JP4623060B2 - 波形生成装置、音響効果付与装置、および楽音発生装置 - Google Patents

波形生成装置、音響効果付与装置、および楽音発生装置 Download PDF

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Description

この発明は、発音チャンネルになされている設定に基づいて波形データを生成する音源手段を有する波形生成装置及び楽音発生装置に関する。また、この発明は、入力する波形データに対して音響効果を付与して出力する効果付与手段を有する音響効果付与装置及び楽音発生装置にも関する。特に、音源機能や効果付与機能を提供可能な外部の情報処理装置と通信可能な装置に関する。
従来から、音源手段を有する装置や、効果付与手段を有する装置として、シンセサイザや電子楽器等、種々の装置が知られている。また、PC(パーソナルコンピュータ)等のコンピュータにDAW(デジタルオーディオワークステーション)アプリ等の所要のプログラムを実行させ、ソフトウェアにより音源手段や効果付与手段の機能を実現することも行われている。
また、これらの装置において、本体に搭載したハードウェアでは能力が不足する場合、音源ボードやエフェクタボードをプラグインボートとして装着したり、PCのCPUに波形生成処理を行わせるソフト音源や、同CPUに効果付与処理を行わせるソフトエフェクトのプログラムを、DAWアプリにプラグインして機能を追加できるようにすることが行われている。
このような技術については、例えば特許文献1に記載のものが挙げられる。
特開2003−255934号公報(特に段落0008−0020及び図6−図8)
しかしながら、上述した従来の機能拡張手法では、十分な利便性を得ることができなかった。
例えば、音源回路を搭載したプラグインボードを装着できるようにするためには、専用のソケットや通信回路、電源等を設ける必要があり、コストアップや、デザイン上の制約になった。
また、プラグインボードにより拡張された音源やエフェクタは、本体に搭載された音源やエフェクタとは異なるユニットであると取り扱われ、拡張された音源やエフェクタを適切に動作させるためには、本体に搭載された音源やエフェクタとは別にパラメータの設定を行う必要があった。
そして、このパラメータの設定は、プラグインボードからパラメータの項目と値を取得し、本体側の操作パネルから行うことができるものの、装着されるプラグインボードにおけるパラメータ構成に適したユーザインタフェース(UI)を予め用意しておくことができないため、ごく基本的な機能のみを有する操作性の悪いUIの使用を余儀なくされていた。
また、シンセサイザや電子楽器等の装置にPCを接続し、PC上で実行させるDAWアプリにプラグインされたソフトウェア音源やソフトウェアエフェクトを追加の音源やエフェクタとして機能させることも知られている。しかし、この場合も、シンセサイザや電子楽器等からDAWアプリが提供する機能のパラメータを設定しようとした場合には、上記のプラグインボードの場合と同様、操作性の悪いUIの使用を余儀なくされていた。
この発明は、このような問題を解決し、シンセサイザや電子楽器を始めとする波形生成装置、楽音発生装置、及び音響効果付与装置において、音源機能や音響効果付与機能を容易に拡張し、かつ拡張した機能に関する設定を容易に行えるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の波形生成装置は、発音チャンネルになされている設定に基づいて波形データを生成する第1の音源手段と、その第1の音源手段に生成させる波形データの音色を規定するカレント音色データを記憶する第1のカレント音色記憶手段と、上記第1の音源手段が使用する音色データの候補を記憶する第1の音色ライブラリと、演奏内容を規定する演奏データを取得し、その演奏データに従って音源手段を制御して波形データの生成を行わせる制御手段と、波形データの生成に使用する音色データの選択操作を受け付ける選択受付手段と、上記第1のカレント音色記憶手段が記憶するカレント音色データの編集操作を受け付ける第1の編集受付手段と、発音チャンネルになされている設定に基づいて波形データを生成し、外部に出力する第2の音源手段と、その第2の音源手段が使用する音色データの候補を記憶する第2の音色ライブラリと、上記第2の音源手段に生成させる波形データの音色を規定するカレント音色データを記憶する第2のカレント音色記憶手段とを有する情報処理装置と通信するための通信手段と、上記第1の音源手段が生成した波形データと、上記通信手段が上記情報処理装置から受信した波形データとを合成して出力する波形出力手段とを有する波形生成装置において、上記選択受付手段が、上記通信手段に上記情報処理装置が接続されていない場合、上記第1の音色ライブラリが記憶する音色データの中から波形データの生成に使用する音色データの選択を受け付け、上記通信手段に上記情報処理装置が接続されている場合、その情報処理装置から第2の音色ライブラリに記憶されている音色データの情報を取得して、上記第1及び第2の音色ライブラリのいずれかが記憶する音色データの中から波形データの生成に使用する音色データの選択を受け付ける手段であり、上記制御手段が、上記第1の音色ライブラリが記憶する音色データが選択された場合には、(a)その選択された音色データを上記第1の音色ライブラリから読み出して上記第1のカレント音色記憶手段に記憶させると共に、上記取得した演奏データに従って上記第1の音源手段を制御して波形データの生成を行わせる手段と、(b)上記第1の編集受付手段が受け付けた編集操作に従って上記第1のカレント音色データメモリに記憶されている音色データを編集する手段として機能し、上記第2の音色ライブラリが記憶する音色データが選択された場合には、(c)上記情報処理装置に上記第2の音源手段の機能を有効にさせると共に、その情報処理装置から、その第2の音源手段と対応する編集操作受付用プログラムをダウンロードする手段と、(d)上記音色データの選択内容を上記情報処理装置に通知すると共に、上記取得した演奏データを上記情報処理装置に送信して、上記第2の音源手段に、その演奏データに従って上記選択された音色データを使用した波形データの生成を行わせる手段と、(e)ダウンロードした上記編集操作受付用プログラムを実行することにより、上記第2のカレント音色記憶手段が記憶する音色データの編集操作を受け付けるための編集画面を表示させ、その画面を用いて上記第2のカレント音色記憶手段が記憶する音色データの編集操作を受け付ける第2の編集受付手段の機能を実現し、その手段が受け付けた編集操作に従った音色データの編集内容を上記情報処理装置に通知して、上記情報処理装置にその通知に従って上記第2のカレント音色データメモリに記憶されている音色データを編集させる手段として機能するようにしたものである。
また、この発明の音響効果付与装置は、入力する波形データに対して音響効果を付与して出力する第1の効果付与手段と、その第1の効果付与手段に付与させる音響効果の内容を規定するカレント効果データを記憶する第1のカレント効果記憶手段と、上記第1の効果付与手段が使用する効果データの候補を記憶する第1の効果ライブラリと、波形データを取得し、その波形データを効果付与手段に供給して音響効果の付与を行わせる制御手段と、波形データに付与する音響効果の選択操作を受け付ける選択受付手段と、上記第1のカレント効果記憶手段が記憶するカレント効果データの編集操作を受け付ける第1の編集受付手段と、入力する波形データに対して音響効果を付与して出力する第2の効果付与手段と、その第2の効果付与手段に付与させる音響効果の内容を規定するカレント効果データを記憶する第2のカレント効果記憶手段と、上記第2の効果付与手段が使用する効果データの候補を記憶する第2の効果ライブラリとを有する情報処理装置と通信するための通信手段と、上記第2の効果付与手段が出力した波形データと、上記通信手段が上記情報処理装置から受信した波形データとを合成して出力する波形出力手段とを有する音響効果付与装置において、上記選択受付手段を、上記通信手段に上記情報処理装置が接続されていない場合、上記第1の効果ライブラリが記憶する効果データにより規定される音響効果の中から波形データに付与する音響効果の選択を受け付け、上記通信手段に上記情報処理装置が接続されている場合、その情報処理装置から第2の効果ライブラリに記憶されている効果データにより規定される音響効果の情報を取得して、上記第1及び第2の効果ライブラリのいずれかが記憶する効果データにより規定される音響効果の中から波形データに付与する音響効果の選択を受け付ける手段とし、上記制御手段を、上記第1の効果ライブラリが記憶する効果データにより規定される音響効果が選択された場合には、(a)その選択された音響効果を規定する効果データを上記第1の音色ライブラリから読み出して上記第1のカレント音色記憶手段に記憶させると共に、上記取得した波形データを上記第1の効果付与手段に供給して音響効果の付与を行わせる手段と、(b)上記第1の編集受付手段が受け付けた編集操作に従って上記第1のカレント効果データメモリに記憶されている効果データを編集する手段として機能し、上記第2の効果ライブラリが記憶する効果データにより規定される音響効果が選択された場合には、(c)上記情報処理装置に上記第2の効果付与手段の機能を有効にさせると共に、その情報処理装置から、その第2の効果付与手段と対応する編集操作受付用プログラムをダウンロードする手段と、(d)上記音響効果の選択内容を上記情報処理装置に通知すると共に、上記取得した波形データを上記情報処理装置に送信して、上記第2の効果付与手段に、その波形データに対して上記選択された音響効果の付与を行わせる手段と、(e)ダウンロードした上記編集操作受付用プログラムを実行することにより、上記第2のカレント効果記憶手段が記憶する効果データの編集操作を受け付けるための編集画面を表示させ、その画面を用いて上記第2のカレント効果記憶手段が記憶する効果データの編集操作を受け付ける第2の編集受付手段の機能を実現し、その手段が受け付けた編集操作に従った効果データの編集内容を上記情報処理装置に通知して、上記情報処理装置にその通知に従って上記第2のカレント効果データメモリに記憶されている効果データを編集させる手段として機能するようにしたものである。
また、この発明の楽音発生装置は、内蔵音源手段と、拡張音源機能を提供可能な外部装置と通信する通信手段とを有する楽音発生装置において、上記通信手段に上記外部装置が接続されている場合、上記内蔵音源手段が有する音色と、上記拡張音源機能が有する音色との中から、発音に使用する音色の選択を受け付ける手段と、その手段により、上記拡張音源機能が有する音色が選択された場合に、上記外部装置に上記拡張音源機能を有効にさせると共に、その外部装置から、その拡張音源機能と対応する編集操作受付用プログラムをダウンロードする手段と、上記ダウンロードした編集操作受付用プログラムを実行することにより、上記外部装置が記憶している、上記拡張音源機能が有する音色のデータを編集する操作を受け付けるための編集画面を表示させ、その画面で受け付けた編集操作に応じて上記音色のデータを編集する機能を実現する手段とを設けたものである。
また、この発明の別の楽音発生装置は、内蔵エフェクタと、拡張エフェクト機能を提供可能な外部装置と通信する通信手段とを有する楽音発生装置において、上記通信手段に上記外部装置が接続されている場合、上記内蔵エフェクタが実行するエフェクトと、上記拡張エフェクト機能が実行するエフェクトとの中から、入力する波形データに付与するエフェクトの選択を受け付ける手段と、その手段により、上記拡張エフェクト機能が実行するエフェクトが選択された場合に、上記外部装置に上記拡張エフェクト機能を有効にさせると共に、その外部装置から、その拡張エフェクト機能と対応する編集操作受付用プログラムをダウンロードする手段と、上記ダウンロードした編集操作受付用プログラムを実行することにより、上記外部装置が記憶している、上記拡張エフェクト機能が実行するエフェクトの内容を示すデータを編集する操作を受け付けるための編集画面を表示させ、その画面で受け付けた編集操作に応じて上記エフェクトの内容を示すデータを編集する機能を実現する手段とを設けたものである。
以上のようなこの発明の波形生成装置、音響効果付与装置、または楽音発生装置によれば、音源機能や音響効果付与機能を容易に拡張し、かつ拡張した機能に関する設定を容易に行えるようにすることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、図1に、この発明の波形生成装置の実施形態であり、また楽音発生装置の実施形態でもあるシンセサイザ及び、そのシンセサイザに音源機能を提供可能なPCのハードウェア構成を示す。
