JPH11276829A - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

Info

Publication number
JPH11276829A
JPH11276829A JP10083993A JP8399398A JPH11276829A JP H11276829 A JPH11276829 A JP H11276829A JP 10083993 A JP10083993 A JP 10083993A JP 8399398 A JP8399398 A JP 8399398A JP H11276829 A JPH11276829 A JP H11276829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
dust
air
change
blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10083993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Nishio
和記 西尾
Yoshiaki Fujigaki
善昭 藤垣
Haruki Unou
春樹 鵜生
Shuichi Takada
秀一 高田
Ryogo Kato
亮吾 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP10083993A priority Critical patent/JPH11276829A/ja
Publication of JPH11276829A publication Critical patent/JPH11276829A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】空気中の埃等の分布のばらつきに左右されず
に、室内の清浄状態を報知することができる空気清浄装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】空気中の埃の量が減少して、d1 点のよう
にダストサイン17の表示が赤から橙に変更されると、
増減判断手段19により、埃センサ11の検出量の変化
が増加方向か減少方向かを判断する。この時点では、埃
センサ11の検出量は減少方向であるので、表示制御手
段18は所定時間t1 (4分間)ダストサイン17の表
示の変更を禁止し、送風制御手段20は送風機9の回転
数の変更を禁止する。従って、e点のように空気中の埃
等の分布のばらつきにより、一度橙のしきい値以下にな
った後に再度赤のしきい値以上になることがあっても、
所定時間t1 内であればダストサイン17の表示と送風
機9の回転数は変化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、空気清浄装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】空気清浄装置は、集塵フィルタ等の集塵
手段と送風機とを備えており、送風機の作動により集塵
手段に室内空気を通過させ、前記集塵手段により浄化し
た空気を吹出口を介して室内に吹き出す。また、最近の
空気清浄装置には、通過する空気中の埃やタバコの煙等
の量を検出する埃センサを備えるとともに、埃センサの
検出量に応じて空気の汚染度合いの表示を行って使用者
に報知する表示手段を備えたものがある。
【0003】この表示手段としては、発光色が複数の表
示形態(例えば緑色、橙色、赤色等)に変更可能な発光
素子を採用し、埃センサの検出量に基づいて発光素子の
発光色を設定するものが知られている。その表示形態と
しては、埃等の検出量が少ない場合には緑色の発光、検
出量が多くなるに従って緑色の発光から橙色の発光、さ
らに赤色の発光へと順次切り替わるようにされているも
のがある。
【0004】このような空気清浄装置を作動させた場
合、作動開始時等で室内の空気中の埃等が多いときは、
室内の空気は時間の経過とともに浄化されて埃等の量が
減少していく。また、それに伴い前記表示手段の表示形
態も変更される。例えば、上記の例では、発光素子が赤
色から橙色に、橙色から緑色に変更される。
【0005】ところが、実際は、空気中の埃等の分布は
均一ではなくばらつきがあるため、空気清浄装置の運転
によって空気中の埃等が減少して前記表示手段が赤色か
ら一旦橙色に変更された場合であっても、比較的埃等の
多い空気が吸い込まれると再度赤色に戻ることもある。
また、その後に埃等の少ない空気が吸い込まれると橙色
に変更されるが、空気中の埃等の分布のばらつきによっ
て再び赤色に戻ることがある。このような、いわゆるハ
ンチングが発生したときは、空気清浄装置が正しく作動
していない等の不安を使用者に生じさせるおそれがあ
る。
【0006】また、空気清浄装置の中には、埃センサの
検出量に応じて送風機の回転数を変更させるものが知ら
れている。これは、送風機の回転数、即ち送風量と集塵
能力とが比例関係にあることから、埃の検出量が多いほ
ど回転数を高く設定し、集塵能力を増加させるようにし
たものである。
【0007】このような空気清浄装置では、埃の検出量
に応じて送風機の回転数を変更させるため、埃の検出量
が少なくなると回転数が低下する。すると、この回転数
の低下に伴って送風機の騒音も減少するので、使用者は
空気中の埃等が清浄されたとの印象を受ける。しかしな
がら、空気中の埃等の分布のばらつきによって埃センサ
の検出量が多くなったときは、送風機の回転数も上昇し
てその騒音も増加するので、使用者は一旦空気が清浄さ
れたにもかかわらず、また汚染度合いが進んでいる旨の
印象を受けることがあり、空気清浄装置が正しく作動し
ていない等の不安を使用者に生じさせるおそれがある。
【0008】また、回転数が低下すると、空気清浄装置
の吹出口から吹き出される空気の量も減少するので、室
内の空気の循環する領域も狭くなる。従って、空気清浄
装置に吸い込まれる空気は、空気清浄装置周辺の既に清
浄された比較的きれいな空気が多くなる。しかしなが
ら、空気清浄装置にはその周辺以外の空気も徐々に吸い
込まれるようになるため、一旦きれいな空気が吸い込ま
れることによって前記送風機の回転数が低下しても、埃
等の多い空気が吸い込まれたときは前記埃センサの検出
量が増加する。このため、前記表示手段の表示も埃等が
増加する方向に変化するとともに送風機の回転数も上昇
する。また、送風機の回転数が上昇することにより空気
清浄装置から離れた場所の空気を吸い込むため、さらに
