JP4742694B2 - 換気装置 - Google Patents

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本発明は、建物に取り付けられ、浮遊粒子の飛散量の状態によってファンを制御する換気装置に関する。
近年、花粉症は国民病と言われている。10人に一人以上が花粉症に悩んでいると言われており、その数は年々増加傾向にあることが知られている。
従来、この種の換気装置には、浮遊粒子を取り除くために給気ファン側にフィルターを取り付けて、浮遊粒子(例えば、花粉,粉塵等)を取り除く構造となっていた。(例えば、特許文献1参照)。以下、その換気装置としての換気システムについて図12を参照しながら説明する。
室内側101と屋外側102とを連通させて排気経路103と給気経路104を設け、この排気経路103と給気経路104とを途中で交差させて全熱交換器105を設けると共に、前記排気経路の要所に排気用ファン106を配設し、前記給気経路104の要所には給気用ファン107と花粉や粉塵等を吸着する第1のフィルター108を配設し、更に一端は室内側101に開口し他端は前記給気経路104の途中に接続する還気経路109を設け、この還気経路109の要所に化学物質を吸着する第2のフィルター110を配設し、かつ室内側101に化学物質を検知するセンサー111を設け、このセンサーにより前記排気用ファン106及び給気用ファン107を作動制御するように構成してなる換気システムであった。
特開平10−110989号公報
このような従来の換気システムでは、花粉や粉塵等の浮遊粒子を居室内への侵入を防ぐためにフィルターを配置して取り除いているが、この従来の換気システムが建物に据え付けられている場合には、比較的高所に設置されることが多いため、フィルターの掃除を行うことは、非常に手間がかかり危険をともなうという課題があった。また、換気システム使用者がフィルターの掃除を忘れてフィルターが目詰まりした場合、必要な換気回数が確保できないという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、フィルターを使用せず室内への浮遊粒子を抑制することができ、使用者がフィルターの掃除、メンテナンス時間を削減することができるとともに、換気回数を確保することができる簡便で省エネルギー、低価格、効果的な換気ができる換気装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の換気装置は、給気用ファンおよび排気用ファンを備え、内部の給気経路には、室外の浮遊粒子を検知する検知手段と、前記浮遊粒子の飛散量によって前記給気ファンと排気ファンを制御する制御手段を備え、前記浮遊粒子を検知する検知手段が前記制御手段で設定されている浮遊粒子の飛散量と比較した結果に応じて換気装置内部にある給気ファンと排気ファンの風量を変化させて換気をする換気装置であって、前日の浮遊粒子のパターンを記憶する記憶手段と前日と現在の状態の浮遊粒子量を比較する比較手段を制御手段に備え、前記比較手段で比較した結果同じ浮遊粒子の量が得られた場合は、前日の浮遊粒子の量の判定結果から浮遊粒子の飛散量を予測して前日の運転パターンより早めに給気ファンと排気ファンの風量を制御して、室外の浮遊粒子の侵入を抑制することを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、浮遊粒子を検知する検知手段が前記制御手段で設定されている浮遊粒子の飛散量を超えた場合は、換気装置内部にある給気ファンと排気ファンの風量を弱運転に切り換えて換気することを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、浮遊粒子を検知する検知手段が前記制御手段で設定されている浮遊粒子の飛散量より少ない場合は、換気装置内部にある給気ファンと排気ファンの風量を定常状態に戻して換気することを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、浮遊粒子検知手段の代わりに花粉を検知する花粉検知手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、浮遊粒子検知手段の代わりに粉塵を検知する粉塵検知手段を設けたことを特徴とする。