図1に示すように、シンセサイザ10は、CPU11,フラッシュメモリ12,RAM13,演奏操作子14,パネル操作子15a,パネル表示器15b,音源部16,ミキサ17,エフェクタ18,通信I/F19を備え、これらがバスライン20により接続されている。また、この他に、音声入力端子21,ADC(アナログ/デジタルコンバータ)22,DAC(デジタル/アナログコンバータ)23,サウンドシステム24も備えている。
そして、CPU11は、シンセサイザ10を統括制御する制御手段であり、フラッシュメモリ12に記憶された所要の制御プログラムを実行することにより、演奏操作子15及びパネル操作子15aの操作内容検出、パネル表示器15bの表示制御、通信I/F19を介したMIDIデータ,波形データ,制御データ等の送受信の制御、音源部16による波形データ生成の制御、ミキサ17によるミキシングの制御等の種々の制御動作を行う。
フラッシュメモリ12は、CPU11が実行する制御プログラムや、変更する必要のないデータ等を記憶する記憶手段である。
RAM13は、CPU11のワークメモリとして使用したり、一時的に使用するパラメータの値等を記憶したりする記憶手段である。
演奏操作子14は、鍵盤やペダル等、ユーザによる演奏操作を受け付けるための操作子である。
パネル操作子15aは、キー、つまみ、スライダ、ピッチベンド等、ユーザからの、シンセサイザ10の動作に関する設定の操作を受け付けるための操作子である。
パネル表示器15bは、液晶ディスプレイ(LCD)や発光ダイオード(LED)ランプ等によって構成され、シンセサイザ10の動作状態や設定内容あるいはユーザへのメッセージ、ユーザからの指示を受け付けるためのグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)等を表示するための表示手段である。
なお、LCDにタッチパネルを積層して、パネル表示器15bとパネル操作子15aとを一体に構成することもできる。
音源部16は、各発音チャンネルになされている設定に基づいて複数の、例えば128の発音チャンネル(ch)でデジタル波形データを生成する第1の音源手段である。
そして、この音源部16による波形データの生成動作は、音源制御手段として機能するCPU11が、発音を行わせる発音chと対応したchレジスタに、発音させる音の音色、音高、強度、エンベロープ等に応じた適当なパラメータの値を設定すると共に、発音開始や停止、急速減衰等の指示をすることにより、制御する。
ミキサ17は、chミキサと出力ミキサ、および信号入出力経路の設定器としての機能を有する。
このうちchミキサとしては、音源部16の各発音chで生成された波形データをステレオのLとRの各系統毎に重み付けして累算することにより、これらの波形データを合成(ミキシング)したサンプリング周期毎のステレオ波形データを生成する機能を有する。
また、出力ミキサとしては、音源部16が生成してchミキサでミキシングした波形データ、エフェクタ18による処理後の波形データ、通信I/F19を介してPC30等の外部装置から受信した波形データ等のうち必要なものをミキシングし、出力用の波形データを生成する機能を有する。
また、信号入出力経路の設定器としては、どのモジュールで処理した波形データを次にどのモジュールに送るかを、シンセサイザ10が使用する音源やエフェクタの設定に従って定める機能を有する。例えば、音源部16が生成してchミキサでミキシングした波形データやADC22から入力する波形データ等を、使用するエフェクタの設定に従い、エフェクタ18や外部エフェクタのうち適切な出力先を選択して出力する等である。
エフェクタ18は、入力する波形データに対し、CPU11により設定された効果データに従い、エコー、リバーブ、コーラス等の音響効果を付与して出力する効果付与手段である。また、エフェクタ18には、コンプレッサ、イコライザ、ノイズゲート、ディエッサのように、波形特性を変化させることによって音響効果を付与するものや、ディレイのように出力タイミングを変化させることによって音響効果を付与するものも含む。
また、エフェクタ18は、効果データに信号処理プログラムを含み、設定する効果データによって全く異なる音響効果付与処理を行うものであってもよい。
通信I/F19は、適当な通信経路(ネットワーク)50を介してPC30等の外部装置との間で通信するためのインタフェースである。この通信経路50は、有線でも無線でもよいし、中継機器の有無も問わないが、シンセサイザ10側から見て少なくともMIDI(Musical Instruments Digital Interface:登録商標)データの送信及びデジタル波形データの送受信についてリアルタイム伝送(伝送遅延時間が数ミリ秒以下)が可能であり、さらにコマンドや音色データ等の制御データの伝送も可能な通信経路を採用する。例えば、IEEE1394を利用したmLANを採用することが考えられる。また、USB(Universal Serial Bus)も利用可能である。もちろん、1対1の通信路に限られることはない。
音声入力端子21は、マイクやプレイヤー等の外部装置からアナログの楽音信号を入力するための信号入力手段である。
ADC22は、音声入力端子21から入力するアナログの楽音信号を、デジタルの波形データに変換し、ミキサ17に供給する機能を有する。
DAC23は、ミキサ17から出力されるデジタルの波形データを、アナログの楽音信号に変換し、サウンドシステム24に供給する機能を有する。
サウンドシステム24は、スピーカ等により構成され、DAC23から供給される楽音信号に従った音声を出力する音声出力手段である。
以上のようなシンセサイザ10は、ユーザの演奏操作に従い、ユーザが指定した音色の楽音を発生させ、これに対してユーザが指定した音響効果を付与して出力することができる。自動演奏の楽音についても、同様に出力することができる。
一方、PC30は、CPU31,ROM32,RAM33,HDD34,その他I/O35,ディスプレイ36,キーボード37,マウス38等のポインティングデバイス,通信I/F39を備え、これらが必要に応じて不図示のインタフェースを介してバスライン40により接続された構成であり、ハードウェアとしては公知のものを適宜利用すればよい。
ただし、通信I/F39としては、シンセサイザ10において採用されている通信経路50を介して、シンセサイザ10との間の通信が可能な規格のものを用いる。
また、CPU31を始めとする各ハードウェアとしては、適当なプログラムを実行することにより、後述するTE(音源及びエフェクタ:Tone generator and Effector)サーバの機能を実現する能力を有するものを用いる。プログラム自体は、予めROM32やHDD34に格納していても、必要に応じて外部からダウンロードしてもよい。
なお、このPC30は、常にシンセサイザ10と接続されている必要はなく、シンセサイザ10の音源機能を拡張したい場合に、任意のタイミングでシンセサイザ10に接続すればよい。
次に、図2に、図1に示したシンセサイザ10及びPC30の機能構成を示す。
この図において、MIDIデータの伝達経路は太い実線の矢印で、波形データの伝送経路は太い破線の矢印で示している。
図2に示す通り、シンセサイザ10は、図1に示した演奏操作子14〜サウンドシステム24の各構成要素により実現される機能(この図では、パネル操作子15aとパネル表示器15bは、まとめて操作パネル15として示している)に加え、MIDIデータ生成部101,セレクタ102,音源制御部103,パネル制御部104の機能を有する。これらのMIDIデータ生成部101〜パネル制御部104の機能は、CPU11が所要のプログラムを実行し、シンセサイザ10が備える各種ハードウェアを制御することにより実現されるものである。
また、PC30は、TEサーバ310の機能を有する。
以下、各部の機能について説明する。
まず、シンセサイザ10のMIDIデータ生成部101は、演奏操作子14に対してなされた演奏操作の内容を検出し、その操作内容に従って、楽曲の演奏内容を規定する演奏データであるMIDIデータ(ノートオン、ノートオフ等)を生成する機能を有する。
セレクタ102は、発音に使用する音色の選択内容を参照し、使用する音色が内部の音源部16のものであれば、MIDIデータ生成部101が生成したMIDIデータを音源制御部103に供給して音源部16を制御させ、使用する音色が外部音源のものであれば、MIDIデータ生成部101が生成したMIDIデータを、その外部音源の機能を提供する装置(ここではPC30)に送信して、その外部音源を制御させる機能を有する。
従って、外部音源の音色が選択されている場合には、MIDIデータ生成部101が生成したMIDIデータは音源制御部103には供給されず、内部の音源部16による発音(波形データ生成)は行われないことになる。
また、このMIDIデータをPC30に送信する場合には、通信I/F19が備えるMIDI_I/O19aから送信し、PC30側の通信I/F39が備えるMIDI_I/O39aが受信する。
図2では、通信I/F19,39が、それぞれMIDI_I/O19a,39a、波形I/O19b,39b、その他I/O19c,39cの3つのI/Oを備えるように示しているが、これらのI/Oが物理的に独立したものである必要はなく、通信経路50を介したデータ転送の帯域を、これら3種のデータ入出力の用途に適宜配分して用いればよい。
なお、シンセサイザ10が取り扱うMIDIデータには、MIDIデータ生成部101が生成するもの以外に、パネル制御部104が操作パネル16の操作に基づいて生成したり、不図示の主制御部が自動演奏用の楽曲データに基づいて生成するものもあるが、セレクタ102はこれらのMIDIデータについても同様に取り扱う。MIDI_I/Oを介してMIDIシーケンサ等の外部装置からMIDIデータを受信することがあれば、その場合にも同様である。
音源制御部103は、セレクタ102から供給されるMIDIデータに基づいて、音源部16における波形データの生成動作を制御する機能を有する。
例えば、ノートオンイベントを示すMIDIデータを受け取った場合に、そのイベントに対応する発音に、音源部16の発音chを割り当て、割り当てたchのchレジスタに、ノートオンイベントの示す音高及び強度とカレント音色データメモリの音色データとに基づく、発音に必要なパラメータを設定すると共に、発音開始を指示する等である。また、プログラムチェンジイベントを示すMIDIデータを受け取った場合に、イベントに従った音色データを音色ライブラリから読み出し、音源部16が波形データの生成時に参照するカレント音色データメモリに設定する動作も行う。
そして、音源部16は、サンプリング周期毎に、各発音chのchレジスタに設定されたパラメータの値に従って決定される読み出しアドレスから波形データを読み出し、これに補間や音量エンベロープ付与処理を行って、波形データを生成する。
パネル制御部104は、操作パネル15を制御し、パネル表示器15bにGUI(グラフィカルユーザインタフェース)を表示させて、パネル操作子15aと合わせて音源部16,ミキサ17,エフェクタ18等を動作させる際に用いるパラメータの編集操作を受け付け、またその受け付けた操作に従ってパラメータの編集を行う。
また、シンセサイザ10が外部の音源やエフェクタを利用する場合、パネル制御部104は、その音源に生成させる波形データの音色を規定するカレント音色データや、そのエフェクタに付与させる音響効果の内容を規定するカレント効果データについて、編集操作の受け付けやパラメータの編集を行う機能も有する。
しかし、外部の音源やエフェクタに関するパラメータ編集機能は、その音源やエフェクタの機能を提供する外部装置からUI制御プログラムをダウンロードして実行することにより実現するようにしており、外部装置と接続されていない状態では、また、プログラムをダウンロードしていない状態では、外部の音源やエフェクタに関するパラメータ編集機能はなくてよい。
ミキサ17〜サウンドシステム24の機能については、図1の説明で述べた通りである。
なお、ミキサ17は、音源部16又は外部の音源部312のうち、波形データの生成に使用する音源部からの波形データを(必要に応じて他のミキサ313等を介して)入力し、エフェクタ18又は外部のエフェクタ314のうち、音響効果付与に使用するエフェクタに対して(必要に応じて他のミキサ313等を介して)出力する。ADC22から入力する波形データについても、同様に音響効果付与に使用するエフェクタに対して出力する。また、音響効果付与に使用する各エフェクタから入力する処理後の波形データをミキシングして、DAC23から出力する。
使用する音源部やエフェクタの決定方法については、後述する。
一方、PC30のTEサーバ310は、必要に応じて起動され、外部装置からの要求に応じて、音源機能及びエフェクタ機能を提供する。
そして、このTEサーバ310は、音源制御部311,音源部312,ミキサ313,エフェクタ314,UI制御プログラム記憶部315とを有する。
