JP5526238B2 - 電源切り忘れ検知装置、電源切り忘れ検知プログラム、及び電源切り忘れ検知方法、検知システム - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、電力需要家(以下、適宜、「需要家」と称する。)の外出中に家電機器の電源の切り忘れを判定する技術に関する。
需要家は、外出時における家電機器の電源の切り忘れを防ぐため、家電機器自体が備えるタイマーオフ機能や家電機器の電源コンセント等に別途設けたタイマーオフ機能等により対応している。また、需要家は需要家宅にホームサーバ等のコントローラを設置し、このコントローラにより家電機器の動作状態を監視している。
また、関連する技術として、以下の技術が開示されている。
しかし、家電機器のタイマーオフ機能や家電機器の電源コンセント等にタイマーオフ機能を設ける対処法では、その都度設定しないとタイマーオフ機能が機能せず、設定のし忘れにより電源の切り忘れが発生する場合がある。このため、不要な電力を消費するとともに、電源の切り忘れに起因する事故が発生する可能性もありうる。また、単にホームサーバ等のコントローラで家電機器を監視しただけでは、需要家の外出タイミングを判定することはできない。このため、需要家が外出した後に発生しうる電源の切り忘れを精度よく検知することができない。
本発明の実施形態は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、需要家の外出タイミングを判定して家電機器の電源切り忘れを精度よく検知することにより、不要な電力の消費を抑制するとともに、電源の切り忘れに起因する事故を防止する技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、実施形態の電源切り忘れ検知装置は、需要家施設における過去の電力量データから算出される電力量により電力使用パターンを作成し、該電力使用パターンに基づいて需要家が外出したか否かを判定する外出判定部を有する。また、実施形態の電源切り忘れ検知装置は、前記需要家施設における現在の電力量データを受信し、前記外出判定部により前記需要家が外出したと判定された場合、前記受信された電力量データに基づいて、前記需要家施設の電気機器の電源の切り忘れを検知する切り忘れ検知部を有する。
上述した課題を解決するため、実施形態の電源切り忘れ検知装置は、需要家施設における過去の電力量データから算出される電力量により電力使用パターンを作成し、該電力使用パターンに基づいて需要家が外出したか否かを判定する外出判定部を有する。また、実施形態の電源切り忘れ検知装置は、前記需要家施設における現在の電力量データを受信し、前記外出判定部により前記需要家が外出したと判定された場合、前記受信された電力量データに基づいて、前記需要家施設の電気機器の電源の切り忘れを検知する切り忘れ検知部を有する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。まず、実施形態である電源切り忘れ検知装置を有するシステムについて説明する。なお、本発明の実施形態に係る電源切り忘れ検知装置10の動作については電源切り忘れ装置の説明にて詳述する。
図1は、スマートメータ100aを有する需要家宅100と、電気事業者200と、サービス事業者300と、需要家が所持する携帯電話機400とを有するシステムを示す図である。図1に示すシステムは、スマートメータ100aを有する需要家宅100と、電気事業者200と、サービス事業者300と、需要家が所持する携帯電話機400とを有する。スマートメータ100aは、家電機器により使用された電力量データを所定の間隔で測定し、電力会社等のネットワークを介して電気事業者200に送信する。電気事業者200は、受信した需要家宅100の電力量データを主に検針目的のために使用する。また、電気事業者200は、通信ネットワークを介して電力量データを契約しているサービス事業者300へ転送する。
サービス事業者300は、電源切り忘れ検知装置10により、前述の電力事業者200が有する電源切り忘れ検知装置10に送信された電力量データを通信ネットワークを介して取得し、データベース20に保存する。電源切り忘れ検知装置10は、需要家宅100の家電機器の電源が切り忘れられていることを検知した場合、その旨をメールサーバ30を介して需要家の携帯電話機400にメールで通知する。
次に、実施形態の電源切り忘れ検知装置10について説明する。実施形態の電源切り忘れ検知装置10のハードウェア構成は、図1に示すようにコンピュータにより実現され、データ通信部10aと、プロセッサ10bと、記憶部10cとを有する。
データ通信部10aは電気事業者200やデータベース20と通信する。プロセッサ10bは、記憶部10cに格納されたプログラム等に従って動作することにより電源切り忘れ検知装置10の機能を実現する。
