JP2015143592A - 空気清浄機およびそれを備えた空気調和装置 - Google Patents

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拓也 古橋
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Abstract

【課題】設置スペースをとらず、迅速に室内の粉塵等を除去することが可能な空気清浄機を提供する。
【解決手段】空気清浄機100は、制御部が、センサ1の検知結果によって浄化対象空間の状態に変化があった場合、左右風向板14をセンサ1により変化があると検知された方向に向くように動作させ、上下風向板12a,12b,13a,13bを上下方向に幅をもった気流を生成するように動作させるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、室内等の浄化対象空間に浮遊している粒子状物質、塵埃や臭気(以下、浮遊物質と称する)を高効率で除去、不活化することができる空気清浄機およびそれを備えた空気調和装置に関するものである。
近年、建物内や車両内の空気を常に清浄化された状態に維持するために空気清浄機が広く使用されている。空気清浄機は、産業用の大型装置から家庭用の小型装置まで種々のタイプがあり、空気清浄機を単独で用いたり、送風機を伴った装置の内部に装着されて用いられたりしている。
従来の空気清浄機は、集塵機能と脱臭機能、その後段に送風機を備え、送風機による送風で室内に浮遊している浮遊物質を吸引し、集塵機能と脱臭機能により、室内の清浄化を行っていた。そのため、室内のどこに粒子状物質や臭気が多く存在しているかまではわからず、送風によりこれらの物質を拡散してしまうことがあった。
そこで、室内に存在している人の活動量を検知し、活動量が多い箇所に送風するものや、空気調和装置と集塵装置とが別体となっており、両者間の通信により気流制御しているものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特開2009−2603号公報 特開2013−511017号公報
特許文献1に記載されているような空気調和機は、人の活動量を検知し、活動量が多い箇所に送風するようになっているが、人の活動以外に外部からの塵埃の流入を検知することができない。そのため、空気清浄能力が低くなってしまうという問題点があった。
また、特許文献2に記載されているような集塵システムでは、空気調和装置と集塵装置とが別体であり、両者間の通信により気流制御している。そのため、2つの機器を設置する置き場所が必要となり、設置スペースを確保しなければならないという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を背景になされたもので、設置スペースをとらず、迅速に室内の粉塵等を除去することが可能な空気清浄機およびそれを備えた空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明に係る空気清浄機は、空気吸込口と空気吹き出し口とを有する本体と、前記空気吸込口から前記本体内へと空気を取り込み、前記空気吹き出し口から空気を排出する空気流を形成する送風手段と、前記本体内で前記空気吸込口と前記送風手段との間に設けられ、前記空気吸込口から取り込まれた空気中に含まれる浮遊物質を除去する空気清浄手段と、前記空気吹き出し口に設置され、前記送風手段が発生させた風を上下方向に吹き分ける上下風向板と、前記送風手段が発生させた風を左右に吹き分ける左右風向板と、前記上下風向板および前記左右風向板を駆動する制御部と、浄化対象空間の状態を検知するセンサと、を備え、前記制御部は、前記センサの検知結果によって前記浄化対象空間の状態に変化があった場合、前記左右風向板を前記センサにより変化があると検知された方向に向くように動作させ、前記上下風向板を上下方向に幅をもった気流を生成するように動作させるものである。
本発明に係る空気調和装置は、上記の空気清浄機と、前記空気清浄機に備えられている前記空気清浄手段の下流側に設置した熱交換器と、を備えたものである。
本発明に係る空気清浄機及び空気調和装置によれば、大きな設置スペースを必要とすることなく、上下風向板および左右風向板をセンサ情報に基づき駆動することができ、効率よく浄化対象空間に浮遊する浮遊物質を除去できる。