これらのうち、音源部312は、各発音チャンネルになされているパラメータ設定に基づいて複数chの波形データを生成する第2の音源手段である。また、生成した複数chの波形データにつき、同じサンプリング周期の波形データを、ステレオのLとRの各系統毎に音量制御して累算し、これらの波形データを合成(ミキシング)したサンプリング周期毎のステレオ波形データを生成するchミキサの機能も有する。
音源制御部311は、供給されるMIDIデータに基づいて、音源部312における波形データの生成動作を制御する機能を有する。MIDIデータの供給元は、ここではシンセサイザ10のセレクタ102である。
これらの音源制御部311と音源部312は、シンセサイザ10側の音源制御部103及び音源部16と、音源機能という点では同種の機能を有するが、利用可能な発音ch数、波形データの生成アルゴリズム等、波形データ生成機能の具体的な内容については、一致している必要はない。むしろ、シンセサイザ10側に備えるものとは異なる機能を提供できることが好ましい。
DAWアプリにプラグインされるソフト音源(ソフト音源プラグイン)には、様々な機能を備えた、様々な方式のものが、各社から市販されており、この音源制御手段311と音源部312は、そのようなソフト音源プラグインと同様のプログラムとするのが好適である。TEサーバ310にプラグインされるソフト音源(音源制御手段311、音源部312、および後述するUI制御プログラム)は、常時有効にしておく必要はなく、シンセサイザ10からTEサーバ310に対して起動指示があった場合に、CPU31に所要のソフト音源プラグインのプログラムの実行を開始させて、機能を有効にすればよい。ここで、PC30には、ソフト音源のプログラムが複数インストールされており、TEサーバ310は、該起動指示により指定されたプログラムを選択的に起動し、所望の音源機能を有効にすることができる。
また、エフェクタ314は、入力する波形データに対して音響効果を付与する第2の効果付与手段であり、効果付与後の波形データは、ミキサ313を介して外部に出力される。そして、シンセサイザ10側のエフェクタ18と、音響効果付与機能という点では同種の機能を有するが、利用可能なエフェクトの種類、処理能力等、音響効果付与機能の具体的な内容については、一致している必要はない。むしろ、シンセサイザ10側に備えるものとは異なる機能を提供できることが好ましい。
エフェクタ314についても、DAWアプリにプラグインされるソフトエフェクト(ソフトエフェクトプラグイン)と同様のプログラムとするのが好適である。TEサーバ310にプラグインされるソフトエフェクト(エフェクタ314、および後述するUI制御プログラム)は、常時有効にしておく必要はなく、シンセサイザ10から起動指示があった場合に、CPUに所要のソフトエフェクトプラグインのプログラムの実行を開始させて、機能を有効にすればよい。ここで、PC30には、ソフトエフェクトのプログラムが複数インストールされており、TEサーバは、該起動指示により指定されたプログラムを選択的に起動し、所望のエフェクタ機能を有効にすることができる。
また、ミキサ313は、信号入出力経路の設定手段としての機能を有する。すなわち、どのモジュールで処理した波形データを次にどのモジュールに送るかを、シンセサイザ10からの指示に従って定める機能を有する。例えば、音源部312が生成して出力したステレオ波形データを、エフェクタ314やエフェクト処理を担当する他の装置に出力したり、音源機能を担当した装置から送信されてくる波形データをエフェクタ314に供給する等である。
UI制御プログラム記憶部315は、シンセサイザ10の操作パネル15により音源部312が使用する音色データやエフェクタ314が使用する効果データの編集操作を受け付け、その操作に従って音源部312やエフェクタ314にデータの編集を行わせる機能を実現するための編集操作受付用プログラムであるUI制御プログラムを記憶する記憶手段である。
このUI制御プログラムは、TEサーバ310が起動可能な音源部312やエフェクタ314毎に、そのモジュールが使用するデータの編集に適するUIを提供するために作成されたものであり、音源部312やエフェクタ314の機能を実現するためのプログラムのインストール時に、これらと対応付けてUI制御プログラム記憶部315に記憶させるとよい。もちろん、後でUI制御プログラムのみをアップデートすることも可能である。
また、UI制御プログラム記憶部315には、さらに、PC30側でディスプレイやマウス等により音色データや効果データの編集操作を受け付け編集を行わせる機能を実現するためのPC用のUI制御プログラムを記憶させてもよい。
これらのミキサ313及びUI制御プログラム記憶部315の機能は、TEサーバ310が起動された際に有効になり、TEサーバ310が停止するまで、有効な状態を維持する。
ここで、図3に、図2に示した各信号処理要素の接続概念図を示す。この図において、矢印が枝分かれしている部分は、その枝の中から1つの出力先を選択して信号を出力することを示す。
この図からわかるように、図2に示した機能を有するシンセサイザ10とPC30とを接続してシステムを構成することにより、内蔵の音源部16と外部装置が提供する音源部312とから任意に選択した音源部に、演奏操作子14における演奏操作等に従った波形データを生成させると共に、この波形データに対し、内蔵のエフェクタ18と外部装置が提供するエフェクタ314とから任意に選択したエフェクタにより音響効果を付して出力することができる。
また、音声入力部21から入力する波形データに対しても、内蔵のエフェクタ18と外部装置が提供するエフェクタ314とから任意に選択したエフェクタにより音響効果を付して出力することができる。
このとき、使用する音源部やエフェクタの選択は、シンセサイザ10側でそれぞれ独立して行うことができる。エフェクタを通さずに波形データを出力することもできる。
また、図4に、シンセサイザ10側とTEサーバ310側のカレントメモリに記憶させるデータの構成を、図5に、シンセサイザ10が有するライブラリの構成を示す。
図4に示すカレントメモリは、音源部に生成させる波形データの音色を規定するカレント音色データと、エフェクタに付与させる音響効果の内容を規定するカレント効果データとを記憶するメモリである。そして、音源部やエフェクタは、自モジュールのカレントメモリから音色データや効果データを読み出し、その内容に従って波形データの生成及び音響効果の付与を行う。
このカレントメモリは、図2には示していないが、RAM中の適当なエリアに設ければよい。また、音源部やエフェクタが専用RAMを有するのであれば、そのRAMに設ければよい。
また、図4には、(a)に、音源,エフェクタともシンセサイザ10に内蔵のものを使うケース、(b)に、音源はTEサーバ310が提供するものを、エフェクタはシンセサイザ10に内蔵のものを使うケース、(c)に、音源,エフェクタともTEサーバ310が提供するものを使うケースについて、カレントメモリの構成を示している。
これらの図から分かるように、TEサーバ310側には、TEサーバ310が提供する音源やエフェクタを使う場合のみ、これらのモジュールが使用するカレントメモリ領域を設けるようにしている。
また、シンセサイザ10側については、内蔵の音源やエフェクタを使う場合だけでなく、外部のモジュールを使用する場合にも、これらのモジュールが使用するデータを記憶するカレントメモリを設けている。ただし、外部モジュールが使用するデータを記憶する領域については、スレーブ領域として設けたものであり、ここに記憶させたデータを、外部モジュールが波形データの生成やエフェクト処理の際に直接参照することはない。
シンセサイザ10の画面を、外部モジュールのパラメータを表示する画面(例えば、後述する図29,図30の画面)に切り替えるとき、その画面に表示するパラメータの値をPC30に問い合わせていると画面切替が遅くなるので、パラメータ値の問い合わせなしでも新たな画面の表示ができるように、カレントメモリ(スレーブ)を設けたものである。従って、スレーブの記憶領域を設けなくても、画面切替時の表示応答が多少遅れるのみで、音源やエフェクタの動作自体には特に影響はない。
また、シンセサイザ10は、音源部16に使用させる音色データの候補を、図5(a)に示すような音色ライブラリとして記憶している。このライブラリには、種々の音色と対応する複数の音色データについて、それぞれ音色名を付し、さらにカテゴリに分類して記憶している。
そして、ユーザが使用する音色を選択した際には、その音色と対応する音色データを音色ライブラリから読み出し、図4に示したカレントメモリに記憶させる。このことにより、音源部16にその音色データを使用した波形データの生成を行わせることができる。
また、カレントメモリに読み出して編集した音色データを、音色ライブラリ106に上書き又は新規登録することも可能である。
また、エフェクタ18に使用させる効果データの候補は、図5(b)に示すような効果ライブラリとして記憶している。その構成や用途は、上記の音色ライブラリの場合と同様である。
また、TEサーバ310においても、各音源部312及びエフェクタ314は、それぞれ対応する音色ライブラリや効果ライブラリを有しており、その構成は、図5に示したものと同様である。そして、これらのモジュールを使用する場合には、対応するライブラリからデータを読み出してTEサーバ310側のカレントメモリに記憶させることにより、これらのモジュールに、所望の音色データや波形データに従った処理を行わせることができる。
次に、図6に、シンセサイザ10における操作パネル15と制御対象との接続概念図を示す。
シンセサイザ10においては、操作パネル15からの操作により、音源部やエフェクタが使用中のデータ、すなわちカレントメモリに記憶している音色データや効果データを編集することができる。
この編集につき、内蔵の音源部16やエフェクタ18が使用するデータを編集する場合には、予めデータの構成がわかっていることから、シンセサイザ10側に、編集に適したUI制御機能を用意しておくことができる。
しかし、外部の音源部312やエフェクタ314が使用するデータを編集する場合には、編集すべきデータの構成がわからないため、予め編集に適したUIを用意することは不可能である。そこで、編集対象を含むTEサーバ310から、編集対象と対応したUI制御プログラムをダウンロードし、そのプログラムを実行してUI制御機能を実現するようにしている。
このようにすれば、シンセサイザ10において、音源部312やエフェクタ314のベンダーが用意した、これらのモジュールが使用するデータの編集に適したUIを用いた編集を行うことができ、快適な編集操作を実現することができる。
次に、以上の構成を有するシンセサイザ10及びPC30のCPUが、シンセサイザ10からTEサーバの機能を利用できるようにするために実行する処理について説明する。
まず、図7に、シンセサイザ10のCPU11が定期的に実行する接続確認処理のフローチャートを示す。また、図8に、PC30のCPU31が実行するTEデーモン処理のフローチャートを示す。
シンセサイザ10のCPU11は、定期的なタイミングで図7に示す処理を開始し、まず、同一のネットワークに接続されている機器を検索する(S11)。この検索は、通信I/F19を介してMIDIデータや波形データをリアルタイムで伝送可能な範囲にどのような機器が接続されているかを検索するものであり、通信規格に応じた適当なプロトコルにより行うことができる。また、過去に検索した結果に基づき、ネットワークにどのような機器が接続されているかを示す情報は保持しておく。
そして、ステップS11の検索により未確認の機器が発見されたか否か判断し(S12)、もしあれば、発見した機器に、提供可能なTE機能の内容を問い合せる(S13)。。ここで、未確認の機器とは、前回の検索では検索されなかった装置や、TE機能の情報を取得できていない装置である。
一方、PC30のCPU31は、PC30の電源投入時に自動的に、あるいはユーザの起動指示に応じて、図8に示すTEデーモンの処理を開始する。この処理は、TEサーバ310の全体的な制御機能を実現するための処理であり、CPU31は、バックグラウンドサービスあるいはシステムプロセスとしてこの処理を実行する。
そして、この処理において、CPU31は、所要の初期設定を行った後(S201)、TEサーバ310が提供可能な音源機能(各音源部312によるもの)の内容を示す音源リストをメンテナンスする音源リスト準備処理を行う(S202)。またその後、TEサーバ310が提供可能なエフェクト機能(各エフェクタ314によるもの)の内容を示すエフェクタリストをメンテナンスするエフェクタリスト準備処理を行う(S203)。
図9に、ステップS202及びS203の処理においてメンテナンスするリストの例について、音源リストを例にして示す。