実施形態の電源切り忘れ検知装置10の機能構成について説明する。
図2は、実施形態の電源切り忘れ検知装置10の機能構成を示すブロック図である。図3は実施形態の電源切り忘れ検知装置10が取得した電力量データの一例である。図4は電力使用データのデータ構造例である。
電源切り忘れ検知装置10は外出判定部40と切り忘れ検知部50とを有する。外出判定部40は、蓄積データ取得部41と、トレンドグラフ作成部42と、電力量閾値算出部43と、外出タイミング判定部44とを有する。蓄積データ取得部41は、例えば図3に示すように、過去に需要家宅100で使用された電力量が蓄積された電力量データ(蓄積データ)をデータベース20から取得する。図3に示すように、電力量データは、各需要家にユニークに割り振られた需要家ID、電力量を測定した年月日や時刻を有する日時、及び需要家宅100のスマートメータ100aで積算した積算電力量(Wh)を有する。また、蓄積データ取得部41は、例えば図4に示すように、図3に示す蓄積データから、需要家毎に、年月日、時分、積算電力量、及び消費電力(電力量)を有するデータ構造を作成する。図4に示す消費電力(電力量)は、図3に示すように電力量データが積算電力量を有するため、今回分の積算電力量から前回分の積算電力量を減ずることにより求めることができる。
トレンドグラフ作成部42は、図4に示すデータ構造に基づいて電力使用パターン(トレンドグラフ)を作成する。電力量閾値算出部43は、トレンドグラフ作成部42により作成された電力使用パターンに基づいて、後述する電源切り忘れ検知部52が電源を切り忘れているか否かを検知するための電力量閾値を算出し、算出した電力量閾値を電源切り忘れ検知部52に送信する。外出タイミング判定部44は、トレンドグラフ作成部42が作成した電力使用パターンに基づいて、需要家が外出したタイミング(時刻)を判定する。また、外出タイミング判定部44は、需要家が外出したと判定した場合には、判定した外出タイミングを電源切り忘れ検知部52に送信する。
切り忘れ検知部50は、メータデータ受信部51と、電源切り忘れ検知部52と、メッセージ送信部53とを有する。メータデータ受信部51は、現在の需要家宅100における電力量データを需要家宅100から電気事業者200を介して受信する。電源切り忘れ検知部52は、需要家宅100における現在の電力量データを受信し、外出判定部40により需要家が外出したと判定された場合、受信された電力量データに基づいて、需要家宅100の家電機器(電気機器)の電源の切り忘れを検知する。メッセージ送信部53は、家電機器の電源が切り忘れられていることを示すメッセージを、メールサーバ30を介して需要家が所持する携帯電話機400に送信する。なお、これらの機能はプロセッサ10bにより実現される。
次に、電源切り忘れ検知装置10の動作について説明する。以下では、外出タイミングの判定動作と電源の切り忘れ検知動作に分けて説明する。
(外出タイミングの判定動作)
外出タイミングの判定動作について説明する。図5は実施形態の電源切り忘れ検知装置10の外出タイミングを判定する動作を示すフローチャートである。図6は、過去3週間分の電力使用パターンと、曜日毎の電力量の平均値から得られたトレンドグラフと、平均値と曜日毎の電力量との差であるバラツキを示すグラフである。図7は、同類型の曜日のトレンドグラフと非同類型の曜日のトレンドグラフとを分類した結果を示す図である。図8は、同類型の曜日に含まれる月曜日の時間毎の平均値から得られた第1定常状態、第2定常状態、第1電力量及び第2電力量を示すトレンドグラフである。図9は、同類型の曜日に含まれる月曜日の時間毎の平均値から得られた外出タイミング及び電力量閾値を示すトレンドグラフである。以下では、適宜、図1〜4も用いて説明する。
外出タイミングの判定動作について説明する。図5は実施形態の電源切り忘れ検知装置10の外出タイミングを判定する動作を示すフローチャートである。図6は、過去3週間分の電力使用パターンと、曜日毎の電力量の平均値から得られたトレンドグラフと、平均値と曜日毎の電力量との差であるバラツキを示すグラフである。図7は、同類型の曜日のトレンドグラフと非同類型の曜日のトレンドグラフとを分類した結果を示す図である。図8は、同類型の曜日に含まれる月曜日の時間毎の平均値から得られた第1定常状態、第2定常状態、第1電力量及び第2電力量を示すトレンドグラフである。図9は、同類型の曜日に含まれる月曜日の時間毎の平均値から得られた外出タイミング及び電力量閾値を示すトレンドグラフである。以下では、適宜、図1〜4も用いて説明する。
