JPH0612476Y2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0612476Y2
JPH0612476Y2 JP5222389U JP5222389U JPH0612476Y2 JP H0612476 Y2 JPH0612476 Y2 JP H0612476Y2 JP 5222389 U JP5222389 U JP 5222389U JP 5222389 U JP5222389 U JP 5222389U JP H0612476 Y2 JPH0612476 Y2 JP H0612476Y2
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JP
Japan
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air
wind speed
air filter
air conditioner
filter
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JP5222389U
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真人 東村
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エアフイルタの洗浄表示機能をもった空気調
和機に関するものである。
(従来技術) 一般に空気調和機では、機器機能の保護や集塵目的のた
めに空気吸込口にエアフイルタを取付けている。
しかし、このエアフイルタは使用時間の経過により次第
に目詰りを生じていき、吸い込み空気の通風量が低下し
てくるとともに送風機負荷も増大して空調能力が低下す
るようになる。
そこで、従来は例えば通常の運転環境において洗浄を必
要とする程度の目詰まりが生じるであろうと判断される
予測時間を予めタイマーにより設定しておき、一旦エア
フイルタをセットしてから上記設定時間が経過した場合
には洗浄表示を出してエアフイルタの目詰まりを報知す
るか、或いは又このような方法とは別に例えば実公昭4
5−15330号公報に記載されているように、目詰ま
りによって通風量が低下する個所とそうでない外部との
2箇所に各々温度検出用のサーミスタを設け、それらの
温度差が所定値より小さくなると、送風機フアンモータ
の回転数を上昇させて空調能力をアップさせるような方
法が採用されている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記前者の従来技術の構成では、実際のエア
フイルタの具体的な汚れ状態とは関係なく、単に時間管
理のみによって洗浄表示がなされるから、環境条件が良
いところでは早めの洗浄表示となる一方、環境条件が悪
いところでは相当な目詰まりが生じてからでないと洗浄
表示が行なわれないといった問題がある。
また、一方上記後者の従来技術の構成は、基準となる外
気温に対して、エアフィルタの目詰りが生じると当該エ
アフィルタ背後の空気流量が低下し当該エアフィルタ背
後位置の温度が上昇して外気温との差が小さくなってく
るので、この差を基準としてエアフィルタの目詰り状態
を判定し送風量をアップするものであるが、外気温は常
に一定ではないし、外気温を検出するケーシング外の第
1の温度センサ設置位置とエアフィルタ背後の温度を検
出する第2の温度センサ設置位置とでは相当に環境条件
が異なっているので、それらの間の相互の温度差が常に
リニアな一定の関係で(つまり、エアフィルタの目詰り
量のみに反比例して)変化するとは限らず直射日光や外
部気流状態の変化などで相当なバラツキを生じてしまう
欠点があり、精度の高い送風量制御を期待することはで
きない。
(課題を解決するための手段) 本願の請求項第1の考案および第2の考案は、共に上記
の問題を解決することを目的としてなされたものであ
り、先ず請求項第1の考案の空気調和機は、送風機5及
び熱交換器4を備え、所定の空気吸込口3より吸い込ん
だ空気を上記熱交換器4を介して所定の空気吹出口7よ
り吹き出すことにより空気調和作用を実現するとともに
上記空気吸込口3にエアフイルタ15を設けてなる空気
調和機において、上記エアフイルタ15の少なくとも相
互に本来風速分布を異にする2個所の各々風速センサ
S1,S2を設け、これら2つの風速センサS1,S2の検出値
V1,V2の差ΔVが所定値ΔVsとなったときに上記エアフ
イルタ15の洗浄表示を出すように構成されている。
また、同請求項第2の考案は、上記請求項第1の考案の
2つの風速センサS1,S2をサーミスタによって形成して
構成されている。
(作用) 上記請求項第1の考案の空気調和機の構成では、エアフ
イルタ15の相互に風速分布を異にする少なくとも2箇
所に風速センサS1,S2が設けられており、それらの各検
出値V1,V2の差ΔVが所定の値ΔV3となった時に初めて
上記エアフイルタ15の洗浄表示を出すようにしている
から、実際のエアフイルタの目詰まり状態を具体的かつ
確実に検出することができる。この場合、2つの風速セ
ンサS1,S2は、共にエアフイルタ15の背後という同一
の設置環境条件下にあるために、相互の関係は常に一定
であり、唯エアフイルタ15の目詰り量のみによってそ
れらの関係値が変動する。
また、請求項第2の考案の構成では、上記の各風速セン
サS1,S2をサーミスタで形成したため、電気的なシステ
ムコントロールが容易で送風量等空調能力コントロール
に適したものとなる。
(考案の効果) 従って、本願考案の請求項第1、第2の各考案の空気調
和機の構成によると、実際のエアフイルタの目詰まり状
態に応じた適切なメンテナンス、空調能力の管理が行な
え効率の良い空調機運転を実現することができるように
なる。
(実施例) 第1図〜第4図は、本考案の実施例に係る空気調和機を
示している。
先ず第1図中符号1は、例えば天吊型の空気調和機本体
である。該空気調和機本体1は、設置室の天井面の一角
に吊設可能に構成された方形箱型の本体ケーシング2
と、該本体ケーシング2内の奥側に収納設置され下面側
空気吸込口3より室内空気を吸い込んで前方側熱交換器
4方向に向けて同空気を吹き出す遠心フアン5と、該遠
心フアン5の前方に位置して上記ケーシング2内に収納
設置されており、上記遠心フアン5により供給され送風
空気を冷却して熱交換を行なう根交換器4と、該熱交換
