JP2015139066A - 在不在判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】専用の装置を必要とすることなく、人の有無を判定可能な在不在判定装置を提供する。
【解決手段】在不在判定装置1は、所定のエリアにおける人の有無を判定する装置である。在不在判定装置1は、設定された特定の機器に対応する特定の運転時間帯を記憶する記憶手段11と、所定のエリアにおいて消費されるエネルギ使用量データを取得するデータ処理手段10と、人の有無を判定する判定手段12と、を備える。判定手段12は、特定の運転時間帯におけるエネルギ使用量データが、基準値以上である場合は人が存在すると判定し、基準値未満である場合は人が不在であると判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物等の人の有無を判定する在不在判定装置に関する。
特許文献1に開示される在不在判定装置は、所定の場所を撮影する撮影機器を必要とし、撮影機器が取得した映像データを用いた解析を経て人の有無を判定するものである。当該装置は、取得された映像データから人の動線を抽出する動線抽出手段と、抽出した動線の中にエリア間を移動する動線があるか否かを検出し、検出結果を含む検出情報を生成する検出手段と、を備える。さらに、当該装置は、検出情報を元に各エリアの人数をカウントし、各エリアにおけるカウント値を総計するカウント手段と、カウント値の総計を元に所定の場所における人の有無を判定して判定結果を出力する判定手段と、を備える。
特開2013−164678号公報
特許文献1に記載の在不在判定装置は、撮影機器、動線抽出手段、検出手段等といった、人の有無を判定するための専用の装置を備えている。このため、特許文献1の装置では、撮影機器等の高価な部材を要し、さらに映像データから人を判別する高度な解析技術を要するという問題がある。したがって、人の有無を判定するためにコスト負担の小さい装置を提供できない。
そこで、本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、専用の装置を必要とすることなく、人の有無を判定可能な在不在判定装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、開示する発明のひとつは、所定のエリアにおける人の有無を判定する在不在判定装置(1)に係る発明であって、設定された特定の機器に対応する特定の運転時間帯を記憶する記憶手段(11)と、当該所定のエリアにおいて消費されるエネルギ使用量データを取得する取得手段(10)と、当該特定の運転時間帯における当該エネルギ使用量データが、基準値以上である場合は人が存在すると判定し、基準値未満である場合は人が不在であると判定する判定手段(12)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、所定のエリア、例えば、施設、建物、室内等における特定の運転時間帯のエネルギ使用量データ、例えば、電力使用量、ガス使用量、水道使用量等を取得し、この取得データと基準値とを比較した結果、人が不在か否かを判定する。この判定処理によれば、特別な装置を要しないで、例えば、スマートメータ、電力量計、ガス量計、水道計等からの取得容易なエネルギ使用量データを活用して、人の在、不在を判定することができる。したがって、高価な専用の装置や高度な解析を必要とすることなく、人の有無を判定可能な在不在判定装置が得られる。
また、特許請求の範囲及び上記手段に記載の括弧内の符号ないし説明は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を分かり易く示す一例であり、発明の内容を限定するものではない。
本発明を適用する第1実施形態の在不在判定装置に関わるブロック図である。 第1実施形態において、ある家庭における在不在判定(電気機器使用)に用いられる電力使用データを示したグラフである。 ある家庭の生活パターンに対応する電力使用量を登録データとして設定する例を説明するためのグラフである。 在不在判定装置における処理を説明するためのフローチャートである。
(第1実施形態)
本発明に係る実施形態の一例である第1実施形態について、図1〜図4を用いて説明する。
第1実施形態の在不在判定装置1は、所定のエリアにおいて人の有無を判定する装置である。所定のエリアは、人の存在、不在が判定される予め設定された場所である。例えば、所定のエリアは、予め設定された、施設、建物内、部屋、フロア、住宅内、家屋内、世帯を構成するエリア(例えば、家屋及び庭)等である。
