JP3203747B2 - 熱交換換気装置 - Google Patents

熱交換換気装置

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JP3203747B2
JP3203747B2 JP05811892A JP5811892A JP3203747B2 JP 3203747 B2 JP3203747 B2 JP 3203747B2 JP 05811892 A JP05811892 A JP 05811892A JP 5811892 A JP5811892 A JP 5811892A JP 3203747 B2 JP3203747 B2 JP 3203747B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダンパによる室内空気
の流通経路の切り換えによって、熱交換換気モードと、
普通換気モードとを切り換えることができる熱交換換気
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に用いられる熱交換換気装置の斜
視図を図8に示す。図8において、1は吊金具2を介し
て天井等に取り付けられる装置本体であって、装置本体
1内には、外気を室外から室内へ給気する給気ファン3
と、室内空気を室内から室外に排気する排気ファン4
と、給気ファン3によって室外から室内に給気される外
気と、排気ファン4によって室内から室外に排気される
室内空気との間で熱交換を行わせる熱交換を行う熱交換
器5と、室内空気の流通経路の切り換えるダンパ6とが
内装されている。なお、図中7は室内および室外の導出
される給排気用のダクト(図示せず)を接続するための
接続部である。
【0003】そして、上記熱交換換気装置は、ダンパ6
による室内空気の流通経路の切り換えによって、熱交換
器5で外気と室内空気との間での熱交換を行いつつ換気
を行う熱交換換気モードと、排気される室内空気を熱交
換器5をバイパスさせ、熱交換を行うことなく換気を行
う普通換気モードとを切り換えることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱交換換気装置
にあっては、使用者がリモートコントロールスイッチに
て熱交換換気モードおよび普通換気モードを選択するこ
とによって、換気モードを設定している。通常は、夏
季、冬季にあっては熱交換換気モードが選択され、春
季、秋季の中間期にあっては普通換気モードが選択され
る。
【0005】しかしながら、冬季の暖房時に、使用者が
誤って普通換気モードを選択した場合には、温度の低い
外気が熱交換器5で室内空気と熱交換されずに室内に流
入され、装置本体内およびダクトに結露が生じ、天井面
等に結露水が滴下するといった問題点があった。本発明
は、冬季に誤って普通換気モードを選択した場合にも、
装置本体内およびダクトに結露が生じるのを防止できる
熱交換換気装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、ダンパによる室内空気の流通経路の切り
換えによって、熱交換器の外気と室内空気との間での熱
交換を行いつつ換気を行う熱交換換気モードと、排気さ
れる室内空気を熱交換器をバイパスさせ、熱交換を行う
ことなく換気を行う普通換気モードとを切り換えること
ができる熱交換換気装置において、使用者が上記換気モ
ードを設定するための換気モード設定器と、外気温を検
知するための外気温センサと、上記換気モード設定器か
らの換気モード設定信号に基づき、設定された換気モー
ドが熱交換換気モード、普通換気モードのいずれである
か判別する換気モード判別手段と、上記換気モード判別
手段が熱交換換気モードを判別したとき、熱交換換気モ
ード運転を行い、普通換気モードを判別したとき、普通
換気モード運転を行うようにダンパを切り換えるダンパ
切換手段と、上記普通換気モード運転時に、外気温セン
サの温度情報から外気温が所定温度より低いと判別した
とき、ダンパを開放姿勢から閉鎖姿勢に切り換えて強制
的に熱交換換気モード運転を行う強制熱交換換気運転手
段とを有することを特徴とするものである。
【0007】請求項2による課題解決手段は、請求項1
記載の熱交換換気装置において、外気温センサを備えた
空気調和機に連動可能とされ、熱交換換気装置側の外気
温センサが異常か否か判別するセンサ異常判別手段と、
熱交換換気装置の設置状態が空気調和機との連動システ
ムをとっているか否か判別するシステム判別手段と、上
記システム判別手段が空気調和機との連動システムであ
ると判別し、かつセンサ異常判別手段が熱交換換気装置
側の外気温センサの異常を判別したとき、熱交換換気装
