JP2003262353A - 空気調和装置の室内ユニット及び空気調和装置の運転制御方法 - Google Patents

空気調和装置の室内ユニット及び空気調和装置の運転制御方法

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JP2003262353A
JP2003262353A JP2002059100A JP2002059100A JP2003262353A JP 2003262353 A JP2003262353 A JP 2003262353A JP 2002059100 A JP2002059100 A JP 2002059100A JP 2002059100 A JP2002059100 A JP 2002059100A JP 2003262353 A JP2003262353 A JP 2003262353A
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air
air conditioner
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Masahiko Nakamoto
正彦 中本
Kei Matsuda
圭 松田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風量の変化や吸込における圧力損失によって
生じる室内機ファンの失速を回避するとともに、失速に
よって生じる耳障りな音あるいは冷媒の流動音を除去す
ることを可能とした空気調和装置の室内ユニット及び空
気調和装置の運転制御方法を提供すること。 【解決手段】 室内機ファン15の外周に対向する対向
壁部10bと、該対向壁部10bの一端部を回動可能に
支持する支持壁部10aとを備え、対向壁部10bをス
テッピングモータ12で回動させることにより、間隙寸
法y1’を変更させる構成及び運転制御方法とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の空気を冷却
または加熱して室内空気の調和を図る空気調和装置の室
内ユニット及び空気調和装置の運転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和装置の室内ユニットの構
成について、図5及び図6を参照しながら説明する。図
5は従来の空気調和装置の全体構成を説明する斜視図で
ある。また、図6は室内ユニットの内部構造を説明する
断面図である。
【0003】図5において、符号1は天井埋込型の室内
ユニット、3は表面パネル、4は吸込パネル、5はフラ
ップ、6は第1熱交換器6a及び第2熱交換器6bとか
らなる室内熱交換器、15は室内機ファン、20はベー
ス、50は室外ユニット、30は接続配管を示してい
る。また、図6において、符号6tは室内熱交換器6の
温度を計測する熱交温度センサ、7hは湿度センサ、7
tは吸込温度センサ、8はドレンガイド、9はドレンパ
ン、100はスタビライザを示している。
【0004】図5に示される空気調和装置は、室内の天
井に埋め込まれる天井埋込型の室内ユニット1及び室外
ユニット50を備えて構成されている。これら室内ユニ
ット1及び室外ユニット50は、冷媒が導通する冷媒配
管や電気配線等を収容した接続配管30によって接続さ
れている。
【0005】室内ユニット1は、下方に向かって開口し
た箱形形状の化粧用外板2と、この開口部を覆うように
形成された表面パネル3とによって構成された筐体によ
って外観形状が形成されている。化粧用外板2の内部に
は、図に示すようなタンジェンシャルファンと呼ばれる
室内機ファン15と、室内機ファン15を回転駆動させ
るファンモータ16と、室内機ファン15の下方側に設
けられた室内熱交換器6とが備えられ、これらは破線で
示されるベース20のそれぞれの位置にて固定されてい
る。なお、本実施形態にて説明するベース20は、化粧
用外板2と別の構成部品とされ、この化粧用外板2の内
部に収容されている。
【0006】表面パネル3は、天井に埋め込まれた際に
室内に面するように設けられ、室内から空気を吸い込む
吸込口E(図6参照)に位置して設けられた吸込パネル
4と、該吸込パネル4の背面に位置して空気中の埃等を
集塵するフィルタ7と、空調された空気を吹き出す吹出
口L(図6参照)に設けられたフラップ5とが備えられ
ている。
