JPS61243247A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPS61243247A
JPS61243247A JP60084965A JP8496585A JPS61243247A JP S61243247 A JPS61243247 A JP S61243247A JP 60084965 A JP60084965 A JP 60084965A JP 8496585 A JP8496585 A JP 8496585A JP S61243247 A JPS61243247 A JP S61243247A
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JP
Japan
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air
blower
duct
heat load
room
Prior art date
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Pending
Application number
JP60084965A
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English (en)
Inventor
Nobuo Otsuka
大塚 信夫
Hideo Igarashi
英雄 五十嵐
Tonpuson Piita
ピータ・トンプソン
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP60084965A priority Critical patent/JPS61243247A/ja
Publication of JPS61243247A publication Critical patent/JPS61243247A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、各室の室温を独立に調節できる可変風量制
御システムを採用したダクト式空気調和機に関するもの
である。
【従来の技術】
温度調節された空気をエアーダクトを用いて各室へ分配
して空調を行なうセントラル空調システムは、加湿器や
高性能フィルタが容易に組込め、外気処理や全熱交換器
の採用も可能で質の高い空調が行なうことができ、しか
も空調する室には吹出口と吸込口しかなく室内スペース
が有効に使え、また熱搬送系のトラブルも少ないなどヒ
ートポンプチラー・ファインコイル方式やパッケージエ
アコン分散配置方式などに比べ多くのメリットを有し、
ビル空調等に多(利用されている。その中でも省エネル
ギー運転が可能な可変風量制卸方式(以下VAN方式と
呼ぶ)は熱負荷の異なる各室を独立に温度制御でき、使
用しない室の空調を停止させる事も可能で、必要送風量
の大小に応じ送風機の動力を可変して運転費を低減させ
る事もでき、また同時使用率を考慮することにより熱源
機の能力を小さく設計することができる。 VAN方式には風量調節用のダンパの形式に応じて2つ
の方式がある。1つはバイパス形VANユニット(ダン
パユニット)を用いる方式で、室内負荷に応じて室内へ
吹出す風量と直接熱源機へ戻す(バイパスさせる)風量
の比率を調節するものである。この方式は送風量が一定
のための熱源機の能力制御がむずかしいパッケージエア
コンを用いたシステムに用いられることが多いが、送風
量制御による省エネルギー効果はない。 もう1つの方式は絞り形VANユニットを用いる方式で
、室内負荷に応じて室内への吹出風量を任意の値に調節
するものである。この方式はダンパの開度に応じて変化
するダクト内の圧力を検出し、この値がある値になるよ
う送風機の容量を制御するので負荷が小さくなれば(風
量が少なくなり、この時のダクト内の空気温度は一定に
制御される)、熱源機の所要能力が小さくなると同時に
送風機の動力も低減される。 第3図は従来並びにこの発明の基礎となる空気調和機の
システム構成図であって、特公昭55−22[i96号
公報に示された集中暖冷房装置と同様のものである。同