埃等を多く吸い込む場合がある。従って、このような場
合には、部屋全体としては埃等が減少しているにもかか
わらず、表示形態は埃の量が増加する方向に変化するこ
とから、清浄装置が正しく作動していない等の不安を使
用者に生じさせるおそれがある。
【0009】一方、これらの不都合を解消するために、
前記表示手段の表示形態が変更されたときは、変更後一
定時間はその表示形態を変更しないようにしたり、前記
送風機の回転数が変更されたときは、変更後一定時間は
その回転数を変更しないようにすることも考えられる。
しかしながら、このようにした場合には以下の不都合が
生じる。例えば、上記の例では、室内の空気がある程度
清浄されて前記表示手段の表示形態が緑色になってお
り、前記送風機の回転数も低くなっているときにタバコ
が吸われた場合は、タバコの煙により前記埃センサが反
応して前記表示手段の表示が橙色に変わり、前記送風機
の回転数も上昇することになる。ところが、表示手段の
表示形態の変更や送風機の回転数の変更後、本来であれ
ば、さらにもう一段階前記表示と前記回転数が上昇し
て、表示が赤色になり回転数も最大にならなければなら
ない場合であっても、一定時間前記表示形態や前記回転
数が維持されてしまうので、清浄装置が正しく作動して
いない等の不安を使用者に生じさせるおそれがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、空気清浄装
置の改良を目的とし、さらに詳しくは前記不都合を解消
するために、空気中の埃等の分布のばらつきによる表示
手段や送風機のハンチングを防止するとともに、室内で
タバコがすわれたとき等には空気中の埃等の増加に応じ
て使用者に報知することができる空気清浄装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の空気清浄装置の第1の態様は、通過する空
気を浄化する集塵手段と、該集塵手段によって浄化され
た空気を室内へ吹き出す送風手段と、前記集塵手段の上
流側に設けられ、通過する空気中に含まれる埃等の量を
検出する埃センサと、該埃センサの検出量に応じた表示
を行う表示手段と、該表示手段の表示を制御する表示制
御手段とを備えた空気清浄装置において、前記表示制御
手段が前記表示手段の表示を減少方向に変更した後は、
前記表示手段の表示の変更の指示に係わらず、所定時間
増加方向への前記表示手段の表示の変更を禁止するとと
もに、前記所定時間経過後は前記埃センサの検出量に応
じた前記表示手段の表示を行い、前記表示手段の表示を
増加方向に変更した後は、前記埃センサの検出量に応じ
た前記表示手段の表示を行うことを特徴とする。
【0012】この第1の態様においては、前記表示制御
手段が前記表示手段の表示を減少方向に変更した後は、
所定時間増加方向への前記表示手段の表示の変更を禁止
するので、短い周期で前記表示手段の表示が減少方向か
ら増加方向に変更されることがない。従って、空気中の
埃等の分布のばらつきにより、前記表示手段の表示が短
い周期で表示が変更されるいわゆるハンチングを起こさ
ないようにすることができる。前記所定時間中における
前記表示手段の表示の変更が減少方向であるときは、表
示の変更を禁止せずに前記埃センサの検出値に対応した
表示を行ってもよい。あるいは、所定時間中に前記埃セ
ンサの検出量が減少方向に変化するときに前記表示手段
の表示の変更を禁止してもよい。この場合であっても、
表示の変更が所定時間遅延されるだけなので、使用者に
特に違和感を生じさせることがない。
【0013】一方、前記表示手段の表示を増加方向に変
更した後は、前記埃センサの検出量に応じた前記表示手
段の表示を行うので、室内でタバコが吸われた等の理由
により、空気中の埃等の量が増加したときは、その埃等
の増加に応じて前記表示手段の表示を行うことができ
る。
【0014】本発明の空気清浄装置の第2の態様は、前
記第1の態様と同様の構成において、前記表示制御手段
が前記表示手段の表示を変更した後は、前記表示手段の
表示の変更の指示に係わらず、所定時間減少方向への前
記表示手段の表示の変更を禁止するとともに、前記所定
時間経過後は前記埃センサの検出量に応じた前記表示手
段の表示を行い、前記表示制御手段が前記表示手段の表
示を変更した後に、前記表示手段の表示を増加方向に変
更させる指示を行ったときは、該指示に応じて速やかに
前記表示手段の表示の変更を行うことを特徴とする。
【0015】これによれば、例えば前記表示手段の表示
が増加方向に変更されたときは、その後は所定時間減少
方向への表示手段の変更が禁止されるので、短い周期で
前記表示手段の表示が増加方向から減少方向に変更され
ることがない。従って、空気中の埃等の分布のばらつき
により、前記表示手段の表示がハンチングを起こすこと
がない。また、前記表示手段の表示が減少方向に変更さ
れたときにも、その後は所定時間減少方向への表示手段
の変更が禁止される。この場合は、表示の変更が所定時
間遅延されるだけなので、使用者に特に違和感を生じさ
せることがない。また、前記所定時間経過後は前記埃セ
ンサの検出量に応じた前記表示手段の表示が行われる。
【0016】一方、前記表示手段の表示が増加方向ある
いは減少方向に変更された後に、前記表示手段の表示を
増加方向に変更させる指示を行ったときは、その指示に
応じて前記表示手段の表示の変更を行うので、埃等の増
加に応じて前記表示手段の表示の変更を行うことができ
る。
【0017】本発明の空気清浄装置の第3の態様は、前
記第1の態様と同様の構成において、前記表示制御手段
は、前記表示手段の表示を減少方向に変更させる指示を
行ったときは、所定時間前記表示手段の表示の変更を禁
止すると共に、前記所定時間経過後は前記埃センサの検
出量に応じた前記表示手段の表示を行い、前記表示手段
の表示を増加方向に変更させる指示を行ったときは、該
指示に応じて前記表示手段の表示の変更を行うことを特
徴とする。
【0018】これによれば、前記表示制御手段は、前記
表示手段の表示を減少方向に変更させる指示を行ったと
きであっても、所定時間表示手段の表示を変更しない。
このため、その後に空気中の埃等の分布のばらつきによ
り表示手段の表示を短い周期で変更するような指示を行
ったときであっても、表示手段の表示は変更されないの
で表示手段のハンチングが防止される。一方、増加方向
に変更させる指示が出されたときは、該指示に応じて速
やかに表示を変更することにより、空気中の埃等の量の
増加に対応して表示を変更させることができる。
【0019】また、前記表示制御手段は、前記埃センサ
の検出量の変化が増加方向か減少方向かを判断する増減
