JP4620912B2 - 制動システム及びその制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁石とばねを用いた制動システム及びその制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電磁石とばねを用いた電磁石式制動システムは、種々の動力伝達システムに利用されている。具体的に、エレベータ装置に電磁石式制動システムを利用した例を図14に示す。このエレベータ装置100は、かご101と、かご101の重さにほぼ相当する重量の釣り合い錘102を備えており、これらかご101と釣り合い錘102を繋ぐ主策ワイヤ103が巻上機(図示せず)のシーブ104に掛けられている。シーブ104は、ブレーキドラム105を介して駆動用モータ106に駆動連結されており、モータ106の駆動に基づいてブレーキドラム105とシーブ104が回転し、かご101が上昇又は下降するようにしてある。
【0003】
ブレーキドラム105に制動力を加えるための電磁石式制動システム110は、可動部111を有する。可動部111は、ブレーキドラム105に接近した第1の位置とそれから離間した第2の位置との間を揺動可能に又は水平移動可能に支持されたアーム112とを備えており、このアーム112に、ブレーキシュー113と、磁性部材であるアマチュア114が一体的に取り付けてある。アーム112はまた、ブレーキシュー113をブレーキドラム105に圧接するばね115が連結されている。一方、ばね115の付勢力に対抗してブレーキシュー113をブレーキドラム105から離間するために、アマチュア114に対向して該アマチュア114を吸引する電磁石116が配置されている。電磁石116のコイル117は、該コイル117に流れる電流を制御する制御装置118に接続されている。
【0004】
このような構成を備えた電磁石式制動システム100によれば、ブレーキドラム105に制動力を加える場合、電磁石116のコイル117に供給する電流が遮断される。その結果、電磁石116が消磁し、ばね115の付勢力によってブレーキシュー113がブレーキドラム105に圧接して、ブレーキドラム105の回転が停止する。一方、ブレーキドラム105に加わっているブレーキシュー113の制動力を解放する場合、電磁石116のコイル117に電流を印加する。その結果、電磁石116が励磁されてアマチュア114を吸引し、ブレーキシュー113がブレーキドラム105から離間して、ブレーキドラム105の回転が許可される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような電磁石式制動システム100では、電磁石116を励磁状態から消磁状態に急激に切り替えると、ばね115の力によってブレーキシュー113が一気に加速されてブレーキドラム105に衝突する。そして、ブレーキドラム105がブレーキシュー113に衝突する際に生じる衝突音は、極めて大きいものになり得る。
【0006】
特に、近年は小型化の要請からブレーキドラム105及びブレーキシュー113が小さくなる傾向にある。その結果、これら小さいブレーキドラム105とブレーキシュー113で所望の制動力を得る必要から、非常に強いばね力を有するばね115が使用されており、ブレーキシュー113がブレーキドラム105に衝突する際の衝撃音も大きくなっている。
【0007】
そこで、制動時の衝撃音を低減するために、特開平7−2452号公報には、図15に示すように、ブレーキ動作信号が入力されると、電磁石116のコイル117に印加する電流を時間と共に直線的に減少する制御が提案されている。しかし、この制御では、何時の時点からブレーキシューが動作し始めたか不明であり、そのためにブレーキシューの動作を満足できる程度まで制御できず、衝撃音の低減にも限度があった。
【0008】
そこで、本発明は、電磁石式制動システムで発生する衝撃音を充分に低減できる新たな制御装置及びその制御装置を備えた制動システムを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
具体的に、本発明は、被接触部に接触した第1の位置と上記被接触部から離間した第2の位置との間を往復動作可能に設けられた可動部と、上記可動部を被接触部に付勢して接触させるばねと、上記ばねの付勢力に対抗して上記可動部を被接触部から離間させる電磁石と、上記電磁石を制御する制御装置と備え、上記被接触部と上記可動部との相対的な動作を制御する制動システムにおける、上記制御装置であって、