【0007】室内機ファン15は、長尺な円筒形状の外
周に複数のブレード15a(図6参照)を備えて構成さ
れ、この一端部がベース20に回転可能に支持されてい
る。また、この他端部はファンモータ16に接続される
ことにより、回転可能に支持されている。
【0008】図6に示すように、室内機ファン15の側
方(紙面において左方)及び下方、換言するならば、空
気の流通方向における室内機ファン15よりも上流側に
は、2つの熱交換器6a,6bが設けられている。一方
は、室内機ファン15の下方に位置し、水平面から僅か
に傾斜して設置された第1熱交換器6aである。また、
他方は、第1熱交換器6aの上部に連設され、上方に向
かってさらに傾斜して設置された第2熱交換器6bであ
る。これら第1及び第2熱交換器6a,6bは、互いの
端部(上部と下部)どうしが継ぎ合わされて連設される
ことで、室内熱交換器6として構成されている。
【0009】スタビライザ100は、室内機ファン15
に隣接した位置に固定された状態で設けられており、室
内機ファン15の外周から寸法y1の間隙を有して対向
配置された対向壁面100bと、室内機ファン15に対
して吸込側の空間と吹き出し側の空間とを隔てる隔離壁
面100aとを備えて構成されている。なお、本図に示
される室内ユニット1の場合、隔離壁面100a及び対
向壁面100bからなるスタビライザ100は、ドレン
パン9とともに一体成形されている。
【0010】次に、室内機ファン15による空気の流れ
について説明する。スタビライザ100が備わる状態で
室内機ファン15が回転すると、吸込パネル4を有する
吸込口Eから室内の空気が吸い込まれる。そして、吸い
込まれた空気は、ドレンガイド8及び、室内熱交換器6
を通過した後、図の矢印に示すように室内機ファン15
内を通過して吹出口Lに導かれる。また、スタビライザ
100の対向壁面100bは、対向する室内機ファン1
5の外周の接線とほぼ平行で且つ、室内機ファン15の
外周に接近した位置に形成されている。これによって、
室内機ファン15の回転で流入した空気の一部は、対向
壁面100bの上方にて渦を巻いた状態の再循環渦Cと
なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気調和装
置の室内ユニット1では、スタビライザ100の対向壁
面100bが定位置に固定された状態であるため、対向
壁面100と室内機ファン15の外周との間隙の寸法y
1は常に一定である。この寸法y1は、定格運転時の設定
風量にて、異音や振動を出さずに適正風量を安定して確
保できる最良な寸法として決定されている。
【0012】しかしながら、空気調和装置は室内環境に
応じて吹き出す風量の調整を行う必要があり、一定な間
隙寸法y1を有するスタビライザ100では的確な運転
を行うことが困難であった。より詳しく説明すると、例
えば、吹き出す風量が低風量域になると、ファンにおけ
る圧力上昇が小さくなり、吸込口Eと吹出口Lの圧力差
(圧力損失)に打ち勝てなくなる。このことによって、
再循環渦Cの流れは安定しなくなり、空気の流れにおけ
るブレード15aの境界層の剥離が引き起こされる。つ
まり、室内機ファン15が失速した状態になる。これに
より、流れる空気どうしが互いに干渉しあい、耳障りな
バサツキ音を発生させることになる。このバサツキ音
は、音の周波数が安定していない変動音である。
【0013】このようなバサツキ音は、室内機ファン1
5周辺だけでなく、吹出口Lにも存在する。この吹出口
Lにおけるバサツキ音は、吹出口Lから吹き出される空
気によって室内の空気が部分的に吹出口Lに巻き込ま
れ、これら空気が互いに干渉し合うことによって生じ
る。
【0014】低風量域での運転は、例えば定格運転時の
設定風量の1/2以下とされ、主として運転負荷を抑え
られる温度変化が少ない状態で用いられる場合が多い。
例として夜間での運転を挙げるならば、屋外・室内の静
寂によって空気調和装置の運転騒音がユーザに聞き取ら
れやすく、吹き出す空気が干渉し合うと耳障りな音とし
て感じ取られることが多い。これによって、室内空気の
調和を図ることができても、ユーザの睡眠を妨げること
になりかねない。
【0015】また、夜間など静寂の中で運転する状況に
おいて耳障りとなる音の中に冷媒の流動音がある。冷媒
の流動音は、圧縮機の回転数に関係なく約1kHz付近
の特定周波数で発生する。特定の周波数で突出する音
は、ユーザにとって耳障りな音であり、特に夜間である
