JPH01239330A - 多室用換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、送風機の風量制御に関するものである。

従来の技術 従来よりたとえば浴室やトイレ等を同時に換気する場合
、複数の吸込口を有する多室用送風機が用いられている
が、とくに集合住宅においては従来、各住戸の開戸りは
画一的であり、いったん多室用送風機に接続されるダク
トの通気抵抗を加味して最適となる多室用送風機の能力
を決めておけばどの住戸のどの部屋でも最適な風量が得
られていた。

このようなことから従来の多室用送風機は第２図に示す
ように設置１σされていた。

すなわち、１個の吹出口５２と２個の吸込口ｓ１ａ、ｓ
１ｂを有する多室用送風機５０は、天井内に設置され、
前記吹出口５２を室外と連通するダクト５３に接続し、
吸込口５１ａを浴室５４の天井壁に設けられだ吸込グリ
ル５５にダクト５８を介して、また吸込口６１ｂをトイ
レ５６の天井壁に設けられた吸込グリル６７にダクト６
９を介して接続していた。なお、浴室５４、トイレ６６
にはそれぞれ給気口６０，６１を設けていた。

そして、浴室５４とトイレ６６の必要とする最適換気量
よシ、ダク）５３．５８．５９の通気抵抗を考慮して多
室用送風機５０の吹出風量すなわち能力を決定していた
。

上記構成において多室用送風機５ｏを運転すると、浴室
５４側は外気を給気口６０よシ給気しながら、浴室１６
の空気を吸込グリル５５から吸込み、ダク）５８．６３
を通して室外に排気し、また同１￥ｆ如トイレ６６側は
外気を給気口６１よシ袷気しながら、トイレ５６の空気
を吸込グリル５．７から吸込み、ダク）５９．５３を通
して室外へ排気していた。

発明が解決しようとする課題 ところが、近年、集合住宅も量から質の時代になシ、各
住戸内での間取りが各用途に応じて決められるようにな
ってきたため、住戸ごとに間取シが異なり、したがって
、多室用送風機６０と各吸込グリル５７．５９とをつな
ぐダクト５８．５９の曲り回数や長さが各住戸で異なる
ので、当然ダク）５８．５９の通気抵抗に差が生じるよ
うになった。そのため同一の能力を有する多室用送風機
５ｏを設置しても、どの住宅のどの部屋でも最適風量が
得られることにはならなくなり、各部屋の吸込風量が過
多になったり、あるいは過少となることが生じてきた。

また、近年、地下の高騰によシ建物の高層化が進み、外
風の影響が大きくなって、間取りの相違によっても多室
用送風機が受ける影響度がかなυかわってきた。

このだめ風量過多になると、冬季浴室５４やトイレ６６
で室温低下により寒さを感じ、また風量過少になると換
気不足になシ、トイレ５６では臭気の排出に時間がかか
り、浴室５４で湿気の排出に時間がかかりなかなか乾燥
しないということが発生してくる。

本発明は上記従来の課題に留意し、各住戸の間取りの相
違による影響を受けても各部屋において最適風量を確保
することのできる多室用送風機を提供することを目的と
するものである。

課題を解決するだめの手段 この課題を解決するために本発明は、１個の吹出口およ
び複数個の吸込口をもつ送風機と、この送風機の吹出口
側および吸込口側にそれぞれ設けた複数個の風圧測定用
の圧力センサと、前記送風機の吸込口・細土それぞれ設
けた複数個の電動ダンパと、前記圧力センサが検出した
吹出風圧および吸込風圧を入力信号として、あらかじめ
定めた標準風圧との風圧変化率を測定する複数個の風圧
変化率測定手段と、この風圧変化率測定手段からの測定
信号にもとづき吹出風量および吸込風量を判定する吹出
風量判定手段および複数個の吸込風量判定手段と、前記
吹出風量判定手段が判定しだ吹出風量を、あらかじめ決
定している最適吹出風量の回転数となるよう前記送風機
への通電量を制御する送風機駆動手段と、前記吸込風量
判定手段が判定した吸込風量を、あらかじめ決定してい
る最適吸込風量となるよう前記電動ダンパへの通電量を
制御する複数個の電動ダンパ開閉手段とを備えだ多室用
換気装置を構成したものである。

作用 この１１η成により送風機を運転すると、多室用送風機
の吹出口側に設けた圧力センサで吹出風圧を測定し、こ
の吹出風圧を入力信号として風圧変化率１１１！Ｉ定手
段であらかじめ定めた標準吹出風圧との風圧変化率を測
定し、この測定信号にもとづき吹出風量判定手段で吹出
風量を判定し、との吹出風量があらかじめ各部屋の最適
換気量より決定している最適吹出風量となるように送風
機駆動手段で送風機への通電量を制御してその回転数を
変化させ、そして同じくそれぞれの吹出口側に設けた圧
力センサで各吸込風圧を測定し、各部屋より吸込む風量
が最適となるように各電動ダンパの開き角度を電動ダン
パ開閉手段で制御することとなる。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図にもとづき説明する。

図において、天井裏に設置された送風機１は１個の吹出
口１ａと２個の吸込口１ｂ、１ｃを有しており、吹出口
１ａは室外と連動しているダクト１５に接続され、また
吸込口１ｂ、１Ｃは浴室１６の天井壁に設けられた吸込
グリル５およびトイレ１７の天井壁に設けられた吸込グ
リル９にダクト１５．１９を介して連結されている。

