JP2005174058A - 家庭内情報システム - Google Patents

Abstract

【課題】在／不在の検出とガス／水道／電気メータの異常を検出し、不在時に前記メータを自動的に制御すること。
【解決手段】エアコン１６や冷蔵庫１７などの家庭内機器や開閉センサー１８、人感センサー１７の情報を元に家庭内情報端末１０により在／不在を判断し、不在時にガスメータ２０、水道メータ２３、電力メータ２６の使用量の異常を検出することにより、異常時に前記異常発生メータを自動制御する。
【選択図】図１

Description

本発明は家庭内情報端末により家庭内機器を制御し、さらに前記家庭内情報端末と開閉センサーや人感センサーを組み合わせたセキュリティシステムを実現すると共に、前記家庭内情報端末とガスメータや水道メータや電力メータを組み合わせて検針や安全確保を行う家庭内情報システムに関するものである。

従来、この種の家庭内情報システムなどのホームコントローラはカード検出手段によりカードの有無を検出し、これに対応した在／不在検知手段により在宅か不在かを検出し、この在／不在検出手段からの信号がメータ制御手段に送信され、不在の場合には、メータ制御手段はガス遮断流量可変手段の流量設定値を在宅の場合よりも小さい値に設定して、ガス流量比較手段はガス流量検出手段から検出される現在のガス流量とこの小さい値に可変設定された流量値とを比較し、設定値を上回った場合にはガス遮断制御手段によりガス遮断弁を遮断するように構成されており、これにより、不在時のガス管理の安全性向上を実現している（例えば、特許文献１参照）。

図２は、前記特許文献１に記載された従来のホームコントローラを示すものである。

図２に示すように、カード７の有無を検出するカード検出手段８と、前記カード検出手段８に接続された在／不在検知手段９と、前記在／不在検知手段９と接続され、更にガス遮断流量可変手段４と、前記ガス遮断流量可変手段４と接続されたガス流量比較手段３及びガス遮断制御手段５と接続されたメータ制御手段６と、前記ガス流量比較手段３と接続されたガス流量検出手段２と、前記ガス流量検出手段２及びガス遮断制御手段５に接続されたガス遮断弁１から構成されている。
特開平５−２５０５８４号公報

しかしながら、前記従来の構成では、在／不在検出手段９がカード検出手段８に限られ、カード検出手段８が無い場合は検出が出来ないのはもちろん、使用者がカードの抜き差しを忘れた場合には、カード検出手段が在宅状態と検出しても実際には外出している場合が考えられ、この場合にガス洩れが発生した場合には対応出来ないなど、より生活実態に即した在／不在の検出精度が得られない。

また、制御対象がガスに限られており、水道や電気などについては別途対応が必要となる。

また、ガス流量の異常の判定値が一定であり、各家々の使用実態と比較した異常状態判定が出来ないなど精度の高い使用実態に即した運用が出来ない。

本発明は、前記従来の課題を解決するもので、家庭内情報端末により自動的にガスメータ、水道メータ、電力メータを制御し、結果を表示したり外部から確認・制御することにより、安全性確保や省エネルギー化を可能とした家庭内情報システムを提供することを目的とする。

前記従来の課題を解決するために、本発明の家庭内情報システムは、在／不在を家庭内機器や開閉センサー及び／または人感センサーの使用状態を監視することによって得られる生活情報を家庭内情報端末により判断し、不在時にガスメータ及び／または水道メータ及び／または電力メータの使用量が異常となった場合、前記異常となったメータを自動制御すると共に、表示手段や情報通信手段により確認・制御する様な構成としたものである。

これによって、カード検出手段を必要とせず、人の在／不在に関係なく異常が発生した場合でも安全性確保や省エネルギー化が可能となる。

本発明の家庭内情報システムは、自動的にガスメータ及び／または水道メータ及び／または電力メータを制御し、安全性確保や省エネルギー化を可能とすることができる。

第１の発明は、家庭内情報端末と、前記家庭内情報端末に接続された家庭内機器と、開閉センサー及び／または人感センサーと、前記家庭内情報端末との通信手段及びガス遮断手段を有するガスメータと、前記家庭内情報端末との通信手段及び水道遮断手段を有する水道メータと、前記家庭内情報端末との通信手段及び電気遮断手段を有する電力メータを備え、前記家庭内情報端末を中心に相互に通信・制御を行い、前記家庭内情報端末は、前記開閉センサー及び／または人感センサーの情報や前記ガスメーター及び／または水道メータ及び／または電力メータの情報や前記家庭内機器の情報により、前記ガスメータ及び／または水道メータ及び／または電力メータを自動制御することにより、ガス漏れや水漏れ、漏電などに対応した安全性確保や省エネルギー化を可能とすることができる。