と顕著に聞き取られやすい。このように耳障りな冷媒の
流動音においても、ユーザの睡眠を妨げる原因ともなり
かねない。
【0016】そして、上記に一例として説明した天井埋
込型の室内ユニット1は、壁掛け型の室内ユニットと比
較すると設置場所の違いにより清掃等のメンテナンス性
や、空気の流通のしやすさの観点から劣っている。もち
ろん、壁掛け型の室内ユニット等においても、吸込口の
圧力と吹出口の圧力との圧力差や、冷媒の流動音によっ
て耳障りな音が発生することがある。しかし、特に天井
埋込型の室内ユニット1では以下に説明する要因から耳
障りな音が発生しやすい。
【0017】メンテナンス性について説明すると、天井
埋込型の室内ユニット1は、天井面に設置されているた
めにユーザの目が届きにくく、フィルタ7や室内熱交換
器6に埃等が付着したままの状態でも運転が継続される
ことが多い。従って、吸込側の目詰まりによって吸込口
Eの圧力と吹出口Lの圧力との圧力差、つまりは、吸込
における圧力損失が増大し、室内機ファン15の失速が
生じて耳障りな音が発生しやすい。
【0018】また、天井埋込型の室内ユニット1では、
天井と同一平面上に吹出口L及び吸込口Eが設けられて
いるので、これらの開口面積が制限される場合が多い。
これによって、室内ユニット1の容量に対して空気の流
通量が制限されやすく、壁掛け型の室内ユニットに比べ
て室内機ファン15の負荷が大きい。つまり、吸込口E
の圧力と吹出口Lの圧力との圧力差が大きくなりやす
い。
【0019】また、室内熱交換器6の配置においても、
壁掛け型の場合は室内機ファン15を覆うように設置さ
れていることに対し、天井埋込型の場合は室内機ファン
15の一部分を覆うように設置され、その他の部分は筐
体に囲まれることが多い。従って、空気が通過する室内
熱交換器6の表面積が少なくなり、吸込口Eの圧力と吹
出口Lの圧力との圧力差が生じやすい。
【0020】さらに、室内熱交換器6に結露が生じる
と、通過する空気の流れが阻害されて圧力差が生じるこ
とになり、同様に耳障りな音が発生しやすい。
【0021】本発明は上記事情に鑑みて成されたもので
あり、風量の変化や吸込における圧力損失によって生じ
る室内機ファンの失速を回避するとともに、失速によっ
て生じる耳障りな音あるいは冷媒の流動音を除去するこ
とを可能にした空気調和装置の室内ユニット及び空気調
和装置の運転制御方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため以下の手段を採用する。請求項1に記載の発
明は、筐体内に、冷媒が流通する室内熱交換器と、該室
内熱交換器に空気を流通させるとともに空調された空気
を室内に供給する室内機ファンと、該室内機ファンの外
周に間隙を隔てて対向配置されるとともに再循環渦を形
成するスタビライザとを備えた空気調和装置の室内ユニ
ットにおいて、前記間隙の寸法を変更させる間隙寸法変
更手段を備えていることを特徴としている。
【0023】このような構成とすることで、室内機ファ
ンの周囲を流れる空気、及び再循環渦の流れが間隙の寸
法に応じて調整されることになり、例えば、室内機ファ
ンの失速や、空気どうしの干渉を回避したり、送風音の
調整を行うことになる。
【0024】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の空気調和装置の室内ユニットにおいて、前記スタビラ
イザが、前記室内機ファンの外周に前記間隙を隔てて対
向する対向壁部と、該対向壁部を支持する支持壁部とを
備え、前記間隙寸法変更手段には、前記支持壁部に対し
て前記対向壁部を回動可能に支持する回動部が設けられ
ていることを特徴としている。
【0025】このような構成とすることで、スタビライ
ザの対向壁部は、室内機ファンの外周との間隙の寸法を
変更するように回動部にて回動することになり、スタビ
ライザ及び室内機ファン周辺の風の流れを調節すること
になる。従って、風量の変化や吸込における圧力損失が
生じても、対向壁部の回動によって再循環渦の安定を図
ることが可能となる。
【0026】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
空気調和装置の室内ユニットにおいて、前記対向壁部を
回動させるアクチュエータが設けられていることを特徴
としている。
【0027】このような構成とすることで、対向壁部は