図において、1は空調される室で、ここでは3つの室を
空調する場合を示している。2は天井内に配置されたエ
アーハンドリングユニットで、エアーフィルタ3、熱交
換器4、送風機5から構成されている。6は上記エアー
ハンドリングユニット2の空気吹出口に接続されたメイ
ンダクト、7はこのメインダクトから分岐した3本の枝
ダクト、8はこの枝ダクト7の途中に挿入された絞り形
VANユニット、9はこのVAN二ニット内に回転可能
に取付けられたダンパ、10は上記技ダクト7の末端に
取付けられら吹出口、11は上記室1のドアー下部に設
けられた吸込口、12は廊下天井面に設けられた天井吸
込口、13はこの天井吸込口と上記エアーハンドリング
ユニット2の吸込口を連絡する吸込ダクト、14は上記
室1に各々取付けられたルームサーモスタット、15は
上記主ダクト6内に取付けられた温度センサ、16は同
じく主ダクト6内に検出部を設けた圧力センサであり、
17は上記熱交換器4に接続したし−トポンプ等の熱源
機である。 従来の空気調和機では各ルームサーモスタット14で使
用者が設定した設定温度と検出された現在の空気温度の
温度差に応じダンパ9の開度を任意の位置に各々調節し
ていた。また、メインダクト6内の圧力がダンパ9の開
度に応じて変化し、これを圧力センサ16が検出し、過
剰圧力にならないよう送風機5の容量を変化させていた
。さらに、送風量の変化に伴ない熱交換器4の出口空気
温度が変わるため、この温度を温度センサ15で検出し
、予め設定しておいた空気温度になるよう熱源機17の
能力を制御していた。従って、略一定温度に調節された
空気は吹田口10から室内熱負荷の大小に応じた風量で
室1内へ吹き出す。そして、室1を空調した空気は吸込
口11から廊下等のスペースを通り天井吸込口12へ流
れ、吸込ダクト13を経由して再びエアーハンドリング
ユニット2へ戻る。 なお、第3図ではリターンエアーを廊下等を利用して戻
す方式としているが、各室1からエアーハンドリングユ
ニット2までリターンダクトを設けて制御性および一層
の省エネルギ性を増す方式もある。さらに第3図ではメ
インダクト6から枝ダクト7を分岐させていたが、メイ
ンダクトを設けずにエアーハンドリングユニット2から
タコ足状に枝ダクト7を配設する方法もある。 また、ファインコイルユニット2の形式には第3図の形
式以外にも天吊り形、床置き形などがあり、さらにガス
ファーネスを組込んだ形式のものもある。
【発明が解決しようとする問題点】
従来ノ絞り形VANユニットを用いた空気調和機は上記
のように構成されているので、各室の熱負荷が大きく異
なる場合でも枝ダクト7の寸法や吹田口10の寸法、吹
田口10の中に設けられた風量調整用の絞りなどによっ
て正確な各室の風量バランスをとる必要がなく、VAN
ユニット8のダンパ9が各室の熱負荷に応じた風量を自
動調節していた。しかし、熱負荷は空調シーズンの始め
・終りと真中とでは外気温の違いにより大きく異なり、
また、吹田空気温度とダクト内圧力がいつも一定に制御
される場合には、吹出空気温度と圧力の設定値のとり方
によって熱負荷が大きくなった時、比較的大きい室では
ダンパを全開にしても室温が設定値に到達しないで平衡
してしまうという問題があった。 この発明は、室内の熱負荷の大小に応じて最適なダクト
内圧力の設定を行なうことにより、熱負荷が大きい時で
も室温を正確に設定値に制御することができる空気調和
機を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この発明にかかる空気調和機は、外気温検出器とルーム
サーモスタットの検出信号に基づいて各室の熱負荷を測
定する熱負荷測定手段と、この測定結果に基づき熱源機
に接続されたダクトに設けられたダンパ開度をダンパ制
御手段によって制御し、外気温の高低からダクト内の設
定圧力を決定する設定圧力決定手段と、この決定結果と
圧力検出!からの検出信号を入力とする圧力測定手段の
出力に基づき送風機の能力を決定する送風機能力法定手
段と、この出力に基づいて送風機の容量を制御する送風
機制御手段とから構成したものである。
【問題点を解決するための手段の作用】この発明におい