本発明の実施の形態に係る空気清浄機の電気的な構成例を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る空気清浄機を組み込んだ空気調和装置の構成例を示す正面斜視図である。 図2中のIで切断した断面図である。 図2中のIIで切断した断面図である。 図3に示す上下風向板の部分を拡大して示す拡大図である。 図4に示す上下風向板の部分を拡大して示す拡大図である。 本発明の実施の形態に係る空気清浄機を組み込んだ空気調和装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る空気清浄機を組み込んだ空気調和装置が設置されている空調対象空間の気流の状況を概念的に示す拡大上面図である。 本発明の実施の形態に係る空気清浄機を組み込んだ空気調和装置が設置されている空調対象空間の気流の状況を概念的に示す斜視図である。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気清浄機100の電気的な構成例を模式的に示すブロック図である。図1に基づいて、空気清浄機100の電気的な構成について説明する。
図1に示すように、空気清浄機100は、センサ1、室内判定部2、判定テーブル3、ユーザ判定部4、判定テーブル5、性能制御部6、性能制御知識部7、ファンモータ制御部8、及び、風向板制御部9を有している。なお、室内判定部2、ユーザ判定部4、性能制御部6、ファンモータ制御部8、及び、風向板制御部9が、制御部として機能する。
センサ1は、設置される浄化対象空間の状態(たとえば、室内環境)をセンシングするものである。センサ1は、赤外線等の熱情報を検知するセンサ、超音波等の位置情報を検知するセンサ、カメラ等の画像を検知するセンサのうち少なくともいずれかが使用される。このセンサ1により、浄化対象空間にいる人(ユーザ)や物、浄化対象空間の間取り、浄化対象空間に設置されているドアや窓等をセンシングし、何がどこにあるかを検知する。
室内判定部2は、センサ1で得られた情報をもとに判定テーブル3に格納されているデータから浄化対象空間にある物の位置、浄化対象空間の間取り、浄化対象空間に設置されているドアや窓等の位置を判定する。この判定結果は、室内位置情報として性能制御部6に出力される。
ユーザ判定部4では、センサ1で得られた情報をもとに判定テーブル5に格納されているデータから人の位置を判定する。この判定結果は、ユーザ位置情報として性能制御部6に出力される。
性能制御部6は、室内判定部2から得られた室内位置情報と、ユーザ判定部4から得られたユーザ位置情報とから、性能制御知識部7に格納されているテーブルを選択する。そして、性能制御部6は、性能制御知識部7から選択したテーブルをもとに、風速や風の方向や風の広がりを制御するための風条件データを決定し、決定した風条件データをファンモータ制御部8及び風向板制御部9に出力する。
ファンモータ制御部8は、風条件データに基づいてファンモータの回転数を変化させる制御を行う。
風向板制御部9は、風条件データに基づいて風向きを変える上下風向板および左右風向板の制御を行う。風向板制御部9は、上下風向板および左右風向板をそれぞれ独立して駆動させることができる。なお、上下風向板および左右風向板については、図2以降で説明する。
図2は、空気清浄機100を組み込んだ空気調和装置200の構成例を示す正面斜視図である。図3は、図2中のIで切断した断面図である。図4は、図2中のIIで切断した断面図である。空気清浄機100は、それ単独で使用することもできるが、図2〜図4に示すように空気調和装置200に組み込んで使用することもできる。空気清浄機100を単独で使用する場合には、空気調和装置200から熱交換器17を取り外した構成とすればよい。
空気調和装置200は、室内等の空調対象空間を空調するものである。空気清浄機100が空気調和装置200に組み込まれているので、浄化対象空間は空調対象空間と同じ空間となる。なお、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本願発明を限定するものではない。また、空気調和装置200を正面視した状態において、「上」、「下」、「右」、「左」を使用する。
図2〜図4に示すように、空気調和装置200は本体10を有しており、本体10の前面は、前面パネル11で覆われる。前面パネル11の下方には、左上の上下風向板12a、右上の上下風向板12b、左下の上下風向板13a、右下の上下風向板13bが設けられる。具体的には、上下風向板12a,12b,13a,13bは、ファン16の下方に設けられている空気吹き出し口18に設けられる。
上下風向板12a,12b,13a,13bは、本体10の正面に向かって長手方向のほぼ中央部において僅かな隙間を隔てて左右に分割されて配置されている。上下に配置されている上下風向板12a,12bが対になっており、上下に配置されている上下風向板13a,13bが対になっている。また、上下風向板12a,12b,13a,13bは、断面形状が円弧状となるように形成される。
上下風向板12aと上下風向板12bとの対向部には、支持腕(図示せず)が設けられる。同様に、上下風向板13aと上下風向板13bとの対向部には、支持腕(図示せず)が設けられる。支持腕には、ピン(図示せず)を介して支柱(図示せず)が回転自在に取り付けられる。
