JP2018055293A - 見守りシステム、見守り方法、及び見守り用プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】施設内の人に応じた見守りを行える見守りシステム、見守り方法及び見守り用プログラムを提供する。【解決手段】見守りシステム10のサーバ1において、設定部15は、施設の利用状況をもとに施設内の人の状態を判定するための判定条件、及び施設内の人の状態に基づいた出力動作の内容を表す出力条件の少なくとも一方を設定する。取得部14は施設の利用状況を取得する。判定部16は、取得部14で取得された利用状況をもとに判定条件にしたがって施設内の人の状態を判定する。出力部17は、判定部16の判定結果と出力条件とに基づいて外部への出力動作を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、見守りシステム、見守り方法、及び見守り用プログラムに関し、より詳細には、施設内の人の状態を判定する見守りシステム、見守り方法、及び見守り用プログラムに関する。
従来、住戸の住人を離れた場所からでも見守ることができるシステムがある(例えば、特許文献1)。
特許文献1で記載されたシステムでは、見守り対象者宅に設けられたワイヤレスセンサの検知結果から得られる生活状況データをメールで、見守り者や、見守り対象者宅に訪問する訪問者に送信する。これにより、見守り者や訪問者は、見守り対象者の生活状態等を把握することができる。
2004−295232号公報
見守り対象者(施設内の人)ごとに、ふだんの生活状態や健康状態が異なるため、見守り対象者に応じた見守りを行いたいという要望があった。
本発明の目的は、施設内の人に応じた見守りを行うことができる見守りシステム、見守り方法、及び見守り用プログラムを提供することにある。
本発明に係る一態様の見守りシステムは、設定部と、取得部と、判定部と、出力部とを備える。前記設定部は、施設の利用状況をもとに前記施設内の人の状態を判定するための判定条件、及び前記施設内の人の状態に基づいた出力動作の内容を表す出力条件の少なくとも一方を設定する。前記取得部は前記施設の前記利用状況を取得する。前記判定部は、前記取得部で取得された前記利用状況をもとに前記判定条件にしたがって前記施設内の人の状態を判定する。前記出力部は、前記判定部の判定結果と前記出力条件とに基づいて外部への出力動作を行う。
本発明に係る一態様の見守り方法は、設定ステップと、取得ステップと、判定ステップと、出力ステップとを含む。前記設定ステップでは、施設の利用状況をもとに前記施設内の人の状態を判定するための判定条件、及び前記施設内の人の状態に基づいた出力動作の内容を表す出力条件の少なくとも一方を設定する。前記取得ステップでは、前記施設の前記利用状況を取得する。前記判定ステップでは、前記取得ステップで取得された前記利用状況をもとに前記判定条件にしたがって前記施設内の人の状態を判定する。前記出力ステップでは、前記判定ステップの判定結果と前記出力条件とに基づいて外部への出力動作を行う。
本発明に係る一態様の見守り用プログラムは、コンピュータシステムに、設定処理と、取得処理と、判定処理と、出力処理と、を実行させるためのプログラムである。前記設定処理では、施設の利用状況をもとに前記施設内の人の状態を判定するための判定条件、及び前記施設内の人の状態に基づいた出力動作の内容を表す出力条件の少なくとも一方を設定する。前記取得処理では前記施設の前記利用状況を取得する。前記判定処理では、前記取得処理で取得された前記利用状況をもとに前記判定条件にしたがって前記施設内の人の状態を判定する。前記出力処理では、前記判定処理の判定結果と前記出力条件とに基づいて外部への出力動作を行う。
この発明によると、施設内の人に応じた見守りを行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る見守りシステムを含むコンピュータシステムのシステム構成図である。 図2は、同上のコンピュータシステムのローカル装置のブロック図である。 図3は、同上の見守りシステムのブロック図である。 図4は、同上のコンピュータシステムの情報端末のブロック図である。 図5は、同上の情報端末において判定条件を設定するための設定画面の説明図である。 図6は、同上の情報端末において出力条件を設定するための設定画面の説明図である。
以下に説明する実施形態は、本発明の種々の実施形態の一つに過ぎない。本発明の実施形態は、下記実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外も含み得る。また、下記の実施形態は、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態に係る見守りシステム、見守り方法、及び見守り用プログラムについて図1〜図6を参照して説明する。
(1)構成
図1は、見守りシステム10を備えたコンピュータシステムのシステム構成図である。
見守りシステム10は、施設5内の人(見守られる人)の状態を監視し、施設内の人の状態が所定の状態になると外部への通報などの出力動作を行う機能を備える。ここでいう「施設」は、見守り対象の人(例えば高齢者、障がい者などの見守りを必要とする人)が利用する建物であり、見守り対象の人が居住する建物、又は見守り対象の人が一時的に利用する建物である。本実施形態の施設は、電力会社等の電気事業者から電力の供給を受けているが、太陽光発電設備等の自家発電設備から電力の供給を受けてもよい。
見守りシステム10は、サーバ1と、各施設5に設けられたローカル装置40とを含み、施設5内の人の見守りを行う見守りサービスを提供する。
本実施形態の見守りシステム10では、ローカル装置40は、施設5に設けられた電気機器の監視及び制御を行う機能を備えている。ここにおいて、見守りシステム10が、施設5に設けられた電気機器の監視及び制御を行う機能を備えることは必須ではなく、見守りシステム10は、施設5内の人の見守りを行う機能を少なくとも備えていればよい。
見守りシステム10は、ネットワーク4を介して、施設5内の人が使用する情報端末8,8Aと、施設5内の人の関係者が使用する情報端末3とに接続されている。施設5内の人の「関係者」は、例えば施設5内の人の家族、親戚などであり、施設5内の人の状態を通知する通知先となる人物である。
また、見守りシステム10は、ネットワーク4を介して、集合住宅5aの管理者100のサーバ101と、警備会社200のサーバ201とに接続されている。ここで、集合住宅5aの管理者100は、例えば集合住宅5aの管理業務を委託された管理者(管理会社など)である。集合住宅5aが賃貸集合住宅である場合は、集合住宅5aの管理者100が、集合住宅5aの所有者、又は集合住宅5aの所有者から管理業務を委託された管理者である。
以下、コンピュータシステムを構成する各構成について説明する。
(1.1)管理システム
管理システム2は、複数の施設5の各々に設けられている。管理システム2は、各施設5で使用されるエネルギーを管理するHEMS(Home Energy Management System)である。管理システム2は、各施設5に設けられた負荷機器によるエネルギーの使用状況を計測する機能、一部の負荷機器を制御する機能などを備える。
管理システム2は、計測システム20と、ローカル装置40とを備える。つまり、ローカル装置40は見守りシステム10と管理システム2とで共用される。