図1に示すように、在不在判定装置1は、所定のデータを記憶する記憶手段11、所定のエリアにおいて消費されるエネルギ使用量データを取得する取得手段、エネルギ使用量データに応じて人が存在か不在かを判定する判定手段12を備える。
取得手段は、所定のエリアで人が活動、生活する場合に消費される各種のエネルギ量を取得可能な手段であればよく、その形態は特に限定されるものではない。図1に示す例では、取得手段は、エネルギ使用量の情報を判定手段12における判定処理のために適切なデータ形式に処理するデータ処理手段10である。エネルギ使用量データは、例えば、所定のエリアで消費される電力使用量、ガス使用量、水道使用量等といった、人の有無判定のために用意された専用の機器ではなく既設の計測計器が存在するエネルギ量である。
各種エネルギ使用機器2は、電力、ガス、水道等を使用する機器であり、例えば、給湯機、プラグイン充電式のハイブリッド車、電気自動車、各種の家電機器(電化機器の一例)等である。電力を使用する電気機器は、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ、照明機器等である。ガスを使用するガス機器は、ガスコンロ、湯沸かし器、床下暖房、ガスファンヒータ等である。水を使用する水道機器は、風呂、シャワー、水洗トイレや、洗面所、台所等に設置の水栓である。
各種エネルギ使用機器2が使用するエネルギ使用量データは、例えば、HEMS(home energy management system)機器3に電気信号として入力される。HEMS機器3は、所定のエリアにおけるエネルギに関するエネルギ情報を取得し、取得したエネルギ情報を表示画面に表示する。ユーザは、所定のエリアのエネルギ情報を閲覧することができる。HEMS機器3は、在不在判定装置1における取得手段としてのデータ処理手段10に対して、エネルギ使用量の情報を電気信号によって送信する。また、在不在判定装置1とHEMS機器3は、相互に通信可能に構成されている。
データ処理手段10は、HEMS機器3、記憶手段11からの各種情報(入力信号)が入力される入力回路と、入力信号を適切なデータ形式に処理する処理回路と、を備えている。処理回路は、演算処理回路でもあり、所定の制御プログラムを実行する。
記憶手段11は、ロム(Read-Only Memory:ROM)、ラム(Random Access Memory:RAM)等のメモリによって構成されている。記憶手段11は、在不在判定装置1において設定された特定の機器に対応する特定の運転時間帯を記憶する。この特定の機器は、各種エネルギ使用機器2に含まれる機器である。この特定の機器には、例えば図2に図示する給湯機、プラグイン充電式のハイブリッド車及び電気自動車、建物で使用される生活家電機器等の少なくともひとつが設定される。
この特定の運転時間帯は、在不在判定装置1において設定された特定の機器のそれぞれについて設定された運転時間帯である。特定の運転時間帯は、設定された特定の機器毎に設定される運転時間である。在不在判定装置1は、特定の運転時間帯におけるエネルギ使用量データに応じて、所定エリアにおける人の有無を判定する。
図2に図示するように、給湯機に対応する特定の運転時間帯は、例えば、7時前の所定時間(例えば5時〜7時の時間帯)ある。プラグイン充電式のハイブリッド車及び電気自動車に対応する特定の運転時間帯は、例えば、自動車で自宅を出る前の所定時間帯(例えば8時〜9時の時間帯)である。生活家電機器に対応する特定の運転時間帯は、例えば、家の住人が自宅で活動する、帰宅後就寝前の所定時間帯(例えば18時〜23時の時間帯)である。
また、記憶手段11は、例えば、外部機関のコンピュータ、携帯用の端末機器等の外部情報源6から送信される判定処理に関わる各種情報、HEMS機器3から送信されるエネルギ使用量等の各種情報を記憶することができる。在不在判定装置1は、外部情報源6及びインターネット網と電気的に接続される。在不在判定装置1は、例えばゲートウェイを介して、インターネット網から情報を取得することができる。
判定手段12は、特定の機器について設定された特定の運転時間帯におけるエネルギ使用量データが、基準値以上である場合は人が存在すると判定し、基準値未満である場合は人が不在であると判定する。判定手段12は、データ処理手段10からの入力信号が入力される入力回路と、所定の演算を実行する演算処理回路と、判定結果に基づく情報を外部に送信する通信回路と、を備えている。
