JP6846633B2 - 情報配信システム、情報配信方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報配信システム、情報配信方法及びプログラムに関し、より詳細には、空調機器に関する情報を生成し、出力する情報配信システム、情報配信方法及びプログラムに関する。
従来、例えば、エアコン(空調機器)等の家電機器の動作に基づく情報を生成し、提供する技術がある(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、エアコン(空調機器)が動作を開始した時点から室内温度が設定温度に到達するまでの到達時間の変化の傾向を表す表示データを生成し、提供するデータ提供方法が記載されている。
特許文献1に記載されたデータ提供方法を用いることで、ユーザは、どのくらいの時間で室内温度が設定温度に到達したかといった情報を得ることができる。つまり、エアコンの動作中の効果を知ることができる。
WO2014/171118号公報
特許文献1のデータ提供方法では、上述したように、ユーザはエアコン(空調機器)の動作中の効果を知ることはできる。しかしながら、エアコンの動作を停止させた後、エアコンを動作させたことによる効果を知ることができない。例えば、エアコンの暖房機能で部屋を暖めた後でエアコンを停止した場合であれば、ユーザは保温効果を知ることはできない。
本発明は上記事由に鑑みてなされており、空調機器を停止させた後であっても空調機器を動作させたことによる効果をユーザに通知可能な情報配信システム、情報配信方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る情報配信システムは、第1取得部と、第2取得部と、生成部と、出力部とを備える。前記第1取得部は、需要家施設内であって空調機器が設けられた部屋の温度を取得する。前記第2取得部は、前記空調機器の動作状態であって、前記空調機器が動作しているオン状態及び前記空調機器が停止しているオフ状態のいずれかの状態を取得する。前記生成部は、情報端末装置の表示部に表示させる表示画面の情報であって所定期間における前記部屋の温度変化をグラフで表示させるための情報、前記所定期間のうち前記動作状態が前記オン状態であるオン状態期間と、前記所定期間のうち前記動作状態が前記オフ状態であるオフ状態期間とで、前記グラフを表示させる際の表示態様を変更するための情報とを含む表示情報を、前記所定期間において前記第1取得部で取得された前記温度と、前記所定期間において前記第2取得部で取得された前記空調機器の動作状態とに基づいて生成する。前記出力部は、前記生成部で生成された前記表示情報を出力する。
本発明の一態様に係る情報配信方法は、情報端末装置に情報を表示させる情報配信方法である。前記情報配信方法は、第1取得ステップと、第2取得ステップと、生成ステップと、出力ステップとを含む。前記第1取得ステップは、需要家施設内であって空調機器が設けられた部屋の温度を取得する。前記第2取得ステップは、前記空調機器の動作状態であって、前記空調機器が動作しているオン状態及び前記空調機器が停止しているオフ状態のいずれかの状態を取得する。前記生成ステップは、情報端末装置の表示部に表示させる表示画面の情報であって所定期間における前記部屋の温度変化をグラフで表示させるための情報、前記所定期間のうち前記動作状態が前記オン状態であるオン状態期間と、前記所定期間のうち前記動作状態が前記オフ状態であるオフ状態期間とで、前記グラフを表示させる際の表示態様を変更するための情報とを含む表示情報を、前記所定期間において前記第1取得ステップで取得された前記温度と、前記第2取得ステップで取得された前記空調機器の動作状態とに基づいて生成する。前記出力ステップは、前記生成ステップで生成された前記表示情報を出力する。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、第1取得ステップと、第2取得ステップと、生成ステップと、出力ステップとを実行させるためのプログラムである。前記第1取得ステップは、需要家施設内であって空調機器が設けられた部屋の温度を取得する。前記第2取得ステップは、前記空調機器の動作状態であって、前記空調機器が動作しているオン状態及び前記空調機器が停止しているオフ状態のいずれかの状態を取得する。前記生成ステップは、情報端末装置の表示部に表示させる表示画面の情報であって所定期間における前記部屋の温度変化をグラフで表示させるための情報、前記所定期間のうち前記動作状態が前記オン状態であるオン状態期間と、前記所定期間のうち前記動作状態が前記オフ状態であるオフ状態期間とで、前記グラフを表示させる際の表示態様を変更するための情報とを含む表示情報を、前記所定期間において前記第1取得ステップで取得された前記温度と、前記第2取得ステップで取得された前記空調機器の動作状態とに基づいて生成する。前記出力ステップは、前記生成ステップで生成された前記表示情報を出力する。
この発明によると、空調機器を停止させた後であっても空調機器を動作させたことによる効果をユーザに通知可能とすることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報配信システム(コントローラ)のブロック図である。 図2は、同上の情報配信システムを含む全体構成を示すシステム構成図である。 図3は、同上の情報配信システムの出力先である表示システム(情報端末装置)の構成を示すブロック図である。 図4は、同上の情報配信システムの出力先である表示システムで表示される表示画面の説明図である。 図5は、同上の情報配信システムの変形例に係るシステム構成図である。
以下に説明する実施形態及び変形例は、本発明の一例に過ぎず、本発明は、実施形態及び変形例に限定されることなく、この実施形態及び変形例以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態)
(1)全体概要
本実施形態では、需要家の施設(facility)内の部屋に設けられた空調機器による当該部屋の温度変化及び湿度変換と、空調機器の動作状態とを含む表示情報を作成して出力する機能を、基本的な機能として有する情報配信システムについて説明する。本実施形態においては、情報配信システム10は、図1、図2に示すようにコントローラ1にて構成されている。
