JPH07193978A - 給電遮断システム - Google Patents

給電遮断システム

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JPH07193978A
JPH07193978A JP5337742A JP33774293A JPH07193978A JP H07193978 A JPH07193978 A JP H07193978A JP 5337742 A JP5337742 A JP 5337742A JP 33774293 A JP33774293 A JP 33774293A JP H07193978 A JPH07193978 A JP H07193978A
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JP
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breaker
adapter
current
signal
person
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Application number
JP5337742A
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English (en)
Inventor
Takashi Tanaka
崇 田中
Hideki Furukawa
秀樹 古川
Isao Kaneko
功 金子
Kazuya Fujisawa
和也 藤沢
Tokushige Masuko
徳茂 増子
Michinori Komaki
充典 小牧
Kanako Nakayama
香奈子 中山
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電流超過によるブレーカ遮断を抑制し、小さ
い契約電流で契約でき、又電源の発停による器具への負
担の軽減、及び使い勝手の向上を図る。 【構成】 アダプタ2は、電流超過時に通電を遮断して
もよい器具6c等と、コンセントとの間に取り付けられ
る。ブレーカ1は、検出した電流値が契約電流を超過す
ると、アダプタの通電を遮断し、全アダプタの通電を遮
断しても電流値が超過しているときはブレーカの通電を
遮断する。更に、ブレーカはアダプタでの器具の使用状
態から人が存在しているかどうかを判断し、人の存在が
確認されたら、例えば安全のために設定された自動遮断
制御等の条件を緩和する。これにより、電流値が契約電
流を超過しても一部の器具への通電が遮断されるだけで
すみ、かつそれでも超過する場合には、ブレーカが作動
して、安全に通電が遮断され、しかも安全のための自動
遮断制御が緩和され、長時間の使用でも可能となり使い
勝手を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、契約電流を越えた電流
が流れたときに給電を遮断する給電遮断システムに関す
る。
【0002】
【従来技術】例えば一般家庭などが、電力会社から電力
の供給を受けるにあたっては、電力会社との契約で定め
られた電流容量のブレーカが屋内にある分電盤等に設置
され、万一、電気器具などが故障してショートしたとき
や数多くの電気器具が同時に使用されたとき等契約電流
を超える電流が流れるとブレーカが作動して自動的に家
庭内への給電をすべて遮断するようになっている。
【0003】ところが、一般家庭での電気の使用量は、
常に変動しており、一時的に電流が超過したことによっ
てその都度給電が遮断されることは非常に不便である。
これを避けるためには、契約電流は大きい方がよいが、
現在の電気料金体系は、契約電流を大きくするほどの基
本料金が高くなるシステムになっているため、できるだ
け小さい契約電流で契約することが経済的である。
【0004】更に、家庭内で使用する電気器具の中に
は、例えば冷蔵庫や照明器具のようにブレーカの作動に
よって突然給電を遮断されては非常に不都合を被るもの
がある一方、ドライヤーや冷暖房器のように途中でいつ
でも使用を中止してもかまわない器具があり、仮に使用
者が現在使用している電力が把握でき、契約電流を超過
しそうなことが予め判断できれば、器具の使用を制限
し、使用している器具全体の電流が契約電流を超えない
ようにすることも考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
ブレーカによる遮断システムでは、使用電力の超過を使
用者が予め知ることはできず、しかも使用電流が契約電
流を超えた際、給電を遮断する手段がブレーカだけであ
るため、契約電流を超えた場合には、なんの知らせもな
く瞬時のうちにブレーカが作動し、一瞬にして家庭内の
