JPWO2016084391A1 - 電力制御装置、電力制御方法、および電力制御プログラム - Google Patents

電力制御装置、電力制御方法、および電力制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016084391A1
JPWO2016084391A1 JP2016561261A JP2016561261A JPWO2016084391A1 JP WO2016084391 A1 JPWO2016084391 A1 JP WO2016084391A1 JP 2016561261 A JP2016561261 A JP 2016561261A JP 2016561261 A JP2016561261 A JP 2016561261A JP WO2016084391 A1 JPWO2016084391 A1 JP WO2016084391A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power control
power
notification
unit
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016561261A
Other languages
English (en)
Inventor
角田 裕次
裕次 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Publication of JPWO2016084391A1 publication Critical patent/JPWO2016084391A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J3/00Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks
    • H02J3/12Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks for adjusting voltage in ac networks by changing a characteristic of the network load
    • H02J3/14Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks for adjusting voltage in ac networks by changing a characteristic of the network load by switching loads on to, or off from, network, e.g. progressively balanced loading
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B15/00Systems controlled by a computer
    • G05B15/02Systems controlled by a computer electric
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/002Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems with telemetering systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/007Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems with remote control systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q9/00Arrangements in telecontrol or telemetry systems for selectively calling a substation from a main station, in which substation desired apparatus is selected for applying a control signal thereto or for obtaining measured values therefrom
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J2310/00The network for supplying or distributing electric power characterised by its spatial reach or by the load
    • H02J2310/10The network having a local or delimited stationary reach
    • H02J2310/12The local stationary network supplying a household or a building
    • H02J2310/14The load or loads being home appliances
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J2310/00The network for supplying or distributing electric power characterised by its spatial reach or by the load
    • H02J2310/50The network for supplying or distributing electric power characterised by its spatial reach or by the load for selectively controlling the operation of the loads
    • H02J2310/52The controlling of the operation of the load not being the total disconnection of the load, i.e. entering a degraded mode or in current limitation

Abstract

電力制御装置10は、信号の送受信を行う通信部21と、通信部21が電力消費に関する通知の信号を受信した際に行う電力制御に関する情報を記憶する記憶部22と、所定の条件に基づいて電力制御モードを設定した場合に、通信部21が電力消費に関する通知の信号を受信すると、その通知の内容に承諾する旨の信号を返信するとともに、記憶部22に記憶された電力制御に関する情報に基づいて電力制御を行うように制御する制御部20と、を備える。

Description

関連出願へのクロスリファレンス
本出願は、2014年11月27日に出願された日本国特許出願第2014−240601号に基づく優先権を主張するものであり、この先の出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。
本発明は、電力制御装置、電力制御方法、および電力制御プログラムに関する。より詳細には、本発明は、需要家施設などにおける電力を制御する装置、このような装置において電力を制御する方法、および、このような電力制御を行うプログラムに関する。
近年、例えば太陽電池または燃料電池などの発電装置と、蓄電池とに対応して電力変換を行うパワーコンディショナ(インバータ)の研究が進みつつある。このようなインバータを用いて、発電装置および蓄電池のような分散型電源の出力を、系統(商用電力源)および/または負荷に供給することにより、連系運転または自立運転を行うことができる。また、このようなインバータを用いて、発電装置の出力を蓄電池に充電することもできる。また、このようなインバータの他に、一般家庭などの電力需要家の施設において電力のやりとりを適切に制御および管理するためのHEMS(Home Energy Management System)のような装置の研究も進められている。