コントローラ1は、図2に示すように、需要家施設5に設けられた計測システム20から需要家施設5における電力の消費データ(消費電力量)を取得する。具体的には、計測システム20は、需要家施設5における複数の分岐回路70の各々について、消費電力量を消費データとして計測するシステムである。需要家施設5における複数の分岐回路70の各々には負荷機器63が接続されている。負荷機器63は、例えば需要家施設5に設けられた機器であり、電力を消費する電気機器である。負荷機器63は、例えば空調機器(エアコンディショナ)63a、照明器具、洗濯機、食器洗浄機、給湯機、調理家電等である。
ここでいう「需要家施設」は、電力の需要家の施設を意味しており、電力会社等の電気事業者から電力の供給を受ける施設だけでなく、太陽光発電設備等の自家発電設備から電力の供給を受ける施設も含む。本実施形態では、戸建住宅を需要家施設5の一例として説明する。
コントローラ1は、計測システム20によって計測された空調機器63aの消費電力量に基づいて、空調機器63aが動作しているオン状態と空調機器63aが停止しているオフ状態とのいずれかを逐次取得する。また、コントローラ1は、空調機器63aが設けられた部屋5aの所定期間における温度変化及び湿度変化と、当該所定期間における空調機器63aの動作状態と、空調機器63aの設定温度とを表示システム30としての情報端末装置3の表示部31に表示させる。これにより、情報端末装置3は、所定期間における需要家施設5の温度変化、湿度変化、空調機器63aの設定温度及び空調機器63aの動作状態を、情報端末装置3の所有者である顧客に対して提示することが可能となる。つまり、顧客は、情報端末装置3に表示される画面を見ることで、視覚的に、所定期間における需要家施設5での温度変化、湿度変化、設定温度及び空調機器63aの動作状態を確認することができる。
情報配信システム10によるサービスの提供を受ける顧客(情報端末装置3の使用者)は、住人(需要家施設5の使用者)と同一人である。ここで、「需要家施設5の使用者」は、需要家施設5を使用する人を意味しており、需要家施設5が住宅である本実施形態においては、需要家施設5の住人である。また、需要家施設5の住人が複数人である場合には、「需要家施設5の使用者」は、複数の住人のうちの一人を指すこともあり、二人以上(全員も含む)を指すこともある。以下では「需要家施設5の使用者」を単に「住人」ともいう。
(2)構成
次に、本実施形態に係る情報配信システム10、計測システム20、及び表示システム30の構成について説明する。
(2.1)計測システム
先ず、本実施形態の計測システム20の構成について説明する。
計測システム20は、図2に示すように、計測ユニット21と、通信アダプタ22と、電流センサ23,24とを備えている。このうち、計測ユニット21、通信アダプタ22、及び電流センサ23,24は、分電盤6のキャビネット内に配置されている。分電盤6は、系統電源9に電気的に接続される主幹ブレーカ61と、主幹ブレーカ61の二次側に電気的に接続された複数の分岐ブレーカ62とをキャビネット内に備えている。
計測ユニット21は、電流センサ23,24に電気的に接続されている。電流センサ23は、主幹ブレーカ61の一次側に設けられ、幹線を流れる電流の値を計測する。複数の電流センサ24は、複数の分岐ブレーカ62に対応して設けられ、複数の分岐回路70に流れる電流の値をそれぞれ計測する。ここでいう「分岐回路」は、複数の分岐ブレーカ62にて幹線から分岐された各回路を意味する。分岐回路70には、分岐ブレーカ62に接続される配線、照明器具や調理家電等の負荷機器63、コンセント(アウトレット)、壁スイッチなどを含んでいる。このような分岐回路70は、本実施形態のように住宅からなる需要家施設5においては、例えばリビング、寝室、玄関、トイレ、子供部屋、キッチン等の部屋ごと、かつ空調機器63a、照明器具、調理家電等の機器の種類ごとに設けられる。1つの分岐回路70には、1つの負荷機器63が含まれてもよいし、複数の負荷機器63が含まれてもよい。
計測ユニット21は、電流センサ23,24の出力を用いて、幹線及び複数の分岐回路70の各々について、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測する。通信アダプタ22は、計測ユニット21で計測された計測値を、計測システム20の計測値として需要家施設5に設けられたコントローラ1へ送信する。
要するに、計測システム20の計測値は、需要家施設5における複数の分岐回路70の各々について、計測ユニット21で計測される消費電力と消費電力量との少なくとも一方を含んでいる。つまり、計測値は、瞬時電力を表す消費電力であってもよいし、あるいは一定時間における電力の消費量(使用量)を表す消費電力量であってもよい。また、計測値は、消費電力と消費電力量との両方であってもよい。本実施形態では一例として、計測値は、消費電力を一定時間(例えば正時から30分間隔)で積算した消費電力量である。
(2.2)情報配信システム
次に、本実施形態の情報配信システム10の構成について説明する。
情報配信システム10は、上述したように、本実施形態ではコントローラ1にて構成されている。コントローラ1は、ルータ7を介してネットワーク4に接続されている。コントローラ1は、本実施形態では、HEMS(home energy management system)のコントローラである。
コントローラ1は、計測システム20で計測された消費電力量を、少なくとも分岐ブレーカ62(分岐回路70)ごとに時系列データとして取得する。コントローラ1は、所定のアルゴリズムに従って分岐ブレーカ62(分岐回路70)ごと取得した消費電力量のうち空調機器63aの消費電力量を用いて、空調機器63aの動作状態としてオン状態またはオフ状態を逐次取得する。
