JP2016095632A - 就寝監視装置、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 消費電力に関する電力データを用いて、建物内の人の就寝行動を検知できる就寝監視装置、およびプログラムを提供する。【解決手段】 就寝監視装置1において、就寝判定部114は、電力情報取得部112が取得した電力データの変化を基準データと比較することによって、就寝行動があったか否かを判定する。通知データ生成部123は、就寝判定部114の判定結果を通知する通知データを生成し、通信部121は、通知データを端末装置5へ送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に就寝監視装置、およびプログラム、より詳細には電気機器の消費電力に関する電力データを用いた就寝監視装置、およびプログラムに関する。
従来、高齢者や独居人等の見守りを目的として、家屋毎の消費電流の電力スペクトルを分析して、生活パターンを分析する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−324372号公報
一般に、家人の就寝中に帰宅する場合、家人の睡眠を妨げないように帰宅することが好ましい。しかしながら、特許文献1の技術では、家人の就寝行動を検知することに関して十分に開示されていない。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、消費電力に関する電力データを用いて、建物内の人の就寝行動を検知できる就寝監視装置、およびプログラムを提供することにある。
本発明の就寝監視装置は、建物内の電気機器の消費電力に関する電力データを取得する電力情報取得部と、前記電力データは前記電気機器の種類および設置場所に対応付けられており、前記建物内で人の就寝行動があったときの前記電力データに基づく前記電気機器の状態の、前記電気機器の種類および設置場所に応じた時系列的な変化形態を基準データとして記憶する基準記憶部と、前記電力情報取得部が取得した前記電力データに基づく前記電気機器の状態の変化を前記基準データと比較することによって、前記就寝行動があったか否かを判定する就寝判定部と、前記就寝判定部の判定結果を通知する通知データを生成する通知データ生成部と、前記通知データを端末装置へ送信する通信部とを備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータを、就寝監視装置として機能させることを特徴とする。
以上説明したように、本発明の就寝監視装置、およびプログラムは、消費電力に関する電力データを用いて、建物内の人の就寝行動を検知できるという効果がある。
実施形態1のシステム構成を示すブロック図である。 実施形態1の動作を示すフローチャートである。 実施形態1の要求送信画面を示す図である。 実施形態1の建物の間取りを示す平面図である。 実施形態1の通知画面を示す図である。 A,B 実施形態1の別の通知画面を示す図である。 実施形態2のシステム構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の就寝監視装置1を用いた就寝監視システムの構成を示す。この就寝監視システムは、就寝監視装置1、分電盤2、コントローラ3、管理サーバ4、端末装置5を主構成として備える。そして、就寝監視装置1は、建物100内の電気機器6の消費電力に基づいて、建物100内における人(家人)の就寝行動の有無を監視する機能を有する。建物100は、集合住宅の各住戸、戸建住宅等である。
分電盤2は、建物100内に引き込まれたAC100/200Vの幹線回路91が接続され、幹線回路91を介して、電力会社の電力系統から商用電力が供給される。分電盤2は、分岐部21、電力計測部22を備える。分岐部21は、複数の分岐ブレーカを備えており、幹線回路91は、分岐部21を介して、需要家内に敷設した複数の分岐回路92に分岐する。電力計測部22は、幹線回路91から供給される電力(主幹電力)、および分岐回路92のそれぞれで消費される電力(分岐電力)を計測する機能と、コントローラ3との間で通信(有線または無線)を行う機能とを有する。この電力計測部22は、主幹回路91の電流、および分岐回路92のそれぞれの電流を測定するロゴスキーコイルまたは変流器を備える。また、電力計測部22は、分電盤2の外部に設けられてもよい。また、電力計測部22は、無線通信を行う場合、通信媒体として電波信号、あるいは赤外線信号を用いる。電波信号としては、400MHz帯や900MHz帯の小電力無線、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、無線LAN等が用いられる。
そして、分岐回路92のそれぞれは、空調装置、照明器具、テレビ等の電気機器6が1つ以上接続され、分岐回路92はこれらの電気機器6へ動作電力を供給する。また、幹線回路91および分岐回路92には、太陽光発電装置、燃料電池、風力発電装置等の分散電源の発電電力、蓄電池の放電電力が供給されてもよい。分岐回路92は、配電線、コンセント等の配線器具で構成される。
コントローラ3は、例えばHEMSコントローラであって、電力データ生成部31と、電力データ送信部32とを備える。コントローラ3は、さらに機器監視部33を備えることが好ましい。
