JP6135630B2 - 空気清浄機 - Google Patents

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Description

この発明は、室内空間に浮遊する埃や煙草の煙・臭気等の汚染物質を含有する空気を吸込み、汚染物質を除去した空気を室内空間に吹出すことで室内空間を清浄化する空気清浄機に関するものである。
従来の空気清浄機では、吸気口と排気口に風向調整板を設け、吸気する気流を人の方向へ向け、排気する気流が障害物を避けることで空気を効率よく清浄化する発明が開示されている。(例えば、特許文献1参照)
特開2007−196183号公報(段落[0038]−[0041]、図1)
特許文献1に記載の空気清浄機では、吸気口と排気口を本体の左右側面に設けられ、吸気と排気の気流方向を風向板によって調整していたが、風向板の可動範囲が左右方向に限定されており、室内空間の上下方向を含めて人の周辺の領域を優先的に清浄化することに対応ができないという課題があった。
そこで、本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、人の周辺の領域を優先して清浄化することが可能な空気清浄機を提供することにある。
本発明に係る空気清浄機は、室内の空気を吸込む吸気口と当該空気を吹出す吹出口とを
有するケーシングと、吸気口に対向して配置されるパネル部と、パネル部とケーシングと
の間に形成され吸気口と連通する吸気開口部と、吸気開口部からケーシング内部に空気を
吸込み当該空気を吹出口から吹出す送風機と、ケーシング内部を通過する空気を清浄化す
る清浄化手段と、室内状況を検知する室内検知手段と、吸気開口部の吸気方向と吸気量の
少なくとも一つを調整する吸気調整手段と、室内検知手段で取得された室内の情報に基づ
いて吸気調整手段を制御する制御手段とを備え、吸気開口部は複数箇所に設けられ、吸気開口部の少なくとも一つには吸気調整手段を備え、制御手段は、室内検知手段の検知結果に応じて、吸気調整手段を個別に制御し、室内検知手段で検知された人の位置に近接する吸気開口部の開口面積が、複数箇所の吸気開口部のうちで最大になるように吸気調整手段を制御するものである。
本発明は、空気清浄機の上下左右に吸気開口部を設け、室内検知手段で取得された室内の情報に基づいて吸気調整手段を制御することで、人の周辺の領域を優先して清浄化することが可能な空気清浄機を得ることが可能となる。
本発明に係る実施の形態1の空気清浄機の斜視図である。 本発明に係る実施の形態1の空気清浄機の側面透視図である。 図2のA−Aにおける断面図である。 図2の吸気調整機構の拡大図である。 本発明に係る実施の形態1の空気清浄機における赤外線センサ付近の斜視図である。 本発明に係る実施の形態1における人の位置に応じた吸気開口部と吹出口の動作を示す平面図である。 本発明に係る実施の形態2における吸気調整機構の断面図である。 本発明に係る実施の形態2における他の吸気調整機構の断面図である。 本発明に係る実施の形態3における吹出し空気の風向の仰角、人エリアの風速及び相対除塵速度の関係を示す特性線図である。
実施の形態1
図1から図7を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は、本発明に係る実施の形態1の空気清浄機の斜視図である。図2は、本発明に係る実施の形態1の空気清浄機の側面透視図である。図3は、図2のA−Aにおける断面図であり、吸気調整機構部分の構造を示す。
図1から図3において、空気清浄機1は、ケーシング2、台座3、吸気開口部4、吹出口5、送風機6、風路7、清浄化手段8、可動ルーバ9、吸気調整機構11、回転機構12、パネル20、赤外線センサ30等を備えている。また、可動ルーバ9を駆動するためのルーバ駆動部(図示せず)を備えている。
なお、空気清浄機1の構成を詳細に説明するため、第1の矢印50は空気清浄機1の正面方向を、第2の矢印51は空気清浄機1の側面方向を表している。以下で、左右という場合は空気清浄機1の正面方向からみて左右方向を意味し、前後という場合は空気清浄機1の正面方向からみて前後方向を意味する。
また、以下において、第1の矢印50と対向する面を空気清浄機1の前面部、この前面部に対向する面を後面部と、それぞれ表記する。