判断手段を備え、前記表示手段の表示の変更又は前記表
示手段の表示の変更の指示が増加方向か減少方向かを前
記増減判断手段により判断してもよい。前記表示手段の
表示は、前記埃センサの検出量に対応して変更の指示が
なされて変更されるため、表示の変更の方向を前記埃セ
ンサの検出量の変化によっても検知することができる。
【0020】また、本発明の空気清浄装置は、前記埃セ
ンサの検出量が多いほど前記送風手段の回転数が高くな
るように前記埃センサの検出量に応じて前記送風手段の
回転数を制御する送風制御手段を備え、該送風制御手段
は、前記表示手段の表示の変更が禁止されているときは
前記送風手段の回転数の変更を禁止することが好まし
い。
【0021】上述のように、前記表示制御手段による前
記表示手段の表示は、ハンチングが生じないように所定
条件下ではその変更が禁止される。ここで、前記埃セン
サの検出量が多いほど前記送風手段の回転数が高くなる
ように前記埃センサの検出量に応じて前記送風手段の回
転数を制御する送風制御手段を備えているときは、前記
表示手段の表示の変更が禁止されているときであって
も、室内の埃等の分布のばらつきにより送風手段の回転
数が変更されることになる。このようなときは、例えば
送風手段の回転数が高くなれば、それに伴って送風手段
による騒音も大きくなるが、前記所定時間中は前記表示
手段の表示には変更がないため、使用者に違和感を生じ
させるおそれがある。そこで、本発明の空気清浄装置で
は、前記表示手段の表示の変更が禁止されているとき
は、この表示手段の表示に対応して前記送風手段の回転
の変更を禁止し、使用者に違和感を生じさせないように
している。また、短い周期において前記送風手段の回転
数が頻繁に変化することがないため、回転数の変化に伴
う騒音により使用者に不快感を与えることを防止するこ
とができる。
【0022】また、前記表示手段は、複数の発光色に変
更可能な発光素子を備え、前記表示制御手段は、前記埃
センサの検出量に基づいて前記発光素子の発光色を変更
するものであることが好ましい。前記表示手段がこのよ
うな表示形態を備えたときは、ハンチングにより発光色
が短い周期で頻繁に変化すると、特に使用者に違和感を
与えるものとなる。従って、本発明は、このような表示
形態を備えた空気清浄装置について特に有効である。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の空気清浄装置の実
施形態の一例について、図1乃至図6を参照して説明す
る。図1は本発明の空気清浄装置を温風暖房機の上部に
備えた空気清浄装置付温風暖房機の説明的部分断面図、
図2はその回路構成を示すブロック図、図3は操作パネ
ルを示す説明図、図4はその作動を示すフローチャー
ト、図5は空気中の埃の量と表示のしきい値の関係を示
すグラフ、図6は空気中の埃の量及びダストサインの表
示色と時間との関係を示すグラフ、図7は第2及び第3
の実施形態の回路構成を示すブロック図、図8は本発明
の空気清浄装置の第2の実施形態の作動を示すフローチ
ャート、図9は本発明の空気清浄装置の第3の実施形態
の作動を示すフローチャートである。
【0024】本発明の空気清浄装置1は、図1に示すよ
うに、空気清浄装置付温風暖房機の本体2の上部に設け
られており、その本体2の後面上部には清浄用吸込口3
が設けられ、本体2の上面には清浄用吹出口4が設けら
れている。また、本体2の下部には温風暖房機5が設け
られており、本体2の後面下部には暖房用吸込口6が設
けられ、本体2の前面下部には暖房用吹出口7が設けら
れている。尚、温風暖房機5内の構成は、従来の温風暖
房機と同様のものであるため、詳細な説明は省略する。
【0025】空気清浄装置1は、本体2の内部に清浄装
置ケース8を備えており、この清浄装置ケース8の内部
に送風機9(送風手段)が設けられている。また、清浄
用吸込口3には、その全面を覆うように集塵フィルタ1
0(集塵手段)が設けられており、その上流側には清浄
用吸込口3から吸い込まれる空気中の埃やタバコの煙等
の量を検出する埃センサ11が設けられている。
【0026】また、本体2の上面前方には、使用者が空
気清浄装置1や温風暖房機5の運転の操作を行う操作パ
ネル12が設けられている。操作パネル12には、図3
に示すように、空気清浄装置1の空気清浄運転のオン/
オフを行う清浄運転スイッチ13が設けられている。ま
た、送風機9の風量の切換を行う風量切換スイッチ14
と、この風量切換スイッチ14によって切り換えられる
送風機9の運転状態を示す風量表示ランプ15が設けら
れている。本実施形態では、風量切換スイッチ14を押
す毎に風量表示ランプ15が自動、弱、中、強の4段階
に切り替わり、強の状態で風量切換スイッチ14が押さ
れると、再び自動に戻るように形成されている。また、
この風量表示ランプ15が弱となっているときは送風機
9の回転数が500rpmとなるように設定されてお
り、同様に中のときは600rpm、強のときは800
rpmに設定されている。また、自動に設定されている
ときには、後述のコントローラ16により弱、中及び強
に自動的に変更するように設定されている。
【0027】本体2の前面上方には、空気中の埃やタバ
コの煙等の量により室内空気の清浄レベルの表示を行う
ダストサイン17(表示手段)が設けられている。この
ダストサイン17は、埃等の検出量が少ない場合には緑
色に発光し、検出量が多くなるに従って緑色の発光から
橙色の発光、さらに赤色の発光へと順次切り替わるよう
に形成されている。また、本実施形態においては、図5
に示すように、埃センサ11の検出量に応じて各発光色
のしきい値が設けられており、埃センサ11の検出量が
増加する場合は、図5のa線で示すように、検出量の少
ない値から橙色のしきい値に到達するまで、ダストサイ
ン17は緑色に発光する。次に、検出量が橙色のしきい
値から赤色のしきい値までの間は、ダストサイン17は
橙色に発光する。そして、検出量が赤色のしきい値を越
えると、ダストサイン17は赤色に発光するように形成
されている。また、埃センサ11の検出量が減少する場
合は、図5のb線で示すように、検出量の多い値から橙
色のしきい値に到達するまで、ダストサイン17は赤色
に発光する。次に、検出量が橙色のしきい値から緑色の
しきい値までの間は、ダストサイン17は橙色に発光す
る。そして、検出量が緑色のしきい値以下になると、ダ
ストサイン17は緑色に発光するように形成されてい
る。 また、図1に示すように、本体2の内部には空気
清浄装置1の運転制御を行うコントローラ16が設けら