電力データ生成部31は、電力計測部22から分岐電力の測定データを受信し、この分岐電力の測定データから電気機器6毎の消費電力のデータ(電力データ)を生成する。具体的に、電力データ生成部31は、分岐電力の測定データの時間領域における波形解析、周波数領域における周波数解析によって、電気機器6毎の消費電力の変動を抽出して、電気機器6毎の電力データを生成できる。さらに、電力データ生成部31は、分岐回路92のそれぞれに接続されている電気機器6毎に、電気機器6の種類、設置場所、運転時および停止時の消費電力の変動形態を予め記憶している。したがって、電力データ生成部31は、抽出した消費電力の変動に対応する電気機器6の種類および設置場所を判別でき、電力データに電気機器6の種類および設置場所の各情報を付加することができる。
また、電気機器6は、コントローラ3との間で通信(有線または無線)を行う機能を備えて、自己の運転、停止(オン、オフ)の各状況をコントローラ3へ送信することが好ましい。この場合、電力データ生成部31は、電気機器6の運転、停止の各状況と、分岐電力の測定データの解析結果とに基づいて、電気機器6毎の消費電力の変動を抽出して、電気機器6毎の電力データを生成できる。
また、電気機器6は、コントローラ3との間で通信を行う機能に加えて、自己の消費電力を計測する機能をさらに備えることも好ましい。この場合、電力データ生成部31は、電気機器6から受信した電気機器6消費電力の計測結果に基づいて、電気機器6毎の電力データを生成できる。
なお、電力データは、電気機器6毎の消費電力の単位時間当たり(例えば、1秒〜60秒の秒単位、あるいは1分〜60分の分単位)の積算値を表すデータ等である。
そして、電力データ送信部32は、電力データを管理サーバ4へ送信する。電力データ生成部31は、リアルタイムクロックの機能を有しており、電力データの測定時刻情報を電力データに付加する。電力データ送信部32は、インターネット等の広域ネットワーク8(公衆回線網)にルータ500を介して通信可能に接続している。そして、電力データ送信部32は、広域ネットワーク8上の管理サーバ4との間で通信が可能になり、電力データを管理サーバ4へ送信する。電力データ送信部32が送信する電力データには、建物100に割り付けられた顧客情報や、測定時刻情報が付加されている。顧客情報には、建物100のID情報が含まれる。
機器監視部33は、ルータ500を介して電気機器6の動作を監視、制御しており、電力データを併せて用いることで、HEMS(Home Energy Management System)を構築することができる。HEMSにおいて、機器監視部33は、電力データを適宜の提示装置に提示することによって、電力消費量を見える化する機能を有する。またHEMSにおいて、機器監視部33は、電力データに基づいて、省電力化を目的とした電気機器6の制御を行う機能を有する。すなわち、コントローラ3は、HEMSコントローラとしても機能する。
管理サーバ4は、広域ネットワーク8を通して電力データ送信部32から電力データを受信し、建物100の顧客情報に対応させて電力データを格納する。すなわち、管理サーバ4は、建物100の電気機器6毎の電力データの履歴が格納されている。なお、図1では、1つの建物100のみを記載しているが、複数の建物を契約対象として、建物のそれぞれにおける電力データの履歴が、建物のそれぞれの顧客情報に対応させて管理サーバ4に格納されている。
また、電力データ送信部32は、通信トラフィックを低減させるために、電力データに所定量以上の変化があった場合のみ、管理サーバ4へ電力データを送信してもよい。すなわち、管理サーバ4では、電力データを受信していない期間は、当該期間の前後の電力データを用いて補間することで、連続的な電力データの履歴を格納している。
就寝監視装置1は、広域ネットワーク8を用いたネットワーク通信が可能に構成されている。就寝監視装置1は、分析サーバ11と、アプリケーションサーバ12(以降、アプリサーバ12と略称する)とで構成されており、分析サーバ11とアプリサーバ12とは、広域ネットワーク8を通して互いに通信を行うことができる。
分析サーバ11は、通信部111と、電力情報取得部112と、基準記憶部113と、就寝判定部114とを備える。また、分析サーバ11は、履歴記憶部115と、基準データ生成部116と、推定部117とをさらに備えることが好ましい。
通信部111は、広域ネットワーク8を通してネットワーク通信を行う機能を有する。
電力情報取得部112は、電力データを管理サーバ4から通信部111を介して取得して、取得した電力データの履歴を履歴記憶部115に格納する。電力データには、電気機器6の種類および設置場所の各情報が付加されており、履歴記憶部115に格納された電力データには、電気機器6の種類および設置場所の各情報が対応付けられている。
基準記憶部113は、基準データを顧客情報に対応させて記憶している。基準データは、就寝判定部114が人の就寝行動の有無を判定するときに用いられるデータである。電力データは、電気機器6の種類および設置場所に対応付けられており、基準データは、建物(例えば建物100)内で人の就寝行動があったときの電力データに基づく電気機器6の状態の、電気機器6の種類および設置場所に応じた時系列的な変化形態である。
就寝行動とは、人が寝具に入るまでに行われる一連の行動であり、一般に、就寝行動は、就寝行動を行う人の属性(家族構成、個人属性、建物100の間取り等)によって異なる。すなわち、人の就寝行動があったときに発生する電気機器6の状態変化は、就寝行動を行う人の属性によって、電気機器6の種類および設置場所毎にほぼ決まっている。基準データとは、この就寝行動を行う人の属性によって決まる電気機器6の状態変化の基準形態である。
就寝判定部114は、電力情報取得部112が取得した電力データに基づく電気機器6の状態と基準記憶部113の基準データとを比較することで、家人の就寝行動があったか否かを判定することができる。通信部111は、就寝判定部114の判定結果を送信する。なお、基準記憶部113には、複数の建物のそれぞれにおける基準データが、建物のそれぞれの顧客情報に対応させて格納されている。