コントローラ1は、図1に示すように、処理部11と、記憶部12と、第1通信部13と、第2通信部14(出力部)とを備える。コントローラ1は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを有している。CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、処理部11の機能を実現する。プログラムは、ここではインターネットなどの電気通信回線を通じて、あるいはメモリカードなどの記録媒体に記録されて提供されるが、コンピュータのメモリに予め記録されていてもよい。
処理部11は、図1に示すように、第1取得部15と第2取得部16と第3取得部17と生成部18とを有している。
第1取得部15は、空調機器63aが設けられた部屋5a内に設置された温湿度センサ50から、温湿度センサ50が検出した温度及び湿度を、第1通信部13を介して逐次取得する。ここで、逐次取得するという概念には、定期的に取得する場合、不定期に取得する場合、及び空調機器63aがオン状態のときとオフ状態の時とで取得期間を変更して定期的または不定期に取得する場合を含む。
第2取得部16は、空調機器63aの動作状態を逐次取得する。具体的には、第2取得部16は、計測システム20から受け取った複数の分岐回路70の計測値(消費電力量)のうち空調機器63aを含む分岐回路70の計測値に基づいて、空調機器63aの動作状態を取得する。例えば、空調機器63aを含む分岐回路70の計測値が所定の閾値を超えていない場合には、第2取得部16は、動作状態としてオフ状態を取得する。空調機器63aを含む分岐回路70の計測値が所定の閾値を超えている場合には、第2取得部16は、動作状態としてオン状態を取得する。
第3取得部17は、空調機器63aの設定温度を第1通信部13を介して無線通信により取得する。
生成部18は、所定期間(例えば、1日)において、第1取得部15で取得された温度及び湿度と、第2取得部16で取得された空調機器63aの動作状態と、第3取得部17で取得された空調機器63aの設定温度とに基づいて、表示情報を生成する。なお、所定期間は、1日より短い期間であってもよい。ここで、表示情報は、所定期間における需要家施設5内の温度変化及び湿度変化と、所定期間における空調機器63aの動作状態とを含み、表示システム30(情報端末装置3)に表示させる画面(コンテンツ)の情報である。生成部18は、第1取得部15で取得された温度及び湿度と、第3取得部17で取得された設定温度とを、それぞれが取得された時刻に基づく時系列データとして表示情報に含める。これにより、温度変化及び湿度変化と、空調機器63aの設定温度とを折れ線グラフとして情報端末装置3に表示させることができる。生成部18は、第2取得部16で取得された空調機器63aの動作状態に基づいて、所定期間のうち空調機器63aがオン状態である期間(オン状態期間)とオフ状態である期間(オフ状態期間)とを求める。生成部18は、オン状態期間とオフ状態期間とを、表示情報に含める。これにより、生成部18は、需要家施設5内の温湿度と設定温度とのそれぞれの時系列データ、及びオン状態期間とオフ状態期間を含む表示情報を生成することができる。また、生成部18は、所定期間の日付(年月日)を表示情報に含めることが好ましい。また、生成部18は、温度変化、湿度変化及び設定温度を視覚的に区別するために、温度変化、湿度変化及び設定温度に対して互いに異なる線種を表す情報を表示情報に含めてもよい。さらに、オン状態期間とオフ状態期間とを区別するために、温度変化、湿度変化及び設定温度の折れ線グラフが表示される背景の色が異なるように、オン状態期間とオフ状態期間とで互いに異なる背景色の色情報を表示情報(背景色情報)に含めてもよい。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、またはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等から選択されるデバイスで構成される。記憶部12は、温湿度センサ50から取得した温度及び湿度の情報、計測システム20から取得した需要家施設5における消費電力量(計測値)の情報、温湿度センサ50から取得した温度及び湿度の情報、空調機器63aから取得した設定温度の情報等を記憶する。つまり、第1取得部15で取得された温度及び湿度の情報、第2取得部16で取得された需要家施設5における消費電力量(計測値)の情報、及び第3取得部17で取得された空調機器63aの設定温度が、記憶部12に記憶される。上述した生成部18は、記憶部12で記憶されている各情報を用いて、表示情報を生成する。
第1通信部13は、計測システム20の通信アダプタ22、温湿度センサ50及び空調機器63aと無線で通信を行うための通信インタフェースである。第1通信部13は、例えば、無線局の免許が不要な小電力無線の通信インタフェースである。この種の小電力無線については、用途等に応じて使用する周波数帯域や空中線電力等の仕様が各国で規定されている。日本国においては、920MHz帯または420MHz帯の電波を使用する小電力無線(特定小電力無線)が規定されている。第1通信部13は、無線通信により通信アダプタ22から幹線及び複数の分岐回路70の各々の計測値(消費電力量)を受け取る。第1通信部13は、無線通信により温湿度センサ50から、温湿度センサ50が検出した温度及び湿度を受け取る。第1通信部13は、無線通信により空調機器63aから設定温度を受け取る。
第2通信部14は、例えばイーサネット(登録商標)規格に準拠した通信インタフェースである。第2通信部14は、ルータ7を介して情報端末装置3と通信可能である。ルータ7は、ブロードバンドルータであり、例えばWi−Fi(登録商標)規格に準拠した無線LANのインタフェースも備えている。したがって、コントローラ1は、ルータ7を介して、無線LAN(Local Area Network)の通信インタフェースを備えるスマートフォン等の情報端末装置8と通信可能である。また、コントローラ1は、ルータ7及びネットワーク4を介してスマートフォン等の情報端末装置8a、サーバ装置40と通信可能である。なお、情報端末装置8aは、例えば通信事業者が提供する携帯電話網(キャリア網)を介して、例えばインターネットからなるネットワーク4に接続される。携帯電話網には、例えば3G(第3世代)回線、LTE(Long Term Evolution)回線等がある。なお、情報端末装置8aは、公衆回線LANを介してネットワーク4に接続されてもよい。