空気清浄機1は、例えば略四角形の角筒状に形成され、部屋の床面に設置される。ケーシング2は、この空気清浄機1の筐体であり、台座3と回転機構12によって水平方向に回転可能な状態で支持されている。ケーシング2の正面方向に対向してパネル20が配置され、ケーシング2とパネル20の間に吸気開口部4が形成される。
ケーシング2内は、吸気開口部4と連通する吸気口15から順に清浄化手段8、送風機6及び風路7が配置されている。空気清浄機1は、たとえば室内の何れかの壁に近い位置で床面上に設置され、空気清浄機1の後面部を当該壁に向けるとともに空気清浄機1の前面部を室内の空間に向けた状態で使用される。
吸気開口部4は、室内の空気をケーシング2内に吸込むための開口部であり、空気清浄機1の左右側面部と上面と下面に設けられている。すなわち、吸気開口部4とは、ケーシング3とパネル20との間に設けられる隙間の空間である。また、吸気開口部4は吸気調整手段の一例である吸気調整機構11を有しており、吸気開口部4の開口面積を調整することで、吸気量や吸気方向を調整することができる。尚、吸気調整機構11を有さない吸気開口部4があってもよい。
吹出口5は、ケーシング2の内部に吸込んだ空気を外部に吹出すための開口部であり、吸気開口部4より上方に1箇所又は複数箇所に設けられている。
送風機6は吸気開口部4からケーシング2の内部に空気を吸い込んで当該空気を吹出口5から吹出すもので、制御装置(図示せず)により回転数を制御可能なファンモータ(図示せず)とファン(図示せず)により構成される。この送風機6は本実施の形態では2個設けられており、この2個の送風機6は、上下方向に重ねた状態で配置されるとともに、個々の送風機6から吹出された空気をそれぞれ案内する風路7が個別に設けられている。
これらの風路7は、例えば空気清浄機1の水平断面で見ると、ケーシング2の正面に対して前後に並列に配置され、2個の送風機6の空気出口と2個の吹出口5とを接続している。
清浄化手段8は、ケーシング2内を通過する空気を清浄化するもので、例えば空気を吸気開口部4から送風機6で吸い込む間に通過する風路上に設けられている。ここで、「清浄化」とは空気中に浮遊する塵埃、煙、花粉、ウイルス、カビ、菌、アレルゲン、臭気成分等の汚染物質を除去することを意味するもので、より具体的には、これらの汚染物質を捕集したり、不活化したり、分解及び吸着する動作を意味する。
清浄化手段8の構成例としては、塵埃を捕集する集塵フィルタ、臭気成分を吸着する脱臭フィルタ、電極に高電圧を印加することで汚染物を除去及び分解する高電圧デバイス等により構成されるか、またはこれらの組み合わせにより構成される。
可動ルーバ9は風向可変手段の一例であり、例えばケーシング2の左右方向に延在する細長い平板等により形成されている。そして、可動ルーバ9の基端側は、各吹出口5に設けられたルーバ駆動部を介して個々の吹出口5に取り付けられ、可動ルーバ9の先端側は、ルーバ起動部により上下方向に揺動可能となっている。また、2個の可動ルーバ9は、各吹出口5から吹出す空気の風向きを個別に変更可能に構成されている。なお、本実施の形態では、2個の可動ルーバ9を備える場合を例示したが、吹出口5の個数に応じて1個のみ、または3個以上の可動ルーバ9を備える構成としてもよい。
特に風路7において、ケーシング2の正面側に設けられた開口可変機構10は、吹出口5から吹出す空気を空気清浄機1の下側への拡散を抑制し、吹出す空気に対して整流効果があり、さらに送風機6の電源入力に対する風量が増加し、送風効率が向上する効果があることを、実験で確認している。
ルーバ駆動部は、可動ルーバ9を揺動可能に支持する支軸と、この支軸を回転させるアクチュエータ(図示せず)とを備えている。可動ルーバ9及びルーバ駆動部は、吹出し空気の風向を上下方向に変化させることが可能な風向可変手段の一形態である。
図2に示すθは、可動ルーバ9の仰角を示しており、床面と平行な水平方向を基準として、上方に傾斜する角度のことである。即ち、θ=0°は水平方向を表し、θ=90°は鉛直方向を表している。
整流機構14は、吹出し空気の風向を左右方向に調整するもので、図2及び図3に示すように、例えば略三角形状(扇形状)のフィンにより形成され、各可動ルーバ9の受風面側に左右方向に間隔をもって複数個配置されている。そして、個々の整流機構14は、左右方向に揺動し、当該揺動角に応じて吹出し空気の風向を左右方向に変化させる。なお、整流機構14の揺動動作は、例えば整流機構14に設けられた整流駆動部(図示なし)により実行される。なお、本発明では、必ずしも整流機構14を設ける必要はない。また、整流機構14は、例えば可動ルーバ9の左右両端側にのみ1個ずつ配置する構成としてもよい。