ては、熱負荷測定手段の測定結果に基づいてダンパ開度
をダンパ制御手段で制押し、そして、その時のダクト内
の設定圧力を設定圧力決定手段が外気温に比例させて決
定し、送風機を制御することになり、これにより熱負荷
が大きい時でも室温を設定値に制御可能となる。
【実施例】
第1図はこの発明にかかる空気調和機の一実施例を示す
全体構成図である。この実施例は、第1図から明らかな
ように、冷温風を発生させる熱源機17と、この熱源機
17の冷温風を搬送する送風機5と、この送風機5を含
むエアーハンドリングユニット2に接続したダクト6と
、このダクト6の枝ダクト部分7に配置された風量調節
用のダンパ9と、上記ダクト6内の圧力検出する圧力セ
ンサ16と、各室に取付けられルームサーモスタット1
4と、外気温を検出する外気温検出器18を備え、この
外気温検出器18とサーモスタット14の検出信号を入
力とする熱負荷測定手段19によって熱負荷の大小と外
気温を測定し、その出力に基づきダンパ制御手段20に
よって各ダンパ9の開度を制御し、外気温の値によりダ
クト6内の圧力をいくらにするかを設定圧力決定手段2
1によって決定し1、この決定結果と圧力センサ16か
らの検出信号を入力とする圧力測定手段22との出力に
基づき送風機5の能力を送風機能力決定手段23によっ
て決定し、この決定手段23の出力に基づいて送風機5
の容量を送風機制御手段24で制御するように構成され
ている。 次に上記実施例の動作を第2図の暖房時制御プログラム
のフローチャートを参照しながら説明する。なお本発明
に直接関係しない熱源機17の能力制御についての詳細
は省略するが、熱源機17は温度センサ15で検出され
た吹田空気温度が設定温度になるように制御されるもの
である。 まず、各ルームサーモスタット14から各室1の設定室
温と現在の室温が外気温検出器18から外気温が熱負荷
測定手段19に入力され、設定室温と室温の温度差から
室内の熱負荷を測定され、また外気温も測定される。こ
の熱負荷の大小により各ダンパ9の開度が決定され、熱
負荷が大きければ、つまり室温が設定室温を下回ってい
ればダンパ9は開き、熱負荷がなければ(室温が設定室
温を上回っている)ダンパ9は閉じる。なおダンパ9の
制御方法には、ダンパ9を熱負荷に応じた任意の開度に
調節する比例制御と、全開か全閉かで制御を行なう0N
10FF制御があり、どちらの方式を採用しても4よい
。また、ダンパ9はステッピングモータ等を利用したダ
ンパ制御手段20によって動作させられる。 送風機制御におけるダクト6内の設定圧力の決定は、第
2図のステップ30〜34において実行される。まずス
テップ30で、運転スタート時に自動的にセットされた
設定圧力の初期値POと外気温Taと定数Aから現在の
外気温における最適設定圧力がPo=Po−Ta、XA
の式によって求められる。POの値はステップ31と3
2によりその下限が、ステップ33と34により上限が
決定される。 次のステップ35では圧力センサ16から信号が入力さ
れ、現在のダクト6内圧力Pが測定される。次のステッ
プ36ではすべて全閉または運転限界を越える全開に近
い状態かどうかが判定され、全閉でないならば次のステ
ップ37で現在送風機5が運転されているかどうか判定
され、運転されていれば次のステップ38へ進み、停止
していればこれを起動させるように処理した後(ステッ
プ39)、ステップ38へ進む。ステップ38ではPと
POの値が比較され、Po>Pの関係ならば送風機5の
回転数がPoとPの差に応じて上げられ(ステップ40
) 、Po<Pの関係ならば下げられる(ステップ41
)。またPがPoの不感帯内ならば回転数の変更を行な
わず、次のステップ43へ進む。上記ステップ36で各
ダンパ9がすべて全閉の場合は送風機5を停止して(ス
テップ42)、ステップ43へ進む。ステップ43では
サイリスタ等のコントローラにより送風機5の回転数制
御が行なわれる。以上の制御が一定時間間隔で繰り返さ
れる。 なお、上記実施例では、外気温の測定を熱負荷測定手段
19の中で行なわせてたが、設定圧力決定手段21の中
で測定するようにしてもよい。 また、上記実施例では圧力測定手段22を設定圧力決定
