JPS59153046A - 集中吸排気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、複数の個別吸排気ユニットを具備する集中吸
排気装置に係り、特に各個別吸排気ユニットにおける風
量を定値制御するに好適な集中吸排気装置に関する。

〔従来技術〕

この種の集中吸排気装置としては、さまざまな利用分野
があるが一例として、空調設備やりＩＪ−ンルーム用除
塵装置等にみられるように、個別吸排気ユニットとして
の複数のドラフトチャンバを、集合ダクトを介して１台
の吸排気ファンに連通して成るものが知られている。

例えば、実開昭５７−３３９２２号公報に示されたもの
によれば、ドラフトチャンバ（吸引チャンバ）の排気側
分岐ダクトにオンオフ式ダン・千を設けるとともに、こ
のダンパにリミットスイッチから成るドラフトチャンバ
稼動検知器を設け、各ドラフトチャンバの吸気量を一定
に制御するために、検知されたドラフトチャンバの稼動
数に単純比例させて排気ファンの回転数を制御し、これ
によって合計排気風量を一定に制御するようにしている
。

しかし、一般に集中吸排気装置にあっては、吸排気ファ
ンから各個別吸排気ユニット（ドラフトチャンバ）に至
るダクトの長さが異なる之ともに、ダクトの断面積及び
通過風量が位置によって異なっている。しかも、吸排気
ユニットの稼動停止が全く任意に行なわれるので、集合
ダクトの各位置における風量は大幅に変動することにな
り、ダクトの圧損が局部的に変動してしまうということ
になる。したがって、上述した従来の集中吸排気装置に
よれば、ドラフトチャンバの稼動数に応じて合計排気風
量を一定に制御しても、主として集合ダクトの圧損バラ
ンスが大幅に変化することから、各々のドラフトチャン
バの位置によっては、その吸気量が所定量よりも過多に
なったり過少になったりして一定にならないという欠点
があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、前記従来技術の欠点を解消し、個別吸
排気ユニットの稼動数が変化しても、各ユニットのＨ−
ｔｉｔを設定値に保持するとともに、合計吸排気風量を
最少化することができる集中吸排気装置を提供すること
にある。

〔発明の概要〕

本発明は、吸排気ファンと、該吸排気ファンに連通され
た集合ダクトと、該集合ダクトにそれぞれ分岐ダクトを
介して連通された複数の個別吸排気ユニットとから成る
集中吸排気装置にあって、前記各分岐ダクトに当該個別
吸排気ユニットの設定風量に対応した定風量装置を設け
るとともに、前記吸排気ユニットの吸排気作動を検出し
、作動している吸排気ユニットの合計設定風量を演算し
、吸排気ファンの回転数を制御して該ファンの運転風量
を前記合計設定風量に一致させ石風量制御装置を設けた
ものとすることにより、各個別吸排気ユニットの吸排気
風量を一定に保持しようとするものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を実施例に基いて説明する。

第１図に本発明の一実施例の系統構成図が示されている
。

第１図に示されたように、ドラフトチャンバ１はＮＯｌ
　１〜Ｎｏ、Ｎまで複数台（例えば２０台）設けられて
おり、それらの設定風量は予めＱｌ、Ｑ２・・・・・・
・・・・・・・・・・・・＋　ＱＮに設定されている。

各ドラフトチャンバ１の吸気口１ａには開閉扉１ｂが設
けられており、排気口は分岐ダクト２及びこの分岐ダク
ト２に設けられた定風量装置３を介して集合ダクト４に
連通されている。定風量装置３は通過風量を予め設定さ
れた前記風量ＱＮ（Ｎ＝１．２、・・・・・・・・・・
・・・・・・・・、Ｎ）になるように自動的に制御する
ようになっている。前記集合ダクト４の一端には排気フ
ァン５が連通されており、前記吸気口１ａから排空気（
図示矢印６）を吸引して排気（図示矢印７）するように
なっている。

また、各ドラフトチャンバ１の排気側分岐ダクト２には
、それぞれ当該ダクト内の気流を検出するフロースイッ
チ８が取付けられている。このフロースイッチ８は気流
の有無によって当該ドラフトチャンバ１の稼動停止を検
知し、その検知信号を風量制御装置９に送出するように
なっている。

