数を、ファン回転モードの
    内の最も遅い回転数とする請求項6記載の空気清浄機の
    運転方法。
  8. 【請求項8】 上記風向ルーバを、少なくともファン回
    転モードの内の最も速い回転数の場合に全開に設定する
    ようにした請求項5、請求項6記載の空気清浄機の運転
    方法。
  9. 【請求項9】 上記風向ルーバを、ファン回転モードの
    内の送風機が停止している場合、全閉に設定するように
    した請求項5、請求項6記載の空気清浄機の運転方法。
  10. 【請求項10】 上記推定された目詰まり度合いが最大
    値を越える場合、集塵フィルタの目詰まり警報を報知す
    るようにした請求項6記載の空気清浄機の運転方法。
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