このリストは、図9に示すように、TEサーバ310が起動可能な音源部312毎に、その音源の情報として、音源名と、対応機種と、その音源が使用可能な音色の名前及びカテゴリの情報を記載したものである。ここで、音源、カテゴリ及び音色の名前には、番号等の識別情報を含むとする。そして、図9には、ySynth,TANKOKT,yPhraseの3つの音源部が起動可能である場合の例を示している。
エフェクタリストは、TEサーバ310が起動可能なエフェクタ314毎に、そのエフェクタの情報として、エフェクタ名と、対応機種と、そのエフェクタが使用可能なエフェクトの名前及びカテゴリの情報を記載したものである。データの構成は、音源リストと同様である。
これらのリストの準備処理については、後述する。
また、図8の処理において、ステップS203の後、CPU31は、TEサーバ310に関するコマンドの受信があるまで待機し(S204)、コマンドを受信した場合、受信したコマンドに応じた処理を実行する(S205)。この処理は例えば、図10に示すような問い合わせに対する応答やプロセスの起動等である。そして、処理後完了後、あるいは処理の実行を他のプロセスに指示した後、再度ステップS204に戻って次のコマンドを待つ。
ここで、図7の説明に戻ると、ステップS13でCPU11が行う問い合わせは、このTEデーモンが受け付け可能なTE機能問い合わせコマンドによって行う。そしてPC30は、TEデーモンが起動された状態でこのコマンドを受信すると、図10に示すように、音源リスト及びエフェクタリストを参照し、そのリストにある音源名、エフェクタ名及び、それぞれの対応機種の情報を返答してくる。
シンセサイザ10のCPU11は、ステップS13での問い合わせに返答があると、対応機種の情報に基づき、問い合わせ先の機器(ここではPC30)が、自機が利用可能なTE機能を提供可能か否か判断する(S14)。なお、問い合わせ先の機器においてTEデーモンが起動していない場合には、問い合わせに対する返答はないが、この場合にはステップS14の判断はNOとする。
そして、ステップS14でNOの場合にはそのまま処理を終了するが、YESの場合には、返答してきた機器に対し、自機との間でMIDIデータ及び波形データを伝送する経路の論理接続を構築する(S15)。この際、CPU11は、シンセサイザ10側において必要な設定を行うと共に、TEサーバ310に対しても、図10に示した論理接続要求を送信する。
図11に、この論理接続要求に応じてCPU31が実行する論理接続の構築処理のフローチャートを示すが、この処理のうち、ステップS211は、シンセサイザ10側のCPU11と共同して行うものである。具体的には、CPU11とCPU31とが協同して、ネットワーク50に、シンセサイザ10からPC30へのMIDIデータのリアルタイムの伝送路(MIDI伝送路)と、シンセサイザ10とPC30との間の双方向の波形データのリアルタイム伝送路(波形伝送路)を設定するものである。
その後、CPU31は、PC30内部で、波形伝送路を介して受信された波形データがミキサ313のプロセスに供給されるよう接続し、かつ、ミキサ313のプロセスから出力される波形データが波形伝送路に供給されるよう接続を行う(S212)。なお、TEサーバ310では、音源制御部311が起動されるまで、MIDI伝送路を介して受信されたMIDIデータを処理すべきモジュールがないが、この間は、MIDI伝送路を介して受信されたMIDIデータがTEデーモンに供給されるよう、仮の接続を行っておいてもよい。
また、シンセサイザ10側では、CPU11が、セレクタ102からのMIDIデータを外部音源に出力する場合にはそのMIDIデータがMIDI伝送路に供給されるよう接続し、波形伝送路を介して受信された波形データがミキサ17に供給されるよう接続し、かつ、ミキサ17から出力される波形データが波形伝送路に供給されるように接続を行う。
このような過程を経て、シンセサイザ10側のモジュールとPC30側のモジュールとがMIDI伝送路及び波形伝送路を介して接続され、PC30による音源及びエフェクタ機能の拡張が可能になる。このような状態を、「論理接続が確立された状態」と呼ぶことにする。
再度図7の説明に戻るが、CPU11は、ステップS15での論理接続の構築成功が確認できると(S16)、ステップS13で取得した情報に基づき、自機が利用可能な音源の情報を、後述する音色選択画面に表示する音源のリストに追加し(S17)、自機が利用可能なエフェクタの情報を、後述するエフェクタ選択画面に表示するエフェクタのリストに追加して(S18)、処理を終了する。
なお、ステップS15の後所定時間以内に構築成功が確認できない場合には、ステップS16で構築失敗と判断し、そのまま処理を終了する。
以上の処理の終了後、シンセサイザ10のユーザは、TEサーバ310が起動可能な音源部312が持つ音色や、TEサーバ310が起動可能なエフェクタ314が持つエフェクトの使用を選択することにより、これらの音源部312やエフェクタ314を起動してその機能を利用できる状態になる。
また、ユーザはこのような状態にするためにPC30に対して何ら設定操作を行う必要はなく、単にPC30をシンセサイザ10が属するネットワークに接続すればよい(TEデーモンが自動起動でない場合には、これを起動する必要がある)。
次に、図9に示した音源リストのメンテナンスに関する処理について説明する。
このリストのメンテナンスは、まず、TEサーバの起動時にステップS202の音源リスト準備処理において行う。
図12にこの音源リスト準備処理のフローチャートを示す。
この処理において、PC30のCPU31はまず、所定のフォルダ中に格納されている音源プログラムと、音源リストに記載されている音源とを対比する(S221)。なお、音源プログラムは、TEデーモンに対するプラグインとしてPC30にインストールされており、ここでいう所定のフォルダとは、TEサーバ310が使用するプラグインフォルダである。
そして、上記の対比で不一致がなければ(S222)、ここでのメンテナンスは不要と判断して処理を終了する。
また、不一致があった場合、音源リストに記載された音源の方が実際に存在するプログラムよりも多い場合には(S223)、過去に利用可能であった音源プログラムがアンインストール等によって利用できなくなったと判断し、音源リストから対応する音源プログラムのない音源の情報を削除する(S224)。
また、実際に存在する音源プログラムの方が音源リストに記載された音源よりも多ければ、新たに音源プログラムがインストールされたと判断し、音源リストになかった音源プログラムに関する情報を取得すべく、そのプログラムを起動する(S225)。そして、そのプログラムにより起動した音源が使用する音色ライブラリに登録されている、全カテゴリの全音色の情報と、音源自体の情報とを取得する(S226)。
その後、この取得した情報を、起動した音源の情報として音源リストに登録し(S227)、起動した音源を停止する(S228)。
ステップS224又はS228の後は、ステップS221に戻って処理を繰り返す。
以上の処理により、TEデーモンが起動されていない間に音源プログラムの追加や削除が行われていた場合でも、TEデーモンを起動する際に、その内容を反映させることができる。
なお、ここでは、TEデーモンの起動時に、音源リストとの差分のみ実際に音源プログラムを起動して音源や音色の情報を取得するようにしたが、所定のフォルダ中に格納されている音源プログラムにつき、必ず全てを起動して音源や音色の情報を取得し、音源リスト準備処理において音源リストを新たに作り直してもよい。このような処理をすると、音源リストの作成に要する時間は増すが、最新の情報を確実に反映した正確なリストを作成することができる。
また、以上の処理によりメンテナンスした音源リストに対しては、TEデーモンの起動中にも、後述するように、一旦起動された音源制御プロセスが停止する際に送信してくる音色情報の通知に応じて、通知された情報を音源リストに登録してメンテナンスする。また、TEデーモンが停止する際に、その時点での音源リストを保存して、次回起動時に参照できるようにする(図10参照)。
ここでは音源リストのメンテナンスについて説明したが、エフェクタリストについても、所定のフォルダ中に格納されているエフェクタプログラムと、エフェクタリストに記載されているエフェクタとを対比して同様な処理を行うことにより、同様にメンテナンスすることができる。
次に、シンセサイザ10において演奏に使用する音色及びエフェクトを選択する際の操作について説明する。
まず、図13に、シンセサイザ10が備える操作パネル15の一部及び、その操作パネルに表示させるTE設定画面の表示例を示す。
シンセサイザ10の操作パネル15には、音色及びエフェクトに関する設定操作を受け付けるための操作子として、タッチパネル151,カーソルキー152,ロータリーエンコーダ153,TE設定キー154,EXITキー155を設けている。
このうち、タッチパネル151は、液晶ディスプレイにタッチセンサを積層したものであり、GUI画面を表示すると共に、そのGUIに対する操作を受け付けるためのものである。
カーソルキー152は、タッチパネル151に表示させる画面中でカーソルの位置を操作するためのキーである。
ロータリーエンコーダ153は、タッチパネル151に表示させる画面中でカーソルの位置と対応するパラメータの値の増減を指示するためのつまみである。
TE設定キー154は、タッチパネル151の画面上に図13に示すTE設定画面400を呼び出すためのボタンである。
EXITキー155は、タッチパネル151の画面上に表示されている画面を、1つ上の階層の画面に切り替えるためのボタンであり、後述する図29や図30に示すようなパラメータ編集画面が表示されている場合に操作されると、画面がTE設定画面400に切り替わり、TE設定画面400が表示されている場合に操作されると、画面がシンセサイザ10のトップ画面に切り替わる。
また、TE設定画面400は、シンセサイザ10が現在使用している音色及びエフェクトを表示すると共に、これを変更するための画面を呼び出す操作を受け付ける画面であり、音色及びエフェクトに関する設定を受け付ける機能のトップ画面である。
そして、この画面では、音色名表示部402及びエフェクト名表示部412に、演奏操作子14を構成する鍵盤の演奏操作に応じて楽音を出力する際に使用する音色及びエフェクトの名前が表示される。また、エフェクト名表示部422には、音声入力部21から入力する音声の処理に用いるエフェクトの名前が表示される。
これらの表示部においては、波形データ生成やエフェクトの処理を担当する音源やエフェクタの名前がカッコ内に、音色やエフェクトの名前がカッコ外に表示される。
また、音色選択ボタン401は、使用する音色の選択を受け付けるための画面を表示させるボタン、エフェクト選択ボタン411,421は、使用するエフェクトの選択を受け付けるための画面を表示させるためのボタンである。
また、音色編集ボタン404及びエフェクト編集ボタン414,424は、現在選択され、対応する表示部402,412,422に表示されている音色やエフェクタの内容(パラメータ)を編集する画面を表示させるためのボタンである。
音色保存ボタン403及びエフェクト保存ボタン413,423は、その編集結果をライブラリに保存するためのボタンである。このボタンを押下すると表示される図示しない保存画面においては、音色やエフェクトの上書き保存と新規保存を選択することができ、新規保存の場合には、カテゴリ及び名称を指定して保存することができる。
次に、図14に、音色選択画面の表示例を示す。
この音色選択画面430は、TE設定画面400において音色選択ボタン401を押下した場合に表示される画面である。
そして、音源選択部431には、シンセサイザ10から現在利用可能な音源のリストを表示し、使用する音源の選択を受け付ける部分である。「Internal」は内部の音源部16を示し、他の音源は、外部のTEサーバ310によって提供される音源機能を示す。従って、シンセサイザ10を単独で用いる場合には、音源選択部431には「Internal」しか表示されない。また、「Internal」を除く各音源を示す表示としては、コロンの前に、その音源の機能を提供するTEサーバの名前、コロンの後ろに音源の名前を表示している。
また、カテゴリ選択部432は、現在音源選択部431において選択されている音源が有する音色のカテゴリ一覧を表示し、使用する音色のカテゴリの選択を受け付ける部分である。
音色選択部433は、現在カテゴリ選択部432において選択されているカテゴリに属する音色の一覧を表示し、使用する音色の選択を受け付ける部分である。
スクロールバー434,435は、カテゴリ選択部432及び音色選択部433の表示をスクロールさせるための操作部である。音源選択部431に音源が表示しきれなくなった場合には、音源選択部431と対応するスクロールバーも表示される。