上記電磁石のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
上記電流検出手段で検出された電流値を微分して微分値を得る手段と、
上記可動部が被接触部から離間している状態で、上記電磁石のコイルに印加する電圧を低下させる手段と、
上記電圧の低下に起因する上記可動部の動きを上記微分値から検出する手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】
本発明の他の形態は、被接触部に接触した第1の位置と上記被接触部から離間した第2の位置との間を往復動作可能に設けられた可動部と、上記可動部を被接触部に付勢して接触させるばねと、上記ばねの付勢力に対抗して上記可動部を被接触部から離間させる電磁石と、上記電磁石を制御する制御装置と備え、上記被接触部と上記可動部との相対的な動作を制御する制動システムにおける、上記制御装置であって、
上記電磁石のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
上記電流検出手段で検出された電流値を微分して微分値を得る手段と、
上記可動部が被接触部から離間している状態で所定の信号を受信すると、上記電磁石のコイルに印加する電圧を第1の電圧制御パターンに基づいて設定する手段と、
上記電圧が第1の電圧制御パターンに基づいて設定されているとき、上記微分値が所定の値になると、上記電磁石のコイルに印加する電圧を第2の電圧制御パターンに基づいて設定する手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】
本発明の他の形態は、被接触部に接触した第1の位置と上記被接触部から離間した第2の位置との間を往復動作可能に設けられた可動部と、上記可動部を被接触部に付勢して接触させるばねと、上記ばねの付勢力に対抗して上記可動部を被接触部から離間させる電磁石と、上記電磁石を制御する制御装置と備え、上記被接触部と上記可動部との相対的な動作を制御する制動システムにおける、上記制御装置であって、
上記電磁石のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
上記電流検出手段で検出された電流値を微分して微分値を得る手段と、
上記可動部が被接触部から離間している状態で所定の信号を受信すると、上記電磁石のコイルに印加する電圧を低下し、上記微分値が所定の値になるとそのとき上記コイルに印加されている電圧を維持する手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
本発明の他の形態は、被接触部に接触した第1の位置と上記被接触部から離間した第2の位置との間を往復動作可能に設けられた可動部と、上記可動部を被接触部に付勢して接触させるばねと、上記ばねの付勢力に対抗して上記可動部を被接触部から離間させる電磁石と、上記電磁石を制御する制御装置と備え、上記被接触部と上記可動部との相対的な動作を制御する制動システムにおける、上記制御装置であって、
上記電磁石のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
上記電流検出手段で検出された電流値を微分して微分値を得る手段と、
上記可動部が被接触部から離間している状態で所定の信号を受信すると、上記所定の信号を受信したとき上記電磁石のコイルに印加されている電圧よりも低い電圧から上記電磁石のコイルに印加する電圧を低下し、上記微分値が所定の値になるとそのとき上記コイルに印加されている電圧を維持する手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】
本発明の他の形態は、被接触部に接触した第1の位置と上記被接触部から離間した第2の位置との間を往復動作可能に設けられた可動部と、上記可動部を被接触部に付勢して接触させるばねと、上記ばねの付勢力に対抗して上記可動部を被接触部から離間させる電磁石と、上記電磁石を制御する制御装置と備え、上記被接触部と上記可動部との相対的な動作を制御する制動システムにおける、上記制御装置であって、
上記電磁石のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
上記電流検出手段で検出された電流値を微分して第1の微分値を得る手段と、
上記第1の微分値に基づいて上記電磁石のコイルに印加する電圧を切り換える手段と、
上記第1の微分値を更に微分して第2の微分値を得る手段と、