また、浮遊粒子の飛散量を表示する表示手段を設けたことを特徴とする。
また、季節によって予想できる浮遊粒子の飛散量を記憶手段で記憶し、季節を切り換える季節切り換え手段を換気装置に備え、前記季節を切り換える切り替え手段を切り換えることによって、前記給気ファンと排気ファンの風量を切り換えることを特徴とする。
また、季節切り換え手段の代わりに天候を判定する天候判定手段を設けたことを特徴とする。
また、温度を検知する温度設定手段を設けたことを特徴とする。
また、昼夜を判定する昼夜判定手段を設け、前記昼夜判定手段で夜と判定された場合は、換気装置内部にある給気を停止することを特徴とする。
また、人の活動を検知する検知手段を備え、人の活動状態で換気装置内部にあるある給気ファンと排気ファンの風量を変化することを特徴とする。
また、人の活動を検知する代わりにCO↓2検知手段を備えたことを特徴とする。
また、第2の給気経路を備え、第2の給気経路には、フィルターの取り付け部分を備え、給気経路にはダンパーを備え、前記ダンパーは浮遊粒子の飛散量によって給気経路を変えることを特徴とする換気装置。
本発明によれば、フィルターを利用せずに浮遊粒子を抑制するため、使用者がフィルターの掃除、メンテナンス時間の削減ができるとともに、換気回数を確保することができ、正確に浮遊粒子を室内側に侵入することを防止する換気装置を提供することができる。
本発明の前提例1の換気装置の取り付け状態を示す側断面図 同換気装置を壁部に取り付けた状態を示す断面図 同換気装置の運転動作を示すフローチャート 同実施の形態の換気装置を壁部に取り付けた状態を示す断面図 同送風装置の運転動作を示すフローチャート 同実施の形態の換気装置を壁部に取り付けた状態を示す断面図 同送風装置の運転動作を示すフローチャート 同実施の形態の換気装置を壁部に取り付けた状態を示す断面図 同送風装置の運転動作を示すフローチャート 同実施の形態の換気装置の給気ダクト図 同送風装置の運転動作を示すフローチャート 従来の換気装置を示す構成図
請求項1に記載の換気装置の発明は、給気用ファンおよび排気用ファンを備え、内部の給気経路には、室外の浮遊粒子を検知する検知手段と、前記浮遊粒子の飛散量によって前記給気ファンと排気ファンを制御する制御手段を備え、前記浮遊粒子を検知する検知手段が前記制御手段で設定されている浮遊粒子の飛散量と比較した結果に応じて換気装置内部にある給気ファンと排気ファンの風量を変化させて換気をする換気装置であって、前日の浮遊粒子のパターンを記憶する記憶手段と前日と現在の状態の浮遊粒子量を比較する比較手段を制御手段に備え、前記比較手段で比較した結果同じ浮遊粒子の量が得られた場合は、前日の浮遊粒子の量の判定結果から浮遊粒子の飛散量を予測して前日の運転パターンより早めに給気ファンと排気ファンの風量で制御して、室外の浮遊粒子の侵入を抑制するように制御することを特徴とするものであり、比較手段で比較した結果前日と同じ浮遊粒子の量が得られた場合は、前日の給気ファンと排気ファンの風量を早めに制御することでより正確に浮遊粒子を室内側に侵入することを防止する換気装置を提供する。
請求項に記載の換気装置の発明は、浮遊粒子を検知する検知手段が前記制御手段で設定されている浮遊粒子の飛散量を超えた場合は、換気装置内部にある給気ファンと排気ファンの風量を弱運転に切り換えて換気することを特徴とするものであり、外気の浮遊粒子の室内への流入、侵入を防ぎ、清浄な外気に換気する清浄換気をすることができる
請求項に記載の換気装置の発明は、浮遊粒子を検知する検知手段が前記制御手段で設定されている浮遊粒子の飛散量より少ない場合は、換気装置内部にある給気ファンと排気ファンの風量を定常状態に戻して換気することを特徴とするものであり、外気の浮遊粒子の室内への流入、侵入を防ぎ、清浄な外気に換気する清浄換気をすることができる