上述のような電力の制御および管理に関連して、電力会社などが需要家などに宛てて、例えば電力の消費を削減するように要請するなどの試みが、デマンドレスポンス(以下、単にDRと記す)として知られている。このDRとは、需要応答などとも称され、一般的には、卸市場価格の高騰時または系統信頼性の低下時において、電気料金価格の設定またはインセンティブの支払に応じて、需要家側が電力の使用を低減するよう電力消費パターンを変化させることを意味する。
このDRについて電力供給側から需要家側に通知される際に、そのDRの通知に需要家側がどのように対応するかについて、様々な提案がされている(例えば特許文献1参照)。
特開2014−95947号公報
このDRの運用については、現在も多様な提案および議論が交わされている。DRの種々の要請に柔軟に対応して電力の制御を行うことができれば、電力供給側にとっても需要家側にとっても、極めて利便性が高い。
本発明の目的は、需要家にとって利便性の高い電力制御装置、電力制御方法、および電力制御プログラムを提供することにある。
第1の観点に係る電力制御装置は、
信号の送受信を行う通信部と、
前記通信部が電力消費に関する通知の信号を受信した際に行う電力制御に関する情報を記憶する記憶部と、
所定の条件に基づいて電力制御モードを設定した場合に、前記通信部が前記通知の信号を受信すると、前記通知の内容に承諾する旨の信号を返信するとともに、前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて電力制御を行う制御部と、
を備える。
第2の観点に係る電力制御方法は、
信号の送受信を行う通信ステップと、
前記通信ステップにおいて電力消費に関する通知の信号を受信した際に行う電力制御に関する情報を記憶する記憶ステップと、
所定の条件に基づいて電力制御モードを設定する設定ステップと、
前記設定ステップにおいて前記電力制御モードが設定された場合に、前記通信ステップにおいて前記通知の信号を受信すると、前記通知の内容に承諾する旨の信号を返信するとともに、前記記憶ステップにおいて記憶された前記情報に基づいて電力制御を行う制御ステップと、
を含む。
第3の観点に係る電力制御プログラムは、
上述の電力制御方法をコンピュータに実行させるものである。
本発明の実施形態に係る電力制御装置、電力制御方法、および電力制御プログラムによれば、需要家に対する利便性を高めることができる。
本発明の実施形態に係る電力制御装置を含む電力制御システムを概略的に示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る電力制御装置を概略的に示す機能ブロック図である。 電力消費に関する通知を受信した際に想定される応対の例を説明する図である。 電力消費に関する通知を受信した際に想定される応対の他の例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る電力制御装置の動作の例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る電力制御装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電力制御装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例に係る電力制御装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る電力制御システム1は、電力制御装置10を含んで構成される。また、図1に示すように、電力制御システム1は、他にも、表示部11、スマートメータ13、パワーコンディショナ(インバータ)14、太陽電池15、蓄電池16、分電盤17、および負荷機器18を含むものとすることができる。
図1において、各機能ブロックを結ぶ実線は、主として電力の流れを表す。また、図1において、各機能ブロックを結ぶ破線は、主として制御信号または通信される情報の流れを表す。当該破線が示す通信は有線通信としてもよいし、無線通信としてもよい。無線通信とする場合、無線ルータを介して通信が行われる。無線ルータは電力制御装置10に内蔵されていてもよく、また電力制御装置10とは別に備えるようにしてもよい。
制御信号および情報の通信には、物理層、論理層含め、様々な方式を採用可能である。例えば、電力制御装置10と、表示部11、スマートメータ13、およびパワーコンディショナ14との通信には、ZigBee(登録商標)などの近距離通信方式による通信を採用することができる。また、電力制御装置10と負荷機器18との通信には、赤外線通信、電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)など、様々な伝送メディアを使用することができる。また、それぞれの通信に適した物理層の上で、各種プロトコルZigBee SEP2.0(Smart Energy Profile 2.0)、ECHONET Lite(登録商標)などのような、論理層だけ規定される通信プロトコルを動作させてもよい。
電力制御システム1は、系統(商用電源)30から供給される電力の他、太陽電池15が発電する電力、および蓄電池16に充電された電力のうち放電された電力を、負荷機器18および電力制御装置10に供給可能である。
電力制御装置10は、図1に示す電力制御システム1における各機器の電力を制御および管理する。電力制御装置10の構成および制御についての詳細は、さらに後述する。この電力制御装置10は、例えばHEMS(Home Energy Management System)、またはBEMS(Building Energy Management System)など、任意のEMSのような電力制御装置で構成することができる。また、この電力制御装置10は、前述のEMSのような専用の装置のみならず、例えばパーソナルコンピュータ(PC)のような端末または他の機能部に組み込まれたコンピュータ等としても実現することができる。
表示部11は、電力制御装置10が送信する情報を表示する。例えば表示部11は、消費電力に関する情報等を表示する。この表示部11は、例えばLCDまたは有機もしくは無機ELディスプレイのような、任意の表示装置を用いて構成することができる。
スマートメータ13は、系統30に接続されて、系統30から供給される電力を計測する。また、スマートメータ13は、系統EMS(Energy Management System)40から、例えば電力に関する予測などの情報を受信可能である。ここで、系統EMS40は、電力に関する各種の予測および制御などを行う設備であり、一般的には、例えば電力会社などに設置される。系統EMS40は、例えばMDMS(Meter Data Management System)を構成するものを採用可能である。この系統EMS40は、各種の電力に関する情報を記憶する系統記憶部50を有しており、スマートメータ13が計測した結果の情報を収集して蓄積することもできる。また、系統EMS40は、インターネットなどの外部ネットワーク60に接続可能である。
パワーコンディショナ14は、太陽電池15または蓄電池16から供給される直流の電力を、交流の電力に変換する。また、パワーコンディショナ14は、変換した交流の電力を、分電盤17で複数に分岐した支幹を介して各負荷機器18に供給する。また、パワーコンディショナ14は、系統30から供給される交流の電力を、蓄電池16に充電するための直流の電力に変換可能である。またパワーコンディショナ14は、蓄電池16のSOCを電力制御装置10に送信する。またパワーコンディショナ14は、電力制御装置10の制御に基づき、蓄電池16の充電および放電を制御する。具体的には、パワーコンディショナ14は、電力制御装置10から充電開始または放電開始(以下、充放電開始という。)の制御信号を受信したら、蓄電池16の充電または放電を開始する。充電または放電を開始後、パワーコンディショナ14は、充電開始応答または放電開始応答を、電力制御装置10に送信する。またパワーコンディショナ14は、電力制御装置10から充電停止または放電停止(以下、充放電停止という。)の制御信号を受信したら、蓄電池16の充電または放電を停止する。充電または放電を停止後、パワーコンディショナ14は、充電停止応答または放電停止応答を、電力制御装置10に送信する。
