JP4191983B2 - 電流表示装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,住宅などにおいて電気の使い過ぎでブレーカが動作する前に電気の使用を一部中止してブレーカが動作しないようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,住宅において電気の使い過ぎでブレーカが動作する前に警報を発するようなものとして特許文献2(図4)のようなものがあった。特許文献2の図4において,主幹ブレーカMBは過電流遮断機能を有しており固有の定格電流に応じて該定格電流を超えた電流が所定の時間継続して流れると電路を遮断するようになっている。10aと10bはMBに流れる電流を検出するセンサーで,その出力を警報装置20で監視し,電流レベルをランプ25で表示したり,電気を使い過ぎている場合は23のスピーカで音声警報するようにしている。なお前記MBの定格電流に応じて検出感度(監視電流レベル)を5aのつまみで設定できるようになっていて,使用するMBの定格電流に応じた前記通電電流レベルの%や音声警報を発するようになっている。電気使用者は前記ランプや音声警報により主幹ブレーカがそろそろ切れそうだということを判断して現在使用中の電気器具の一部の使用を中止し主幹ブレーカ遮断による停電を未然に防止するものである。
【0003】
ところで,警報装置20は図4のように分電盤に直付けで設置されるので,ランプ表示や音声による警報は分電盤設置場所の近傍でしか認識できないという不具合があった。分電盤は通常台所とか脱衣場など住宅内でも常時は人がいない場合が多い場所に目立たないように設置されるのが一般的であり,そのような場所で警報を発しても別の場所で電気器具を使用する場合はその場所まで警報が届かず表示や警報が役に立ちにくいといったようなことである。
【0004】
そのようなことを改善するため特許文献1のような方法も考えられた。特許文献1の図1によりその概要を説明すれば分電盤内には前記電流センサーと警報信号発生部分を設け警報は別の場所に設置された住宅情報盤で行うようにしたもので,警報信号は分電盤から有線の信号線L2で住宅情報盤に送信される。この場合,住宅情報盤は分電盤とは異なりリビングなど常時人がいる場合が多い部屋に設置されるので,警報を認識できる可能性は前述の特許文献2より高くなる。また,特許文献1には主幹ブレーカが切れるような電流が所定時間継続した場合,予め定めてある特定の負荷を遮断するような機能も記載されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−225438(図1)
【特許文献2】
特開2002−199573(図4)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし近年住宅等においては,オール電化が進展しIHクッキングヒーターなど大容量の電気器具の設置が進んでいる。このような現状下では前述の特許文献1や2に記載された方法では警報機能が不充分になりつつある。
【0007】
すなわち,IHクッキングヒーターは1口で2〜3kWの電力を消費するが,通常の住宅において,特に電力会社が取り付ける電流制限器(以下リミッターと言う)が設置されている場合,使用可能な住宅内電力は3kVA〜6kVA程度である。したがってIHクッキングヒーターを使用するとリミッターが遮断動作するまでの使用可能な電流余裕は極端に小さくなる。その余裕内で定常的に冷蔵庫・TV・こたつ・電気カーペットなどを使用していて,さらに一時的に電子レンジやヘアドライヤー,掃除機など何かひとつの器具を使用しようとするとすぐにリミッターが動作して住戸内停電という状況に陥りやすい。しかもそれらの器具は前述の分電盤や住宅情報盤が設置してある場所で必ずしも使用されない場合がある。その際,一時的に電気器具を使用する場所で前述の電気使用量の情報や警報が認識できればその電気器具を使用可能かどうかの判断が行え,住戸内停電になることを防止できる。
【0008】
本発明は,上述のような問題を解決し,一時的に電気器具を使用するその場所で確実に電気使用量や警報の情報を得られるようにして可能な限り住戸内の全停電を防止すること,もし主幹ブレーカやリミッターが切れて全停電になりそうな場合は,その原因となる電気器具を電路から強制的に切り離して住戸内停電を防止すること,さらに万が一停電で周囲が暗闇になった場合安全や復旧操作をしやすくするような灯りが点灯する機能を有する装置を提供することなどを目的にしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため請求項1の発明は,定格電流を超えると自動で電路を遮断するブレーカと併用し,該ブレーカの定格電流に応じた監視電流を設定するとともにブレーカの通電電流を検出して該監視電流に対するブレーカの電源側もしくは負荷側に設置される電流センサーによりブレーカの通電電流余裕の情報を表示する,親機と子機からなる装置であって,親機には通電電流検出部と信号処理部と無線送信部を備え,子機には無線受信部と信号処理部と情報表示部を備えるとともに,親機または子機には前記ブレーカの定格電流に応じた監視電流レベルを設定する手段と該監視電流レベルに対する使用電流の状態を演算する手段を有し,さらに子機には,前記監視電流に対する現在値や現在電流値,または監視電流に対する割合,または監視電流に対する余裕値や余裕率を,数値やグラフで表示したり,現在値がブレーカの定格電流に対して使い過ぎている場合は発光手段やブザーまたは音声で警報を行う表示・警報部を有し,子機の電源は子機に設けられたプラグを介して前記ブレーカの負荷側のコンセントから供給されるか,または電池から供給されて子機の場所を移動可能にし,一時的に電気器具を使用する前に該電気機器を使用する場所で通電電流余裕の情報を子機にて確認することを可能としたことを特徴とする電流表示装置を提供したものである。
【0010】
請求項2の発明は,定格電流を超えると自動で電路を遮断するブレーカと併用し,該ブレーカの定格電流に応じた監視電流を設定するとともにブレーカの電源側もしくは負荷側に設置される電流センサーによりブレーカの通電電流を検出して該監視電流に対するブレーカの通電電流余裕の情報を表示する,親機と子機からなる装置であって,親機には通電電流検出部と信号処理部と電力線搬送送信部を備え,子機には電力線搬送受信部と信号処理部と情報表示部を備えるとともに,親機または子機には前記ブレーカの定格電流に応じた監視電流レベルを設定する手段と該監視電流レベルに対する使用電流の状態を演算する手段を有し,さらに子機には,前記監視電流に対する現在値や現在電流値,または監視電流に対する割合,または監視電流に対する余裕値や余裕率を,数値やグラフで表示したり,現在値がブレーカの定格電流に対して使い過ぎている場合は発光手段やブザーまたは音声で警報を行う表示・警報部を有し,子機の電源は子機に設けられたプラグを介して前記ブレーカの負荷側のコンセントから供給されて子機の場所を移動可能にし,一時的に電気器具を使用する前に該電気機器を使用する場所で通電電流余裕の情報を子機にて確認することを可能としたことを特徴とする電流表示装置を提供したものである。
【0011】
請求項3の発明は,前記子機にはプラグと該プラグに接続されるコンセントを備えたことを特徴とする請求項1または2の電流表示装置を提供したものである。
【0012】
請求項4の発明は,親機または子機には設定された監視電流レベルに対して通電電流が使い過ぎの状態にあるかどうかの判定手段を含み,子機にはプラグとコンセントおよび該プラグとコンセント間に介在されるリレー接点を含んでいて,前記判定手段が使い過ぎの状態を検出した場合は前記リレー接点によりコンセントとプラグ間を開路することを特徴とする請求項1または2または3の電流表示装置を提供したものである。
【0013】
請求項5の発明は,前記子機はプラグと,該プラグに接続されて直流低電圧を発生する電源部と,該電源部から充電される充電電池と,該充電電池を電源として点灯する発光手段とを有していて,該充電電池への充電はプラグを通じて前記ブレーカ負荷側のコンセントから行われるものであって,発光手段と充電電池の間には,
前記電源部により電圧が印加されて常時は接点が開となるよう駆動されるリレーと,
該リレーと直列に接続され常時は入りの状態である手動スイッチとが設けられ,
ブレーカの負荷側が停電した場合に前記電源部の電源が切れることによりリレーの接点が閉となり充電電池の電源が発光手段に印加されて該発光手段が点灯することを特徴とする請求項1または2または3または4の電流表示装置を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例について図面を用いて以下に詳細に説明する。図1は本件発明の第一の実施例を用いた電流表示装置を説明する図である。図において1は分電盤,2は主幹ブレーカで配線用遮断器でもリミッターでもよい。3は主幹ブレーカ2の負荷側に接続される分岐ブレーカで図示していないが複数存在する。401は電流センサーで,ブレーカ2に通ずる電流を検出できればブレーカ2の電源側でも負荷側でも設置可能である。なお,本実施例では主幹ブレーカが単相3線式配線用であるので電流センサーをふたつ設置しているが,単相2線式用の場合はひとつでよい。4は電流表示装置の親機で,センサー信号処理部402と電流設定部403と無線送信部404を有する。親機4は分電盤1内に設置されてもよいし分電盤1外に設置されてもよい。
【0015】
5は電流表示装置の子機で,無線受信部501と信号処理部502と表示・警報部503を有する。なお親機4の電源は電池でもよいし分電盤から供給されてもよい。子機5の電源は,図1では電池504により供給されているがプラグを設けて任意の位置のコンセントから供給されてもよい。