上下風向板12aと上下風向板12bとの対向部と反対側には、支持軸(図示せず)が設けられる。同様に、上下風向板13aと上下風向板13bとの対向部と反対側には、支持軸(図示せず)が設けられる。支持軸は、空気吹出口の側壁の軸受(図示せず)に着脱自在に支持される。各支持軸は、モータの駆動により独立して回転し得るように設けられる。モータの駆動は、風向板制御部9で制御される。
上下風向板13a及び上下風向板13bは、上下風向板12a及び上下風向板12bよりも本体10の奥側に設けられる。
上下風向板12a,12b,13a,13bの奥側には、左右風向板14が設けられる。
左右風向板14は、本体10の正面に向かって長手方向に渡って配置される。
前面パネル11の下部の中央部には、センサ1が設けられる。センサ1は、本体10の左側もしくは右側端部に設けられる場合もある。図1で説明したように、センサ1は赤外線等の熱情報を検知するセンサ、超音波等の位置情報を検知するセンサ、カメラ等の画像を検知するセンサのうち少なくともいずれかが使用される。このセンサ1により、空調対象空間にいる人や物、空調対象空間の間取り、空調対象空間に設置されているドアや窓等がセンシングされ、何がどこにあるかが検知される。
赤外線等の熱情報を検知するセンサは、縦方向に並べた複数のサーモパイルを横方向に動かしてスキャニングする機能を備える。このスキャニングにより、複数の熱画像を取得することで、背景との温度差から人体の存在有無を検知する。また、人体の体感温度を検知する体感温度センサとしても機能する。この場合、肌が露出されている人体ほど検出しやすい。また、画素数が多いほど検出精度が高い。この場合、センサ1は、人体の位置と空気調和装置200からの距離とを明確に把握する。例えば、700画素もあれば、空調対象空間内の人体の位置を把握できる。
なお、サーモパイル以外のものでも人体の位置を見分けるができる。例えば、カメラ等の画素数の高いもので人体の位置を見分けてもよい。また、検出精度は下がるが、フレネルレンズを用いた焦電センサで人体の存在する領域又は人体の位置(横方向、奥行き方向)を見分けてもよい。
超音波等の位置情報を検知するセンサは、赤外線等の熱情報を検知するセンサと同様に横方向に動かしてスキャニングする機能を備える。このスキャニングにより、複数の物体との距離を取得することで空調対象空間に存在する人や物、空調対象空間の間取り、空調対象空間に設置されているドアや窓等をセンシングし、何がどこにあるかを検知し、空気調和装置200からの距離とを明確に把握する。
つまり、いずれのセンサをセンサ1と採用したとしても、人体の位置、人体の移動、人体のくしゃみ、人体のせきなどの人体の挙動を検知できればよい。
本体10の上方には、空気吸込口15が設けられ、その下方には、ファン16が設けられる。ファン16は、ファンモータ(図示せず)に回転駆動され得るように設けられている。ファン16は、空気吸込口15から本体10内へと空気を取り込み、空気吹き出し口18から空気を排出する空気流を形成する送風手段としての機能を有する。そして、ファンモータ制御部8で、ファンモータの回転数を変化させる制御を行う。空気吸込口15とファン16との間には、熱交換器17が設けられ、ファン16の下方には空気吹き出し口18が設けられる。
本体10の内部には、空気清浄デバイス19が設置される。空気清浄デバイス19は、室内に浮遊している粒子状物質、塵埃や臭気(以下、実施の形態の説明において浮遊物質と称する)を除去、不活化するフィルタ等を有している。空気清浄デバイス19が空気清浄手段として機能する。空気清浄デバイス19としては、たとえば、エレクトレットフィルタ、活性炭フィルタ、触媒フィルタ等のフィルタ類や、電気集塵装置等が使用される。空気清浄デバイス19は、熱交換器17の風上側の風が通りやすい箇所に搭載するのが望ましい。
図5は、図3に示す上下風向板12a,13aの部分を拡大して示す拡大図である。図6は、図4に示す上下風向板12b,13bの部分を拡大して示す拡大図である。図5及び図6に基づいて、上下風向板12a,12b,13a,13bについて詳しく説明する。
ある時点において、上下風向板12a,13aは図5に示すように一定角度で上方を向いているのに対し、上下風向板12b,13bは図6に示すように下方を向くようにする。このとき、上下風向板12a,13a,12b,13bは、それぞれ別角度となっている。本体10の左側の吹きだしは、図5に示すように、吹きだし風20が上下風向板12a,13aに沿って風路の上流側から下流側に向けて、徐々に拡大するように形成される。また、本体10の右側の吹きだしも、図6に示すように、吹きだし風20が上下風向板12b,13bに沿って風路の上流側から下流側に向けて、徐々に拡大するように形成される。
