JP2012231612A - 電力制御装置及び電力制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蓄電池を有する需要家において、利用者の長期不在時における蓄電池の制御を適切に実行し、有益性を高めることが可能な電力制御装置及び電力制御方法を提供する。
【解決手段】
電力制御装置は、電力を供給可能な分散電源と、電力系統から供給される電力又は分散電源から供給される電力を蓄電する蓄電池と、負荷機器とを有する需要家に設けられ、需要家内の電力を制御する。電力制御装置は、需要家内において、利用者の長期不在を検出する検出部と、前記利用者の長期不在が検出された場合、蓄電池の運転モードを、在宅モードから不在モードに設定するモード制御部と、不在モードに設定された場合、在宅時に前記蓄電池に蓄電しておくべき第1目標蓄電量から、長期不在時に前記蓄電池に蓄電しておくべき第2目標蓄電量に変更する蓄電量設定部と、第2目標蓄電量に基づいて、蓄電池の蓄電量を制御する蓄電池制御部とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電力を供給可能な分散電源と、電力系統から供給される電力又は分散電源から供給される電力を蓄電する蓄電池と、負荷機器とを有する需要家に設けられ、需要家内の電力を制御する電力制御装置及び電力制御方法に関する。
近年、環境負荷の軽減の観点から、一般家庭等の電力の需要家において、太陽電池などの分散電源や蓄電池を備える電力制御システムが普及しつつある(例えば、特許文献1参照)。このような電力制御システムでは、太陽電池によって発電した電力を需要家内の負荷機器に供給することや、あるいは電力系統に逆潮流させることで売却(売電)することもできる。
また、かかる電力制御システムでは、蓄電池を用いることによって、例えば、電力料金の低い夜間の電力、あるいは太陽電池によって発電された電力を蓄電池に蓄電しておけば、電力料金の高い昼間などに、蓄電池を放電して需要家内の負荷機器の電力をまかなうこともできるので、需要家における電力費用を削減することができる。
特開2003−259551号公報
ところで、需要家では、利用者が在宅している場合と、旅行や出張などで長期不在である場合とで、負荷機器の運転状況が異なる。しかしながら、従来技術に係る電力制御システムでは、利用者が長期不在の場合を考慮した蓄電池の制御が行われていない。
このため、かかる電力制御システムでは、利用者が長期不在であるにも関わらず、必要以上に蓄電池の残量を維持して売電できたはずの電力が減少してしまうことや、逆に蓄電池から放電しすぎることで利用者が長期不在から戻った際に電力が不足して、電力料金の高い電力を使用してしまう場合があった。つまり、従来技術では、蓄電池を備えているにも関わらず、利用者の長期不在時における蓄電池の制御が適切に実行されず、有益性が十分に図られていないという問題があった。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、蓄電池を有する需要家において、利用者の長期不在時における蓄電池の制御を適切に実行し、有益性を高めることが可能な電力制御装置及び電力制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明に係る電力制御装置の特徴は、電力を供給可能な分散電源(例えば、太陽電池121、施錠装置156)と、電力系統(電力系統10)から供給される電力又は前記分散電源から供給される電力を蓄電する蓄電池(蓄電池122)と、負荷機器(例えば、冷蔵装置153)とを有する需要家(需要家100)に設けられ、前記需要家内の電力を制御する電力制御装置(電力制御装置200)であって、前記需要家内において、前記負荷機器を利用する利用者の長期不在を検出する検出部(長期不在検出部231)と、前記検出部によって前記利用者の長期不在が検出された場合、前記蓄電池の運転モードを、在宅モードから不在モードに設定するモード制御部(モード制御部232)と、前記不在モードに設定された場合、在宅時に前記蓄電池に蓄電しておくべき第1目標蓄電量から、長期不在時に前記蓄電池に蓄電しておくべき第2目標蓄電量に変更する蓄電量設定部(蓄電量設定部233)と、前記蓄電量設定部によって変更された前記第2目標蓄電量に基づいて、前記蓄電池の蓄電量を制御する蓄電池制御部(蓄電池制御部234)とを備えることを要旨とする。
本発明に係る電力制御装置の第2の特徴は、上記第1の特徴に係り、前記蓄電量設定部は、前記不在モードに設定された場合、前記第1目標蓄電量よりも大きい前記第2目標蓄電量に変更することを要旨とする。
本発明に係る電力制御装置の第3の特徴は、上記第1の特徴に係り、前記蓄電量設定部は、前記不在モードに設定された場合、前記第1目標蓄電量よりも小さい前記第2目標蓄電量に変更することを要旨とする。
本発明に係る電力制御装置の第4の特徴は、上記第1乃至3の特徴に係り、前記不在モードに設定された場合、前記蓄電池に蓄電されている電力を用いて、前記負荷機器を運転する負荷制御部(負荷制御部235)を更に備えることを要旨とする。