れている。このコントローラ16には、図2に示すよう
に、ダストサイン17の表示の制御を行う表示制御手段
18が設けられており、埃センサ11に接続されてい
る。また、表示制御手段18には埃センサ11の検出量
の変化が増加方向か減少方向かを判断する増減判断手段
19が設けられている。また、コントローラ16には送
風機9の運転を制御する送風制御手段20が設けられて
いる。
【0028】本実施形態においては、送風制御手段20
は、表示制御手段18が行うダストサイン17の表示形
態に応じて回転数を変更するように設定されている。具
体的には、ダストサイン17の表示が緑色のときは送風
機9の回転数を弱の状態(500rpm)に設定し、ダ
ストサイン17の表示が橙色のときは送風機9の回転数
を中の状態(600rpm)に設定し、ダストサイン1
7の表示が赤色のときは送風機9の回転数を強の状態
(800rpm)に設定している。
【0029】次に、図3及び図4を参照して、本発明の
第1の実施形態における空気清浄装置1の作動について
説明する。まず、空気の清浄を行っていない状態の室内
で、本実施形態の空気清浄装置1の運転を開始したとき
の作動について説明する。使用者が清浄運転スイッチ1
3をオンにすると(STEP1)、コントローラ16に
内蔵されている第1タイマがスタートし(STEP
2)、表示制御手段18によりダストサイン17の清浄
レベルの表示が緑色に発光されると共に、送風制御手段
20により送風機9が強の状態で運転される(STEP
3)。これは、まず送風機9の運転を強にすることによ
り、室内の埃等の分布をなるべく均一にするためであ
る。そして、この状態を第1タイマで設定された時間継
続させる(STEP4においてNO)。
【0030】次に、第1タイマで設定された時間が経過
すると(STEP4においてYES)、コントローラ1
6は埃センサ11により室内空気中の埃等の量を検出す
る(STEP5)。空気清浄装置1の運転開始時は、図
6(a)のc点に示すように、室内の埃等が多い状態で
あり赤色のしきい値を越えているので、図6(b)のc
1 点に示すように、表示制御手段18はダストサイン1
7を赤色の発光に表示を変更し、送風制御手段20は送
風機9を強の状態で回転させる(STEP6)。このと
き、ダストサイン17の表示は緑色から赤色に変更され
たので(STEP7においてYES)、増減判断手段1
9により埃センサ11の検出量の変化が増加方向か減少
方向かを判断する。この場合、埃センサ11の検出量は
増加方向であるので(STEP8においてYES)、清
浄運転スイッチ13がオフにされるまで空気清浄運転を
続ける(STEP9においてNO)。
【0031】この状態から空気清浄装置1が室内の空気
の清浄運転を続けると、集塵フィルタ10により室内の
空気が清浄されて、室内の埃等の量が減少する。このと
き、室内空気の埃等の分布にはばらつきがあるため、図
6(a)に示すように、埃センサ11の検出量は上下に
波を打ちながら全体としては時間と共に減少していく。
そして、図6(a)のd点に示すように、埃センサ11
の検出量が橙色のしきい値以下となったときは、図6
(b)のd1 点に示すように、表示制御手段18により
ダストサイン17の表示が橙色の発光に変更されると共
に送風機9の回転数も中の状態に変更される(STEP
6)。
【0032】このようにダストサイン17の表示が変更
されると(STEP7においてYES)、増減判断手段
19により、埃センサ11の検出量の変化を検出する。
この時点では、埃センサ11の検出量は減少方向である
ので(STEP8においてNO)、図6(b)に示すよ
うに、表示制御手段18は所定時間t1 (本実施形態で
は4分間)の間はダストサイン17の表示の変更を禁止
する。また、同時に送風制御手段20は送風機9の回転
数の変更を禁止する(STEP10においてNO)。従
って、図6(a)のe点に示すように、空気中の埃等の
分布のばらつきにより、一度橙色のしきい値以下になっ
た後に再度赤色のしきい値以上となることがあっても、
図6(b)のe1 点に示すように、所定時間t1 内であ
ればダストサイン17の表示と送風機9の回転数は変更
されない。即ち、この所定時間t 1 中は、埃センサ11
の検出量の変化にかかわらず、ダストサイン17の表示
が赤色の発光から橙色の発光に変更された後に再度赤色
の発光になることがなく、同時に送風機9の回転数も強
の状態から中の状態に変更された後に再度強の状態にな
ることがないため、ダストサイン17や送風機9のハン
チングが防止され、使用者に違和感を生じさせることが
ない。そして、所定時間t1 経過後は(STEP10に
おいてYES)、清浄運転スイッチがオフにされるま
で、空気清浄運転を行う(STEP9においてNO)。
【0033】その後、引き続き空気清浄装置1により室
内空気の清浄が行われると、埃センサ11の検出量は、
図6(a)に示すように空気中の埃等の分布のばらつき
により上下動しながら全体的に減少していく。そして、
図6(a)のg点のように埃センサ11の検出量が緑色
のしきい値以下になったときは、図6(b)のg1 点に
示すように、表示制御手段18によりダストサイン17
の表示が橙色の発光から緑色の発光に変更され、送風機
9の回転数も弱の状態となる。この場合も、上記と同様
に、ダストサイン17の表示と送風機9の回転数の変更
が所定時間t1の間だけ禁止される(STEP10にお
いてNO)。
【0034】次に、空気が清浄された室内で、使用者が
タバコを吸ったときの空気清浄装置1の作動について説
明する。空気が清浄され、ダストサイン17の表示が緑
色の発光になっているときに、使用者がタバコを吸った
ときは、タバコの煙が埃センサ11により検知されて
(STEP5)、その検出量が増加する。そして、その
検出量が図6(a)のh点のように橙色のしきい値以上
になったときは、図6(b)のh1 点のように表示制御
手段18によりダストサイン17の表示が緑色の発光か
ら橙色の発光に変更され、送風機9の回転数も中の状態
となる(STEP6)。このようにダストサイン17の
表示が変更されると(STEP7においてYES)、増
減判断手段19により、埃センサ11の検出量の変化を
検出する。この時点では、埃センサ11の検出量は増加
方向であるので(STEP8においてYES)、ダスト
サイン17の表示及び送風機9の回転数の変更の禁止は
行われず、通常の空気清浄運転が続けられる(STEP
9においてNO)。
【0035】そして、埃センサ11の検出量がさらに増
加し、図6(a)のi点のように赤色のしきい値以上に
