JPH09178241A - 換気装置の運転制御装置 - Google Patents
換気装置の運転制御装置Info
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- JPH09178241A JPH09178241A JP9004119A JP411997A JPH09178241A JP H09178241 A JPH09178241 A JP H09178241A JP 9004119 A JP9004119 A JP 9004119A JP 411997 A JP411997 A JP 411997A JP H09178241 A JPH09178241 A JP H09178241A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 室内設定温度を考慮して、導入外気と室内排
気を熱交換させる熱交換換気と両者を熱交換させない普
通換気を切換え、快適性・省エネ性を向上する。 【解決手段】 次の各条件で、各々熱交換か普通かの換
気モードを指示する。a室内温度R>室内設定温度S、
R<外気温度OAで熱交換。bR<S、R>OAで熱交
換。c冷房でR>S、R>OAで普通。d暖房でR<
S、R<OAで普通。e冷房でR>S、R<OAで熱交
換。f暖房でR<S、R>OAで熱交換。g冷房でOA
>S、R>OAで普通。hOA<S、R<OAで普通。
i冷房でOA>S、R<OAで熱交換。j冷房でR<
S、OA>Sで熱交換。
気を熱交換させる熱交換換気と両者を熱交換させない普
通換気を切換え、快適性・省エネ性を向上する。 【解決手段】 次の各条件で、各々熱交換か普通かの換
気モードを指示する。a室内温度R>室内設定温度S、
R<外気温度OAで熱交換。bR<S、R>OAで熱交
換。c冷房でR>S、R>OAで普通。d暖房でR<
S、R<OAで普通。e冷房でR>S、R<OAで熱交
換。f暖房でR<S、R>OAで熱交換。g冷房でOA
>S、R>OAで普通。hOA<S、R<OAで普通。
i冷房でOA>S、R<OAで熱交換。j冷房でR<
S、OA>Sで熱交換。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、換気装置の運転制
御装置に関する。
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種換気装置は、例えば特開昭
61ー295443号公報に記載され、かつ、図7に示
すように、本体ケーシングAに、室内及び室外側給気口
B,Cと室内及び室外側排気口D,Eとを形成して、室
内側給気口Bの近くに室内側給気ファンFを、また、室
外側排気口Eの近くに室内側排気ファンGをそれぞれ設
けると共に、ケーシングAの中央内部に、各給気口B,
C間の給気通路Hを通過する外気と、各排気口D,E間
の排気通路Jを通過する室内空気との間で互いに熱交換
を行う熱交換器Kを配設する一方、該熱交換器Kを側路
するバイパス通路Lを設けて、このバイパス通路Lと給
気通路Hとを切換ダンパMを介して切換可能としてい
る。
61ー295443号公報に記載され、かつ、図7に示
すように、本体ケーシングAに、室内及び室外側給気口
B,Cと室内及び室外側排気口D,Eとを形成して、室
内側給気口Bの近くに室内側給気ファンFを、また、室
外側排気口Eの近くに室内側排気ファンGをそれぞれ設
けると共に、ケーシングAの中央内部に、各給気口B,
C間の給気通路Hを通過する外気と、各排気口D,E間
の排気通路Jを通過する室内空気との間で互いに熱交換
を行う熱交換器Kを配設する一方、該熱交換器Kを側路
するバイパス通路Lを設けて、このバイパス通路Lと給
気通路Hとを切換ダンパMを介して切換可能としてい
る。
【0003】また、以上の換気装置には運転制御装置を
備えており、即ち、室内温度を検出する室内温度検出器
と外気温度を検出する外気温度検出器とを用い、該各検
出器の検出温度に基づく切換ダンパMの切換操作によ
り、給気通路Hを通過する外気と排気通路Jを通過する
室内空気とを熱交換器Kで互いに熱交換しながら換気す
る熱交換換気と、この熱交換器Kで熱交換を行うことな
く、外気と室内空気とを直接給,排気する普通換気とを
選択的に行って、省エネルギー対策と快適性とを得るよ
うにしている。
備えており、即ち、室内温度を検出する室内温度検出器
と外気温度を検出する外気温度検出器とを用い、該各検
出器の検出温度に基づく切換ダンパMの切換操作によ
り、給気通路Hを通過する外気と排気通路Jを通過する
室内空気とを熱交換器Kで互いに熱交換しながら換気す
る熱交換換気と、この熱交換器Kで熱交換を行うことな
く、外気と室内空気とを直接給,排気する普通換気とを
選択的に行って、省エネルギー対策と快適性とを得るよ
うにしている。
【0004】以上の普通換気と熱交換換気とは、空気調
和機を用いた冷,暖房運転時に、室内温度及び外気温度
検出器の検出温度に基づいて、次のように行われる。即
ち、夏季には、空気調和機による運転を冷房運転と判断
した上で、室内温度検出器で検出される室内温度が、外
気温度検出器で検出される外気温度より高いときには、
切換ダンパMでバイパス通路Lを開放して普通換気を行
うことにより、外気で室内冷房を行って省エネルギーと
なし、又、室内温度が外気温度より低いときには、切換
ダンパMでバイパス通路Lを閉じて熱交換換気を行うこ
とにより、室内側に導入される外気を熱交換器Kで熱交
換して、室内側での熱損失を少なくすることにより、省
エネルギーとなす。また、OA機器などの多い事務所な
どで使用する場合にも、前述した場合と同様に行うので
あって、室内温度が外気温度より高いときは、普通換気
を行って省エネルギーとなし、又、室内温度が外気温度
より低いときは、熱交換換気を行って省エネルギーとな
す。
和機を用いた冷,暖房運転時に、室内温度及び外気温度
検出器の検出温度に基づいて、次のように行われる。即
ち、夏季には、空気調和機による運転を冷房運転と判断
した上で、室内温度検出器で検出される室内温度が、外
気温度検出器で検出される外気温度より高いときには、
切換ダンパMでバイパス通路Lを開放して普通換気を行
うことにより、外気で室内冷房を行って省エネルギーと
なし、又、室内温度が外気温度より低いときには、切換
ダンパMでバイパス通路Lを閉じて熱交換換気を行うこ
とにより、室内側に導入される外気を熱交換器Kで熱交