排気ファン５の吸入側集中ダクト４には風速センサ１０
が取付けられており、検出した風速信号■を前記風量制
御装置９に送出するようになっている。風量制御装置９
は、まず予め設定されている各ドラフトチャンバ１の設
定風量ＱＮ（Ｎ＝１．２゜・・・・・・・・・・・・・
・・・・・、Ｎ）と、フローセンサ８から送出される稼
動信号とから設定合計風量ＱＥを求める。同時に、入力
される風速信号Ｖと予め与えられている集合ダクト４の
断面積とから実測排気風量ＱＴを求める。次に、前記設
定合計風量ＱＥと実測排気風量ＱＴとの差を求め、この
差を零にするように、即ちＱＴをＱＥに一致させるよう
に、排気ファン５の回転数制御信号を決定して排気ファ
ン５のファン制御装置５ａに出力するようになっている
。

このように構成されることから、開閉扉１ｂの開かれて
いるドラフトチャンバ１の風量は、定風量装置３の動作
により、集合ダクト４内の圧力が変動しても、それぞれ
の設定風量ＱＮに定値制御される。また、稼動中のドラ
フトチャンバ１をそれぞれ検知し、その稼動状態に対応
した設定合計風量ＱＥに排気ファンの排気風量ＱＴを制
御するようにしている。

したがって、本実施例によれば、ドラフトチャンバの稼
動数が変化しても、各ドラフトチャンバの風量が設定値
に保持されるという効果がある。

ｔだ、稼動中の各ドラフトチャンバの設定合計風量に応
じて排気風量を制御していることから、過不足なく必要
最小限の所定量の排気を行なわせることができ、これに
よってファン動力費が低減されるという効果がある。こ
のことを、第３図に示す排気ファンの風量−トルク特性
に基づいて説明する。第３図図示の曲線■又は■は風齢
−トルク特性曲線を表わしており、■は高回転数運転の
場合であり、■は低回転数運転の場合である。また図中
曲線■はダクトの抵抗曲線（圧損相当）を表わしている
。第３図から明らかなように、ファンの回転数を制御し
て排気風量をＱＴＡからＱＴＢに低減すると、所要トル
クがＴＡからＴＢに低減され、（ＴＡＴＢ）に相当する
動力が低減され、モータ等のファン動力費を大幅に低減
させることができるのである。

さらに、本実施例のドラフトチャンバが空調された室内
等に設置されているような場合には、空調された室内空
気の排出を最小限にすることができ、空調冷熱源又は温
熱源の所要エネルギーを低減することができるので省エ
ネルギーにおいても効果がある。

なお、本発明は上記実施例に限られるものではなく、例
えば以下に述べるような構成のものであってもよい。

第３図に示すよう圧、ドラフトチャンバ系以外の排気ユ
ニット１１の排気を、同一の排気ファン５にて集中排気
させるように構成したものにあっては、この排気ユニッ
ト１１の設定風量又は実測風量ＱＭを、前記設定合計風
量ＱＥに加算し、排気風量ＱＴをＱＴ＝　Ｑｇ　＋　Ｑ
Ｍとして排気ファン５の回転数を制御するようにすれば
よい。

また、風速センサ１０の代わりに、直接集中ダクト４内
の風景を検出できるものを用いてもよい。

さらに、ドラフトチャンバ１の開閉Ｊｉｌｂの開閉を必
要に応じて自動的に行なうもの、例えば、その扉１ｂの
前面に人が立ったのを検知して開き、人が立去ったのを
検知して閉じるようにすることによシ、人手等による開
閉の手間が省かれると同時に、不必要な排気が低減され
るので、一層省エネルギー化を図ることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれは、個別吸排気ユニ
ットの稼動数が変化しても、各ユニットの風量を設定値
に保持することができるとともに、それらの合計風量に
一致させて合計排気風量を最小限に制御することができ
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の系統構成図、第２図は実施
例の効果を説明するための線図、第３図は本発明の他の
実施例の部分系統構成図である。 １・・・ドラフトチャンバ、 ２・・・分岐ダクト、　　　３・・・定風量装置、４・
・・集合ダクト、　　　５・・・排気ファン、８・・・
フロースイッチ、９・・・風量制御装置、１０・・・風
速センサ。 （９） ２１５ 第１図 ｑ 第２図 ↑：■づ■〉イＡ。 第３図 ＮＯ，Ｎ へ量 ２２０−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 吸排気ファンと、該吸排気ファンに連通された集合ダク
   トと、該集合ダクトにそれぞれ分岐ダクトを介して連通
   された複数の個別吸排気ユニットとから成る集中吸排気
   装置において、前記各分岐ダクトに当該個別吸排気ユニ
   ットの設定風量に対応した定風量装置を設けるとともに
   、前記吸排気ユニットの吸排気作動を検出して作動して
   いる吸排気ユニットの合計設定風量を演算し、吸排気フ
   ァンの回転数を制御して該ファンの吸排気風量を前記合
   計設定風量に一致させる風量制御装置を設けたことを特
   徴とする集中吸排気装置。