まず、蓄積データ取得部41は、図3に示す電力量データが過去3週間分蓄積した蓄積データをデータベース20から取得し、図4に示すデータ構造を作成する(S1)。トレンドグラフ作成部42は、図6に示すように、データ構造から1〜3週目の曜日毎の電力使用パターンを作成する(S2)。トレンドグラフ作成部42は、曜日毎であり且つ電力量データを測定した時間毎に電力量の平均値を算出し、これらの平均値から曜日毎の電力使用パターン(トレンドグラフ)を作成する(S3)。
トレンドグラフ作成部42は、曜日毎に、電力量の時間毎の平均値と各週の時間毎の電力量との差であるバラツキを算出し、時間毎の電力量のバラツキを示すグラフを作成する(S4)。図6に示す月曜日や木曜日はバラツキが小さく規則的な生活をする曜日であるため、出勤日の可能性がある。一方、図6に示す日曜日はバラツキが大きく規則的な生活をしない曜日であるため、休日の可能性がある。そして、トレンドグラフ作成部42は、図7に示すように、電気量データや電力使用パターンを同類型の曜日と非同類型の曜日とに分類する(S5)。図6に示すように、月曜日から金曜日は、電力量のバラツキが全時間帯において±4(kWh)に入り、日中の時間帯においては±2(kWh)に入る曜日であるため、図7に示すように同類型の曜日である。一方、土曜日と日曜日は、電力量のバラツキが概ね全時間帯において±2(kWh)を超えて、特定の時間帯においては±4(kWh)を超える曜日であるため、非同類型の曜日である。同類型の曜日は出勤日の可能性があり、非同類型の曜日は休日である可能性がある。
トレンドグラフ作成部42は、データベース20から第1定常状態及び第2定常状態を判定するために予め定められた単位時間当たりの電力量の変化の範囲を示すデータを、データベース20から蓄積データ取得部41を介して取得する(S6)。例えば、本実施形態では、単位時間当たりの電力量の変化の範囲を±1(kW)と定め、この範囲を定常状態を判定するために用いる。定常状態を単位時間当たりの電力量の変化に基づいて判定することにより、需要家の生活パターンが変化したとしても、定常状態を精度よく容易に判定することができる。
トレンドグラフ作成部42は、同類型の曜日毎に、ステップ3で算出した時間毎の電力量の平均値から単位時間当たりの電力量の変化を算出し、算出した電力量の変化がステップ6で取得した電力量の変化の範囲に入るか判定する。算出した電力量の変化が取得した電力量の変化の範囲に入る場合には、その範囲に入る時間帯を定常状態と判定し、それ以外の時間帯をピーク状態と判定する(S7)。図8に示すように、同類型の曜日である月曜日の平均値から得られたトレンドグラフでは、0:00〜5:00の時間帯における単位時間当たりの電力量の変化は±1(kW)に入る。このため、トレンドグラフ作成部42はこの時間帯を第1定常状態と判定する。同様に、8:00〜18:30の時間帯を第2定常状態と判定する。また、5:00〜8:00の時間帯における単位時間当たりの電力量の変化は±1(kW)に入らない。このため、トレンドグラフ作成部42はこの時間帯をピーク状態と判定する。
トレンドグラフ作成部42は、第1定常状態の終点時刻、すなわち第1定常状態のうちピーク状態と隣接する測定時刻を算定し、また、第2定常状態の始点時刻、すなわち第2定常状態のうちピーク状態と隣接する測定時刻を算定する(S8)。図8に示すトレンドグラフでは、第1定常状態のうち、ピーク状態の直前の測定時刻を終点時刻とし、第2定常状態のうち、ピーク状態の直後の測定時刻を始点時刻とする。そして、トレンドグラフ作成部42は、図8に示すように、第1定常状態の終点時刻の電力量を第1電力量とし、第2定常状態の始点時刻の電力量を第2電力量とする。
電力量閾値算出部43は、第1電力量及び第2電力量に基づいて電力量閾値を算出する(S9)。例えば、図9に示すように、第1電力量と第2電力量との間の値を電力量閾値として設定する。例えば、第1電力量と第2電力量の和の1/2の値を電力量閾値とする。この電力量閾値は、後述する電源切り忘れ検知部52により電源の切り忘れの検知に用いられる。電力量閾値算出部43は設定した電力量閾値を電源切り忘れ検知部52へ送信する(S10)。
外出タイミング判定部44は、第2定常状態の始点時刻を外出タイミングとして判定する(S11)。例えば、図9に示すように、第2定常状態の始点時刻である8:00を外出タイミングとして判定する。最後に、外出タイミング判定部44は外出タイミングのデータを電源切り忘れ検知部52へ送信する(S12)。第2定常状態の始点時刻である外出タイミングは、切り忘れ検知部50にて電源切り忘れ検知の判定の開始条件として用いられる。
(電源の切り忘れ検知動作)
電源の切り忘れ検知動作について説明する。図10は、実施形態の電源切り忘れ検知装置10の電源の切り忘れ検知動作を示すフローチャートである。図11は、消し忘れ“あり”の場合における電力量と時間との関係を示すグラフである。図12は、消し忘れ“なし”の場合における電力量と時間との関係を示すグラフである。