この音色選択画面430は、始め、既に選択されている音色、その音色が属するカテゴリ、及びその音色を有する音源がハイライト(図では斜線で示した)された状態で表示される。そして、音色選択部433において別の音色をタッチすることにより、その音色を選択することができる。
また、カテゴリ選択部432で別のカテゴリをタッチすることにより、音色選択部433に、そのカテゴリに属する音色のリストを表示させることができる。また、音源選択部431で別の音源をタッチすることにより、カテゴリ選択部432に、その音源が有する音源のカテゴリ一覧を表示させ、さらに、一番目のカテゴリを仮に選択した状態として、音色選択部433に、一番目のカテゴリに属する音色のリストを表示させることができる。
なお、音源選択部431やカテゴリ選択部432の操作では、ハイライト位置や各選択部の表示内容は変更されるが、音色の選択は確定されず、音色選択部433における音色のタッチにより、音色の選択が確定される。一旦選択した後、別の音色をタッチして選択を変更することは当然可能である。
そして、所望の音色を選択した後、図13に示したTE設定キー154を押下することにより、その選択状態を維持したままTE設定画面400に戻ることができる。
なお、TE設定画面400においてエフェクト選択ボタン411や421を押下した場合に表示されるエフェクタ選択画面も、画面の構成や機能は同様である。そして、この画面は、音源選択部431,カテゴリ選択部432,音色選択部433に相当する部分にそれぞれ、シンセサイザ10から現在利用可能なエフェクタ,エフェクタが有するエフェクトのカテゴリ,カテゴリに属するエフェクトの一覧が表示され、それぞれの選択を受け付ける画面である。
次に、音色選択画面430の表示時及びこの画面で操作がなされた場合にシンセサイザ10及びPC30のCPUが実行する処理について説明する。
まず、図15に、以降の説明で用いる変数の一覧を示す。
以降の説明においては、説明を簡単にするため、音色選択画面430や不図示のエフェクタ選択画面において選択されている音色/エフェクトや、カテゴリ等を、図15に示す変数で表すことにする。「音源」及び「エフェクト」の欄は、実際に選択され使用されているものを示す変数であり、「画面上カーソル位置」の欄は、音色選択画面430や不図示のエフェクタ選択画面において仮に選択され、ハイライトされているのみのものを示す変数である。例えば、現在使用されているエフェクタは、「EFe」で示す。
なお、TEサーバについても変数を用意したのは、複数のTEサーバからシンセサイザ10に音源やエフェクタの機能を提供する構成とする場合にも対応できるようにするためである。
次に、図16に、シンセサイザ10のCPU11が音色選択ボタン401の押下を検出した場合に実行する処理のフローチャートを示す。この処理は、音色選択画面430を初めに表示する処理である。
そして、この処理において、CPU11はまず、現在の音色に関する選択状態を示す変数SVc,TGc,CAcの値を、表示用の変数SVd,TGd,CAdにコピーする(S21)。音色TCcについては、対応する表示用の変数は用意していない。
その後、ステップS22乃至S26で、画面の表示に必要なデータを取得する。
具体的には、SVdが自機を示す場合、すなわち内部音源の音色が選択されており、音色選択画面430においてInternal音源の情報をカテゴリ選択部432及び音色選択部433に表示すべき場合には(S22)、自機の音色ライブラリに記憶している全カテゴリ名を取得する(S23)。また、現在選択されているカテゴリに属する音色を音色選択部433に表示するため、音色ライブラリに記憶しているカテゴリCAdの全音色名を取得する(S24)。
また、SVdが他機を示す場合、すなわち外部音源の音色が選択されている場合には、TEサーバSVdから、音源TGdについての全カテゴリ名を取得する(S25)。この取得は、TEサーバ310のTEデーモンに対して音色カテゴリの問い合わせコマンドを送信して行うが、SVdは、このコマンドの送信先を特定するために用いる。また、その後、同様にTEサーバSVdに問い合せて、カテゴリCAdの全音色名を取得する(S26)。
ここで、図17に、ステップS25,S26での問い合わせを受けた場合にPC30のCPU31が実行する処理のフローチャートを示す。
この処理は、図10に示した通り、TEデーモンの機能の一部として、コマンドの受信に応じた処理として、図8のステップS205で実行するものである。
そして、この処理において、CPU11は、問い合わせを受けたカテゴリ又は音色を使用する音源が起動中でなければ(S221)、図9に示した音源リストの内容に従って問い合わせに返答し(S222)、処理を終了する。
また、音源が起動中であれば、その音源の音源制御プロセスに、問い合わせを受けたカテゴリ又は音色の情報を問い合わせ(S223)、音源制御プロセスからの返答に従って、自身が受けた問い合わせに返答する(S224)。すなわち、この場合、現在の内容を確実に把握して返答を行うことができる。
図16の説明に戻る。
CPU11は、ステップS24又はS26までの処理で、表示に必要な情報を取得すると、タッチパネル151に音色選択画面430の枠を表示させる(S27)と共に、ここまでに取得した情報と、図7のステップS17でメンテナンスした利用可能な音源のリストとに基づき、音色選択画面430の各選択部431〜433に、音源,カテゴリ,音色を表示する(S28)。そして、現在選択されている音源TGd,カテゴリCAd及び音色TCcをハイライトして(S29)、処理を終了する。
次に、図18に、シンセサイザ10のCPU11が音色選択画面430において音源の選択操作を検出した場合に実行する処理のフローチャートを示す。
この処理において、CPU11はまず、表示用の変数TGdに、選択された音源を、SVdに、その音源の機能を提供するTEサーバを、CAdに、1番目のカテゴリを設定する(S31)。CAdについては、1番目とする必然性はなく、前に同じ音源が選択された際に選択されていたカテゴリを記憶しておき、そのカテゴリを設定する等でもよい。
そして、CPU11は、画面の表示に必要なデータを取得するが、この処理は、図16のステップS22乃至S26と同じものである(S32〜S36)。
その後、CPU11は、ここまでに取得した情報に基づき、音色選択画面430のカテゴリ選択部432及び音色選択部433の、カテゴリ及び音色の情報を更新する(S37)。そして、現在選択されている音源TGd及びカテゴリCAdをハイライトする(S38)。音色については、新たに選択された音源TGdのカテゴリCAdの音色は選択されていないはずであるので、ハイライトは行わないが、たまたま現在選択されている音色を含むカテゴリがハイライトされた状態となった場合には(S39)、音色TCcのハイライトも行う(S40)。
以上の処理により、音源の選択操作に応じて、音色選択画面430の表示を更新できる。なお、音源選択部431については、音源の追加や削除がない限り、ハイライト位置が変わるのみで、リストの内容は変化しない。
次に、図19に、シンセサイザ10のCPU11が音色選択画面430においてカテゴリの選択操作を検出した場合に実行する処理のフローチャートを示す。
この処理において、CPU11はまず、表示用の変数CAdに、選択されたカテゴリを設定する(S51)。そして、画面の表示に必要なデータを取得する。ここでは、カテゴリ選択部432の表示を更新する必要はないため、図16のステップS22,S24,S25と同じ処理により、音色名を取得するのみである(S52〜S54)。
その後、CPU11は、ここまでに取得した情報に基づき、音色選択画面430の音色選択部433の音色の情報を更新する(S55)。そして、現在選択されている音源TGd及びカテゴリCAdをハイライトする(S56)。なお、音源のハイライト位置は、処理前と変わらない。また、音色のハイライトについては、図18のステップS39,40の場合と同様である(S67,68)。
以上の処理により、カテゴリの選択操作に応じて、音色選択画面430の表示を更新できる。
なお、これらの図16,図18,図19の処理は、SVc,TGc,CAc,TCcをそれぞれSVe,EFe,CAe,FXeと読み替え、音源をエフェクタと、音色をエフェクトとそれぞれ読み替えることにより、エフェクトの選択を受け付けるエフェクト選択画面の制御にも同様に適用することができる。
次に、図20に、シンセサイザ10のCPU11が音色選択画面430において音色の選択操作を検出した場合に実行する処理のフローチャートを示す。この処理は、音色の選択内容をシンセサイザ10及びTEサーバの動作に反映させるためのものである。
この処理において、CPU11はまず、選択されている音色を示すTCcに、画面上で選択された音色を登録する(S61)。また、現在の音色に関する選択状態を示す変数SVc,TGc,CAcの値に、表示用の変数SVd,TGd,CAdの値をコピーし、画面上での選択内容を、確定された選択内容として登録する(S62)。
次に、SVcが自機を示すか否か、すなわち、内部音源の音色が選択されたか否か判断する(S63)。
そして、内部音源の音色が選択されていた場合、外部の音源は使用しないため、何れかのTEサーバで動作中の音源があれば、これを停止させる(S64)。この処理は、該当する音源の音源制御プロセスに対し、後述する停止指示を送信することによって行う。これを受けた音源制御プロセスは、全カテゴリのカテゴリ名及び音色名を、自身を起動したTEデーモンに通知して音源リストの内容を更新させ、MIDI_I/O39aとの論理接続を解除して、停止する(図22,図23参照)。
また、この停止の完了後、CPU11は、選択された音色を有する音源TGc(ここでは内部の音源部16)が生成した波形データが、現在選択され、使用されているエフェクタである、TEサーバSVeのエフェクタEFeに入力されるよう論理接続を行なう(S65)。なお、このとき、シンセサイザ10とそのTEサーバSVeとの間の論理接続は、図7のステップS15において既に確立されている。
また、MIDIデータについては、シンセサイザ10側の後述する図21の処理(セレクタ102に相当)により、MIDIデータ生成部101で発生するMIDIデータが音源部16(音源TGc)に供給されるにようになるが、波形データについては、エフェクトを提供するサーバSVeが自機であるかPC30のTEサーバであるかに応じて、ステップS65では異なる設定処理が行われる。
具体的には、SVeがPC30のTEサーバであるとき、シンセサイザ10側については、音源部16(音源TGc)が生成した波形データが波形伝送路を介してTEサーバSVeに出力されるよう、ミキサ17に設定を行えばよい。また、TEサーバSVe側については、ミキサ313がシンセサイザ10から受信した波形データをエフェクタEFeのプロセスに供給する設定を行うよう、TEサーバSVeに対して指示すればよい。この指示は、図10に示した接続設定指示により行うことができる。
SVeが自機である場合には、音源部16(音源TGc)の生成した波形データをミキサ17を介してエフェクタ18(エフェクタEFe)に供給するよう、自身でミキサ17に設定を行えばよい。
なお、前に選択されていた音色も内部音源の音色であれば、ここで改めて論理接続を行う必要はない。
そして、論理接続の完了後、CPU11は、音色ライブラリから選択された音色TCcの音色データを読み出してカレント音色データメモリに記憶させ、音源部16が波形データの生成にこの音色データを使用する状態とする(S66)。
以上の後、音色選択画面430において、新たに選択された音色TCcをハイライトして(S67)、処理を終了する。
ところで、シンセサイザ10は、図2に示したように、セレクタ102を有している。そして、シンセサイザ10のCPU11は、セレクタ102(及び音源制御部103)の機能と対応する処理として、MIDIイベントを検出した際に、すなわち、セレクタ102がMIDIデータを受け取った際に、図21のフローチャートに示す処理を実行する。
そして、この処理において、CPU11は、SVcが自機を示すか否か、すなわち、内部音源の音色が選択されたか否か判断し(S81)、自機であれば、検出したMIDIイベントの内容に従って音源部16のchレジスタの値を設定し、音源部16の動作を制御する(S82)。
また、ステップS81でNO、すなわち、外部音源の音色が選択されていれば、検出したMIDIイベントを示すMIDIデータを、そのまま使用中のTEサーバSVcに送信する(S83)。
従って、図20のステップS62においてSVcが自機に変更された場合には、特にその他の設定を変更しなくても、MIDIデータ生成部101が生成したMIDIデータに従って音源部16に波形データの生成を行わせることができる。
一方、図20のステップS63でNOの場合、すなわち外部音源の音色が選択された場合、TEサーバSVcで音源TGcが動作中か否か、すなわち選択された音色を使用する音源が既に動作中か否かを判断する(S68)。