上記第2の微分値に基づいて上記電磁石のコイルに印加する電圧を切り換える手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】
本発明の他の形態は、被接触部に接触した第1の位置と上記被接触部から離間した第2の位置との間を往復動作可能に設けられた可動部と、上記可動部を被接触部に付勢して接触させるばねと、上記ばねの付勢力に対抗して上記可動部を被接触部から離間させる電磁石と、上記電磁石を制御する制御装置と備え、上記被接触部と上記可動部との相対的な動作を制御する制動システムにおける、上記制御装置であって、
上記電磁石のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
上記電流検出手段で検出された電流値を微分して微分値を得る手段と、
上記微分値に基づいて上記電磁石のコイルに印加する電圧を切り換える手段と、
上記電磁石のコイルに印加する電圧を切り換えた後、上記電流検出手段で検出された電流値が所定の値を超えると、上記電磁石に印加する電圧を遮断する手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】
本発明の他の形態は、被接触部に接触した第1の位置と上記被接触部から離間した第2の位置との間を往復動作可能に設けられた可動部と、上記可動部を被接触部に付勢して接触させるばねと、上記ばねの付勢力に対抗して上記可動部を被接触部から離間させる電磁石と、上記電磁石を制御する制御装置と備え、上記被接触部と上記可動部との相対的な動作を制御する制動システムにおける、上記制御装置であって、
上記電磁石のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
上記電流検出手段で検出された電流値を微分して微分値を得る手段と、
上記微分値に基づいて上記電磁石のコイルに印加する電圧を切り換える手段と、
上記電磁石のコイルに印加する電圧を切り換えてから所定時間経過後、上記電磁石に印加する電圧を遮断する手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0017】
本発明の制動システムは、以上の制御装置のいずれかを備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。なお、以下に説明する複数の実施の形態において、同一又は対応する部分又は部品には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
【0019】
実施の形態1:
図1は、実施の形態1に係る、制動システムの制御装置の構成を示す。この制御装置10は、被接触部と、被接触部に対して相対的に移動する可動部と、可動部を被接触部に付勢して接触させるばねと、ばねの付勢力に対抗して可動部を被接触部から離間させる電磁石とを備えた制動システムの制御に利用されるものである。例えば、図14に示す形態の制動システムでは、被接触部が「ブレーキドラム105」に相当し、可動部が「ブレーキシュー113」に相当し、ばねと電磁石がそれぞれ名称の通り「ばね115」と「電磁石116」に相当する。また、図14に示す形態の制動システムでは、ブレーキシュー113を含む電磁石制御システム100が固定されており、この固定されたシステム100に対して被接触部であるブレーキドラム105が相対的に動作(すなわち、移動又は回転)するが、反対に、被接触部を含む構成が固定されており、可動部を含む構成が被接触部に対して相対的に移動するものであってもよい。この点は、以下に説明する複数の実施の形態についても同様である。
【0020】
図1に戻り、制御装置10は、電磁石コイル117に流れる電流を検出する電流検出器11と、電流検出器12で検出された電流を時間で微分して微分値を得る微分器(微分回路)12と、この電流微分値等を利用して電磁石コイル117に印加する電圧を制御する電圧制御器13を有する。
【0021】
次に、図2と図3を参照して、制御装置10の制御を説明する。まず図2において、図2(a)は、電圧制御器13によって制御される、コイル印加電圧と時間との関係を示す。図2(b)〜図2(d)は、コイル印加電圧が図2(a)に示す関係に制御された場合、電流検出器11で検出される電流値と時間との関係、可動部111の変位(ブレーキシュー113とブレーキドラム105との距離)と時間との関係、および可動部111の移動速度と時間との関係(ブレーキシュー113とブレーキドラム105との間の距離の時間的変化)をそれぞれ示しており、これらの図面を縦方向に横切る複数の点線がそれぞれ同一の時刻を示している。