第２の発明は、特に、第１の発明の家庭内情報端末に選択手段を設け、前記選択手段により自動制御を入・切できるとすることにより、必要に応じ選択可能となり、より便利な機能とすることができる。

第３の発明は、特に、第１または第２の発明の家庭内情報端末に表示手段を設け、前記表示手段は、家庭内機器、ガスメータ、水道メータ、電力メータの少なくともいずれか１つの制御状態を表示する様に構成したもので、異常発生情報や前記異常発生情報に対応した前記家庭内情報端末の制御状態を表示するとすることにより、使用者が確認可能となり、更に便利な機能とすることができる。

第４の発明は、特に、第１〜３のいずれか１つの発明の家庭内情報端末に通信手段を設け、前記通信手段により、ガスメータ及び／または水道メータ及び／または電力メータの異常発生に対応した前記家庭内情報端末の自動制御実施時に指定の通信端末に通報したり、外出先の通信端末より前記家庭内情報端末を通じ、異常発生状態を確認できるとすることにより、ガス及び／または水道及び／または電力会社に連絡し、早期に安全性確保や省エネルギー化を図ることが可能となり更に便利な機能をとすることができる。

第５の発明は、特に、第１〜４のいずれか１つの発明の家庭内情報端末に新たにメモリー手段及び時計手段を設けることにより、通常使用時のガス及び／または水道及び／または電力の一定期間内の使用量を記録し、異常状態を使用量や継続時間により判断することが可能となり、更なる安全性確保や省エネルギー化を実現する機能とすることができる。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

（実施の形態１）
図１は、本発明の実施の形態における家庭内情報システムの構成図を示すものである。

図１において、家庭内情報端末１０は表示装置としての表示手段１１及び自動制御の入・切を選択するための選択手段である自動制御入・切ボタン１２を外面に、内部にメモリー手段１３及び時計手段１４及び通信手段１５を有したものであり、家庭内情報機器であるエアコン１６及び冷蔵庫１７や、開閉センサー１８及び人感センサー１９、通信手段２１やガス遮断手段２２を有するガスメータ２０、通信手段２４や水道遮断手段２５を有する水道メータ、通信手段２７や電力遮断手段２８を有する電力メータ２６と有機的に関連して自動制御システムを構成している。

更に、家庭内情報端末１０は内部の通信手段１５により、電話回線２９を経由して通信端末としての外部の電話機３０と接続したものであり、電話機３０と有機的に関連して、指定された電話機３０への通報及び電話機３０から自動制御を行う機能を構成している。

以上のように構成された家庭内情報システムについて、以下その動作、作用を説明する。

まず、家庭内情報端末１０の自動制御入・切ボタン１２により自動制御が入りの場合においては、窓（図示せず）に設置された開閉センサー１８による前記窓の開閉状態の検出結果及び部屋の壁（図示せず）などに設置された人感センサー１９による人の有無の検出結果やエアコン１６の冷／暖／除湿運転及び冷蔵庫１７のドアの開閉動作などから得られた生活情報を家庭内情報端末１０に送る。

次に、家庭内情報端末１０はメモリー手段１３及び時計手段１４により、一定時間の生活情報を記録・分析し在宅／不在の判断を行う。更に、家庭内情報端末１０は一定時間内のガスメータ２０及び水道メータ２３及び電力メータ２６の使用量をメモリー手段１３により記録された過去の一定期間内の使用量と比較し、通常状態か異常状態かを判断する。

具体的には、前記家庭内情報端末１０は一定期間内において開閉センサー１８による窓やドアの開閉動作や人感センサー１９による人の有無の検出が無く、またエアコン１６の冷／暖／除湿運転及び冷蔵庫１７のドアの開閉動作などが実施されていない場合に、ガスメータ２０及び／または水道メータ２３及び／または電力メータ２６の使用量が前記家庭内情報端末に記録された過去の一定期間と比較し、過去の上限を超える場合や一定量が継続している場合や下限を下回る漏れの状態が継続した場合などに異常と判断し、異常と判断されたメータの通信手段を通じて遮断手段を動作し、異常と判断されたメータを供給遮断状態とする。

以上のように、本実施の形態においては家庭内情報端末１０で開閉センサー１８の検出結果及び人感センサー１９による人の有無の検出結果やエアコン１６の冷／暖／除湿運転及び冷蔵庫１７のドアの開閉動作などから得られる生活情報によりを判断することにより、ガスメータ２０、水道メータ２３、電力メータ２６の使用量が異常と判断された場合に、異常と判断されたメータの供給を制御（遮断）することが可能となり、安全性確保や無駄な消費を抑えると共に、家庭内情報端末１０の表示装置１１に表示させることにより、使用者に報知することができる。