なお、風向可変手段は、例えば吹出し空気の気流を調整するための機構を示すものであり、上述した可動ルーバ9と整流機構14を組み合わせた構成も含むものである。
吸気調整機構11は、例えば図3に示すようにケーシング2からジャッキ構造のような支持部材でパネル20を支持することで、吸気開口部4の開口面積を調整してもよい。
図4は、図2及び図3の吸気調整機構11の拡大図を示すものである。この拡大図は空気清浄機1の右側面方向に対応する。
図4において、吸気調整機構11はジャッキ構造になっており、パネル20をケーシング2の正面から見て前後だけでなく、上下左右にも動作することが可能になっている。吸気調整機構11には、モータ等の駆動機構(図示せず)を備えており、制御装置からの指令によって駆動機構が制御されることで、吸気開口部4の開口面積が調整される。
例えば、ジャッキ構造を用いてパネル20を上下に可動することで、左右に設けた吸気開口部4だけでなく、パネル20の上下に設けた吸気開口部4の開口面積を調整することが可能である。パネル20の下側に設けた吸気開口部4を調整することで、床面に沈降した埃や花粉等を吸引しやすくなる。また、ケーシング2は縦に長い構造のため、吸気開口部4を高い位置に設けることができ、パネル20の上部に設けた吸気開口部4を調整することで、沈降しない臭気物質等の空気汚染物をより効率的に吸気することができる。
室内検知手段は、空気清浄機1が設置された室内の状況を検知するもので、少なくとも室内に在室する人の有無、つまり人の在室状況を検知することができる人検知手段を含むものである。他に汚れセンサ、動体センサ、距離センサ、湿度センサ、照度センサ等と組み合わせた構成であってもよい。
人検知手段は、例えば検出対象である室内を走査しながら温度を検出する赤外線センサ30を備え、赤外線センサ30により室内の温度を測定することで、人の位置を検知することができる。
図5は、本発明に係る実施の形態1の赤外線センサ30付近の斜視図である。 図5において、赤外線センサ30は、ステッピングモータ(図示せず)により左右方向に回転駆動する。例えば図5に示すように、右端部(a)から中央部(b)を経由して左端部(c)まで回転駆動する。左端部(c)まで到達すると回転を逆方向に反転し、左端部(c)から中央部(b)を経由して右端部(a)へと戻る。この動作を繰り返しながら赤外線センサ30は、部屋の温度検出対象範囲を左右に走査することで温度を検出する。
この赤外線センサ30を床面から高さ65cm以上、望ましくは75cm以上、更に望ましくは80cm以上に設置する。身長hcmの人にとって、机やテーブルの天面までの最適な高さHは、式(1)によって算出され、天面までの最適な高さは約65〜72cmが一般的である。机やテーブルよりも高い位置に赤外線センサ30を設置することで、赤外線センサ30が机やテーブル天面に検知範囲が遮られることなく人検知精度が向上し、空気清浄機の空清能力を最も引き出すことができる。
H=0.433×h−2…式(1)
次に、本発明の空気清浄機の動作について説明する。
なお、以下の説明では、吸気開口部4から空気を吸い込むことで発生する気流を吸気気流、吹出口5から空気を吹き出すことで発生する気流を吹出し気流と表記する。
まず、室内検知手段で人が検知された場合の空気清浄機の動作について説明する。
図6は、本発明に係る実施の形態1における人の位置に応じた吸気開口部と吹出口の動作を示す平面図である
第3の矢印52は主な吸気気流の流れを模式的に示したものであり、第3の矢印52の数によって吸気量の大小を表している。
また、第4の矢印53は主な吹出し気流の流れを模式的に示すものである。
図6において、空気清浄機1と人40が図に示すような位置関係にある場合、最初に室内検知手段が人40の位置を検知する。そして、制御装置によって吸気調整機構11を制御することで、人40が検知された方向に近い吸気開口部4の開口面積を大きくし、空気の吸込み量を増加させる。空気清浄機1の上下部に配置された吸気開口部4の開口についても、人40を検知した方向が大きくなるように調整される。また、同時に風向調整手段によって吹出口5から送風される空気を人40が検知された方向に向ける。