アクチュエータの出力に応じて所定の位置に回動及び停
止することになる。従って、アクチュエータの制御によ
り間隙の寸法を適宜変更することが可能となり、室内機
ファン周辺の空気の流れを安定させ、室内機ファンの失
速を回避することになる。
【0028】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の
空気調和装置の室内ユニットにおいて、前記アクチュエ
ータが、空調運転の制御を行う制御部に接続されている
ことを特徴としている。
【0029】制御部は、例えば、吸込温度・吹出温度・
室内熱交換器の表面温度・外気温等を計測する各温度セ
ンサ、室内の湿度を計測する湿度センサ、さらに室内機
ファンや圧縮機の回転検出を行って運転状態を監視する
各種センサなど、多くのセンサから情報を入力して運転
を行っている。このように運転を行う制御部が、アクチ
ュエータと接続されることにより、制御部での運転制御
に応じてアクチュエータが動作することになり、運転状
態に見合った間隙の寸法を導くように対向壁部が回動す
ることになる。従って、制御部は入力する情報を基に室
内機ファンの失速状態を予想しつつ、対向壁部を所定の
位置に回動させることで室内機ファンの失速を回避する
ように機能することになる。
【0030】請求項5に記載の発明は、請求項3または
請求項4に記載の空気調和装置の室内ユニットにおい
て、前記アクチュエータが、ステッピングモータとされ
ていることを特徴としている。
【0031】アクチュエータがステッピングモータとさ
れることで、該ステッピングモータの動力によってスタ
ビライザの対向壁部が適宜回動することになる。ステッ
ピングモータは、パルス信号によって動作する一種のデ
ジタルモータ(電動機)をいうものである。対向壁部を
回動させる角度や回動速度は、入力されたパルスの数や
パルスの繰り返しレートに比例している。従って、ステ
ッピングモータにより対向壁部は所定の位置に正確に回
動し、また、回動した位置を把握することが容易に行え
る。
【0032】請求項6に記載の発明は、筐体内に、冷媒
が流通する室内熱交換器と、該室内熱交換器に空気を流
通させるとともに空調された空気を室内に供給する室内
機ファンと、該室内機ファンの外周に間隙を隔てて対向
配置されるとともに再循環渦を形成する移動可能とされ
たスタビライザとを備えた空気調和装置の運転制御方法
において、室内に吹き出す風量に応じて前記間隙の寸法
を変更することことを特徴としている。
【0033】従って、風量に応じて間隙の寸法が変更さ
れるので、スタビライザ及び室内機ファン周辺の空気の
流れが調整されることになる。これによって、空気の流
れを操作することができ、室内機ファンにおける送風音
の調整も可能となる。
【0034】請求項7に記載の発明は、請求項6記載の
空気調和装置の運転制御方法において、前記風量の減少
に伴い前記間隙の寸法を狭めることを特徴としている。
【0035】このように、例えば、定格風量にて所定の
寸法とされた間隙を、低風量域に移行するに従って狭め
ることにより、スタビライザ及び室内機ファン周辺の風
の流れが安定し、低風量域における室内機ファンの失速
が回避されることになる。
【0036】請求項8に記載の発明は、筐体内に、冷媒
が流通する室内熱交換器と、該室内熱交換器に空気を流
通させるとともに空調された空気を室内に供給する室内
機ファンと、該室内機ファンの外周に間隙を隔てて対向
配置されるとともに再循環渦を形成するスタビライザ
と、を備えた空気調和装置の運転制御方法において、前
記スタビライザを所定の位置に移動させ、前記室内機フ
ァンの送風音によって冷媒の流動音をマスキングするこ
とを特徴としている。
【0037】つまり、スタビライザを移動させることに
よって間隙の寸法を変更し、この変更によって生じる送
風音で冷媒の流動音をマスキングする。冷媒の流動音は
特定の周波数にて突出して現れることが一般的である。
よって、周波数全体に渡って音量を底上げする送風音
に、冷媒の流動音が取り込まれることになり、冷媒の流
動音がマスキングされて除去されることになる。
【0038】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る空気調和装置
の室内ユニットの一実施形態について、図面を参照して
説明する。図1は天井埋込型の室内ユニット1aの構成
及び機能を説明する断面図である。図において、符号1