なお、コントローラ1は、ルータ7を介さずに情報端末装置3と直接的に通信可能に構成されてもよい。コントローラ1と情報端末装置3との通信方式は、有線通信に限らず、例えばWi−Fi(登録商標)、または免許を必要としない小電力無線(特定小電力無線)等の無線通信であってもよい。
(2.3)表示システム
次に、本実施形態の表示システム30の構成について説明する。本実施形態では、表示システム30は、上述したように情報端末装置3にて構成されている。
情報端末装置3は、一例として表示部31を備えるHEMS専用のモニタ装置である。情報端末装置3は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを有するコンピュータを主構成としており、CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータを表示制御部32として機能させる。プログラムは、ここではインターネットなどの電気通信回線を通じて、あるいはメモリカードなどの記録媒体に記録されて提供されるが、コンピュータのメモリに予め記録されていてもよい。ここでいう表示制御部32は、表示部31に表示させる画面を作成し、表示部31を制御することにより、作成した画面を表示部31に表示させる機能を持つ。つまり、情報端末装置3は、専用のアプリケーションソフトをインストールし、このアプリケーションソフトを起動することにより、表示部31を制御するための表示制御部32としての機能を実現する。
情報端末装置3は、表示部31及び表示制御部32の他、通信部33、入力部34及び記憶部35をさらに備えている。
通信部33は、ルータ7に接続されることで、コントローラ1との間の通信を可能にする。情報端末装置3は、需要家施設5に設けられたHEMS専用のモニタ装置であるから、通信部33は、イーサネット(登録商標)規格に準拠した通信インタフェースであり、ルータ7を介してコントローラ1と通信可能である。
入力部34は、顧客(情報端末装置3の所有者)の操作を受け付ける機能を有している。本実施形態では、情報端末装置3はタッチパネルディスプレイを搭載したスマートフォンであり、タッチパネルディスプレイが表示部31及び入力部34として機能する。ただし、入力部34は、タッチパネルディスプレイに限らず、例えばキーボードやポインティングデバイス、メカニカルなスイッチなどであってもよい。
記憶部35は、例えばフラッシュメモリなどの電気的に書換可能な不揮発性の半導体メモリで構成される。
情報端末装置3は、上記構成によりコントローラ1で出力された表示情報を表示することができる。
なお、本実施形態では、図2に示す情報端末装置8または情報端末装置8aを表示システムとすることが可能である。情報端末装置8,8aは、情報端末装置3と通信部33の構成が異なるが、情報端末装置3と同様の機能を有していればよく、情報端末装置8,8aの説明は省略する。
(3)処理
ここでは、情報配信システム10(コントローラ1)及び表示システム30(情報端末装置3)が行う処理について説明する。
(3.1)情報配信システム
先ず、情報配信システム10が行う表示情報の生成及び出力について説明する。
第1取得部15は、温湿度センサ50から、温湿度センサ50が検出した温度及び湿度を、第1通信部13を介して逐次取得し、記憶部12に蓄積する。
第2取得部16は、空調機器63aを含む分岐回路70の計測値が所定の閾値を超えていない場合には、動作状態としてオフ状態を取得し、記憶部12に蓄積する。空調機器63aを含む分岐回路70の計測値が所定の閾値を超えている場合には、第2取得部16は、動作状態としてオン状態を取得し、記憶部12に蓄積する。
第3取得部17は、空調機器63aの設定温度を第1通信部13を介して取得し、記憶部12に蓄積する。
生成部18は、記憶部12で記憶されている所定期間(例えば、1日)における温度及び湿度と、空調機器63aの動作状態及び設定温度とに基づいて、表示情報を生成する。具体的には、生成部18は、空調機器63aに対する計測値が計測された時刻に基づいて、所定期間のうち空調機器63aのオン状態期間とオフ状態期間とを求める。生成部18は、温度変化を表す温度の時系列データと、湿度変化を表す時系列データと、設定温度を表す時系列データと、空調機器63aのオン状態期間及びオフ状態期間と、所定期間の日付を含む表示情報を生成する。さらに、生成部18は、温度変化、湿度変化及び設定温度に対して互いに異なる線種を表す情報と、背景色情報とを表示情報に含める。
第2通信部14は、生成部18で生成された表示情報を、表示システム30(情報端末装置3)へ出力する。
(3.2)表示システム
次に、表示システム30の処理について説明する。
表示システム30としての情報端末装置3の入力部34は、情報端末装置3の所有者(需要家施設5の利用者)による表示情報の表示に係る操作を受け付ける。通信部33は、入力部34で表示情報の表示に係る操作が受け付けられると、情報配信システム10(コントローラ1)に表示情報を要求する。このとき、情報配信システム10は、例えば要求を受け付けた日の0時から要求を受け付けた時点までの期間を所定期間として表示情報を生成する。
表示制御部32は、通信部33を介して情報配信システム10から表示情報を受け取ると、表示情報に含まれる温度変化、湿度変化及び設定温度を表示部31に表示させる。このとき、表示制御部32は、線種の情報に基づいて、温度変化、湿度変化及び設定温度のそれぞれの折れ線グラフの色を変えて表示部31に表示させる。さらに、表示制御部32は、オン状態期間とオフ状態期間とのそれぞれに対応付けられた背景色情報に基づいて温度変化、湿度変化及び設定温度のそれぞれの折れ線グラフの背景色を、表示部31に表示させる。
なお、情報端末装置8及び情報端末装置8aのいずれかを表示システム30とした場合であっても、情報端末装置3と同様に、表示情報を表示することができる。
(4)表示画面