器4を介して熱交換された冷却空気を室内に吹き出す空
気吹出口7と、上記熱交換器4の下方に形成されたドレ
ンパン8とから構成されている。また上記空気吸込口3
には、例えば第3図に示すようなエアフイルタ15が設
けられている。
ところで、本実施例における上記遠心フアン5は、例え
ばより具体的には第2図に示すように2連式のもので構
成されており、第1の遠心フアン5aと第2の遠心フアン
5bとを相互に所定の空気吸入空間13を置いて並設した
ものとなっている。
従って、該第1及び第2の遠心フアン5a,5bによる空気
吸引力の分布を当該遠心フアン5a,5b下方に位置するエ
アフイルタ15のフイルタ面15aに対照させて見ると、
第3図に図示のようになり、当該遠心フアンケーシング
14a,14bの底部対応面X,X領域では空気吸引力が弱く通過
風速も遅いが、他方該遠心フアンケーシング14a,14b左
右の空気吸入口16,17付近の対応面領域Y,Yでは空気吸引
力が強く空気の通過風速も速い。
つまり、遠心フアン5a,5bの設置構造からして本来的に
上記エアフイルタ15は相互に風速の異なる2種の領域
を有していることになる。従って、上記エアフイルタ1
5の該2種の領域では当然一定運転時間内の通過風量自
体も異なることになり、必然的に汚れ度(目詰まり度)
の進展具合も異なることになる。
例えば、通過風量の少ない上記X領域では所定の運転時
間が経過しても余り目詰まりを生ぜず、従って、運転開
始初期の場合に較べて通過風量の低下度が小さいのに対
し、本来的に通過風量の多い上記Y領域では運転開始初
期に較べて通過風量の低下度が相当に大きくなる。
そこで、本実施例では例えば第3図および第4図に示す
ように、上記本来的に通過風量の少ない第1の領域Xに
基準となる第1の風速センサS1を、また本来的に通過風
量の多い上記Y領域に比較パラメータとなる第2の風速
センサS2を各々配設し、運転開始初期に於ける本来の通
過風量差に基づく両風速センサS1,S2の出力差ΔVsを基
準値設定手段16により設定して置くようにしている。
一方、上記第1および第2の両風速センサS1,S2の検出
出力V1,V2は、各々第1のコンパレータ17に入力され
るようになっており、該第1のコンパレータ17によっ
て両入力の差V−V=ΔVが常時演算されるように
構成されている。該演算値(風速差)ΔVは、また第2
のコンパレータ18の比較入力端子側に供給されるよう
になっている。一方、該第2のコンパレータ18の基準
入力端子には、上記基準風速差信号ΔVsが入力されてお
り、該第2のコンパレータ18は、上記演算値入力ΔV
の値が当該基準風速差出力ΔVs以下(ΔV≦ΔVs)とな
った時に出力(H信号)を発生してエアフイルタ洗浄表
示手段19を点灯駆動してユーザーに対し洗浄が必要な
状態となったことを報知する。
つまり、上記第1の風速センサS1の出力(風速検出値)
V2は、先の説明から理解されるように運転時間の経過に
よって次第に低下してくる。そして、これは結局上記エ
アフイルタ自体の目詰まり量(汚れ度合)に逆比例して
いる。一方、これに対して第2の風速センサS2の方の出
力も或る程度は低下するが、その低下度は小さい。従っ
て、上記第1の風速センサS1の出力V1第2の風速センサ
S2の出力V2との出力差ΔVの減少変化は、結局上記エア
フイルタの上記Y領域に於ける目詰まり度、つまりは当
該エアフイルタ自体の汚れ状態を表わすパラメータとな
る。そして、該パラメータΔVが当該エアフイルタの要
洗浄レベルに対応して設定された基準値ΔVsに達した場
合に要洗浄と判定表示することになる。
従って、該構成によればエアフイルタの汚れ状態が運転
環境等に左右されることなく具体的かつ正確に検出表示
されるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る空気調和機の構成を示
す断面図、第2図は、同空気調和機の要部の拡大斜視
図、第3図は、同空気調和機のエアフイルタ部の平面
図、第4図は、同空気調和機の制御回路構成を示すブロ
ック図である。 1……空気調和機本体 2……本体ケーシング 3……空気吸込口 4……熱交換器 5……遠心フアン 5a……第1の遠心フアン 5b……第2の遠心フアン 7……空気吹出口 8……ドレンパン 13……第1のコンパレータ 14a……第1の遠心フアンケーシング 14b……第2の遠心フアンケーシング 15……エアフイルタ 15a……フイルタ面 18……第2のコンパレータ 19……エアフイルタ洗浄表示手段 S1……第1の風速センサ S2……第2の風速センサ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送風機(5)および熱交換器(4)を備え、所定
    の空気吸込口(3)より吸い込んだ空気を上記熱交換器(4)
    を介して所定の空気吹出口(7)より吹き出すことにより
    空気調和作用を実現するとともに上記空気吸込口(3)に
    エアフイルタ(15)を設けてなる空気調和機において、上
    記エアフイルタ(15)の少なくとも相互に本来の風速分布
    を異にする2個所に各々風速センサ(S4),(S2)を設け、
    これら2つの風速センサ(S1),(S2)の検出値(V1),(V2)の
    差ΔVが所定値ΔVsとなったときに上記エアフイルタ(1
    5)の洗浄表示を出すようにしたことを特徴とする空気調
    和機。
  2. 【請求項2】風速センサ(S1),(S2)がサーミスタにより
    構成されていることを特徴とする請求項第1項記載の空
    気調和機。
JP5222389U 1989-05-01 1989-05-01 空気調和機 Expired - Lifetime JPH0612476Y2 (ja)

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JPH02144348U JPH02144348U (ja) 1990-12-07
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JP2001124382A (ja) * 1999-10-26 2001-05-11 Daikin Ind Ltd 送風ユニット

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