請求項に記載の発明は、前記浮遊粒子検知手段の代わりに花粉を検知する花粉検知手段を備えたことを特徴とするものであり、花粉の侵入、流入を防ぎ、清浄な外気に換気する清浄換気をすることができる
請求項に記載の発明は、前記浮遊粒子検知手段の代わりに粉塵を検知する粉塵検知手段を備えたことを特徴とするものであり、粉塵の侵入、流入を防ぎ、清浄な外気に換気する清浄換気をすることができる
請求項に記載の換気装置の発明は、浮遊粒子の飛散量を飛散量の量に応じて表示することを特徴とするため、外気中の浮遊粒子量、飛散量が分かり、使用者が外出時飛散量に応じてマスク等の防御が出来るため、使用者が花粉等の浮遊粒子から事前に防御することができる換気装置を提供することができる。
請求項に記載の換気装置の発明は、季節によって予想できる浮遊粒子の飛散量を記憶手段で記憶し、季節を切り換える季節切り換え手段を換気装置に備え、前記季節を切り換える切り替え手段を切り換えることによって、前記給気ファンと排気ファンの風量を切り換えることを特徴とするため、使用者に季節を変更することを促すだけで、外気の花粉、粉塵等の浮遊粒子の室内への流入、侵入を防ぎ、清浄な外気に換気する清浄換気をすることができ、使用者に低価格な換気装置を提供することができる。
請求項に記載の発明は、季節切り換え手段の代わりに天候を判定する天候判定手段を備えたことを特徴とするものであり、より正確に浮遊粒子を室内側に侵入することを防止する換気装置を提供することができる。
請求項に記載の発明は、温度を検知する温度設定手段を備えたことを特徴とするものであり、天候と温度から浮遊粒子の飛散量を判定するため、より正確に花粉等の浮遊粒子を室内側に侵入することを防止する換気装置を提供する。
請求項10に記載の換気装置の発明は、昼夜を判定する昼夜判定手段を設け、前記昼夜判定手段で夜と判定された場合は、換気装置内部にある給気を停止することを特徴とするため、浮遊粒子を完全に防止するため、使用者が夜寝ている間、花粉等の浮遊粒子を気にせずに眠れるような換気装置を提供する。
請求項11に記載の換気装置の発明は、人の活動を検知する検知手段を備え、人の活動状態に応じて換気装置内部にある給気ファンと排気ファンの風量を変化することを特徴とするため、人の活動量が増えた場合においても、確実に換気回数を確保できる換気装置を提供する。
請求項12に記載の発明は、人の活動を検知する代わりにCO↓2検知手段を備えたことを特徴とするため、人の活動量が増えた場合においても、確実に換気回数を確保できる換気装置を提供する。
請求項13に記載の換気装置において、第2の給気経路を備え、第2の給気経路には、フィルターの取り付け部分を備え、給気経路にはダンパーを備え、前記ダンパーは浮遊粒子の飛散量によって給気経路を変えることを特徴とするため、より正確に花粉等の浮遊粒子を室内側に侵入することを防止する換気装置を提供する。
以下、本願発明の実施の形態について図1〜図7を参照しながら説明する。
前提例1)
本発明の換気装置の一例として、建物内の室内壁に設けられた同時給排換気扇を例にとり説明する。図1は本発明の実施形態1の換気装置の取り付け状態を示す側断面図であり、図2は同換気装置を壁部に取り付けた状態を示す断面図であり、図3に換気装置の運転動作を示すフローチャート図を示す。
図1、図2、図3に示すように、電動機1の両側の軸2に排気用ファン3と給気用ファン4を有し、排気用ファン3の流路を形成する排気用ケーシング5と、給気用ファン4の流路を形成する給気用ケーシング6および浮遊粒子検知手段7(例えば、単位体積当たりの粒子個数を電圧出力することができるほこりセンサー)を備えた換気装置8を、横長で箱状の本体9内に設けている。