換して、室内側での熱損失を少なくすることにより、省
エネルギーとなす。また、OA機器などの多い事務所な
どで使用する場合にも、前述した場合と同様に行うので
あって、室内温度が外気温度より高いときは、普通換気
を行って省エネルギーとなし、又、室内温度が外気温度
より低いときは、熱交換換気を行って省エネルギーとな
す。
【0005】更に、冬季には空気調和機による運転を暖
房運転と判断した上で、室内温度が外気温度より高いと
きには、熱交換換気を行い、冷風ドラフト感をなくして
快適性を得ると共に、省エネルギーとなし、又、室内温
度が外気温度より低いときには、普通換気を行って外気
暖房を行うことより、省エネルギーとなす。また、OA
機器などの多い事務所などで使用する場合にも、前述し
た場合と同様に行うのであって、室内温度が外気温度よ
り高いときは、熱交換換気を行って省エネルギーとな
し、又、室内温度が外気温度より低いときには、普通換
気を行って省エネルギーとなす。
房運転と判断した上で、室内温度が外気温度より高いと
きには、熱交換換気を行い、冷風ドラフト感をなくして
快適性を得ると共に、省エネルギーとなし、又、室内温
度が外気温度より低いときには、普通換気を行って外気
暖房を行うことより、省エネルギーとなす。また、OA
機器などの多い事務所などで使用する場合にも、前述し
た場合と同様に行うのであって、室内温度が外気温度よ
り高いときは、熱交換換気を行って省エネルギーとな
し、又、室内温度が外気温度より低いときには、普通換
気を行って省エネルギーとなす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
換気装置の運転制御装置では、室内の設定温度を考慮す
ることなく、室内及び外気検出器の検出温度だけに基づ
いて行われるために、適正な判断が行われず、充分な快
適性や省エネルギーが得られない問題がある。例えば、
OA機器などの多い事務所などで使用する場合、冷房
時、室内温度が外気温度より高いと、普通換気が行われ
るが、室内温度が空気調和機側で設定される設定温度よ
り低いときに、普通換気を行ったのでは、外気の室内側
への導入に伴い室内温度が設定温度に対し更に低下して
しまい、居住者にドラフト感を与えて快適性を損なう。
又、室内温度が外気温度より低いと熱交換換気が行われ
るが、室内温度が設定温度に対しても低いときに、熱交
換換気を行ったのでは、室内温度を設定温度に早く近づ
けることができない不都合が生じ、快適性に対しては不
充分となる。
換気装置の運転制御装置では、室内の設定温度を考慮す
ることなく、室内及び外気検出器の検出温度だけに基づ
いて行われるために、適正な判断が行われず、充分な快
適性や省エネルギーが得られない問題がある。例えば、
OA機器などの多い事務所などで使用する場合、冷房
時、室内温度が外気温度より高いと、普通換気が行われ
るが、室内温度が空気調和機側で設定される設定温度よ
り低いときに、普通換気を行ったのでは、外気の室内側
への導入に伴い室内温度が設定温度に対し更に低下して
しまい、居住者にドラフト感を与えて快適性を損なう。
又、室内温度が外気温度より低いと熱交換換気が行われ
るが、室内温度が設定温度に対しても低いときに、熱交
換換気を行ったのでは、室内温度を設定温度に早く近づ
けることができない不都合が生じ、快適性に対しては不
充分となる。
【0007】更に、OA機器などの多い事務所などで使
用する場合、暖房時においても同様の不都合が生ずる。
即ち、室内温度が外気温度より高いと熱交換換気が行わ
れるが、室内温度が設定温度より高いときに、熱交換換
気を行ったのでは、室内温度を設定温度に早く近づける
ことができない不都合が生じ、快適性に対しては不充分
である。又、室内温度が外気温度より低いと普通換気が
行われるが、室内温度が設定温度より高いときに、普通
換気を行ったのでは、外気の導入に伴い室内温度が設定
温度に対し更に上昇してしまい、室内温度より高い温風
が導入されることによる温風ドラフト感を与えたりし
て、快適性を損なう。
用する場合、暖房時においても同様の不都合が生ずる。
即ち、室内温度が外気温度より高いと熱交換換気が行わ
れるが、室内温度が設定温度より高いときに、熱交換換
気を行ったのでは、室内温度を設定温度に早く近づける
ことができない不都合が生じ、快適性に対しては不充分
である。又、室内温度が外気温度より低いと普通換気が
行われるが、室内温度が設定温度より高いときに、普通
換気を行ったのでは、外気の導入に伴い室内温度が設定
温度に対し更に上昇してしまい、室内温度より高い温風
が導入されることによる温風ドラフト感を与えたりし
て、快適性を損なう。
【0008】本発明の目的は、室内設定温度を考慮し、
この室内設定温度と室内温度及び外気温度に基づいて換
気装置の切換制御を行うことにより、快適性や省エネル
ギー性を向上させることができる換気装置の運転制御装
置を提供することにある。
この室内設定温度と室内温度及び外気温度に基づいて換
気装置の切換制御を行うことにより、快適性や省エネル
ギー性を向上させることができる換気装置の運転制御装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
室内側に取入れる外気(図4実線矢印)と室外側に排気
する室内空気(図4点線矢印)とを熱交換器4で熱交換
させて換気する熱交換換気と、前記外気(図4実線矢
印)と室内空気(図4二点鎖線矢印)とを熱交換器4で
熱交換させずに換気する普通換気とを切換える換気装置
の運転制御装置を前提構成とし、次式aを満たすとき、
即ち図6(a)の斜線範囲ARA2では、熱交換換気を
指示することにした。 室内温度>室内設定温度S、室内温度<外気温度OA a
室内側に取入れる外気(図4実線矢印)と室外側に排気
する室内空気(図4点線矢印)とを熱交換器4で熱交換
させて換気する熱交換換気と、前記外気(図4実線矢
印)と室内空気(図4二点鎖線矢印)とを熱交換器4で
熱交換させずに換気する普通換気とを切換える換気装置
の運転制御装置を前提構成とし、次式aを満たすとき、
即ち図6(a)の斜線範囲ARA2では、熱交換換気を
指示することにした。 室内温度>室内設定温度S、室内温度<外気温度OA a
【0010】請求項2記載の発明は、上記同様の前提構
成において、次式bを満たすとき、即ち図6(b)の斜
線範囲BRA2では、熱交換換気を指示することにし
た。 室内温度<室内設定温度S、室内温度>外気温度OA b