ここでは、表示情報を表示する際の表示画面について、図4を用いて説明する。図4の画面において、参照符号と、領域を囲む一点鎖線とは、説明のために記載しているのみであり、実際の画面には表示されない。
図4では、表示システム30は、表示システム30が表示情報の表示の要求を受け付けた日の0時から要求を受け付けた時点までの期間を所定期間として、表示情報を表示画面100に表示している一例を示す。ここでは、要求を受け付けた日時を“2016年6月13日 10時”としている。
表示システム30で表示される表示情報の表示画面100には、図4に示すように、タイトル領域101、第1日付表示領域102、結果表示領域103、第2日付表示領域104、ボタン105〜110が設けられている。
タイトル領域101では、表示される画面の名称、ここでは“温湿度”が表示される。第1日付表示領域102では、現在の日時が表示される。
結果表示領域103では、コントローラ1で作成された表示情報が表示される。具体的には、横軸を時刻(時)、縦軸を温度(℃)及び湿度(%)として、所定期間における温度変化、湿度変化及び空調機器63aの設定温度が、折れ線グラフで表示される。本実施形態では、線120が温度変化を、線121が湿度変化を、線122が設定温度を、表している。また、結果表示領域103では、背景色情報に基づいて空調機器63aのオン状態期間とオフ状態期間とを色分けして表示する。本実施形態では、色分けされた複数の期間123〜126のうち期間123,125がオン状態期間を、期間124,126がオフ状態期間を、表している。これにより、表示画面100では、温度変化、湿度変化、オン状態期間及びオフ状態期間を、同一時間軸上に表示することができる。
第2日付表示領域104には、情報端末装置3の所有者によって選択された日付が表示される。結果表示領域103では、第2日付表示領域104で表示された日付における温度変化、湿度変化及び設定温度が表示される。
ボタン105,106は、第2日付表示領域104で表示する日付を選択するために用いられる。例えば、第2日付表示領域104で現在表示されている日付を前日に変更したい場合には、ボタン105がタップされる。第2日付表示領域104で現在表示されている日付を翌日に変更したい場合には、ボタン106がタップされる。なお、第2日付表示領域104で表示されている日付と、第1日付表示領域102で表示されている日付とが同一である場合にはボタン106がタップされても日付が変更されないように、表示制御部32は、画面表示の制御を行っている。
ボタン105,106により、第2日付表示領域104で表示する日付が変更された場合、表示システム30は、変更後の日付に対応する表示情報を情報配信システム10(コントローラ1)に要求する。情報配信システム10は、変更後の日付において取得した温度、湿度、設定温度、オン状態期間及びオフ状態期間に基づく表示情報を生成し、表示システム30に出力する。これにより、表示システム30は、変更後の日付に対応する表示情報を表示することができる。
ボタン107,108は、結果表示領域103で1日分の温度変化等を表示するか、特定の時間帯の温度変化等を表示するかを切り替えるためのボタンである。ボタン107がタップ(選択)されると、結果表示領域103では特定の時間帯の温度変化、湿度変化及び設定温度が表示される。ボタン108がタップ(選択)されると、結果表示領域103では1日分の温度変化、湿度変化及び設定温度が表示される。図4では、ボタン108が選択された場合の表示の一例を示している。
ボタン109,110は、表示画面100の表示を終了させるためのボタンである。ボタン109がタップされると、表示制御部32は、表示画面100から表示画面100が表示される直前に表示されていた画面へ遷移するよう、画面の制御を行う。ボタン110がタップされると、表示制御部32は、メニュー画面、例えば表示情報の表示、及び他の1つ情報の表示のうちいずれか1つを選択するための画面に遷移するよう、画面制御を行う。
(5)変形例
以下に、上記実施形態の変形例について列記する。なお、以下に説明する変形例は、上記実施形態と適宜組み合わせて適用可能である。
上記実施形態において、需要家施設5の外に温湿度センサ50aを設けてもよい(図5参照)。コントローラ1(情報配信システム10)の第1取得部15は、温湿度センサ50aで計測された外部の温度(外部温度)及び湿度(外部湿度)を逐次取得し、記憶部12に記憶する。生成部18は、外部温度及び外部湿度をさらに含む表示情報を生成する。表示システム30は、表示情報をもとに、温湿度センサ50で計測された温度(内部温度)及び湿度(内部湿度)のそれぞれの変化、外部温度及び外部湿度の変化、設定温度、オン状態期間及びオフ状態期間を表示する。
上記実施形態において、表示画面100の結果表示領域103では、温度変化、オン状態期間及びオフ状態期間が少なくとも表示されていればよい。
上記実施形態において、生成部18は、生成した表示情報で表される温度変化と、オン状態期間及びオフ状態期間とをもとに、空調機器63aの動作に関するアドバイスを生成し、第2通信部14を介して表示システム30に出力してもよい。表示システム30は、コントローラ1から取得したアドバイスを、表示画面100に含めて表示、または他の画面で表示することで、需要家施設5の利用者にアドバイスを提供する。例えば、生成部18は、冬季において空調機器63aのオフ状態期間における温度変化が1〜2℃である場合、需要家施設5内の温度にあまり変化がないとしてオフ状態とする時刻を早めることを勧めるメッセージをアドバイス情報として生成する。表示システム30では、オフ状態とする時刻を早めることを勧めるメッセージを表示する。これにより、需要家施設5の利用者に省エネを促すことができる。
上記実施形態において、生成部18は、第1取得部15で温度及び湿度から定期的に不快指数を求め、定期的に求められた不快指数を、求めた時刻に基づく時系列データとして表示情報に含めて表示システム30に出力してもよい。このとき、表示システム30では、所定期間における温度変化、湿度変化、設定温度、オン状態期間及びオフ状態期間に加えて、不快指数の変化を折れ線グラフで表示画面100に含めて表示部31に表示する。