全ての電気器具が使用できなくなり、使用者に大きな不
便をもたらしている。又、ブレーカの作動によって、電
源の発停が繰り返されるので、器具によっては大きな負
担となり、OA機器等では機能に支障が出たり、寿命を
短くすることともなっていた。又、これを防ぐため契約
電流を大きくした場合には、一時的な使用電力の増大に
対処するために高い基本料金を継続して支払わなくては
ならず、不経済となっていた。
【0006】かかる点を解決するため本出願人は、特願
平5−330686号において、検出電流が契約電流を
超過した場合には、ブレーカからの操作によって、器具
に取り付けられたアダプタの通電を遮断し、それでもな
お検出電流が契約電流を超過している場合には、ブレー
カの通電を遮断させるシステムについて提案し、更に、
特願平5−337517号において器具の消し忘れがあ
る場合には、その器具が接続されたアダプタを自動的に
遮断するシステムについて提案している。
【0007】ところが、人が器具の操作を行なっている
場合に、突然通電が遮断されることは非常に不便を被
り、また、器具を直接人が操作しているとすれば、長時
間の使用であっても、過熱によって火災につながること
はなく、ブレーカやアダプタで一方的に遮断する必要が
ない。
【0008】本発明は、上記の問題点にかんがみてなさ
れたものであり、その目的は、一時的な電力使用の増加
のために契約電流を大きくすることを避け、使用してい
る器具の電流が契約電流を越えたときには、停止しても
差し支えのない電気器具への給電を選択的に遮断させる
ことで効率的に電力を使用することができると共に、人
がいると判断された場合には、器具を一方的に遮断しな
いようにするなどして、使い勝手を良好にした給電遮断
システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、ブレーカと、各コンセントに接続
された複数のアダプタとからなり、前記ブレーカには、
該ブレーカを流れる電流を検出する第1電流検出手段
と、前記アダプタに向けて信号を送信する第1送信手段
と、該ブレーカの通電を遮断する第1遮断手段と、前記
アダプタの識別子を記憶する記憶手段と、前記アダプタ
からの信号を受信する第1受信手段と、前記第1電流検
出手段が検出した電流が契約電流を超えたとき、前記ア
ダプタの通電を遮断させる遮断信号を前記第1送信手段
から送信させ、かつ該遮断信号を全アダプタに送信した
後もなお前記第1電流検出手段の検出電流が契約電流を
超過しているときは前記第1遮断手段を作動させて該ブ
レーカの給電を停止させる第1制御手段と、前記アダプ
タからの信号に基づいて人が存在しているか否かを判断
し、人がいると判断された場合には、前記第1制御手段
が実施する制御を異なる対応の制御に移行する第2制御
手段とを備え、前記アダプタには、アダプタ毎に個別に
設けられた識別子と、前記ブレーカに信号を前記識別子
を付して送信する第2送信手段と、前記ブレーカからの
信号を受信する第2受信手段と、該アダプタの通電を遮
断する第2遮断手段と、該アダプタを流れる電流を検出
する第2検出手段と、前記第2検出手段が検出した電流
値を前記第2送信手段からブレーカに送信させ、かつブ
レーカからの遮断信号を前記第2受信手段が受信したと
きは前記第2遮断手段を作動させる制御手段と、遮断状
態にある該アダプタの通電を復帰させる復帰手段とを備
えて給電遮断システムを構成した。
【0010】また人の存在を検出する手段をアダプタに
設置した。更に、アダプタで人の存在を確認したときに
は、その信号をブレーカに送信し、ブレーカから各アダ
プタにその旨を送信するようにした。
【0011】
【作用】契約電流以内のときは、アダプタを介した電気
器具も直接コンセントに接続された器具も給電されてい
る。ブレーカで検出電流の超過が検出された場合には、
第1送信手段から遮断信号がアダプタに送信され、アダ
プタの通電が遮断される。それでもまだ、検出電流値が
契約電流以下にならない場合には、ブレーカの第1遮断
手段が作動し、ブレーカからの給電が遮断される。
【0012】また、特定のアダプタからの送信によりブ
レーカは人の存在を確認できる。人の存在が確認された
ら、アダプタを遮断させる制御もしくはブレーカを遮断
させる制御を他の制御に移行する。これにより、人が存
在しない場合の安全に対する制御を厳しくでき、かつ人
が操作している場合の使い勝手も向上できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明による実施例について図面を参
照して説明する。
【0014】図1は、本発明による給電遮断システム全
体を示す図である。ブレーカ1は、屋内の適当な箇所に
設置されており、屋外からの引込線5が接続してある。