成において、次式bを満たすとき、即ち図6(b)の斜
線範囲BRA2では、熱交換換気を指示することにし
た。 室内温度<室内設定温度S、室内温度>外気温度OA b
【0011】請求項3記載の発明は、上記同様の前提構
成において、併用する空気調和機が冷房運転で次式cを
満たすとき、即ち冷房に限定した図6(c)の斜線範囲
ARA1及びBRA1では、普通換気を指示することに
した。 室内温度>室内設定温度S、室内温度>外気温度OA c
成において、併用する空気調和機が冷房運転で次式cを
満たすとき、即ち冷房に限定した図6(c)の斜線範囲
ARA1及びBRA1では、普通換気を指示することに
した。 室内温度>室内設定温度S、室内温度>外気温度OA c
【0012】請求項4記載の発明は、上記同様の前提構
成において、併用する空気調和機が暖房運転で次式dを
満たすとき、即ち暖房に限定した図6(d)の斜線範囲
ARA3及びBRA3では、普通換気を指示することに
した。 室内温度<室内設定温度S、室内温度<外気温度OA d
成において、併用する空気調和機が暖房運転で次式dを
満たすとき、即ち暖房に限定した図6(d)の斜線範囲
ARA3及びBRA3では、普通換気を指示することに
した。 室内温度<室内設定温度S、室内温度<外気温度OA d
【0013】請求項5記載の発明は、上記同様の前提構
成において、併用する空気調和機が冷房運転で次式eを
満たすとき、即ち冷房に限定した図6(e)の斜線範囲
ARA2では、熱交換換気を指示することにした。 室内温度>室内設定温度S、室内温度<外気温度OA e
成において、併用する空気調和機が冷房運転で次式eを
満たすとき、即ち冷房に限定した図6(e)の斜線範囲
ARA2では、熱交換換気を指示することにした。 室内温度>室内設定温度S、室内温度<外気温度OA e
【0014】請求項6記載の発明は、上記同様の前提構
成において、併用する空気調和機が暖房運転で次式fを
満たすとき、即ち暖房に限定した図6(f)の斜線範囲
BRA2では、熱交換換気を指示することにした。 室内温度<室内設定温度S、室内温度>外気温度OA f
成において、併用する空気調和機が暖房運転で次式fを
満たすとき、即ち暖房に限定した図6(f)の斜線範囲
BRA2では、熱交換換気を指示することにした。 室内温度<室内設定温度S、室内温度>外気温度OA f
【0015】請求項7記載の発明は、上記同様の前提構
成において、併用する空気調和機が冷房運転で次式gを
満たすとき、即ち冷房に限定した図6(g)の斜線範囲
ARA1では、普通換気を指示することにした。 外気温度OA>室内設定温度S、室内温度>外気温度OA g
成において、併用する空気調和機が冷房運転で次式gを
満たすとき、即ち冷房に限定した図6(g)の斜線範囲
ARA1では、普通換気を指示することにした。 外気温度OA>室内設定温度S、室内温度>外気温度OA g
【0016】請求項8記載の発明は、上記同様の前提構
成において、次式hを満たすとき、即ち図6(h)の斜
線範囲BRA3では、普通換気を指示することにした。 外気温度OA<室内設定温度S、室内温度<外気温度OA h
成において、次式hを満たすとき、即ち図6(h)の斜
線範囲BRA3では、普通換気を指示することにした。 外気温度OA<室内設定温度S、室内温度<外気温度OA h
【0017】請求項9記載の発明は、上記同様の前提構
成において、併用する空気調和機が冷房運転で次式iを
満たすとき、即ち冷房に限定した図6(i)の斜線範囲
ARA2及びARA3では、熱交換換気を指示すること
にした。 外気温度OA>室内設定温度S、室内温度<外気温度OA i
成において、併用する空気調和機が冷房運転で次式iを
満たすとき、即ち冷房に限定した図6(i)の斜線範囲
ARA2及びARA3では、熱交換換気を指示すること
にした。 外気温度OA>室内設定温度S、室内温度<外気温度OA i
【0018】請求項10記載の発明は、上記同様の前提
構成において、併用する空気調和機が冷房運転で次式j
を満たすとき、即ち冷房に限定した図6(j)の斜線範
囲ARA3では、熱交換換気を指示することにした。 室内温度<室内設定温度S、外気温度OA>室内設定温度S j
構成において、併用する空気調和機が冷房運転で次式j
を満たすとき、即ち冷房に限定した図6(j)の斜線範
囲ARA3では、熱交換換気を指示することにした。 室内温度<室内設定温度S、外気温度OA>室内設定温度S j
【0019】請求項11記載の発明は、請求項1〜10
何れか一の発明において、室内設定温度Sは、併用する
空気調和機における室内温度調節器の設定温度信号をモ
ニターして取り込んでいる構成にした。
何れか一の発明において、室内設定温度Sは、併用する
空気調和機における室内温度調節器の設定温度信号をモ
ニターして取り込んでいる構成にした。
【0020】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明では、室内温度
が室内設定温度Sよりも高く、外気よりも低いときは、
外気を、外気よりも低温の室内空気と熱交換して導入
し、熱交換換気することにより、早く室内温度を室内設
定温度Sに近づけることができる。
が室内設定温度Sよりも高く、外気よりも低いときは、
外気を、外気よりも低温の室内空気と熱交換して導入
し、熱交換換気することにより、早く室内温度を室内設
定温度Sに近づけることができる。
【0021】請求項2記載の発明では、室内温度が室内
設定温度Sよりも低く、外気よりも高いときは、外気
を、外気よりも高温の室内空気と熱交換して導入し、熱
交換換気することにより、早く室内温度を室内設定温度
Sに近づけることができる。
設定温度Sよりも低く、外気よりも高いときは、外気
を、外気よりも高温の室内空気と熱交換して導入し、熱
交換換気することにより、早く室内温度を室内設定温度
Sに近づけることができる。
【0022】請求項3記載の発明では、冷房運転で室内
温度が室内設定温度S及び外気よりも高いときは、室内
空気よりも低温の外気をそのまま導入して普通換気する
ことにより、冷房負荷を低減でき、省エネルギーとなし
得る。
温度が室内設定温度S及び外気よりも高いときは、室内
空気よりも低温の外気をそのまま導入して普通換気する
ことにより、冷房負荷を低減でき、省エネルギーとなし
得る。
【0023】請求項4記載の発明では、暖房運転で室内
温度が室内設定温度S及び外気よりも低いときは、室内