太陽電池15は、太陽光のエネルギーを直流の電力に変換する。本実施形態において、太陽電池15は、例えば家の屋根などにソーラパネルを設置して、太陽光を利用して発電するような態様を想定している。しかしながら、本発明において、太陽電池15は、太陽光のエネルギーを電力に変換できるものであれば、任意のものを採用することができる。太陽電池15が発電する電力は、上述したように、パワーコンディショナ14によって交流に変換してから、負荷機器18に供給したり、電力会社に売電したりすることができる。また、太陽電池15が発電する電力は、蓄電池16に充電することもできるし、例えば直流のまま負荷機器18に供給してもよい。
蓄電池16は、充電された電力を放電することにより、電力を供給可能に構成される。また、蓄電池16は、系統30から供給される電力を充電可能である。図1に示すように、蓄電池16から放電される電力も、各負荷機器18および電力制御装置10に供給可能である。蓄電池16から放電される電力を電力制御装置10および各負荷機器18に供給する場合、系統30により供給される電力を、蓄電池16により放電される電力に切り替える。本実施形態において、蓄電池16は、電力を充放電できるものであれば、任意のものを採用することができる。
分電盤17は、供給される電力を複数の支幹に分岐させて各負荷機器18に分配する。ここで、各支幹には、消費電力の大きい代表的な負荷機器18が直接接続されるものと、部屋ごとにまとめられたものとがある。前者における負荷機器18は、例えばエアコン、冷蔵庫、IHクッキングヒータなどである。後者における負荷機器18は、各部屋にいくつか設けられているコンセントに接続される負荷機器であり、どのような負荷機器がコンセントに接続されるかは不定である。
図1において、電力制御システム1に接続される負荷機器18は、負荷機器18A、18B、18C、および18Nのみを示してある。しかしながら、電力制御システム1に接続される負荷機器18は、このような個数に限定されるものではなく、任意の数とすることができる。これらの負荷機器18は、例えば、テレビ、エアコン、冷蔵庫など、種々の電化製品とすることができる。これらの負荷機器18は、分電盤17を介してパワーコンディショナ14に接続されて、電力が供給される。なお、負荷機器18は、パワーコンディショナ14を介して系統30に接続されている場合に限定されず、パワーコンディショナ14を介さずに系統30に接続されていてもよい。
本実施形態に係る電力制御装置10は、図1に示すように、例えば携帯端末のような、所定の通信端末100と通信を行うことができる。電力制御装置10と通信端末100との間の通信は、有線にすることも無線にすることもできるが、携帯端末とする場合の利便性に鑑み、無線通信を用いてもよい。この所定の通信端末100は、専用の通信端末またはページャなどとして構成することもできるが、一般に流通している携帯電話、スマートフォン、またはタブレット端末などとして構成してもよい。
本実施形態において、電力制御装置10は、後述のDRイベント通知を受信した際に、当該通知を通信端末100に送信して表示できるようにする。これにより、通信端末100を携帯しているユーザは、電力制御装置10が設置された施設から離れた場所にいても、電力制御装置10が後述のDRイベント通知を受信した際に、当該通知の内容を把握することができる。
次に、本実施形態に係る電力制御装置10について、さらに説明する。
図2に示すように、電力制御装置10は、制御部20、通信部21、および記憶部22を備えている。また、電力制御装置10は、機器通信部23、切替部24、および計測部25を含めて構成することもできる。
制御部20は、電力制御装置10を構成する各機能部をはじめとして電力制御装置10の全体を制御および管理する。制御部20は、例えばマイコンまたはプロセッサ(CPU)などの任意の処理装置で構成することができる。本実施形態において、制御部20は、所定の条件に基づいて、電力制御装置10の電力制御モードを設定するように制御する。この電力制御モードについては、さらに後述する。また、本実施形態において、制御部20は、電力制御装置10によって消費電力が制御される負荷機器18などの電力制御を行う。制御部10が行う制御についても、さらに後述する。
通信部21は、種々の通信機器と信号の送受信を行う。通信部21は、図1に示すように、電力制御装置10とインターネットなどの外部ネットワーク60との間の通信、および電力制御装置10と通信端末100との間の通信などを実現する。通信部21は、有線または無線の任意の方式による通信を行うようにしてもよいが、上述したように、通信端末100との通信を行う際には、例えばアンテナおよびRF部等の各種機能部を備えて無線通信を行うように構成してもよい。通信部21は、制御部20による制御に従って、信号の送受信を行う。
より詳細には、通信部21は、Ethernet(登録商標)、RS232C、RS485といった有線での通信、あるいはWiFi、LTE、CDMA、Bluetooth(登録商標)、Wi−SUNといった、無線通信を実現するためのデバイスにて構成される。有線通信であれば通信部とは、通信線、通信線に繋がるコネクタ、コネクタへの信号送受を行なう送受信プロセッサを有する。また、無線通信であれば通信部とは、アンテナ、RFモジュール、ベースバンドIC等のプロセッサを有する。
記憶部22は、各種プログラムおよび種々の情報を記憶するメモリである。記憶部22は、制御部20が行うデータ解析および各種の演算処理の結果などを記憶することができる。また、記憶部22は、制御部20が行うデータ解析および各種の演算処理などを行う際のアルゴリズム、およびルックアップテーブル(LUT)のような各種の参照テーブルなども記憶する。本実施形態において、記憶部22は、通信部21が例えばDRイベント通知のような電力消費に関する通知の信号を受信した際に行う電力制御に関する情報を記憶する。記憶部22に記憶された情報に基づく電力制御については、さらに後述する。
機器通信部23は、図1に示した各負荷機器18のそれぞれと通信を行う。すなわち、本実施形態において、機器通信部23は、電力制御装置10によって消費電力が制御される負荷機器18と少なくとも通信を行う。機器通信部23は、有線または無線の任意の方式による通信を行うようにできる。機器通信部23は、上述したように、赤外線通信またはPLCなど、様々な伝送メディアを使用することができ、それぞれの通信に適した物理層の上で、各種の通信プロトコルを動作させることができる。機器通信部23は、制御部20による制御に従って、信号の送受信を行う。
切替部24は、電力制御モードであるか否かを切り替え可能にする。本実施形態において、電力制御モードとは、電力制御装置10のユーザすなわち需要家が電力制御装置10の設置された需要家施設にある機器をどのように使用すべきか予め設定した動作モードである。電力制御モードは、例えば、負荷機器の電力使用量が少なくなる制御であったり、蓄電池に電力を蓄電する制御であったりする。電力制御モードは、後述するように、所定の場合において、需要家が需要家施設に不在である場合に適用されたり、需要家が需要家施設に在宅している場合に適用されたりするものである。以降の説明においては、例として、需要家が需要家施設に不在の場合の電力制御モードである「留守モード」について説明する。
切替部24は、任意のスイッチなどを用いて構成することができる。例えば切替部24を押しボタンスイッチで構成する場合、一度ボタンを押すと電力制御装置10が留守モードになり、もう一度ボタンを押すと電力制御装置10の留守モードが解除されるように構成することができる。電力制御装置10が留守モードの時は、例えば押しボタンスイッチに「留守」の文字が表示したり、表示部11に「留守モード」である旨の表示をしたりしてもよい。このように、切替部24は、電力制御装置10が留守モードである状態と、電力制御装置10が留守モードでない状態とを切り替えることを可能にする。