置側の外気温センサの温度情報を遮断すると共に、強制
熱交換換気運転手段に対し空気調和機側の外気温センサ
の温度情報を入力する温度情報補償手段とを有するもの
である。
【0008】
【作用】上記請求項1による課題解決手段において、換
気モード判別手段が、換気モード設定器からの換気モー
ド設定信号に基づいて普通換気モードを判別すると、ダ
ンパ切換手段が普通換気モード運転を行う。一方、熱交
換換気モードを判別すると、ダンパ切換手段は熱交換換
気モード運転を行う。そして、普通換気モード運転中
に、強制熱交換換気運転手段が、外気温センサの温度情
報に基づいて外気温が所定温度より低いと判別したとき
には、ダンパを切り換えて強制的に熱交換換気モード運
転を行う。
【0009】請求項2による課題解決手段では、センサ
異常判別手段が、熱交換換気装置側の外気温センサの異
常を判別し、システム判別手段が、熱交換換気装置の設
置状態が空気調和機との連動システムをとっているか否
か判別する。ここで、空気調和機との連動システムであ
ると判別し、かつセンサ異常判別手段が熱交換換気装置
側の外気温センサの異常を判別すると、温度情報補償手
段が、熱交換換気装置側の外気温センサの温度情報を遮
断すると共に、強制熱交換換気運転手段に対し空気調和
機側の外気温センサの温度情報を入力し、温度情報の補
償を行う。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図4
に基づいて詳述する。まず、本実施例の熱交換換気装置
の内部構成について、図3,4を参照しつつ説明する。
図3は本発明第1実施例に係る熱交換換気装置の内部構
成を示す簡略化した横断平面図、図4は同じく簡略化し
た縦断側面図である。
【0011】本実施例の熱交換換気装置は、吊り下げら
れた状態で天井等に設置されており、図において10は
装置本体である。装置本体10は、箱形に形成されてお
り、装置本体10内には、外気を室外から室内へ給気す
る給気ファン20と、室内空気を室内から室外に排気す
る排気ファン30と、給気ファン20によって室外から
室内に給気される外気と、排気ファン30によって室内
から室外に排気される室内空気との間で熱交換を行わせ
る熱交換を行う熱交換器40と、室内空気の流通経路の
切り換えるダンパ50と、給気ファン20および排気フ
ァン30をそれぞれ回転駆動させるファンモータFM
1,FM2と、ダンパ50と連結ロッド51を介して連
結され、ダンパ50を回動させるダンパモータDMと、
外気温を検知するための外気温センサ60とが内装され
ている。
【0012】また、装置本体10内には、給気通路R
1、排気通路R2および熱交換器40を迂回したバイパ
ス通路Pが形成されていると共に、室内空気を装置本体
10内に導くための第1ダクト70、装置本体10内に
導かれた室内空気を室外に排気させる第2ダクト71、
外気を装置本体10内に導く第3ダクト72および装置
本体10内に導かれた外気を室内に給気する第4ダクト
73がそれぞれ接続されている。
【0013】外気温センサ60は、サーミスタ等の温度
検知素子であって、装置本体10内において第3ダクト
72との接続部近傍に配置されている。そして、第3ダ
クト72からの外気は、給気通路R1から熱交換器40
を通って給気ファン20に至る経路K1に従って流通
し、給気ファン20から第4ダクト73を介して室内に
供給される。
【0014】一方、第1ダクト70からの室内空気は、
ダンパモータDMおよび連結ロッド51により駆動され
て矢印A方向に回動されるダンパ50の位置により、経
路K2,K3のいずれか一方に従って流通する。すなわ
ち、ダンパ50が、図3において実線で示すように、バ
イパス通路Pを閉鎖する閉鎖姿勢位置にあるときには、
第1ダクト70からの室内空気は、熱交換器40を介し
て排気通路R2から排気ファン30に至る経路K2に従
って流通する。一方、ダンパ50が、図3において二点
鎖線で示すように、バイパス通路Pを開放する開放姿勢
位置にあるときには、熱交換器40を迂回したバイパス
通路Pを介して排気通路R2から排気ファン30に至る
経路K3に従って流通する。
【0015】このような構成の熱交換換気装置では、ダ
ンパ50による室内空気の流通経路の切り換えによっ
て、熱交換器40で外気と室内空気との間での熱交換を
行いつつ換気を行う熱交換換気モードと、排気される室
内空気を熱交換器40をバイパスさせ、熱交換を行うこ
となく換気を行う普通換気モードとを切り換えることが
できる。熱交換換気モードは、夏季、冬季に選択され、
普通換気モードは、春季、秋季の中間期において、外気
を直接室内に給気して、いわゆる外気冷房および外気暖
房を行う際等に選択される。