このように、吹出し気流と吸気気流がともに人がいる方向に設定される。そのため、人の周辺の空気を中心に、効率よく清浄化することができる。
次に、室内検知手段で室内に人が検知されない場合の空気清浄機の動作について説明する。
室内に人が検知されない場合、吸気調整機構11は室内の汚染物質の量によって動作を制御することも可能である。例えば、汚れセンサによって検知された汚染物質の主成分が埃や花粉等の沈降速度が速い物質だった場合、図3のような吸気調整機構11ではパネル20の下部に設けられた吸気開口部4から吸気する吸気量を増加させるため、吸気開口部4の開口面積を拡大させてもよい。また、送風機6を図2に示すように上下に複数個設けていた場合は、上側より下側の送風機の回転数を増加させることで、下側の送風機からの吸気量を増加させてもよい。
また、一方で検知された汚染物質の主成分が気中に分散しやすい臭気物質等であった場合、図3のような吸気調整機構11では、空気清浄機1の上面に設けられた吸気開口部4からの吸気量を増加させるために、上面側の吸気開口部4の開口面積を拡大させてもよい。また、送風機6を図2に示すように上下に複数個設けていた場合は、下側より上側の送風機の回転数を増加させることで、上側の送風機6の吸気量を増加させてもよい。
上述した動作により、人が不在であるときにも室内全体の空気を効率よく清浄化することができる。
また、回転機構12を有する構成とすることで、空気清浄機1と室内の壁との距離が変化し、室内の吸気気流が発生する領域の偏りを解消することになり、空気を効率的に清浄化することができる。
以上のように、本実施の形態では、吸気開口部4の開口面積を室内検知手段の検知結果に応じて調整するので、人の周辺の領域を優先的に清浄化することができる。
実施の形態2
実施の形態1では、吸気開口部の開口面積を調整することで吸気量を調整する構成であったが、実施の形態2では吸気開口部にフラップ又はダンパを配置した構成としている。
以下、本発明の実施の形態2について、図7及び図8を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様な箇所は、同一の番号を付しており、説明を省略する。
図7は、本発明に係る実施の形態2の吸気調整機構の断面図である。この断面図は、図2のA−A箇所を示すものである。
図7において、吸気調整機構は、ケーシング2に支持部と可動部を持つ平板構造であるフラップ21としてもよい。このフラップ21は、パネル20の上下と左右の面に沿って設置される。
フラップ21は、駆動部を設けた平板状の部材を設け、これを駆動部の軸に回転させることで吸気開口部4の開口面積を調整することができる。フラップ21を備えた吸気調整機構であれば、開口面積だけでなく、フラップ21の角度を調整することで吸気方向を調整することも可能となり、吸気開口部4の吸気気流をより詳細に制御することができる。
図8は、本発明に係る実施の形態2の他の吸気調整機構の断面図である。この断面図は、図2のA−A箇所を示すものである。
図8において、吸気調整機構は、開閉式のダンパ22として、これらを開閉させて吸気開口部4の開口面積を調整してもよい。このダンパ22は、パネル20の上下と左右の面に沿って設置される。
次に、実施の形態2での空気清浄機の動作について説明する。
実施の形態1で説明した空気清浄機の動作と異なる箇所について、以下に説明する。
室内に人が検知されない場合、吸気調整機構11は室内の汚染物質の量によって動作が制御される。検知された汚染物質の主成分が埃や花粉等の沈降速度が速い物質だった場合、図7に示す吸気調整機構では、パネル20の下部に配置されたフラップ21を回転させることで吸気開口部4を開口し、室内の床面近辺から空気を吸い込むことで、床面近辺に吸気気流を発生させる。図8に示すダンパ22を備えた構成においても、パネル20の下部に配置されたダンパ22を開口することで、床面近傍の空気を吸い込むことで、吸気気流を発生させる。
一方で検知された汚染物質の主成分が気中に分散しやすい臭気物質等であった場合は図7に示す吸気調整機構では、パネル20の上部に配置されたフラップ21を回転させることで吸気開口部4を開口し、室内の上方から空気を吸い込むことで吸気気流を発生させる。図8に示すダンパ22を備えた構成においても、パネル20の上部に配置されたダンパ22を開口することで、室内の上部に吸気気流を発生させる。