なお、上下風向板12a,13a,12b,13bは、左右が逆でも良く、また、左右の角度が時折、定期的もしくは不定期に入れ替わっても良い。
このように、上下風向板12a,13a,12b,13bに一定の角度を設けることで、縦方向(上下方向)に幅をもった気流を生成することが可能となる。さらに、左右の上下風向板12a,13a,12b,13bから吹き出す気流を異なる角度で吹き出すことができるので、互いの気流が誘引し合い、周囲の空気を巻き込みながら、縦長の気流を形成することが可能になる。
図7は、空気清浄機100を組み込んだ空気調和装置200の動作を示すフローチャートである。図7のフローチャートを参照し、空気調和装置200の動作について説明する。
電源がONにされると(図7に示すスタート)、STEP1で空気調和装置200のセンサ1が稼動する。センサ1は、図1で説明したように、室内環境をセンシングするものであり、このセンサ1により、空調対象空間にいる人や物、空調対象空間の間取り、空調対象空間に設置されているドアや窓等をセンシングし、何がどこにあるかを検知する。
STEP2では、室内判定部2で、センサ1で得られた情報をもとに判定テーブル3にあるデータから空調対象空間の物、空調対象空間の間取り、空調対象空間に設置されているドアや窓等の位置を判定する。また、ユーザ判定部4で、センサ1で得られた情報をもとに判定テーブル5にあるデータから空調対象空間に存在している人の位置を判定する。室内判定部2での判定結果は、室内位置情報として性能制御部6に出力される。ユーザ判定部4での判定結果は、ユーザ位置情報として性能制御部6に出力される。
STEP3では、性能制御部6で、室内判定部2から得られた室内位置情報と、ユーザ判定部4から得られたユーザ位置情報とから、性能制御知識部7に格納されているテーブルを選択する。そして、性能制御部6は、性能制御知識部7から選択したテーブルをもとに、風速や風の方向や風の広がりを制御するための風条件データを決定する。
STEP4では、性能制御部6で、空調対象空間の物、空調対象空間の間取り、空調対象空間に設置されているドアや窓等、人の位置に変化があるかどうかを判定する。
変化がないと性能制御部6が判定した場合、STEP1に戻り、以後このフローを繰り返す。
変化があると性能制御部6が判定した場内は、STEP5に移行する。このとき、変化があるとの判断は、空調対象空間にある物、空調対象空間の間取り、空調対象空間に設置されているドアや窓等が変化した場合では、例えば、物を移動した場合や、ドア、窓が開いた場合等であり、人の位置が変化した場合では、例えば、座っていた人が立ち上がった場合や、移動した場合等である。
STEP5では、性能制御部6により、制御手段を設定する。具体的には、性能制御部6は、決定した風条件データを修正し、修正した風条件データをファンモータ制御部8及び風向板制御部9に出力する。修正は、変化の度合いを性能制御知識部7に格納されているテーブルと比較して決定すればよい。
STEP6では、風向板制御部9により、空調対象空間にある物、空調対象空間の間取り、空調対象空間に設置されているドアや窓等が変化した箇所、もしくは、人の位置が変化した箇所に左右風向板14を向け、上下風向板12a,13a,12b,13bを図2〜6に示すように、一定の角度を設け、縦方向に幅をもった気流を生成する。
さらに、人の位置が変化した場合は、STEP7で、ファンモータ制御部8により、ファンモータの回転数を変化させる制御を行う。ファンモータの回転数の変化は、回転数大小をランダムに実施するものとなっており、これにより、人に風が当たっても気流感を抑制可能となる。
STEP8では、左右風向板14をSTEP6で向けた方向から右もしくは左に可変させる。
図8は、空気調和装置200が設置されている空調対象空間の気流の状況を概念的に示す拡大上面図である。図9は、空気調和装置200が設置されている空調対象空間の気流の状況を概念的に示す斜視図である。図8及び図9に基づいて、図7に示すSTEP6〜STEP8の気流の状況について説明する。なお、図8及び図9ともに、図7に示すSTEP6の状況を示している。
図8に示すように、人の位置が変化した箇所に左右風向板14が向くことにより、人の位置が変化した箇所に風が向く。このとき、上下風向板12a,13a,12b,13bは、図2〜6に示すように、一定の角度を設け、縦方向に幅をもった気流を生成しており、図9に示すように縦に広い気流域ができる。次に、STEP8で、この気流を左右風向板14により水平に移動させる。
空調対象空間が安定した状態のときは、空調対象空間に浮遊している浮遊物質は変化が少ないが、空調対象空間に変化があったときは、空調対象空間に浮遊している浮遊物質は増加する。そこで、空気調和装置200は、図7に示すフローチャートの流れに沿って動作することで、空調対象空間にある物を移動した場合や、空調対象空間に設置されているドアや窓が開いた場合、座っていた人が立ち上がったり、移動したりした場合等に多く発生する粒子状物質や臭気を効率良く除去することが可能となる。つまり、空気調和装置200は、空調対象空間内の変化があった場所に集中的に気流域を形成し、多く発生している粒子状物質や臭気を効率良く本体10内に回収することができる。