【0016】上記熱交換換気装置の電気的構成につい
て、図1を参照しつつ説明する。図1は熱交換換気装置
の電気的構成を示すブロック図である。図において、8
0は換気モードを設定するための換気モード設定器(以
下、リモートコントロールスイッチという)、90はリ
モートコントロールスイッチ80および外気温センサ6
0の出力信号に基づいて熱交換換気モード運転、普通換
気モード運転を行う制御回路である。
【0017】リモートコントロールスイッチ80は、メ
インスイッチ、運転/停止スイッチおよび換気モード設
定スイッチ等を備えている。制御回路90は、マイクロ
コンピュータを含み、CPU、プログラムROMおよび
データRAM等を有しており、予めROMに記憶されて
いるプログラムに従って制御を行う。制御回路90に
は、ファンモータFM1,FM2、ダンパモータDM、
外気温センサ60および外気温センサ60の異常を表示
する表示ランプ100がそれぞれ接続されている。
【0018】そして、制御回路90は、リモートコント
ロールスイッチ80からの運転/停止操作信号に基づ
き、運転/停止を判別する運転停止判別手段91と、運
転停止判別手段91にて運転/停止スイッチのON操作
が判別されると、ファンモータFM1,FM2に駆動信
号を出力して給気ファン20および排気ファン30を駆
動するファン駆動手段92と、リモートコントロールス
イッチ80からの換気モード設定信号に基づき、設定さ
れた換気モードが熱交換換気モード、普通換気モードの
いずれであるか判別する換気モード判別手段93と、換
気モード判別手段93が熱交換換気モードを判別したと
き、ダンパモータDMに熱交換換気モード信号を出力し
てダンパ50を閉鎖姿勢として熱交換換気モード運転を
行い、普通換気モードを判別したとき、ダンパモータD
Mに普通換気モード信号を出力してダンパ50を開放姿
勢として普通換気モード運転を行うダンパ切換手段94
と、普通換気モード運転時に、外気温センサ60の出力
信号に基づいて外気温センサ60が異常か否か判別し、
外気温センサ60の異常を判別したときには表示ランプ
100を点灯するセンサ異常判別手段95と、センサ異
常判別手段95にて外気温センサ60が正常であると判
別されると、外気温センサ60の温度情報から外気温が
所定温度より低いか否か判別し、外気温が所定温度より
低いと判別したときには、ダンパ50を開放姿勢から閉
鎖姿勢に切り換えて強制的に熱交換換気モード運転を行
う強制熱交換換気運転手段96とを有している。
【0019】上記熱交換換気装置の換気運転動作につい
て、図2のフローチャートを参照しつつ説明する。リモ
ートコントロールスイッチ80のメインスイッチをON
して電源投入されると、まずステップS1で運転停止判
別手段91により、リモートコントロールスイッチ80
の運転/停止スイッチがONされたか否か判別する。こ
こで、運転/停止スイッチがON操作されていればステ
ップS2に移行し、一方運転/停止スイッチがON操作
されていればステップS3に移行し、運転を停止してス
テップS1に戻される。
【0020】ステップS2においては、ファン駆動手段
92が、ファンモータFM1,FM2に駆動信号を出力
して給気ファン20および排気ファン30を駆動し、ス
テップS4に移行する。ステップS4に移行すると、換
気モード判別手段93が、リモートコントロールスイッ
チ80からの換気モード設定信号に基づき、設定された
換気モードが熱交換換気モード、普通換気モードのいず
れであるか判別する。ここで、普通換気モードが設定さ
れたと判別されるとステップS5に移行し、ダンパ切換
手段94が、ダンパモータDMに普通換気モード信号を
出力してダンパ50を開放姿勢として普通換気モード運
転を行い、ステップS7に移行する。一方、熱交換換気
モードが設定されたと判別されるとステップS6に移行
し、ダンパ切換手段94が、ダンパモータDMに熱交換
換気モード信号を出力してダンパ50を閉鎖姿勢として
熱交換換気モード運転を行い、ステップS1に戻され
る。
【0021】ステップS7に移行すると、センサ異常判
別手段95が、外気温センサ60の出力信号に基づいて
外気温センサ60が異常か否か判別する。ここで、外気
温センサ60が正常であると判別されるとステップS8
に移行し、一方外気温センサ60の異常を判別したとき
にはステップS9に移行し、表示ランプ100を点灯し
てステップS1に戻される。
【0022】ステップS8に移行すると、強制熱交換換
気運転手段96が、外気温センサ60の温度情報から外
気温Bが所定温度Tより低いか否か判別する。ここで、
外気温Bが所定温度T(例えば、5℃)より低いと判別
したときにはステップS10に移行し、ダンパ50を開