上述した吸気調整機構の動作によって、人が不在であるときにも室内全体の空気を効率よく清浄化することができる。
また、人が在室している場合には、実施の形態1と同様に動作し、同様な効果を有する。
実施の形態3
以下、本発明の実施の形態3について、図9を用いて説明する。なお、空気清浄機の構成と吸気調整手段の動作は、実施の形態1又2と同じ内容であるので説明は省略し、空気清浄機の送風動作の特徴点について説明する。
まず、空気清浄機1から100cmより離れた場所に、室内検知手段で人が検知された場合の空気清浄機の送風動作について説明する。
赤外線センサ30により取得した情報に基づき室内に人がいると制御装置が判断した場合、可動ルーバ9の仰角をθに設定し送風する。θは60〜90°の範囲で、望ましくは75°である。
図9は、本発明に係る実施の形態1における吹出し空気の風向の仰角、人エリアの風速及び相対除塵速度の関係を示す特性線図である。
図9において、人エリアとは室内において、壁から50cm以上内側を主に人が在室するエリアであるとして定義する。また、相対除塵速度は、人エリア内での複数箇所の各測定点の平均除塵速度ηQを送風機6により発生させる風量で規格化した値を示している。なお、相対除塵速度は、空気の浄化効率が高いほど大きくなるものである。図9中の風速は、人エリアでの風速を示している。
可動ルーバ9の仰角が60〜90°の時に風速は0.3m/sec以下に抑制される。ここで、0.3m/secとは、人に吹かれ感を与えずに済む風速の許容限度であり、人の位置での風速が許容限度を超えると、吹かれ感が生じるようになる。なお、0.3m/secは、許容限度の一例であり、本発明を限定するものではない。
このように、可動ルーバ9の仰角を60〜90°の範囲に設定することにより、人の上方に向けて空気を吹出すことができ、ユーザが感じる風による不快感を抑制することができ、かつ人エリアで空気清浄を効率的に行うことができる。
次に、室内検知手段で室内に人が検知され、空気清浄機1から100cm以内の距離に近づいた場合の空気清浄機の動作について説明する。
赤外線センサ30によって室内に人が検知され、空気清浄機1から100cm以内の距離に近づいた場合には可動ルーバ9の仰角を90°で送風することで、
近距離の人に対して送風による吹かれ感を与えることなく清浄化することが可能になる。
次に、室内検知手段で室内に人が検知されない場合の空気清浄機の動作について説明する。
赤外線センサ30により室内に人が検知されない場合、可動ルーバ9の仰角をθに設定し送風する。θは人に対する吹かれ感を考慮する必要がなく、水平からの仰角20〜90°の範囲で揺動、または仰角20〜90°の範囲内で固定して送風し清浄化を行う。
以上のように本実施の形態では、人の検知結果に応じて、風向可変手段の具体的な構成である可動ルーバ9の仰角を設定するので、人に対して送風による吹かれ感を与えることなく清浄化することが可能になる。
上記の実施の形態1から3においては、吸気量又は吸気方向を人の検出結果に応じて吸気開口部4の開口面積を制御する構成であるが、他の構成でも問題ない。
例えば、空気清浄機の上下左右に配置された吸気開口部ごとに、空気を吸込むための送風手段を配置し、各送風手段の吸気量を制御することでも同様な効果を奏することが可能である。
また、上記の実施の形態1と3、または実施の形態2と3を組み合わせてもよく、組み合わせることで相乗効果が得られる。
また、本発明は、上述した実施の形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々に変形することが可能である。
1 空気清浄機、2 ケーシング、3 台座、4 吸気開口部、
5 吹出口、6 送風機、7 風路、8 清浄化手段、9 可動ルーバ、
10 開口可変機構、11 吸気調整機構、12 回転機構、14 整流機構、
15 吸気口
20 パネル、21 フラップ、22 ダンパ、
30 赤外線センサ、
40 人、50 第1の矢印、51 第2の矢印、52 第3の矢印、
53 第4の矢印

Claims (10)

  1. 吸気口と吹出口とを有するケーシングと、
    前記吸気口に対向して配置されるパネル部と、
    前記パネル部と前記ケーシングとの間に形成され、前記吸気口と連通する吸気開口部と、
    前記吸気開口部から前記ケーシング内部に空気を吸込み、当該空気を前記吹出口から送風する送風機と、