計測システム20は、図1に示すように、計測ユニット21と、通信アダプタ22と、電流センサ23,24とを備えている。このうち、計測ユニット21、通信アダプタ22、及び電流センサ23,24は、分電盤6のキャビネット内に配置されている。分電盤6は、系統電源9に電気的に接続される主幹ブレーカ61と、主幹ブレーカ61の二次側に電気的に接続された複数の分岐ブレーカ62とをキャビネット内に備えている。
計測ユニット21は、電流センサ23,24に電気的に接続されている。電流センサ23は、主幹ブレーカ61の一次側に設けられ、幹線を流れる電流の値を計測する。複数の電流センサ24は、複数の分岐ブレーカ62に対応して設けられ、複数の分岐回路70に流れる電流の値をそれぞれ計測する。ここでいう「分岐回路」は、複数の分岐ブレーカ62にて幹線から分岐された各回路を意味する。分岐回路70には、分岐ブレーカ62に接続される配線、照明器具や調理家電等の負荷機器50、コンセント(アウトレット)、壁スイッチなどを含んでいる。負荷機器50は、例えば施設5に設けられた機器であり、電力を消費する電気機器である。負荷機器50は、例えば空調機器、照明器具、洗濯機、食器洗浄機、給湯機、調理家電等である。なお、本実施形態では、負荷機器50の各々は、ECHONET Lite(登録商標)に準拠した通信インタフェースを備えており、ローカル装置40と通信可能である。
このような分岐回路70は、本実施形態のように集合住宅の住戸からなる施設5においては、例えばリビング、寝室、玄関、トイレ、子供部屋、キッチン等の部屋ごと、かつ空調機器、照明器具、調理家電等の機器の種類ごとに設けられる。1つの分岐回路70には、1つの負荷機器50が含まれてもよいし、複数の負荷機器50が含まれてもよい。
計測ユニット21は、電流センサ23,24の出力を用いて、幹線及び複数の分岐回路70の各々について、消費電力を計測する。通信アダプタ22は、計測ユニット21で計測された計測値を、計測システム20の計測値として施設5に設けられたローカル装置40へ送信する。
要するに、計測システム20の計測値は、施設5における複数の分岐回路70の各々について、計測ユニット21で計測される消費電力と消費電力量との少なくとも一方を含んでいる。つまり、計測値は、瞬時電力を表す消費電力であってもよいし、あるいは一定時間における電力の消費量(使用量)を表す消費電力量であってもよい。また、計測値は、消費電力と消費電力量との両方であってもよい。本実施形態では一例として、計測値が、消費電力と消費電力量との両方である。
次に、ローカル装置40について図2を参照して説明する。ローカル装置40は、HEMSのコントローラであり、計測システム20から計測値を取得する機能や、一部の負荷機器50を制御する機能を備えている。
ローカル装置40は、処理部41と、第1通信部42と、第2通信部43と、記憶部44とを備える。ローカル装置40は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを備えたマイクロコンピュータを備えている。CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することによって、処理部41の機能を実現する。プログラムは、ここではインターネットなどの電気通信回線を通じて、あるいはメモリカードなどの記録媒体に記録されて提供されるが、マイクロコンピュータのメモリに予め記録されていてもよい。
処理部41は、計測システム20から幹線及び複数の分岐回路70の各々についての消費電力及び消費電力量の計測値を取得し、取得した計測値を記憶部44に記憶する。処理部41は、記憶部44に記憶している施設5での消費電力及び消費電力量の計測値を定期的にサーバ1に送信する。また、処理部41は、サーバ1から負荷機器50を制御するための情報を受信すると、制御対象である負荷機器50に送信する。
第1通信部42は、計測システム20の通信アダプタ22及び負荷機器50と無線で通信を行うための通信インタフェースである。第1通信部42は、例えば、無線局の免許が不要な小電力無線の通信インタフェースである。この種の小電力無線については、用途等に応じて使用する周波数帯域や空中線電力等の仕様が各国で規定されている。日本国においては、920MHz帯又は420MHz帯の電波を使用する小電力無線(特定小電力無線)が規定されている。第1通信部42は、無線通信により通信アダプタ22から幹線及び複数の分岐回路70の各々の計測値(消費電力量)を受け取る。第1通信部42は、無線通信により負荷機器50を制御するための情報を、制御対象の負荷機器50に送信する。
第2通信部43は、例えばイーサネット(登録商標)規格に準拠した通信インタフェースである。第2通信部43は、ルータ7及びネットワーク4を介してサーバ1と通信可能である。ルータ7は、ブロードバンドルータであり、例えばWi−Fi(登録商標)規格に準拠した無線LANのインタフェースも備えている。したがって、ローカル装置40は、ルータ7を介して、無線LANの通信インタフェースを備えるスマートフォン等の情報端末8と通信可能である。また、ローカル装置40は、ルータ7を介してHEMSの専用モニタ装置である情報端末8Aと通信可能である。
記憶部44は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等から選択されるデバイスで構成される。記憶部44は、計測システム20から取得した施設5における消費電力量(計測値)の情報を記憶する。
(1.2)見守りシステム
次に、本実施形態の見守りシステム10の構成について説明する。
見守りシステム10は、上述したように、本実施形態ではサーバ1にて構成されている。サーバ1は、ネットワーク4を介して、管理システム2のローカル装置40、情報端末8,8A,3、サーバ101,201等に接続される。
サーバ1は、各施設5のローカル装置40から、当該施設5の計測システム20で計測された消費電力及び消費電力量を、少なくとも分岐ブレーカ62(分岐回路70)ごとに時系列データとして取得する。サーバ1は、所定のアルゴリズムに従って分岐ブレーカ62(分岐回路70)ごと取得した消費電力量などの利用状況を用いて、施設5の住人の状態を取得する。
サーバ1は、図3に示すように、記憶部11と、処理部12と、通信部13とを備える。
記憶部11は、ROM、RAM、又はEEPROM等から選択されるデバイスで構成される。記憶部11は、各施設5のローカル装置40から取得した各施設5における消費電力及び消費電力量の計測値の情報を、施設5ごとに記憶する。
通信部13は、ネットワーク4に接続されることで、サーバ1と情報端末8,8A,3との間、サーバ1とローカル装置40との間、サーバ1とサーバ101,201との間の通信を可能にする。なお、通信部13は、公衆無線LAN(Local Area Network)を介してネットワーク4に接続されてもよい。
処理部12はCPU及びメモリを備えている。CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することによって、後述する処理部12の機能を実現する。プログラムは、ここではインターネットなどの電気通信回線を通じて、あるいはメモリカードなどの記録媒体に記録されて提供されるが、マイクロコンピュータのメモリに予め記録されていてもよい。
処理部12は、図3に示すように、取得部14、設定部15、判定部16、出力部17、及び機器制御部18を備えている。ここで、本実施形態のプログラムは、サーバ1のコンピュータ(処理部12)を、取得部14、設定部15、判定部16、出力部17、及び機器制御部18を備えた見守りシステムとして機能させるためのプログラムである。