空気よりも高温の外気をそのまま導入して普通換気する
ことにより、暖房負荷を低減でき、省エネルギーとなし
得る。
温度が室内設定温度S及び外気よりも低いときは、室内
空気よりも高温の外気をそのまま導入して普通換気する
ことにより、暖房負荷を低減でき、省エネルギーとなし
得る。
【0024】請求項5記載の発明では、冷房運転で室内
温度が室内設定温度Sよりも高く外気よりも低いとき
は、外気を、外気よりも低温の室内空気と熱交換させて
熱交換換気することにより、冷房負荷を低減できる。
温度が室内設定温度Sよりも高く外気よりも低いとき
は、外気を、外気よりも低温の室内空気と熱交換させて
熱交換換気することにより、冷房負荷を低減できる。
【0025】請求項6記載の発明では、暖房運転で室内
温度が室内設定温度Sよりも低く外気よりも高いとき
は、外気を、外気よりも高温の室内空気と熱交換させて
熱交換換気することにより、暖房負荷を低減できる。
温度が室内設定温度Sよりも低く外気よりも高いとき
は、外気を、外気よりも高温の室内空気と熱交換させて
熱交換換気することにより、暖房負荷を低減できる。
【0026】請求項7記載の発明では、冷房運転で外気
が室内設定温度Sよりも高く室内温度よりも低いとき
は、室内空気よりも低温の外気をそのまま導入して普通
換気することにより、冷房負荷を低減できる。
が室内設定温度Sよりも高く室内温度よりも低いとき
は、室内空気よりも低温の外気をそのまま導入して普通
換気することにより、冷房負荷を低減できる。
【0027】請求項8記載の発明では、外気が室内設定
温度Sよりも低く室内温度よりも高いときは、室内設定
温度Sよりも低い最低温の室内に、室内設定温度Sより
も低温ではあるが室内空気よりも高温の外気をそのまま
導入して普通換気することにより、空調負荷を低減でき
ながら換気できる。
温度Sよりも低く室内温度よりも高いときは、室内設定
温度Sよりも低い最低温の室内に、室内設定温度Sより
も低温ではあるが室内空気よりも高温の外気をそのまま
導入して普通換気することにより、空調負荷を低減でき
ながら換気できる。
【0028】請求項9記載の発明では、冷房運転で外気
が室内設定温度S及び室内温度よりも高いときは、外気
を、外気よりも低温の室内空気と熱交換させて熱交換換
気することにより、冷房負荷を低減できる。
が室内設定温度S及び室内温度よりも高いときは、外気
を、外気よりも低温の室内空気と熱交換させて熱交換換
気することにより、冷房負荷を低減できる。
【0029】請求項10記載の発明では、冷房運転で室
内温度は室内設定温度Sよりも低いが、外気が室内設定
温度Sよりも高いときは、外気を、外気よりも低温の室
内空気と熱交換させて熱交換換気することにより、室内
設定温度Sよりも高い外気をそのまま導入することによ
る室内温度の過剰上昇を抑制でき、又、温風によるドラ
フト感も無くせる。
内温度は室内設定温度Sよりも低いが、外気が室内設定
温度Sよりも高いときは、外気を、外気よりも低温の室
内空気と熱交換させて熱交換換気することにより、室内
設定温度Sよりも高い外気をそのまま導入することによ
る室内温度の過剰上昇を抑制でき、又、温風によるドラ
フト感も無くせる。
【0030】請求項11記載の発明では、室内設定温度
Sを空気調和機から取り込むため、空気調和機とは別に
換気装置用に特別に設定器を設けたり、室内温度設定を
別個独立に行わなくともよく、しかも、空気調和機の設
定温度を考慮した運転となるため、空気調和機の冷房や
暖房の負荷を低減して、省エネルギーが図れる。
Sを空気調和機から取り込むため、空気調和機とは別に
換気装置用に特別に設定器を設けたり、室内温度設定を
別個独立に行わなくともよく、しかも、空気調和機の設
定温度を考慮した運転となるため、空気調和機の冷房や
暖房の負荷を低減して、省エネルギーが図れる。
【0031】
【発明の実施の形態】図4,5に示す換気装置は、本体
ケーシング1に、室内及び室外側給気口11,12と、
室内及び室外排気口13,14とを形成して、ケーシン
グ1の内部で、室内側給気口11の近くに室内側給気フ
ァン2を、室外側排気口14の近くに室外側排気ファン
3をそれぞれ配設している。本体ケーシング1の中央内
部には熱交換器4を配設しており、この熱交換器4によ
り、各給気口11,12間の給気通路15を通過する外
気と、各排気口13,14間の排気通路16を通過する
室内空気との間で互いに熱交換器を行うようになす一
方、ケーシング1の内部で熱交換器4の側部に、熱交換
器4を側路するバイパス通路17を設けて、このバイパ
ス通路17と排気通路16とを切換える切換手段5を設
けている。
ケーシング1に、室内及び室外側給気口11,12と、
室内及び室外排気口13,14とを形成して、ケーシン
グ1の内部で、室内側給気口11の近くに室内側給気フ
ァン2を、室外側排気口14の近くに室外側排気ファン
3をそれぞれ配設している。本体ケーシング1の中央内
部には熱交換器4を配設しており、この熱交換器4によ
り、各給気口11,12間の給気通路15を通過する外
気と、各排気口13,14間の排気通路16を通過する
室内空気との間で互いに熱交換器を行うようになす一
方、ケーシング1の内部で熱交換器4の側部に、熱交換
器4を側路するバイパス通路17を設けて、このバイパ
ス通路17と排気通路16とを切換える切換手段5を設
けている。
【0032】切換手段5は、切換ダンパ51と、その切
換用モータ52と、該モータ52とダンパ51とを連結
する複数の連結ロッド53とを用い、モータ52の駆動
によるダンパ51の開閉動作で、排気通路16とバイパ
ス通路17とを選択的に切換える。尚、図5中、41,
41は熱交換器4のフィルタである。
換用モータ52と、該モータ52とダンパ51とを連結
する複数の連結ロッド53とを用い、モータ52の駆動
によるダンパ51の開閉動作で、排気通路16とバイパ
ス通路17とを選択的に切換える。尚、図5中、41,
41は熱交換器4のフィルタである。
【0033】そして、図4の実線で示すように、切換ダ
ンパ51を切換操作して、バイパス通路17を閉じるこ
とにより、給気通路15を通る外気を、同図の実線矢印
で示すように、熱交換器4を通過させて給気ファン2か
ら室内側へと給気し、また、排気通路16を通る室内空
気を、同図の点線矢印で示すように、熱交換器4を通過
させて、排気ファン3から室外側へと排気し、熱交換器
4を通過するときに、室内側に取入れられる外気と、室