    前記ケーシング内部を通過する空気を清浄化する清浄化手段と、
    室内状況を検知する室内検知手段と、
    前記吸気開口部から吸込まれる吸気方向と吸気量の少なくとも一つを調整する吸気調整
    手段と、
    前記室内検知手段で検知された情報に基づいて、前記吸気調整手段を制御する制御手段
    と、を備え
    前記吸気開口部は複数箇所に設けられ、前記吸気開口部の少なくとも一つには前記吸気調整手段を備え、
    前記制御手段は、前記室内検知手段の検知結果に応じて、前記吸気調整手段を個別に制
    御し、前記室内検知手段で検知された人の位置に近接する前記吸気開口部の開口面積が、複数箇所の前記吸気開口部のうちで最大になるように前記吸気調整手段を制御する
    ことを特徴とする空気清浄機。
  2. 吸気口と吹出口とを有するケーシングと、
    前記吸気口に対向して配置されるパネル部と、
    前記パネル部と前記ケーシングとの間に形成され、前記吸気口と連通する吸気開口部と、
    前記吸気開口部から前記ケーシング内部に空気を吸込み、当該空気を前記吹出口から送風する送風機と、
    前記ケーシング内部を通過する空気を清浄化する清浄化手段と、
    室内状況を検知する室内検知手段と、
    前記吸気開口部から吸込まれる吸気方向と吸気量の少なくとも一つを調整する吸気調整
    手段と、
    前記室内検知手段で検知された情報に基づいて、前記吸気調整手段を制御する制御手段
    と、を備え、
    前記室内検知手段が検知する室内状況は、人の在室状況と人の位置の少なくとも一つで
    り、
    前記吸気開口部は複数箇所に設けられ、前記吸気開口部の少なくとも一つには前記吸気調整手段を備え、
    前記制御手段は、前記室内検知手段の検知結果に応じて、前記吸気調整手段を個別に制
    御し、前記室内検知手段で検知された人の位置に近接する前記吸気開口部の開口面積が、複数箇所の前記吸気開口部のうちで最大になるように前記吸気調整手段を制御する
    ことを特徴とする空気清浄機。
  3. 前記制御手段は、前記室内検知手段に検知された室内の汚染物質の成分に基づいて、前
    記ケーシングの上側又は下側に配置された前記吸気調整手段を制御する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の空気清浄機。
  4. 前記吸気調整手段は、ジャッキ構造である
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の空気清浄機。
  5. 前記吸気調整手段は、フラップ構造である
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の空気清浄機。
  6. 前記ケーシングを設置した状態での前記吹出口は、前記吸気開口部よりも上方に設けら
    れている
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の空気清浄機。
  7. 前記吹出口からの吹出し気流の方向を調整する風向可変手段を備え、
    前記制御手段は、前記室内検知手段の検知結果に応じて前記風向可変手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の空気清浄機。
  8. 前記制御手段は、前記室内検知手段により人が検出された時に、吹出し気流の仰角を6
    0〜90°の範囲内に設定するように前記風向可変手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の空気清浄機。
  9. 前記制御手段は、前記室内検知手段により人が検出されない時に、吹出し気流の仰角を
    20〜90°の範囲内に設定するように前記風向可変手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の空気清浄機。
  10. 前記ケーシングを水平方向に回転可能な状態で支持する回転機構を備える
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の空気清浄機。
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