【0022】
また、図2(a)〜図2(d)において、符号Tで示す時間帯(時刻tまでの時間)は、電磁石116がアマチュア114を吸引し、ブレーキシュー113をブレーキドラム105から離間して保持している状態(保持状態)を示す。この時間帯Tにコイル117に印加される電圧(保持電圧)Vは、ブレーキドラム105に接触しているブレーキシュー113を該ブレーキドラム105から引き離すときにコイル117に印加される動作電圧よりも低く設定される。
【0023】
いま、コイル117に保持電圧Vが印加されている状態(時刻tの時点)で、図示しない外部装置から電圧制御器13にブレーキ動作信号14が入力されると(図3;ステップ#101)、電圧制御器13は図2(a)に示す第1の電圧制御パターンPに基づき、コイル印加電圧を時間と共に直線的(リニア)に低下させる(図3;ステップ#102)。その結果、図2(b)に示すように、コイル117を流れる電流は、Iから曲線(下に凸の曲線)を描きながら徐々に低下する。
【0024】
電流検出器11は電流を検出している。この電流検出器11で検出された電流値は微分器12に送信され、該微分器12で時間微分される。微分器12で得られた微分値(d/dt)は、図2(b)に示す曲線の勾配(同図中に矢印で示す。)に相当する。したがって、図面から明らかなように、電流値がIから徐々に低下する過程で、微分値は「負」の値をとる。そして、微分値が「負」の値をとっている間、アマチュア114は電磁石116に吸引保持されている。
【0025】
コイル117の印加電圧をさらに低下させていくと、ある時点(時刻t)で、微分値が「負」から「正」に転じる。この時点が、電磁石116に吸引保持されていた可動部111がブレーキドラム105に向けて移動し始める時にほぼ一致する。その理由は、可動部111がブレーキドラム105に向けて移動し始めると、コイル117に逆起電力が発生して電流の増加を招き、その結果、微分値が「負」から「正」に変化するからである。厳密に言えば、微分値が「負」から「正」に逆転する時点は、逆起電力の発生時点(可動部111が移動し始める時点)から僅かに遅れる。その理由は、逆起電力による電流は双曲線的に増加するからである。しかし、この遅れ時間は非常に小さく、制御上、微分値が「負」から「正」に逆転する時点を、可動部111が移動し始める時点として扱うことに問題はない。
【0026】
コイル印加電圧が低下している間、電圧制御器13は、微分値d/dtと基準値R(=0)とを比較し、微分値が「負」から「正」に変化したか否か判断する(図3;ステップ#103)。微分値が「負」から「正」に変化したことが検出されると、電圧制御部13は、第2の電圧制御パターンに基づいてコイル印加電圧を制御し(図3;ステップ#104)、微分値d/dtが「負」から「正」に転じたときのコイル印加電圧Vを引き続きコイル117に印加する。
【0027】
微分値が「負」から「正」に転じた時点で電磁石116から離間し始めた可動部111は、図2(c)の変位曲線にしたがって移動する。このとき、移動する可動部111の速度は、図2(d)のように変化する。図示するように、可動部111の移動速度は、ブレーキシュー113がブレーキドラム105に完全に接触する直前から急激に減少する。その結果、コイル117に発生する逆起電力の増加がとまり(図2(b)の時刻tにおける電流ピークを参照)、コイル117を流れる電流が再び減少し始める。これにより、微分値d/dtは「正」から「負」に戻る。電圧制御器13は、微分値d/dtと基準値R(=0)とを比較し、微分値d/dtが「正」から「負」に転じたことを検出する(図3;ステップ#105)と、所定のタイマ値(このタイマ値は、図2の〔t−t〕に相当する。)を有するタイマを起動し(図3;ステップ#106)、タイマの終了した時点(時刻tの時点)でコイル印加電圧を遮断する(図3;ステップ#107、#108)。
【0028】
このように、本実施の形態では、ブレーキシュー113が電磁石116から離間し始めてからブレーキドラム105に接触するまでの間、コイル印加電圧は可動部111が移動し始めたときの電圧に設定される。したがって、図4(a)に示すように、可動部111をブレーキドラム105に向けて付勢するばね力Fと、可動部111をブレーキドラム105から離間させようとする電磁石吸引力Fとの差ΔFは小さく、そのためにブレーキシュー113がブレーキドラム105に接触したときに発生する衝撃音は非常に小さい。
【0029】