0は、支持壁部10aと対向壁部10bとがシャフト1
0cを介して連設されたスタビライザを示している。ま
た、破線にて示される符号12は、シャフト10cの一
端部に接続されたステッピングモータ12(アクチュエ
ータ)を示している。対向壁部10bとシャフト10
c、さらにステッピングモータ12とからなる構成は、
本発明にいう間隙寸法変更手段の構成を示したものであ
る。なお、その他の図に示す構成については、従来の室
内ユニット1(図6参照)の構成と同様であるため同一
符号を用いてその説明を省略する。
【0039】スタビライザ10は、ドレンパン9ととも
に一体構造にて形成された支持壁部10aと、該支持壁
部10aの上端部である回動部に備わるシャフト10c
にて回動可能に支持された対向壁部10bとによって構
成されている。そして、室内機ファン15の回転によっ
て再循環渦Cを形成しつつ、再循環渦C及び室内機ファ
ン15周辺の空気の流れの安定を図っている。
【0040】支持壁部10aは、室内機ファン15に対
して室内空気の吸込側の空間(図において左方)と、吹
き出し側の空間(同図において右方)とを隔離するた
め、ドレンパン9から室内機ファン15の外周に近接す
る位置まで形成されている。
【0041】また、対向壁部10bは、室内機ファン1
5の外周から寸法y1’の間隙を有して対向配置され、
直立する支持壁部10aの上端部に備わるシャフト10
cから鋭角で折れ曲がるように設けられている。間隙寸
法であるy1’は、対向壁部10bが回動範囲Rにて動
作することによって変化する対向壁部10b先端側(図
において左側端部)の数値であり、図に示されるような
室内ユニット1aであれば1mm弱〜3mm程度の範囲
で調整可能である。
【0042】シャフト10cは、支持壁部10aの上端
部である回動部に設けられ、支持壁部10aと対向壁部
10bとを連結するとともに、該シャフトの一端部に接
続されたステッピングモータ12によって回転する。シ
ャフト10cと対向壁部10bとは繋ぎ合わされた状態
とされ、ステッピングモータ12の動作に応じて対向壁
部10bはシャフト10cとともに回動する。
【0043】また、上述したステッピングモータ12
は、空気調和装置の運転制御を行う図示しない制御部に
接続されており、制御部からの出力に応じて駆動してい
る。制御部は、吸込口Eから吸い込まれる室内空気の温
度を計測する吸込温度センサ7t、吹出口Lから吹き出
される空気の温度を計測する吹出温度センサ(図示せ
ず)、室内熱交換器6の表面温度を計測する熱交温度セ
ンサ6t、図示しない室外ユニットに備わる外気温を計
測する外気温センサ(図示せず)、室内の湿度を計測す
る湿度センサ7h、室内機ファン15や室内ユニットに
備わる圧縮機の回転検出を行って運転状態を監視する出
力検出センサなど、多くのセンサと接続されている。そ
して、各々のセンサから得られた情報を入力して演算処
理し、空気調和装置の運転を制御している。
【0044】そして、上記説明した制御部は、ステッピ
ングモータ12とも接続されており、制御部での運転制
御に応じてステッピングモータ12を動作させてスタビ
ライザ10の対向壁部10bを回動させる機能を有して
いる。制御部では、例えば、室内機ファン15の回転数
を入力しつつ、該入力回転数と予め実験にて得られた室
内機ファン15の失速状態における回転数との比較がな
され、入力回転数が失速状態の回転数に近づくにつれ、
対向壁部10bを所定の位置に回動させる指示を出す。
【0045】ここで対向壁部10bを回動させる制御方
法について図2及び図3を用いて説明する。図2は室内
機ファン15の回転数と間隙y1’との関係を示したグ
ラフ線図である。図3は風量と吸い込み側の圧力損失と
の関係を示したグラフ線図である。
【0046】図2に示されるように、ファン回転数(室
内機ファン15の回転数)の低下に伴い、間隙寸法
1’を狭めるような運転制御がなされ、この間隙寸法
1’を実現するように対向壁部10bはステッピング
モータ12によって回動させられる。つまり、室内機フ
ァン15の回転数は風量に比例しているので、風量が少
なくなるにつれて間隙寸法y1’が狭まるように対向壁
部10bが回動することになる。
【0047】また、図3において、実線で示される従来
の間隙寸法y1と、一点鎖線で示される低風量域に対応
した間隙寸法y1’とでの運転状態を比較する。従来、
通常の間隙寸法y1にて大きな矢印の方向に沿って風量