取得部14は、施設5の利用状況を取得するように構成される。本実施形態では、取得部14は、複数の施設5の各々に設けられたローカル装置40から、当該施設5の利用状況を取得する。また、利用状況は、施設5内の人の行動によって値が変化するような指標の値であり、施設5の消費電力量である。施設5の消費電力量は、施設5に設定されている1つの電気機器の消費電力量又は複数の電気機器の総消費電力量である。本実施形態では、取得部14は、計測システム20で計測された施設5の消費電力量を、当該施設5の消費電力量として取得する。具体的には、取得部14は、計測システム20で計測された施設5の消費電力量を、少なくとも分岐ブレーカ62(分岐回路70)ごとに時系列データとしてローカル装置40を介して取得する。取得部14は、計測システム20から取得した複数の施設5における消費電力量(計測値)の情報を、対応する施設5ごとに記憶部11に記憶させる。
設定部15は、複数の施設5の各々について、取得部14で取得される利用状況をもとに施設5内の人の状態を判定するための判定条件、及び施設5内の人の状態に基づいた外部への出力動作の内容を表す出力条件を設定する。本実施形態では、設定部15は、施設5内の人が使用する情報端末8,8Aから入力される設定情報に基づいて、当該施設5内の人について判定条件及び出力条件を設定し、判定条件及び出力条件の設定内容を記憶部11に記憶させる。本実施形態では、設定部15が判定条件及び出力条件の両方を設定するが、判定条件及び出力条件のいずれか一方を設定してもよい。
判定部16は、取得部14で取得された施設5の利用状況をもとに、当該施設5内の人の判定条件にしたがって、施設5内の人の状態を判定する。本実施形態では、判定部16は、取得部14で取得された複数の施設5の利用状況をもとに、複数の施設5ごとに当該施設5内の人の状態のレベル(状態レベル)を判定するように構成される。状態レベルは、例えば、「1」〜「5」の5つの数字で表される。「1」は、施設5内の人が「正常」な状態(正常である可能性が高い状態)に対応する。「2」〜「5」は、施設5内の人が「異常」な状態(異常である可能性が高い状態)に対応しており、状態レベルを表す数字が大きいほど、異常の度合いが高くなる。異常の度合いは、例えば、異常の危険度に関連して設定される。このように、判定部16は、取得部14で取得された施設5の利用状況に基づいて施設5内の人の状態が異常であると判定した場合には、異常の度合いを判定する。
本実施形態では、判定部16は、施設5内の人が生活行動(日常生活動作)をしていない可能性が高い場合に、施設5内の人の状態が異常であると判定する。具体的には、判定部16は、施設5の消費電力量が所定値以下となる時間(以下、「非行動時間」という)の長さに基づいて、施設5内の人に異常があるかどうかを判定する。判定部16は、非行動時間が所定の判定時間を超えない場合には、施設5内の人の状態レベルが「1」(正常)であると判断する。一方、判定部16は、非行動時間が所定の判定時間以上である場合には、施設5内の人の状態が異常であると判定し、さらに施設5内の人の状態レベルが、異常を表す「2」〜「5」のいずれに該当するかを判定する。例えば、判定部16は、非行動時間の継続時間が長いほど、異常の度合いが高くなるように、施設5内の人の状態レベルを判定してもよい。また、判定部16は、判定対象の施設5での消費電力の情報をもとに、ディスアグリゲーション(Disaggregation)の技術などを利用して特定の負荷機器50の動作を検知できる。したがって、判定部16は、炊飯器のように1日に1回は使用される負荷機器50の不使用状態が長時間継続した場合は、異常の度合いが高くなるように、施設5内の人の状態レベルを判定してもよい。
出力部17は、判定対象の施設5についての判定部16の判定結果と、当該施設5の出力条件とに基づいて外部への出力動作を行う。ここで、出力動作には複数の出力形態がある。本実施形態の見守りシステム10が行う出力動作には管理者通知、外部連絡、病院連絡、本人通知、アラート出力などの手法があり、見守りシステム10は、管理者通知、外部連絡、本人通知、及びアラート出力の1つ又は複数の出力動作を行う。
「管理者通知」とは、集合住宅5aの管理者のサーバ101に、施設5内の人の状態を通知する出力動作であり、例えば電子メールの送信又はプッシュ通知を行うことで施設5内の人の状態を通知する。この場合、サーバ1には、管理者のサーバ101のメールアドレスなどが登録される。
「外部連絡」とは、施設5内の人に対応して設定された外部の連絡先に通知する出力動作である。連絡先としては、例えば家族や親類などが使用する情報端末3のメールアドレスなどが設定され、例えば情報端末3に対して電子メールの送信又はプッシュ通知を行うことで施設5内の人の状態を通知する。
「病院連絡」とは、施設5内の人に対応して設定された病院に通知する出力動作である。連絡先としては、例えば、かかりつけの病院のメールアドレスなどが設定され、例えば電子メールの送信又はプッシュ通知を行うことで施設5内の人の状態を通知する。
「本人通知」とは、施設5内の人(見守りシステム10で見守られる本人)に対して安否を確認するために通知する出力動作である。連絡先としては、施設5内の人が使用する情報端末8のメールアドレスなどが設定され、例えば電子メールの送信又はプッシュ通知を行うことで通知動作を行う。
「アラート出力」とは、例えば消防署、警備会社などに施設5内の人の異常を通報する出力動作である。連絡先としては、例えば消防署、警備会社などのメールアドレスが設定され、例えば電子メールの送信又はプッシュ通知を行うことで通知動作を行う。
また、見守りシステム10が行う出力動作の出力形態には、対応する施設5に設けられた電気機器を動作させる遠隔制御動作が含まれてもよい。例えば、施設5内の人の状態が異常と判断された場合に、出力部17が後述する機器制御部18に当該施設5の空調機器を動作させることで、施設5内にいる人の身体の状態が悪化するのを抑制できる。
機器制御部18は、制御対象の施設5にある負荷機器50を制御するための制御情報を、当該施設5に設けられたローカル装置40に出力する。例えば、機器制御部18は、負荷機器50の制御内容の実行の指示(実行指示)を情報端末8,8Aなどから受け付けると、制御内容に基づいて制御するための制御情報を、制御対象の施設5に設けられたローカル装置40に出力する。ローカル装置40が、サーバ1から制御情報を受信すると、サーバ1から受信した制御情報をもとに制御対象の負荷機器50に制御命令を出力し、制御対象の負荷機器50に制御内容を実行させる。
(1.3)情報端末
次に、施設5内の人が使用する情報端末8の構成について説明する。
情報端末8は、一例として表示部81を備えるスマートフォンである。情報端末8は、図4に示すように、表示部81の他、処理部82と、通信部83と、入力部84と、記憶部85とを備える。
表示部81は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイのような薄型のディスプレイ装置である。
処理部82は、例えばマイクロコンピュータを備えている。マイクロコンピュータはCPU及びメモリを有しており、CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータを処理部82として機能させる。プログラムは、ここではインターネットなどの電気通信回線を通じて、あるいはメモリカードなどの記録媒体に記録されて提供されるが、マイクロコンピュータのメモリに予め記録されていてもよい。