【0016】
以上のような第1の実施例では,まず親機4の電流設定部403を手動で操作して監視電流レベルを主幹ブレーカ2の定格電流に合わせておく必要がある。401の電流センサーは夫々の貫通した電路の通電電流に応じた大きさの信号を出力する。402の信号処理部は,前記監視電流レベルに対する現在電流の比率(%など)の演算,現在電流から監視電流レベルまでの余裕(差の%や差の電流値など)の演算,既に現在電流が主幹ブレーカの定格電流に対して使い過ぎているかどうかの判断などを行い,それらのデータを使用電流情報として無線送信部404に送出し無線送信部404はそのデータを無線信号として子機5に送信する。なお,前記使用電流情報は主幹ブレーカ2がリミッターである場合は各相の合計電流で演算され,主幹ブレーカ2が配線用遮断器である場合は各相毎に演算される必要がある。
【0017】
子機5は,親機からの無線信号を501の無線受信部で受信し信号処理部502で含まれる使用電流情報を抽出し,該使用電流情報に応じて503の表示・警報部を駆動する。表示・警報部503は例えば監視設定電流に対する現在値をグラフや数値で%表示したり,現在電流値を数値やグラフで表示したり,設定電流に対する余裕値(設定電流−現在電流)を数値やグラフであるいは設定電流に対する余裕率(%)を数値やグラフで表示したり,現在値が主幹ブレーカの定格電流に対して使い過ぎている場合はランプやLED等の発光手段やブザーまたは音声で「電気の使い過ぎです」などと警報する。
【0018】
図2は第2の実施例を示している。第2の実施例は前述の第1の実施例の変形であって図2は親機4と子機5のみを抽出して示している。図2において信号処理部402は電流センサーの検出信号を電流値情報として無線送信部404に供給し,無線送信部から電流値情報のみを子機5に送信するようにしている。子機5では,無線受信部501で信号を受信し502の信号処理部で処理して503の表示・警報部で実施例1と同様に表示や警報を行うが,実施例1との違いは,監視電流レベルの設定部505が子機側についており,信号処理部502は受信部501から得られた電流値情報と監視電流レベル設定部505が設定した監視電流レベルから,実施例1で説明した前記監視電流レベルに対する現在電流の比率(%など)の演算,現在電流から監視電流レベルまでの余裕(差の%や差の電流値など)の演算,既に現在電流が主幹ブレーカの定格電流に対して使い過ぎているかどうかの判断などを行うことである。
【0019】
以上のような電流表示装置は,親機4と子機5の間の信号伝送を無線化したことと,子機の電源を子機に設けたプラグを介して近傍のコンセントから供給するか電池から供給するようにしたので,子機を自由に持ち運びでき,一時的に電気器具を使用したい場所へも移動可能である。したがって一時的に電気器具を使用する前に子機の監視電流レベルに対する通電電流余裕情報を見て,該電気器具を使用しても主幹ブレーカが動作することがないかどうかを予め判断できるものである。なお,子機5の電源がコンセントから供給される場合においては,やや持ち運びの自由度に制限が加わるが,本装置の目的が一時的に使用する電気器具の通電電流増加による主幹ブレーカの迷惑動作防止であるので,電気器具を使用する場所には必ずコンセントが設置されているのが普通であって実質的な支障にはならない。また無線信号としては電波や赤外線,超音波などが利用可能である。
【0020】
図3は,実施例1における親機4の無線送信部404を電力線搬送送信部405に,また子機5の無線受信部501を電力線搬送受信部506に置き換えた第3の実施例の図である。この場合子機5にはプラグ507が設けられていて親機4の電力線搬送送信部405から送信される電力線搬送信号はプラグ507を介して電力線搬送受信部507が受信するようになっている。また子機5の電源はプラグ507に接続される電源部508により供給されるようになっている。さらにプラグ507に接続されたコンセント509を設ければ,コンセント6に接続可能なプラグが1つであっても子機と電気器具の両方を使用できる。
【0021】
以上の第3の実施例によれば,信号伝送に電力線搬送方式を用いているので,第1,第2の実施例のように無線を用いる方式に比べ,親機からの無線信号が届きにくい場所でもコンセント6が主幹ブレーカ2の系統に接続されたものである限り使用に差し支えないという効果がある。
【0022】