計測部25は、電力制御装置10が設置された需要家施設のガス使用量または水道使用量を計測する。この計測部25は、ガスの使用量または水道の使用量を計測することができれば、任意の計測器を用いて構成することができる。例えば、計測部25自体がガスの使用量を計測するガスメータとして構成してもよいし、ガスメータに設置された計測部25がガスの使用量を取得するように構成してもよい。また、例えば、計測部25自体が水道の使用量を計測する水道メータとして構成してもよいし、水道メータに設置された計測部25が水道の使用量を取得するように構成してもよい。計測部25が計測したガス使用量または水道使用量は制御部20に送信される。これにより、制御部20は、電力制御装置10が設置された需要家施設のガス使用量または水道使用量を認識することができる。このように認識された需要家施設のガス使用量または水道使用量に基づいて、制御部20は、需要家が不在であるか否かを判断し、需要家が不在である場合には留守モードへ切り替える。
次に、本実施形態における消費電力に関する通知について説明する。
上述したように、DRについて電力供給側から需要家側に通知される際に、そのDRの通知に需要家側がどのように対応するかについて、様々な提案がされており、今後の運用は未確定な部分がある。本実施形態に係る電力制御装置10は、このDRのように、電力消費に関する要請の通知に対して柔軟な対応を可能にすることを主な目的とする。ここで、本発明における「電力消費に関する通知」とは、DRに関する通知に限定されないが、典型例として、電力制御装置10が制御する電力のうち系統30から供給される電力の低減を求める通知とすることができる。以下、このような電力消費に関する通知を、便宜的に「DRイベント通知」と記す。また、「電力消費に関する通知」は、電力の使用を求める通知であってもよい。さらに、「電力消費に関する通知」は、太陽電池で発電された電力を系統30側に流す電力の低減を目的としたものであってもよい。この場合、「電力消費に関する通知」によって、例えば、太陽電池で発電された電力を系統30側に流す量を低減して、需要家施設内で消費するべきことが通知される。
このDRイベント通知は、例えば、今後の電力需要がひっ迫する等の理由により、需要家に電力の消費を低減するように求める場合がある。このような通知は、所定の期日を指定して時間的な余裕をもって需要家に通知されることも考えられるが、例えば急に電力需要がひっ迫したため突然に通知されるような運用も想定される。多くの提案において、需要家は、このような通知の内容に承諾して消費電力の低減に協力すると、当該通知の発行側または電力供給側などから、何らかのインセンティブが与えられる。
需要家側でDRイベント通知を受信した際に、電力が供給される施設に需要家が在宅であり、需要家が当該通知の内容を確認できれば、需要家自らが当該通知の内容に承諾する旨の返信を行うことができる。なお、上述したように、需要家が在宅している場合でも電力制御モードを適用してもよい。この場合は、例えば需要家が在宅しているが、電力制御装置10が受信したDRイベント通知に気付いていないとき等に有効である。
図3に示すように、電力供給側である電力会社から送信されたDRイベント通知を電力制御装置が受信すると、需要家が在宅であれば、電力制御装置の表示部などを確認することにより、需要家はDRイベント通知の内容を把握することができる。そこで、需要家がDRイベント通知の内容に承諾する場合、需要家は、例えば電力制御装置を操作することにより、DRイベント通知の内容に承諾する旨の通知を電力会社に返信することができる。その後、需要家は、各種の電気機器を例えば手動で制御することにより、節電行動を行うことができ、これにより、電気機器の消費電力は節電される。その後、節電された電力の情報が電力制御装置から電力会社に送信され、需要家は、節電に協力した分のインセンティブを電力会社から受け取ることができる。
図3においては、需要家がDRイベント通知の内容に承諾する旨の返信をした後、需要家自らが手動で電気機器を制御して節電行動を行う例を説明した。このような節電行動の内容を予め記憶部などに記憶させておけば、需要家自らが手動で電気機器を制御して節電行動を行う必要性は低い。
例えば図4に示すように、需要家がDRイベント通知の内容を把握して、当該内容に承諾する旨の通知を電力会社に返信したことに応じて、電力制御装置が、各種の電気機器を制御することにより、節電行動が行われるようにもできる。このような制御によっても、電気機器の消費電力は節電され、需要家は、節電に協力した分のインセンティブを受け取ることができる。
一方、電力が供給される施設に需要家が不在である場合、需要家であるユーザは送信されてきた通知の内容を確認することができず、当該通知の内容に承諾する旨の返信をできないことが想定される。そこで、電力が供給される施設に需要家が不在である場合を想定して、電力制御装置が電力会社からDRイベント通知を受信したら、電力制御装置は、需要家が携帯する所定の通信端末にDRイベント通知を送信することも考えられる。
例えば図4に示すように、電力会社から送信されたDRイベント通知を電力制御装置が受信すると、電力制御装置は、需要家の所持する所定の通信端末にDRイベント通知を送信してもよい。このように送信されるDRイベント通知は、例えば電子メールの形態、または特定のアプリケーションソフトウェアによって生成される通知の形態など、各種の形態が想定される。このようにすれば、需要家は、電力が供給される施設に不在であっても、DRイベント通知の内容を把握して、当該内容に承諾する旨の通知を返信することができる。その後、電力制御装置が各種の電気機器を制御することにより、節電行動が行われるようにできる。このような制御によっても、電気機器の消費電力は節電され、需要家は、節電に協力した分のインセンティブを受け取ることができる。
しかしながら、このような場合であっても、需要家が通信端末に送信されたDRイベント通知に気がつかなかったり、通知の内容を確認することができない状況であったり、当該内容に承諾する旨の通知を返信できないような状況も考えられる。このような状況下においては、DRイベント通知の内容に承諾する旨の通知を返信せずに、節電行動を行うこともできないため、本来受け取ることが期待できたはずのインセンティブを受け取ることができない事態も起こり得る。
そこで、本実施形態に係る電力制御装置10は、電力が供給される施設に需要家が不在である留守モードを設定し、上述のような状況にあっても、節電行動を行ってインセンティブを受け取ることができるようにする。
図5は、本実施形態に係る電力制御装置10が留守モードにおいてDRイベント通知を受信した際の動作について説明する図である。
図5に示すように、電力制御装置10が留守モードである時に電力会社から送信されたDRイベント通知を受信すると、電力制御装置10は、需要家の所持する所定の通信端末100にDRイベント通知を送信するのは図4の例と同じである。本実施形態において、電力制御装置10は、図5に示すように、通信端末100にDRイベント通知を送信した後、通信端末100から当該通知の内容に承諾する旨の通知が送信されなくても、当該内容に承諾する旨の通知を電力会社に返信する。電力制御装置10が当該通知の内容に承諾する旨の通知を送信する際に、留守モードである場合には留守(又は留守モード)である旨を併せて送信してもよい。留守である旨も電力会社に送信することで、電力会社は、例えば、細かい制御をしにくかったり、電力消費の低減量を再調整する場合に対応しづらかったりすることを把握することができる。
また、本実施形態においては、DRイベント通知の内容に承諾する旨の通知を電力会社に返信した後、電力制御装置10が各種の電気機器を自動制御することにより、節電行動が行われるようにする。このような制御によれば、需要家がDRイベント通知の内容に承諾する旨の通知を返信しなくても電気機器の消費電力は節電され、需要家は、節電に協力した分のインセンティブを受け取ることができる。
次に、本実施形態における留守モードについて、さらに説明する。本実施形態において、電力制御装置10は、需要家の操作によって留守モードに設定されている時のみならず、各種の所定の条件に基づいて、自動的に留守モードに設定されるようにする。
図6に示す動作が開始すると、電力制御装置10の制御部20は、切替部24が留守モードに切り替えられているか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11において切替部24が留守モードに切り替えられていれば、制御部20は、電力制御装置10の留守モードを設定して(ステップS12)、本動作を終了する。このように、本実施形態において、制御部20は、切替部24が留守モードに切り替えられている時、電力制御装置10の留守モードを設定してもよい。これにより、需要家は、外出する時などに切替部24を操作することで、電力制御装置10を留守モードにすることができる。
ステップS11において切替部24が留守モードに切り替えられていない時、制御部20は、所定時間において計測部25が計測するガス使用量または水道使用量が所定量以下であるか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13においてガス使用量または水道使用量が所定量以下であれば、制御部20は、電力制御装置10の留守モードを設定して(ステップS12)、本動作を終了する。このように、本実施形態において、制御部20は、計測部25が計測するガス使用量または水道使用量が所定時間に所定の閾値以下となる時、電力制御装置10の留守モードを設定してもよい。これにより、需要家は、外出する時などに切替部24を操作せずとも、電力制御装置10を留守モードにすることができる。
ここで、上述の所定時間および所定の閾値は、電力制御装置10が設置された需要家の施設に応じて、ガスまたは水道の使用量から需要家が不在であると判断できる程度の時間および使用量の閾値を適宜設定してもよい。また、制御部20は、需要家のガスまたは水道の使用のパターンを取得して記録することにより、上述の所定時間および所定の閾値を算出してもよい。
ステップS13においてガス使用量または水道使用量が所定量以下でない時、制御部20は、所定時間において電力制御装置10が制御する電力の消費が所定量以下であるか否かを判定する(ステップS14)。ステップS14において電力の消費が所定量以下であれば、制御部20は、電力制御装置10の留守モードを設定して(ステップS12)、本動作を終了する。このように、本実施形態において、制御部20は、電力制御装置10によって制御される消費電力が所定時間に所定の閾値以下となる時、電力制御装置10の留守モードを設定してもよい。これにより、需要家は、外出する時などに切替部24を操作せずとも、電力制御装置10を留守モードにすることができる。
ここでも、上述の所定時間および所定の閾値は、電力制御装置10が設置された需要家の施設に応じて、電力の消費量から需要家が不在であると判断できる程度の時間および消費電力の閾値を適宜設定してもよい。また、制御部20は、需要家の電力消費のパターンを取得して記録することにより、上述の所定時間および所定の閾値を算出してもよい。
ステップS14において電力の消費が所定量以下でなければ、制御部20は、需要家が不在ではないと判断し、電力制御装置10の留守モードを設定せずに(ステップS15)、本動作を終了する。
このように、本実施形態において、制御部20は、所定の条件に基づいて留守モードを設定するように制御する。これにより、手動または自動により、電力制御装置10を留守モードにすることができる。
次に、図5において説明したような、電力制御装置10がDRイベント通知を受信した際の応対を実現するための動作について説明する。
図7に示す動作が開始すると、電力制御装置10の制御部20は、電力制御装置10が留守モードであるか否かを判定する(ステップS21)。ステップS21において留守モードでない時、制御部20は、通常の電力制御を行う(ステップS22)。ここで、通常の電力制御とは、留守モードでない状態において電力制御装置10が行うように設定された制御であり、このような制御内容は、予め記憶部22に記憶しておいてもよい。この電力制御は、具体的には、太陽電池15が出力する電力を充電池16または負荷機器18に供給する制御、蓄電池16の充放電制御、および各負荷機器18の消費電力の制御などを想定することができる。
一方、ステップS21において留守モードである時、制御部20は、通信部21がDRイベント通知を受信したか否かを判別する(ステップS23)。ステップS23においてDRイベント通知を受信していない時、制御部20は、通常の電力制御を行う(ステップS22)。
ステップS23においてDRイベント通知を受信した時、制御部20は、DRイベント通知の内容に承諾する旨の通知を返信する(ステップS24)。ステップS24において承諾する旨の通知を返信したら、制御部20は、DRイベント通知を受信した際に行うように設定された電力制御を行う(ステップS25)。ここで、DRイベント通知を受信した際に行うように設定された電力制御は、予め記憶部22に記憶しておいてもよい。ステップS25において、制御部20は、機器通信部23を介して各負荷機器18を制御することができる。
DRイベント通知を受信した際に行うように設定された電力制御は、例えば負荷機器18のうち需要家が不在の時に完全に動作しなくても問題ないような電気機器を停止または節電する制御とすることができる。このような節電の制御は、DRイベント通知を受信した際の動作として、需要家が予め設定して記憶部22に記憶させてもよい。また、このような節電の制御は、需要家が節電を許可した負荷機器18の中から、DRイベント通知の内容に基づいて、制御部20が節電制御を行う機器を判断してもよい。また、例えば今後の消費電力を見込んで蓄電池16に系統30からの電力を充電している場合、DRイベント通知を受信したとしても、蓄電池16の充電は停止しないように設定することもできる。さらに、DRイベント通知を受信した際に、系統30から供給される電力を低減するために、例えば太陽電池15または蓄電池16が出力する電力を増大させるように設定することもできる。このように、DRイベント通知を受信した際に行う電力制御は、需要家の好みまたは必要などに応じて、多種多様に設定することができる。
以上説明したように、本実施形態において、制御部20は、留守モードが設定された場合に、通信部21が電力消費に関する通知の信号を受信すると、当該通知の内容に承諾する旨の信号を返信するように制御する。そして、制御部20は、このように承諾する旨の信号を返信した後、当該通知を受信した際に行うものとして記憶部22に記憶された電力制御に関する情報に基づいて、電力制御を行うように制御する。ここで、制御部20は、上述の電力制御に関する情報に基づいて、負荷機器18の電力制御を行うように、機器通信部23を制御してもよい。
また、ステップS23においてDRイベント通知を受信した時、制御部20は、当該通知の内容が所定の条件に合致する場合にのみ、当該内容に承諾する旨の通知を返信して、設定された電力制御を行ってもよい。すなわち、制御部20は、DRイベント通知の内容が所定の条件に合致する場合、記憶部22に記憶された前記電力制御に関する情報に基づいて電力制御を行うように制御してもよい。この場合、需要家は、DRイベント通知を受信した際に、当該内容に承諾する場合の条件、または当該内容に承諾しない場合の条件などを、予め設定して記憶部22に記憶しておくことができる。例えば、電力の閾値を設定し、当該閾値までの電力低減を求めるDRイベント通知であれば承諾するが、当該閾値を超える電力低減を求めるDRイベント通知であれば承諾しないように設定することができる。その他、送信されてくるDRイベント通知の内容に応じて、多種多様な条件を設定することにより、当該通知の内容が条件に合致する場合にのみ、設定された電力制御を行ってもよい。このようにすれば、需要家が望まないようなDRイベント通知に対して、電力制御装置10が当該通知の内容に承諾する旨の通知を返信して、需要家が望まないような電力制御を行うような事態は生じにくくなる。
このように、本実施形態に係る電力制御装置10によれば、電力に関する要請の通知に対して柔軟な対応が可能になり、利便性を著しく高めることができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
図8に示す動作は、図7に示した動作を変更するものであるため、図7と重複する説明は簡略化または省略する。