施設5内の人が使用する情報端末8には、見守りシステム10による判定条件及び出力条件を設定するために用いられるアプリケーションソフトがインストールされている。施設5内の人が、情報端末8を操作して処理部82に設定用のアプリケーションソフトを実行させると、処理部82は、表示部81に設定画面を表示させ、設定画面において施設5内の人が入力した設定情報をサーバ1に送信する。
また、処理部82は、施設5に備えられた負荷機器50を操作する機能を持つ。例えば、処理部82は、入力部84が受け付けた施設5内の人による操作に応じて、空調機器の電源をオンにする指示を、サーバ1及びローカル装置40を介して空調機器に送信する。
通信部83は、ネットワーク4に接続されることで、情報端末3とサーバ1(見守りシステム10)との間の通信を可能にする。ここでは、情報端末3はスマートフォンであるから、通信部83は、通信事業者が提供する携帯電話網(キャリア網)を介して、例えばインターネットからなるネットワーク4に接続される。携帯電話網には、例えば3G(第3世代)回線、LTE(Long Term Evolution)回線等がある。また、通信部83は、公衆無線LANを介してネットワーク4に接続されてもよい。また、通信部83は、無線LANのインタフェースも備えており、情報端末8が施設5内で使用される場合は、ルータ7及びネットワーク4を介してサーバ1との間で通信することができる。
入力部84は、情報端末3の所有者の操作を受け付ける機能を有している。本実施形態では、情報端末3はタッチパネルディスプレイを搭載したスマートフォンであり、タッチパネルディスプレイが表示部81及び入力部84として機能する。そのため、以下の説明では、表示部81に表示される画面上のボタンに対する種々のタッチ操作を、「タップ」等と表現する。ただし、入力部84は、タッチパネルディスプレイに限らず、例えばキーボードやポインティングデバイス、メカニカルなスイッチ等であってもよい。
記憶部85は、例えばフラッシュメモリなどの電気的に書換可能な不揮発性の半導体メモリで構成される。
情報端末8は、上記構成によりサーバ1で出力された画面(コンテンツ)を表示することができる。
施設5内の人が使用する情報端末には、HEMS専用のモニタ装置である情報端末8Aもある。情報端末8Aは、有線LANを介してルータ7に接続されており、ルータ7及びネットワーク4を介してサーバ1に接続される。情報端末8Aは、通信部83が有線LANの通信インタフェースを備える点を除いては、情報端末8と同様の構成を有しているので、その説明は省略する。
(1.4)その他の構成
情報端末3は、例えば、施設5内の人を見守るサービスを見守りシステム10に委託している人(例えば、施設5内の人の家族、親族など)が使用する情報端末であり、一例として表示部31を備えるスマートフォンである。情報端末3はネットワーク4を介してサーバ1に接続される。情報端末3は、サーバ1が出力した情報を表示部31に表示する。これにより、情報端末3は、見守りシステム10で作成された情報(施設5内の人の状態に関する情報)を、情報端末3の使用者に対して提示することが可能となる。つまり、情報端末3の使用者は、情報端末3に表示される画面を見ることで、施設5内の人の状態を確認することができる。
サーバ101は、例えば集合住宅5aを管理する管理者100によって使用される。サーバ101は、ネットワーク4を介してサーバ1に接続されており、サーバ1が出力した情報をモニタ装置などに表示する。
サーバ201は、警備会社200の担当者によって使用される。サーバ201は、ネットワーク4を介してサーバ1に接続されており、サーバ1が出力した情報をモニタ装置などに表示する。警備会社200は、サービスを提供する地域に、警備員がそれぞれ待機する複数の待機所を設けており、複数の待機所にはそれぞれコンピュータなどの端末202が設けられている。サーバ201は、公衆網又は専用の通信網を介して複数の端末202と接続されており、所望の端末202に対して施設5への訪問を指示する訪問指令を出力することができる。サーバ201の訪問指令が端末202に入力されると、端末202の使用者は待機所に待機している警備員又は車両などで巡回中の警備員に対して、施設5への訪問を指示する。
(2)動作説明
以下、見守りシステム10を含むコンピュータシステムの動作について説明する。
本実施形態の見守りシステム10では、見守られる側の施設5内の人が、判定条件及び出力条件の設定を行うことができる。
施設5内の人は、見守りシステム10の判定条件及び出力条件を設定するために、情報端末8を操作して、情報端末8にインストールされたアプリケーションソフトを起動させる。
処理部82は、施設5内の人の操作に応じてアプリケーションソフトを起動すると、表示部81にホーム画面を表示させる。ホーム画面において設定画面に切り替える操作が行われると、処理部82は判定条件又は出力条件を設定するための設定画面を表示部81に表示する。
ここで、処理部82が、施設5内の人の操作に応じて判定条件の設定を行う場合、表示部81に図5に示すような判定条件の設定画面D1を表示させる。図5中の参照符号及び領域を囲む一点鎖線は、説明のために記載しているのみであり、実際には表示されない。
設定画面D1では、取得部14で取得される所定の利用状況についてしきい値(検知レベル)を設定する画面である。設定画面D1の上側には、設定画面D1のタイトル(例えば「検知レベル設定」)を表す表示領域A1が中央に設けられている。設定画面D1において、表示領域A1の左側には設定内容の取消操作を行うためのボタンB1が表示され、表示領域A1の右側には設定内容の保存操作を行うためのボタンB2が表示されている。設定画面D1において、表示領域A1及びボタンB1,B2を表示するスペースの下側には、左側に設定項目(例えば「検知レベル」)を表す表示領域A2が設けられ、右側に検知レベルを設定するための設定ボタンB3の表示領域A3が設けられている。また、設定画面D1において、表示領域A2,A3の下側には、設定項目を説明する説明文を表示する表示領域A4が設けられている。
例えばサーバ1の判定部16が、施設5の消費電力量が所定値以下となる非行動時間が所定の判定時間を超えると、施設5内の人の状態が異常であると判定する場合、図5の設定画面D1において判定時間の長さを設定する。ボタンB3を右側にスライドさせると判定時間が長くなるので、判定部16の判定条件が厳しくなり、施設5内の人の異常を誤判定する可能性が低くなる。一方、ボタンB3を左側にスライドさせると判定時間が短くなるので、判定部16の判定条件が緩やかになり、施設5内の人の異常の判定漏れが起こりにくくなる。ここで、判定部16が施設5内の人の異常を複数の状態レベルで判定する場合は、複数の状態レベルの各々についてしきい値を設定すればよい。
情報端末8の表示部81に図5の設定画面D1が表示されている状態で、施設5内の人が、ボタンB3を所望の位置にスライドさせてボタンB2をタップすると、処理部82は、ボタンB3の位置に応じた検知レベルの設定値を記憶部85に記憶させる。ここで、設定画面D1において、検知レベルを任意の値に設定するためのボタンB3の代わりに、検知レベルの複数の設定値(例えば「高」、「中」、「低」などの設定値)にそれぞれ対応した選択ボタンが表示されていてもよい。この場合、設定画面D1において複数の選択ボタンのいずれかをタップすることで、検知レベルを所望の設定値に設定することができる。