放姿勢から閉鎖姿勢に切り換えて強制的に熱交換換気モ
ード運転を行い、ステップS1に戻される。一方、外気
温Bが所定温度Tより高いと判別したときにはステップ
S1に直接戻される。
【0023】このように、普通換気モード運転時に、外
気温が所定温度より低くなった場合には、強制熱交換換
気運転手段96が、ダンパ50を開放姿勢から閉鎖姿勢
に切り換えて強制的に熱交換換気モード運転を行うの
で、冬季の暖房時に、使用者が誤って普通換気モードを
選択しても、温度の低い外気が熱交換器40で室内空気
と熱交換されずに室内に流入されることがなくなる。よ
って、装置本体10内およびダクト73に結露が生じな
いで済み、天井面等に結露水が滴下するといったことも
なくなる。
【0024】次に、本発明の第2実施例を図5ないし図
7に基づいて詳述する。まず、本実施例の熱交換換気装
置の内部構成について、図7を参照しつつ説明する。図
7は本発明第2実施例に係る熱交換換気装置の内部構成
を示す簡略化した横断平面図である。本実施例の熱交換
換気装置は、装置本体10内において第1ダクト70と
の接続部近傍に、サーミスタ等の温度検知素子から成る
室温センサ61が配置されており、外気温センサ60か
らの外気温情報と、室温センサ61からの室温情報との
差に基づいてダンパ50の切り換えを行い、熱交換換気
と普通換気とを自動的に切り換える全自動換気機能が付
加された点以外については、第1実施例の内部構成と同
様である。
【0025】上記熱交換換気装置の電気的構成につい
て、図5を参照しつつ説明する。図5は熱交換換気装置
の電気的構成を示すブロック図である。図において、X
は熱交換換気装置、Yは空気調和機であって、熱交換換
気装置Xは、図から明らかなように、空気調和機Yに連
動可能とされている。空気調和機Yは、室内機110お
よび室外機111を備えており、室内機110内には、
室内機110と室外機111との間で冷媒が循環される
熱交換器120、循環ファン130およびサーミスタ等
の温度検知素子から成る室温センサ141が内装され、
室外機111内にはサーミスタ等の温度検知素子から成
る外気温センサ140が内装されている。そして、循環
ファン130によって熱交換器120の一方側の空間に
還気されてきた室内空気は、熱交換器120で加熱また
は冷却された後に、室内に吹き出される。
【0026】リモートコントロールスイッチ80の換気
モード設定スイッチは、熱交換換気モード、普通換気モ
ードおよび全自動換気モードが選択可能となっている。
制御回路90には、ファンモータFM1,FM2、ダン
パモータDM、熱交換換気装置X側の外気温センサ6
0、室温センサ61および表示ランプ100がそれぞれ
接続されてており、さらに空気調和機Y側の外気温セン
サ140、室温センサ141が常開接点150,151
を介してそれぞれ接続されている。
【0027】そして、制御回路90は、熱交換換気装置
X側の外気温センサ60、室温センサ61が異常となっ
たときには、熱交換換気装置X側のセンサ60,61の
温度情報を遮断して、制御回路90に対し空気調和機Y
側の外気温センサ140、室温センサ141の温度情報
を入力するよう構成されている。すなわち、制御回路9
0は、運転停止判別手段91と、ファン駆動手段92
と、リモートコントロールスイッチ80からの換気モー
ド設定信号に基づき、設定された換気モードが熱交換換
気モード、普通換気モードおよび全自動換気モードのい
ずれであるか判別する換気モード判別手段93と、換気
モード判別手段93が熱交換換気モード、普通換気モー
ドを判別したとき、換気モードに応じてダンパ50を切
り換えるダンパ切換手段94と、換気モード判別手段9
3が全自動換気モードを判別したとき、ダンパモータD
Mに全自動換気モードを出力して、外気温センサ60、
室温センサ61の温度情報に基づいてダンパ50を自動
的に切り換える自動ダンパ切換手段97と、普通換気モ
ード運転時に、外気温が所定温度より低くなったとき、
強制的に熱交換換気モード運転を行う強制熱交換換気運
転手段96と、外気温センサ60、室温センサ61の出
力信号に基づいてセンサ60,61が異常か否か判別
し、センサ60,61の異常を判別したときには表示ラ
ンプ100を点灯するセンサ異常判別手段95と、セン
サ異常判別手段95が熱交換換気装置X側のセンサ6
0,61の異常を判別すると、空気調和機Yからのイニ
シャライズ信号に基づき、熱交換換気装置Xの設置状態
が空気調和機Yとの連動システムをとっているか否か判
別するシステム判別手段98と、システム判別手段98
が空気調和機Yとの連動システムであると判別したと
き、熱交換換気装置X側のセンサ60,61の温度情報
を遮断すると共に、常開接点150,151をONし