図8に示す電力制御装置10の動作においては、ステップS23においてDRイベント通知を受信した時、制御部20は、当該通知の内容を需要家が携帯する通信端末100に送信する(ステップS31)。すなわち、本実施形態において、制御部20は、通信部21がDRイベント通知の信号を受信した際、当該通知の内容を表す信号を所定の通信端末100に送信するように制御してもよい。この場合、制御部20は、受信したDRイベント通知の内容を、通信部21を介して通信端末100に送信するように制御する。受信したDRイベント通知の内容は、テキスト形式で電子メールとして通信端末100に送信したり、特定のアプリケーションソフトウェアによって生成される通知として送信したり、種々の態様とすることができる。これにより、需要家は、留守中に電力制御装置10がDRイベント通知を受信しても、当該通知の内容を把握することができる。
また、ステップS31において通知の内容を通信端末100に送信したら、制御部20は、通信端末100から承諾の旨の返信を待ってから(ステップS32)、当該内容に承諾する旨の通知を返信して、設定された電力制御を行ってもよい。すなわち、本実施形態において、制御部20は、所定の通信端末100からDRイベント通知の内容に承諾する旨の信号を受信した場合に、記憶部22に記憶された電力制御に関する情報に基づいて電力制御を行うように制御してもよい。この場合、制御部20は、通信端末100に送信したDRイベント通知の内容に対して需要家が承認した旨の返信を受信した場合にのみ、当該通知の発行元に、当該内容に承諾する旨の通知を返信して、設定された電力制御を行うことができる。これにより、電力制御装置10がDRイベント通知を受信した場合に、当該通知の内容に承諾して設定された電力制御を行うかどうか、不在の需要家に判断を委ねることができる。
なお、制御部20は通信端末100から承諾の旨の返信を待たずに、記憶部22に記憶された電力制御に関する情報に基づいて電力制御を行うように制御してもよい。この場合、制御部20は、DRイベント通知を受信した旨と併せて、電力制御を行った旨を通信端末100に送信してもよい。また、通信端末100からDRイベント通知への対応を中止する旨を制御部20に送信し、制御部20は電力制御を中止できるようにしてもよい。これにより、例えば、需要家が在宅している場合に間違えて留守モードに設定されていたときに、通信端末100への通知を見て留守モードに設定されていることを知った需要家がDRイベントへの対応を中止することができる。
ステップS32において通信端末100から承諾の旨の返信を待つ場合、制御部20は、所定時間の経過を待ってから(ステップS33)、当該内容に承諾する旨の通知を返信して、設定された電力制御を行ってもよい。すなわち、本実施形態において、制御部20は、通信部21がDRイベント通知の信号を受信してから所定時間経過後、記憶部22に記憶された電力制御に関する情報に基づいて電力制御を行うように制御してもよい。DRイベント通知には、通常、電力供給側が電力消費の低減を求めるタイミング、すなわち、いつの時点から電力消費の低減を開始して欲しいか明記されていると想定される。したがって、電力制御装置10は、この電力消費の低減を開始するタイミングまでは、需要家の通信端末100からの返信を待つことができる。この場合、制御部20は、上述の所定時間を、電力消費の低減を開始するタイミングまでの時間に設定して、当該所定時間を経過しても通信端末100から返信がない場合に、当該内容に承諾する旨の通知を返信して、設定された電力制御を行うことができる。これにより、需要家の意向を反映しつつ、需要家からの返信がない場合には、DRイベント通知の内容に承諾して設定された電力制御を行うことができる。
ステップS25において電力制御装置10が設定に基づく電力制御を開始したら、制御部20は、当該電力制御を開始した旨などを表す通知を、通信端末100に送信してもよい(ステップS34)。その他、例えば、DRイベント通知に含まれた内容の電力制御を完了したら、制御部20は、当該電力制御を完了した旨を表す通知を、通信端末100に送信してもよい。さらに、制御部20は、DRイベント通知に応じた電力制御を完了したら、例えば電力制御によって節約された電力に対するインセンティブの情報など、電力制御の結果情報を、通信端末100に送信してもよい。すなわち、本実施形態において、制御部20は、記憶部22に記憶された電力制御に関する情報に基づいて電力制御を開始した旨、当該電力制御を完了した旨、当該電力制御の結果情報などを表す信号を、所定の通信端末100に送信するように制御してもよい。これにより、需要家は、留守にしていても、電力制御装置10がDRイベント通知に応じた電力制御を開始したり、完了したりした旨を知ることができ、また完了した結果の情報をも知ることができる。
本発明を諸図面および実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形および修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形および修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各機能部、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の機能部およびステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、上述した本発明の各実施形態は、それぞれ説明した各実施形態に忠実に実施することに限定されるものではなく、適宜、各特徴を組み合わせたり、一部を省略したりして実施することもできる。
本開示内容の多くの側面は、プログラム命令を実行可能なコンピュータシステムその他のハードウェアによって実行される、一連の動作として示される。コンピュータシステムその他のハードウェアには、例えば、汎用コンピュータ、PC(パーソナルコンピュータ)、専用コンピュータ、ワークステーション、PCS(Personal Communications System、パーソナル移動通信システム)、電子ノートパッド、ラップトップコンピュータ、又はその他のプログラム可能なデータ処理装置が含まれる。各実施形態では、種々の動作は、プログラム命令(ソフトウェア)で実装された専用回路(例えば、特定機能を実行するために相互接続された個別の論理ゲート)又は、1つ以上のプロセッサによって実行される論理ブロック若しくはプログラムモジュール等によって実行されることに留意されたい。論理ブロック又はプログラムモジュール等を実行する1つ以上のプロセッサには、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサ、CPU(中央演算処理ユニット)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、電子機器、ここに記載する機能を実行可能に設計されたその他の装置及び/又はこれらいずれかの組合せが含まれる。ここに示す実施形態は、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はこれらいずれかの組合せによって実装される。
ここで用いられる機械読取り可能な非一時的記憶媒体は、更に、ソリッドステートメモリ、磁気ディスク及び光学ディスクの範疇で構成されるコンピュータ読取り可能な有形のキャリア(媒体)として構成することができる。かかる媒体には、ここに開示する技術をプロセッサに実行させるためのプログラムモジュールなどのコンピュータ命令の適宜なセット及び、データ構造が格納される。コンピュータ読取り可能な媒体には、1つ以上の配線を備えた電気的接続、磁気ディスク記憶媒体、その他の磁気及び光学記憶装置(例えば、CD(Compact Disk)、DVD(登録商標)(Digital Versatile Disc)、及びブルーレイディスク(登録商標))、可搬型コンピュータディスク、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、EPROM、EEPROM若しくはフラッシュメモリ等の書換え可能でプログラム可能なROM若しくは情報を格納可能な他の有形の記憶媒体又はこれらいずれかの組合せが含まれる。メモリは、プロセッサ/プロセッシングユニットの内部及び/又は外部に設けることができる。ここで用いられるように、「メモリ」という語は、あらゆる種類の長期記憶用、短期記憶用、揮発性、不揮発性その他のメモリを意味し、特定の種類若しくはメモリの数又は記憶が格納される媒体の種類は限定されない。