本発明に係る電力制御装置の第5の特徴は、上記第4の特徴に係り、前記負荷制御部は、前記不在モードに設定された場合、前記利用者の在宅を見せかけることが可能な負荷機器を運転することを要旨とする。
本発明に係る電力制御装置の第6の特徴は、上記第5の特徴に係り、前記負荷制御部は、前記蓄電池の蓄電量が所定閾値以下の場合、前記利用者の在宅を見せかけることが可能な負荷機器(例えば、照明装置151、テレビ154)の消費電力を抑制することを要旨とする。
本発明に係る電力制御装置の第7の特徴は、電力を供給可能な分散電源と、電力系統から供給される電力又は前記分散電源から供給される電力を蓄電する蓄電池と、負荷機器とを有する需要家に設けられ、前記需要家内の電力を制御する電力制御装置における電力制御方法であって、前記需要家内において、前記負荷機器を利用する利用者の長期不在を検出するステップと、前記利用者の長期不在が検出された場合、前記蓄電池の運転モードを、在宅モードから不在モードに設定するステップと、前記不在モードに設定された場合、在宅時に前記蓄電池に蓄電しておくべき第1目標蓄電量から、長期不在時に前記蓄電池に蓄電しておくべき第2目標蓄電量に変更するステップと、前記第2目標蓄電量に基づいて、前記蓄電池の蓄電量を制御するステップとを備えることを要旨とする。
本発明によれば、蓄電池を有する需要家において、利用者の長期不在時における蓄電池の制御を適切に実行し、有益性を高めることが可能な電力制御装置及び電力制御方法を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電力制御システムの構成を示す概略構成図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る電力制御装置の構成を示す図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る電力制御装置の記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る電力制御装置の動作を示すシーケンス図である。 図5は、本発明の第3実施形態に係る電力制御装置の記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図6は、本発明の第3実施形態に係る電力制御装置が負荷機器を運転する際の運転パターンの一例を示す図である。 図7は、本発明の第3実施形態に係る電力制御装置の動作を示すシーケンス図である。
[第1実施形態]
次に、図面を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。具体的には、(1)電力制御システムの構成、(2)電力制御装置の構成、(3)電力制御装置の動作、(4)作用及び効果について説明する。なお、以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)電力制御システムの構成
図1は、本実施形態に係る電力制御システム1の概略構成図である。かかる電力制御システム1は、一般家庭などの需要家100に設けられており、需要家100内の負荷機器の電力制御を行うことができる。
図1に示すように、電力制御システム1は、スマートメータ110、ハイブリッドPCS120、太陽電池121、定置型の蓄電池122、電気自動車に搭載される蓄電池123、負荷機器としての照明装置151、空調装置152、冷蔵装置153、テレビ154、蓄熱機器155、施錠装置156、電力制御装置200を有する。
太陽電池121は、太陽光を受光し、受光した太陽光に応じて直流電力を発生させることができる。なお、太陽電池121は、需要家100内に電力を供給可能な分散電源を構成する。
蓄電池122は、電力系統10から供給される電力又は太陽電池121から供給される電力を蓄電することができる。なお本実施形態では、定置型の蓄電池122と電気自動車に搭載される蓄電池123とを、単に蓄電池122として説明する。また、蓄熱機器155は、例えば、ヒートポンプや温水器などである。
スマートメータ110は、電力系統10に接続されるとともに、家庭内配電線400に接続される。また、スマートメータ110は、需要家100内の負荷機器によって消費される電力の合計である総消費電力を取得し、家庭内通信回線500を介して、電力制御装置200に総消費電力を通知することができる。また、スマートメータ110は、広域通信網20を介して、需要家100を含む需要家群の電力を制御するエネルギーマネジメントシステム(以下、EMS)50に、かかる総消費電力量を通知することもできる。
ハイブリッドPCS120は、家庭内配電線400に接続されるとともに、分散電源としての太陽電池121と蓄電池122とに接続される。ハイブリッドPCS120は、家庭内通信回線500に接続し、電力制御装置200と通信することができる。ハイブリッドPCS120は、電力制御装置200の指示に応じて、太陽電池121と蓄電池122とを稼働させる。
また、ハイブリッドPCS120は、太陽電池121によって発電された電力を蓄電池122に蓄電させることができる。また、ハイブリッドPCS120は、家庭内配電線400から供給される交流電力を直流電力に変換し、この直流電力も蓄電池122に蓄電させることができる。