て、自動ダンパ切換手段97および強制熱交換換気運転
手段99に対し空気調和機Y側の外気温センサ140、
室温センサ141の温度情報を入力する温度情報補償手
段99とを有している。
【0028】上記熱交換換気装置の換気運転動作につい
て、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。な
お、電源投入後のステップS1〜S3の動作は、第1実
施例と同様であるので説明を省略する。ステップS4に
投入されると、換気モード判別手段93が、リモートコ
ントロールスイッチ80からの換気モード設定信号に基
づき、設定された換気モードが熱交換換気モード、普通
換気モードおよび全自動換気モードのいずれであるか判
別する。ここで、普通換気モードが設定されたと判別さ
れるとステップS5に移行し、ダンパ切換手段94が、
ダンパモータDMに普通換気モード信号を出力してダン
パ50を開放姿勢として普通換気モード運転を行い、ス
テップS9に移行する。また、熱交換換気モードが設定
されたと判別されるとステップS7に移行し、ダンパ切
換手段94が、ダンパモータDMに熱交換換気モード信
号を出力してダンパ50を閉鎖姿勢として熱交換換気モ
ード運転を行い、ステップS11に移行する。さらに、
全自動換気モードが設定されたと判別するとステップS
8に移行し、自動ダンパ切換手段97が、ダンパモータ
DMに全自動換気モードを出力して、外気温センサ6
0、室温センサ61の温度情報に基づいてダンパ50を
自動的に切り換えて全自動換気モード運転を行い、ステ
ップS11に移行する。
【0029】ステップS9に移行すると、強制熱交換換
気運転手段96が、外気温センサ60の温度情報から外
気温Bが所定温度Tより低いか否か判別する。ここで、
外気温Bが所定温度T(例えば、5℃)より低いと判別
したときにはステップS10に移行し、ダンパ50を開
放姿勢から閉鎖姿勢に切り換えて強制的に熱交換換気モ
ード運転を行い、ステップS11に移行する。一方、外
気温Bが所定温度Tより高いと判別したときには、普通
換気モード運転のままステップS11に移行する。
【0030】ステップS11に移行すると、センサ異常
判別手段95が、熱交換換気装置X側の外気温センサ6
0、室温センサ61の出力信号に基づいてセンサ60,
61が異常か否か判別する。ここで、センサ60,61
の異常を判別したときにはステップS12に移行し、表
示ランプ100を点灯してステップS13に移行する。
一方、センサ60,61が正常であると判別されると、
ステップS1に戻される。
【0031】ステップS13に移行すると、システム判
別手段98が、空気調和機Yからのイニシャライズ信号
に基づき、熱交換換気装置Xの設置状態が空気調和機Y
との連動システムをとっているか否か判別する。ここ
で、空気調和機Yとの連動システムであると判別される
とステップS14に移行し、熱交換換気装置Xの単独シ
ステムであると判別されるとステップS1に戻される。
【0032】ステップS14に移行すると、温度情報補
償手段99が、熱交換換気装置X側のセンサ60,61
の温度情報を遮断すると共に、常開接点150,151
をONして、自動ダンパ切換手段97および強制熱交換
換気運転手段99に対し空気調和機Y側の外気温センサ
140、室温センサ141の温度情報を入力し、ステッ
プS1に戻される。
【0033】このように、普通換気モード運転時に、外
気温が所定温度Tより低くなった場合には、強制的に熱
交換換気モード運転を行うので、冬季の暖房時に、使用
者が誤って普通換気モードを選択しても、装置本体10
内およびダクト73に結露が生じないで済む。また、空
気調和機Yと連動時において、熱交換換気装置X側の外
気温センサ60、室温センサ61が異常となったときに
は、温度情報補償手段99が、熱交換換気装置X側のセ
ンサ60,61の温度情報を遮断すると共に、自動ダン
パ切換手段97および強制熱交換換気運転手段99に対
し空気調和機Y側の外気温センサ140、室温センサ1
41の温度情報を入力して、温度情報を補償する。よっ
て、熱交換換気装置X側のセンサ60,61の異常時に
も、空気調和機Y側のセンサ140,センサ141の温
度情報に基づいて、精度良く換気動作の制御を行える。
【0034】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の範囲内で多くの修正および変更を
加え得ることは勿論である。例えば、上記実施例におい
て、普通換気運転時に外気温センサの異常が発生した際
に、表示ランプを点灯するとともに、熱交換換気モード