これに対し、図4(b)に示すように、ブレーキ動作信号が入力した時点から直線的にコイル印加電圧を低下させた場合、ばね力Fと電磁石吸引力Fとの差ΔF’が本実施形態の差ΔFよりも大きく、そのためにブレーキシュー113がブレーキドラム105に接触したときに発生する衝撃音は比較的大きい。
【0030】
なお、上述した実施の形態1において、第1の電圧制御パターンは、時刻t〜tまでの間、コイル印加電圧を時間に比例して減少させるものとしたが、コイル印加電圧は段階的に減少させてもよいし、曲線的に(すなわち、下に凸の曲線又は上に凸の曲線の状態で)減少させてもよい。また、第2の電圧制御パターンは、時刻t〜tまでの間、コイル印加電圧を一定の値Vに保持するものとしたが、時刻tの時点で電磁石116から離間し始めたブレーキシュー113等が電磁石116に向けて引き戻されないという条件で、コイル印加電圧を直線的に又は段階的に又は若しくは曲線的に(すなわち、下に凸の曲線又は上に凸の曲線の状態で)減少又は増加させてもよい。最も好ましい形態としては、図4(b)に示す力の差ΔFが出来るだけ小さくなるように、コイル117に印加する電圧を制御することである。
【0031】
また、上述した実施の形態1では、基準値Rを「ゼロ」に設定したが、その設定値は「ゼロ」に限るものでなく、「正」又は「負」のいずれの値であってもよい。さらに、実施の形態1では、第1回微分値d/dtが第2の基準値に達したときにタイマを設定したが、図5に示すように、第2の電圧制御パターンの開始直後にタイマ(タイマ値=t−t)を設定し、そのタイマの終了によりコイル印加電圧を遮断してもよい。
【0032】
実施の形態2:
図6、特に図6(a)に示すように、ブレーキ動作信号が入力されると、まずコイル印加電圧をVからV’に低下し、この低下した電圧V’から徐々にコイル印加電圧を低下させてもよい。ただし、電圧V’は、可動部111が移動し始める電圧Vよりも高く設定する。この実施の形態の場合、ブレーキ動作信号が入力されてから実際に可動部111が移動し始めるまでの時間(t〜tまでの時間)が、上述した実施の形態1のときよりも短くなる。したがって、この制御装置を備えたエレベータではその運行効率が良くなる。
【0033】
実施の形態3:
図7は実施の形態3の制御装置10Aを示す。この制御装置10Aは、実施の形態1の制御装置10に、微分器(第1の微分器)12の出力(1回微分値d/dt)を更に時間微分して2回微分値d/dtを得る第2の微分器15を備えている。
【0034】
図8と図9に示すように、制御装置10Aにおいて、電圧制御器13は、ブレーキ動作信号14を受信すると(図8の時刻t、図9のステップ#201)、上述の実施の形態1で説明したように、コイル印加電圧を予め決められた第1の電圧制御パターンに基づいて減少する(図9;ステップ#202)。次に、第1の微分器12の出力が「負」から「正」に変化したことを検出すると(図8の時刻t、図9のステップ#203)、電圧制御器13は第2の電圧制御パターンに基づいてコイル印加電圧を直線的に増加する(図9;ステップ#204)。
【0035】
ここでのコイル印加電圧の増加は、電磁石116から一旦離間し始めた可動部111を再び電磁石116に向けて引き戻す作用を発揮する。したがって、一旦電磁石116から離間し始めた可動部111が該引き戻し作用によって電磁石116に引き戻されるのを防止する必要がある。そのために、第2の微分器15は、第1の微分器12の出力(電流の1回微分値d/dt)を微分して二回微分値d/dtを求める。求めた2回微分値d/dtは、電圧制御器13で第2の基準値R(ゼロ)と比較される(図9;ステップ#205)。
【0036】
すなわち、コイル117に流れる電流は時刻tの時点から増加率を増しながら上昇するため、この段階では第2の微分器15から電圧制御器13に「正」の信号が送信される。その後、コイル117に流れる電流の増加率は、ある時点t’(図8(b)の時刻t後の電流曲線部分に現れる最初の変曲点)から減少し、この時点で電圧制御器13に入力される信号が「負」に切り換わる。そして、電圧制御器13は、第2の微分器15から電圧制御器13に入力された信号が「正」から「負」に変わったことを検出する。
【0037】
2回微分値の符号が切り換わった後、電圧制御器13は1回微分値が所定の値まで低下したか否か判断する(図9;ステップ#206)。そして、1回微分値d/dtが所定の基準値Rまで低下すると、電圧制御器13はコイル印加電圧を遮断する(図9;ステップ#206、#207)。コイル印加電圧が遮断された後、コイル117に流れる電流は徐々に低下する。また、電圧遮断後、可動部111は比較的ゆっくりとブレーキドラム105に向けて移動し、このブレーキドラム105に接触する。