手段20の次に位置させていたが、両手段を入れかえて
も同じことである。 さらに、上記実施例では送風機5をサイリスタで回転数
制御する′ことにより送風機能力を制御していたが、こ
れは他の制御手段によってもよい。
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、ダクトの設定圧力を外
気温の高低に応じて決定する手段を設け、これにより適
切な送風量を各室へ与え得るように構成したので、熱負
荷が大きい時でも室温を設定値に正確に制御でき、熱負
荷の小さい時は少ない搬送動力で送風機を運転すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による空気調和機の一実施例示す全体
構成図、第2図は第1図の制御動作を示すフローチャー
ト、第3図はこの発明の実施例及び従来例の空気調和機
の構成図である。 1・・室、2・・・エアーハンドリングユニット、5・
・送風機、6・・・ダクト、9・・・ダンパ、14・・
・ルームサーモスタット、16・・・圧力センサ、17
・・・熱源機、18・・・外気温検出讐、19・熱負荷
測定手段、20・・・ダンパ制御手段、21・・設定圧
力決定手段、22・・・圧力測定決定手段、23・・・
送風機能力決定手段、24・・・送風機制御手段なお、
図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人  大 岩  増 雄(ほか2名)手続補正書(
自発) 昭和  ル01h7B 1、事件の表示   特願昭60−84965号2゜発
明の名称   空気調和機 3、補正をする者 5、補正の対象 (1)明細書全文 6、補正の内容 (1)明細書全文を別紙の通9補正する。 7、添付書類 (1)全文補正明細書      1適切   細  
 書 1、発明の名称 空気調和機 2、特許請求の範囲 (1)冷温風を発生させる熱源機、この熱源機の冷温風
を各1星へ分配する送風機及びダクト、このダクトの枝
部分に配置され風量を可変すること、  により室温を
制御するダンパ、外気温と各nのルームサーモスタット
の設定温度及び検知温度信号を入力として熱負荷を測定
する熱負荷測定手段、この熱負荷測定手段の出力に基づ
きダンパの開度を決定するダンパ制御手段、このダンパ
制御手段に引き続いて上記熱負荷測定手段によって測定
された外気温の出力に基づきダクト内の設定圧力を決定
する設定圧力法定手段、この設定圧力決定手段の出力及
びダクト内圧力センサからの検出信号とを入力する圧力
測定手段、この圧力測定手段の出力に基づき送風機の能
力を決定する送風機能力決定手段、この送風機能力決定
手段の出力に基づき送風機を制御する送風機制御手段を
讃えてなる空気調和機。 (2)設定圧力決定手段は、外気温に比例させてダクト
内設定圧力の値を決定するようになっている特許請求の
範囲第(1)項記載の空気調和機。 (3)送風機制御手段は送風機の回転数を調節するよう
になっている特許請求の範囲第(1)項記載の空気調和
機。 3、発明の詳細な説明
【産業上の利用分I!?】
この発明は、各部屋の室温を独立に調節できる可変風量
制御システムを採用したダクト式空気調和機に関するも
のである。
【従来の技術】
温度調節された空気をエアーダクトを用いて各部屋へ分
配して空調を行なうセントラル空調システムは、加温器
や高性能フィルタが容易に組込め、外気処理や全熱変換
語の採用も可能で質の高い空調を行なうことができ、し
かも空調する部屋には吹出口と吸込口しかなく部屋内ス
ペースが有効に使え、また熱搬送系のトラブルも少ない
などヒ−トボンプチラー・ファンコイル方式やパッケー
ジエアコン分散配置方式などに比べ多くのメリットを有
し、ビル空調等に多く利用されている。その中でも省エ
ネルギー運転が可能な可変風量制御方式(以下VAV方
式と呼ぶ)は熱負荷の異なる各部屋を独立に温度制御で
き、使用しない部屋の空調を停止させる事も可能で、必
要送風量の大小に応じ送風機の動力を可変して運転費を
低減させる事もでき、また同時使用率を考慮することに
より熱源機の能力を小さく設計することができる。 VAV方式には風量調節用のダンパの形式に応じて2つ