が減少していくと、吸込における圧力損失の増大に伴い
ながら、風量が多い段階H1でバサツキ音が発生し、そ
の後室内機ファン15の失速による運転不可状態H2に
なっていることが読み取れる。
【0048】一方、低風量域に対応した間隙寸法y1
にて風量が減少していくと、吸込における圧力損失の増
大に伴いながら、風量が低く保たれた段階H1’までバ
サツキ音は発生していない。そして、室内機ファン15
の失速による運転不可状態H2’になることも、従来よ
りもさらに低風量域でなお且つ、圧力損失が増大した状
態にまで維持されていることが読み取れる。
【0049】従って、低風量域における耳障りなバサツ
キ音は、間隙寸法y1’の変化によって風量差S1に示さ
れる範囲内で発生しなくなり、また、圧力損失が増大し
た場合でも、耳障りなバサツキ音は圧力差S2の範囲内
で発生しなくなる。つまり、低風量域でのバサツキ音の
発生が大幅に抑えられることになる。
【0050】上述した吸込における圧力損失は、吸込側
と吹き出し側の圧力差を示しており、このことは室内熱
交換器6に発生した結露や、フィルタ7(図5参照)に
付着した埃等による通過抵抗の増大に関連するものでも
ある。従って、上記の理由により圧力損失が増大した場
合でも、バサツキ音の発生は確実に抑えられることにな
る。
【0051】また、以上説明した対向壁部10bの回動
には、風量の変化に伴って動作させることを主として説
明した。しかし、対向壁部10bを回動させるステッピ
ングモータ12は、制御部に接続されていることによ
り、風量以外のその他の運転状況に応じて回動させるこ
とも可能である。例を挙げて説明すると、湿度センサ7
h及び吸込温度センサ7tまたは熱交温度センサ6tの
計測に基づき、結露が発生しやすい状況、または、結露
が発生している状況を判断し、対向壁部10bを回動さ
せる。つまり、結露によって生じる吸込における圧力損
失を判断し、この圧力損失に対応する間隙寸法y1’を
導いて室内機ファン15の失速の回避、及び空気の流れ
の安定を確保する。これによって、空気どうしの干渉に
よって生じる耳障りな音の発生を回避することができ
る。
【0052】また、本実施形態の室内ユニットは、対向
壁部10bの回動によって以下の運転制御を行うことが
できる。対向壁部10bの回動は、耳障りな音の除去を
目的としていることを説明した。この耳障りな音とし
て、空気どうしの干渉によるものの他に、冷媒の流動音
がある。冷媒の流動音は特定の周波数にて突出して現れ
ることが一般的である。このような冷媒の流動音を除去
するため、対向壁部10bは自らの回動によって送風音
の増大を図り、冷媒の流動音を送風音でマスキングする
ことを可能としている。
【0053】送風音は特定の周波数を持たない周波数全
体に渡る音であり、特定の周波数帯で突出する音に比べ
て耳障りな音と感じ取られにくい。よって、対向壁部1
0bの回動によって調整される間隙寸法y1’によって
空気の流れを調節し、この際に生じる送風音を増大させ
ることで冷媒の流動音をマスキングする。これによっ
て、送風音は周波数全体に渡って音量を底上げすること
になり、該送風音に冷媒の流動音が取り込まれることに
なる。
【0054】以上説明した回動する対向壁部10bを有
するスタビライザ10を備えた空気調和装置の室内ユニ
ット1aによれば、風量や吸込における圧力損失に応じ
て対向壁部10bを回動させることにより、風量の変化
あるいは吸込における圧力損失が生じた場合でも、再循
環渦Cの安定を図るとともに室内機ファン15の失速を
回避して、ブレード15aの剥離や吹き出しによる空気
どうしの干渉を抑えることができ、耳障りな音を除去す
ることが可能となる。
【0055】また、冷媒の流動音を送風音でマスキング
する運転を実施することができ、空気どうしの干渉以外
に発生する耳障りな音についても除去することが可能で
ある。
【0056】なお、本実施形態の変形例として、以下の
構成としてもよい。図4は壁掛け型の室内ユニット1b
の部分構成を示した断面図である。符号5a〜5cは各
フラップを示し、その他の構成については先に説明した
実施形態と機能が同様であるので、同一符号を用いてそ
の説明を省略する。
【0057】図に示されるように、スタビライザ10は
壁掛け型の室内ユニット1bにおいても室内機ファン1
5の近隣に位置して設けられ、支持壁部10aと対向壁
部10bとがシャフト10cにて繋ぎ合わされている。