なったときは、図6(b)のi1 点に示すように、表示
制御手段18によりダストサイン17の表示が橙色の発
光から赤色の発光に変更され、送風機9の回転数も強の
状態となる(STEP6)。この場合も、埃センサ11
の検出量は増加方向であるので(STEP7においてY
ES)、ダストサイン17の表示及び送風機9の回転数
の変更の禁止は行われず、通常の空気清浄運転が続けら
れる(STEP9においてNO)。そして、使用者によ
り清浄運転スイッチ13がオフにされたときは、空気清
浄装置1の運転を終了する(STEP9においてYE
S)。
【0036】尚、上記実施形態では、ダストサイン17
の表示が変更されたときに、埃センサ11の検出量が減
少方向である場合は、所定時間t1 中にダストサイン1
7の表示と送風機9の回転数の変更を一律に禁止してい
るが、これに限らず埃センサ11の検出量が増加方向で
ある場合のみ禁止し、減少方向であればその変更を禁止
しないようにしても良い。例えば、ダストサイン17の
表示が赤色から橙色に変更されたときに、所定時間t1
中に埃センサ11の検出量がさらに減少して緑色のしき
い値以下となった場合は、所定時間t1 中であってもダ
ストサイン17の表示を緑色に変更しても良い。この場
合は、ダストサイン17の表示は、空気が清浄された旨
の表示からさらに清浄された旨の表示となるので、使用
者に違和感を生じさせることがない。
【0037】また、前記第1の実施形態においては、ダ
ストサイン17の表示の変更が行われたときに(STE
P7)、表示制御手段18が、埃センサ11の検出量の
変化の増減を増減判断手段19により検出して所定時間
1 中にダストサイン17の表示の変更や送風機9の回
転数の変更を禁止するか否かを判断しているが(STE
P8)、これに限らず、ダストサイン17の表示の変更
が増加方向か減少方向かを判断しても良い。例えば、表
示制御手段18において、ダストサイン17の変更前の
表示の状態と変更後の表示の状態とを比較して、緑色か
ら橙色、及び橙色から赤色に変化したときは増加方向と
判断し、赤色から橙色、及び橙色から緑色に変化したと
きは減少方向と判断しても良い。また、所定時間t1
4分間に設定しているが、これに限らず、空気清浄装置
1の能力等により適宜変更しても良い。
【0038】次に、図8を参照して本発明の空気清浄装
置の第2の実施形態の作動について説明する。尚、本実
施形態の構成は、図7に示すように、表示制御手段18
に増減判断手段19が設けられていない点を除いて前記
第1の態様と同様であるため、共通の構成について図2
と同一の符号を付して詳細な説明は省略する。まず、空
気の清浄を行っていない状態の室内で、本実施形態の空
気清浄装置1の運転を開始するときは、使用者が清浄運
転スイッチ13をオンにすると(STEP11)、前記
第1の実施形態と同様に、第1タイマで設定された時間
内はダストサイン17の清浄レベルの表示が緑色に発光
されると共に、送風機9が強の状態で運転される(ST
EP12〜14)。
【0039】次に、コントローラ16は埃センサ11に
より室内空気中の埃等の量を検出する(STEP1
5)。空気清浄装置1の運転開始時は、図6(c)のc
2 点に示すように、表示制御手段18はダストサイン1
7を赤色の発光に表示を変更し、送風制御手段20は送
風機9を強の状態で回転させる(STEP16)。この
とき、ダストサイン17の表示は緑色から赤色に変更さ
れたので(STEP17においてYES)、第2タイマ
がスタートする(STEP18)。
【0040】そして、コントローラ16は埃センサ11
により室内空気中の埃等の量を検出し(STEP1
9)、表示制御手段18は、埃センサ11の検出値によ
り、ダストサイン17の表示を決定する(STEP2
0)。このとき、ダストサイン17の表示が変更される
ものでないときは(STEP21においてNO)、第2
タイマで設定されている所定時間t2 がタイムアップす
るまで埃センサ11による埃等の検出及びダストサイン
17の表示の決定を行う(STEP24においてN
O)。
【0041】そして、図6(a)のd点に示すように、
所定時間t2 内でダストサイン17の表示が橙色となる
しきい値となり、表示制御手段18によりダストサイン
17の表示を変更する旨の指示が行われるときは(ST
EP21においてYES)、表示制御手段18は、その
変更が埃等が増える方向、即ち空気の汚れが大になる方
向に変更されるかどうか判断する(STEP22)。図
6(c)のd2 点においては、現状のダストサイン17
の表示は赤色であり、その表示が橙色に変更するように
指示が出されているので、空気の汚れは少なくなる方向
である(STEP22においてNO)。従って、ダスト
サイン17の表示と送風機9の回転数の変更は行われな
い。また、図6(a)のe点では、埃センサ11の検出
量はダストサイン17が赤色となるしきい値となるが
(STEP19、20)、図6(c)のe2 点において
はダストサイン17の表示は赤色であるため表示の変更
とはならない(STEP21においてNO)。
【0042】次に、図6(a)のf点においても、所定
時間t2 内でダストサイン17の表示が橙色に変更され
る指示がなされるしきい値となるが(STEP21にお
いてYES)、この変更の指示は空気の汚れが少なくな
る方向の指示であるので(STEP22においてN
O)、図6(c)のf2 点のようにダストサイン17の
表示と送風機9の回転数の変更は行われない。
【0043】そして、第2タイマの所定時間t2 が経過
したときは(STEP24においてYES)清浄運転ス
イッチ13はオンの状態であるので(STEP25にお
いてNO)、埃センサ11により埃等の量を検出する
(STEP15)。このときは埃センサ11の検出量は
ダストサイン17が橙色となる領域となっているので、
図6(c)のf’2 点のように表示制御手段18はダス
トサイン17を橙色の発光の表示に変更し、送風制御手
段20は送風機9を中の状態で回転させる(STEP1
6)。このように、表示制御手段18によりダストサイ
ン17の表示の変更が行われたので(STEP17にお
いてYES)、再び第2タイマがスタートし、所定時間
2 の間は前記作動を行う(STEP19〜24)。
【0044】次に、図6(a)のg点において、ダスト
サイン17の表示が緑色に変更される指示がなされるし
きい値となるので、図6(c)のg2 点で示すように、
表示制御手段18はダストサイン17を緑色の表示に変
更し、送風制御手段20は送風機9を弱の状態で回転さ
せる(STEP16)。このときも、ダストサイン17