また、本体9内には、給気用ファン4および排気用ファン3を制御する制御手段10を設け、制御手段10には、あらかじめ設定された浮遊粒子の飛散量とを比較して判定する判定手段11を設け、また浮遊粒子の飛散量を表示する表示手段12を設け、電動機1は、軸2を本体9の横長方向に合わせて横方向に配設し、排気用ケーシング5を本体9の左右方向の一方側に配設し、給気用ケーシング6を本体9のもう一方側に配設している。また、本体9の室内下方側となる下面に室内側排気口13を設け、室内側排気口13の対角線上となる本体9の上面に室内側給気口14設けている。すなわち、室内側排気口13は、排気用ケーシング5の配設されている本体9の一端側の下部に設けられ、室内側給気口14は給気用ケーシング6の配設されている本体9のもう一端側の上部に設けられ、室内側排気口13と室内側給気口14とは、互いに対角方向に位置している。そして、排気用ケーシング5と本体9の前記一方側の内壁面との間に形成される空間を排気流路33とし、本体9のもう一方側には、給気用ケーシング6の吹出し口と室内側給気口14とを連通する給気流路34を設けている。そして、室内側排気口13と排気用ファン3を介して連通するように本体9の室外側に室外側排気口15を設け、室内側給気口14と給気用ファン4を介し連通するように本体9の室外側に室外側給気口16を設け、室外側排気口15は、壁部17を貫通して室外と連通し排気経路を形成するように設けられる排気ダクト18に接続し、室外側給気口16は、壁部17を貫通して室外と連通し給気経路を形成するように設けられる給気ダクト19を設け、壁部17の外面には排気ダクト18と給気ダクト19の室外開口から雨水が侵入しないように防雨フード20を設け構成している。
制御手段10と判定手段11を図3のフローチャートにしたがって説明する。制御手段10は、制御手段10に電源が印加されると制御手段10のプログラムが処理(ステップ2〜7)を開始し、排気用ファン3と給気用ファン4の運転をある一定時間、例えば5分間通常より強い(例えば強回転)で運転を開始する命令を出力(ステップ3)し、制御手段10より運転開始命令を受けると排気用ファン3は、排気用ファン3により本体9の下面に設けた室内側排気口13より室内の下方側の空気が吸い込まれ、室外側排気口15より排気ダクト18を通り室外に排気され、給気用ファン4により室外の空気が給気ダクト19を通り室外側給気口16に吸い込まれ浮遊粒子検知手段7が浮遊粒子の飛散量の検知を開始し始め(ステップ4)、浮遊粒子検知手段7の情報が制御手段10に入力され、浮遊粒子検知手段7の情報が制御手段10に初期値として読み込まれ、読み込まれた値と予め設定している規定値に到達しているかどうかを判定され(ステップ5)、飛散量値が規定値に到達し場合は、表示手段12が使用者に飛散量が多いことを促すサインを表示(ステップ6)すると同時に給気ファン4の風量(6畳の部屋において14.5m/h)を確保できる回転(例えば、弱回転)で、且つ換気回数(0.7回)を守るくらいの弱さに変更(ステップ7)する。浮遊粒子が規定値にまだ到達していない時には、排気用ファン3と給気用ファン4は通常状態(例えば、中回転)で運転をされることとなる。
制御手段10としては、上記フローがプログラムされたマイコンなどがある。判定手段11は、浮遊粒子検知手段7の情報が制御手段10に初期値として読み込まれ、読み込まれた値と予め設定している規定値に到達しているかどうかを判定される(ステップ5)ものである。判定手段11としては、上記フローがプログラムされたマイコンなどがある。
制御手段10としては、例えばマイクロコンピュータを用いて実現することが可能であり、このマイクロコンピュータには、一連の動作が可能なプログラムが書き込まれている。
判定手段11としては、例えばマイクロコンピュータ内部に書き込まれているプログラムの一部である。表示手段12としては、例えばLEDを用いて実現することが可能である。
以上のように構成した本体9は、浮遊粒子検知手段7で検知した結果に基づいて排気用ファン3と給気用ファン4を制御することができ、フィルター無しで浮遊粒子を抑制することができるため、使用者の掃除、メンテナンス等の時間を削減することができ、高所の場合においては、安全性も高めることができる。
浮遊粒子検知手段7(ほこりセンサー)の代わりに花粉センサー,粉塵センサーを利用したとしても作用効果は同じである。
表示手段12は、一例してLEDを用いたが表示することができる手段(例えば液晶等)を用いて実現したとしても作用効果は同じである。
(実施の形態