電源の切り忘れ検知動作について説明する。図10は、実施形態の電源切り忘れ検知装置10の電源の切り忘れ検知動作を示すフローチャートである。図11は、消し忘れ“あり”の場合における電力量と時間との関係を示すグラフである。図12は、消し忘れ“なし”の場合における電力量と時間との関係を示すグラフである。
メータデータ受信部51は、現在の需要家宅100における電力量データ(メータデータ)を、需要家宅100のスマートメータ100aから電力事業者200を介して受信する(S21)。メータデータ受信部51は電力量データを所定の間隔(例えば30分間隔)で受信する。電源切り忘れ検知部52は、電力量閾値算出部43から電力量閾値を取得するとともに、外出タイミング判定部44から外出タイミングを取得する(S22)。電源切り忘れ検知部52は、図3に示す受信した現在の電力量データから図4に示す電力量(消費電力)を算出し、図11や図12に示すような電力使用パターンを作成する(S23)。
電源切り忘れ検知部52は、外出タイミング以降の電力量が電力量閾値より大きいか否かを検知する(S24)。具体的には、例えば、外出タイミング以降の電力量が外出タイミングから所定時間(例えば1〜2時間)連続して電力量閾値より大きいか否かを検知する。外出タイミング以降の電気量が電力量閾値より大きい場合には(S24、yes)、家電機器の電源の切り忘れがあることを検知し、その旨のメッセージをデータ通信部10aによりメールサーバ30を介して携帯電話機400へ送信する(S25)。外出タイミング以降の電力量が電力量閾値より小さい場合には(S24、no)、需要家宅100の家電機器の電源が切られていることを検知し(S26)、S21に戻る。
電源切り忘れ検知部52は、例えば、図11に示すように、外出タイミングである8:00以降の電力量が電力量閾値より大きい場合には、需要家宅100の家電機器の電源が切り忘れられていることを検知する。一方、電源切り忘れ検知部52は、例えば、図12に示すように、外出タイミングである8:00以降の電力量が電力量閾値より小さい場合には、需要家宅100の家電機器の電源が切られていることを検知する。
この実施形態の電源切り忘れ検知装置10によれば、過去の需要家宅100における電力量データに基づいて自動的に外出タイミングを判定し、外出タイミングと電力量閾値に基づいて現在の需要家宅100における家電機器の電源が切り忘れられているか否かを検知する。このため、需要家の外出タイミングを精度よく判定して家電機器の電源切り忘れを判定することにより、不要な電力の消費を抑制するとともに、電源の切り忘れに起因する事故を防止することができる。また、実施形態の電源切り忘れ検知装置10は、図1に示すように需要家宅100に設置する必要がないため、導入にあたって需要家において多大なコストの発生を抑えることができる。
次に、実施形態の電源切り忘れ検知装置10を有するシステムの変形例について説明する。図13は、スマートメータ100bが有する通電遮断部100cの遠隔操作を可能としたシステムを示す図である。図13に示すシステムでは、需要家宅100のスマートメータ100bが通電遮断部100cを有する。通電遮断部100cを有することにより、需要家が電源の切り忘れのメールを受信した場合、需要家が帰宅するか又は近隣の知人等に対応を依頼して電源を切断することを回避することができる。サービス事業者300の電源切り忘れ検知装置10は、需要家宅100の電源の切り忘れを検知した場合、需要家宅100のスマートメータ100bに対する遮断指令データを電気事業者200の処理装置200aへ送信する。電気事業者200の処理装置200aは遮断指令データを受け取ると、需要家宅100のスマートメータ100bへ遠隔開データを送信する。スマートメータ100bは、電気事業者200の処理装置200aから遠隔開データを受信すると、電力線からの電力供給を遮断し、需要家宅100の家電機器への電力供給を停止する。
なお、図13のシステムにおいて、需要家は、携帯電話機400によりサービス事業者300からの電源の切り忘れのメールを受信した後に、サービス事業者300に対して通電遮断許可を行う。そして、サービス事業者300は遮断指令データを送信する。また、図13において、通電遮断部100cを家電機器毎に設置させることにより、電源の切り忘れの対象となる家電機器のみ電力供給を遮断することが可能とある。