の表示の変更が行われたので(STEP17においてY
ES)、再び第2タイマがスタートし、所定時間t2
間は前記作動を行う(STEP19〜24)。
【0045】次に、空気が清浄され、ダストサイン17
の表示が緑色の発光になっているときに、使用者がタバ
コを吸ったときは、タバコの煙が埃センサ11により検
知されて(STEP15)、その検出量が増加する。そ
して、その検出量が図6(a)のh点のように橙色に変
更される指示がなされるしきい値となったときは、図6
(c)のh2 点のように表示制御手段18によりダスト
サイン17の表示が緑色の発光から橙色の発光に変更さ
れ、送風機9の回転数も中の状態となる(STEP1
6)。このようにダストサイン17の表示が変更される
と(STEP17においてYES)、第2タイマがスタ
ートする(STEP18)。そして、図6(a)のi点
のように、所定時間t2 内でダストサイン17の表示が
赤色に変更されるしきい値となり、ダストサイン17の
表示の変更の指示が出されたときは(STEP21にお
いてYES)、表示制御手段18は空気の汚れが大にな
る方向に変更されるかどうか判断する(STEP2
2)。図6(c)のi2 点においては、ダストサイン1
7の表示は橙色から赤色に変更される指示が出されてい
るので、空気の汚れは大となる方向に変更の指示が出さ
れている(STEP22においてYES)。従って、表
示制御手段18によりダストサイン17の表示が橙色の
発光から赤色の発光に変更され、送風機9の回転数も強
の状態となる(STEP23)。その後は、第2タイマ
により設定された所定時間t2 がタイムアップするまで
同様の処理を行う。
【0046】次に、図9を参照して本発明の空気清浄装
置の第3の実施形態の作動について説明する。尚、本実
施形態の構成については、図7における前記第2の実施
形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。まず、
空気の清浄を行っていない状態の室内で、本実施形態の
空気清浄装置1の運転を開始するときは、使用者が清浄
運転スイッチ13をオンにすると(STEP31)、後
述の第2タイマのスタートを制御するためのフラッグF
が0にリセットされる(STEP32)。その後、前記
実施形態と同様に、第1タイマで設定された時間内はダ
ストサイン17の清浄レベルの表示が緑色に発光される
と共に、送風機9が強の状態で運転される(STEP3
3〜35)。
【0047】次に、コントローラ16は埃センサ11に
より室内空気中の埃等の量を検出し(STEP36)、
ダストサイン17の表示色を決定する(STEP3
7)。そして、表示制御手段18は、このとき決定され
た表示色と、現状の表示色が異なっているかを判断する
(STEP38)。図6(d)のc3 点においては、現
状が緑色であるのに対して決定された表示色は赤色であ
るため、表示色の変更の指示がなされる(STEP38
においてYES)。このとき、表示制御手段18は、空
気の汚れが大の方向に変更されるかどうかを判断する。
図6(d)のc3 点においては、汚れが大となる方向に
変更されるため(STEP39においてYES)、表示
制御手段18はダストサイン17を速やかに赤色の発光
に変更し、送風制御手段20は送風機9を強の状態で回
転させる(STEP40)。また、フラッグFは0の状
態にリセットされる(STEP41)。その後は、清浄
運転スイッチ13はオフにされていないので、埃センサ
11による埃等の量の検出を行い(STEP36)、ダ
ストサイン17の表示色を決定する(STEP37)。
図6(d)のc3 点からd3 点までの間は、ダストサイ
ン17の表示の変更はないため(STEP38において
NO)、ダストサイン17は赤色で、送風機9は強の状
態で運転される。
【0048】次に、図6(a)のd点になると、埃セン
サ11の検出量は、橙色のしきい値となるので(STE
P37)、表示制御手段18は、ダストサイン17の表
示を変更する旨の指示を行う(STEP38においてY
ES)。このときは、ダストサイン17の表示の変更の
指示は、空気の汚れが少なくなる方向に変更されるもの
であるため(STEP39においてNO)次の処理を行
う。まず、フラッグFが0かどうかを確認する。この時
点ではフラッグFは0であるので(STEP43におい
てYES)、第2タイマがスタートとなり(STEP4
4)、フラッグFが1となる(STEP45)。そし
て、第2タイマにより設定される所定時間t3 がタイム
アップするまで、ダストサイン17が空気の汚れが少な
くなる方向、即ち減少方向に変更されるのを禁止する
(STEP46においてNO)。
【0049】具体的には、埃センサ11により室内空気
中の埃等の量を検出し(STEP36)、ダストサイン
17の表示色を決定する(STEP37)。そして、表
示制御手段18は、このとき決定された表示色と、現状
の表示色が異なっているかを判断する(STEP3
8)。図6(d)のe3 点では、赤色のしきい値となっ
ており、現状のダストサイン17の表示は赤色なので、
表示は変更されない(STEP38においてNO)。そ
の後、図6(d)のf3 点では、所定時間t3 内であ
り、埃センサ11の検出量は橙色のしきい値となってい
る(STEP37)。このとき、現状のダストサイン1
7の表示は赤色なので、表示の変更を行う旨の指示がな
される条件となる(STEP38においてYES)。ま
た、その表示の変更は空気の汚れが少なくなる方向であ
るので(STEP39においてNO)、表示制御手段1
8はフラッグFが0かどうかを判断する。ここでは、フ
ラッグFは1となっているので(STEP43において
NO)、第2タイマはリスタートすることなく処理が続
けられ、所定時間t3 がタイムアップするまでダストサ
イン17の表示の変更を禁止する。
【0050】そして、この第2タイマにより設定される
所定時間t3 がタイムアップすると(STEP46にお
いてYES)、表示制御手段18はダストサイン17を
橙色の発光に変更し、送風制御手段20は送風機9を中
の状態で回転させ(STEP40)、フラッグFを0の
状態にリセットする(STEP41)。その後は、清浄
運転スイッチ13がオフにされるまで、空気清浄装置1
の運転を継続する(STEP42においてNO)。
【0051】そして、図6(a)のg点のように埃セン
サ11の検出量が緑色のしきい値以下になったときは、
現状のダストサイン17の表示は橙色なので、表示を変
更する旨の指示がなされる条件となる(STEP38に
おいてYES)。また、その表示の変更は空気の汚れが