ハイブリッドPCS120は、太陽電池121によって発電された直流電力や、蓄電池122の放電による直流電力を交流電力に変換して家庭内配電線400へ送り出すことができる。家庭内配電線400へ送り出された交流電力は、適宜、照明装置151、空調装置152、冷蔵装置153、テレビ154、蓄熱機器155、及び施錠装置156において使用され、あるいは、電力系統10への逆潮流の電力となる。
負荷機器としての照明装置151、空調装置152、冷蔵装置153、テレビ154、蓄熱機器155、及び施錠装置156は、家庭内配電線400に接続されるとともに、家庭内通信回線500に接続される。これらの負荷機器は、電力制御装置200の制御に応じて、動作する。
電力制御装置200は、家庭内通信回線500を介して、スマートメータ110、ハイブリッドPCS120、照明装置151、空調装置152、冷蔵装置153、テレビ154、蓄熱機器155、施錠装置156との通信を行う。当該通信は、無線通信であってもよく、有線通信であってもよい。
また、電力制御装置200は、広域通信網20を介して、EMS50に接続しており、電力系統10から供給される電力の電力料金を示す料金情報をEMS50から受信するとともに、かかる料金情報に基づいて、電力制御システム1における負荷機器及びハイブリッドPCS120の動作を制御できる。
なお、本実施形態において、上述した料金情報は、電力系統10の電力需要に応じて電力料金を変更するTOU(Time of Use)と称される料金形態において用いられる料金情報を想定しているが、RTP(Real Time Pricing)と称される料金形態で用いられる料金情報であってもよい。また、本実施形態に係る電力制御装置200は、HEMS(Home Energy Management System)と称される装置を想定している。
(2)電力制御装置の構成
次に、図2を参照して、本実施形態に係る電力制御装置200の構成について具体的に説明する。図2に示すように、電力制御装置200は、通信部210と、記憶部220と、処理部230とを備える。
通信部210は、家庭内通信回線500及び広域通信網20に接続する。通信部210は、家庭内通信回線500を介して、負荷機器などの各機器と通信する。通信部210は、広域通信網20を介して、EMS50と通信することもできる。通信部210は、EMS50から電力系統10から供給される電力の電力料金を示す料金情報を取得すると、処理部230に出力する。
記憶部220は、処理部230が実行するプログラムを記憶すると共に、処理部230でのプログラム実行中にワークエリアとして使用される。本実施形態に係る記憶部220は、図3に示すように、運転モードと、運転対象の負荷機器と、目標蓄電量とを関連付けて記憶する。
運転モードは、負荷機器及び蓄電池122の運転状態を示す情報である。本実施形態では、運転モードとして、在宅モードと不在モードとが設けられている。在宅モードは、負荷機器の利用者が需要家100内に在宅している場合の運転モードである。一方、不在モードは、利用者が需要家100内に長期不在である場合の運転モードである。なお、在宅モード又は不在モードの変更は、後述する処理部230によって実行される。
運転対象の負荷機器は、運転モードに対応して運転される負荷機器の識別情報を示している。本実施形態では、需要家100内の全ての負荷機器が、在宅モードに関連付けて記憶されている。また、冷蔵装置153と施錠装置156とが、不在モードに関連付けて記憶されている。なお、更に多くの負荷機器が、不在モードに関連付けられて記憶されていてもよい。
目標蓄電量は、蓄電池122に蓄電しておくべき蓄電量を示す。目標蓄電量は、蓄電池122における放電及び蓄電を制御する際の基準となる値である。具体的に、目標蓄電量は、蓄電池122において電力が蓄電・放電される際に維持する最低蓄電量である。また、本実施形態では、目標蓄電量として、在宅モードに関連付けられる第1目標蓄電量(AkWh)と、不在モードに関連付けて記憶されている第2目標蓄電量(BkWh)とが設けられている。また、本実施形態では、第1目標蓄電量よりも第2目標蓄電量の方が蓄電量の値が大きい。つまり、第1目標蓄電量と第2目標蓄電量とは、第1目標蓄電量(AkWh)<第2目標蓄電量(BkWh)という関係を満たす。
第1目標蓄電量は、利用者の在宅時において、蓄電池122に蓄電しておくべき蓄電量であり、利用者によって負荷機器が運転される際の日々の消費電力に基づいて決定されることが好ましい。例えば、電力料金の安い夜間の電力を蓄電池122に蓄電する場合、第1目標蓄電量は、翌日の電力料金の高い昼間(例えば、13時〜15時)に運転される負荷機器の消費電力量とすることが好ましい。
これは次の理由による。すなわち、蓄電池122に第1目標蓄電量の電力を蓄電しておくことで、蓄電池122に蓄電されている電力を用いて、電力料金の高い昼間の期間における負荷機器の電力をまかなうことが可能になるからである。なお、本実施形態において、利用者の在宅時とは、後述する処理部230によって利用者の長期不在が検出される以外の期間を示す。
また、第2目標蓄電量は、利用者が長期不在から戻った際に消費される負荷機器の消費電力に基づいて決定されることが好ましい。ここで、当該消費電力は、需要家100における負荷機器を運転した際の最大消費電力であることが好ましい。