尚、エアコン１６や冷蔵庫１７以外にも家庭内機器としての照明機器の入・切や洗濯機の洗濯／すすぎ／乾燥運転や電子レンジの入・切などの家庭内機器からの生活情報を利用することが考えられる。

また、本実施の形態では異常状態が発生し、メータの供給を遮断した場合に家庭内情報端末１０内部の通信手段１５により、電話回線２９を経由して指定された外部電話機３０に報知することが可能となり、外出先から異常と判断されたメータ管理会社などに連絡し状況の改善を依頼することができ、速やかな安全性確保や無駄な消費を抑えることができる。

また、本実施の形態では家庭内情報端末１０の自動制御入・切ボタン１２が切の場合においても、生活情報や各メータの使用量により異常と判断された時に、前記家庭内情報端末１０の表示装置１１に表示させることによる報知や、使用者に家庭内情報端末１０内部の通信手段１５により、電話回線２９を経由して指定された外部の電話機３０への報知するとこも可能であり、使用者に報知できる。

また、本実施の形態では前記家庭内情報端末内部の通信手段により、電話回線を経由して指定された外部電話機にて前記家庭内情報端末の自動制御入・切の制御やガスメータ及び／または水道メータ及び／または電力メータの制御が可能となり、外出先から自動制御を入にしたり、前記家庭内情報端末より異常発生の報知があった場合に、対象メータの供給を遮断することにより、安全性確保や無駄な消費を抑えることができる。

以上のように、本発明にかかる家庭内情報システムは、自動的に開閉センサー及び人感センサー等のセキュリティ情報やエアコン及び冷蔵庫等の家庭内機器の使用状態から得られる生活情報を元にガスメータや水道メータ、電力メータを制御することが可能となるので、監視用カメラ等の他のセキュリティ機器や他の家庭内機器の情報との組み合わせ及びメータ管理会社の監視システム等との組み合わせにより、更に高度な安全性向上を実現できる家庭内保安システムの用途にも適用できる。

本発明の実施の形態１における家庭内情報システムの構成図 従来の家庭内情報システムの構成図

符号の説明

１０ 家庭内情報端末
１１ 表示装置（表示手段）
１２ 自動制御入・切ボタン（選択手段）
１３ メモリー手段
１４ 時計手段
１５ 通信手段
１６ エアコン
１７ 冷蔵庫
１８ 開閉センサー
１９ 人感センサー
２０ ガスメータ
２１ ガスメータの通信手段
２２ ガス遮断手段
２３ 水道メータ
２４ 水道メータの通信手段
２５ 水道遮断手段
２６ 電力メータ
２７ 電力メータの通信手段
２８ 電力遮断手段

Claims (5)

1. 家庭内情報端末と、前記家庭内情報端末に接続された家庭内機器と、開閉センサー及び／または人感センサーと、前記家庭内情報端末との通信手段及びガス遮断手段を有するガスメータと、前記家庭内情報端末との通信手段及び水道遮断手段を有する水道メータと、前記家庭内情報端末との通信手段及び電気遮断手段を有する電力メータを備え、前記家庭内情報端末を中心に相互に通信・制御を行い、前記家庭内情報端末は、前記開閉センサー及び／または人感センサーの情報や前記ガスメータ及び／または水道メータ及び／または電力メータの情報や前記家庭内機器の情報により、前記ガスメータ及び／または水道メータ及び／または電力メータを自動制御する構成とした家庭内情報システム。
2. 家庭内情報端末に選択手段を設け、前記選択手段により自動制御を入・切できる構成とした請求項１に記載の家庭内情報システム。
3. 家庭内情報端末に表示手段を設け、前記表示手段は、家庭内機器、ガスメータ、水道メータ、電力メータの少なくともいずれか１つの制御状態を表示する様に構成した請求項１または２に記載の家庭内情報システム。
4. 家庭内情報端末に外部への通信手段を設け、前記通信手段により、自動制御実施時に指定の通信端末に通報したり、通信端末より自動制御の入・切や前記ガスメータ及び／または水道メータ及び／または電力メータの選択・遮断ができる構成とした請求項１〜３のいずれか１項に記載の家庭内情報システム。
5. 家庭内情報端末にメモリー手段及び時計手段を設け、一定期間内の自動制御実施状況を記録する構成とした請求項１〜４のいずれか１項に記載の家庭内情報システム。

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