図14は、需要家宅100と、電気事業者200と、ガス事業者500と、水道事業者600と、サービス事業者300と、需要家が所持する携帯電話機400とを有するシステムを示す図である。図14に示すシステムでは、電源切り忘れ検知装置10が電力量データに加えてガス量データ及び水道量データを組み合わせることにより、需要家が在宅しているか否か、電源の切り忘れがあるか否かについて検知する。このため、図14において、需要家宅100は通信機能を備えたガスメータ100d及び通信機能を備えた水道メータ100eを有する。電源切り忘れ検知装置10はガス事業者500及び水道事業者600を介してガス量データ及び水道量データを受信し、これらのデータを考慮する。詳細については後述する。これにより、電源切り忘れ検知装置10は、電気量データのみの場合と比較して、更に精度よく需要家の外出タイミングの判定や電源の切り忘れ等の検知を行うことができる。
ガスメータ100dは、電力メータ(スマートメータ)100aと同様に、ガス会社等のネットワークを介して需要家宅100で使用されたガス量データをガス事業者500に送信する。ガス事業者500は、電気事業者200と同様に、ガス量データを検針目的のために使用し、契約しているサービス事業者300へ通信ネットワークを介してガス量データを転送する。サービス業者300の電源切り忘れ検知装置10は、ガス量データを需要家毎にデータベース20に格納する。水道メータ100eも水道量データを送信し、以降同様の動作を行う。
サービス事業者300の電源切り忘れ検知装置10は、例えば下記表1に示すように、外出タイミング判定部44や電源切り忘れ検知部52の結果と合わせて、メータデータ受信部51で受信したガス量データや水道量データから算出されるガス変化量や水道変化量を考慮し、需要家が外出しているか否かを判定し、需要家宅100の家電機器の電源の切り忘れがあるか否かを検知する。
表1に記載のように、電力量の値が通常と同じであり、ガス量データや水道量データの変化がなければ、需要家が外出中で電源の切り忘れがないと推定される。電力量の値が通常と同じであり、ガス量データや水道量データの変化があれば、需要家は在宅中であると推定される。電力量の値が通常より高く、ガス量データや水道量データの変化がなければ、需要家が外出中で電源の切り忘れがあると推定される。また、電力量の値が通常より高く、ガス量データや水道量データの変化があれば、需要家が在宅中であると推定される。
サービス事業者300の電源切り忘れ検知部52は、電源の切り忘れがあると検知した場合、メールサーバ30を介して需要家の携帯電話機400に電源の切り忘れを通知する。このように、図14に示すシステムでは、電源の切り忘れに加え、ガス器具の消し忘れや水道の止め忘れも検知することができる。
なお、図14に示すシステムにおいて、外出判定部40は、電気量データと同様に、過去のガス量データや水道量データを取得し、トレンドグラフを作成し、閾値を算出し、電気量データのトレンドグラフと合わせて外出タイミングを判定してもよい。また、切り忘れ検知部50は、電気量データに基づく切り忘れ検知と同様に、現在のガス量データや水道量データを取得し、現在のガス量や水道量から算出された閾値や外出タイミングに基づいて、電気量データの結果と合わせて電源の切り忘れを検知してもよい。また、ガス量データ及び水道量データの両方を考慮してもよく、これらのいずれか一方のみを考慮してもよい。
実施形態の電源切り忘れ検知装置10では電力量データのみに基づいて需要家の外出タイミングの判定や家電機器の電源の切り忘れを検知したが、電力量データに加え、ガス量データや水道量データを考慮してもよい。具体的には、前述の図14の説明と同様の手段で実現可能である。
また、実施形態では外出タイミングを過去の電力消費パターンのみから判定したが、需要家が予めサービス事業者300へ外出タイミングを通知してもよい。例えば、需要家がパソコンや携帯電話機等でサービス事業者300が提供するWeb画面へアクセスして外出タイミングを設定することができる。
また、需要家が外出する際に、外出したタイミングをメール等でサービス事業者300に通知してもよい。この場合、需要家は、通知する時間を外出後としてもよく、需要家が在宅している際にも外出予定タイミングを外出タイミングとして携帯電話機400に入力し、サービス事業者300に事前通知してもよい。この場合、携帯電話機400は、外出タイミングを入力する外出タイミング入力部及び外出タイミングを通知する外出タイミング通知部を有する。
また、携帯電話機400等のGPS機能により需要家の外出を把握してもよい。GPS機能付き携帯電話機の場合、GPS機能付き携帯電話機が取得した位置情報をサービス事業者300に送信する。サービス事業者300は位置情報を入手した時点を外出タイミングとしてもよい。GPS機能付き自動車の場合にも、サービス事業者300は同様の手段で外出タイミングとすることができる。例えば、GPS機能付き携帯電話機は、図15に示すように、現在の位置情報を取得する位置情報取得部401及び現在の位置情報を送信する位置情報送信部402を有し、GPS機能付き自動車も同様である。更に、GPS機能付き携帯電話機やGPS機能付き自動車は、タイマにより設定時間に位置情報を送信してもよい。