また、処理部82は、検知レベルの設定値をサーバ1に登録するために、通信部83からルータ7及びネットワーク4を介してサーバ1に通信要求を送信する。サーバ1の通信部13が情報端末8からの通信要求を受信すると、サーバ1と情報端末8との間で認証処理が行われる。サーバ1の処理部12は、通信部13が受信した情報端末8のID(IDentifier)及びパスワードが、記憶部11にあらかじめ登録されているID及びパスワードに一致するか否かを判断する。サーバ1の処理部12は、情報端末8のID及びパスワードが記憶部11に登録されているID及びパスワードと一致すれば、通信部13からネットワーク4及びルータ7を介して情報端末8に通信を許可する許可信号を送信する。情報端末8の通信部83が許可信号を受信すると処理部82は通信部83からサーバ1に各状態レベルの判定時間の設定値などの設定情報をサーバ1に送信する。
ここで、サーバ1の記憶部11には、情報端末8のIDとローカル装置40の識別情報との対応関係が予め設定されている。サーバ1の通信部13が情報端末8から設定情報を受信すると、設定部15は、この設定情報をもとに、情報端末8に対応したローカル装置40(つまり施設5)についての判定条件を変更し、記憶部11に記憶する。これにより、施設5内の人は、サーバ1の判定部16が当該施設5内の人の状態を判定するときに用いる判定条件を設定することができる。
また、情報端末8の表示部81に図5の設定画面D1が表示されている状態で、施設5内の人がボタンB1をタップすると、処理部82は判定条件の設定を変更せずに、判定条件の設定画面D1を終了する。
また、処理部82が、施設5内の人の操作に応じて出力条件の設定を行う場合は、表示部81に図6に示すような出力条件の設定画面D2を表示させる。図6中の参照符号及び領域を囲む一点鎖線は、説明のために記載しているのみであり、実際には表示されない。
設定画面D2では、施設5内の人の状態に基づいた外部への出力動作の内容を表す出力条件を設定する。本実施形態では、判定部16が、施設5内の人の異常を複数の状態レベルで判定しており、施設5内の人は、複数の状態レベルのそれぞれで、つまり異常の度合いごとに出力条件を設定できる。
設定画面D2の左側には、施設5内の人の状態の状態レベルを示す表示領域A10が設けられている。表示領域A10の上端は施設5内の人の状態が「正常」な状態に対応し、表示領域A10の下端は異常の度合いが最も高い「異常」の状態に対応しており、表示領域A10の上端から下端に向かうにつれて異常の度合いが高くなる。
施設5内の人が出力条件を設定したい場合、設定画面D2の表示領域A10において出力条件を設定したい状態レベルに対応する領域をタップすると、処理部82は、設定画面D2において、表示領域A10の右側に、その状態レベルでの出力条件を設定するためのボタンB11〜B13と表示領域A11〜A13とを表示する。ここで、ボタンB11〜B13がタップされると、処理部82は、ボタンB11〜B13の右側の表示領域A11〜A13に出力動作の選択候補を表示させる。ここでは、出力動作の選択候補として、管理者通知、外部連絡、病院通知、本人通知、アラートが表示される。施設5内の人が、表示領域A11〜A13に表示された出力動作の選択候補から所望の出力動作を1つ以上選択(タップ)した後、ボタンB11〜B13をタップすると、処理部82が、選択された出力動作を状態レベルに対応づけて記憶部85に記憶する。ここにおいて、設定画面D2において、出力条件を設定可能な1又は複数の状態レベルがあらかじめ設定されていてもよい。設定画面D2において、複数の状態レベルの各々で出力条件を設定可能な場合、出力条件を設定可能な複数の状態レベルに対応して、出力条件を選択するための選択ボタンなどを表示していればよく、選択ボタンなどを用いて状態レベルごとに出力条件を設定できる。
また、処理部82は、出力条件の設定情報をサーバ1に登録するために、通信部83からルータ7及びネットワーク4を介してサーバ1に通信要求を送信する。このとき、サーバ1と情報端末8との間で上記の認証処理が行われ、認証が成立すると、情報端末8は出力条件の設定情報を通信部83からルータ7及びネットワーク4を介してサーバ1に送信する。サーバ1の通信部13が情報端末8から設定情報を受信すると、設定部15は、この設定情報をもとに、情報端末8に対応したローカル装置40(つまり施設5)についての出力条件を変更し、記憶部11に記憶する。これにより、施設5内の人は、サーバ1の出力部17が行う出力動作の内容を表す出力条件を設定することができ、本実施形態では施設5内の人の状態レベルごと、つまり異常の度合いごとに出力条件を設定できる。
図6の設定画面D2では3つの状態レベルで出力条件が設定されている。異常の度合いが最も低い状態レベルでは出力動作として外部連絡が選択される。異常の度合いが2番目に低い状態レベルでは出力動作として病院連絡が選択される。異常の度合いが最も高い状態レベルでは出力動作としてアラート通知と本人通知と管理者通知と外部連絡とが選択されている。
ここで、施設5内の人は、出力動作として外部連絡を選択する場合、情報端末8を用いて、外部連絡の連絡先(外部の出力対象)の出力先情報(例えば家族又は親戚が使用するスマートフォンなどの情報端末3の電話番号、メールアドレスなど)をサーバ1に設定してもよい。この場合、外部連絡の連絡先には、人の状態を通知する第1通知情報が出力される。第1通知情報は、外部連絡の連絡先に、例えば「XXさんの状態が異常です」というような施設5内の人の状態を通知する情報である。
また、出力動作として病院連絡を選択する場合、施設5内の人は、情報端末8を用いて、病院通知を行う場合の出力対象である病院の出力先情報(例えば電話番号など)をサーバ1に設定してもよい。
また、出力動作として管理者連絡を選択する場合に、施設5内の人は、情報端末8を用いて、出力対象である管理者から所定の連絡相手に施設5内の人の状態を通知する第2通知情報を出力するように設定できる。この場合、施設5内の人は、情報端末8を用いて、管理者と所定の連絡相手(例えば病院)との間で通信する場合に必要な連絡先情報(例えば病院の電話番号など)を設定してもよい。また、第2通知情報は、出力対象である管理者に対して、例えば「病院に連絡してください」というような連絡先への連絡を促す情報であり、連絡先情報として連絡先の電話番号などの情報を含めてもよい。
上述のようにして、サーバ1の設定部15が、通信部13が情報端末8から受信した設定情報に基づいて判定条件及び出力条件を設定すると、サーバ1の判定部16は設定された判定条件に従って対応する施設5内の人の状態を判定する。また、サーバ1の出力部17は、判定部16の判定結果と、設定された出力条件とに基づいて、外部への出力動作を行う。
サーバ1の取得部14は、各施設5のローカル装置40から所定期間分(例えば前回受信時から現在まで)の消費電力量(計測値)を利用状況として定期的(例えば数分から数十分ごと)に取得する。
判定部16は、取得部14が取得した各施設5の利用状況をもとに判定条件にしたがって当該施設5内の人の状態を判定する。具体的には、判定部16は、判定対象の施設5の消費電力量が所定値以下である非行動時間が判定時間を超えなければ、当該施設5内の人の状態が正常であると判定する。ここで、「所定値」とは、施設5内の人が施設5内で行動していない場合の消費電力量の平均値に、一時的な変動による誤検知を抑制するための一定値を加えた値である。判定部16は、非行動時間が判定時間以上継続すると、当該施設5内の人の状態が異常であると判定する。また、本実施形態では、判定部16は、非行動時間が判定時間以上となる場合、例えば非行動時間の長さに応じて異常の度合いを示す状態レベルを判定する。
出力部17は、判定部16が施設5内の人の状態を異常と判定すると、判定部16の判定結果と、記憶部11が記憶する出力条件とに基づいて外部への出力動作を行う。記憶部11には、複数の施設5の各々について出力条件が登録されており、出力部17は対応する施設5の出力条件にしたがって出力動作を行う。また、記憶部11には、複数の施設5の各々について、使用者の状態の状態レベル(異常の度合い)ごとに出力条件が登録されているので、出力部17は、使用者の状態の状態レベルに応じた出力動作を行うことができる。