このブレーカ1からは、屋内に敷設された屋内配線4が
延びており、その屋内配線4のそれぞれの端部にコンセ
ント3が取り付けられ、電気器具6a〜6eが接続され
ている。図1では、使用者が常に給電されることを欲し
ている冷蔵庫6aおよび浄水器6bは、そのプラグ(図
示せず。)がコンセント3に直接接続されているが、給
電が急に遮断されても余り支障がないエアコン6c、ヘ
アドライヤー6dおよび電磁調理器6eは、コンセント
3にアダプタ2を取り付け、このアダプタ2を介して各
々のプラグがコンセント3に接続してある。
【0015】次に、図2を用いてブレーカ1の構成を説
明する。
【0016】ブレーカ1は、屋外の引込線5が接続され
る受電端子11と、屋内配線4に接続される送電端子1
2とを備え、その間に遮断装置13、及び電流検出器1
4が設けられ、更に遮断装置13を制御するCPU15
が取り付けられている。
【0017】遮断装置13は、受電端子11と送電端子
12との間の通電を遮断するもので、電流検出器14
は、その間を流れる電流値を検出する検出手段である。
【0018】CPU15には、遮断装置13の他に、R
OM16、RAM17、送信装置25、及び受信装置2
6、入力装置21が接続してある。ROM16には、後
述するアダプタ2の識別子としての識別番号及び固有の
契約電流が記憶されており、CPU15からの指示によ
り記憶内容を送りだす。又、RAM17には、CPU1
5から送られた事項や新たに設定された許容継続時間等
を記憶する。
【0019】送信装置25は、無線通信手段を用いてア
ンテナ20から、各アダプタ2に向けて信号を発信す
る。受信装置26は、同様に無線通信手段を用いてアダ
プタ2から送られてきた信号を受信し、CPU15に送
る。
【0020】CPU15は、電流検出器14で検出され
た電流がROM16に記憶されている契約電流を超えて
いると判定した場合には、アダプタ2の通電を遮断させ
る遮断信号を送信装置25から送信させる。その結果、
図3に示すアダプタ2が遮断され、そのアダプタ2に接
続されている器具への給電が停止し、その分だけ電流が
減少する。アダプタ2の通電を遮断してもなお検出電流
が契約電流を超えていると判定される場合には、遮断装
置13に給電を遮断すべく遮断信号を送る。
【0021】又CPU15は、特定のアダプタ2、例え
ば電磁調理器6eに接続させたアダプタ2からの電流変
化の情報に基づいて、人が操作しているかどうかを判定
する。その判定方法として、一定時間以内に器具の使用
電流量が変更されたり、使用と使用停止を繰り返してい
ること等から判断する。したがって、判断を行なうアダ
プタ2に接続する器具は、自動的に電流量が変更される
ようなもの、(例えばエアコン)でないものを選択す
る。そして、人の存在が確認されたら、それに基づい
て、消し忘れの場合にて自動的に遮断するシステムにお
ける許容継続時間を解除したり、許容継続時間を延長す
る。
【0022】次に、アダプタ2の構成を図3に基づいて
説明する。
【0023】図3に示すように、アダプタ2には、コン
セント3に差し込む受電端子31及び電気器具6a等の
プラグを接続させる送電端子32を備え、その間に遮断
装置33、電流検出器34が設けられ、更にそれらを制
御するCPU35等で構成されている。遮断装置33
は、CPU35からの指示により受電端子31と送電端
子32の間の通電を遮断するもので、電流検出器34は
その間の電流を検出してCPU35に送る検出手段であ
る。
【0024】CPU35には、遮断装置33等の他に送
信装置45、受信装置46、ROM36、RAM37、
入力装置41、復帰装置40及び入力装置41が接続さ
れている。送信装置45と受信装置46は無線通信を用
いており、ブレーカ1の受信装置25及び送信装置26
にそれぞれ対応している。ROM36には、自己の識別
子がID番号のような形で記憶されている。復帰装置4
0は、遮断装置33の遮断状態を解除して遮断前の通電
状態に復帰させるもので、CPU35を通して復帰させ
てもよいし、手動で直接遮断装置33を操作するように
してもよい。
【0025】CPU35は、ブレーカ1から送信される
全アダプタ共通の遮断信号、及びブレーカ1からの信号
に付された識別子がROM36に記憶されてい識別子と
一致した場合に信号を認識するようになっており、それ
に基づいて遮断装置33を操作したり、ブレーカ1から
の各種の指示を受信する。又、電流検出器34が検出し
た電流値を送信装置45から自己の識別番号を付してブ
レーカ1に向って送信する。
【0026】次に、給電遮断システムの作動について図
4、及び図5のフローチャートを用いて説明する。
【0027】まず、全体での電力の使用量が契約電流を