【0038】
このように、本実施の形態では、可動部111が電磁石116から離れ始めた直後からコイル印加電圧を増加して可動部111を比較的ゆっくりとブレーキドラム105に向けて移動させるとともに、コイル印加電圧の増加によって可動部111が引き戻される直前にコイル印加電圧を遮断するので、ばね115による付勢力Fと電磁石116の吸引力Fとの差が更に小さくなり、ブレーキシュー113はより少ない衝撃力を持ってブレーキドラム105に接触する。そのため、ブレーキシュー113がブレーキドラム105に接触するときに生じる衝撃音が非常に小さい。
【0039】
なお、本実施の形態では、時刻tからコイル印加電圧を直線的に増加したが、段階的に又は曲線的に(すなわち、下に凸の曲線又は上に凸の曲線の状態で)増加してもよい。
【0040】
また、第2の微分器15からの出力によって2回微分値d/dtの符号が変わったことを検出した後、1回微分値d/dtが所定の値Rになった時点でコイル印加電圧を遮断したが、図10に示すように、2回微分値d/dtの符号が変わったことを検出した後にタイマを起動し、そのタイマが終了した時点でコイル印加電圧を遮断してもよい。
【0041】
実施の形態4:
図11は実施の形態4の制御装置10Bを示す。この制御装置10Bでは、電流検出器11と電圧制御器13が接続され、電流検出器11で検出された電流値が電圧制御器13に入力されるようにしてある。この制御装置10Bでは、図12と図13に示すように、電圧制御器13がブレーキ動作信号14を受信すると(図12の時刻t、図13のステップ#301)、コイル印加電圧を予め決められた第1の電圧制御パターンに基づいて所定の電圧Vdまで低下する(図13;ステップ#302)。電圧Vdは、この電圧Vdに基づいて電磁石116から可動部111に加わる吸引力が、ばね115から可動部111に加わる押付力よりも小さくなるように設定する。コイル印加電圧の低下により、コイル117に流れる電流は図12(b)に示すように次第に低下する。そして、電圧制御器113は、第1の微分器12の出力が「負」から「正」に変化したことを検出すると(図12の時刻t、図13のステップ303)、電圧制御器13は第2の電圧制御パターンに基づいてコイル印加電圧を所定の電圧Vhまで上昇する(図13;ステップ#304)。電圧Vhは、この電圧Vhに基づいて電磁石116から可動部111に加わる吸引力が、ばね115から可動部111に加わる押付力に打ち勝って、可動部111を電磁石116に向けて引き戻す大きさとする。
【0042】
しかし、電圧Vhが印加された時点で可動部111の引き戻し動作が始まることはなく、電磁石116から離れる方向に移動している可動部111が方向を転じて電磁石116に向かって移動し始めるまでには時間を要する。また、電磁石116の引き戻し効果は、電圧Vhを印加した後に電流検出値曲線上の変曲点となって現れる。この変曲点は上述のように電流の2回微分値から求めることもできる。しかし、本実施の形態では、予め変曲点に対応する電流値を実験的に又は理論的に求めておき、求めた基準電流値Irefと電流検出器11から得られた電流値(測定値I)とを比較し(図13;ステップ#305)、測定電流値Iが基準電流値Irefを超えた時点で、コイル印加電圧を遮断する(図13;ステップ#306)。電圧遮断後、可動部111は比較的ゆっくりとブレーキドラム105に向けて移動し、このブレーキドラム105に接触する。
【0043】
このように、本実施の形態では、可動部111が電磁石116から離れ始めると、電磁石116が可動部111を引き戻すほどの力で吸引するので、可動部111の移動は非常にゆっくりしたものとなる。また、可動部111が引き戻される前にコイル印加電圧は遮断されるので、電磁石116から離間し始めた可動部111が再び電磁石116に逆戻りすることもない。したがって、ブレーキシュー113はより少ない衝撃力を持ってブレーキドラム105に接触し、ブレーキシュー113がブレーキドラム105に接触するときに生じる衝撃音が非常に小さい。
【0044】
また、ブレーキ動作信号が入力されてから実際に可動部111が移動し始めるまでの時間(t〜tまでの時間)が、上述した実施の形態1のときよりも短くなる。したがって、この制御装置を備えたエレベータではその運行効率が良くなる。
【0045】