1 電力制御システム
10 電力制御装置
11 表示部
13 スマートメータ
14 パワーコンディショナ(インバータ)
15 太陽電池
16 蓄電池
17 分電盤
18 負荷機器
20 制御部
21 通信部
22 記憶部
23 機器通信部
24 切替部
25 計測部
30 系統
40 系統電力管理システム(系統EMS)
50 系統記憶部
60 外部ネットワーク
100 通信端末

Claims (17)

  1. 信号の送受信を行う通信部と、
    前記通信部が電力消費に関する通知の信号を受信した際に行う電力制御に関する情報を記憶する記憶部と、
    所定の条件に基づいて電力制御モードを設定した場合に、前記通信部が前記通知の信号を受信すると、前記通知の内容に承諾する旨の信号を返信するとともに、前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて電力制御を行う制御部と、
    を備える電力制御装置。
  2. 前記電力制御モードは、需要家が需要家施設に不在の場合の留守モードである、請求項1に記載の電力制御装置。
  3. 負荷機器と通信を行う機器通信部をさらに備え、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて、前記負荷機器の電力制御を行うように、前記機器通信部を制御する、請求項1または2に記載の電力制御装置。
  4. 前記通知は、系統から供給される電力の低減を求める通知である、請求項1〜3のいずれかに記載の電力制御装置。
  5. 前記制御部は、前記通知の内容が所定の条件に合致する場合、前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて電力制御を行う、請求項1〜4のいずれかに記載の電力制御装置。
  6. 前記制御部は、消費電力が所定時間に所定の閾値以下となる時、前記電力制御モードを設定する、請求項1〜5のいずれかに記載の電力制御装置。
  7. 需要家施設のガス使用量または水道使用量を計測する計測部をさらに備え、
    前記制御部は、前記計測部が計測するガス使用量または水道使用量が所定時間に所定の閾値以下となる時、前記電力制御モードを設定する、請求項1〜6のいずれかに記載の電力制御装置。
  8. 前記電力制御モードであるか否かを切り替え可能な切替部をさらに備え、
    前記制御部は、前記切替部が電力制御モードに切り替えられている時、前記電力制御モードを設定する、請求項1〜7のいずれかに記載の電力制御装置。
  9. 前記制御部は、前記通信部が前記通知の信号を受信した際、前記通知の内容を表す信号を所定の通信端末に送信する、請求項1〜8のいずれかに記載の電力制御装置。
  10. 前記制御部は、前記所定の通信端末から前記通知の内容に承諾する旨の信号を受信した場合に、前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて電力制御を行う、請求項9に記載の電力制御装置。
  11. 前記制御部は、前記通信部が前記通知の信号を受信してから所定時間経過後、前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて電力制御を行う、請求項9に記載の電力制御装置。
  12. 前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて電力制御を開始した旨、前記電力制御を完了した旨、前記電力制御の結果情報のうち少なくとも1つを表す信号を、前記所定の通信端末に送信する、請求項10または11に記載の電力制御装置。
  13. 前記制御部は、前記通知の内容に承諾する旨の信号を返信するとともに、留守であることを送信する、請求項1〜12のいずれかに記載の電力制御装置。
  14. 信号の送受信を行う通信ステップと、
    前記通信ステップにおいて電力消費に関する通知の信号を受信した際に行う電力制御に関する情報を記憶する記憶ステップと、
    所定の条件に基づいて電力制御モードを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにおいて前記電力制御モードが設定された場合に、前記通信ステップにおいて前記通知の信号を受信すると、前記通知の内容に承諾する旨の信号を返信するとともに、前記記憶ステップにおいて記憶された前記情報に基づいて電力制御を行う制御ステップと、
    を含む電力制御方法。
  15. 負荷機器と通信を行う機器通信ステップをさらに含み、
    前記制御ステップにおいて、前記記憶ステップで記憶された前記情報に基づいて、前記負荷機器の電力制御を行うように、前記機器通信ステップを実行する、請求項14に記載の電力制御方法。
  16. 信号の送受信を行う通信ステップと、
    前記通信ステップにおいて電力消費に関する通知の信号を受信した際に行う電力制御に関する情報を記憶する記憶ステップと、
    所定の条件に基づいて電力制御モードを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにおいて前記電力制御モードが設定された場合に、前記通信ステップにおいて前記通知の信号を受信すると、前記通知の内容に承諾する旨の信号を返信するとともに、前記記憶ステップにおいて記憶された前記情報に基づいて電力制御を行う制御ステップと、
    をコンピュータに実行させる電力制御プログラム。
  17. 負荷機器と通信を行う機器通信ステップをさらに含み、
    前記制御ステップにおいて、前記記憶ステップで記憶された前記情報に基づいて、前記負荷機器の電力制御を行うように、前記機器通信ステップを実行する、請求項16に記載の電力制御プログラム。
JP2016561261A 2014-11-27 2015-11-27 電力制御装置、電力制御方法、および電力制御プログラム Pending JPWO2016084391A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014240601 2014-11-27
JP2014240601 2014-11-27
PCT/JP2015/005928 WO2016084391A1 (ja) 2014-11-27 2015-11-27 電力制御装置、電力制御方法、および電力制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2016084391A1 true JPWO2016084391A1 (ja) 2017-04-27

Family

ID=56073978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016561261A Pending JPWO2016084391A1 (ja) 2014-11-27 2015-11-27 電力制御装置、電力制御方法、および電力制御プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20170324245A1 (ja)
EP (1) EP3226369A4 (ja)
JP (1) JPWO2016084391A1 (ja)
WO (1) WO2016084391A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5877514B2 (ja) 2010-05-28 2016-03-08 アップル インコーポレイテッド 外部接点を有する二方向性コネクタ
PL3107218T3 (pl) * 2015-06-19 2023-10-09 Gwf Ag Sposób i urządzenie do transmisji danych oraz jednostka licznikowa