外側に排出される室内空気とを互いに熱交換させ、所謂
熱交換換気を行う。一方、同図の仮想線で示すように、
ダンパ51を切換操作して、バイパス通路17を開くこ
とにより、二点鎖線矢印の通り外気と室内空気とを熱交
換器4で熱交換させることなく、外気と室内空気とを直
接給,排気させ、所謂普通換気を行う。こうして、これ
ら普通換気と熱交換換気とを選択的に行うことにより、
省エネルギー対策と快適性とを得るのである。
ンパ51を切換操作して、バイパス通路17を閉じるこ
とにより、給気通路15を通る外気を、同図の実線矢印
で示すように、熱交換器4を通過させて給気ファン2か
ら室内側へと給気し、また、排気通路16を通る室内空
気を、同図の点線矢印で示すように、熱交換器4を通過
させて、排気ファン3から室外側へと排気し、熱交換器
4を通過するときに、室内側に取入れられる外気と、室
外側に排出される室内空気とを互いに熱交換させ、所謂
熱交換換気を行う。一方、同図の仮想線で示すように、
ダンパ51を切換操作して、バイパス通路17を開くこ
とにより、二点鎖線矢印の通り外気と室内空気とを熱交
換器4で熱交換させることなく、外気と室内空気とを直
接給,排気させ、所謂普通換気を行う。こうして、これ
ら普通換気と熱交換換気とを選択的に行うことにより、
省エネルギー対策と快適性とを得るのである。
【0034】以上の換気装置には、普通換気と熱交換換
気とを自動的に切換える運転制御装置を設けている。こ
の運転制御装置は、図1に示すように、室内温度を検出
する室内温度検出器6と外気温度を検出する外気温度検
出器7と、切換手段5を切換制御するコントローラ8と
を用い、このコントローラ8の入力側に、各検出器6,
7を接続している。また、以上の換気装置は、室内機9
1と室外機92及びリモコン93を備えた空気調和機9
と併用して室内に設けており、この空気調和機9の冷房
及び暖房の運転信号と室内温度設定信号とをモニターす
るモニター回線10を設け、該モニター回線10をコン
トローラ8の入力側に接続して、各検出器6,7による
検出温度と、モニター回線10でモニターされる空気調
和機9の運転信号及び設定温度信号とに基づくコントロ
ーラ8からの出力信号で、切換手段5を自動制御してい
る。
気とを自動的に切換える運転制御装置を設けている。こ
の運転制御装置は、図1に示すように、室内温度を検出
する室内温度検出器6と外気温度を検出する外気温度検
出器7と、切換手段5を切換制御するコントローラ8と
を用い、このコントローラ8の入力側に、各検出器6,
7を接続している。また、以上の換気装置は、室内機9
1と室外機92及びリモコン93を備えた空気調和機9
と併用して室内に設けており、この空気調和機9の冷房
及び暖房の運転信号と室内温度設定信号とをモニターす
るモニター回線10を設け、該モニター回線10をコン
トローラ8の入力側に接続して、各検出器6,7による
検出温度と、モニター回線10でモニターされる空気調
和機9の運転信号及び設定温度信号とに基づくコントロ
ーラ8からの出力信号で、切換手段5を自動制御してい
る。
【0035】更に詳しくは、図2で示すように、空気調
和機9のリモコン93に、運転/停止信号と冷,暖房運
転信号と設定温度信号及び風量設定信号などの各種運転
情報を入力するスイッチ94と、エンコーダから成る制
御回路95と伝送回路96とを設けると共に、室内機9
1側に、伝送回路96からの発信信号を受信する伝送回
路97と、デコーダから成る制御回路98と、伝送回路
99とを設けている。又、換気装置側に、空気調和機9
における室内機91の伝送回路99にモニター回線10
を介して接続される伝送回路81と、この伝送回路81
に接続されるコントローラ8と、アクチュエータ駆動回
路82と、ダンパー51及び給・排気ファン2,3の各
モータ52,21,31を制御する複数の駆動装置83
とを設け、この駆動装置83の出力側に、ダンパ51の
切換用ダンパモータ52と、給気ファン2のモータ21
と、排気ファン3のモータ31とをそれぞれ接続してい
る。
和機9のリモコン93に、運転/停止信号と冷,暖房運
転信号と設定温度信号及び風量設定信号などの各種運転
情報を入力するスイッチ94と、エンコーダから成る制
御回路95と伝送回路96とを設けると共に、室内機9
1側に、伝送回路96からの発信信号を受信する伝送回
路97と、デコーダから成る制御回路98と、伝送回路
99とを設けている。又、換気装置側に、空気調和機9
における室内機91の伝送回路99にモニター回線10
を介して接続される伝送回路81と、この伝送回路81
に接続されるコントローラ8と、アクチュエータ駆動回
路82と、ダンパー51及び給・排気ファン2,3の各
モータ52,21,31を制御する複数の駆動装置83
とを設け、この駆動装置83の出力側に、ダンパ51の
切換用ダンパモータ52と、給気ファン2のモータ21
と、排気ファン3のモータ31とをそれぞれ接続してい
る。
【0036】そして、換気装置の自動制御を行うとき、
モニター回線10から空気調和機9側の冷,暖房運転信
号や設定温度信号などを、換気装置側の伝送回路81を
介してコントローラ8に入力させ、また、このコントロ
ーラ8に、各検出器6,7による検出温度信号をそれぞ
れ入力させ、該各検出温度信号や、冷,暖房運転信号及
び設定温度信号などに基づいて、アクチュエータ駆動回
路82側に出力することにより、切換用モータ52を介
して切換ダンパ51を自動的に開閉制御して、前述した
普通換気と熱交換換気とを選択的に行うのである。尚、
空気調和機9側の冷,暖房運転信号や設定温度信号など
は、リモコン93からコントローラ8側に直接入力させ
ることも可能である。又、以上のような換気装置の運転
制御装置は、複数台の空気調和機を用いたビル空調など
にも適用可能である。
モニター回線10から空気調和機9側の冷,暖房運転信
号や設定温度信号などを、換気装置側の伝送回路81を
介してコントローラ8に入力させ、また、このコントロ
ーラ8に、各検出器6,7による検出温度信号をそれぞ
れ入力させ、該各検出温度信号や、冷,暖房運転信号及
び設定温度信号などに基づいて、アクチュエータ駆動回
路82側に出力することにより、切換用モータ52を介
して切換ダンパ51を自動的に開閉制御して、前述した
普通換気と熱交換換気とを選択的に行うのである。尚、
空気調和機9側の冷,暖房運転信号や設定温度信号など
は、リモコン93からコントローラ8側に直接入力させ