そして、これがYESである場合、新たに音源TGcを起動すべく、ステップS69〜S72の処理を行う。
この部分ではまず、CPU11は、ステップS64の場合と同様、何れかのTEサーバで動作中の音源があれば、これを停止させる(S69)。
そしてその後、TEサーバSVcに、音源TGcを起動させる(S70)。この処理としては、TEサーバSVcに図10に示した音源起動指示を送信すればよい。そして、この指示を受けたTEサーバSVcは、指定された音源の機能を実現するプログラムを、HDD34からRAM33に読み込んで、そのプログラムの実行を開始し、その音源に関する音源制御プロセスと音源プロセスを起動する。音源制御プロセスは、図2に示した音源制御部311の機能と対応する処理、音源プロセスは、音源部312の機能と対応する処理である。
ここで、図22乃至図24に、PC30側で起動される音源制御プロセス及び音源プロセスの処理を示す。
図22が、音源制御プロセスのフローチャートであり、この処理は、PC30のCPU31がバックグラウンドサービスあるいはシステムプロセスとして実行するものである。そしてこの処理は、外部装置あるいは他プロセスからデータを受信して、そのデータに応じた処理を行うためのものである。
すなわち、CPU31は、所要の初期設定を行い(S231)、MIDI_I/O39aに入力するMIDIデータを自プロセスが受け取れるよう、論理接続を行った後(S232)、データの受信があるまで待機し(S233)、データを受信した場合、受信したデータに応じた処理を実行する(S234)。この処理は例えば、図23に示すような、パラメータ値の保存や設定、発音指示、データ転送等である。そして、処理後完了後、再度ステップS233に戻って次のコマンドを待つ。
また、図24が音源プロセスのフローチャートである。
CPU31は、TEデーモンが起動を指示すると、バックグラウンドサービスあるいはシステムプロセスとしてこの処理の実行を開始する。
そして、所要の初期処理を行った後(S241)、所定時間毎に、各発音chにつき、chレジスタに設定されているパラメータの値に従い、その所定時間に対応した複数サンプリング周期分の波形データを生成する(S242)。そして、各発音chで生成した各サンプリング周期の波形データを重み付け合成して、ステレオの波形データを生成する(S243)。
そして、この波形データは、ミキサ313により、論理接続されている出力先(ここではシンセサイザ10又はエフェクタ314)に、サンプリング周期毎に1サンプルずつ出力される。
また、音源プロセスにおいて、CPU11は、ステップS242,S243の処理を、対応する音源制御プロセスの停止や、PC30の動作停止等の終了トリガを検出するまで繰り返す(S244)。終了トリガを検出すると、論理接続の解除等、プロセスの終了に必要な処理を行って(S245)、処理を終了する。
なお、音源プロセスにおいては、波形データの出力タイミング管理を容易にするため、ステップS242において予め後のサンプリング周期の分まで波形データを生成しておくようにしている。
図20の説明に戻ると、CPU11は、ステップS70で音源TGcについて、以上のような音源制御プロセスと音源プロセスを起動させた後、自機が出力するMIDIデータがTEサーバSVcの音源TGcに入力され、音源TGcの生成した波形データがTEサーバSVeのエフェクタEFeに入力されるよう、論理接続を行う(S71)。なお、このとき、シンセサイザ10とそのTEサーバSVeとの間の論理接続は、図7のステップS15において既に確立されている。
また、MIDIデータについては、シンセサイザ10側において、MIDIデータ生成部101で発生したMIDIデータを図21の処理(セレクタ102に相当)によりTEサーバSVeに送信するようになり、また、TEサーバSVeにおいて、受信したMIDIデータを音源TGcのプロセスに入力するよう、図22のS232で設定処理が行われる。また、波形データについては、エフェクトを提供するサーバSVeが自機であるかPC30のTEサーバであるかに応じて異なる設定処理が行われる。
具体的には、SVeがPC30のTEサーバであるとき、TEサーバSVc(=SVe)に対し、ミキサ313が音源TGcのプロセスが生成した波形データをエフェクタEFeに供給する設定を行うよう、指示すればよい。
SVeが自機である場合には、TEサーバSVc側については、ミキサ313に音源TGcのプロセスが生成した波形データを波形伝送路を介してシンセサイザ10に出力させる設定を行うよう、TEサーバSVcに対して指示し、シンセサイザ10側については、TEサーバSVcから受信した波形データをエフェクタ18(エフェクタEFe)に供給するよう、自身でミキサ17に設定を行えばよい。
なお、前に選択されていた音色も外部音源の音色であれば、ここで改めて論理接続を行う必要はない。
そして、論理接続の完了後、TEサーバSVcに、起動させた音源TGcと対応するUI制御プログラムの送信を要求し、これに応じて送信されてくるプログラムを、音色データ編集用のプログラムとして記憶する(S72)。
以上で音源TGcの起動に関する処理を終了し、ステップS73以下に進む。ステップS68でYESの場合には、そのままステップS73以下に進む。
そして、CPU11は、TEサーバSVcの音源TGcに、音色を新たに選択された音色TCcに変更するよう指示する(S73)。この指示は、音源TGcの音源制御プロセスに対し、図23に示した音色設定指示を送信して行えばよい。
これに対し、音源制御プロセスは、自身が使用する音色ライブラリの音色TCcに係る音色データを読み出して、音源TGcの音源プロセスが使用するカレント音色データメモリに記憶させ、音源TGcが波形データの生成にこの音色データを使用する状態とする。
そして、これが完了した後、CPU11は、TEサーバSVcの音源TGcに、音色TCcの音色データの転送を要求し、これに応じて送信されてきた音色データを、シンセサイザ10側のカレント音色データメモリ(スレーブ)に記憶する(S74)。このデータは、音色データを編集する際に、パラメータの現在値を表示するために用いる。
以上の後、音色選択画面430において、新たに選択された音色TCcをハイライトして(S67)、処理を終了する。
以上の処理により、シンセサイザ10は、音色選択画面430において音色が選択された場合に、その音色を有する音源の機能を有効にし、その音源が、選択した音色を用いた波形データの生成を行う状態にすることができる。また、外部音源を使用することとなった場合には、その音源が使用する音色パラメータの編集に適したUI(UI制御プログラム)も準備することができる。
なお、この処理による音色選択画面430上の変化は、音色のハイライト位置が変わる点のみである。
次に、図25に、シンセサイザ10のCPU11が図示しないエフェクト選択画面においてエフェクトの選択操作を検出した場合に実行する処理のフローチャートを示す。
この処理は、図20に示した処理と対応するものであり、基本的には、SVc,TGc,CAc,TCcをそれぞれSVe,EFe,CAe,FXeと読み替え、音源をエフェクタと、音色をエフェクトと、音色データを効果データとそれぞれ読み替えることにより、エフェクトの選択を受け付けるエフェクト選択画面の制御に適用したものである。
しかし、ステップS95及びS101において行う論理接続の内容が、図20の場合とは異なるので、この点について説明する。
まず、使用するエフェクタEFeがシンセサイザ10内部のエフェクタ18であるステップS95の場合、CPU11は、TEサーバSVcの音源TGcが生成した波形データがエフェクタEFe(18)に入力され、エフェクタEFeの出力が出力ミキサ(ミキサ17)に入力されるよう、論理接続を行う。なお、このとき、シンセサイザ10とそのTEサーバSVcとの間の論理接続は、図7のステップS15において既に確立されている。
ステップS95の論理接続を行うためには、具体的には、SVcがTEサーバである場合、TEサーバSVc側については、ミキサ313に音源TGcのプロセスが生成した波形データを波形伝送路を介してシンセサイザ10に出力させる設定を行うよう、TEサーバSVcに指示し、シンセサイザ10側については、ミキサ17がTEサーバSVcから受信した波形データをエフェクタ18(エフェクタEFe)に供給し、エフェクタ18(エフェクタEFe)の出力をミキサ17が再度取得してDAC23に出力するよう、ミキサ17に設定を行えばよい。
また、SVcが自機である場合、ミキサ17が音源部16(音源TGc)が生成した波形データをエフェクタ18(エフェクタEFe)に供給し、エフェクタ18(エフェクタEFe)の出力をミキサ17が再度取得してDAC23に出力するよう、ミキサ17に設定を行えばよい。
なお、前に選択されていたエフェクタも内部エフェクタであれば、ここで改めて論理接続を行う必要はない。
また、使用するエフェクタEFeが外部エフェクタであるステップS101の場合、CPU11は、TEサーバSVcの音源TGcが生成した波形データがTEサーバSVeのエフェクタEFeに入力され、エフェクタEFeの出力が出力ミキサ(ミキサ17)に入力されるよう、論理接続を行う。
この場合、具体的には、SVcがTEサーバである場合、TEサーバ側SVc(=SVe)側については、ミキサ313が音源TGcのプロセスが生成した波形データをエフェクタEFeのプロセスに供給し、かつ、エフェクタEFeのプロセスが出力する波形データを波形伝送路を介してシンセサイザ10に出力する設定を行わせるよう、TEサーバSVcに指示を行い、シンセサイザ10側については、ミキサ17がTEサーバSVcから受信した波形データをDAC23に出力するよう設定を行えばよい。
また、SVcが自機である場合、TEサーバSVe側については、ミキサ313が波形伝送路を介してシンセサイザ10から入力した波形データをエフェクタEFeのプロセスに供給し、かつ、エフェクタEFeの出力する波形データを波形伝送路を介してシンセサイザ10に出力する設定を行わせるよう、TEサーバSVeに指示し、シンセサイザ10側において、ミキサ17が音源部16(音源TGc)が生成した波形データを波形伝送路を介してTEサーバSVeに出力し、かつ、TEサーバSVeから波形伝送路を介して入力する波形データをDAC23に出力するよう、ミキサ17に設定を行えばよい。
なお、前に選択されていたエフェクタも外部エフェクタであれば、ここで改めて論理接続を行う必要はない。
以上のような図25に示す処理により、シンセサイザ10は、エフェクト選択画面においてエフェクトが選択された場合に、そのエフェクトを有するエフェクタの機能を有効にし、そのエフェクタが、選択したエフェクト処理を行う状態にすることができる。また、外部エフェクタを使用することとなった場合には、そのエフェクタが使用する効果パラメータの編集に適したUI(UI制御プログラム)も準備することができる。
なお、図13から分かるとおり、鍵盤パートに適用するエフェクトと、A/Dパートに適用するエフェクトとは、別々に選択することができる。図15等には、選択されているエフェクトに関する変数を、鍵盤パート用とA/Dパート用とで分けで示していないが、実際には、変数は各パート用に別々に用意される。そして、これらのパートについては、波形データ転送のための論理接続も別々に構築され、最後にミキサ17からDAC23に出力される際に、出力ミキサ機能により、各パートの波形データがミキサ17の設定内容に従って合成されて出力される。
ここで、図26に、図25のステップS100で起動されるエフェクタプロセスのフローチャートを示す。この処理は、エフェクタ314の機能と対応するものである。
CPU31は、TEデーモンが起動を指示すると、バックグラウンドサービスあるいはシステムプロセスとしてこの処理の実行を開始する。
そして、所要の初期処理を行った後(S251)、サンプリング周期毎に入力する波形データに対し、カレント効果データメモリの効果データに従ったエフェクト処理を行い、結果を所定の出力先に出力する(S252)。そして、この処理を、TEサーバからの停止指示や、PC30の動作停止等の終了トリガを検出するまで繰り返す(S253)。終了トリガを検出すると、論理接続の解除等、プロセスの終了に必要な処理を行って(S254)、処理を終了する。
なお、エフェクタ314については、音源制御プロセスに相当するエフェクタ制御プロセスは示していないが、効果データの設定や編集等、エフェクタ314の制御に必要な機能は、TEデーモンが提供する。
次に、図27に、シンセサイザ10のCPU11がTEサーバとの接続切断を検出した場合に実行する処理のフローチャートを示す。