これは、次の理由による。たとえば、ヒートポンプ給湯機を導入した利用者は、電力料金の低い夜間の期間において湯を沸かして貯めておくが、利用者が長期不在の場合は湯沸しを一般的に停止する。そのため、日中に利用者が長期不在から帰宅した際に、蓄電池122に蓄電されている電力を用いて、湯沸しの電力をまかなうことが可能になるからである。
処理部230は、記憶部220に記憶されているプログラムに従った処理を行う。処理部230は、長期不在検出部231と、モード制御部232と、蓄電量設定部233と、蓄電池制御部234と、負荷制御部235とを備える。
長期不在検出部231は、通信部210を介して取得した不在情報に基づいて、需要家100内において、負荷機器を利用する利用者の長期不在を検出する。ここで、本実施形態に係る長期不在検出部231は、4つの方法によって利用者の長期不在を検出することができる。以下に4つの方法について説明する。
第1の方法では、長期不在検出部231は、利用者の外出時に行われる施錠が需要家100の内側と外側とのいずれで行われたかと、施錠後の経過時間とに基づいて、長期不在を検出する。具体的に、長期不在検出部231は、不在情報として、需要家100の内側と外側とのいずれで施錠が行われたかを示す施錠情報を、施錠装置156から取得する。
長期不在検出部231は、施錠情報に基づいて、施錠が外側で行われたか否かを判定する。長期不在検出部231は、施錠が外側から行われたと判定した場合、施錠時刻を記憶する。また、長期不在検出部231は、施錠時刻から所定期間(例えば、24時間)が経過しても解錠された旨の通知を施錠装置156から受けなかった場合、利用者が長期不在であることを検出する。
第2の方法では、長期不在検出部231は、利用者が所有する携帯電話などの端末装置から送信される位置情報に基づいて、長期不在を検出する。具体的に、長期不在検出部231は、広域通信網20を介して、不在情報として、利用者が所有する端末装置から送信される位置情報を取得する。
長期不在検出部231は、予め記憶する需要家100の位置情報(住所情報)と、端末装置から送信される位置情報とに基づいて、距離を算出する。長期不在検出部231は、算出した距離が所定距離(例えば、500km)以上であるか否かを判定し、所定距離以上であると判定した場合は、利用者が長期不在であることを検出する。
第3の方法では、長期不在検出部231は、需要家100内における消費電力の変化に基づいて、長期不在を検出する。具体的には、長期不在検出部231は、不在情報として、スマートメータ110によって測定される1日の総消費電力を日々取得するとともに、これを記憶する。
また、長期不在検出部231は、新たに総消費電力を取得する度に、過去に取得した1日の総消費電力と比較する。具体的に、長期不在検出部231は、新たな総消費電力が過去の総消費電力より所定電力以下であるか否かを判定し、所定電力以下であると判定した場合は、利用者が長期不在であることを検出する。なお、長期不在検出部231は、新たな総消費電力と過去の総消費電力とを比較する際、同じ月日に取得された総消費電力、又は、同じ曜日に取得された総消費電力を比較してもよい。
第4の方法では、長期不在検出部231は、利用者からの入力操作に基づいて、利用者の長期不在を検出する。具体的に、長期不在検出部231は、電力制御装置200に設けられる入力部(図示せず)や、施錠装置156に設けられる入力部(図示せず)に対して、利用者によって長期不在である旨の入力操作が行われた際、この入力情報を不在情報として取得する。長期不在検出部231は、かかる不在情報を取得した際に、利用者が長期不在であることを検出する。
このように、長期不在検出部231は、上述した4つの方法のいずれかによって、利用者が長期不在であることを検出する。なお、上述した4つの方法を組み合わせて長期不在を検出してもよい。また、上述した方法以外にも、例えば、人感センサなどを用いて、利用者の長期不在を検出するなど、様々な方法を用いてもよい。
モード制御部232は、長期不在検出部231によって利用者の長期不在が検出された場合、蓄電池122の運転状態を示す運転モードを、在宅モードから不在モードに設定する。また、モード制御部232は、不在モードに設定したことを、蓄電量設定部233と、負荷制御部235とに通知する。
蓄電量設定部233は、不在モードが設定された場合、利用者の在宅時に蓄電池122に蓄電しておくべき第1目標蓄電量から、利用者の長期不在時に蓄電池122に蓄電しておくべき第2目標蓄電量に変更する。具体的に、蓄電量設定部233は、モード制御部232から、不在モードに設定した旨の通知を受けると、記憶部220を参照して、不在モードに関連付けて記憶されている第2目標蓄電量を取得する。
このとき、蓄電量設定部233は、蓄電池122に蓄電しておくべき目標電力量を第1目標蓄電量よりも大きい第2目標蓄電量に変更して、変更した第2目標蓄電量を蓄電池制御部234に通知する。
蓄電池制御部234は、蓄電池122から電力を放電する際、第2目標蓄電量を下限値として放電してもよい。つまり、蓄電池制御部234は、蓄電池122から電力を放電する際、第2目標蓄電量未満となった場合には、ハイブリッドPCS120に放電を停止するように指示してもよい。この場合、蓄電池122に第2目標蓄電量の電力を確保することができる。