ることも可能である。又、以上のような換気装置の運転
制御装置は、複数台の空気調和機を用いたビル空調など
にも適用可能である。
【0037】尚、換気装置側には、給,排気ファン2,
3と、ダンパ51の切換用モータ52とを入/切操作す
るスイッチや、各ファン2,3の強弱スイッチや、ダン
パ51を手動、又は自動制御するスイッチなどを備えた
操作体100を設けて、この操作体100をコントロー
ラ8の入力側に接続している。
3と、ダンパ51の切換用モータ52とを入/切操作す
るスイッチや、各ファン2,3の強弱スイッチや、ダン
パ51を手動、又は自動制御するスイッチなどを備えた
操作体100を設けて、この操作体100をコントロー
ラ8の入力側に接続している。
【0038】次に、以上の運転制御装置による換気装置
の制御態様を、図3に示すフローチャートに基づいて説
明する。先ず、空気調和機9の運転信号が入力(ステッ
プ1)されると、ステップ2,3,4において、運転信
号に対応してそれぞれ送風運転と冷房運転及び暖房運転
とが判定される。送風運転(ステップ2)の場合は、換
気装置において熱交換換気(ステップ5)が行われる。
の制御態様を、図3に示すフローチャートに基づいて説
明する。先ず、空気調和機9の運転信号が入力(ステッ
プ1)されると、ステップ2,3,4において、運転信
号に対応してそれぞれ送風運転と冷房運転及び暖房運転
とが判定される。送風運転(ステップ2)の場合は、換
気装置において熱交換換気(ステップ5)が行われる。
【0039】冷房運転(ステップ3)のときは、ステッ
プ6において、空気調和機9側で設定された設定温度
が、外気温度検出器7で検出される外気温度より高いか
が判断されて、イエスの場合、つまり、外気温度が設定
温度よりも低いとき、ステップ7において、室内温度検
出器6で検出される室内温度が、外気温度と設定温度と
の中間域にあるか否かが判断され、イエスの場合には、
ステップ5の熱交換換気が行われ、また、ノーの場合に
は、ステップ8で普通換気が行われる。更に、ステップ
6において、ノーの場合、つまり、外気温度が設定温度
よりも高いとき、ステップ9において、外気温度が室内
温度より高いかが判断され、イエスの場合、ステップ5
の熱交換換気が行われ、また、ノーの場合は、ステップ
8での普通換気が行われる。
プ6において、空気調和機9側で設定された設定温度
が、外気温度検出器7で検出される外気温度より高いか
が判断されて、イエスの場合、つまり、外気温度が設定
温度よりも低いとき、ステップ7において、室内温度検
出器6で検出される室内温度が、外気温度と設定温度と
の中間域にあるか否かが判断され、イエスの場合には、
ステップ5の熱交換換気が行われ、また、ノーの場合に
は、ステップ8で普通換気が行われる。更に、ステップ
6において、ノーの場合、つまり、外気温度が設定温度
よりも高いとき、ステップ9において、外気温度が室内
温度より高いかが判断され、イエスの場合、ステップ5
の熱交換換気が行われ、また、ノーの場合は、ステップ
8での普通換気が行われる。
【0040】また、暖房運転(ステップ4)の場合に
は、ステップ10において、外気温度が設定温度より高
いかが判断され、イエスの場合、ステップ11におい
て、室内温度が外気温度と設定温度との中間域にあるか
否かが判断され、イエスの場合には、ステップ5の熱交
換換気が行われ、また、ノーの場合には、ステップ8の
普通換気が行われ、更に、ステップ10において、ノー
の場合、つまり、外気温度が設定温度よりも低いとき、
ステップ12において、室内温度が外気温度より高いか
が判断され、イエスの場合、ステップ5の熱交換換気が
行われ、また、ノーの場合は、ステップ8での普通換気
が行われる。
は、ステップ10において、外気温度が設定温度より高
いかが判断され、イエスの場合、ステップ11におい
て、室内温度が外気温度と設定温度との中間域にあるか
否かが判断され、イエスの場合には、ステップ5の熱交
換換気が行われ、また、ノーの場合には、ステップ8の
普通換気が行われ、更に、ステップ10において、ノー
の場合、つまり、外気温度が設定温度よりも低いとき、
ステップ12において、室内温度が外気温度より高いか
が判断され、イエスの場合、ステップ5の熱交換換気が
行われ、また、ノーの場合は、ステップ8での普通換気
が行われる。
【0041】以上の切換状態を、表1に示すように室内
温度RA1〜3、室内の設定温度S、外気温度OAの大
小関係で整理し、結果を図6に示す。表1において、冷
房及び暖房をA,B二つの態様に分けているのは、例え
ば、冷房Aは一般的な室内での使用状態を、冷房BはO
A機器などの多い事務所などでの使用状態をそれぞれ示
すといった具合に、室内設定温度Sと外気温度OAの大
小逆転を考慮したものである。また、OAは外気温度検
出器で検出される外気温度を、Sは空気調和機側で設定
される設定温度を示している。
温度RA1〜3、室内の設定温度S、外気温度OAの大
小関係で整理し、結果を図6に示す。表1において、冷
房及び暖房をA,B二つの態様に分けているのは、例え
ば、冷房Aは一般的な室内での使用状態を、冷房BはO
A機器などの多い事務所などでの使用状態をそれぞれ示
すといった具合に、室内設定温度Sと外気温度OAの大
小逆転を考慮したものである。また、OAは外気温度検
出器で検出される外気温度を、Sは空気調和機側で設定
される設定温度を示している。
【表1】
【0042】表1のRA2の通り室内温度が室内設定温
度Sと外気温度OAの間にあるとき、冷房、暖房に拘ら
ず、又、それぞれ一般的な室内での使用かOA機器等の
多い事務所等での使用かに拘らず、図6(a)のARA
2や(b)のBRA2に示すように、熱交換換気を指示
する。
度Sと外気温度OAの間にあるとき、冷房、暖房に拘ら
ず、又、それぞれ一般的な室内での使用かOA機器等の
多い事務所等での使用かに拘らず、図6(a)のARA
2や(b)のBRA2に示すように、熱交換換気を指示
する。
【0043】この場合、冷房Aで室内温度RA2が設定
温度S以上で外気温度OAより低いときに熱交換換気を
行うことにより(図6(a)又は(e)若しくは(i)
のARA2)、省エネルギーとなし得る。又、冷房Bで
室内温度RA2が設定温度S以下で外気温度OAより高
いときに熱交換換気を行うことにより(図6(b)のB
RA2)、冷たい外気の室内側への直接導入でドラフト
感を与えたりすることなく、快適性を高め得る。