判定手段12は、所定の制御プログラムを実行することにより、人の在不在に関する判定処理を行う。判定手段12は、通信回路を介して判定処理による判定結果を外部のセキュリティ会社、機関等に相当する外部SC4に送信する。判定手段12は、例えば、長期に渡って給湯機や生活家電機器によるエネルギ使用量が小さく、人が不在との判定結果が続いた場合には、外部SC4にその情報を通知する。また、判定手段12は、人が不在との判定結果であった場合には、その都度、外部SC4に不在情報を通知するようにしてもよい。所定のエリアで活動する人物が高齢者等である場合には、病気等で活動不能な状態になっていることも想定されるため、在不在判定装置1をこのような世帯の見守り機能として活用することができる。
また、在不在判定装置1は、判定手段12よる在、不在の判定結果を外部に設置された情報記憶装置である外部HW5やサーバに送信するようにしてもよい。判定手段12による判定結果が外部HW5に送信されることにより、所定のエリアにおける在、不在情報が外部のハードウェアやサーバに蓄積される。この蓄積情報の生成によれば、所定のエリアで活動する住人等の生活パターンを把握することが可能である。また、判定結果の情報が蓄積される外部HW5やサーバは、外部SC4に設置される機器であってもよい。さらに、外部HW5やサーバがこの蓄積情報を記憶手段11に送信して、判定処理にフィードバックすることにより、在不在判定装置1による判定処理を簡単化したり、判定精度の向上に活用したりすることが可能である。
HEMS機器3は、施設、建物、一般家庭、オフィス等に設けられ、建物等のエネルギを管理する制御機器でもある。HEMS機器3によってエネルギ情報を取得される機器は、建物等の所定のエリアに設定される特定の機器であり、所定のエリアにおいてエネルギを消費する機器である。当該設定される特定の機器には、上記の各種エネルギ使用機器2が含まれる。
HEMS機器3は、エネルギ使用量データを取得する情報取得部、ユーザ、施工業者等による各種の設定を行うための操作部と、在不在判定装置1との通信を可能にする通信部と、を備える。情報取得部は、エネルギ使用に関する各種のセンサ、計測機器に接続される。各種のセンサ等は、各種エネルギ使用機器2の消費エネルギ量を検出し、検出した情報をHEMS機器3のECUに与える。各種のセンサ、計測機器は、スマートメータ、電力量計器、ガス量計器、水道量計器で構成される。
スマートメータ、電力量計器は、建物等に設置された分電盤などの建物の電力供給源に設けられる。電力量計器等は、分電盤25に接続されて、検出された建物等における消費電力に基づくエネルギ使用量データをHEMS機器3のECUに出力する。ガス量計器は、予め設定されるガス機器に接続されるガス供給ルートに設けられ、消費された建物等における消費ガス量に基づくエネルギ使用量データをHEMS機器3のECUに出力する。水道量計器は、水道機器または水道メータに設けられ、水道流量を検出し、検出した流量に基づくエネルギ使用量データをHEMS機器3のECUに出力する。
HEMS機器3の操作部は、ユーザ等によって入力されることにより、記憶手段11に送信する情報を設定することができる。例えば、HEMS機器3の操作部の操作によって、現在の季節の情報、ユーザの生活パターンに基づく不在時間帯の情報等を入力することにより、通信部を介して記憶手段11に当該情報を送信して記憶させ、判定処理に反映させることができる。また、当該操作部の操作によって、上記の特定の機器を設定し直すことにより、記憶手段11に当該情報を送信して記憶させ、判定処理に反映させることができる。また、当該操作部の操作によって、上記の特定の運転時間帯を設定し直すことにより、記憶手段11に当該情報を送信して記憶させ、判定処理に反映させることができる。
次に、在不在判定装置1が実行する在、不在の判定処理にかかる流れについて、図2、図3及び図4を参照しながら説明する。図4に示すフローチャートは、在不在判定装置1に電源が投入された状態で、定期的に動作する。すなわち、在不在判定装置1は、電源が投入されると図4のフローチャートにしたがった制御を開始し、電源が投入されている間は、開始から終了までの一連のステップを所定の時間間隔で繰り返し実行する。なお、図4のフローチャートは、在不在判定装置1への電源が遮断された場合には終了する。
在不在判定装置1は、電源投入状態で、まずステップ10で、現時間帯で判定処理を必要とするか否かを判定する。このステップ10では、今の時刻が予め設定された判定処理の実施時間帯であるか否かを判定する。すなわち、判定手段12は、今の時刻が人の有無の判定処理を要しないと設定されている時間帯であるならば、ステップ10ではNOと判定して、図4のフローチャートを終了する。判定手段12は、今の時刻が人の有無の判定処理を要すると設定されている時間帯であるならば、ステップ10ではYESと判定してステップ20に進む。