また、判定部16は、非行動時間の継続時間が所定時間以上になると、施設5内の人の状態が所定状態(例えば緊急に対応が必要な状態)であると判定しており、この場合、出力部17が、設定部15の設定に関係なく所定の出力動作を行う。出力部17は、まず施設5内の人の情報端末8に、例えば異常の有無を問い合わせる通知動作を行う。
出力部17が施設5内の人の情報端末8に対して通知動作を行った場合に、通知動作を行う前後で判定部16の判定結果に変化がなければ、施設5内の人が異常である可能性が高くなり、出力部17は、管理者通知、病院連絡、アラート出力などの出力動作を行う。例えば、出力部17が警備会社200のサーバ201に対象の施設5への訪問を指示する出力動作を行う場合について説明する。警備会社200のサーバ201が見守りシステム10のサーバ1から施設5への訪問の指示を受け取ると、当該施設5に最も近い待機所の端末202に施設5への訪問を指示する訪問指令を送信する。端末202の操作者が、サーバ201から訪問指令を受信すると、待機所に待機している警備員又は車両などで巡回中の警備員に施設5への訪問を指示するので、所定状態と判定した施設5への対応を依頼できる。
このように、判定部16が、施設5内の人の状態が所定状態にあると判定した場合、出力部17は、設定部15の設定に関係なく所定の出力動作を行うので、設定部15によって出力動作を行わないと設定されている場合でも、所定の出力動作を行うことができる。例えば、判定部16が施設5の利用状況をもとに施設5内の人の異常の度合いを判定している場合に、判定部16が異常の度合いを所定のレベル以上と判定すると、出力部17が、設定部15の設定に関係なく所定の出力動作を行ってもよい。これにより、判定部16が異常の度合いを所定のレベル以上と判定すると、出力部17が所定の出力動作を行うため、施設5内の異常に短時間で対応できる。
また、判定部16によって施設5内の人の状態が所定状態であると判定されると、出力部17が所定の出力動作を行っているが、判定部16の判定結果が所定時間以上連続して所定状態になると、出力部17が所定の出力動作を行ってもよい。例えば、判定部16が施設5の利用状況をもとに施設5内の人の異常の度合いを判定している場合に、異常の度合いが所定のレベル以上となる状態が所定時間以上連続した場合には、出力部17が所定の出力動作を行ってもよい。判定部16が人の状態を一時的に所定状態であると誤検知した場合には、出力部17が所定の出力動作を行わないので、誤出力を抑制できる。
また、判定部16によって施設5内の人の状態が所定状態と判定された場合に、出力部17が行う出力動作は通知動作に限定されない。出力部17は、施設5に設けられた所定の電気機器(例えば空調装置や電動シャッタなど)を動作させる制御命令を、対応する施設5のローカル装置40にネットワーク4及びルータ7を介して送信してもよい。このとき、ローカル装置40が、サーバ1から受信した制御命令にしたがって、制御対象の電気機器を、制御命令に応じた動作状態に制御する。
また、出力部17が施設5内の人の情報端末8に対して通知動作を行った場合に、通知動作を行う前後で判定部16の判定結果に変化があれば、施設5内の人が正常である可能性が高くなる。この場合、出力部17が他の出力動作を行わず、見守りシステム10は見守り動作を継続すればよい。
ところで、施設5内の人が情報端末8を用いて判定条件を設定しなかった場合、サーバ1の判定部16は記憶部11に予め登録されている判定条件の初期値に基づいて使用者の判定を行えばよい。同様に、施設5の使用者が情報端末8を用いて出力条件を設定しなかった場合、サーバ1の出力部17は記憶部11に予め登録されている出力条件の初期値に基づいて外部への出力動作を行えばよい。
また、施設5内の人が見守りシステム10を初めて利用する際に、施設5内の人が情報端末8を用いて判定条件及び出力条件の少なくとも一方を設定しなかった場合、サーバ1が、施設5内の人に判定条件及び出力条件の設定を促す通知を行ってもよい。サーバ1は、施設5内の人が使用する情報端末8に、例えば電子メールの送信又はプッシュ通知により、判定条件及び出力条件の設定を促す通知を行えばよく、判定条件及び出力条件が設定されていない状態で見守りサービスの利用が開始される可能性を低減できる。
また、見守りシステム10のサーバ1では、設定部15が、施設5内の人が使用する情報端末8からの設定情報に基づいて、判定条件及び設定条件の設定を行っていない状態では、見守りサービスを開始しないように構成されてもよい。つまり、設定部15が判定条件及び設定条件の設定を行っていない状態では、取得部14、判定部16、出力部17などによる見守りサービスを開始しないように構成されてもよい。これにより、判定条件及び出力条件が設定されていない状態で見守りサービスの利用が開始される可能性を低減できる。
(3)変形例
以下に、上記実施形態の変形例について説明する。なお、以下に説明する変形例は、上記実施形態と適宜組み合わせて適用可能である。
上記実施形態では、取得部14は、複数の施設5の利用状況を取得するように構成される。そのため、複数の施設5について、施設5内の人の異常に対処できる。ただし、取得部14は、複数の施設5ではなく、1つの施設5の利用状況を取得するように構成されてもよく、見守りシステム10は、特定の施設5内の人の見守りを行うシステムでもよい。
上記実施形態では、判定部16が異常の状態を複数の状態レベル(異常の度合い)で判定しているが、異常に対応する状態レベルは1つでもよく、判定部16が人の状態が正常か異常かを判定してもよい。
上記実施形態では、施設5の利用状況は、施設5の消費電力量である。この場合、判定部16は、施設5に設けられた複数の電気機器のうち特定の電気機器の消費電力量を用いることが好ましい。特定の電気機器は、施設5内にある複数の電気機器の中でも、人の生活行動に対する関連性が高いと考えられる電気機器である。特定の電気機器は、例えば炊飯器や電気ポットや照明器具などである。また、判定部16は、施設5の消費電力量の変化が所定のパターンに合致しているかどうかに基づいて、人の状態を判定してもよい。この場合、施設5の消費電力量は、決められたパターンで使用される(例えば、毎日同じ時間帯で使用される)電気機器の消費電力量であることが好ましい。また、判定部16は、施設5の消費電力量の変動回数に基づいて、人の状態を判定してもよい。消費電力量の変動回数は、例えば、消費電力量が所定時間内に所定値以上変動した回数である。例えば、判定部16は、所定期間における施設5の消費電力量の変動回数が所定回数より少なくなると、人に異常があると判定してもよい。また、判定部16は、所定期間における施設5の消費電力量の変動回数が少ないほど、異常の度合いが高くなるように、施設5内の人の状態レベルを判定してもよい。
上記実施形態では、取得部14は、計測システム20から施設5の利用状況を取得している。取得部14は、分電盤6の幹線の計測値(消費電力と消費電力量との少なくとも一方)を施設5の利用状況として取得してもよい。この場合、計測システム20は、電流センサ24を有さずに、電流センサ23だけを有していてもよい。また、取得部14は、計測システム20の代わりに、スマートメータから施設5の利用状況を取得してもよい。また、取得部14は、幹線又はスマートメータの消費電力(消費電力量)から、いわゆるディスアグリゲーション技術により、特定の分岐回路又は電気機器の消費電力(消費電力量)を抽出してもよい。