アプリサーバ12は、通信部121と、要求取得部122と、通知データ生成部123とを備える。
通信部121は、広域ネットワーク8を通してネットワーク通信を行う機能を有する。要求取得部122は、就寝行動判定の通知要求を端末装置5から通信部121を介して取得することができる。通知データ生成部123は、就寝判定部114の判定結果を分析サーバ11から通信部121を介して取得することができる。さらに通知データ生成部123は、就寝判定部114の判定結果を通知する通知データを生成する。通信部121は、通知データを端末装置5へ送信する。
端末装置5は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等のようにユーザが携行可能な携帯端末であり、アプリサーバ12から広域ネットワーク8を通して受信した通知データを画面に表示できる。
以下、本実施形態の就寝監視システムの動作について、図2のフローチャートを用いて詳述する。
勤務先等から建物100に帰宅するユーザ(父親)は、建物100内の家人が就寝しているか否かを知るために、端末装置5を操作して、建物100のID情報を付加した通知要求をアプリサーバ12へ送信する。この通知要求は、建物100内における就寝行動の有無判定を要求するコマンドである。図3は、端末装置5の画面に表示される要求送信画面の一例であり、確認ボタンB1が押操作されることで、端末装置5から通知要求が送信される。なお、図3は、子供の就寝行動の有無判定を要求する要求送信画面201を示しており、ユーザは、確認ボタンB1を押操作することで、端末装置5から通知要求を送信させることができる。
アプリサーバ12の要求取得部122は、通信部121を通して通知要求を取得すると(S1)、この通知要求を通信部121を通して分析サーバ11へ転送する(S2)。
分析サーバ11では、通信部111が通知要求を受信すると、電力情報取得部112が、建物100における電力データを対象とするデータ要求を、通信部111から管理サーバ4へ送信させる(S3)。なお、データ要求には、建物100のID情報が付加されている。
管理サーバ4は、データ要求を受信すると、データ要求の受信時刻より所定時間前からの建物100における電力データの履歴を送信し、さらにデータ要求の受信時刻以降に受信した建物100の電力データの履歴も分析サーバ11へ順次送信する処理を開始する。すなわち、分析サーバ11の電力情報取得部112は、建物100内の電気機器6の各電力データを、管理サーバ4から通信部111を介して取得する(S4)。
そして、就寝判定部114は、電力データに基づく電気機器6の状態の時系列的な変化形態を基準記憶部113の基準データと比較して、家人の就寝行動があったか否かを判定する(S5)。ここで、電力データは、電気機器6の種類および設置場所の各情報が付加されており、就寝判定部114は、受信した電力データに付加されたこれらの情報に基づいて、電力データに対応する電気機器6の種類および設置場所を認識できる。なお、電気機器6の種類には、照明器具、空調装置等があり、電気機器6の設置場所には、玄関、居間、台所、トイレ、風呂、洗面所、子供部屋、両親の寝室等がある。
建物100の間取りの一例を図4に示す。建物100は、玄関100a、居間100b、台所100c、トイレ100d、風呂100e、洗面所100f、子供部屋100g、両親の寝室100hの各部屋があり、廊下100iが各部屋をつないでいる。
そして、玄関100aには照明器具61aが設置され、居間100bには照明器具61bが設置され、台所100cには照明器具61cが設置されている。さらに、トイレ100dには照明器具61dが設置され、風呂100eには照明器具61eが設置され、洗面所100fには照明器具61fが設置されている。さらに、子供部屋100gには照明器具61gが設置され、両親の寝室100hには照明器具61hが設置されている。
また、居間100bには空調装置62bが設置され、子供部屋100gには空調装置62gが設置され、両親の寝室100hには空調装置62hが設置されている。
ここで、照明器具61a〜61hを区別しない場合、照明器具61と称す。また、空調装置62b,62g,62hを区別しない場合、空調装置62と称す。さらに、照明器具61および空調装置62を区別しない場合、電気機器6と称す。なお、電気機器6は、照明器具61、空調装置62に限定されず、他の電気機器(例えば、テレビ、パーソナルコンピュータ等)も含まれる。
就寝行動の第一例としては、子供部屋100gにおける行動がある。例えば、子供が子供部屋100gに入って、消灯状態の照明器具61gを点灯させ、寝る準備が完了した後に照明器具61gを消灯させる。この場合の基準データは、照明器具61gの状態の変化形態を消費電力によって示しており、照明器具61gの消費電力が、閾値未満の状態(消灯状態)から閾値以上の状態(点灯状態)になり、その後閾値未満になる。
就寝行動の第二例としては、居間100b、洗面所100f、子供部屋100gにおける行動がある。例えば、子供が、居間100bの点灯中の照明器具61bを消灯させた後に、洗面所100fの照明器具61fを点灯させて歯を磨いた後に照明器具61fを消灯させる。そして、子供が子供部屋100gに入って、消灯状態の照明器具61gを点灯させ、寝る準備が完了した後に照明器具61gを消灯させる。この場合の基準データは、照明器具61b,61f,61gの状態の変化形態を消費電力によって示している。具体的には、照明器具61bの消費電力が、閾値以上の状態(点灯状態)から閾値未満の状態(消灯状態)になった後、照明器具61fの消費電力が、閾値未満の状態(消灯状態)から閾値以上の状態(点灯状態)になり、その後閾値未満になる。次に、照明器具61gの消費電力が、閾値未満の状態(消灯状態)から閾値以上の状態(点灯状態)になり、その後閾値未満になる。