なお、蓄電池制御部234は、蓄電量設定部233によって変更された第2目標蓄電量に基づいて、蓄電池122を制御する。具体的に、蓄電池制御部234は、蓄電池122に電力を蓄電する際、第2目標蓄電量を最低蓄電量として蓄電するようにハイブリッドPCS120を制御する。このとき、蓄電池制御部234は、電力系統10から供給される電力のうち、電力料金が所定料金以下の電力、又は、太陽電池121によって発電される電力を蓄電池122に蓄電するようにハイブリッドPCS120を制御する。
負荷制御部235は、モード制御部232から不在モードに設定した旨の通知を受けると、記憶部220を参照して、不在モードに関連付けて記憶されている運転対象の負荷機器の識別情報を取得する。負荷制御部235は、識別情報に対応する負荷機器のみを運転させるとともに、他の負荷機器については、運転を停止するように指示する。
また、負荷制御部235は、蓄電池122に蓄電されている電力を用いて負荷機器を運転する。この場合、負荷制御部235は、蓄電池122の蓄電量を取得するとともに、蓄電量に応じて負荷機器の運転を制御する。例えば、負荷制御部235は、蓄電池122の蓄電量が第2目標蓄電量以上の場合には、冷蔵装置153と施錠装置156とを通常運転し、第2目標蓄電量未満の場合には、冷蔵装置153の冷蔵温度を上げる、又は、一時的に停止するなどの間欠運転を実行することによって、消費電力を抑制する。
(3)電力制御装置の動作
次に、図4を参照して、電力制御装置200の動作を説明する。具体的に、電力制御装置200が、在宅モードから不在モードに変更する際の動作を説明する。図4は、電力制御装置200の動作を示すシーケンス図である。
まず、ステップS11において、電力制御装置200では、モード制御部232が、在宅モードに設定する。また、蓄電池制御部234が第1目標蓄電量に基づいて、蓄電池122を制御する。
ステップS12において、長期不在検出部231が、通信部210によって受信された不在情報を取得する。
ステップS13において、長期不在検出部231は、不在情報に基づいて、負荷機器の利用者が長期不在であるか否かを判定する。なお、長期不在検出部231は、利用者が長期不在でないと判定した場合は、ステップS12乃至S13の動作を繰り返す。
ステップS14において、モード制御部232は、長期不在検出部231によって利用者が長期不在であると判定された場合、運転モードを在宅モードから不在モードに設定するとともに、不在モードに変更すべき旨を蓄電量設定部233と負荷制御部235とに通知する。
ステップS15において、蓄電量設定部233は、モード制御部232からの通知を受けると、記憶部220を参照して、不在モードに関連付けて記憶されている第2目標蓄電量を抽出する。蓄電量設定部233は、抽出した第2目標蓄電量を蓄電池制御部234に通知して、蓄電池の蓄電量を第1目標蓄電量から第2目標蓄電量に変更するように指示する。
ステップS16において、蓄電池制御部234は、蓄電量設定部233から通知された第2目標蓄電量に基づいて、蓄電池122の運転を制御する。具体的に、蓄電池制御部234は、蓄電池122に蓄電する際、第2目標蓄電量以上の電力を蓄電するようにハイブリッドPCS120を制御する。
より詳細には、蓄電池制御部234は、通信部210を介して、EMS50から送信される料金情報を取得する。蓄電池制御部234は、当該料金情報によって示される電力料金が料金閾値以下である場合に、電力系統10からの電力を蓄電池122に蓄電するようにハイブリッドPCS120に指示する。あるいは、蓄電池制御部234は、太陽電池121によって発電された電力を蓄電池122に蓄電するようにハイブリッドPCS120に指示する。
このようにして、蓄電池制御部234は、在宅モードにおいて、電力料金が料金閾値以下の電力、又は、太陽電池121によって発電される電力を蓄電池122に蓄電するようにハイブリッドPCS120を制御する。なお、蓄電池制御部234は、蓄電池122から電力を放電する際には、第2目標蓄電量を下限値として放電するように、ハイブリッドPCS120に指示してもよい。
ステップS17において、負荷制御部235は、不在モードに関連付けて記憶されている冷蔵装置153及び施錠装置156のみを運転し、他の負荷機器の運転を停止する。なお、負荷制御部235は、蓄電池122に蓄電されている電力を用いて、冷蔵装置153及び施錠装置156を運転することが好ましい。
以上のようにして、電力制御装置200では、在宅モードから不在モードに変更し、蓄電池122、負荷機器としての冷蔵装置153及び施錠装置156の制御が行われる。
(4)作用及び効果
上述した第1実施形態において、電力制御装置200は、利用者が長期不在であるか否かを判定し、長期不在であると判定した場合、在宅モードから不在モードに変更する。また、電力制御装置200は、不在モードに設定した際、蓄電池122の目標蓄電量を第1目標蓄電量から第2目標蓄電量に変更するとともに、第2目標蓄電量を目標値とした蓄電・放電制御を実行する。また、電力制御装置200は、蓄電池122に蓄電する際、電力料金が料金閾値以下の電力、又は、太陽電池121によって発電された電力を蓄電池122に蓄電する。つまり、電力制御装置200は、より安価な電力を蓄電池122に蓄電する。