なお、時刻tから時刻tまでコイルに印加される電圧は、連続したものであってもよいし、パルスの連続であってもよい。また、時刻tの時点で、コイル印加電圧をVdからVhに瞬時に上昇させたが、時間と共に直線的又は曲線的に増加してもよい。さらに、測定電流値が所定の基準電流値を越えた時点でコイル印加電圧を遮断したが、電流の1回微分値又は2回微分値が所定の値になった時点でコイル印加電圧を遮断してもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る制動システム及びその制御装置によれば、可動部が被接触部に接触するときの衝撃音を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る制動システムの実施の形態1に係る制御装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】 図1の制御装置の制御内容を示すグラフ。
【図3】 図1の制御装置の制御内容を示すフローチャート。
【図4】 図1の制御装置による制御と従来の制御装置の制御を対比したグラフを示す図。
【図5】 実施の形態1の変形例を示すフローチャート。
【図6】 実施の形態2による制御内容を示すグラフ。
【図7】 実施の形態3に係る制御装置の概略構成を示すブロック図。
【図8】 図7の制御装置の制御内容を示すグラフ。
【図9】 図7の制御装置の制御内容を示すフローチャート。
【図10】 実施の形態3の変形例を示すフローチャート。
【図11】 実施の形態4に係る制御装置の概略構成を示すブロック図。
【図12】 図11の制御装置の制御内容を示すグラフ。
【図13】 図11の制御装置の制御内容を示すフローチャート。
【図14】 エレベータ及びそれに含まれる制動システムの概略構成を示す図。
【図15】 従来の制動方法を示すグラフ。
【符号の説明】
10 制御装置、 11 電流検出器、 12 微分器、 13 電圧制御器、14 ブレーキ動作信号、 105 ブレーキドラム、 113 ブレーキシュー、 116 電磁石、 117 コイル。

Claims (8)

  1. 被接触部に接触した第1の位置と上記被接触部から離間した第2の位置との間を往復動作可能に設けられた可動部と、上記可動部を被接触部に付勢して接触させるばねと、上記ばねの付勢力に対抗して上記可動部を被接触部から離間させる電磁石と、上記電磁石を制御する制御装置とを備え、上記被接触部と上記可動部との相対的な動作を制御する制動システムにおける、上記制御装置であって、
    上記電磁石のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    上記電流検出手段で検出された電流値を微分して微分値を得る手段と、
    上記可動部が被接触部から離間している状態で、上記電磁石のコイルに印加する電圧を低下させる手段と、
    上記電圧の低下に起因する上記可動部の動きを上記微分値から検出する手段とを備えたことを特徴とする制動システムの制御装置。
  2. 被接触部に接触した第1の位置と上記被接触部から離間した第2の位置との間を往復動作可能に設けられた可動部と、上記可動部を被接触部に付勢して接触させるばねと、上記ばねの付勢力に対抗して上記可動部を被接触部から離間させる電磁石と、上記電磁石を制御する制御装置とを備え、上記被接触部と上記可動部との相対的な動作を制御する制動システムにおける、上記制御装置であって、
    上記電磁石のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    上記電流検出手段で検出された電流値を微分して微分値を得る手段と、
    上記可動部が被接触部から離間している状態で所定の信号を受信すると、上記電磁石のコイルに印加する電圧を第1の電圧制御パターンに基づいて設定する手段と、
    上記電圧が第1の電圧制御パターンに基づいて設定されているとき、上記微分値が所定の値になると、上記電磁石のコイルに印加する電圧を第2の電圧制御パターンに基づいて設定する手段とを備えたことを特徴とする制動システムの制御装置。
  3. 被接触部に接触した第1の位置と上記被接触部から離間した第2の位置との間を往復動作可能に設けられた可動部と、上記可動部を被接触部に付勢して接触させるばねと、上記ばねの付勢力に対抗して上記可動部を被接触部から離間させる電磁石と、上記電磁石を制御する制御装置とを備え、上記被接触部と上記可動部との相対的な動作を制御する制動システムにおける、上記制御装置であって、
    上記電磁石のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    上記電流検出手段で検出された電流値を微分して微分値を得る手段と、