ここで、携帯電話による位置情報に基づく電源の切り忘れ検知動作について説明する。図16は、位置情報に基づく電源の切り忘れ検知動作を示すフローチャートである。なお、図16に示すフローチャートは、図10に示すフローチャートに対し、ステップS22a及びS22bの動作が異なるため、図10とは異なる動作についてのみ説明する。
ステップS22の動作の後、外出タイミング判定部44は、位置情報送信部402より送信された位置情報を取得し(S22a)、位置情報により示される位置が予め設定された設定範囲内かどうかを判断する(S22b)。ここで設定範囲は、需要家宅100を示す特定の位置から所定の距離内、または需要家宅100を示す所定の位置範囲とする。また、この設定範囲は事前に設定されるものとする。位置情報により示される位置が設定範囲内である場合(S22b,yes)、ステップS21の動作が実行される。また、位置情報により示される位置が設定範囲内ではない場合(S22b,no)、ステップS23の動作が実行される。
また、携帯電話機400との送受電波状況により需要家の外出を把握してもよい。この場合、携帯電話事業者は、携帯電話機400と通信している携帯電話基地局のエリアにより、携帯電話機400の持ち主がどの場所に位置しているか大まかに把握することができる。このため、外出タイミング判定部44は携帯電話機400を所持する需要家が外出したことを判定し、判定した時間を外出タイミングとしてもよい。
また、これら外出の把握方法については、セキュリティ情報を利用できる場合は、さらに高い精度で需要家の外出判定を行うことが可能である。図17は、需要家宅100と、電気事業者200と、ガス事業者500と、水道事業者600と、セキュリティ事業者700と、サービス事業者300と、需要家が所持する携帯電話機400とを有するシステムを示す図である。図17に示すセキュリティ事業者700は、セキュリティ情報として入退出情報を需要家宅100に備え付けられたセキュリティ機器から取得する。また、電源切り忘れ検知装置10は、セキュリティ事業者700より入退出情報を取得する。ここで入退出情報は、需要家宅100のセキュリティに関する情報のうち、需要家の外出に関わる情報であればどのようなものでも良い。このような入退出情報として、キーロック情報、カード入退情報、防犯カメラ情報などが挙げられる。
ここで、入退出情報に基づく電源の切り忘れ検知動作について説明する。図18は、入退出情報に基づく電源の切り忘れ検知動作を示すフローチャートである。なお、図18に示すフローチャートは、図10に示すフローチャートに対し、ステップS22c及びS22dの動作が異なるため、図10とは異なる動作についてのみ説明する。
ステップS22の動作の後、外出タイミング判定部44は、セキュリティ事業者700より入退出情報を取得し(S22c)、入退出情報が需要家の在宅を示すかどうかを判断する(S22d)。ここで需要家の在宅を示すような条件として、キーロック情報により需要家宅100のドアのロックがなされていることが示されるような場合、カード入退情報により需要家の需要家宅100への入室が示されているような場合、防犯カメラに基づく顔認識などにより需要家の需要家宅100への入室状態を含むような防犯カメラ情報が入室状態を示す場合が挙げられる。入退出情報が需要家の在宅を示す場合(S22d,yes)、ステップS21の動作が実行される。また、入退出情報が需要家の外出を示す場合(S22d,no)、ステップS23の動作が実行される。
このような入退出情報と資源の使用パターンとに基づく需要家宅100が無人状態か否かの判定は、上述した需要家の位置情報と資源の使用パターンとに基づく判定と組み合わせても良い。入退出情報と位置情報と各種資源の使用パターンとに基づく判定を行うことで、より高い精度で需要家宅100が無人状態か否かを判定することができる。
また、実施形態ではサービス事業者300がデータベース20を有しているが、電気事業者200がデータベース20を有していてもよく、また、需要家宅100が有してもよい。同様に、実施形態ではサービス事業者300が電源切り忘れ検知装置10を有しているが、電気事業者200が電源切り忘れ検知装置10を有してもよく、また、需要家宅100が電源切り忘れ検知装置10を有してもよい。
また、実施形態では電源切り忘れ検知部52の結果をメッセージ送信部53がメールサーバ30を介して需要家に送信したが、トレンドグラフ作成部42で作成されたトレンドグラフ、電力量閾値算出部43で算出された電力量閾値、及びメータデータ受信部51で受信した現在の需要家宅100の電力量データ等を、メールサーバ30を介して需要家へ送信してもよい。これにより、需要家自身がこれらのデータに基づいて電源の切り忘れを検知することができる。