就寝行動の第三例としては、居間100b、寝室100hにおける行動がある。例えば、母親が、居間100bの点灯中の照明器具61bを消灯させ、寝室100hに入って、消灯状態の照明器具61hを点灯させ、寝る準備が完了した後に照明器具61hを消灯させる。この場合の基準データは、照明器具61b,61hの各状態の変化形態を消費電力によって示している。具体的には、照明器具61bの消費電力が、閾値以上の状態(点灯状態)から閾値未満の状態(消灯状態)になった後、照明器具61hの消費電力が、閾値未満の状態(消灯状態)から閾値以上の状態(点灯状態)になり、その後閾値未満になる。
また、上述の第三例の基準データとしては、以下の形態であってもよい。照明器具61bの消費電力が閾値未満の状態(消灯状態)であり、且つ照明器具61hの消費電力が、閾値未満の状態(消灯状態)から閾値以上の状態(点灯状態)になり、その後閾値未満になる。
就寝行動の第四例としては、居間100b、寝室100hにおける別の行動がある。例えば、母親が、帰宅する父親のために居間100bの空調装置62bを運転状態にしたまま、就寝する。具体的に、母親は、居間100bの空調装置62bを運転状態としたまま、寝室100hに入って、消灯状態の照明器具61hを点灯させ、寝る準備が完了した後に照明器具61hを消灯させる。この場合の基準データは、照明器具61h、空調装置62bの各状態の変化形態を消費電力によって示している。具体的には、空調装置62bの消費電力が閾値以上(運転状態)であり、且つ、照明器具61hの消費電力が、閾値未満の状態(消灯状態)から閾値以上の状態(点灯状態)になり、その後閾値未満になる。
就寝行動の第五例としては、帰宅する父親のために居間100bの空調装置62bを運転状態にしたまま、居間100bの照明器具61bを消灯させた後に、就寝する場合がある。具体的に、母親は、居間100bの空調装置62bを運転状態に維持して、居間100bの点灯中の照明器具61bを消灯させる。そして、母親は、寝室100hに入って、消灯状態の照明器具61hを点灯させ、寝る準備が完了した後に照明器具61hを消灯させる。この場合の基準データは、照明器具61b,61h、空調装置62bの各状態の変化形態を消費電力によって示している。具体的には、空調装置62bの消費電力が閾値以上(運転状態)である。且つ、照明器具61bの消費電力が、閾値以上の状態(点灯状態)から閾値未満の状態(消灯状態)になった後、照明器具61hの消費電力が、閾値未満の状態(消灯状態)から閾値以上の状態(点灯状態)になり、その後閾値未満になる。
基準データは、上述の第一例〜第五例に限らず、人の就寝行動があったときに発生する電力データの時系列的な変化形態を示すデータであればよい。すなわち、基準データを構成する具体的な電気機器6の種類、設置場所、状態(消費電力)の変化形態は限定されない。
就寝判定部114は、電力データの変化形態を基準記憶部113の基準データと比較するパターン認識処理によって、家人の就寝行動があったか否かを判定することが可能となる。就寝判定部114は、電気機器6の状態の時系列的な変化形態と基準データとの類似度が閾値以上であれば、家人の就寝行動があったと判定する。さらに、就寝行動時における電気機器6の状態の一連の変化に要する時間には、ばらつきが発生することが考えられるが、就寝判定部114は、電力データに対して正規化処理等を施すことによって、判定精度の向上を図ることができる。
また、基準記憶部113に複数の基準データを格納させて、就寝判定部114は、電気機器6の状態の時系列的な変化形態との類似度が閾値以上になる基準データがある場合に、家人の就寝行動があったと判定してもよい。
さらに、就寝判定部114は、家人の就寝行動があったと判定した場合、就寝行動の検知時刻が、予め決められた時間帯(例えば、夜間の午後9時〜翌日の午前6時)内である場合のみに、この判定結果を有効とすることが好ましい。すなわち、夜間以外の家人の行動によっては、就寝行動ではなくても電気機器6の状態変化が基準データに類似することが起こり得る。そこで、就寝判定部114は、家人の就寝行動があったと判定した場合、就寝行動の検知時刻が予め決められた時間帯内でなければ、この判定結果を無効とすることで、就寝行動の誤判定を抑制している。
そして、就寝判定部114は、建物100内で家人の就寝行動があったと判定すると、通信部111を介してアプリサーバ12へ判定通知を送信する(S6)。この判定通知には、建物100内で就寝行動があった家人の情報、就寝行動の前後における電力データの推移を示す電力変動情報が含まれている。
アプリサーバ12では、通信部121が判定通知を受信すると、通知データ生成部123が、判定通知に基づいて、就寝判定部114の判定結果を通知する通知データを生成する(S7)。就寝判定部114が子供の就寝行動を検知した場合、子供の就寝行動の検知時刻、就寝状態の継続期間、就寝行動の前後における電力データの推移を表示する通知データが生成される(図5参照)。
そして、通信部121は、通知データ生成部123が生成した通知データを端末装置5へ送信する(S8)。通知データを受信した端末装置5は、図5に示すように、通知データを通知する通知画面202を表示する。通知画面202において、就寝行動の検知時刻、就寝状態の継続期間は、グラフ202aで表され、就寝行動の前後における電力データの推移は、グラフ202bで表される。
通知画面202を見たユーザは、子供が就寝行動をとったことを認識して、建物100への帰宅時に子供の就寝を邪魔しないように静かに帰宅するという対応をとることができる。