また、不在モードに対応する第2目標蓄電量は、在宅モードに対応する第1目標蓄電量よりも大きい。つまり、電力制御装置200は、利用者の在宅時に蓄電しておくべき第1目標蓄電量よりも大きい第2目標蓄電量の電力を蓄電池122に蓄電しておくことで、利用者が長期不在から帰宅して負荷機器を運転する際に必要な電力をできるだけ蓄電池122に蓄電させておくことができる。
ここで、利用者が長期不在から帰宅した際には、空調装置152、蓄熱機器155、テレビ154などの複数の負荷機器を一度に起動することが想定される。特に、蓄熱機器155の起動には、通常運転時よりも多くの電力が必要になる。
本実施形態に係る電力制御装置200によれば、利用者が長期不在から帰宅した際に多くの電力が必要になっても、蓄電池122に蓄電されている第2目標蓄電量以上の安価な電力を使用することができるので、電力費用を抑制することができる。
以上のように、本実施形態に係る電力制御装置200によれば、蓄電池を有する需要家において、利用者の長期不在時における蓄電池の制御を適切に実行し、有益性を高めることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。具体的に、(1)電力制御装置の構成、(2)作用及び効果について説明する。
(1)電力制御装置の構成
本実施形態に係る電力制御装置200の構成について説明する。ここで、上述した第1実施形態に係る電力制御装置200では、不在モードに設定された場合、蓄電量設定部233は、第1目標蓄電量よりも大きい第2目標蓄電量に変更するように構成されていた。
本実施形態に係る電力制御装置200では、蓄電量設定部233は、モード制御部232によって不在モードに設定された場合、第1目標蓄電量よりも小さい第2目標蓄電量に変更するように構成されている。つまり、本実施形態では、第1目標蓄電量と第2目標蓄電量とが、第1目標蓄電量A>第2目標蓄電量Bという関係を満たす。
また、本実施形態に係る第2目標蓄電量は、利用者が長期不在中に消費される負荷機器の消費電力に基づいて決定されることが好ましい。具体的に、第2目標蓄電量は、記憶部220において、不在モードに関連付けて記憶されている冷蔵装置153及び施錠装置156の消費電力に基づいて決定されることが好ましい。
また、蓄電池制御部234は、蓄電池122に電力を蓄電する際、第2目標蓄電量を上限値として蓄電することが好ましい。つまり、蓄電池制御部234は、蓄電池122の蓄電量が第2目標蓄電量以上となった場合に、ハイブリッドPCS120に蓄電を停止するように指示してもよい。これは次の理由による。すなわち、第2目標蓄電量を蓄電時の上限値とすることで、太陽電池121によって発電される電力を蓄電せずに、積極的に売電することが可能になるからである。
(2)作用及び効果
本実施形態に係る電力制御装置200では、蓄電量設定部233が、不在モードに設定された際、蓄電池122の目標蓄電量を第1目標蓄電量から第2目標蓄電量に変更する。なお、この第2目標蓄電量は、第1目標蓄電量よりも小さい。また、蓄電池制御部234は、蓄電池122に電力を蓄電する際、第2目標蓄電量を目標値として蓄電する。
つまり、本実施形態に係る電力制御装置200によれば、利用者の長期不在時において、在宅時と比べて蓄電池122に蓄電させる電力を小さくすることで、太陽電池121から発電される電力を可能な限り電力系統10に逆潮流(売電)させることができるので、太陽電池121によって発電された電力を積極的に売電して、電力系統10からの電力の購入と売電とによる総合的な電力費用を抑制することができる。
このように、本実施形態に係る電力制御装置200においても、利用者の長期不在時における蓄電池の制御を適切に実行し、有益性を高めることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を説明する。具体的には、(1)電力制御装置の構成、(2)電力制御装置の動作、(3)作用及び効果、について説明する。
(1)電力制御装置の構成
本実施形態に係る電力制御装置200は、防犯機能を更に備えている。具体的に、本実施形態に係る電力制御装置200では、記憶部220が、図5に示すように、運転パターンと、特定の負荷機器を識別する識別情報と、特定の負荷機器を運転する運転時刻とを関連付けて記憶する。
なお、図5では、利用者の在宅を見せかけることが可能な特定の負荷機器として、照明装置151とテレビ154とを例に挙げているが、これは次の理由による。これらの特定の負荷機器は、需要家100の宅外から、宅内を見た際に、視覚的又は聴覚的に利用者の在宅を疑似的に見せかけることが可能な負荷機器であるためである。なお、視覚的又は聴覚的に利用者の在宅を見せかけることができる負荷機器であれば、どのような負荷機器(例えば、ラジオ)であってもよい。
また、本実施形態では、運転パターンとして、第1運転パターンと、第1運転パターンよりも負荷機器の消費電力が小さい第2運転パターンとが設けられている。具体的に、記憶部220は、第1運転パターンと、照明装置151及びテレビ154と、運転時刻t10〜t20とが関連付けて記憶しており、第2運転パターンと、照明装置151及びテレビ154と、運転時刻t10〜t11、t12〜t20とが関連付けて記憶している。