上記実施形態では、表示画面100で表示される温度、湿度及び設定温度を区別するために互いに異なる線種で表示するとした。しかしながら、温度、湿度及び設定温度を区別するための表示方法は線種に限らない。例えば、互いに異なる色の線で温度、湿度及び設定温度を表示してもよい。つまり、表示画面100で表示される温度、湿度及び設定温度を区別できればよく、その表示方法については限定されない。
また、上記実施形態では、表示画面100で表示される温度及び湿度の変化が、オン状態期間とオフ状態期間とで視覚的にわかるように、それぞれの折れ線グラフの表示態様として、オン状態期間の背景色とオフ状態期間の背景色とを異なる色とした。しかしながら、温度及び湿度の変化についてオン状態区間とオフ状態区間とで区別するための表示方法として互いに異なる背景色を用いることに限らない。例えば、温度の変化を表す折れ線グラフの表示態様として、オン状態区間とオフ状態区間とで折れ線グラフの色を変更してもよいし、線種を変更してもよい。湿度の変化についても同様に、湿度の変化を表す折れ線グラフの表示態様として、オン状態区間とオフ状態区間とで折れ線グラフの色を変更してもよいし、線種を変更してもよい。
また、上記実施形態では、温度及び湿度の変化を折れ線グラフで表示したが、表示方法は、これに限定されない。温度及び湿度の変化を棒グラフ等のグラフで表示してもよい。
上記実施形態では、コントローラ1は、表示情報の要求を表示システム30から受け付けると、表示情報を生成した。しかしながら、表示情報の生成のタイミングは、これに限定されない。コントローラ1の生成部18は、毎日所定時間に、前日分の表示情報を生成し、記憶部12に記憶してもよい。例えば、生成部18は、毎日1時に前日分の表示情報を生成する。これにより、コントローラ1は、表示画面100のボタン105,106がタップされることにより選択された日付に対応する表示情報を、表示システム30に迅速に出力することができる。
上記実施形態において、表示情報は、コントローラ1(情報配信システム10)の生成部18で生成されるとしたが、この構成に限らず、複数の装置に分散して作成されてもよい。例えば、表示情報は、コントローラ1、サーバ装置40、情報端末装置3,8,8aのうち2以上の装置で分散して生成されてもよい。この場合、コントローラ1が省略されても、サーバ装置40または情報端末装置3,8,8aで表示情報が生成され、生成された表示情報に応じた表示画面が作成される。さらに、生成部18は、コントローラ1及びサーバ装置40のそれぞれに設けられてもよい。この場合、表示情報の配信先(情報端末装置3,8,8aのいずれか)によって、コントローラ1とサーバ装置40とのいずれかが表示情報を作成するかが決まってもよい。例えば、表示情報の配信先が情報端末装置3または情報端末装置8である場合にはコントローラ1が表示情報を作成し、配信先が情報端末装置8aである場合にはサーバ装置40が表示情報を作成する。
さらに、情報配信システム10は、コントローラ1、サーバ装置40、情報端末装置3,8,8aのうち少なくとも1つの装置によって構成されてもよい。情報配信システム10の少なくとも一部の機能は、例えばクラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
また、コントローラ1は、需要家施設5に設置されたスマートメータと通信可能に構成されてもよい。この場合、計測システム20で計測される計測値の代わりに、スマートメータで計測された値を用いてもよい。
また、分岐回路ごとの計測には、主幹ブレーカ61に設けられた電流センサ23または上記スマートメータを用いてもよい。
また、上記実施形態では、コントローラ1は、温湿度センサ50から温湿度センサ50が検出した温度及び湿度を取得した。温度及び湿度の取得経路は、これに限らない。例えば、空調機器63aに温湿度センサが設けられている場合には、コントローラ1は、空調機器63aから空調機器63aの温湿度センサが検出した温度及び湿度を、無線通信により取得してもよい。
また、上記実施形態では、温度及び湿度は温湿度センサで双方とも検出したが、この構成に限定されない。温度及び湿度は、温度を検出するセンサ(温度センサ)と湿度を検出するセンサ(湿度センサ)とで、それぞれ個別に検出されてもよい。
また、上記実施形態において、表示情報に、空調機器63aの運転モードを含めてもよい。ここで、運転モードとは、空調機器63aが暖房運転しているか冷房運転をしているかを表す情報である。この場合、コントローラ1(情報配信システム10)の第3取得部17は、空調機器63aの設定温度の他、上述した運転モードを、空調機器63aから取得する。生成部18は、運転モードをさらに含めた表示情報を生成し、表示システム30に出力する。表示システム30は、表示情報を表示画面100に表示する際に、運転モードに基づく情報を表示する。例えば、表示システム30の表示制御部32は、運転モードが暖房運転を表している場合には、表示画面100において“暖房運転”を表示部31に表示させる。表示システム30の表示制御部32は、運転モードが冷房運転を表している場合には、表示画面100において“冷房運転”を表示部31に表示させる。または、オン状態期間において、暖房運転が行われている場合と冷房運転が行われている場合とで背景色及び温度変化を表す線の色の少なくとも一方の表示色を変えてもよい。
また、上記実施形態において、第2取得部16は、空調機器63aの消費電力量に基づいて、空調機器63aの動作状態を取得している。しかしながら、動作状態の取得方法は、これに限定されない。空調機器63aがECHONET Lite(登録商標)に準拠した通信インタフェースを有している場合には、第2取得部16は、第1通信部13を介して、空調機器63aの動作状態を空調機器63aから直接取得してもよい。
(6)まとめ