また、施設5の利用状況は、施設5に設けられたセンサ機器からの情報を含んでもよい。センサ機器は、例えば人感センサ、加速度センサ、マイクロホン、振動計、温度センサなどを含んでもよい。また、センサ機器は、例えば、離床センサ、開閉センサなどを含んでもよい。例えば、施設5の利用状況は、人感センサによる人の有無、加速度センサによる人の動き、マイクロホンによる施設5内の音、振動計による施設5の揺れ、温度センサの温度などを用いてもよい。
ここで、判定部16は、施設5に設けられたセンサ機器からの情報をもとに施設5内の人の状態を判定してもよいし、センサ機器からの情報と消費電力量とを組み合わせて人の状態を判定してもよい。例えば、施設5の利用状況は、離床センサによる離床の有無、所定期間において離床を検知した回数、離床を検知した検知時刻などの検知結果であってもよい。また、施設5の利用状況は、開閉センサによるドアなどの開閉の有無、所定期間における開閉の回数などの検知結果であってもよい。
上記実施形態では、判定部16は、施設5の消費電力量が所定値以下となる時間(非行動時間)の長さに基づいて、施設5内の人に異常があるかどうかを判定している。変形例では、判定部16は、所定時間内の施設5内の人の行動回数に基づいて、施設5内の人に異常があるかどうかを判定してもよい。例えば、施設5内の複数の電気機器の特定の電気機器の使用回数の合計を施設5内の人の行動回数として用いてもよい。特定の電気機器は、例えば、施設5に設置された複数の電気機器の中でも人の生活行動に対する関連性が高い考えられる電気機器である。特定の電気機器は、例えば、照明機器や、炊飯器などである。このように、判定部16は、施設5内の人が生活行動(日常生活動作)をしていない可能性が高い場合に、施設5内の人に異常があると判定してもよい。また、判定部16は、施設5内の人の生活行動とは別の基準により、施設5内の人に異常があると判定してもよい。例えば、判定部16は、施設5内で何らかのイベント(例えば、施設5内での異常音の発生)が起きたと判断した場合に、施設5内の人に異常があると判定してもよい。また、判定部16は、所定時間内の施設5内の人の行動回数が少ないほど、施設5内の人の異常の度合いが高くなるように、施設5内の人の状態レベルを判定してもよい。
上記実施形態では、施設5内の人が情報端末8,8Aを用いて見守りシステム10の判定条件及び出力条件を設定しているが、施設5内の人以外が判定条件及び出力条件を設定してもよい。例えば、施設5内の人の家族などが、判定条件及び出力条件を設定するためのアプリケーションソフトがインストールされた情報端末3を用いて、見守りシステム10の判定条件及び出力条件を設定してもよい。また、管理者100が、判定条件及び出力条件を設定するためのアプリケーションソフトがインストールされたサーバ101を用いて、見守りシステム10の判定条件及び出力条件を設定してもよい。
上記実施形態において、施設5は集合住宅5aの各住戸であるが、施設5は集合住宅5aの住戸以外の施設5に適用されてもよい。施設5は、特定の地域に属する戸建て住宅でもよい。また、施設5は、見守り対象の人が居住する建物に限定されず、見守り対象の人が一時利用する建物(例えば介護施設など)でもよい。
また、コンピュータシステムは、1又は複数のコンピュータで構成されるシステムであってもよい。つまり、見守りシステム10がサーバ1で構成されることは必須ではない。見守りシステム10は、複数の装置、例えばサーバ1とローカル装置40とで構成されてもよい。また、サーバ1とローカル装置40とを含む2以上の装置が見守りシステム10の機能を分担してもよい。また、サーバ1及びローカル装置40の各々の機能が複数の装置に分散して設けられてもよい。また、見守りシステム10の少なくとも一部の機能は、例えばクラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
上記実施形態において、負荷機器50は、ECHONET Lite(登録商標)に準拠した通信インタフェースを有しているとしたが、この構成に限定されない。負荷機器50は、他の規格に準拠した通信インタフェースを有して、ローカル装置40と通信可能であってもよい。負荷機器50は、無線又は有線によってローカル装置40と通信可能であってもよい。
また、上記実施形態において、施設5は、電力以外にも水、ガスなどの資源の供給を受けてもよい。この場合、施設5の利用状況は、施設5での水の消費量であってもよいし、施設5でのガスの消費量であってもよい。
(4)まとめ
第1の態様の見守りシステム10は、設定部15と、取得部14と、判定部16と、出力部17とを備える。設定部15は、施設5の利用状況をもとに施設5内の人の状態を判定するための判定条件、及び施設5内の人の状態に基づいた外部への出力動作の内容を表す出力条件の少なくとも一方を設定する。取得部14は施設5の利用状況を取得する。判定部16は、取得部14が取得した利用状況をもとに判定条件にしたがって施設5内の人の状態を判定する。出力部17は、判定部16の判定結果と出力条件とに基づいて外部への出力動作を行う。見守りシステム10では、設定部15が判定条件及び出力条件の少なくとも一方を設定しているから、施設5内の人に応じた見守り動作を行うことができる。
第2の態様の見守りシステム10では、第1の態様において、設定部15が、施設5内の人が使用する情報端末8から入力された設定情報に基づいて、判定条件及び出力条件の少なくとも一方を設定してもよい。
これにより、施設5内の人自身が判定条件及び出力条件の少なくとも一方を設定できる。
第3の態様の見守りシステム10では、第1又は第2の態様において、出力条件は、出力動作の出力形態に関する情報を含んでもよい。設定部15は、施設5内の人に応じて出力部17が行う出力動作の出力形態を設定できる。
第4の態様の見守りシステム10では、第1〜第3のいずれか1つの態様において、出力条件は、出力動作が出力部17から外部の出力対象に対して使用者の状態に関する第1通知情報を通知する通知動作を含む場合に出力先情報を含んでもよい。出力先情報は、出力部17と出力対象との間で通信するために必要な情報である。これにより、設定部15を用いて所望の出力対象に使用者の状態に関する第1通知情報を通知させることができる。
第5の態様の見守りシステム10では、第4の態様において、出力条件は、出力動作が出力対象から所定の連絡相手に使用者の状態に関する第2通知情報を通知する通知動作を更に含む場合に連絡先情報を含んでもよい。連絡先情報は、出力対象と所定の連絡相手との間で通信するために必要な情報である。これにより、設定部15を用いて出力対象から所望の連絡相手に使用者の状態に関する第2通知情報を通知させることができる。
第6の態様の見守りシステム10では、第1〜第5のいずれか1つの態様において、判定部16は、施設5内の人の異常の度合いを判定するように構成され、設定部15は、異常の度合いごとに、判定条件及び出力条件の少なくとも一方を設定してもよい。これにより、施設5内の人の異常の度合いごとに、判定条件及び出力条件の少なくとも一方を変更できる。
第7の態様の見守りシステム10では、第1〜第6のいずれか1つの態様において、出力部17は、判定部16の判定結果が所定状態になると、設定部15の設定に関係なく、所定の出力動作を行うように構成されてもよい。設定部15によって出力動作を行わないように設定されている場合でも、使用者の状態が所定状態になると、出力部17が所定の出力動作を行うことができる。