ここで、第1運転パターンに対応する運転時刻t10〜t20よりも、第2運転パターンに対応する運転時刻t10〜t11、t12〜t20の方が、運転期間が短い。なお、第1運転パターンに対応する運転時刻t10〜t20と、第2運転パターンに対応する運転時刻t10〜t11、t12〜t20とは、利用者の在宅をより現実的に見せかけるため、利用者が在宅時に照明装置151及びテレビ154を運転する時刻に基づいて決定することが好ましい。
また、本実施形態に係る負荷制御部235は、モード制御部232によって不在モードに設定された場合、利用者の在宅を見せかけることが可能な負荷機器を運転する。具体的に、負荷制御部235は、不在モードに設定された旨の通知を受けると、記憶部220を参照して、第1運転パターンに対応する照明装置151及びテレビ154と、運転時刻t10〜t20とを特定する。
また、負荷制御部235は、照明装置151及びテレビ154に対して、運転時刻t10〜t20の期間に運転するように指示する。なお、負荷制御部235は、上述した第1乃至第2実施形態に示すように、冷蔵装置153及び施錠装置156に加えて、利用者の在宅を疑似的に見せかけることが可能な照明装置151及びテレビ154を運転する。
また、負荷制御部235は、蓄電池122に蓄電されている電力を用いて、上述した負荷機器を運転する。負荷制御部235は、蓄電池122の蓄電量が所定閾値以下の場合、第2運転パターンに基づいて、照明装置151及びテレビ154を運転して、消費電力を抑制する。
具体的に、負荷制御部235は、定期的に蓄電池122の蓄電量を取得する。負荷制御部235は、蓄電池122の蓄電量が所定閾値以下の場合、図6に示すように、第2運転パターンによって、照明装置151及びテレビ154を運転する。つまり、負荷制御部235は、第2運転パターンによって負荷機器を運転する場合、運転期間を間欠させて、運転期間を短くすることで、第1運転パターンによって負荷機器を運転する場合と比べて、消費電力を小さくするように運転する。
(2)電力制御装置の動作
次に、図7を参照して、本実施形態に係る電力制御装置200の動作について説明する。具体的に、負荷制御部235が、不在モードに設定された際に、利用者の在宅を見せかけることが可能な照明装置151及びテレビ154を運転する際の動作を説明する。なお、以下の動作は、図4におけるステップS17の動作である。
ステップS101において、負荷制御部235は、不在モードに設定された場合、記憶部220を参照し、運転パターンとして、第1運転パターンに関連付けて記憶されている照明装置151及びテレビ154と、運転時刻t10〜t20とを特定する。
負荷制御部235は、照明装置151及びテレビ154に対して、運転時刻t10〜t20によって示される期間に運転するように指示する。なお、このとき、負荷制御部235は、蓄電池122に蓄電されている電力を用いて照明装置151及びテレビ154を運転する。
ステップS102において、負荷制御部235は、ハイブリッドPCS120から、蓄電池122の蓄電量を取得する。
ステップS103において、負荷制御部235は、蓄電量が所定閾値以下であるか否かを判定する。ここで、所定閾値は、蓄電池122に蓄電でされる電力の下限値よりも、所定蓄電量だけ大きく設定されている値である。
例えば、蓄電池122の下限値が第2目標蓄電量である場合、所定閾値は、第2目標蓄電量に対して所定蓄電量だけ大きく設定される値である。一方、蓄電池122の下限値が、蓄電池122の容量がゼロとなる値である場合、所定閾値は、容量がゼロとなる値から所定蓄電量だけ大きく設定される値である。なお、負荷制御部235は、蓄電量が所定閾値以下でないと判定した場合は、ステップS132乃至S133の動作を繰り返す。
ステップS104において、負荷制御部235は、蓄電池122の蓄電量が所定閾値以下の場合、第2運転パターンに基づいて、照明装置151及びテレビ154を運転して、消費電力を抑制する。具体的に、負荷制御部235は、第1運転パターンに対応する運転時刻t10〜t20から、第2運転パターンに対応する運転時刻t10〜t11、t12〜t20によって示される運転期間に変更して、照明装置151及びテレビ154を運転する。つまり、負荷制御部235は、運転期間を短くして消費電力を抑制する。
なお、本実施形態では、第1運転パターンから第2運転パターンに変更することで、運転期間を短くして消費電力を抑制するように構成されていたが、運転する負荷機器を減らすことで、消費電力を抑制してもよい。
(3)作用及び効果
本実施形態に係る電力制御装置200では、不在モードに設定した場合、負荷制御部235が、利用者の在宅を見せかける照明装置151、テレビ154などの特定の負荷機器を運転させることができる。このような電力制御装置200によれば、利用者が長期不在の場合における防犯機能を高めることができる。
また、電力制御装置200では、蓄電池122に蓄電されている電力を用いて、照明装置151及びテレビ154を運転するので、電力系統10からの電力を用いずに、電力費用を抑制しつつ、防犯機能を高めることができる。