また、シャフト10cの一端部には、ステッピングモー
タ12が接続されている。
【0058】対向壁部10bは、図示しない制御部から
の出力に応じて駆動するステッピングモータ12によっ
て回動し、室内機ファン15の外周との間隙寸法y1’
を変化させている。これによって風量や圧力損失の変化
に対応して再循環渦Cの安定を図り、室内機ファン15
の失速を回避している。
【0059】このように、天井埋込型の室内ユニット1
aに限定解釈されるものではなく、壁掛け型の室内ユニ
ット1bにも本発明に係る構成を用いることが可能であ
り、運転時に発生する耳障りな音を除去して適切な空調
運転を行うことができる空気調和装置の室内ユニットを
提供することが可能となる。
【0060】また、以上説明した上記実施形態において
は、対向壁部10bが回動部に備わるシャフト10cを
中心として回動し、間隙の寸法y1’を変更する構成を
説明した。本発明においては、上記のことに限定解釈さ
れるものではなく、室内機ファン15が移動して、スタ
ビライザ10との間隙の寸法を変更する構成としてもよ
い。また、スタビライザ10がスライドする構造を有
し、対向壁部10bを平行に移動させて間隙の寸法
1’を変更する構成としてもよい。つまり、間隙の寸
法y1’を同様に変更することによって、再循環渦Cの
安定、室内機ファン15の失速回避、空気どうしの干渉
の防止、送風音の増大による冷媒の流動音の除去を実現
することが可能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明した本発明の空気調和装置にお
いては以下の効果を奏する。請求項1記載の発明は、間
隙の寸法を変更させる間隙寸法変更手段を備えているの
で、風量の変化や吸込側と吹き出し側の圧力差が生じて
も、再循環渦の安定を図るととともに空気の流れの安定
させることができ、室内機ファンの失速により発生する
耳障りな音が除去されることになる。
【0062】請求項2記載の発明は、スタビライザが室
内機ファンの外周に間隙を隔てて対向する対向壁部と、
該対向壁部を支持する支持壁部とを備え、間隙寸法変更
手段が支持壁部に対して対向壁部を回動可能に支持する
回動部を備えているので、対向壁部の回動によって間隙
の寸法が変更されることになり、構造の簡略化を図って
耳障りな音の発生を的確に回避することができる。
【0063】請求項3記載の発明は、対向壁部を回動さ
せるアクチュエータが備えられているので、アクチュエ
ータの制御により間隙の寸法を適宜変更することがで
き、あるゆる運転状況に応じて適切に耳障りな音を除去
することが可能となる。
【0064】請求項4記載の発明は、アクチュエータが
空調運転の制御を行う制御部に接続されているので、運
転制御に必要とされる情報を基に、対向壁部を回動させ
ることができ、運転状況に応じてより的確に耳障りな音
を除去することができる。
【0065】請求項5記載の発明は、アクチュエータが
ステッピングモータとされているので、対向壁部を所定
の位置に正確且つ迅速に回動させることができ、また、
回動した位置を的確に把握してより確実に耳障りな音を
除去することができる。また、回動させるための構造を
容易に導くことができる。
【0066】請求項6記載の発明は、室内に吹き出す風
量に応じて間隙の寸法を変更する空気調和装置の運転制
御方法とされているので、室内機ファン及びスタビライ
ザ周辺の空気の流れを風量に応じて適宜調整することが
できる。従って、室内機ファンの失速を回避して耳障り
な音を除去することが可能となり、また、室内機ファン
における送風音の調整を行うことができる。
【0067】請求項7記載の発明は、風量の減少に伴っ
て間隙を狭める空気調和装置の運転制御方法とされてい
るので、低風量域にて発生しやすい室内機ファンの失速
が回避されるとともに、耳障りな音が除去されることに
なる。よって、ユーザに対して室内空気の調和を図りつ
つ、快適な室内環境を提供できる空気調和装置の運転制
御を実施することができる。
【0068】請求項8記載の発明は、スタビライザを所
定の位置に移動させ、室内機ファンの送風音によって冷
媒の流動音をマスキングする空気調和装置の運転制御方
法とされているので、耳障りな冷媒の流動音がマスキン
グされてユーザに聞き取られなくなり、室内空気の調和
を図りつつ、快適な室内環境を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における天井埋込型の室