そして、送風機１の吹出口１ａ側と吸込口１ｂ。

１Ｃ側のそれぞれに風圧測定用の圧力センサ３゜７．１
１が設け、られており、また吸込口１ｂ　、Ｉｃ側のそ
れぞれに電動ダンパ６．１０が設けられている。前記圧
力センサ３，７．１１のそれぞれには、この圧力センサ
３，７．１１の検出した吹出風圧および吸込風圧を入力
信号として、あらかじめダク）　１５　、　Ｉ　８　、
１９の通気抵抗を考慮して定めた標準風圧との風圧変化
率を１ｉｌｌＪ定する風圧変化率測定手段４ａ、８ａ、
１２ａが接続されている。風圧変化率測定手段４ａには
この測定信号にもとづき吹出風量を判定する吹出風量判
定手段４ｂが接続され、壕だ風圧変化率測定手段８ａ、
１２ａには同様に吸込風量を判定する吸込風量判定手段
ｓｂ　、　１２ｂが接続されている。吹出風全判定手段
４ｂと送風機１との間には、吹出風量判定手段４ｂが判
定した吹出風量を、あらかじめ浴室１６とｌ・イレ１７
の最適換気量より決定した最適吹出風量の回転数となる
ように送風機１への通電量を制御する送風機駆動手段４
Ｃが接続されており、まだ、吸込風量判定手段８ｂ　、
１２ｂと電動ダンパ６．１０のそれぞれの間には、吸込
風量判定手段８ｂ　、１２ｂが判定した吸込風量を、あ
らかじめ・決定している浴室１６あるいはトイレ１７の
最適換気量となるように電動ダンパ６．１０への通電量
を制御する電動ダンパ開閉手段８ｃ　、　１２ｃが接続
されている。なお、浴室１６およびトイレ１７には給気
口１３．１４が設けられている。

上記構成において送風機１を運転させると、外気を給気
口１３，１４よシ給気し、浴室１６とトイレ１７の空気
を吸込グリル５，９より同時に吸込み、ダクト１８、ダ
クト１５およびダクト１９、ダクト１６を通して室外へ
排気する。

このとき、送風機１の吹出口１ａに取付けられた圧力セ
ンサ３で吹出風圧を検出し、この吹出風圧を入力信号と
して風圧変化率測定手段４ａで標準風圧との風圧変化率
を測定し、この風圧変化率測定手段４ａからの測定信号
にもとづき吹出風量判定手段４ｂで吹出風量を判定し、
この吹出風量をあらかじめ決定している最適風量の回転
数となるよう送風機駆動手段４Ｃで送風機１への通電量
を制御して浴室１６とおイレ１７のそれぞれの最適換気
量を合計した全体の最適風量を得る。そして、浴室１６
とトイレ１７のそれぞれの最適換気量が得られるように
するために、送風機１の吸込口１ｂ、Ｉｃ側に取付けら
れている圧力センサ７゜１１でそれぞれの吸込風圧を検
出し、検出した吸込風圧を入力信号として標準風圧との
風圧変化率を風圧変化率測定手段８ａ　、１２ａで測定
し、この風圧変化率測定手段８ａ　、　１２ａからの測
定信号にもとづき吸込風量判定手段ｓｂ　、　１２ｂで
吸込風量を判定し、この吸込風量をあらかじめ決定して
いる浴室１６とトイレ１７それぞれの最適風量となるよ
う電動ダンパ開閉手段Ｂｃ、１２ｃで電動ダンパ６．１
０への通電量を制御してその閉度を調節する。

なお、実施例では、換気する部屋の数を浴室１６とトイ
レ１７の２室としたが、３室以上でも何んら作用効果に
差異を生じないことはいうまでもない。

発明の効果 以」二の実施例の説明より明らかなように本発明によれ
ば、換気しようとする複数の部屋の換気量の総量ととも
に、各部屋側々の換気風量を間取りの相違、外風の影響
等があっても、常に最適にすることができ、しだがって
風量過多による冷暖房室の冷暖房効果の低下、あるいは
室温低下による悪感、風量過少による臭気および湿気排
出不足等・の換気不足を防止できるという効果が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の多室用換気装置の構成図、
第２図は従来の多室用送風機の設置構成図である。 １・・・・・・送風機、１ａ・・・・・・吹出口、１ｂ
、１Ｃ・・・・・・吸込口　３，７．１１・・・・・・
圧力センサ、４ａ。 ８ａ、１２ａ・・・・・・風圧変化率測定手段、４ｂ・
・・・・・吹出風量判定手段、４Ｃ・・・・・・送風機
駆動手段、６゜１０・・・・・・電動ダンパ、ｓｂ　、
　１２ｂ・・・・・・吸込風量判定手段、８ｃ　、１２
ｃ・・・・・・電動ダンパ開閉手段、１６・・・・・・
浴室、１７・・・・・・トイレ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １個の吹出口および複数個の吸込口をもつ送風機と、こ
   の送風機の吹出口側および吸込口側にそれぞれ設けた複
   数個の風圧測定用の圧力センサと、前記送風機の吸込口
   側にそれぞれ設けた複数個の電動ダンパと、前記圧力セ
   ンサが検出した吹出風圧および吸込風圧を入力信号とし
   て、あらかじめ定めた標準風圧との風圧変化率を測定す
   る複数個の風圧変化率測定手段と、この風圧変化率測定
   手段からの測定信号にもとづき吹出風量および吸込風量
   を判定する吹出風量判定手段および複数個の吸込風量判
   定手段と、前記吹出風量判定手段が判定した吹出風量を
   、あらかじめ決定している最適吹出風量の回転数となる
   よう前記送風機への通電量を制御する送風機駆動手段と
   、前記吸込風量判定手段が判定した吸込風量を、あらか
   じめ決定している最適吸込風量となるよう前記電動ダン
   パへの通電量を制御する複数個の電動ダンパ開閉手段と
   を備えた多室用換気装置。