また、電力制御装置200では、蓄電池122の蓄電量が所定閾値以下の場合、第2運転パターンに基づいて、負荷機器を運転し、消費電力を抑制することができるので、蓄電池122の残量を考慮して無駄な電力の消費を抑制できる。
[その他の実施形態]
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した実施形態において、分散電源として、太陽電池121を例に挙げて説明したが、風力発電機などの他の電源を用いる場合にも、同様に本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態において、電力制御装置200の機能は、ハイブリッドPCS120や、スマートメータ110に備えられていてもよい。
また、上述した実施形態において、電力制御装置200の機能は、HEMS(Home Energy Management System)と称される装置に適用されている場合を例に挙げて説明したが、BEMS(Building and Energy Management System)等、スマートグリッド技術における様々なシステムに適用してもよい。
また、上述した実施形態及び変更例は組み合わせることも可能である。このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
1…電力制御システム、10…電力系統、20…広域通信網、50…EMS、100…需要家、110…スマートメータ、120…ハイブリッドPCS、121…太陽電池、122…蓄電池、151…照明装置、152…空調装置、153…冷蔵装置、154…テレビ、155…蓄熱機器、156…施錠装置、200…電力制御装置、210…通信部、220…記憶部、230…処理部、231…長期不在検出部、232…モード制御部、233…蓄電量設定部、234…蓄電池制御部、235…負荷制御部、400…家庭内配電線、500…家庭内通信回線

Claims (7)

  1. 電力を供給可能な分散電源と、電力系統から供給される電力又は前記分散電源から供給される電力を蓄電する蓄電池と、負荷機器とを有する需要家に設けられ、前記需要家内の電力を制御する電力制御装置であって、
    前記需要家内において、前記負荷機器を利用する利用者の長期不在を検出する検出部と、
    前記検出部によって前記利用者の長期不在が検出された場合、前記蓄電池の運転モードを、在宅モードから不在モードに設定するモード制御部と、
    前記不在モードに設定された場合、在宅時に前記蓄電池に蓄電しておくべき第1目標蓄電量から、長期不在時に前記蓄電池に蓄電しておくべき第2目標蓄電量に変更する蓄電量設定部と、
    前記蓄電量設定部によって変更された前記第2目標蓄電量に基づいて、前記蓄電池の蓄電量を制御する蓄電池制御部と
    を備えることを特徴とする電力制御装置。
  2. 前記蓄電量設定部は、前記不在モードに設定された場合、前記第1目標蓄電量よりも大きい前記第2目標蓄電量に変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力制御装置。
  3. 前記蓄電量設定部は、前記不在モードに設定された場合、前記第1目標蓄電量よりも小さい前記第2目標蓄電量に変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力制御装置。
  4. 前記不在モードに設定された場合、前記蓄電池に蓄電されている電力を用いて、前記負荷機器を運転する負荷制御部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電力制御装置。
  5. 前記負荷制御部は、前記不在モードに設定された場合、前記利用者の在宅を見せかけることが可能な負荷機器を運転する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電力制御装置。
  6. 前記負荷制御部は、前記蓄電池の蓄電量が所定閾値以下の場合、前記利用者の在宅を見せかけることが可能な負荷機器の消費電力を抑制する
    ことを特徴とする請求項5に記載の電力制御装置。
  7. 電力を供給可能な分散電源と、電力系統から供給される電力又は前記分散電源から供給される電力を蓄電する蓄電池と、負荷機器とを有する需要家に設けられ、前記需要家内の電力を制御する電力制御装置における電力制御方法であって、
    前記需要家内において、前記負荷機器を利用する利用者の長期不在を検出するステップと、
    前記利用者の長期不在が検出された場合、前記蓄電池の運転モードを、在宅モードから不在モードに設定するステップと、
    前記不在モードに設定された場合、在宅時に前記蓄電池に蓄電しておくべき第1目標蓄電量から、長期不在時に前記蓄電池に蓄電しておくべき第2目標蓄電量に変更するステップと、
    前記第2目標蓄電量に基づいて、前記蓄電池の蓄電量を制御するステップと
    を備えることを特徴とする電力制御方法。
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