図4は,第4の実施例である。図において,子機5は図1の子機5に対してプラグ507,コンセント509,リレー516,リレー制御部515を付加してある。リレー516は通常時は接点を閉じている。また,信号処理部502では監視電流レベルに対して使い過ぎも判別できるものを使用してある。この実施例においては,子機のプラグ507は電気器具をこれから使用しようとする場所のコンセントに差して使用し,電気器具は子機5のコンセント509に差して使用する。表示・警報部503の表示により監視電流レベルに対する電流余裕を確認後に電気器具のスイッチを入れるが,万が一他のコンセントなどでも電気器具の使用が追加されて使用電流が監視電流レベルを超えた場合,信号処理部502の使い過ぎの判定信号によりリレー制御部515はリレー516の接点を開くように作用する。そのことによりコンセント509に接続された電気器具は停止して使えなくなるが,主幹ブレーカ2が切れて住戸内が停電することを防止できる。信号処理部502から出力される通電電流レベルが監視電流レベルに対して再度電気器具を使用しても問題ないという所定条件が整ったときにリレー制御部515はリレー516を再閉路するものである。
【0023】
以上の第4の実施例によれば,主幹ブレーカの通電電流の状態が一時的に使用する電気器具の使用中に監視電流レベルに対して使い過ぎの状態になった場合でも,該一時的に使用する電気器具の通電を停止して主幹ブレーカが切れることを防止できるという効果を有する。
【0024】
図5は第5の実施例の図である。図において,子機5は図1の子機5に対して,プラグ507,電源部510,充電電池512,リレー512,手動スイッチ513,ランプ514を付加している。この実施例では子機5は,一時的に電気器具を使用したい場合のみならず常時プラグ507をコンセントに差して使用すると便利である。すなわち常時は電源部510はプラグ507から直流低電圧を発生して充電電池511を予め充電するよう働いている。またリレー512は接点開になるよう駆動されていて,手動スイッチ513は入りの状態にしておく。一時的に電気器具を使用中あるいはその他の場合でも万が一主幹ブレーカが切れて住戸内停電になった場合,リレー512は閉路してランプ514を自動点灯させる。
【0025】
以上の第5の実施例によれば,万が一夜間などで主幹ブレーカが切れて停電になった場合でもランプ514が点灯して復旧や安全確保のための明かりを確保できる保安灯として便利である。本実施例によれば,子機5にその機能が付加されており別々に保有することが不要である。なお,第5の実施例では発光手段としてランプを用いているが,LEDを用いて低消費電力で使用時間を長く保つことを可能とした保安灯を構成してもよい。また,子機5が一時使用の電気器具による主幹ブレーカが切れることを防止するために使用するものであって電気器具を一時的に使用した場合に主幹ブレーカが切れる可能性が一番高くその場合,子機5の近傍には人がいる確立が非常に高いので停電になった場合でも即座に対応できて本実施例の子機が手元にあれば非常に役に立つ。
【0026】
以上の実施例4と5は複合して実施しても何ら差し支えない。また本発明の装置は主幹ブレーカのみに適用されるものでなく分岐ブレーカに適用しても差し支えない。
【0027】
子機を複数個使用する場合には,電気器具を使用する際に子機を持ち運ぶ手間を軽減することができる。また,住戸内の複数の場所に同時に警報を伝達することで居住者が電気の使い過ぎを認知しやすくなる。それぞれの子機にID番号を割り当てておき,主幹ブレーカの定格電流に対して電流を使い過ぎる可能性のある場合には,予め定めたIDの子機のリレーを開路することで,全体の使用電流値を下げ主幹ブレーカのトリップ動作を防ぐことができる。ひとつの子機にて使用中の電気器具を停止しただけでは設定電流値を下回らない場合には,複数の子機の間で優先順位を設けておき予め定められた順番にリレーを開路してもよい。あるいは,子機側で設定した設定電流値の低い順,もしくは高い順にリレーを開路するよう設定して住戸内が全停電にならないように本電流表示装置を設けてもよいことを付け加えておく。
【0028】
【効果】
以上のように請求項1,請求項2の発明によれば,どこでも持ち運びが可能なので一時的に使用する電気器具の使用場所で電流余裕を確認してから電気器具の使用を開始できるので電気の使い過ぎで主幹ブレーカが切れることを確実に防止できるという効果がある。
【0029】
また請求項3の発明によれば,一時的に使用する電気器具の使用場所においてコンセント口がひとつしかない場合でも子機を電気器具と一緒に使用できるという効果がある。
【0030】
請求項4の発明によれば,一時的に使用する電気器具の使用中に主幹ブレーカが切れそうな場合にも,その電気器具を自動停止できるので主幹ブレーカが切れることを防止できるという効果がある。
【0031】
請求項5の発明によれば,主幹ブレーカが動作して周囲が暗闇になった場合にもその場で灯りを確保できて復旧や安全の確保が行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明の第1の実施例の図。
【図2】本件発明の第2の実施例の図。
【図3】本件発明の第3の実施例の図。
【図4】本件発明の第4の実施例の図。