JPWO2019082426A1 (ja) 2017-10-23 2020-11-12 住友電気工業株式会社 エネルギー管理装置、エネルギー管理システム、及び、エネルギー管理方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002039578A (ja) * 2000-07-21 2002-02-06 Shimizu Corp 省エネ型24時間換気システム
JP2005174058A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 家庭内情報システム
JP2007020289A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Tempearl Ind Co Ltd 機器監視制御システム
JP2012231612A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Kyocera Corp 電力制御装置及び電力制御方法
JP2013090389A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Hitachi Ltd 電力需要調整システム及び電力需要調整装置
JP2013099141A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Toshiba Corp 電力需給調整装置及び電力管理システム
JP2014120787A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Toshiba Corp 電子機器および機器システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9002761B2 (en) * 2008-10-08 2015-04-07 Rey Montalvo Method and system for automatically adapting end user power usage
US8509954B2 (en) * 2009-08-21 2013-08-13 Allure Energy, Inc. Energy management system and method
GB201005320D0 (en) * 2010-03-30 2010-05-12 Telepure Ltd Improvements in controllers, particularly controllers for use in heating, ventilation and air conditioning systems
US8478450B2 (en) * 2011-10-04 2013-07-02 Advanergy, Inc. Power control system and method
KR102062580B1 (ko) * 2012-12-13 2020-02-11 삼성전자주식회사 홈 네트워크 시스템에서 디바이스 제어 방법 및 장치

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002039578A (ja) * 2000-07-21 2002-02-06 Shimizu Corp 省エネ型24時間換気システム
JP2005174058A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 家庭内情報システム
JP2007020289A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Tempearl Ind Co Ltd 機器監視制御システム
JP2012231612A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Kyocera Corp 電力制御装置及び電力制御方法
JP2013090389A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Hitachi Ltd 電力需要調整システム及び電力需要調整装置
JP2013099141A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Toshiba Corp 電力需給調整装置及び電力管理システム
JP2014120787A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Toshiba Corp 電子機器および機器システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3226369A4 (en) 2018-08-01
US20170324245A1 (en) 2017-11-09
WO2016084391A1 (ja) 2016-06-02
EP3226369A1 (en) 2017-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6013076B2 (ja) エネルギー管理装置、エネルギー管理システムおよびエネルギー管理方法
CN102598457B (zh) 控制装置和控制系统以及控制方法
US9774711B2 (en) Management system, management method and equipment
JP2016123267A (ja) 制御装置、蓄電池及び制御方法
EP2903215B1 (en) Management method, control device, and communication processing device
JP6358530B2 (ja) コージェネレーション装置の制御装置、およびコージェネレーション装置の制御方法
JP2017195774A (ja) 被制御装置、制御装置、装置制御方法及び装置制御システム
JP2013106483A (ja) 電力供給システム
WO2015118844A1 (ja) エネルギー管理装置、およびエネルギー管理方法
US9804212B2 (en) Energy management system
JP2016015857A (ja) 電力制御システム及び電力制御装置
WO2016084391A1 (ja) 電力制御装置、電力制御方法、および電力制御プログラム
JP2015015800A (ja) 制御装置、電力管理システム
JP6872714B2 (ja) 制御システム、制御方法及びプログラム
JP6783630B2 (ja) 機器制御装置、機器制御方法、およびプログラム
JP2016126983A (ja) 燃料電池制御装置、燃料電池制御システム、燃料電池制御方法及びコンピュータプログラム
US11579577B2 (en) Methods and apparatus for grid connectivity control
US10790669B2 (en) Power saving control device and power saving control method
JP7165874B2 (ja) 電力制御方法、プログラム、電力制御システム、アグリゲーションシステム、及び通信端末
WO2016185759A1 (ja) 機器制御システムおよび制御方法
KR101692431B1 (ko) 전자 기기 및 전자 기기의 배터리 충전 방법
JP2016036253A (ja) 電力制御装置及びそれを用いた電力供給システム、並びに電力制御方法
WO2017082215A1 (ja) 機器制御装置、機器制御システムおよび機器制御方法
JP2017034890A (ja) 電力管理システム、電力管理装置、電力管理方法、及び、プログラム
JP2021065020A (ja) 電源制御装置及びシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170801

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180306