シンセサイザ10のCPU11は、論理接続が確立されていたTEサーバから波形データの受信がなくなった場合に、TEサーバとの接続が切断されたと判断する。そして、図27に示す処理を実行し、接続が切断されたTEサーバが提供していた音源及びエフェクタの情報を、音色選択画面430に表示する音源のリスト及びエフェクト選択画面に表示するエフェクタのリストから削除する(S111)。
そして、この処理以降は、接続が切断されたTEサーバが提供していた音源の音色やTEサーバが提供していたエフェクタのエフェクトは選択できなくなる。なお、切断が検出された場合、ミキサ18は、ハードウェアにより自動的に波形I/O19bを介した切断先からの入力をミュートする。
以上の処理により、PC30との物理的な接続切断や、PC30の動作停止等により、TEサーバとの論理接続が切断された場合でも、シンセサイザ10及びまだ接続が維持されているTEサーバが有する能力の範囲内での波形データ生成やエフェクト処理を、切断前と同様に継続することができる。また、再度PC30との接続が回復された場合には、図7に示した処理により再度接続を確立することができる。
次に、シンセサイザ10において行う音色データやエフェクトデータの編集の動作について説明する。
既に述べたように、シンセサイザ10においては、図13に示したTE設定画面400において、音色編集ボタン404を押下することにより、対応するパートで選択されている音色の、音源と対応するカレント音色データメモリに記憶されている音色データの内容を編集するための画面の表示させ、編集モードに移行することができる。
図28に、シンセサイザ10のCPU11がこの音色編集ボタン404の押下を検出した場合に実行する処理のフローチャートを示す。
CPU11は、この処理においてまず、SVcが自機を示すか否か、すなわち、内部音源の音色が選択されたか否か判断する(S121)。そして、自機であれば、内蔵の音源部16のパラメータ編集操作を受け付けるためのデフォルトのUI制御プログラムを起動して操作パネル15の制御を開始する(S122)。その後、UIにカレント音色データメモリに記憶している音色データのパラメータの値を表示して処理を終了し(S123)、以下、デフォルトのUI制御プログラムによるパラメータ編集処理に移行する。
この場合、CPU11は、第1の編集受付手段及び、該手段が受け付けた編集操作に従ってカレント音色データメモリに記憶している音色データを編集する手段として機能することになる。これらの各手段の機能は、従来のシンセサイザ10が備えていた、自機のパラメータを編集するためのUI制御機能と同様なものでよい。
一方、ステップS121ででNOの場合、すなわち外部音源の音色が選択されていた場合には、CPU11は、TEサーバSVcからダウンロードして記憶してある音源TGcと対応するUI制御プログラムを起動して、操作パネルの制御を開始する(S124)。その後、UIにカレント音色データメモリに記憶している音色データのパラメータの値を表示して処理を終了する(S125)。ここで表示するパラメータの値は、図20のステップS74で記憶したものである。そして、以下、音源TGcと対応するUI制御プログラムによるパラメータ編集処理に移行する。
この場合、CPU11は、第2の編集受付手段及び、該手段が受け付けた編集操作に従った音色データの編集内容をTEサーバに通知して、TEサーバにその通知に従って音源TGgのカレント音色データメモリに記憶されている音色データを編集させる手段として機能することになる。
そして、この場合にUI制御プログラムによってタッチパネル151に表示させるパラメータ編集画面(GUI)は、例えば図29及び図30に示すものである。
これらの画面は、音源TGcにおける音色データのパラメータ構成に合わせて、設定操作を行いやすいようにデザインすることができるため、パラメータの編集操作に高い操作性を得ることができる。
なお、音源TGcは、PC30上で動作することから、パラメータの編集操作を、PC30によって受け付けることもできる。その場合、UI制御プログラム記憶部315の記憶するPC用のUI制御プログラムを実行し、PC30のディスプレイに図31に示すようなGUI画面(ソフト音源yPhrase用)を表示して、そのGUI画面により編集操作を受け付ける。PC30のディスプレイは、通常はサイズが大きいと考えられるため、1画面で多くのパラメータに関する設定操作を受け付けるGUIが使用可能である。
なお、このソフト音源プラグイン「yPhrase」は、Steinberg社のソフト音源プラグイン「Xphrase(商標)」に本発明を適用して改造したものであり、図29乃至図31のGUI画面におけるパラメータ編集機能は、基本的に、Xpharaseのそれに準じる。
一方、シンセサイザ10のタッチパネル151としては、通常はあまり大型のものは設けられないため、PC30のディスプレイに表示させるものと同じGUIを用いることは困難である。そこで、PC30のディスプレイに表示させるGUIをセクション毎に分け、画面中のタブXによりセクションを切り替えながらセクション毎にパラメータの編集操作を受け付けることができるようにすれば、シンセサイザ10にダウンロードさせるUI制御プログラムの設計も、さほど負担なく行うことができると考えられる。
図29及び図30に示したのは、このような切り替えを可能とした例であり、図29及び図30の表示は、図31に符号Aで示したfilterセクション及び、符号Bで示したlfoセクションにそれぞれ対応するものである。
また、図32に、ユーザから受け付けるパラメータ編集操作の内容と、その操作に応じてCPU11が実行する処理の対応関係を示す。
タッチパネル151の画面へのタッチ操作がなされた場合、タッチ位置と対応する画面上の部品(つまみ、ボタン、タブ等)を検出し、その部品に応じた処理を行うことになる。
これらの処理は、内蔵の音源部16の音色データを編集する場合にはデフォルトのUI制御プログラムの実行により、外部音源の音色データを編集する場合にはTEサーバSVcからダウンロードしたUI制御プログラムの実行により行うものである。
ここで、図32に示した処理のうち、パラメータの値を変更する処理について、より詳細に示す。
図33に示すのは、シンセサイザ10のローカルのパラメータ変更処理である。
この場合には、パラメータの値を変更する必要が生じた場合に、カレント音色データメモリに記憶している音色データのうち、指定されたパラメータを、指定された値に単に変更すればよい(S131)。
図34に示すのは、TEサーバのカレント音色メモリに記憶しているパラメータの値を変更するリモートのパラメータ変更処理である。
この場合には、まずTEサーバSVcの音源TGcに、変更すべきパラメータの種類と変更後の値を指定して、パラメータ変更要求を送信する(S141)。
音源TGc側では、音源制御プロセスがこの要求を受け、図23に示したように、カレント音色データメモリにその変更を反映させ(S301)、結果を返してくる(S302)。
シンセサイザ10側では、この変更結果を確認した後(S142)、ローカルのカレント音色データメモリ(スレーブ)に記憶しているパラメータの値を変更して(S143)、処理を終了すればよい。
なお、以上の図28乃至図34を用いて説明した内容は、TE設定画面400において、エフェクト編集ボタン414又は424を押下して、対応するパートで選択されているエフェクトの効果データを編集する場合にも、同様に当てはまるものである。
また、編集モードから抜けたい場合には、図13に示したTE設定キー154を押下することにより、図35に示す処理により、TE設定画面400に戻ることができる。
以上説明してきたシンセサイザ10によれば、外部装置が提供する音源やエフェクタに関する設定を行う場合に、自動的に、設定対象に適したUI制御機能を用いた編集が可能な状態となるため、拡張機能を、極めて容易に利用することができる。また、外部装置が提供する音源の音色やエフェクタのエフェクトを選択するだけで、自動的にその外部装置において音源やエフェクタを起動させてい利用できるため、外部装置を操作してプログラムを起動する必要がなく、この点でも、拡張機能を、極めて容易に利用することができる。
以上で実施形態の説明を終了するが、装置のハードウェア構成、機能構成、データの構成、具体的な処理内容等が、上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、上述した実施形態では、PC30側で動作させるTEデーモンや、TEサーバ310の機能を実現するプロセスを、バックグラウンドサービスあるいはシステムプロセスとして実行させる例について説明したが、アプリケーションであるDAWアプリをこのような用途で利用できるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、UI制御プログラム記憶部315には、特定機種のシンセサイザ10用のUI制御プログラムを記憶させるようにしていた。しかし、シンセサイザのディスプレイ(タッチパネル)のサイズは、一般的に、各機種毎に様々である。そこで、様々な機種のシンセサイザ10に適応できるよう、異なるサイズのディスプレイ用の複数のUI制御プログラムを用意しておき、各シンセサイザ10が自身のディスプレイサイズに適合したUI制御プログラムを選択的に要求し取得するようにしてもよい。また、ディスプレイがタッチパネルであるか否かに応じた2種類のUI制御プログラムをUI制御プログラム記憶部315に記憶させておき、これらを選択的に取得できるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、各種コマンドを送受信するための伝送路とは別に、MIDIデータをリアルタイム伝送するためのMIDI伝送路を設定するようにしていたが、コマンドのデータ形式をMIDIデータとは区別できる形式にして、コマンドを伝送するのと同じ伝送路を用いてMIDIデータを伝送するようにしてもよい。その場合、図7のステップS15の論理接続時に、ネットワーク50に新たなMIDI伝送路を設定する必要はなくなる。
また、上述した実施形態では、音源は1つのパートのみで発音する例について説明したが、複数パートの発音を可能とすることもできる。この場合、音色の選択や、これに伴う音源の起動や停止(図20のステップS64,S69,S70等)、セレクタ102によるMIDIデータの振り分け、生成した波形データの出力先設定等は、パート毎に独立して行う。例えば、第1パートの音色選択時に図20のステップS64やS69の処理を実行したとしても、第2パートで使用している音源を停止させることはない。
エフェクトについても、同様に、各種設定と、エフェクタの起動や停止(図25のステップS94,S99,S100等)をパート毎に独立して行うことにより、複数パートのエフェクト処理を可能とすることができる。
また、この発明が、シンセサイザ以外にも、電子楽器等、音源手段や効果付与手段を有する任意の波形生成装置に適用可能なことは、もちろんである。この場合において、演奏操作子が、鍵盤ではなく、弦楽器、管楽器、打楽器等の任意の形状のものであっても構わない。演奏操作子やサウンドシステム自体も、必須の構成要素ではなく、外部から入力する演奏データに従って波形データを生成したり、外部から入力する波形データに音響効果を付与したりし、外部のレコーダ等に出力する装置であってもよい。また、音源とエフェクタを両方とも備えている必要はなく、どちらか一方のみでもよい。
また、以上述べてきた変形例は、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて適用することができる。
以上の説明から明らかなように、この発明の波形生成装置、楽音発生装置、または音響効果付与装置によれば、音源機能や音響効果付与機能を容易に拡張し、かつ拡張した機能に関する設定を容易に行えるようにすることができる。
従って、利便性の高い装置を提供することができる。
この発明の波形生成装置の実施形態であり、また楽音発生装置の実施形態でもあるシンセサイザ及び、そのシンセサイザに音源機能を提供可能なPCのハードウェア構成を示す図である。 図1に示したシンセサイザ及びPCの機能構成を示す図である。 図2に示した各信号処理要素の接続概念図である。 シンセサイザ側とTEサーバ側でカレントメモリに記憶させるデータの構成を示す図である。 シンセサイザが有するライブラリの構成を示す図である。
シンセサイザにおける操作パネルと制御対象との接続概念図である。 シンセサイザのCPUが定期的に実行する接続確認処理のフローチャートである。 PCのCPUが実行するTEデーモン処理のフローチャートである。 図8に示したTEデーモン処理でメンテナンスする音源リストの例を示す図である。 図8のステップS205で受信コマンドに応じて実行する処理の例を示す図である。