    上記可動部が被接触部から離間している状態で所定の信号を受信すると、上記電磁石のコイルに印加する電圧を低下し、上記微分値が所定の値になるとそのとき上記コイルに印加されている電圧を維持する手段とを備えたことを特徴とする制動システムの制御装置。
  4. 被接触部に接触した第1の位置と上記被接触部から離間した第2の位置との間を往復動作可能に設けられた可動部と、上記可動部を被接触部に付勢して接触させるばねと、上記ばねの付勢力に対抗して上記可動部を被接触部から離間させる電磁石と、上記電磁石を制御する制御装置とを備え、上記被接触部と上記可動部との相対的な動作を制御する制動システムにおける、上記制御装置であって、
    上記電磁石のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    上記電流検出手段で検出された電流値を微分して微分値を得る手段と、
    上記可動部が被接触部から離間している状態で所定の信号を受信すると、上記所定の信号を受信したとき上記電磁石のコイルに印加されている電圧よりも低い電圧から上記電磁石のコイルに印加する電圧を低下し、上記微分値が所定の値になるとそのとき上記コイルに印加されている電圧を維持する手段とを備えたことを特徴とする制動システムの制御装置。
  5. 被接触部に接触した第1の位置と上記被接触部から離間した第2の位置との間を往復動作可能に設けられた可動部と、上記可動部を被接触部に付勢して接触させるばねと、上記ばねの付勢力に対抗して上記可動部を被接触部から離間させる電磁石と、上記電磁石を制御する制御装置とを備え、上記被接触部と上記可動部との相対的な動作を制御する制動システムにおける、上記制御装置であって、
    上記電磁石のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    上記電流検出手段で検出された電流値を微分して第1の微分値を得る手段と、
    上記第1の微分値に基づいて上記電磁石のコイルに印加する電圧を切り換える手段と、
    上記第1の微分値を更に微分して第2の微分値を得る手段と、
    上記第2の微分値に基づいて上記電磁石のコイルに印加する電圧を切り換える手段とを備えたことを特徴とする制動システムの制御装置。
  6. 被接触部に接触した第1の位置と上記被接触部から離間した第2の位置との間を往復動作可能に設けられた可動部と、上記可動部を被接触部に付勢して接触させるばねと、上記ばねの付勢力に対抗して上記可動部を被接触部から離間させる電磁石と、上記電磁石を制御する制御装置とを備え、上記被接触部と上記可動部との相対的な動作を制御する制動システムにおける、上記制御装置であって、
    上記電磁石のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    上記電流検出手段で検出された電流値を微分して微分値を得る手段と、
    上記微分値に基づいて上記電磁石のコイルに印加する電圧を切り換える手段と、
    上記電磁石のコイルに印加する電圧を切り換えた後、上記電流検出手段で検出された電流値が所定の値を超えると、上記電磁石に印加する電圧を遮断する手段とを備えたことを特徴とする制動システムの制御装置。
  7. 被接触部に接触した第1の位置と上記被接触部から離間した第2の位置との間を往復動作可能に設けられた可動部と、上記可動部を被接触部に付勢して接触させるばねと、上記ばねの付勢力に対抗して上記可動部を被接触部から離間させる電磁石と、上記電磁石を制御する制御装置とを備え、上記被接触部と上記可動部との相対的な動作を制御する制動システムにおける、上記制御装置であって、
    上記電磁石のコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    上記電流検出手段で検出された電流値を微分して微分値を得る手段と、
    上記微分値に基づいて上記電磁石のコイルに印加する電圧を切り換える手段と、
    上記電磁石のコイルに印加する電圧を切り換えてから所定時間経過後、上記電磁石に印加する電圧を遮断する手段とを備えたことを特徴とする制動システムの制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一に記載の制御装置を備えた制動システム。
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