JP2002039578A - 省エネ型24時間換気システム - Google Patents

省エネ型24時間換気システム

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JP2002039578A
JP2002039578A JP2000220764A JP2000220764A JP2002039578A JP 2002039578 A JP2002039578 A JP 2002039578A JP 2000220764 A JP2000220764 A JP 2000220764A JP 2000220764 A JP2000220764 A JP 2000220764A JP 2002039578 A JP2002039578 A JP 2002039578A
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ventilation
humidity
room
sensor
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JP2000220764A
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Hajime Yamaguchi
一 山口
Chiaki Niwa
丹羽千明
Yasushi Shibanuma
安 芝沼
Takashi Fukumura
福村貴司
Jiyouichi Kono
河野浄一
Takaaki Narutomi
成富隆昭
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不在時における換気の省エネ化を図ると共に湿
気や塵埃の問題に対処する。 【解決手段】建物内の在室または不在を認識する在/不
在切換手段と、建物内に設置される湿気/塵埃検出手段
と、前記在/不在切換手段で認識された不在信号により
換気ファンを小風量または間欠運転すると共に、前記湿
気/塵埃検出手段からの信号に基づいて換気ファンを一
時的に停止するように制御する制御装置とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合住宅、事務所
ビル、美術館、倉庫などの建物における換気システムの
技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、高気密、高断熱の住宅において
は、十分な換気を実施するために、機械換気により室内
を常時、連続して換気する24時間換気が必要とされて
いる。また、室内のホルムアルデヒドおよびVOC(揮
発性有機化合物)問題から換気の重要性が社会的に認識
されるようになり、このような24時間換気システムに
代表される換気の手法が注目されている。換気方式は、
給気ファンにより各部屋に外気を導入し排気ファンによ
り排気を行う第1種換気方式から排気ファンのみを設置
し各部屋の吸気口より外気を導入する第3種換気方式が
あり、外気押し込みまたは排気ファンをセントラルファ
ンとし、ダクトないしは室内を流路として各室を換気す
る方式が殆どである。各システムとも換気量を一定風量
に保つため、インバータや直流モータを用いたCAV制
御を行っている。また、総換気量についても室数や面積
が異なるため、CAVの設定変更により対応できるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の24時間換気システムにおいては、ファンなどを2
4時間駆動するため、省エネの観点からは問題があり、
また、居住者に常時安定した空気質を提供するため、安
易にシステムのオンオフができない。特に、長期の外出
や出張の際、換気システムを稼働させることが消費エネ
ルギーのロスに繋がり、単に換気システムをオフするこ
とは、室内空気質の悪化、湿気や結露などによるダニ、
カビの発生や、建物、家具などの備品・什器の劣化に繋
がるという問題を有している。また、建物竣工後1年程
度はホルムアルデヒドおよびVOCの発生濃度が高い場
合があり、許容濃度以下にするには多くの換気量が必要
となる。したがって、入居まで長期間かかる場合には定
期的な換気が必要となる場合が多い。そこで、不在時
に、第三者に窓開け換気などを依頼する場合、実施者の
負担が大きく、実施者が遠方である場合はさらなる負担
となってしまう。
【0004】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、不在時における換気の省エネ化を図ると共に
湿気や塵埃の問題に対処することができる省エネ型24
時間換気システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の省エネ型24時間換気システムは、建物内
の在室または不在を認識する在/不在切換手段と、建物
内に設置される湿気/塵埃検出手段と、前記在/不在切
換手段で認識された不在信号により換気ファンを小風量
または間欠運転すると共に、前記湿気/塵埃検出手段か
らの信号に基づいて換気ファンを一時的に停止するよう
に制御する制御装置とを備える。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1〜図3は、本発明の省エネ
型24時間換気システムの1実施形態を示し、図1は、
システム構成図、図2は、センサ類の配置例を示す平面
図、図3は、運転方法の例を説明するための図である。
【0007】図1において、中央制御装置1には、湿気
/塵埃検出手段2および在/不在切換手段3の信号が入
力され、これらの信号に基づいて換気ユニット4に制御
信号を送り、モード切替を行って、例えば常時小風量、
間欠運転等の制御を行うように構成している。
【0008】図2において、建物5の給気口OAには湿
度センサーと塵埃センサーが設けられ、また部屋の適所
に人感センサーが設けられ、窓等の開口部には日射セン
サーが設けられている。また玄関には在/不在切換スイ
ッチが設けられ、また、水道、ガス、電気消費量認識装
置が設けられている。図中、EAは換気口でありここに
換気ファンが設置されている。
【0009】本発明においては、図3(A)に示すよう
に、不在時に一定の小風量運転を行ったり、図3(B)
に示すように、小風量を変化させたり、図3(C)に示
すように、一定風量で間欠運転を行ったり、図3(D)
に示すように、風量を変化させて間欠運転を行うように
している。以上の運転は、不在の期間や季節、新築時或
いは既築時などで運転方法を調整するようにしてもよ