超過した際には、優先的に遮断してもよいとする器具に
アダプタ2を取り付ける。すなわち、図1のエアコン6
c、ヘアドライアー6dおよび電磁調理器6eの各プラ
グを、アダプタ2の送電端子32に差し込み、受電端子
31をそれぞれの箇所のコンセント3に差し込む。更
に、電磁調理器6eに取り付けたアダプタ2を、人の存
在確認用の検出用のアダプタ2とする。すなわちこのア
ダプタ2から送信された器具の使用情報は、ブレーカ1
で人の存在を検出する情報として用いる。
【0028】この状態から使用が開始される。器具6c
等が使用されると、その使用の開始や使用電力等の情報
がアダプタ2の送信装置45からアンテナ27を介して
ブレーカ1の受信装置26に入力される(F−1)。次
に、ブレーカ1において、電流検出器14から入力され
た電流値と契約電流とが比較され(F−2)、契約電流
を超過していなければステップ(F−1)に戻る。一
方、検出された電流値が契約電流を超過していることが
判定されたら、アダプタ2が遮断されるように遮断信号
が送信装置25からアダプタ2に送信される(F−
3)。その結果、アダプタ2が遮断され、そこに接続さ
れた電気器具への給電が停止される。その後、アダプタ
2から給電を遮断した旨の信号を確認のため受け取って
もよい。このように給電を遮断したなら、再度電流値が
契約電流を超過しているか否かを判断し(F−5)、超
過していなければステップ(F−1)に戻り、一方まだ
超過しているときには、CPU15は、遮断装置13に
通電停止の信号を送りブレーカ1を遮断する(F−
6)。
【0029】このように、電流値が契約電流を超過した
場合には、アダプタ2が遮断され、それによって検出電
流値が契約電流以内に収まれば、重要度の低い器具、例
えばエアコン6cやドライヤ6d等への給電が遮断され
るだけでブレーカ1自体の給電が遮断されることがな
い。又、アダプタ2の通電を全て遮断しても電流値が契
約電流を超えている場合には、ブレーカ1が遮断される
ので、大電流が流れ続けることがなく、火災等の事故を
確実に防止できる。
【0030】次に、人の存在を検出するシステムの動作
について図5、図6のフローチャートを用いて説明す
る。
【0031】図5において、前述したようにブレーカ1
に電磁調理器6eに取り付けられたアダプタ2から使用
されている電流値等の情報が送信されてくると(G−
1)、その情報に基づいて人が存在しているかどうかを
判定し(G−2)、それぞれの場合に応じて制御を分け
る(G−3)。まず、人が存在していると判断された場
合には、各アダプタ2に各アダプタ2の最大許容使用時
間の延長を指示したり、またブレーカ1自身の最大許容
使用時間を延長したりする(G−5)。一方、人が存在
しないと判断された場合には、通常の制御を行なうよう
に各アダプタ2に指示をする(G−4)。
【0032】図6に人の存在を検出する方法についてフ
ローチャートを用いて説明する。
【0033】まず、人が現在存在しているという情報
(人存在情報)があるかどうかを判別する(H−1)。
例えば、器具の使用が開始されたとか、使用量が変更さ
れた場合には、人がいるとして人存在情報がオンされ、
一方、器具になんら変化が見られない場合には、人が存
在しないとして人存在情報はオフとなる。そして存在し
ているとなれば所定時間が経過したかどうか判定し(H
−2)、所定時間経過していればその間に何ら情報が入
らなかったことになるので、人は存在しないとしてステ
ップ(H−1)に戻る。またステップ(H−1)で人存
在情報がないとされたとき、及びステップ(H−2)で
所定時間が経過していないと判定されたときは、器具が
使用されているかどうかを判定する(H−4)。ここ
で、器具が使用されていなければ、人の存在情報はその
ままにステップ(H−1)に戻る。
【0034】また、ステップ(H−4)で器具が使用さ
れているときは、現在の時刻と使用されている電流値を
RAM17に記憶する。次に、所定時間経過したかどう
か判定し(H−6)、所定時間経過していないときは、
更に使用が停止されたかどうか判定し(H−7)、停止
されていなければステップ(H−6)に戻り、ここで使
用の停止が確認された場合は人が存在するとして(H−
8)、ステップ(H−1)に戻る。
【0035】ステップ(H−6)で所定時間が経過して
いると判定されたら、使用電流に変化があるかどうかを
判断し(H−9)、電流値に変化があれば人が存在する
と判定し(H−11)、一方電流値に変化がなければ人
は存在しないとして(H−10)ともにステップ(H−
5)に戻る。
【0036】このようにして、器具の近辺に人が存在す
るという情報が検出できたら、前述したように、アダプ
タ2を遮断する制御において最大許容時間を延長したり
して、給電遮断システムによる給電の遮断より、人の判