の方式がある。1つはバイパス形VAVユニット(タン
パユニット)を用いる方式テ、部屋内負荷に応じて部屋
内へ吹出す風量と直接熱源機へ戻す(バイパスさせる)
風量の比率を調節するものである。この方式は送風量が
一定のため熱源機の能力制御がむずかしいパッケージエ
アコンを用いたシステムに用いられることが多いが、送
風量制御による省エネルギー効果はない。 もう1つの方式は絞り形VAVユニットを用いる方式で
、部屋内負荷に応じて部屋内への吹田風量を任意の値に
調節するものである。この方式はダンパの開度に応じて
変化するダクト内の圧力を検出し、この値がある値にな
るよう送風機の容量を制御するので負荷が小さくなれば
(風量が少なくなり、この時のダクト内の空気温度は一
定に制御される)、熱源機の所要能力が小さくなると同
時に送風機の動力も低減される。 第3図は従来並びにこの発明の基礎となる空気調和機の
システム構成図であって、特公昭55−22696号公
報に示された集中暖冷房装置と同様のものである。同図
において、1は空調される部屋で、ここでは3つの部屋
を空調する場合を示している。 2は天井内に配置されたエアーハンドリングユニットで
、エアーフィルタ3、熱交換器4、送風機5から構成さ
れている。6は上記エアーハンドリングユニット2の空
気吹出口に接続されたメインダクト、7はこのメインダ
クトから分岐した3本の枝ダクト、8はこの枝ダクト7
の途中に挿入された絞り形VAVユニット、9はこのV
AVユニット内に回転可能に取付けられたダンパ、10
は上記技ダクト7の末端に取付けられら吹出口、11は
上記部屋1のドアー下部に設けられた吸込口、12は廊
下天井面に設けられた天井吸込口、13はこの天井吸込
口と上記エアーハンドリングユニット2の吸込口を連絡
する吸込ダクト、14は上記部屋1に各々取付けられた
ルームサーモスタット、15は上記主ダクト6内に取付
けられた温度センサ、16は同じく主ダクト6内に検出
部を設けた圧力センサであり、17は上記熱交換器4に
接続したヒートポンプ等の熱源機である。 従来の空気調和機では各ルームサーモスタット14で使
用者が設定した設定温度と検出された現在の空気温度の
温度差に応じダンパ9の開度を任意の位置に各々調節し
ていた。また、メインダクト6内の圧力がダンパ9の開
度に応じて変化し、これを圧力センサ16が検出し、過
剰圧力にならないよう送風機5の容量を変化させていた
。さらに、送風量の変化に伴ない熱交換器4の出口空気
温度が変わるため、この温度を温度センサ15で検出し
、予め設定しておいた空気温度になるよう熱源機17の
能力を制御していた。従って、略一定温度に調節された
空気は吹出口10から部屋内熱負荷の大小に応じた風量
で部屋1内へ吹き出す。 そして、部屋1を空調した空気は吸込口11から廊下等
のスペースを通り天井吸込口12へ流れ、吸込ダクト1
3を経由して再びエアーハンドリングユニット2へ戻る
。 なお、第3図ではリターンエアーを廊下等を利用して戻
す方式としているが、各部屋1からエアーハンドリング
ユニット2までリターンダクトを設けて制御性および一
層の省エネルギ性を増す方式もある。さらに第3図では
メインダクト6から枝ダクト7を分岐させていたが、メ
インダクトを設けずにエアーハンドリングユニット2か
らタコ足状に枝ダクト7を配設する方法もある。 また、エアーハンドリングユニット2の形式には第3図
の形式以外にも天吊り形、床置き形などがあり、さらに
ガスファーネスを組込んだ形式のものもある。
【発明が解決しようとする問題点】
従来の絞り形VAVユニットを用いた空気調和機は上記
のように構成されているので、各部屋の熱負荷が大きく
異なる場合でも枝ダクト7の寸法や吹田口10の寸法、
吹出口10の中に設けられた風量調整用の絞りなどによ
って正確な各部屋の風量バランスをとる必要がな(、V
AVユニット8のダンパ9が各部屋の熱負荷に応じた風
量を自動調節していた。しかし、熱負荷は空調シーズン
の始め・終りと真中とでは外気温の違いにより大きく異
なり、また、吹田空気温度とダクト内圧力がいつも一定
に制御される場合には、吹田空気温度と圧力の設定値の
とり方によって熱負荷が大きくなった時、比較的大きい