実施の形態について、図4および図5を参照しながら説明する。なお、前提例1と同一部分については同一番号を附し詳細な説明は省略する。
前日の浮遊粒子飛散量を記憶する記憶手段21(例えば、EEPROM)を制御手段10に設ける構成とする。
上記構成において、本実施の形態に係る同時給排換気扇の動作を図5に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップ1〜ステップ7に至るフローは上述の前提例1において図3をもとに説明したものと同様である。ステップ1〜7に対する変更点について以下に説明する。
排気用ファン3と給気用ファン4を制御するマイクロコンピュータに電源が印加される(ステップ2)。マイクロコンピュータに電源が印加されるとマイクロコンピュータ内部にあるタイマー機能(ステップ2A)がタイマーカウントを始めると同時に浮遊粒子検知手段7が浮遊粒子の飛散量の検知を開始し始める(ステップ4)。浮遊粒子飛散量の検知を開始すると記憶手段21が動作を開始し(ステップ4A)、排気用ファン3と給気用ファン4の運転パターンと浮遊粒子検知手段7の出力状態を1日分記憶する(ステップ5)
比較手段22は、浮遊粒子検知手段7が検知した浮遊粒子飛散量が前日の浮遊粒子飛散量と比較するものであり、上記フローがプログラムされたマイコンなどがある。
タイマー機能(ステップ2A)が1日分のカウントを終了し、再びカウントを始めた時に、浮遊粒子検知手段7が検知した浮遊粒子飛散量が前日の浮遊粒子飛散量と比較して同じ場合には、例えば、前日の浮遊粒子検知手段7出力状態がカウントを始めて10分後に飛散量が多くなると前日判定していたならば、前日の浮遊粒子飛散量を予測して前日の運転パターンより10分早めに風量を可変(弱運転)することとなる。
以上のように構成した本体9は、浮遊粒子の飛散量から排気用ファン3と給気用ファン4を少し早めに制御するため、より正確に浮遊粒子を室内側に侵入することを防止する換気装置を提供することができる。
次に、浮遊粒子検知手段7の代りに季節を切り換える季節切り換え手段22を使用する構成を説明する。
浮遊粒子(例えば、花粉)の飛散量は3月〜5月までが多く、その他の月はほとんど飛散しないというデーターがあるため、浮遊粒子の飛散量を予測して記憶手段21A(図示せず)に記憶し、排気用ファン3と給気用ファン4の運転パターンを記憶しておく。
本体9には、季節によって使用者が季節を切り換えることが出来る季節切り換え手段23(例えば、スライドSW)を設ける構成とする。
以上のように構成した本体9は、季節切り替え手段だけで浮遊粒子の侵入を抑制することが出来るため、使用者に低価格の換気装置を提供することができる。
次に、季節切り替え手段23の代りに天候判定手段24(例えば、太陽電池の発電量で判断)と温度検知手段25を使用する構成を説明する。
浮遊粒子(例えば花粉)は、前年の夏に生育することが知られている。夏の天候が花粉生量に影響し、気温が高く日照時間が長いと花粉が多く生産され、降水量が多いと逆に生産は少なくることが知られている。
また、花粉の飛散開始はその日の天候に大きく左右され、暖かくなり、南からの風が強くなると突発的に飛散が開始する傾向があるため、直前の天候を監視する必要性があるため、制御手段10内部には、前年の気象条件を記憶する記憶手段21(例えば、EEPROM)を設け、室外側給気口16には、天候を判定することができる天候判定手段24(例えば太陽電池)を設け、室外の温度が測定できる温度検知手段25(例えばサーミスタ)を設け、給気ダクト19が室外と接する面には風速検知手段26(例えば風速センサー)を設ける構成とする。
以上のように構成した本体9は、前年の気象条件とその日の天候から浮遊粒子(花粉)の飛散量を想定して排気用ファン3と給気用ファン4を制御するため、より正確に浮遊粒子を室内側に侵入することを防止する換気装置を提供することができる。
(実施の形態
実施の形態について、図6および図7を参照しながら説明する。なお、前提例1と同一部分については同一番号を附し詳細な説明は省略する。
昼夜を判定する昼夜判定手段27を制御手段10に設ける構成とする。