温度S以上で外気温度OAより低いときに熱交換換気を
行うことにより(図6(a)又は(e)若しくは(i)
のARA2)、省エネルギーとなし得る。又、冷房Bで
室内温度RA2が設定温度S以下で外気温度OAより高
いときに熱交換換気を行うことにより(図6(b)のB
RA2)、冷たい外気の室内側への直接導入でドラフト
感を与えたりすることなく、快適性を高め得る。
【0044】一方、暖房Aで室内温度RA2が外気温度
OA以下で設定温度Sより高いときに熱交換換気を行う
ことにより(図6(a)のARA2)、省エネルギーと
なし得る。又、暖房Bで室内温度RA2が外気温度OA
以上で設定温度Sより低いときに熱交換換気を行うこと
により(図6(b)又(f)のBRA2)、外気の導入
に伴い室内温度が設定温度に対し更に下降してしまい、
室内温度より低い冷風が導入されることによる冷風ドラ
フト感を与えたりすることなく、快適性を高め得る。
OA以下で設定温度Sより高いときに熱交換換気を行う
ことにより(図6(a)のARA2)、省エネルギーと
なし得る。又、暖房Bで室内温度RA2が外気温度OA
以上で設定温度Sより低いときに熱交換換気を行うこと
により(図6(b)又(f)のBRA2)、外気の導入
に伴い室内温度が設定温度に対し更に下降してしまい、
室内温度より低い冷風が導入されることによる冷風ドラ
フト感を与えたりすることなく、快適性を高め得る。
【0045】又、外気温度OAが室内設定温度Sよりも
高い冷房Aで、室内温度RA1が設定温度S以上で外気
温度OAより高いときには、図6(c)又は(g)のA
RA1に示すように、普通換気を行う。これにより、外
気で室内冷房を行って省エネルギーとなし得る。外気温
度OAが室内設定温度Sよりも低い冷房Bでも、室内温
度RA1が外気温度OAより高く設定温度S以上のとき
には、図6(c)のBRA1に示すように、普通換気を
行う。これによっても省エネルギーとなし得る。
高い冷房Aで、室内温度RA1が設定温度S以上で外気
温度OAより高いときには、図6(c)又は(g)のA
RA1に示すように、普通換気を行う。これにより、外
気で室内冷房を行って省エネルギーとなし得る。外気温
度OAが室内設定温度Sよりも低い冷房Bでも、室内温
度RA1が外気温度OAより高く設定温度S以上のとき
には、図6(c)のBRA1に示すように、普通換気を
行う。これによっても省エネルギーとなし得る。
【0046】更に、暖房Aで室内温度RA3が外気温度
OAより低く設定温度S以下のときには、図6(d)の
ARA3に示すように、普通換気を行う。これにより、
省エネルギーとなし得る。暖房Bでも室内温度RA3が
設定温度S以下で外気温度OAより低いときには、図6
(d)又は(h)のBAR3に示すように、普通換気を
行う。これによっても省エネルギーとなし得る。
OAより低く設定温度S以下のときには、図6(d)の
ARA3に示すように、普通換気を行う。これにより、
省エネルギーとなし得る。暖房Bでも室内温度RA3が
設定温度S以下で外気温度OAより低いときには、図6
(d)又は(h)のBAR3に示すように、普通換気を
行う。これによっても省エネルギーとなし得る。
【0047】更にまた、冷房Aで室内温度RA3が外気
温度OAより低くて設定温度S以下のときには、図6
(i)又は(j)のARA3に示すように、熱交換換気
を行う。これにより、外気による温風ドラフト感をなく
して快適性を得ると共に、省エネルギーとなし得る。逆
に、冷房Bで室内温度RA3が設定温度S以下で外気温
度OAより低いときには、図6(h)のBRA3に示す
ように、普通換気を行う。これにより、室内温度を設定
温度に早く近づけられ、快適性と省エネルギー特性とを
高め得る。
温度OAより低くて設定温度S以下のときには、図6
(i)又は(j)のARA3に示すように、熱交換換気
を行う。これにより、外気による温風ドラフト感をなく
して快適性を得ると共に、省エネルギーとなし得る。逆
に、冷房Bで室内温度RA3が設定温度S以下で外気温
度OAより低いときには、図6(h)のBRA3に示す
ように、普通換気を行う。これにより、室内温度を設定
温度に早く近づけられ、快適性と省エネルギー特性とを
高め得る。
【0048】尚、暖房Aで室内温度RA1が設定温度S
以上で外気温度OAより高いときは普通換気を、暖房B
で室内温度RA1が外気温度OAより高く設定温度S以
上のときは熱交換換気をそれぞれ行うようにしている。
以上で外気温度OAより高いときは普通換気を、暖房B
で室内温度RA1が外気温度OAより高く設定温度S以
上のときは熱交換換気をそれぞれ行うようにしている。
【図1】本発明換気装置の運転制御装置を示すシステム
図。
図。
【図2】同運転制御装置のブロック図。
【図3】同運転制御装置のフローチャート。
【図4】換気装置の平断面図。
【図5】同換気装置の側断面図。
【図6】熱交換換気と普通換気との切換状態説明図。
【図7】従来例の側断面図。
4;熱交換器 5;切換手段 6;室内温度検出器 7;外気温度検出器
フロントページの続き (72)発明者 宮本 健夫 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 三品 吉道 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内
Claims (11)
- 【請求項1】 室内側に取入れる外気と室外側に排気す
る室内空気とを熱交換器(4)で熱交換させて換気する
熱交換換気と、前記外気と室内空気とを熱交換器(4)
で熱交換させずに換気する普通換気とを切換える換気装
置の運転制御装置において、次式aを満たすとき、熱交
換換気を指示することを特徴とする換気装置の運転制御
装置。 室内温度>室内設定温度S、室内温度<外気温度OA a - 【請求項2】 室内側に取入れる外気と室外側に排気す
る室内空気とを熱交換器(4)で熱交換させて換気する
熱交換換気と、前記外気と室内空気とを熱交換器(4)
で熱交換させずに換気する普通換気とを切換える換気装
置の運転制御装置において、次式bを満たすとき、熱交
換換気を指示することを特徴とする換気装置の運転制御
装置。 室内温度<室内設定温度S、室内温度>外気温度OA b - 【請求項3】 室内側に取入れる外気と室外側に排気す
る室内空気とを熱交換器(4)で熱交換させて換気する
熱交換換気と、前記外気と室内空気とを熱交換器(4)
で熱交換させずに換気する普通換気とを切換える換気装