い。
【0010】次に、在/不在切換手段3による不在時を
認識する方法の例について説明する。例えば、外出時に
在/不在切換スイッチを手動でオンする。また、照明オ
フ時に不在信号を送るようにしてもよいし、玄関をロッ
クする際に不在信号を送るようにしてもよい。現在の建
物では、夜間はもとより昼間でも照明を使用することが
多く、照明オフ時において外出を認識する。防犯上特定
位置の照明を使用する場合は、配線上の考慮やコンピュ
ータ制御などの手法で対応できる。また、室内に人がい
る場合にはCO2濃度が高くなるので、CO2センサを利
用してもよい。また、人感センサーで不在信号を送るよ
うにしてもよい。この場合、特定の場所にセンサーを設
置し在室時と不在時を区別する。設置場所は特に限定さ
れるものではないがトイレなどに設置すると効果的であ
り、所定時間検知されない場合に不在と判定する。ま
た、電気、水道、ガスの使用量の変化で不在信号を送る
ようにしてもよい。在室と不在時では、使用する電気、
水道、ガスの使用量が異なるので、この変化を認識して
不在信号を送るようにしてもよい。さらには、夜間のよ
うに居住者が就寝した場合、本システムが「不在」と誤
認しないように、「夜バージョン」を指定するためのタ
イマー、スイッチ、寝室等への人感センサ、CO2セン
サ等を利用してもよい。
【0011】次に、湿気/塵埃検出手段2による制御に
ついて説明する。外気を直接給気する場合には、塵埃に
よる室内の汚れや雨天時の雨対策、結露対策、ダニ・カ
ビ対策が必要となる。
【0012】そこで、室外あるいは室内(特に給気口)
に塵埃センサーを設置し、外気中に含まれる塵埃の量を
モニタリングし、塵埃の量が多い場合に、一時的に換気
を停止させたり、塵埃が多い場所のみ連動ダンパー等を
用いて、塵埃の侵入を阻止する。
【0013】また、室内外に湿度センサーを設置し、室
内外の湿度の差を読み取り、雨や外気の湿度が室内より
高く、結露やダニ・カビ発生の原因となる場合には、一
時的に寒気を停止する。この場合、湿度センサーは相対
センサーでも絶対センサーでもよい。また、室内のみ
(特に給気口)に絶対センサーあるいは結露センサーを
設置し、室内の湿度をモニタリングすることにより一時
的に換気を停止するようにしてもよい。なお、日射(照
度)センサーにより雨を認識するようにしてもよい。
【0014】さらに、上記の制御に加えて、一酸化炭素
センサー、二酸化炭素センサー、ホルムアルデヒドセン
サー、VOCセンサーなどを組み合わせて制御するよう
にしてもよい。
【0015】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は、新築時だけではなくリフォームやリニ
ューアル時から引き渡し時までの期間における保存期間
後に対処可能である。特に、竣工時の高濃度ホルムアル
デヒドおよびVOC対策に有効である。また、室内のホ
ルムアルデヒドおよびVOCなどを含めた種々のガス物
質が高濃度に蓄積された場合にも有効に機能する。ま
た、室内に建材から放散するホルムアルデヒドおよびV
OC対策ばかりでなく、家具などの備品や什器からのホ
ルムアルデヒドおよびVOCなどにも対処できる。さら
に、季節変動、温湿度変動による室内化学物質の増減や
湿気、外気の影響にも対応可能である。また、不在時に
おいて、換気システムの運転ばかりではなく、照明やエ
アコンなどその他の電気製品の付け忘れや不在時におけ
る不要な機器のオフにも対応可能である。また、冷蔵庫
などの常時オンが必要な電気製品については、常時オン
のコンセントと入切のできるコンセントで対応する。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、旅行、出張や転勤のような長期間にわたり住
戸を閉め切った不在時における換気ファンの動力を低減
させることができ、換気システムにおける消費エネルギ
ーを低減させることができる。また、不在時に自動的に
換気を行うだけではなく、湿気や塵埃の問題にも対処で
きるシステムとなる。また、不在時に定期的に窓開け換
気を実施しなくても、建物や室内の備品、什器を損なう
ことがない。特に、冷暖房機能や全熱交換器を備えてい
ない直接外気給気のシステムに有効である。化学過敏症
の原因であるホルムアルデヒドおよびVOCにも対応す
ることができるとともに、不在時におけるダニ・カビな
どの発生によるアレルギー対策やその他害虫の発生など
に対応することができる。さらに、竣工後から実際に家
屋を使用するまでに、本システムを活用すれば、窓開け
等の人手を使うことなく、室内のホルムアルデヒド、V
OC等の化学物質の低減化に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の省エネ型24時間換気システムの1実
施形態を示すシステム構成図である。
【図2】本発明に係わるセンサ類の配置例を示す平面図
である。
【図3】本発明に係わる運転方法の例を説明するための
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芝沼 安 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 福村貴司 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 河野浄一 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 成富隆昭 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 3L056 BD03 BE01 BE05 BF03 BF06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物内の在室または不在を認識する在/不
    在切換手段と、建物内に設置される湿気/塵埃検出手段
    と、前記在/不在切換手段で認識された不在信号により
    換気ファンを小風量または間欠運転すると共に、前記湿
    気/塵埃検出手段からの信号に基づいて換気ファンを一
    時的に停止するように制御する制御装置とを備えること
    を特徴とする省エネ型24時間換気システム。
JP2000220764A 2000-07-21 2000-07-21 省エネ型24時間換気システム Pending JP2002039578A (ja)

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