すなわち、ステップ10では、今の時刻が記憶手段11や判定手段12等に設定されている所定の時間帯であれば、その時間帯について設定された判定結果にしたがって判定処理を実行する。
例えば、図2に示すように、今の時刻が、深夜電力時間帯に給湯運転を行って湯を貯える給湯機について予め設定された時間帯に該当するときは、人の在、不在を判定しない。この場合、判定手段12は、ステップ10ではNOと判定し、図4のフローチャートを終了する。これは、深夜電力時間帯に含まれる給湯機の運転は、深夜電力を使用した自動沸き上げ運転であるため、人の活動の有無にかかわらず、行われるからである。したがって、この時間帯で相当量の電力使用量が取得されたとしても、判定手段12は、人の在、不在の判定に関係ない時間帯として処理する。
ただし、判定手段12は、給湯機について予め設定されたこの時間帯に、給湯機の給湯運転に相当する電力使用量データを所定の日数継続して取得していない場合には、ステップ40において、人が不在であると判定する。これは、人が在室していれば行われるべき深夜電力時間帯の給湯運転が所定の日数続けて行われていないため、人が不在であると判断すべきだからである。
また、深夜電力時間帯に含まれる給湯運転時間帯は、記憶手段11や判定手段12等に予め設定されている期間である。また、この給湯運転時間帯は、例えば、HEMS機器3の操作部を操作して期間を入力することにより、ユーザの生活パターンに合わせて、記憶手段11や判定手段12等に設定することができる。
例えば、図2に示すように、今の時刻が、充電プラグの接続時に二次電池に自動充電を行うプラグイン充電式の自動車について予め設定された充電時間帯に該当するときは、人の在、不在を判定しない。この場合、判定手段12は、ステップ10ではNOと判定し、図4のフローチャートを終了する。これは、設定された充電時間帯での自動充電に相当する電力使用は、人の活動の有無にかかわらず、行われると判断するからである。したがって、この時間帯で相当量の電力使用量が取得されたとしても、判定手段12は、人の在、不在の判定に関係ない時間帯として処理する。
例えば、図2に示すように、今の時刻が、電化機器について設定された特定の運転時間帯に該当するときは、人の在、不在を判定する。これは、電化機器について設定された特定の運転時間帯は、人が住宅等で過ごし、人の活動が行われる時間帯に設定するからである。この時間帯に基準値以上の電力使用量が取得されれば、人が活動していると判断できるからである。
この場合、ステップ10ではYESと判定し、データ処理手段10は、ステップ20で電力使用量データを取得する。さらにステップ30では、記憶手段11や判定手段12等に予め設定されている、電化機器についての基準値を抽出する処理を実行する。そして、判定手段12は、ステップ40で、電化機器について設定された特定の運転時間帯における電力使用量データが基準値以上であるか否かを判定する。
ステップ40で、電力使用量データが基準値未満であると判定すると、ステップ60の不在認定処理を実行し、さらにステップ65で外部SC4に対して、人が不在との判定結果を通知する処理を実行して図4のフローチャートを終了する。
また、ステップ40で、電力使用量データが基準値以上であると判定すると、ステップ50の在室認定処理を実行して、図4のフローチャートを終了する。また、さらに外部SC4に対して、人が在室との判定結果を通知する処理を実行してから、図4のフローチャートを終了してもよい。
また、図3に示すように、今の時刻が就寝時間帯であって、かつ今の季節が「中間期」に該当する場合は、在不在判定装置1は、この就寝時間帯において取得した電力使用量を人の不在時の電力使用レベルとして設定し、記憶手段11等に記憶する。「中間期」は、冷暖房を使用しない時期として記憶手段11や判定手段12等に予め設定されている。このように設定された不在時の電力使用レベルは、ステップ40での判定処理に用いられるデータとなる。例えば、就寝時間帯において取得された電力使用量がこの不在時の電力使用レベルを大きく上回る場合には、エアコン等で冷暖房運転を実施していると想定されるため、判定手段12は、在室していると判定し、ステップ50の在室認定処理を実行する。これは、「夏期」または「冬期」において、就寝時間帯に冷暖房運転を実施していることを想定しているからである。