置の運転制御装置において、併用する空気調和機が冷房
運転で次式cを満たすとき、普通換気を指示することを
特徴とする換気装置の運転制御装置。 室内温度>室内設定温度S、室内温度>外気温度OA c - 【請求項4】 室内側に取入れる外気と室外側に排気す
る室内空気とを熱交換器(4)で熱交換させて換気する
熱交換換気と、前記外気と室内空気とを熱交換器(4)
で熱交換させずに換気する普通換気とを切換える換気装
置の運転制御装置において、併用する空気調和機が暖房
運転で次式dを満たすとき、普通換気を指示することを
特徴とする換気装置の運転制御装置。 室内温度<室内設定温度S、室内温度<外気温度OA d - 【請求項5】 室内側に取入れる外気と室外側に排気す
る室内空気とを熱交換器(4)で熱交換させて換気する
熱交換換気と、前記外気と室内空気とを熱交換器(4)
で熱交換させずに換気する普通換気とを切換える換気装
置の運転制御装置において、併用する空気調和機が冷房
運転で次式eを満たすとき、熱交換換気を指示すること
を特徴とする換気装置の運転制御装置。 室内温度>室内設定温度S、室内温度<外気温度OA e - 【請求項6】 室内側に取入れる外気と室外側に排気す
る室内空気とを熱交換器(4)で熱交換させて換気する
熱交換換気と、前記外気と室内空気とを熱交換器(4)
で熱交換させずに換気する普通換気とを切換える換気装
置の運転制御装置において、併用する空気調和機が暖房
運転で次式fを満たすとき、熱交換換気を指示すること
を特徴とする換気装置の運転制御装置。 室内温度<室内設定温度S、室内温度>外気温度OA f - 【請求項7】 室内側に取入れる外気と室外側に排気す
る室内空気とを熱交換器(4)で熱交換させて換気する
熱交換換気と、前記外気と室内空気とを熱交換器(4)
で熱交換させずに換気する普通換気とを切換える換気装
置の運転制御装置において、併用する空気調和機が冷房
運転で次式gを満たすとき、普通換気を指示することを
特徴とする換気装置の運転制御装置。 外気温度OA>室内設定温度S、室内温度>外気温度OA g - 【請求項8】 室内側に取入れる外気と室外側に排気す
る室内空気とを熱交換器(4)で熱交換させて換気する
熱交換換気と、前記外気と室内空気とを熱交換器(4)
で熱交換させずに換気する普通換気とを切換える換気装
置の運転制御装置において、次式hを満たすとき、普通
換気を指示することを特徴とする換気装置の運転制御装
置。 外気温度OA<室内設定温度S、室内温度<外気温度OA h - 【請求項9】 室内側に取入れる外気と室外側に排気す
る室内空気とを熱交換器(4)で熱交換させて換気する
熱交換換気と、前記外気と室内空気とを熱交換器(4)
で熱交換させずに換気する普通換気とを切換える換気装
置の運転制御装置において、併用する空気調和機が冷房
運転で次式iを満たすとき、熱交換換気を指示すること
を特徴とする換気装置の運転制御装置。 外気温度OA>室内設定温度S、室内温度<外気温度OA i - 【請求項10】 室内側に取入れる外気と室外側に排気
する室内空気とを熱交換器(4)で熱交換させて換気す
る熱交換換気と、前記外気と室内空気とを熱交換器
(4)で熱交換させずに換気する普通換気とを切換える
換気装置の運転制御装置において、併用する空気調和機
が冷房運転で次式jを満たすとき、熱交換換気を指示す
ることを特徴とする換気装置の運転制御装置。 室内温度<室内設定温度S、外気温度OA>室内設定温度S j - 【請求項11】 室内設定温度Sは、併用する空気調和
機における室内温度調節器の設定温度信号をモニターし
て取り込んでいる請求項1〜10何れか一記載の換気装
置の運転制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9004119A JP3028065B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 換気装置の運転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9004119A JP3028065B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 換気装置の運転制御装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005522A Division JP3033107B2 (ja) | 1990-01-13 | 1990-01-13 | 換気装置の運転制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09178241A true JPH09178241A (ja) | 1997-07-11 |
JP3028065B2 JP3028065B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=11575909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9004119A Expired - Lifetime JP3028065B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 換気装置の運転制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028065B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100662386B1 (ko) * | 2005-11-30 | 2007-01-02 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화장치 |
JP2007130636A (ja) * | 2007-01-04 | 2007-05-31 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | 排気浄化システム |
JP2014044011A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Panasonic Corp | 全熱交換型換気装置 |
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