【図5】本件発明の第5の実施例の図
【符号の説明】
1・・分電盤
2・・主幹ブレーカ
3・・分岐ブレーカ
4・・親機
5・・子機
6・・コンセント
401・・電流センサー
402・・センサー信号処理部
403・・電流設定部
404・・無線送信部
405・・電力線搬送送信部
501・・無線受信部
502・・信号処理部
503・・表示・警報部
504・・電池
505・・電流設定部
506・・電力線搬送受信部
507・・プラグ
508・・電源部
509・・コンセント
510・・電源部
511・・充電電池
512・・リレー
513・・手動スイッチ
514・・ランプ
515・・リレー制御部
516・・リレー

Claims (5)

  1. 定格電流を超えると自動で電路を遮断するブレーカと併用し,該ブレーカの定格電流に応じた監視電流を設定するとともにブレーカの電源側もしくは負荷側に設置される電流センサーによりブレーカの通電電流を検出して該監視電流に対するブレーカの通電電流余裕の情報を表示・警報する,親機と子機からなる装置であって,
    親機には通電電流検出部と信号処理部と無線送信部を備え,
    子機には無線受信部と信号処理部と情報表示部を備えるとともに,
    親機または子機には前記ブレーカの定格電流に応じた監視電流レベルを設定する手段と該監視電流レベルに対する通電電流の状態を演算する手段を有し,
    さらに子機には,前記監視電流に対する現在値や現在電流値,または監視電流に対する割合,または監視電流に対する余裕値や余裕率を,数値やグラフで表示したり,現在値がブレーカの定格電流に対して使い過ぎている場合は発光手段やブザーまたは音声で警報を行う表示・警報部を有し,
    子機の電源は子機に設けられたプラグを介して前記ブレーカの負荷側のコンセントから供給されるか, または電池から供給されて子機の場所を移動可能にし
    一時的に電気器具を使用する前に該電気機器を使用するコンセントの場所で通電電流余裕の情報を子機にて確認することを可能としたことを特徴とする電流表示装置。
  2. 定格電流を超えると自動で電路を遮断するブレーカと併用し, 該ブレーカの定格電流に応
    じた監視電流を設定するとともにブレーカの電源側もしくは負荷側に設置される電流センサーによりブレーカの通電電流を検出して該監視電流に対するブレーカの通電電流余裕の情報を表示する,
    親機と子機からなる装置であって,
    親機には通電電流検出部と信号処理部と電力線搬送送信部を備え,
    子機には電力線搬送受信部と信号処理部と情報表示部を備えるとともに,
    親機または子機には前記ブレーカの定格電流に応じた監視電流レベルを設定する手段と該監視電流レベルに対する通電電流の状態を演算する手段を有し,
    さらに子機には,前記監視電流に対する現在値や現在電流値,または監視電流に対する割合,または監視電流に対する余裕値や余裕率を,数値やグラフで表示したり,現在値がブレーカの定格電流に対して使い過ぎている場合は発光手段やブザーまたは音声で警報を行う表示・警報部を有し,
    子機の電源は子機に設けられたプラグを介して前記ブレーカの負荷側のコンセントから供給されて子機の場所を移動可能にし
    一時的に電気器具を使用する前に該電気機器を使用するコンセントの場所で通電電流余裕の情報を子機にて確認することを可能としたことを特徴とする電流表示装置。
  3. 前記子機にはプラグと該プラグに接続されるコンセントを備えたことを特徴とする請求項1または2の電流表示装置。
  4. 親機または子機には設定された監視電流レベルに対して通電電流が使い過ぎの状態にあるかどうかの判定手段を含み, 子機にはプラグとコンセントおよび該プラグとコンセント間に介在されるリレー接点を含んでいて,前記判定手段が使い過ぎの状態を検出した場合は前記リレー接点によりコンセントとプラグ間を開路することを特徴とする請求項1または2または3の電流表示装置。
  5. 前記子機はプラグと,該プラグに接続されて直流低電圧を発生する電源部と,該電源部から充電される充電電池と,該充電電池を電源として点灯する発光手段とを有していて,
    充電電池への充電はプラグを通じて前記ブレーカ負荷側のコンセントから行われるものであって,
    発光手段と充電電池の間には,
    前記電源部により電圧が印加されて常時は接点が開となるよう駆動されるリレーと,
    該リレーと直列に接続され常時は入りの状態である手動スイッチとが設けられ,
    ブレーカの負荷側が停電した場合に前記電源部の電源が切れることによりリレーの接点が閉となり充電電池の電源が発光手段に印加されて該発光手段が点灯することを
    特徴とする請求項1または2または3または4の電流表示装置。
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