例えば、図3に示すように、今の時刻が出勤時間帯に該当するときは、在不在判定装置1は、この時間帯において取得した電力使用量を人の不在時の電力使用レベルとして設定し、記憶手段11等に記憶する。このように設定された不在時の電力使用レベルは、ステップ40での判定処理に用いられるデータとなる。例えば、出勤時間帯において取得された電力使用量がこの不在時の電力使用レベルを大きく上回る場合には、人が所定のエリアで活動していると想定されるため、判定手段12は、在室していると判定し、ステップ50の在室認定処理を実行する。これは、出勤時間帯には人が不在であり、電力使用量が小さいことを想定しているからである。
また、中間期、夏期、冬期は、記憶手段11や判定手段12等に予め設定されている期間である。また、中間期、夏期、冬期は、例えば、HEMS機器3の操作部を操作して期間を入力することにより、ユーザの生活パターンに合わせて、記憶手段11や判定手段12等に設定することができる。
また、就寝時間帯や出勤時間帯は、記憶手段11や判定手段12等に予め設定されている時間帯である。また、就寝時間帯や出勤時間帯は、例えば、HEMS機器3の操作部を操作して時間帯を入力することにより、ユーザの生活パターンに合わせて、記憶手段11や判定手段12等に設定することができる。
また、判定手段12は、電力使用量データに加えて、エネルギ使用量データの一例である、ガス使用量、水道使用量のデータを用いて、判定処理を実行するようにしてもよい。これによれば、在不在判定装置1による、判定処理の精度を向上させることに貢献できる。また、オール電化の施設や建物ではなく、例えばガスを給湯に使う施設等では、電力使用量だけでは高い判定精度が得られず、ガス使用量のデータが有用である。例えば、中間期等のあまり電力量やガス量を使わない時期や、シャワーを真水のまま浴びる生活パターンの家などについては、電力使用量とガス使用量だけでは人の在、不在を判断できない。このため、水道使用量のデータを用いて在、不在を判定することが有用である。
次に、第1実施形態の在不在判定装置1がもたらす作用効果を述べる。在不在判定装置1は、所定のエリアにおける人の有無を判定する装置である。在不在判定装置1は、設定された特定の機器に対応する特定の運転時間帯を記憶する記憶手段11と、所定のエリアにおいて消費されるエネルギ使用量データを取得する取得手段と、人の有無を判定する判定手段12と、を備える。判定手段12は、特定の運転時間帯におけるエネルギ使用量データが、基準値以上である場合は人が存在すると判定し、基準値未満である場合は人が不在であると判定する。
この構成によれば、所定のエリア、例えば、施設、建物、室内等における特定の運転時間帯のエネルギ使用量データを取得し、この取得データと基準値とを比較した結果、人が不在か否かを判定する。この判定処理によれば、例えば、スマートメータ、電力量計、ガス量計、水道計等といった既設の装置を使用することで、人検出のための特別な装置を要しないで取得容易なエネルギ使用量データを用いて、人の在、不在を判定することができる。したがって、高価な専用の装置や高度な解析を必要とすることなく、人の有無を判定可能な在不在判定装置1を提供できる。
また、判定手段12は、所定のエリアで使われる電化機器について設定された特定の運転時間帯における電力使用量データが基準値以上である場合は、人が存在すると判定する。この在不在判定装置1によれば、電化機器による電力使用量が人の在室に大きく関わる場合には、判定処理のパラメータとして設定しておくことで、判定精度を向上させることに寄与する。
また、判定手段12は、深夜電力時間帯に給湯運転を行って湯を貯える給湯機について予め設定された時間帯に、給湯機の給湯運転に相当する電力使用量データを取得した場合には、そのデータの値に関係なく、判定の処理を実行しない。この在不在判定装置1によれば、給湯運転による電力使用量が人の在、不在にかかわりなく、実施されるものであれば、これを設定しておくことで、余分な判定処理を削減できるとともに、判定精度を向上させることにも寄与する。
また、判定手段12は、プラグイン充電式の自動車について予め設定された時間帯に、プラグイン充電式の自動車の自動充電に相当する電力使用量データを取得した場合には、そのデータの値に関係なく、判定の処理を実行しない。この在不在判定装置1によれば、自動車への充電による電力使用量が人の在、不在にかかわりなく、実施されるものであれば、これを設定しておくことで、余分な判定処理を削減できるとともに、判定精度を向上させることにも寄与する。