内ユニットの構成及び機能を説明する断面図である。
【図2】 ファン回転数と間隙の寸法との関係を示した
グラフ線図である。
【図3】 風量と吸込における圧力損失との関係を従来
の場合と比較して示したグラフ線図である。
【図4】 本発明の一実施形態の変形例を示した壁掛け
型の室内ユニットの部分構成を説明する部分断面図であ
る。
【図5】 従来の天井埋込型の室内ユニットを有する空
気調和装置の全体構成を説明する斜視図である。
【図6】 従来の天井埋込型の室内ユニットの構成及び
機能を説明する断面図である。
【符号の説明】
1a 室内ユニット 4 吸込パネル 6 室内熱交換器 6t 熱交温度センサ 7h 湿度センサ 7t 吸込温度センサ 9 ドレンパン 10 スタビライザ 10a 支持壁部 10b 対向壁部 10c シャフト 12 ステッピングモータ(アクチュエータ) 15 室内機ファン C 再循環渦 E 吸込口 L 吹出口 R 回動範囲 y1’ 間隙寸法

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に、冷媒が流通する室内熱交換器
    と、該室内熱交換器に空気を流通させるとともに空調さ
    れた空気を室内に供給する室内機ファンと、該室内機フ
    ァンの外周に間隙を隔てて対向配置されるとともに再循
    環渦を形成するスタビライザとを備えた空気調和装置の
    室内ユニットにおいて、 前記間隙の寸法を変更させる間隙寸法変更手段を備えて
    いることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気調和装置の室内ユニ
    ットにおいて、 前記スタビライザは、前記室内機ファンの外周に前記間
    隙を隔てて対向する対向壁部と、該対向壁部を支持する
    支持壁部とを備え、 前記間隙寸法変更手段には、前記支持壁部に対して前記
    対向壁部を回動可能に支持する回動部が設けられている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の空気調和装置の室内ユニ
    ットにおいて、 前記対向壁部を回動させるアクチュエータが設けられて
    いることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の空気調和装置の室内ユニ
    ットにおいて、 前記アクチュエータは、空調運転の制御を行う制御部に
    接続されていることを特徴とする空気調和装置の室内ユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の空気調
    和装置の室内ユニットにおいて、 前記アクチュエータは、ステッピングモータとされてい
    ることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  6. 【請求項6】 筐体内に、冷媒が流通する室内熱交換器
    と、該室内熱交換器に空気を流通させるとともに空調さ
    れた空気を室内に供給する室内機ファンと、該室内機フ
    ァンの外周に間隙を隔てて対向配置されるとともに再循
    環渦を形成する移動可能とされたスタビライザと、を備
    えた空気調和装置の運転制御方法において、 室内に吹き出す風量に応じて前記間隙の寸法を変更する
    ことを特徴とする空気調和装置の運転制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の空気調和装置の運転制御
    方法において、 前記風量の減少に伴い前記間隙の寸法を狭めることを特
    徴とする空気調和装置の運転制御方法。
  8. 【請求項8】 筐体内に、冷媒が流通する室内熱交換器
    と、該室内熱交換器に空気を流通させるとともに空調さ
    れた空気を室内に供給する室内機ファンと、該室内機フ
    ァンの外周に間隙を隔てて対向配置されるとともに再循
    環渦を形成するスタビライザと、を備えた空気調和装置
    の運転制御方法において、 前記スタビライザを所定の位置に移動させ、前記室内機
    ファンの送風音によって冷媒の流動音をマスキングする
    ことを特徴とする空気調和装置の運転制御方法。
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