少なくなる方向であるので(STEP39においてN
O)、表示制御手段18はフラッグFが0かどうかを判
断し、この時点ではフラッグFは0となっているので
(STEP43においてYES)、第2タイマをスター
トさせ(STEP44)、フラッグFを1にする(ST
EP45)。そして、表示制御手段18は、図6(d)
のg3 点に示すように、第2タイマによって設定された
所定時間t3 がタイムアップするまで、ダストサイン1
7の減少方向への表示の変更を禁止する。また、所定時
間t3 が経過したときは、図6(d)のg’3 点に示す
ように、表示制御手段18によりダストサイン17の表
示が緑色に変更され、送風機9の回転数も弱の状態とな
る(STEP40)。
【0052】そして、使用者がタバコを吸う等の原因に
よりダストサイン17の検出量が図6(a)のh点のよ
うに橙色のしきい値となったときは、ダストサイン17
の表示を変更する旨の指示がなされる条件になる(ST
EP38においてYES)。このときは、ダストサイン
17の表示は空気の汚れが大となる方向に変更されるも
のであるため(STEP39においてYES)、表示制
御手段18によりダストサイン17の表示が速やかに橙
色に変更され、送風機9の回転数も中の状態に変更され
る(STEP40)。同様に、ダストサイン17の検出
量が図6(a)のi点のように赤色のしきい値となった
ときは、表示制御手段18によりダストサイン17の表
示が速やかに赤色に変更され、送風機9の回転数も強の
状態に変更される(STEP40)。このように、本実
施形態では、ダストサイン17の表示が埃等が増加する
方向に変更される指示がなされたときは、その指示に応
じてダストサイン17の表示を変更させるようにしてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気清浄装置を備えた空気清浄装置付
温風暖房機の説明的部分断面図。
【図2】本発明の空気清浄装置の第1の実施形態の回路
構成を示すブロック図。
【図3】本発明の空気清浄装置の操作パネルを示す説明
図。
【図4】本発明の空気清浄装置の第1の実施形態の作動
を示すフローチャート。
【図5】空気中の埃の量と表示のしきい値の関係を示す
グラフ。
【図6】空気中の埃の量及びダストサインの表示色と時
間との関係を示すグラフ。
【図7】本発明の空気清浄装置の第2及び第3の実施形
態の回路構成を示すブロック図。
【図8】本発明の空気清浄装置の第2の実施形態の作動
を示すフローチャート。
【図9】本発明の空気清浄装置の第3の実施形態の作動
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…空気清浄装置、9…送風機(送風手段)、10…集
塵フィルタ(集塵手段)、11…埃センサ、17…ダス
トサイン(表示手段)、18…表示制御手段、19…増
減判断手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 秀一 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 (72)発明者 加藤 亮吾 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通過する空気を浄化する集塵手段と、該集
    塵手段によって浄化された空気を室内へ吹き出す送風手
    段と、前記集塵手段の上流側に設けられ、通過する空気
    中に含まれる埃等の量を検出する埃センサと、該埃セン
    サの検出量に応じた表示を行う表示手段と、該表示手段
    の表示を制御する表示制御手段とを備えた空気清浄装置
    において、 前記表示制御手段が前記表示手段の表示を減少方向に変
    更した後は、前記表示手段の表示の変更の指示に係わら
    ず、所定時間増加方向への前記表示手段の表示の変更を
    禁止するとともに、前記所定時間経過後は前記埃センサ
    の検出量に応じた前記表示手段の表示を行い、前記表示
    手段の表示を増加方向に変更した後は、前記埃センサの
    検出量に応じた前記表示手段の表示を行うことを特徴と
    する空気清浄装置。
  2. 【請求項2】通過する空気を浄化する集塵手段と、該集
    塵手段によって浄化された空気を室内へ吹き出す送風手
    段と、前記集塵手段の上流側に設けられ、通過する空気
    中に含まれる埃等の量を検出する埃センサと、該埃セン
    サの検出量に応じた表示を行う表示手段と、該表示手段
    の表示を制御する表示制御手段とを備えた空気清浄装置
    において、 前記表示制御手段が前記表示手段の表示を変更した後
    は、前記表示手段の表示の変更の指示に係わらず、所定
    時間減少方向への前記表示手段の表示の変更を禁止する
    とともに、前記所定時間経過後は前記埃センサの検出量
    に応じた前記表示手段の表示を行い、前記表示制御手段
    が前記表示手段の表示を変更した後に、前記表示手段の
    表示を増加方向に変更させる指示を行ったときは、該指
    示に応じて前記表示手段の表示の変更を行うことを特徴
    とする空気清浄装置。
  3. 【請求項3】通過する空気を浄化する集塵手段と、該集
    塵手段によって浄化された空気を室内へ吹き出す送風手
    段と、前記集塵手段の上流側に設けられ、通過する空気
    中に含まれる埃等の量を検出する埃センサと、該埃セン
    サの検出量に応じた表示を行う表示手段と、該表示手段
    の表示を制御する表示制御手段とを備えた空気清浄装置
    において、 前記表示制御手段は、前記表示手段の表示を減少方向に
    変更させる指示を行ったときは、所定時間前記表示手段
    の表示の変更を禁止すると共に、前記所定時間経過後は
    前記埃センサの検出量に応じた前記表示手段の表示を行
    い、前記表示手段の表示を増加方向に変更させる指示を
    行ったときは、該指示に応じて速やかに前記表示手段の
    表示の変更を行うことを特徴とする空気清浄装置。
  4. 【請求項4】前記表示制御手段は、前記埃センサの検出
    量の変化が増加方向か減少方向かを判断する増減判断手
    段を備え、前記表示手段の表示の変更又は前記表示手段
    の表示の変更の指示が増加方向か減少方向かを前記増減
    判断手段により判断することを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載の空気清浄装置。