以上説明したように本発明に係る第1の態様の情報配信システム10(コントローラ1)は、第1取得部15と、第2取得部16と、生成部18と、出力部(第2通信部14)とを備える。第1取得部15は、需要家施設5内であって空調機器63aが設けられた部屋の温度を取得する。第2取得部16は、空調機器63aの動作状態を逐次取得する。生成部18は、所定期間において第1取得部15で取得された温度と所定期間内において第2取得部16で取得された空調機器63aの動作状態とに基づいて、表示情報を生成する。表示情報は、表示部31(81,81a)に表示させる表示画面100の情報であって所定期間における部屋5aの温度変化と所定期間における空調機器63aの動作状態とを含む。出力部は、生成部18で生成された表示情報を出力する。
この構成によると、情報配信システム10は、部屋5aの温度変化と空調機器63aの動作状態とを含む表示情報を出力している。つまり、表示情報には、空調機器63aが動作している、動作していないに関わらず部屋5aの温度変化が含まれている。したがって、空調機器63aを停止させた後であっても空調機器を動作させたことによる効果を需要家施設5の利用者に通知可能とすることができる。
本発明に係る第2の態様の情報配信システム10では、第1の態様において、第1取得部15は、さらに、部屋5aの湿度を取得する。生成部18は、所定期間における前記部屋5aの湿度変化をさらに含む表示情報を生成する。
この構成によると、空調機器63aを停止させた後であっても部屋5aの湿度変化を需要家施設5の利用者に提示することができる。これにより、需要家施設5の利用者は、空調機器63aが動作している場合と、動作していない場合とで、湿度の変化を知ることができるので、空調機器63aを停止させた後であっても空調機器を動作させたことによる効果を知ることができる。
本発明に係る第3の態様の情報配信システム10では、第2の態様において、生成部18は、第1取得部15で取得された温度及び湿度に応じた不快指数をさらに含む表示情報を生成する。
この構成によると、空調機器63aの動作状態に関わらず、不快指数を需要家施設5の利用者に提示することができる。これにより、需要家施設5の利用者は、空調機器63aが動作している場合と、動作していない場合とで、不快指数の変化を知ることができるので、空調機器63aを停止させた後であっても空調機器を動作させたことによる効果を知ることができる。
本発明に係る第4の態様の情報配信システム10では、第1〜第3のいずれかの態様において、生成部18は、空調機器63aの設定温度をさらに含む表示情報を生成する。
この構成によると、部屋5aの温度変化と空調機器63aの設定温度との関係を需要家施設5の利用者に提示することができる。例えば、需要家施設5の利用者は、空調機器63aの停止後、部屋5aの温度と設定温度との差分の時間変化を知ることができる。これにより、部屋5aを温めた場合には部屋5aにおける保温効果を、部屋aを冷却した場合には部屋5aの保冷効果を知ることができる。
本発明に係る第5の態様の情報配信システム10では、第1〜第4のいずれかの態様において、空調機器63aの状態は、空調機器63aが動作しているオン状態及び空調機器63aが停止しているオフ状態のいずれかの状態である。第2取得部16は、空調機器63aの消費電力量が所定の閾値を超えている場合にはオン状態を動作状態として取得する。第2取得部16は、空調機器63aの消費電力量が閾値を超えていない場合にはオフ状態を動作状態として取得する。
この構成によると、情報配信システム10は、空調機器63aの消費電力量を用いて、空調機器63aのオン状態及びオフ状態を特定することができる。
本発明に係る第6の態様の情報配信システム10では、第5の態様において、表示情報は、グラフで前記温度変化を前記表示部31(81,81a)に表示させるための情報である。生成部18は、所定期間のうち動作状態がオン状態であるオン状態期間と、所定期間のうち動作状態がオフ状態であるオフ状態期間とで、グラフを表示させる際の表示態様を変更するための情報を、表示情報に含める。
この構成によると、情報配信システム10は、需要家施設5の利用者に空調機器63aのオン状態期間とオフ状態期間とを視覚的に区別させて、表示部31(81,81a)に温度変化を表示させることができる。
本発明に係る第7の態様の情報配信システム10では、第1〜第6のいずれかの態様において、第1取得部15は、さらに、需要家施設5外の外部温度を取得する。生成部18は、所定期間において第1取得部で取得された外部温度に基づいた所定期間における需要家施設5外の温度変化をさらに含む表示情報を生成する。
この構成によると、情報配信システム10は、需要家施設5内の部屋5aの温度変化と、需要家施設5外の温度変化(外部の温度変化)との違いを需要家施設5の利用者に提示することができる。
本発明に係る第8の態様の情報配信システム10では、第1〜第7のいずれかの態様において、出力部(第2通信部14)は、さらに、所定期間における部屋5aの温度変化と、所定期間における空調機器63aの動作状態とに基づくアドバイスを出力する。アドバイスは、空調機器63aの動作に関するアドバイスである。
この構成によると、情報配信システム10は、空調機器63aの動作に関するアドバイスを需要家施設5の利用者に提示することができる。
本発明に係る第9の態様の情報配信方法は、情報端末装置3(8,8a)に情報を表示させる情報配信方法である。配信方法は、第1取得ステップと、第2取得ステップと、生成ステップと、出力ステップとを備える。第1取得ステップは、需要家施設5内であって空調機器63aが設けられた部屋の温度を取得する。第2取得ステップは、空調機器63aの動作状態を逐次取得する。生成ステップは、所定期間において第1取得ステップで取得された温度と所定期間内において第2取得ステップで取得された空調機器63aの動作状態とに基づいて、表示情報を生成する。表示情報は、表示部31(81,81a)に表示させる表示画面100の情報であって所定期間における部屋5aの温度変化と所定期間における空調機器63aの動作状態とを含む。出力ステップは、生成ステップで生成された表示情報を出力する。
この情報配信方法によると、空調機器63aを停止させた後であっても空調機器を動作させたことによる効果を需要家施設5の利用者に通知可能とすることができる。