また、需要家は、携帯電話機400からサービス事業者300が提供するWeb画面へアクセスすることにより、トレンドグラフ作成部42で作成されたトレンドグラフ、電力量閾値算出部43で算出された電力量閾値、及びメータデータ受信部51で受信した現在の需要家宅100の電力量データ等を確認することもできる。これにより、需要家自身がこれらのデータに基づいて電源の切り忘れを検知することができる。
また、実施形態では家電機器の電源の切り忘れについて説明したが、需要家宅100で家電機器以外の電気機器の電源が切り忘れられていた場合にも適用することができる。
また、実施形態におけるサービス事業者300は、電気事業者200と、ガス事業者500と、水道事業者600と同一の実施形態もあり得る。さらに、これ以外に温冷水などのエネルギー供給事業者も同様のことが可能である。
また、実施形態では通電遮断のみに言及しているが、ガス、水道、その他エネルギーなどの資源に関しても遮断部を設置できるものについては、電気と同様に、資源の使用量に応じて、切り忘れに対する遮断を行うことができる。また、開閉制御以外に制御が可能な場合は需要家のニーズに合わせてエアコンの温度制御や、照明の調光などの制御を行うこともできる。
プロセッサ10bに外出判定部40及び切り忘れ検知部50の機能を実行させる電源切り忘れプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されていてもよい。このコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ディスクや半導体メモリを含む。その形態は、電源切り忘れ検知装置10の内部に設けられた記憶部10c、可搬型記録媒体、他の電源切り忘れ検知装置の外部記憶装置を含む。また、可搬型記録媒体が電源切り忘れ検知プログラムを格納し、電源切り忘れ検知装置10がこの可搬型記録媒体の読み取り装置を有する場合、電源切り忘れ検知装置10はこの記録媒体から電源切り忘れ検知プログラムを読み取っても良い。あるいは、他のコンピュータが電源切り忘れ検知プログラムを格納し、電源切り忘れ検知装置10が他のコンピュータに接続されている場合、電源切り忘れ検知装置10は他のコンピュータから電源切り忘れ検知プログラムを受信しても良い。
上記実施形態は、需要家として一般家庭としているが、ビル、工場において無人状態となる夜間、休日における電力等の管理にも適用することができる。つまり、上記実施形態は一般家庭の需要家宅だけでなく、ビル、工場のような需要家施設をも対象とすることができる。また、複数の需要家宅が併設された集合住宅を対象とし、複数の需要家宅それぞれに上記実施例を適用しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Claims (9)
- 需要家施設における過去の電力量データから算出される電力量により電力使用パターンを作成し、該電力使用パターンに基づいて需要家が外出したか否かを判定する外出判定部と、
前記需要家施設における現在の電力量データを受信し、前記外出判定部により前記需要家が外出したと判定された場合、前記受信された電力量データに基づいて、前記需要家施設の電気機器の電源の切り忘れを検知する切り忘れ検知部とを有し、
前記外出判定部は、前記過去の電力量データから所定の時期毎の電力量の平均値を算出し、該平均値と前記所定の時期の電力量との差に基づいて、前記所定の時期毎の電力量を同類型の電力量と非同類型の電力量とに分類した後に、該同類型の電力量により作成した電力使用パターンに基づいて前記需要家が外出したか否かを判定する電源切り忘れ検知装置。 - 需要家施設における過去の電力量データから算出される電力量により電力使用パターンを作成し、該電力使用パターンに基づいて需要家が外出したか否かを判定する外出判定部と、
前記需要家施設における現在の電力量データを受信し、前記外出判定部により前記需要家が外出したと判定された場合、前記受信された電力量データに基づいて、前記需要家施設の電気機器の電源の切り忘れを検知する切り忘れ検知部とを有し、
前記電力使用パターンは、単位時間当たりの電力量の変化が所定の範囲内となる状態である第1定常状態及び第2定常状態を時系列に有し、
前記外出判定部は、前記第1定常状態及び前記第2定常状態に基づいて電源の切り忘れの検知に用いる電力量閾値を設定する電源切り忘れ検知装置。 - 前記外出判定部は、前記切り忘れ検知部が検知を開始する開始条件として用いる前記第2定常状態の始点時刻を算定し、該始点時刻を前記需要家が外出した時刻として判定する請求項2に記載の電源切り忘れ検知装置。
- 前記外出判定部は、前記電力使用パターン、並びに前記需要家施設における過去のガス量データから得られたガス変化量及び前記需要家施設における過去の水道量データから得られた水道変化量から選択される少なくとも一つに基づいて、前記需要家が外出したか否かを判定する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電源切り忘れ検知装置。