部屋ではダンパを全開にしても室温が設定値に到達しな
いで平衡してしまうという問題があった。 この発明は、部屋内の熱負荷の大小に応じて最適なダク
ト内圧力の設定を行なうことにより、熱負荷が大きい時
でも室温を正確に設定値に制御することができる空気調
和機を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段] この発明にかかる空気調和機は、外気温検出器とルーム
サーモスタットの検出信号に基づいて各部屋の熱負荷を
測定する熱負荷測定手段と、この測定結果に基づき熱源
機に接続されたダクトに設けられたダンパ開度をダンパ
制御手段によって制御し、外気温の高低からダクト内の
設定圧力を決定する設定圧力決定手段と、この決定結果
と圧力検出器からの検出信号を入力とする圧力測定手段
の出力に基づき送風機の能力を決定する送風機能力決定
手段と、この出力に基づいて送風機の容量を制御する送
風機制御手段とから構成したものである。 【問題点を解決するための手段の作用】この発明におい
ては、熱負荷測定手段の測定結果に基づいてダンパ開度
をダンパ制御手段で制御し、そして、その時のダクト内
の設定圧力を設定圧力決定手段が外気温に比例させて決
定し、送風機を制御することになり、これにより熱負荷
が大きい時でも室温が設定値に制御可能となる。
【実施例】
第1図はこの発明にかかる空気調和機の一実施例を示す
全体構成図である。この実施例は、第1図から明らかな
ように、冷温風を発生させる熱源機17と、この熱源機
17の冷温風を搬送する送風機5と、この送風機5を含
むエアーハンドリングユニット2に接続したダクト6と
、このダクト6の枝ダクト部分7に配置された風量調節
用のダンパ9と、上記ダクト6内の圧力検出する圧力セ
ンサ16と、各部屋に取付けられルームサーモスタット
14と、外気温を検出する外気温検出@118を備え、
この外気温検出器18とサーモスタット14の検出信号
を入力とする熱負荷測定手段19によって熱負荷の大小
と外気温を測定し、その出力に基づきダンパ制御手段2
0によって各ダンパ9の開度を制御し、外気温の値によ
りダクト6内の圧力をいくらにするかを設定圧力決定手
段21によって決定し1、この決定結果と圧力センサ1
6からの検出信号を入力とする圧力測定手段22との出
力に基づき送風機5の能力を送風機能力決定手段23に
よって決定し、この決定手段23の出力に基づいて送風
機5の容量を送風機制御手段24で制御するように構成
されている。 次に上記実施例の動作を第2図の暖房時制御プログラム
のフローチャートを参照しながら説明する。なお本発明
に直接関係しない熱源機17の能力制御についての詳細
は省略するが、熱源機17は温度センサ15で検出され
た吹田空気温度が設定温度になるように制御されるもの
である。  ゛まず、各ルームサーモスタット14から
各部屋1の設定室温と現在の室温が、外気温検出器18
から外気温が熱負荷測定手段19に入力され、設定室温
と室温の温度差から部屋内の熱負荷が測定され、また外
気温も測定される。この熱負荷の大小により各ダンパ9
の開度が決定され、熱負荷が大きければ、つまり室温が
設定室温を下回っていればダンパ9は開き、熱負荷がな
ければ(室温が設定室温を上回っている)ダンパ9は閉
じる。なおダンパ9の制御方法には、ダンパ9を熱負荷
に応じた任意の開度に調節する比例制御と、全開か全開
かで制御を行なう0N10FF制御があり、どちらの方
式を採用してもよい。また、ダンパ9はステッピングモ
ータ等を利用したダンパ制御手段20によって動作させ
られる。 送風機制御におけるダクト6内の設定圧力の決定は、第
2図のステップ30〜34において実行される。まずス
テップ30で、運転スタート時に自動的にセットされた
設定圧力の初期値POと外気温Taと定数Aから現在の
外気温における最適設定圧力がPo=Po−TaXAの
式によって求められる。POの値はステップ31と32
によりその下限が、ステップ33と34により上限が決
定される。 次のステップ35では圧力センサ16から信号が入力さ
れ、現在のダクト6内圧力Pが測定される。次のステッ
プ36では各ダンパ9がすべて全閉または運転限界を越