論理接続要求に応じてPCのCPUが実行する論理接続の構築処理のフローチャートである。 図8に示したTEデーモン処理中で実行する音源リスト準備処理のフローチャートである。 シンセサイザが備える操作パネルの一部及び、その操作パネルに表示させるTE設定画面の表示例を示す図である。 音色選択画面の表示例を示す図である。 フローチャートの説明で用いる変数の一覧を示す図である。
シンセサイザのCPUが音色選択ボタンの押下を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。 図16のステップS25,S26での問い合わせを受けた場合にPCのCPUが実行する処理のフローチャートである。 シンセサイザのCPUが音色選択画面において音源の選択操作を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。 同じくカテゴリの選択操作を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。 同じく音色の選択操作を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。
シンセサイザのCPUがMIDIイベントを検出した際に実行する処理のフローチャートである。 PCのCPUが実行する音源制御プロセスのフローチャートである。 図22のステップS234で実行する受信したデータに応じた処理の例を示す図である。 PCのCPUが実行する音源プロセスのフローチャートである。 シンセサイザのCPUが図示しないエフェクト選択画面においてエフェクトの選択操作を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。
図25のステップS100で起動されるエフェクタプロセスのフローチャートである。 シンセサイザのCPUがTEサーバとの接続切断を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。 シンセサイザのCPUが音色編集ボタンの押下を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。 TEサーバからダウンロードしたUI制御プログラムによってシンセサイザのタッチパネルに表示させるパラメータ編集画面の例を示す図である。 図29の画面においてタブをタッチして画面の表示を切り替えた状態を示す図である。
PCにより音色データの編集操作を受け付ける際に使用するパラメータ編集画面の例を示す図である。 ユーザから受け付けるパラメータ編集操作の内容と、その操作に応じてシンセサイザのCPUが実行する処理の対応関係を示す図である。 シンセサイザのローカルのパラメータ変更処理のフローチャートである。 シンセサイザによりTEサーバのカレント音色メモリに記憶しているパラメータの値を変更するリモートのパラメータ変更処理のフローチャートである。 シンセサイザのCPUがTE設定キーの押下を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。
符号の説明
10…シンセサイザ、11…CPU、12…フラッシュメモリ、13…RAM、14…演奏操作子、15…操作パネル、15a…パネル操作子、15b…パネル表示器、16,312…音源部、17,313…ミキサ、18,314…エフェクタ、19…通信I/F、20,40…バスライン、21…音声入力部、22…ADC、23…DAC、24…サウンドシステム、30…PC、101…MIDIデータ生成部、102…セレクタ、103,311…音源制御部、104…パネル制御部、310…TEサーバ、315…UI制御プログラム記憶部、400…TE設定画面、430…音色選択画面

Claims (4)

  1. 発音チャンネルになされている設定に基づいて波形データを生成する第1の音源手段と、
    該第1の音源手段に生成させる波形データの音色を規定するカレント音色データを記憶する第1のカレント音色記憶手段と、
    前記第1の音源手段が使用する音色データの候補を記憶する第1の音色ライブラリと、
    演奏内容を規定する演奏データを取得し、該演奏データに従って音源手段を制御して波形データの生成を行わせる制御手段と、
    波形データの生成に使用する音色データの選択操作を受け付ける選択受付手段と、
    前記第1のカレント音色記憶手段が記憶するカレント音色データの編集操作を受け付ける第1の編集受付手段と、
    発音チャンネルになされている設定に基づいて波形データを生成し、外部に出力する第2の音源手段と、該第2の音源手段が使用する音色データの候補を記憶する第2の音色ライブラリと、前記第2の音源手段に生成させる波形データの音色を規定するカレント音色データを記憶する第2のカレント音色記憶手段とを有する情報処理装置と通信するための通信手段と、
    前記第1の音源手段が生成した波形データと、前記通信手段が前記情報処理装置から受信した波形データとを合成して出力する波形出力手段とを有する波形生成装置であって、
    前記選択受付手段は、
    前記通信手段に前記情報処理装置が接続されていない場合、前記第1の音色ライブラリが記憶する音色データの中から波形データの生成に使用する音色データの選択を受け付け、前記通信手段に前記情報処理装置が接続されている場合、該情報処理装置から第2の音色ライブラリに記憶されている音色データの情報を取得して、前記第1及び第2の音色ライブラリのいずれかが記憶する音色データの中から波形データの生成に使用する音色データの選択を受け付ける手段であり、
    前記制御手段が、
    前記第1の音色ライブラリが記憶する音色データが選択された場合には、
    (a)その選択された音色データを前記第1の音色ライブラリから読み出して前記第1のカレント音色記憶手段に記憶させると共に、前記取得した演奏データに従って前記第1の音源手段を制御して波形データの生成を行わせる手段と、
    (b)前記第1の編集受付手段が受け付けた編集操作に従って前記第1のカレント音色データメモリに記憶されている音色データを編集する手段として機能し、
    前記第2の音色ライブラリが記憶する音色データが選択された場合には、
    (c)前記情報処理装置に前記第2の音源手段の機能を有効にさせると共に、該情報処理装置から、該第2の音源手段と対応する編集操作受付用プログラムをダウンロードする手段と、
    (d)前記音色データの選択内容を前記情報処理装置に通知すると共に、前記取得した演奏データを前記情報処理装置に送信して、前記第2の音源手段に、該演奏データに従って前記選択された音色データを使用した波形データの生成を行わせる手段と、
    (e)ダウンロードした前記編集操作受付用プログラムを実行することにより、前記第2のカレント音色記憶手段が記憶する音色データの編集操作を受け付けるための編集画面を表示させ、該画面を用いて前記第2のカレント音色記憶手段が記憶する音色データの編集操作を受け付ける第2の編集受付手段の機能を実現し、該手段が受け付けた編集操作に従った音色データの編集内容を前記情報処理装置に通知して、前記情報処理装置にその通知に従って前記第2のカレント音色データメモリに記憶されている音色データを編集させる手段として機能することを特徴とする波形生成装置。
  2. 入力する波形データに対して音響効果を付与して出力する第1の効果付与手段と、
    該第1の効果付与手段に付与させる音響効果の内容を規定するカレント効果データを記憶する第1のカレント効果記憶手段と、
    前記第1の効果付与手段が使用する効果データの候補を記憶する第1の効果ライブラリと、
    波形データを取得し、該波形データを効果付与手段に供給して音響効果の付与を行わせる制御手段と、
    波形データに付与する音響効果の選択操作を受け付ける選択受付手段と、
    前記第1のカレント効果記憶手段が記憶するカレント効果データの編集操作を受け付ける第1の編集受付手段と、
    入力する波形データに対して音響効果を付与して出力する第2の効果付与手段と、該第2の効果付与手段に付与させる音響効果の内容を規定するカレント効果データを記憶する第2のカレント効果記憶手段と、前記第2の効果付与手段が使用する効果データの候補を記憶する第2の効果ライブラリとを有する情報処理装置と通信するための通信手段と、
    前記第2の効果付与手段が出力した波形データと、前記通信手段が前記情報処理装置から受信した波形データとを合成して出力する波形出力手段とを有する音響効果付与装置であって、
    前記選択受付手段は、
    前記通信手段に前記情報処理装置が接続されていない場合、前記第1の効果ライブラリが記憶する効果データにより規定される音響効果の中から波形データに付与する音響効果の選択を受け付け、前記通信手段に前記情報処理装置が接続されている場合、該情報処理装置から第2の効果ライブラリに記憶されている効果データにより規定される音響効果の情報を取得して、前記第1及び第2の効果ライブラリのいずれかが記憶する効果データにより規定される音響効果の中から波形データに付与する音響効果の選択を受け付ける手段であり、
    前記制御手段が、
    前記第1の効果ライブラリが記憶する効果データにより規定される音響効果が選択された場合には、
    (a)その選択された音響効果を規定する効果データを前記第1の音色ライブラリから読み出して前記第1のカレント音色記憶手段に記憶させると共に、前記取得した波形データを前記第1の効果付与手段に供給して音響効果の付与を行わせる手段と、
    (b)前記第1の編集受付手段が受け付けた編集操作に従って前記第1のカレント効果データメモリに記憶されている効果データを編集する手段として機能し、
    前記第2の効果ライブラリが記憶する効果データにより規定される音響効果が選択された場合には、
    (c)前記情報処理装置に前記第2の効果付与手段の機能を有効にさせると共に、該情報処理装置から、該第2の効果付与手段と対応する編集操作受付用プログラムをダウンロードする手段と、
    (d)前記音響効果の選択内容を前記情報処理装置に通知すると共に、前記取得した波形データを前記情報処理装置に送信して、前記第2の効果付与手段に、該波形データに対して前記選択された音響効果の付与を行わせる手段と、
    (e)ダウンロードした前記編集操作受付用プログラムを実行することにより、前記第2のカレント効果記憶手段が記憶する効果データの編集操作を受け付けるための編集画面を表示させ、該画面を用いて前記第2のカレント効果記憶手段が記憶する効果データの編集操作を受け付ける第2の編集受付手段の機能を実現し、該手段が受け付けた編集操作に従った効果データの編集内容を前記情報処理装置に通知して、前記情報処理装置にその通知に従って前記第2のカレント効果データメモリに記憶されている効果データを編集させる手段として機能することを特徴とする音響効果付与装置。
  3. 内蔵音源手段と、拡張音源機能を提供可能な外部装置と通信する通信手段とを有する楽音発生装置であって、
    前記通信手段に前記外部装置が接続されている場合、前記内蔵音源手段が有する音色と、前記拡張音源機能が有する音色との中から、発音に使用する音色の選択を受け付ける手段と、
    該手段により、前記拡張音源機能が有する音色が選択された場合に、前記外部装置に前記拡張音源機能を有効にさせると共に、該外部装置から、該拡張音源機能と対応する編集操作受付用プログラムをダウンロードする手段と、
    前記ダウンロードした編集操作受付用プログラムを実行することにより、前記外部装置が記憶している、前記拡張音源機能が有する音色のデータを編集する操作を受け付けるための編集画面を表示させ、該画面で受け付けた編集操作に応じて前記音色のデータを編集する機能を実現する手段とを設けたことを特徴とする楽音発生装置。
  4. 内蔵エフェクタと、拡張エフェクト機能を提供可能な外部装置と通信する通信手段とを有する楽音発生装置であって、
    前記通信手段に前記外部装置が接続されている場合、前記内蔵エフェクタが実行するエフェクトと、前記拡張エフェクト機能が実行するエフェクトとの中から、入力する波形データに付与するエフェクトの選択を受け付ける手段と、
    該手段により、前記拡張エフェクト機能が実行するエフェクトが選択された場合に、前記外部装置に前記拡張エフェクト機能を有効にさせると共に、該外部装置から、該拡張エフェクト機能と対応する編集操作受付用プログラムをダウンロードする手段と、
    前記ダウンロードした編集操作受付用プログラムを実行することにより、前記外部装置が記憶している、前記拡張エフェクト機能が実行するエフェクトの内容を示すデータを編集する操作を受け付けるための編集画面を表示させ、該画面で受け付けた編集操作に応じて前記エフェクトの内容を示すデータを編集する機能を実現する手段とを設けたことを特徴とする楽音発生装置。
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