第8の態様の見守りシステム10では、第1〜第6のいずれか1つの態様において、出力部17は、判定部16の判定結果が所定時間以上連続して所定状態であると、設定部15の設定に関係なく、所定の出力動作を行うように構成されてもよい。設定部15によって出力動作を行わないように設定されている場合でも、使用者の状態が所定時間以上連続して所定状態になると、出力部17が所定の出力動作を行うことができる。
第9の態様の見守りシステム10では、第7又は第8の態様において、所定の出力動作が、施設5内の人が使用する情報端末8への通知動作であってもよい。施設5内の人が使用する情報端末8に対して通知動作を行うことで、この通知動作に対する反応の有無から、判定部16による判定結果が正しいかどうかを確認できる。
第10の態様の見守りシステム10では、第9の態様において、出力部17は、出力部17が情報端末への通知動作を行った前と後とで判定部16の判定結果に変化がない場合、予め設定された別の情報端末に通知動作を行ってもよい。施設5の使用者が使用する情報端末に通知動作を行った前と後とで判定部16の判定結果が変化しない場合、施設5の使用者が情報端末への通知動作に反応できない状態にある可能性が高い。この場合、出力部17が別の情報端末に通知動作を行うことで、使用者の異常により確実に対処できる。
第11の態様の見守りシステム10では、第1〜第10のいずれか1つの態様において、設定部15が判定条件を設定するように構成されてもよい。施設5の使用者に応じて判定条件を変更でき、施設5の使用者に合わせた見守りを行うことができる。
一態様の見守り方法は、設定ステップと、取得ステップと、判定ステップと、出力ステップとを含む。設定ステップでは、施設5の利用状況をもとに施設5内の人の状態を判定するための判定条件、及び使用者の状態に基づいた外部への出力動作の内容を表す出力条件の少なくとも一方を設定する。取得ステップでは施設5の利用状況を取得する。判定ステップでは、取得ステップで取得された利用状況をもとに判定条件にしたがって施設5内の人の状態を判定する。出力ステップでは、判定結果と出力条件とに基づいて外部への出力動作を行う。これにより、施設5内の人に応じた見守りを行うことができる。
一態様のプログラムは、コンピュータシステムに、設定処理と、取得処理と、判定処理と、出力処理とを実行させるためのプログラムである。設定処理では、施設5の利用状況をもとに施設5内の人の状態を判定するための判定条件、及び使用者の状態に基づいた外部への出力動作の内容を表す出力条件の少なくとも一方を設定する。取得処理では施設5の利用状況を取得する。判定処理では、取得処理で取得された利用状況をもとに判定条件にしたがって使用者の状態を判定する。出力処理では、判定処理の判定結果と出力条件とに基づいて外部への出力動作を行う。これにより、施設5内の人に応じた見守りを行うことができる。
1 サーバ
5 施設
8 情報端末
10 見守りシステム
14 取得部
15 設定部
16 判定部
17 出力部

Claims (13)

  1. 施設の利用状況をもとに前記施設内の人の状態を判定するための判定条件、及び前記施設内の人の状態に基づいた出力動作の内容を表す出力条件の少なくとも一方を設定する設定部と、
    前記施設の前記利用状況を取得する取得部と、
    前記取得部で取得された前記利用状況をもとに前記判定条件にしたがって前記施設内の人の状態を判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果と前記出力条件とに基づいて外部への出力動作を行う出力部と、を備える、
    見守りシステム。
  2. 前記設定部が、前記施設内の人が使用する情報端末から入力された設定情報に基づいて、前記判定条件及び前記出力条件の少なくとも一方を設定するように構成された、
    請求項1に記載の見守りシステム。
  3. 前記出力条件は、前記出力動作の出力形態に関する情報を含む、
    請求項1又は2に記載の見守りシステム。
  4. 前記出力条件は、前記出力動作が前記出力部から外部の出力対象に対して前記施設内の人の状態に関する第1通知情報を通知する通知動作を含む場合に、前記出力部と前記出力対象との間で通信するために必要な出力先情報を含む、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の見守りシステム。
  5. 前記出力条件は、前記出力動作が前記出力対象から所定の連絡相手に前記施設内の人の状態に関する第2通知情報を通知する通知動作を更に含む場合に、前記出力対象と前記所定の連絡相手との間で通信するために必要な連絡先情報を含む、
    請求項4に記載の見守りシステム。
  6. 前記判定部は、前記施設内の人の異常の度合いを判定するように構成され、
    前記設定部は、前記異常の度合いごとに、前記判定条件及び前記出力条件の少なくとも一方を設定する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の見守りシステム。
  7. 前記出力部は、前記判定部の判定結果が所定状態になると、前記設定部の設定に関係なく、所定の出力動作を行うように構成された、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の見守りシステム。
  8. 前記出力部は、前記判定部の判定結果が所定時間以上連続して所定状態であると、前記設定部の設定に関係なく、所定の出力動作を行うように構成された、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の見守りシステム。
  9. 前記所定の出力動作は、前記施設内の人が使用する情報端末への通知動作である、
    請求項7又は8に記載の見守りシステム。
  10. 前記出力部は、前記出力部が前記情報端末への通知動作を行った前と後とで前記判定部の判定結果に変化がない場合、予め設定された別の情報端末に通知動作を行う、
    請求項9に記載の見守りシステム。
  11. 前記設定部が、前記判定条件を設定するように構成された、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の見守りシステム。
  12. 施設の利用状況をもとに前記施設内の人の状態を判定するための判定条件、及び前記施設内の人の状態に基づいた出力動作の内容を表す出力条件の少なくとも一方を設定する設定ステップと、
    前記施設の前記利用状況を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得された前記利用状況をもとに前記判定条件にしたがって前記施設内の人の状態を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果と前記出力条件とに基づいて外部への出力動作を行う出力ステップと、を含む、
    見守り方法。
  13. コンピュータシステムに、
    施設の利用状況をもとに前記施設内の人の状態を判定するための判定条件、及び前記施設内の人の状態に基づいた出力動作の内容を表す出力条件の少なくとも一方を設定する設定処理と、
    前記施設の前記利用状況を取得する取得処理と、
    前記取得処理で取得された前記利用状況をもとに前記判定条件にしたがって前記施設内の人の状態を判定する判定処理と、
    前記判定処理の判定結果と前記出力条件とに基づいて外部への出力動作を行う出力処理と、
    を実行させるための見守り用プログラム。
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