判定手段12は、深夜電力時間帯に給湯運転を行って湯を貯える給湯機について予め設定された時間帯に、給湯機の給湯運転に相当する電力使用量データを所定の日数継続して取得していない場合には、人が不在であると判定する。これによれば、当該設定された時間帯に、給湯運転に相当する電力使用量が所定日数継続して取得できない場合は、所定エリアにおいて湯が使われていないことが想定できる。この判定処理によれば、所定エリアにおける人の活動がない状態であることを検出することができる。例えば、長期不在や病気等の何らかの原因により人が動けない状態であるとも考えられ、このような事態を検出することに寄与する。
また、判定手段12による判定結果は、外部のセキュリティ機関である外部SC4に通知される。この在不在判定装置1によれば、所定エリアにおける人の生活パターンを外部機関に通知することができ、防犯、生活支援上、有用である。また、例えば、病気等の何らかの原因により人が動けない状態である場合に、外部からの救援を受けることが可能になる。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
上記の実施形態では、在不在判定装置1はHEMS機器3と別体であり、相互に通信可能に構成されているが、この形態に限定されない。在不在判定装置1は、HEMS機器3内部に搭載される装置であってもよい。
上記の実施形態では、在不在判定装置1はHEMS機器3を介してエネルギ使用量データを取得するが、この形態に限定されない。在不在判定装置1は各種エネルギ使用機器2から直接、エネルギ使用量データを取得する装置であってもよい。
上記の実施形態では、在不在判定装置1は、判定手段12よる在、不在の判定結果を外部に設置された情報記憶装置である外部HW5やサーバに送信するが、この形態に限定されない。判定手段12よる在、不在の判定結果は、記憶手段11に外部に接地された機器を介さずに記憶手段11に記憶されるように構成してもよい。
上記の実施形態における、就寝時間帯、出勤時間帯、給湯機の自動運転時間帯、プラグイン充電式の自動車の充電時間帯、電化機器に関する特定の運転時間帯は、在不在判定装置1が過去のデータを学習して更新するようにしてもよい。
1…在不在判定装置
10…データ処理手段(取得手段)
11…記憶手段
12…判定手段

Claims (6)

  1. 所定のエリアにおける人の有無を判定する在不在判定装置(1)であって、
    設定された特定の機器に対応する特定の運転時間帯を記憶する記憶手段(11)と、
    前記所定のエリアにおいて消費されるエネルギ使用量データを取得する取得手段(10)と、
    前記特定の運転時間帯における前記エネルギ使用量データが、基準値以上である場合は人が存在すると判定し、前記基準値未満である場合は人が不在であると判定する判定手段(12)と、
    を備えることを特徴とする在不在判定装置。
  2. 前記特定の機器には、前記所定のエリアで使われる電化機器が設定され、
    前記判定手段は、前記電化機器について設定された前記特定の運転時間帯における電力使用量データが基準値以上である場合は、人が存在すると判定することを特徴とする請求項1に記載の在不在判定装置。
  3. 前記判定手段は、深夜電力時間帯に給湯運転を行って湯を貯える給湯機について予め設定された時間帯に、前記給湯機の給湯運転に相当する電力使用量データを取得した場合には、前記取得したデータの値に関係なく、前記判定の処理を実行しないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の在不在判定装置。
  4. 前記判定手段は、充電プラグの接続時に二次電池に自動充電が行われるプラグイン充電式の自動車について予め設定された充電時間帯に、前記プラグイン充電式の自動車の自動充電に相当する電力使用量データを取得した場合には、前記取得したデータの値に関係なく、前記判定の処理を実行しないことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の在不在判定装置。
  5. 前記判定手段は、深夜電力時間帯に給湯運転を行って湯を貯える給湯機について予め設定された時間帯に、前記給湯機の給湯運転に相当する電力使用量データを所定の日数継続して取得していない場合には、人が不在であると判定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の在不在判定装置。
  6. 前記判定手段による判定結果は、外部のセキュリティ機関(4)に通知されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の在不在判定装置。
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