  5. 【請求項5】前記埃センサの検出量が多いほど前記送風
    手段の回転数が高くなるように前記埃センサの検出量に
    応じて前記送風手段の回転数を制御する送風制御手段を
    備え、該送風制御手段は、前記表示手段の表示の変更が
    禁止されているときは前記送風手段の回転数の変更を禁
    止するものであることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれか1項に記載の空気清浄装置。
  6. 【請求項6】前記表示手段は、複数の発光色に変更可能
    な発光素子を備え、前記表示制御手段は、前記埃センサ
    の検出量に基づいて前記発光素子の発光色を変更するこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    空気清浄装置。
JP10083993A 1998-03-30 1998-03-30 空気清浄装置 Pending JPH11276829A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10083993A JPH11276829A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 空気清浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10083993A JPH11276829A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 空気清浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11276829A true JPH11276829A (ja) 1999-10-12

Family

ID=13818066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10083993A Pending JPH11276829A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 空気清浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11276829A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002013796A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Daikin Ind Ltd 空気の汚れ度表示装置及び空気調和機
JP2005147525A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Matsushita Electric Works Ltd 空気調和機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06106093A (ja) * 1992-09-30 1994-04-19 Matsushita Electric Works Ltd 空気清浄器
JPH10324A (ja) * 1996-06-18 1998-01-06 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 空気清浄機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06106093A (ja) * 1992-09-30 1994-04-19 Matsushita Electric Works Ltd 空気清浄器
JPH10324A (ja) * 1996-06-18 1998-01-06 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 空気清浄機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002013796A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Daikin Ind Ltd 空気の汚れ度表示装置及び空気調和機
JP4626017B2 (ja) * 2000-06-29 2011-02-02 ダイキン工業株式会社 空気の汚れ度表示装置及び空気調和機
JP2005147525A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Matsushita Electric Works Ltd 空気調和機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008039297A (ja) 加湿機能付き空気清浄機
JP2007139374A5 (ja)
JP5593959B2 (ja) 空気処理機器の制御装置
JP2000130827A (ja) 空気清浄機および空気調和機
JPH11276829A (ja) 空気清浄装置
KR100651306B1 (ko) 먼지센서를 구비한 공기청정기의 방법
JP2002267234A (ja) 空気調和機の制御装置
JP2004156817A (ja) 空気調和機
JP3722984B2 (ja) 空気清浄器付温風暖房機
JP3649919B2 (ja) 空気清浄装置
JP2010025450A (ja) 浴室乾燥機
JP2005172280A (ja) 空気調和機
JP2001149728A (ja) フィルター目詰まり検知装置
JPH0217912A (ja) 空気清浄機
JPH0233547A (ja) 送風装置
JP3905238B2 (ja) 空気清浄機能付き暖房機
JP2008062175A (ja) 空気清浄機
KR19990059300A (ko) 공기청정기 및 그 제어방법
JP7172507B2 (ja) 除湿機
JP2006021145A (ja) 空気清浄機
JP2000283533A (ja) 空気清浄装置及び空気の汚れ状態表示装置
KR100210616B1 (ko) 차량내 자동 습기제거장치
KR100811980B1 (ko) Fatc와 vaps를 이용한 차량용 윈도우 김서림방지방법
JPS63156967A (ja) 空気調和機のフイルタ−目詰り検出装置
JP2003047818A (ja) 空気清浄機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040629