断による遮断を優先するようにして、使い勝手を向上さ
せる。更に、人がいると判断された場合には、遮断され
たアダプタ2の通電を自動的に復帰させるようにしても
よい。
【0037】なお、最大許容時間とは、各アダプタ2に
接続された器具が消し忘れられたときに自動的にその給
電を遮断するシステムにおける遮断までの時間であり、
電流値毎に定められている。例えば、電流値が1A(ア
ンペア)では3時間、5Aでは1時間、10Aでは30
分というように、器具が連続して使用されているときに
自然発火の危険性が考えられる数値に基づいて定められ
ている。また、これはアダプタ2に接続される器具が定
められているときは、個々のアダプタ2毎に定めてもよ
い。
【0038】次に、第2の実施例について説明する。
【0039】上記第1の実施例は、人の存在をブレーカ
1で判断するようにしたが、この人の存在を判断する判
断機能をアダプタ2に設けたものである。そのため、個
々のアダプタ2が人の存在を確認すると、該アダプタ2
における最大許容時間を延長して、使い勝手を向上させ
る。
【0040】更に、第3の実施例としては、人の存在の
判断機能をアダプタ2に設けた場合であって、アダプタ
2が人の存在を検出した場合には、その情報をブレーカ
1に送信装置45で送信し、更にブレーカ1から人が存
在する旨を表す信号を送信装置25を通して全アダプタ
2、もしくは所定のアダプタ2に識別番号を付して送信
するようにしてもよい。
【0041】このようにしても、適確な制御が行なえ
る。
【0042】尚、遮断されたアダプタ2の通電を復帰さ
せるときは、復帰装置40を操作して遮断状態を解除し
通電を復帰させる。又、ブレーカ1にアダプタ2の遮断
を復帰させる復帰スイッチ(図示せず)を設けておき、
この復帰スイッチを操作してブレーカ1の送信装置25
からアダプタ2へ復帰信号を送信させ、アダプタ2の通
電を、全て同時に又識別子を付すことによって個々に復
帰させるようにしてもよい。このようにすると、アダプ
タ2の数が多い場合に、復帰させる手間を簡略化でき
る。
【0043】更に、上記実施例では、ブレーカ1とアダ
プタ2との間の通信手段を無線としたが、本発明ではそ
れに限らず、送信装置25等を屋内配線4に接続し、そ
こに高周波の信号を乗せるようにして構成してもよい。
その場合には、波形解析演算機能等をブレーカ1とアダ
プタ2のそれぞれの送受信装置にもたせ、信号のやり取
りを行なわせる。例えば、1kHzかそれ以上の幾種類
かの周波数の信号を屋内配線4に乗せ、その信号を受信
側で周波数解析し、予め定めておいた対応条件に基づい
て、信号の意味を解析して、所定の作動、例えば遮断あ
るいは情報の伝達等を行なわせるという方法が考えられ
る。この方法によるときには、電圧に変動を生じさせる
が、実際の効率を損なわせる程の変動ではなく、用いら
れている周波数は高く、いわゆるノイズの範囲であるの
で、器具に与える影響は非常に少ない。
【0044】
【発明の効果】本発明の給電遮断システムによれば、検
出された電流値が契約電流を超過したとき、アダプタの
通電が遮断されて器具への給電が停止し、また全てのア
ダプタが遮断されても尚電流値が契約電流を超えている
ときは、ブレーカを遮断させるようにし、更に検出した
電流から器具を操作している人が存在するかどうかを判
断するようにしたので、電流値が契約電流を超過した場
合でも、アダプタが接続された器具が遮断されるので、
そのことによって契約電流以内に収まれば、ブレーカが
遮断されることはなく家庭内の全ての器具への給電が遮
断されることを回避できる。したがって、契約電流の小
さい契約ができ、基本料金を低額にできる。又、アダプ
タが遮断されても尚電流値が契約電流を超えているとき
はブレーカが遮断されるので、大電流の流入を防止し、
火災等の事故を防止できる。更に、器具が消し忘れられ
た場合のように一定電流が継続して流れたときに自動的
に給電を遮断するようにしたシステムにおいて、制御内
容を変更して遮断されるまでの許容時間を人が存在する
場合には延長し、人がいないときは制御が安全側に働く
ようにし、人がいる場合には、遮断を人の判断に任せて
使い勝手を良好にするようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給電遮断システムの全体を示す図であ
る。
【図2】ブレーカの構成を示すブロック図である。
【図3】アダプタの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の給電遮断システムの作動を示すフロー
チャートである。
【図5】本発明の給電遮断システムの作動を示すフロー
チャートである。