上記構成において、本実施の形態に係る同時給排換気扇の動作を図7に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップ1〜ステップ7に至るフローは上述の前提例1において図2をもとに説明したものと同様である。ステップ7に続くフローについて以下に説明する。
昼夜判定手段27の一例で光センサーを用いて昼夜判定を行い、光センサー(ステップ8)が夜と判定し、且つ浮遊粒子検知手段7が浮遊粒子の飛散量が多いと判定された場合は、排気用ファン3と給気用ファン4を停止することとなる。
上記構成において、夜寝ているときに浮遊粒子(例えば花粉)等が侵入すると花粉症の人は眠れない恐れがある。排気用ファン3と給気用ファン4を停止するため、夜間においては、浮遊粒子を室内側に完全に侵入することを防止する換気装置を提供することが出来る。
(実施の形態
実施の形態について、図8および図9を参照しながら説明する。なお、前提例1と同一部分については同一番号を附し詳細な説明は省略する。
人の活動を検知する検知手段28を制御手段10に設ける構成とする。
上記構成において、本実施の形態に係る同時給排換気扇の動作を図9に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップ1〜ステップ7に至るフローは上述の前提例1において図2をもとに説明したものと同様である。ステップ7に続くフローについて以下に説明する。
人の活動を検知する検知手段28の一例で焦電力赤外センサー(ステップ9)が人認識をした場合で且つ浮遊粒子検知手段7が浮遊粒子の飛散量が少ないと判定された場合は、排気用ファン3と給気用ファン4を通常状態(例えば、中回転)から通常より強い(例えば強回転)で運転されることとなる。
上記構成において、人の在室が確認され活動量があると判定された場合は、給気の量を増やすことができるため、換気を確実にできるような換気装置を提供することができる。また、人の活動を検知する検知手段28を人感センサーを用いて説明したがCO↓2センサーを利用したとしても作用効果は同じである。
(実施の形態
実施の形態について、図10および図11を参照しながら説明する。なお、前提例1と同一部分については同一番号を附し詳細な説明は省略する。
給気ダクト19は第1給気経路29と第2給気経路30を備え、第2給気経路30の要所にはフィルター31を備え、給気ダクト19には、第1給気経路29と第2給気経路30を切り換えるダンパー32を備えた構成とする。
また、浮遊粒子検知手段7を備えた換気装置8に設けたが、浮遊粒子検知手段7は給気ダクト19が室外と接する面に備える構成とする。
上記構成において、同時給排換気扇の動作を図11に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップ1〜ステップ5に至るフローは上述の前提例1において図2をもとに説明したものと同様である。ステップ5に続くフローについて以下に説明する。
同時給排換気扇の排気用ファン3と給気用ファン4を運転するために電源が投入されると(ステップ1)、排気用ファン3と給気用ファン4を制御する制御手段10に電源が印加される(ステップ2)。制御手段10に電源が印加されると制御手段10が排気用ファン3と給気用ファン4の運転をある一定時間、通常より強い(例えば強回転)で運転を開始する命令を出力する(ステップ3)。運転開始命令を受けると排気用ファン3は、排気用ファン3により本体9の下面に設けた室内側排気口13より室内の下方側の空気が吸い込まれ、室外側排気口15より排気ダクト18を通り室外に排気され、給気用ファン4により室外の空気が給気ダクト19を通り室外側給気口16に吸い込まれ浮遊粒子検知手段7が浮遊粒子の飛散量の検知を開始し始める(ステップ4)。
判定手段9により、浮遊粒子の飛散量値があらかじめ決められた規定値に達するかどうかが判定され(ステップ5)、飛散量値が規定値に到達すると、ダンパー32が第1給気経路29から第2給気経路30に変更(ステップ9)し、フィルター31を通して給気することとなる。