える全開に近い状態かどうかが判定され、全閉でないな
らば次のステップ37で現在送風機5が運転されている
かどうか判定され、運転されていれば次のステップ38
へ進み、停止していればこれを起動させるように処理し
た後(ステップ39)、ステップ38へ進む。ステップ
38ではPとPaの値が比較され、Po>Pの関係なら
ば送風機5の回転数がPaとPの差に応じて上げられ(
ステップ40)、Po(Pの関係ならば下げられる(ス
テップ41)。またPがPoの不感帯内ならば回転数の
変更を行なわず、次のステップ43へ進む。上記ステッ
プ36で各ダンパ9がすべて全閉の場合は送風機5を停
止して(ステップ42)、ステップ43へ進む。ステッ
プ43ではサイリスタ等のコントローラにより送風機5
の回転数制御が行なわれる。以上の制御が一定時間間隔
で繰り返される。 なお、上記実施例では、外気温の測定を熱負荷測定手段
19の中で行なわせてたが、設定圧力決定手段21の中
で測定するようにしてもよい。 また、上記実施例では圧力測定手段22を設定圧力決定
手段20の次に位置させていたが、両手段を入れかえて
も同じことである。 さらに、上記実施例では送風機5をサイリスタで回転数
制御することにより送風機能力を制御していたが、これ
は他の制御手段によってもよい。
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、ダクトの設定圧力を外
気温の高低に応じて決定する手段を設け、これにより適
切な送風量を各部屋へ与え得るように構成したので、熱
負荷が大きい時でも室温を設定値に正確に制御でき、熱
負荷の小さい時は少ない搬送動力で送風機を運転するこ
とができる。 4、図面の簡単な説明 第1図はこの発明による空気調和機の一実施例示す全体
構成図、第2図は第1図の制御動作を示すフローチャー
ト、第3図はこの発明の実施例及び従来例の空気調和機
の構成図である。 1・・部l 2−・・エアーハンドリングユニット、5
・・・送風機、6・・ダクト、9・・・ダンパ、14・
・・ルームサーモスタット、16・・・圧力センサ、1
7・・・熱源機、18・・外9F%温検出語、19・・
・熱負荷測定手段、20・・ダンパ制御手段、21・・
・設定圧力決定手段、22・・圧力測定手段、23・・
送風機能力決定手段、24・・・送風機制御手段 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)冷温風を発生させる熱源機、この熱源機の冷温風
    を各室へ分配する送風機及びダクト、このダクトの枝部
    分に配置され風量を可変することにより室温を制御する
    ダンパ、外気温と各室のルームサーモスタットの設定温
    度及び検知温度信号を入力として熱負荷を測定する熱負
    荷測定手段、この熱負荷測定手段の出力に基づきダンパ
    の開度を決定するダンパ制御手段、このダンパ制御手段
    に引き続いて上記熱負荷測定手段によって測定された外
    気温の出力に基づきダクト内の設定圧力を決定する設定
    圧力決定手段、この設定圧力決定手段の出力及びダクト
    内圧力センサからの検出信号とを入力する圧力測定手段
    、この圧力測定手段の出力に基づき送風機の能力を決定
    する送風機能力決定手段、この送風機能力決定手段の出
    力に基づき送風機を制御する送風機制御手段を備えてな
    る空気調和機。
  2. (2)設定圧力決定手段は、外気温に比例させてダクト
    内設定圧力の値を決定するようになっている特許請求の
    範囲第(1)項記載の空気調和機。
  3. (3)送風機制御手段は送風機の回転数を調節するよう
    になっている特許請求の範囲第(1)項記載の空気調和
    機。
JP60084965A 1985-04-19 1985-04-19 空気調和機 Pending JPS61243247A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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