なお、就寝判定部114は、家人の就寝行動がないと判定した場合、通信部111を介してアプリサーバ12へ、家人が就寝していない旨の判定通知を送信してもよい。この場合、通知データ生成部123は、家人が就寝していない旨の判定結果を通知する通知データを生成し、通信部121は、この通知データを端末装置5へ送信する。そして、この通知データを受信した端末装置5は、家人が就寝していない旨のメッセージを含む通知画面を表示する。また、判定通知には、現在時刻までの電力データの推移を示す電力変動情報が含まれていてもよく、この場合の通知画面には、現在時刻までの電力データの推移がグラフ表示される。
また、分析サーバ11では、予め決められた時刻になると、電力情報取得部112が、建物100における電力データを対象とするデータ要求を、通信部111から管理サーバ4へ送信させてもよい。そして、分析サーバ11の電力情報取得部112は、建物100内の電気機器6の各電力データを、管理サーバ4から通信部111を介して取得する。そして、就寝判定部114は、電力データに基づく電気機器6の状態の時系列的な変化形態を基準記憶部113の基準データと比較して、家人の就寝行動があったか否かを判定する。
すなわち、就寝判定部114は、決まった時刻になると、電気機器6の状態の時系列的な変化形態を基準記憶部113の基準データと比較して、家人の就寝行動があったか否かを判定する。
あるいは、通知データ生成部123は、以下の通知データを生成してもよい。
まず、通知データ生成部123は、就寝行動があったと判定された場合、現在時刻が就寝行動の発生時刻から所定時間以内(例えば、30分以内)であるか否かを判定する。そして、通知データ生成部123は、現在時刻が就寝行動の発生時刻から所定時間以内であれば、就寝行動があったことを通知する第1通知データを生成する。そして、通信部121は、通知データ生成部123が生成した第1通知データを端末装置5へ送信する。第1通知データを受信した端末装置5は、図6Aに示すように、第1通知データを通知する通知画面211を表示し、子供が就寝行動をとったことをユーザへ通知する。通知画面211において、就寝行動の前後における電力データの推移は、グラフ211aで表される。
また、通知データ生成部123は、現在時刻が就寝行動の発生時刻から所定時間を超えていれば、睡眠中であることを通知する第2通知データを生成する。そして、通信部121は、通知データ生成部123が生成した第2通知データを端末装置5へ送信する。第2通知データを受信した端末装置5は、図6Bに示すように、第2通知データを通知する通知画面212を表示し、子供が睡眠中であることをユーザへ通知する。
すなわち、通知データ生成部123は、就寝行動の発生時刻から所定時間以内に通知データを生成する場合、就寝行動があったことをユーザへ通知する。一方、通知データ生成部123は、就寝行動の発生時刻から所定時間が経過した後に通知データを生成する場合、睡眠中であることをユーザへ通知する。
したがって、ユーザは、就寝行動をとった子供の状態(就寝行動をとってから間がない状態、睡眠中であると推測される状態)を把握できる。
また、分析サーバ11は、履歴記憶部115と、基準データ生成部116と、推定部117とをさらに備えており、基準データを作成することができる。
まず、履歴記憶部115は、電力情報取得部112が取得した電力データを順次記憶しており、電力データの履歴が格納される。そして、推定部117は、電力データの履歴を参照して、家人の睡眠中の時間帯(睡眠時間帯)を推定する。例えば、推定部117は、電気機器6の消費電力が所定時間以上継続して変動しない場合、または電気機器6の消費電力が所定時間以上継続して閾値未満となっている場合、この期間を睡眠時間帯と推定する。推定部117が睡眠時間帯の推定処理に用いる電気機器6は、予め決められた電気機器6(例えば、照明器具61、空調装置62)である。
そして、推定部117は、所定期間(例えば、100日間)に亘って、各日の睡眠時間帯を推定する。
基準データ生成部116は、推定された睡眠時間帯の開始時刻の前後(例えば、前後3時間)における電力データに基づく電気機器6の状態の時系列的な変化形態を、履歴記憶部115を参照して所定期間(例えば、100日間)に亘って抽出する。基準データ生成部116は、複数日の電力データの時系列的な変化形態に対して統計処理を施すことによって、建物100に適用する基準データを作成することができる。
したがって、基準データ生成部116は、建物100の実際の電力データの履歴に基づいて、建物100に適用する基準データを作成するので、基準データを用いた就寝行動の有無判定の精度を向上させることができる。
上述のように、本実施形態の就寝監視装置1は、電力情報取得部112と、基準記憶部113と、就寝判定部114と、通知データ生成部123と、通信部121とを備える。電力情報取得部112は、建物100内の電気機器6の消費電力に関する電力データを取得する。電力データは電気機器6の種類および設置場所に対応付けられており、基準記憶部113は、建物100内で人の就寝行動があったときの電力データに基づく電気機器6の状態の、電気機器6の種類および設置場所に応じた時系列的な変化形態を基準データとして記憶する。就寝判定部114は、電力情報取得部112が取得した電力データに基づく電気機器6の状態の変化を基準データと比較することによって、就寝行動があったか否かを判定する。通知データ生成部123は、就寝判定部114の判定結果を通知する通知データを生成する。通信部121は、通知データを端末装置5へ送信する。
したがって、就寝監視装置1は、消費電力に関する電力データを用いて建物100内で就寝行動が発生したか否かを判定でき、この判定結果をユーザへ通知できる。すなわち、就寝監視装置1は、消費電力に関する電力データを用いて、建物100内の人の就寝行動を検知できる。