本発明に係る第10の態様のプログラムは、コンピュータに、第1取得ステップと、第2取得ステップと、生成ステップと、出力ステップとを実行させるためのプログラムである。第1取得ステップは。需要家施設5内であって空調機器63aが設けられた部屋5aの温度を取得する。第2取得ステップは、空調機器63aの動作状態を逐次取得する。生成ステップは、所定期間において第1取得ステップで取得された温度と、所定期間において第2取得ステップで取得された空調機器63aの動作状態とに基づいて、表示情報を生成する。表示情報は、表示部31(81,81a)に表示させる表示画面100の情報であって所定期間における部屋5aの温度変化と所定期間における空調機器63aの動作状態とを含む。出力ステップは、生成ステップで生成された表示情報を出力する。
このプログラムによると、空調機器63aを停止させた後であっても空調機器を動作させたことによる効果を需要家施設5の利用者に通知可能とすることができる。
1 コントローラ
3,8,8a 情報端末装置
5 需要家施設
5a 部屋
10 情報配信システム
13 第1通信部
14 第2通信部(出力部)
15 第1取得部
16 第2取得部
18 生成部
30 表示システム
31,81,81a 表示部
63a 空調機器
100 表示画面

Claims (9)

  1. 需要家施設内であって空調機器が設けられた部屋の温度を取得する第1取得部と、
    前記空調機器の動作状態であって、前記空調機器が動作しているオン状態及び前記空調機器が停止しているオフ状態のいずれかの状態を取得する第2取得部と、
    情報端末装置の表示部に表示させる表示画面の情報であって所定期間における前記部屋の温度変化をグラフで表示させるための情報、前記所定期間のうち前記動作状態が前記オン状態であるオン状態期間と、前記所定期間のうち前記動作状態が前記オフ状態であるオフ状態期間とで、前記グラフを表示させる際の表示態様を変更するための情報とを含む表示情報を、前記所定期間において前記第1取得部で取得された前記温度と、前記所定期間において前記第2取得部で取得された前記空調機器の動作状態とに基づいて生成する生成部と、
    前記生成部で生成された前記表示情報を出力する出力部とを備える
    ことを特徴とする情報配信システム。
  2. 前記第1取得部は、さらに、前記部屋の湿度を取得し、
    前記生成部は、前記所定期間における前記部屋の湿度変化を、さらに含む前記表示情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
  3. 前記生成部は、前記第1取得部で取得された温度及び湿度に応じた不快指数を、さらに含む前記表示情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報配信システム。
  4. 前記生成部は、前記空調機器の設定温度を、さらに含む前記表示情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報配信システム。
  5. 前記第2取得部は、前記空調機器の消費電力量が所定の閾値を超えている場合には前記オン状態を前記動作状態として取得し、前記空調機器の消費電力量が前記閾値を超えていない場合には前記オフ状態を前記動作状態として取得する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報配信システム。
  6. 前記第1取得部は、さらに、前記需要家施設外の外部温度を取得し、
    前記生成部は、前記所定期間において前記第1取得部で取得された前記外部温度に基づいた前記所定期間における前記需要家施設外の温度変化を、さらに含む前記表示情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の情報配信システム。
  7. 前記出力部は、さらに、前記所定期間における前記部屋の温度変化と、前記所定期間における前記空調機器の動作状態とに基づいた前記空調機器の動作に関するアドバイスを出力する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の情報配信システム。
  8. 情報端末装置に情報を表示させる情報配信方法であって、
    需要家施設内であって空調機器が設けられた部屋の温度を取得する第1取得ステップと、
    前記空調機器の動作状態であって、前記空調機器が動作しているオン状態及び前記空調機器が停止しているオフ状態のいずれかの状態を取得する第2取得ステップと、
    情報端末装置の表示部に表示させる表示画面の情報であって所定期間における前記部屋の温度変化をグラフで表示させるための情報、前記所定期間のうち前記動作状態が前記オン状態であるオン状態期間と、前記所定期間のうち前記動作状態が前記オフ状態であるオフ状態期間とで、前記グラフを表示させる際の表示態様を変更するための情報とを含む表示情報を、前記所定期間において前記第1取得ステップで取得された前記温度と、前記第2取得ステップで取得された前記空調機器の動作状態とに基づいて生成する生成ステップと、
    前記生成ステップで生成された前記表示情報を出力する出力ステップとを含む
    ことを特徴とする情報配信方法。
  9. コンピュータに、
    需要家施設内であって空調機器が設けられた部屋の温度を取得する第1取得ステップと、
    前記空調機器の動作状態であって、前記空調機器が動作しているオン状態及び前記空調機器が停止しているオフ状態のいずれかの状態を取得する第2取得ステップと、
    情報端末装置の表示部に表示させる表示画面の情報であって所定期間における前記部屋の温度変化をグラフで表示させるための情報、前記所定期間のうち前記動作状態が前記オン状態であるオン状態期間と、前記所定期間のうち前記動作状態が前記オフ状態であるオフ状態期間とで、前記グラフを表示させる際の表示態様を変更するための情報とを含む表示情報を、前記所定期間において前記第1取得ステップで取得された前記温度と、前記第2取得ステップで取得された前記空調機器の動作状態とに基づいて生成する生成ステップと、
    前記生成ステップで生成された前記表示情報を出力する出力ステップとを実行させるためのプログラム。
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