- 前記切り忘れ検知部は、前記現在の電力量データから算出される電力量のうち、前記需要家が外出したと判定した時刻以降のデータが、前記過去の電力量データから算出される電力量により作成された電力使用パターンに基づいて設定された閾値より大きい場合に、前記需要家施設の電気機器の電源の切り忘れを検知する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電源切り忘れ検知装置。
- 需要家施設における過去の電力量データから算出される電力量により電力使用パターンを作成し、該電力使用パターンに基づいて需要家が外出したか否かを判定する外出判定ステップと、
前記需要家施設における現在の電力量データを受信し、前記外出判定ステップにより前記需要家が外出したと判定された場合、前記受信された電力量データに基づいて、前記需要家施設の電気機器の電源の切り忘れを検知する切り忘れ検知ステップとをコンピュータに実行させ、
前記外出判定ステップは、前記過去の電力量データから所定の時期毎の電力量の平均値を算出し、該平均値と前記所定の時期の電力量との差に基づいて、前記所定の時期毎の電力量を同類型の電力量と非同類型の電力量とに分類した後に、該同類型の電力量により作成した電力使用パターンに基づいて前記需要家が外出したか否かを判定する電源切り忘れ検知プログラム。 - 需要家施設における過去の電力量データから算出される電力量により電力使用パターンを作成し、該電力使用パターンに基づいて需要家が外出したか否かを判定する外出判定ステップと、
前記需要家施設における現在の電力量データを受信し、前記外出判定ステップにより前記需要家が外出したと判定された場合、前記受信された電力量データに基づいて、前記需要家施設の電気機器の電源の切り忘れを検知する切り忘れ検知ステップとをコンピュータに実行させ、
前記電力使用パターンは、単位時間当たりの電力量の変化が所定の範囲内となる状態である第1定常状態及び第2定常状態を時系列に有し、
前記外出判定ステップは、前記第1定常状態及び前記第2定常状態に基づいて電源の切り忘れの検知に用いる電力量閾値を設定する電源切り忘れ検知プログラム。 - 需要家施設における過去の複数の資源使用量のうち、少なくとも1つ以上のデータから算出される使用パターンを作成し、該使用パターンに基づいて需要家施設が無人状態か否かを判定する判定部と、
前記需要家施設における現在の複数の資源使用量のうち、少なくとも1つ以上のデータを受信し、前記判定部により前記需要家施設が無人状態と判定された場合、前記受信された複数の資源使用量のうち、少なくとも1つ以上のデータに基づいて、前記判定部により前記需要家施設が無人状態と判定されたタイミングにおける前記需要家施設の複数の資源のうち、その使用量データを受信した資源の使用状態を検知する検知部と、
前記検知部の検知状態に基づき、前記複数の資源のうち、前記検知部によりその使用状態が検知された資源について所定の制御を行う制御部とを有し、
前記判定部は、前記過去の複数の資源使用量のうち、少なくとも1つ以上のデータから所定の時期毎の資源使用量の平均値を算出し、該平均値と前記所定の時期の資源使用量との差に基づいて、前記所定の時期毎の資源使用量を同類型の資源使用量と非同類型の資源使用量とに分類した後に、該同類型の資源使用量により作成した使用パターンに基づいて前記需要家が外出したか否かを判定する検知システム。 - 需要家施設における過去の複数の資源使用量のうち、少なくとも1つ以上のデータから算出される使用パターンを作成し、該使用パターンに基づいて需要家施設が無人状態か否かを判定する判定部と、
前記需要家施設における現在の複数の資源使用量のうち、少なくとも1つ以上のデータを受信し、前記判定部により前記需要家施設が無人状態と判定された場合、前記受信された複数の資源使用量のうち、少なくとも1つ以上のデータに基づいて、前記判定部により前記需要家施設が無人状態と判定されたタイミングにおける前記需要家施設の複数の資源のうち、その使用量データを受信した資源の使用状態を検知する検知部と、
前記検知部の検知状態に基づき、前記複数の資源のうち、前記検知部によりその使用状態が検知された資源について所定の制御を行う制御部とを有し、
前記使用パターンは、単位時間当たりの資源使用量の変化が所定の範囲内となる状態である第1定常状態及び第2定常状態を時系列に有し、
前記判定部は、前記第1定常状態及び前記第2定常状態に基づいて資源の切り忘れの検知に用いる資源量閾値を設定する検知システム。
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