以上のように、空気清浄機100によれば、センサ1により検知された人体および空調対象空間に変化があった場合に、左右風向板14を変化があると検知された方向に向くように動作させ、上下風向板12a,12b,13a,13bのいずれか一対を上もしくは水平に、もう一対を下に向けて稼動することで、設置スペースをとらず、迅速に空調対象空間の粉塵等を除去することが可能となる。
この発明に係る空気清浄機およびそれを備えた空気調和装置は、例えば、家庭のリビングやオフィス、店舗等の各種空気調和装置、空気清浄機、送風機に搭載することができ、エレベータ、ダクト等にファンを設けることでも搭載することができる。
1 センサ、2 室内判定部、3 判定テーブル、4 ユーザ判定部、5 判定テーブル、6 性能制御部、7 性能制御知識部、8 ファンモータ制御部、9 風向板制御部、10 本体、11 前面パネル、12a 上下風向板、12b 上下風向板、13a 上下風向板、13b 上下風向板、14 左右風向板、15 空気吸込口、16 ファン、17 熱交換器、18 空気吹き出し口、19 空気清浄デバイス、20 風、100 空気清浄機、200 空気調和装置。

Claims (7)

  1. 空気吸込口と空気吹き出し口とを有する本体と、
    前記空気吸込口から前記本体内へと空気を取り込み、前記空気吹き出し口から空気を排出する空気流を形成する送風手段と、
    前記本体内で前記空気吸込口と前記送風手段との間に設けられ、前記空気吸込口から取り込まれた空気中に含まれる浮遊物質を除去する空気清浄手段と、
    前記空気吹き出し口に設置され、前記送風手段が発生させた風を上下方向に吹き分ける上下風向板と、
    前記送風手段が発生させた風を左右に吹き分ける左右風向板と、
    前記上下風向板および前記左右風向板を駆動する制御部と、
    浄化対象空間の状態を検知するセンサと、を備え、
    前記制御部は、
    前記センサの検知結果によって前記浄化対象空間の状態に変化があった場合、
    前記左右風向板を前記センサにより変化があると検知された方向に向くように動作させ、
    前記上下風向板を上下方向に幅をもった気流を生成するように動作させる
    ことを特徴とする空気清浄機。
  2. 前記上下風向板は、
    上下一対の風向板が、前記本体の左右方向に分割されて配置されており、
    前記制御部は、
    左右いずれか一方に配置されている上下風向板を上もしくは水平に、
    左右いずれかもう一方に配置されている上下風向板を下に向けて動作させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機。
  3. 前記制御部は、
    前記左右風向板を前記センサにより変化があると検知された方向に向くように動作させた後、右もしくは左に動作させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気清浄機。
  4. 前記センサは、
    前記浄化対象空間に設置されている窓、扉の位置と、それらの開閉を検知するものであり、
    前記制御部は、
    前記センサにより前記窓、扉の開閉が検知されたとき、前記浄化対象空間の状態に変化があったものとする
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気清浄機。
  5. 前記センサは、
    人体の挙動を検知するものであり、
    前記制御部は、
    前記センサにより人体の挙動が検知されたとき、前記浄化対象空間の状態に変化があったものとする
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気清浄機。
  6. 前記センサは、
    人体のくしゃみ、せきを検知するものであり、
    前記制御部は、
    前記センサにより人体のくしゃみ、せきが検知されたとき、前記浄化対象空間の状態に変化があったものとする
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気清浄機。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の前記空気清浄機と、
    前記空気清浄機に備えられている前記空気清浄手段の下流側に設置した熱交換器と、を備えた
    ことを特徴とする空気調和装置。
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