に変更するようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1によると、普通換気モード運転時に、外気温が所
定温度より低くなった場合には、強制熱交換換気運転手
段が、ダンパを切り換えて強制的に熱交換換気モード運
転を行う。そのため、冬季の暖房時に、使用者が誤って
普通換気モードを選択しても、温度の低い外気が熱交換
器で室内空気と熱交換されずに室内に流入されることが
なくなり、装置本体内およびダクトに結露が生じないで
済む。
【0036】請求項2によると、空気調和機と連動時に
おいて、熱交換換気装置側の外気温センサが異常となっ
たときには、温度情報補償手段が、熱交換換気装置側の
外気温センサの温度情報を遮断すると共に、強制熱交換
換気運転手段に対し空気調和機側の外気温センサの温度
情報を入力して、温度情報を補償する。よって、熱交換
換気装置側の外気温センサの異常時にも、精度良く換気
動作の制御を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例に係る熱交換換気装置の電気
的構成を示すブロック図である。
【図2】同じくその換気運転動作を示すフローチャート
である。
【図3】熱交換換気装置の内部構成を示す簡略化した横
断平面図である。
【図4】同じく簡略化した縦断側面図である。
【図5】本発明第2実施例に係る熱交換換気装置の電気
的構成を示すブロック図である。
【図6】同じくその換気運転動作を示すフローチャート
である。
【図7】熱交換換気装置の内部構成を示す簡略化した横
断側面図である。
【図8】従来の熱交換換気装置の内部構成を示す斜視図
である。
【符号の説明】
40 熱交換器 50 ダンパ 60 外気温センサ 80 リモートコントロールスイッチ 90 制御回路 93 換気モード判別手段 94 ダンパ切換手段 95 センサ異常判別手段 96 強制熱交換換気運転手段 98 システム判別手段 99 温度情報補償手段 140 空気調和機側の外気温センサ X 熱交換換気装置 Y 空気調和機

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダンパ(50)による室内空気の流通経路の切
    り換えによって、熱交換器(40)の外気と室内空気との間
    での熱交換を行いつつ換気を行う熱交換換気モードと、
    排気される室内空気を熱交換器(40)をバイパスさせ、熱
    交換を行うことなく換気を行う普通換気モードとを切り
    換えることができる熱交換換気装置において、使用者が 上記換気モードを設定するための換気モード設
    定器(80)と、 外気温を検知するための外気温センサ(60)と、 上記換気モード設定器(80)からの換気モード設定信号に
    基づき、設定された換気モードが熱交換換気モード、普
    通換気モードのいずれであるか判別する換気モード判別
    手段(93)と、 上記換気モード判別手段(93)が熱交換換気モードを判別
    したとき、熱交換換気モード運転を行い、普通換気モー
    ドを判別したとき、普通換気モード運転を行うようにダ
    ンパ(50)を切り換えるダンパ切換手段(94)と、 上記普通換気モード運転時に、外気温センサ(60)の温度
    情報から外気温が所定温度より低いと判別したとき、ダ
    ンパ(50)を開放姿勢から閉鎖姿勢に切り換えて強制的に
    熱交換換気モード運転を行う強制熱交換換気運転手段(9
    6)とを有することを特徴とする熱交換換気装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の熱交換換気装置において、 外気温センサ(140) を備えた空気調和機(Y) に連動可能
    とされ、 熱交換換気装置(X) 側の外気温センサ(60)が異常か否か
    判別するセンサ異常判別手段(95)と、 熱交換換気装置(X) の設置状態が空気調和機(Y) との連
    動システムをとっているか否かを判別するシステム判別
    手段(98)と、 上記システム判別手段(98)が空気調和機(Y) との連動シ
    ステムであると判別し、かつセンサ異常判別手段(95)が
    熱交換換気装置(X) 側の外気温センサ(60)の異常を判別
    したとき、熱交換換気装置(X) 側の外気温センサ(60)の
    温度情報を遮断すると共に、強制熱交換換気運転手段(9
    6)に対し空気調和機(Y) 側の外気温センサ(140) の温度
    情報を入力する温度情報補償手段(99)とを有することを
    特徴とする熱交換換気装置。
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