【図6】本発明の給電遮断システムの作動を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 ブレーカ 2 アダプタ 3 コンセント 4 屋内配線 5 引込線 6a〜6e 電気器具 11、31 受電端子 12、32 送電端子 13、33 遮断装置 14、34 電流検出器 15、35 CPU 16、36 ROM 17、36 RAM 25、45 送信装置 26、46 受信装置 27、47 アンテナ 40 復帰装置 21、41 入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増子 徳茂 埼玉県所沢市向陽町2174 C−608 (72)発明者 小牧 充典 東京都江東区猿江2−4−17−705 (72)発明者 中山 香奈子 千葉県松戸市小金原7−39−10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーカと、各コンセントに接続された
    複数のアダプタとからなり、 前記ブレーカには、 該ブレーカを流れる電流を検出する第1電流検出手段
    と、 前記アダプタに向けて信号を送信する第1送信手段と、 該ブレーカの通電を遮断する第1遮断手段と、 前記アダプタの識別子を記憶する記憶手段と、 前記アダプタからの信号を受信する第1受信手段と、 前記第1電流検出手段が検出した電流が契約電流を超え
    たとき、前記アダプタの通電を遮断させる遮断信号を前
    記第1送信手段から送信させ、かつ該遮断信号を全アダ
    プタに送信した後もなお前記第1電流検出手段の検出電
    流が契約電流を超過しているときは前記第1遮断手段を
    作動させて該ブレーカの給電を停止させる第1制御手段
    と、 前記アダプタからの信号に基づいて人が存在しているか
    否かを判断し、人がいると判断された場合には、前記第
    1制御手段が実施する制御を異なる対応の制御に移行す
    る第2制御手段とを備え、 前記アダプタには、 アダプタ毎に個別に設けられた識別子と、 前記ブレーカに信号を前記識別子を付して送信する第2
    送信手段と、 前記ブレーカからの信号を受信する第2受信手段と、 該アダプタの通電を遮断する第2遮断手段と、 該アダプタを流れる電流を検出する第2検出手段と、 前記第2検出手段が検出した電流値を前記第2送信手段
    からブレーカに送信させ、かつブレーカからの遮断信号
    を前記第2受信手段が受信したときは前記第2遮断手段
    を作動させる制御手段と、 遮断状態にある該アダプタの通電を復帰させる復帰手段
    とを備えたことを特徴とする給電遮断システム。
  2. 【請求項2】 ブレーカと、各コンセントに接続された
    複数のアダプタとからなり、 前記ブレーカには、 該ブレーカを流れる電流を検出する第1電流検出手段
    と、 前記アダプタに向けて信号を送信する第1送信手段と、 該ブレーカの通電を遮断する第1遮断手段と、 前記アダプタの識別子を記憶する記憶手段と、 前記アダプタからの信号を受信する第1受信手段と、 前記第1電流検出手段が検出した電流が契約電流を超え
    たとき、前記アダプタの通電を遮断させる遮断信号を前
    記第1送信手段から送信させ、かつ該遮断信号を全アダ
    プタに送信した後もなお前記第1電流検出手段の検出電
    流が契約電流を超過しているときは前記第1遮断手段を
    作動させて該ブレーカの給電を停止させる制御手段とを
    備え、 前記アダプタには、 アダプタ毎に個別に設けられた識別子と、 前記ブレーカに信号を前記識別子を付して送信する第2
    送信手段と、 前記ブレーカからの信号を受信する第2受信手段と、 該アダプタの通電を遮断させる第2遮断手段と、 該アダプタを流れる電流を検出する第2検出手段と、 前記ブレーカからの遮断信号を前記第2受信手段が受信
    したときは前記第2遮断手段を作動させる第1制御手段
    と、 前記第2検出手段の検出した電流値に基づいて人が存在
    しているか否かを判断し、人がいると判断された場合に
    は、前記第1制御手段が実施する制御を異なる対応の制
    御に移行する第2制御手段と 遮断状態にある該アダプタの通電を復帰させる復帰手段
    とを備えたことを特徴とする給電遮断システム。
  3. 【請求項3】 前記アダプタが人の存在を確認した場合
    には、確認した旨の信号を前記第2送信手段から前記ブ
    レーカに送信し、該ブレーカから人が存在している旨の
    信号を第1送信手段を通して他のアダプタに送信するよ
    うにしたことを特徴とする請求項2に記載の給電遮断シ
    ステム。
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