また、就寝判定部114は、就寝行動があったという判定結果を、予め決められた時間帯においてのみ有効とすることが好ましい。この場合、就寝監視装置1は、就寝行動の誤判定を抑制することができる。
また、通知データ生成部123は、就寝行動があったと判定された場合、現在時刻が就寝行動の発生時刻から所定時間以内であれば、就寝行動があったことを通知する第1通知データを生成して、通信部121は、第1通知データを端末装置5へ送信する。通知データ生成部123は、就寝行動があったと判定された場合、現在時刻が就寝行動の発生時刻から所定時間以上経過していれば、睡眠中であることを通知する第2通知データを生成して、通信部121は、第2通知データを端末装置5へ送信する。
したがって、ユーザは、就寝行動をとった家人の現在の状態(就寝行動をとってから時間が経過していない状態、就寝行動をとってから時間が経過して就寝中であると推測される状態)を把握できる。
また、就寝監視装置1は、通知データの送信を要求する通知要求を取得する要求取得部122をさらに備えることが好ましい。この場合、就寝判定部114は、通知要求が取得された場合に、電力データの履歴を用いて就寝行動があったか否かを判定する判定処理を開始する。
したがって、ユーザは、任意のタイミングで、就寝行動の判定結果を取得することができる。
また、就寝判定部114は、予め決められた所定時刻に電力データの履歴を用いて就寝行動があったか否かを判定する判定処理を開始することも好ましい。
したがって、ユーザは、就寝行動の判定結果を定期的に取得することができる。
また、通知データは、就寝行動の前後における電力データの推移をさらに通知することが好ましい。この場合、ユーザは、電気機器6の状態に基づいて、就寝行動の有無を判断することができる。
また、就寝監視装置1は、履歴記憶部115と、基準データ生成部116とをさらに備えることが好ましい。履歴記憶部115は、電力情報取得部112が取得した電力データの履歴を前記電気機器の種類および設置場所に対応付けて記憶する。基準データ生成部116は、電力データの履歴に基づいて基準データを作成し、この作成した基準データを基準記憶部113に格納する。
さらに、就寝監視装置1は、推定部117をさらに備えることが好ましい。この場合、基準データ生成部116は、睡眠中の時間帯の開始時刻の前後における電力データの履歴に基づいて基準データを作成し、この作成した基準データを基準記憶部113に格納する。
したがって、基準データは、実際の電力データの履歴に基づいて作成されるので、基準データを用いた就寝行動の有無判定の精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、サーバを用いて就寝監視システムを構成するので、例えばクラウドコンピューティング(Cloud Computing)の技術を用いて、複数の建物を監視対象として、監視サービスを提供することができる。したがって、建物100内の環境を簡略化して、大規模なシステムを構築することができる。
また、電気機器6は、少なくとも寝室100hの照明器具61hであることが好ましい。この場合、就寝判定部114は、寝室100hの照明器具61hの状態が、消灯状態から点灯状態に変化した後、消灯状態に変化すれば、寝室100hにおいて就寝行動があったと判定する。
また、電力情報取得部112は、複数の電気機器6のそれぞれの消費電力に関する電力データを取得することが好ましい。基準記憶部113は、建物100内で人の就寝行動があったときの複数の電気機器6の状態の時系列的な変化形態を基準データとして記憶する。就寝判定部114は、電力情報取得部112が取得した複数の電力データに基づく複数の電気機器6の状態の変化を基準データと比較することによって、就寝行動があったか否かを判定する。
また、就寝判定部114は、以下の判定処理を行うことが好ましい。まず、複数の電気機器6のうち寝室100hを除く特定の設置場所の特定の電気機器6の状態が、停止状態である。且つ、複数の電気機器6のうち寝室100hの照明器具61hの状態が、消灯状態から点灯状態に変化した後に消灯状態に変化すれば、就寝判定部114は、寝室100hにおいて就寝行動があったと判定する。
また、就寝判定部114は、以下の判定処理を行うことも好ましい。まず、複数の電気機器6のうち寝室100hを除く特定の設置場所の特定の電気機器6の状態が、運転状態から停止状態に変化する。その後、複数の電気機器6のうち寝室100hの照明器具61hの状態が、消灯状態から点灯状態に変化した後に消灯状態に変化すれば、就寝判定部114は、寝室100hにおいて就寝行動があったと判定する。
また、就寝判定部114は、以下の判定処理を行うことも好ましい。まず、複数の電気機器6のうち、寝室100hの照明器具61hの状態が消灯状態から点灯状態に変化した後、消灯状態に変化する。且つ複数の電気機器6のうち、寝室100hを除く特定の設置場所の特定の電気機器6の状態が運転状態である場合、就寝判定部114は、寝室100hにおいて就寝行動があったと判定する。
したがって、就寝監視装置1は、様々な就寝行動の発生を検知することができ、汎用性が向上する。
なお、本実施形態では、就寝監視装置1を2つのサーバ(分析サーバ11、アプリサーバ12)で構成しているが、1つのサーバ、3つ以上のサーバで就寝監視装置1を構成してもよい。
(実施形態2)
図7は、本実施形態のコントローラ3Aを用いた就寝監視システムの構成を示しており、コントローラ3Aが就寝監視装置1Aを構成する。