また、飛散量値が規定値に到達しない場合は、ダンパー32が第2給気経路30から第1給気経路29に変更(ステップ10)し、自然に給気することとなる。
上記構成において、飛散量値が多いと判定された時のみフィルター31を通して給気するためフィルター31の掃除,メンテナンス回数を軽減することができ浮遊粒子の侵入を防止する換気装置を提供することが出来る。
本発明にかかる建物に取り付けられる換気装置は、浮遊粒子の侵入を抑制するものである製品において広く有用である。
1 電動機
2 軸
3 排気用ファン
4 給気用ファン
5 排気用ケーシング
6 給気用ケーシング
7 浮遊粒子検知手段
8 換気装置
9 本体
10 制御手段
13 室内側排気口
14 室内側給気口
15 室外側排気口
16 室外側給気口
17 壁部
18 排気ダクト
19 給気ダクト
20 防雨フード
21 記憶手段
22 比較手段
23 季節切り替え手段
24 天候判定手段
25 温度検知手段
26 風速検知手段
27 昼夜判定手段
28 検知手段
29 第1給気経路
30 第2給気経路
31 フィルター
32 ダンパー
33 排気流路
34 給気流路

Claims (13)

  1. 給気用ファンおよび排気用ファンを備え、内部の給気経路には、室外の浮遊粒子を検知する検知手段と、前記浮遊粒子の飛散量によって前記給気ファンと排気ファンを制御する制御手段を備え、前記浮遊粒子を検知する検知手段が前記制御手段で設定されている浮遊粒子の飛散量と比較した結果に応じて換気装置内部にある給気ファンと排気ファンの風量を変化させて換気をする換気装置であって、前日の浮遊粒子のパターンを記憶する記憶手段と前日と現在の状態の浮遊粒子量を比較する比較手段を制御手段に備え、前記比較手段で比較した結果同じ浮遊粒子の量が得られた場合は、前日の浮遊粒子の量の判定結果から浮遊粒子の飛散量を予測して前日の運転パターンより早めに給気ファンと排気ファンの風量を制御して、室外の浮遊粒子の侵入を抑制するように制御する換気装置。
  2. 浮遊粒子を検知する検知手段が前記制御手段で設定されている浮遊粒子の飛散量を超えた場合は、換気装置内部にある給気ファンと排気ファンの風量を弱運転に切り換えて換気することを特徴とした請求項1記載の換気装置。
  3. 浮遊粒子を検知する検知手段が前記制御手段で設定されている浮遊粒子の飛散量より少ない場合は、換気装置内部にある給気ファンと排気ファンの風量を定常状態に戻して換気することを特徴とした請求項1記載の換気装置。
  4. 浮遊粒子検知手段の代わりに、花粉を検知する花粉検知手段を設けた請求項1記載の換気装置。
  5. 浮遊粒子検知手段の代わりに、粉塵を検知する粉塵検知手段を設けた請求項1記載の換気装置。
  6. 浮遊粒子の飛散量を表示する表示手段を設けた請求項1記載の換気装置。
  7. 季節によって予想できる浮遊粒子の飛散量を記憶手段で記憶し、季節を切り換える季節切り換え手段を換気装置に備え、前記季節を切り換える切り替え手段を切り換えることによって、前記給気ファンと排気ファンの風量を切り換えることを特徴とした請求項1記載の換気装置。
  8. 季節切り換え手段の代わりに、天候を判定する天候判定手段を設けた請求項7記載の換気装置。
  9. 温度を判定する温度検知手段を設けた請求項8記載の換気装置。
  10. 昼夜を判定する昼夜判定手段を設け、前記昼夜判定手段で夜と判定された場合は、換気装置内部にある給気を停止することを特徴とした請求項1記載の換気装置。
  11. 人の活動を検知する検知手段を備え、人の活動状態で換気装置内部にある給気ファンと排気ファンの風量を変化することを特徴とした請求項1記載の換気装置。
  12. 人の活動を検知する代わりにCO↓2検知手段を備えた請求項1記載の換気装置。
  13. 第2の給気経路を備え、第2の給気経路には、フィルターの取り付け部分を備え、給気経路にはダンパーを備え、前記ダンパーは浮遊粒子の飛散量によって給気経路を変えることを特徴とした請求項1記載の換気装置。
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