コントローラ3Aは、通信部301、電力データ生成部302、電力情報取得部303、要求取得部304、基準記憶部305、就寝判定部306、通知データ生成部307、履歴記憶部308、基準データ生成部309、推定部310、機器監視部311を備える。
通信部301は、広域ネットワーク8にルータ500を介して通信可能に接続している。この通信部301は、広域ネットワーク8を通してネットワーク通信を行う機能を有しており、端末装置5との間で広域ネットワーク8を通した通信を行うことができる。電力データ生成部302は、電力計測部22から分岐電力の測定データを受信し、この分岐電力の計測データから電気機器6毎の消費電力のデータ(電力データ)を生成する。電力情報取得部303は、電力データ生成部302から電力データを取得して、取得した電力データの履歴を履歴記憶部308に格納する。要求取得部304は、就寝行動判定の通知要求を端末装置5から通信部301を介して取得することができる。基準記憶部305は、基準データを顧客情報に対応させて記憶している。基準データは、就寝判定部306が人の就寝行動の有無を判定するときに用いるデータである。就寝判定部306は、電力情報取得部112が取得した電力データに基づく電気機器6の状態変化と基準記憶部113の基準データとを比較することで、家人の就寝行動があったか否かを判定することができる。通知データ生成部307は、就寝判定部114の判定結果を通知する通知データを生成する。通信部301は、通知データを端末装置5へ送信する。
さらに、履歴記憶部308は、電力情報取得部303が取得した電力データを順次記憶しており、電力データの履歴が格納されている。そして、推定部310は、電力データの履歴を参照して、家人の睡眠中の時間帯(睡眠時間帯)を推定する。そして、基準データ生成部309は、履歴記憶部308を参照して、推定された睡眠時間帯の開始時刻の前後(例えば、前後3時間)における電力データに基づく電気機器6の状態の時系列的な変化形態を、所定期間(例えば、100日間)に亘って抽出する。基準データ生成部309は、複数の日のそれぞれにおける電力データの時系列的な変化形態に対して統計処理を施すことによって、建物100に適用する基準データを作成することができる。
すなわち、コントローラ3Aは、実施形態1の分析サーバ11およびアプリサーバ12の各機能も備えるものであり、コントローラ3Aは就寝監視装置として機能する。
さらに機器監視部311は、ルータ500を介して電気機器6の動作を監視、制御しており、電力データを併せて用いることで、HEMS(Home Energy Management System)を構築することができる。HEMSにおいて、機器監視部311は、電力データを適宜の提示装置に提示することによって、電力消費量を見える化する機能を有する。またHEMSにおいて、機器監視部311は、電力データに基づいて、省電力化を目的とした電気機器6の制御を行う機能を有する。すなわち、コントローラ3Aは、HEMSコントローラとしても機能する。
なお、実施形態1の就寝監視装置1を用いた就寝監視システムと同様の構成には同一の符号を付して、説明は省略する。
本実施形態では、建物100内のコントローラ3Aを用いて就寝監視システムを構成するので、本実施形態の就寝監視システムは、サーバを用いた大規模なシステム構成ではなく、建物毎の小規模なシステム構成に適する。
また、端末装置5は、携帯端末であることが好ましい。この場合、建物100から外出したユーザが、建物100内の就寝行動を容易に確認することができる。
また、上述の各実施形態において就寝監視装置1または1Aは、マイクロコンピュータ等で構成されたコンピュータを搭載しており、このコンピュータがプログラムを実行することによって、就寝監視装置の機能が実現されている。なお、就寝監視装置1または1Aを構成するコンピュータとしては、プログラムに従って動作するプロセッサおよびインターフェースを主なハードウェア構成として備える。この種のプロセッサとしては、DSP(Digital Signal Processor)、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)等を含む。そして、プロセッサは、プログラムを実行することによって上述の就寝監視装置1または1Aの機能を実現することができれば、その種類は問わない。
また、プログラムの提供形態としては、コンピュータに読み取り可能なROM(Read Only Memory)、光ディスク等の記録媒体に予め格納されている形態、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給される形態等がある。
すなわち、プログラムは、コンピュータを、就寝監視装置1または1Aとして機能させることを特徴とする。
したがって、コンピュータを就寝監視装置1または1Aとして機能させるプログラムも、上記同様の効果を奏し得る。すなわち、このプログラムは、消費電力に関する電力データを用いて、建物100内の人の就寝行動を検知できる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1(1A) 就寝監視装置
11 分析サーバ
111 通信部
112 電力情報取得部
113 基準記憶部
114 就寝判定部
115 履歴記憶部
116 基準データ生成部
117 推定部
12 アプリケーションサーバ(アプリサーバ)
121 通信部
122 要求取得部
123 通知データ生成部
2 分電盤
21 分岐部
3(3A) コントローラ
31 電力データ生成部
32 電力データ送信部
33 機器監視部
4 管理サーバ
5 端末装置
6 電気機器

Claims (14)

  1. 建物内の電気機器の消費電力に関する電力データを取得する電力情報取得部と、
    前記電力データは前記電気機器の種類および設置場所に対応付けられており、前記建物内で人の就寝行動があったときの前記電力データに基づく前記電気機器の状態の、前記電気機器の種類および設置場所に応じた時系列的な変化形態を基準データとして記憶する基準記憶部と、
    前記電力情報取得部が取得した前記電力データに基づく前記電気機器の状態の変化を前記基準データと比較することによって、前記就寝行動があったか否かを判定する就寝判定部と、
    前記就寝判定部の判定結果を通知する通知データを生成する通知データ生成部と、
    前記通知データを端末装置へ送信する通信部と
    を備えることを特徴とする就寝監視装置。
  2. 前記就寝判定部は、前記就寝行動があったという判定結果を、予め決められた時間帯においてのみ有効とすることを特徴とする請求項1記載の就寝監視装置。
  3. 前記通知データ生成部は、前記就寝行動があったと判定された場合、現在時刻が前記就寝行動の発生時刻から所定時間以内であれば、前記就寝行動があったことを通知する第1通知データを生成して、前記通信部は、前記第1通知データを端末装置へ送信し、
    前記通知データ生成部は、前記就寝行動があったと判定された場合、現在時刻が前記就寝行動の発生時刻から所定時間以上経過していれば、睡眠中であることを通知する第2通知データを生成して、前記通信部は、前記第2通知データを端末装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の就寝監視装置。
  4. 前記通知データの送信を要求する通知要求を取得する要求取得部をさらに備え、
    前記就寝判定部は、前記通知要求が取得された場合に、前記電力データの履歴を用いて前記就寝行動があったか否かを判定する判定処理を開始する
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の就寝監視装置。
  5. 前記就寝判定部は、予め決められた所定時刻に前記電力データの履歴を用いて前記就寝行動があったか否かを判定する判定処理を開始することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の就寝監視装置。
  6. 前記通知データは、前記就寝行動の前後における前記電力データの推移をさらに通知することを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の就寝監視装置。
  7. 前記電力情報取得部が取得した前記電力データの履歴を前記電気機器の種類および設置場所に対応付けて記憶する履歴記憶部と、
    前記電力データの履歴に基づいて前記基準データを作成し、この作成した前記基準データを前記基準記憶部に格納する基準データ生成部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の就寝監視装置。
  8. 前記電力データの履歴を参照して、睡眠中の時間帯を推定する推定部をさらに備え、
    前記基準データ生成部は、前記睡眠中の時間帯の開始時刻の前後における前記電力データの履歴に基づいて前記基準データを作成し、この作成した前記基準データを前記基準記憶部に格納する
    ことを特徴とする請求項7記載の就寝監視装置。
  9. 前記電気機器は、少なくとも寝室の照明器具であり、
    前記就寝判定部は、前記寝室の照明器具の状態が、消灯状態から点灯状態に変化した後、消灯状態に変化すれば、前記寝室において前記就寝行動があったと判定することを特徴とする請求項1乃至8いずれか記載の就寝監視装置。
  10. 前記電力情報取得部は、複数の電気機器のそれぞれの消費電力に関する前記電力データを取得し、
    前記基準記憶部は、前記建物内で人の就寝行動があったときの複数の前記電気機器の状態の時系列的な変化形態を前記基準データとして記憶し、
    前記就寝判定部は、前記電力情報取得部が取得した前記電力データに基づく複数の前記電気機器の状態の変化を前記基準データと比較することによって、前記就寝行動があったか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1乃至9いずれか記載の就寝監視装置。
  11. 前記就寝判定部は、前記複数の電気機器のうち寝室を除く特定の設置場所の特定の電気機器の状態が、停止状態であり、且つ前記複数の電気機器のうち前記寝室の照明器具の状態が、消灯状態から点灯状態に変化した後に消灯状態に変化すれば、前記寝室において前記就寝行動があったと判定することを特徴とする請求項10記載の就寝監視装置。
  12. 前記就寝判定部は、前記複数の電気機器のうち寝室を除く特定の設置場所の特定の電気機器の状態が、運転状態から停止状態に変化した後、前記複数の電気機器のうち前記寝室の照明器具の状態が、消灯状態から点灯状態に変化した後に消灯状態に変化すれば、前記寝室において前記就寝行動があったと判定することを特徴とする請求項10記載の就寝監視装置。
  13. 前記就寝判定部は、前記複数の電気機器のうち、寝室の照明器具の状態が消灯状態から点灯状態に変化した後、消灯状態に変化し、且つ前記複数の電気機器のうち、前記寝室を除く特定の設置場所の特定の電気機器の状態が運転状態である場合、前記寝室において前記就寝行動があったと判定することを特徴とする請求項10記載の就寝監視装置。
  14. コンピュータを、請求項1乃至13いずれか記載の就寝監視装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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