JP4774282B2 - エレベーター用ブレーキ制御装置 - Google Patents

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本発明は、ブレーキドラムに対して制動片を押圧することにより制動力を得るエレベーター用ブレーキ制御装置に関し、特に制動開放保持時にコイル電流を一定制御して電磁石を小形化したエレベーター用ブレーキ制御装置に関するものである。
エレベーター用電磁ブレーキは、かごを駆動する綱車の軸に固定されたブレーキドラムをばね力で拘束するようになっている。そして、電磁石の電磁コイルに通電すると、可動鉄片を吸引しブレーキドラムの拘束を解放して、かごの走行を可能にするものである。一般に、図9に示すように、交流電源40が直流変換素子41で変換された直流が常開接点42を介してブレーキの電磁コイル43に印加される。そして、電源を遮断したときに接点42を保護するために電磁コイル43と並列に抵抗44あるいは還流ダイオード45が接続される。なお、図示を省略するが、必要に応じて、電磁コイルの電流を制限するために電流制限抵抗を電磁コイル43と直列に接続し、この電流制限抵抗を有効、無効にすることにより電磁コイルの電流を切替えられることもある。
このように構成されるブレーキ回路では、図10に示すように、電源電圧の降下及び電磁コイル自体の温度上昇による抵抗値上昇でコイル電流が低下する。このため、電磁石としてはコイル電流が低下しても所要の性能を維持するために、このコイル電流低下を考慮して予め高い電流値に設定しているので大形になっている。例えば、B種絶縁コイルの最大許容温度、電源電圧降下20%で用いても所要性能を確保するためには、約1.8倍の容量のものが必要となる。
従来より、エレベーター用ブレーキにおいてコイル電流を制御する方法はよく知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、直流電源の調整方法が提案されている(例えば特許文献3参照)。
特開平09−267982号公報 特開2004−115203号公報 特開平06−169564号公報
特許文献1及び2に提案されたエレベーター用ブレーキ制御装置は、コイル電流を検出し、指令値通りにコイル電流を通電制御している。すなわち、結果としてのコイル電流を検出しているだけで、コイル電流を変動させる要因毎には変動量が不明であった。
また、特許文献3に提案された交流GTO電圧調整回路のサージアブソーバー回路は、ジャイロトロン発振器用電源において、交流電源の電圧調整をGTOを用いた回路のサージアブソーバー回路についてであり、エレベーターの電磁コイル励磁回路と異なる。
本発明の目的は、制動解除保持時にコイル電流を一定制御して電磁石を小形化することのできるエレベーター用ブレーキ制御装置を提供するにある。
本発明の他の目的は、スイッチング素子の容量を低減できるエレベーター用ブレーキ制御装置を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明は、エレベーターの乗かごを昇降駆動する巻上モータと、この巻上モータに設けられたブレーキドラムと、このブレーキドラムに対して押圧することにより制動力を発生する制動片と、この制動片が前記ブレーキドラム側に押圧し制動付加するための制動ばねと、前記制動片に連結された可動片と、通電して前記可動片を前記ばねの付勢力に抗して吸引し制動解除し、通電遮断して制動付加させるための電磁石を構成する電磁コイルと、この電磁コイルに電流を流すためのコイル電流励磁回路とで構成したエレベーター用ブレーキ制御装置において、前記コイル電流励磁回路は、制動解除初期時にコイル電流が流される制動解除促進回路と、前記電磁コイルの電流変動を検出するためのコイル電流変動検出手段、このコイル電流変動検出手段の検出値を電流値に変換するコイル電流値変換手段、電磁コイルに流す電流を指令するためのコイル電流指令手段、このコイル電流指令手段の指令値と前記コイル電流値変換手段の出力値を入力して前記電磁コイルの電流を制御するコイル電流制御手段からなるコイル電流制御回路を有し、前記制動解除時、制動解除促進回路およびコイル電流制御回路を付勢し、一定時間後、前記制動解除促進回路を消勢して前記コイル電流制御回路の電流により制動解除を維持するようにしたことを特徴とする。
これにより、制動解除保持時は一定のコイル電流指令を与えるので、コイル電流の変動が作用してもコイル電流が一定に保持され、電磁石の小形化が可能となるエレベーター用ブレーキ制御装置が得られるとともに、制動解除時に前記コイル電流励磁回路を制動解除促進回路及びコイル電流制御回路でコイルを励磁するようにしたので、コイル電流を制御するコイル電流制御回路のスイッチング素子の容量を低減できるエレベーター用ブレーキ制御装置が得られる。
本発明によれば、制動解除保持時にコイル電流を一定制御して電磁石を小形化することのできるエレベーター用ブレーキ制御装置を得ることができる。
また、スイッチング素子の容量を低減できるエレベーター用ブレーキ制御装置を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1乃至図3は、本発明のエレベーター用ブレーキ制御装置の一実施形態で、図1はエレベーター用ブレーキ制御装置の構成図、図2は図1のコイル電流励磁回路、図3はブレーキの動作を示すタイミング図である。
図1において、1は巻上機のシーブで、このシーブ1に巻き掛けられた主ロープ2の一方側に乗かご3が、他方側につり合おもり4がつるべ式に吊り持ちされており、シーブ1が巻上機モータ5で駆動されて乗かご3及びつり合おもり4が昇降運転される。
6は被制動体としてのブレーキドラムで、巻上機モータ5とシーブ1を結合する軸上に設置されている。このブレーキドラム6の制動面6aには一対の制動片7が当接するようになっている。8は一対の制動腕で、前記制動片7を中間部8cに備え一端部8aを可回転的に支持されている。9は制動ばねで、前記制動片7が制動面6aに押圧力を付加するように制動腕8の他端部8bに配置される。10は電磁石で、前記制動ばね9の押圧力を解除するように、前記制動腕8の他端部8b近辺に設けられる。この電磁石10は2個の電磁コイル11a、11bとこの電磁コイル11a、11bに対して共通的に用いられる継鉄12とからなり、この継鉄12は2箇所に磁極面13a、13bを有し、各々の磁極面13a、13bに対して電磁コイル11a、11bが配置され、電磁石としての機能は実質2個有する。
また、この磁極面11a、11bに対向して2個の可動片14a、14bが配置され、この可動片14a、14bは前記制動腕8の他端部8bに連結されて制動腕8の他端部8bを駆動し、制動片7まで一体的に駆動するようになっている。15は前記電磁コイル11a、11bに通電するコイル電流励磁回路であり、16はこのコイル電流励磁回路15に供給する交流電源、17はこの交流電源を接続、遮断する電磁接触器の接点であり、この接点17を介して前記コイル電流励磁回路15に接続される。18は前記電磁コイル11a、11bへの通電、遮断する電磁接触器の常閉接点である。前記コイル電流励磁回路15は後述するように、例えば、交流電源16の電圧変動あるいは電磁コイル11a、11bの温度上昇による抵抗値増大などに起因した電流の変動に応じて前記電磁コイル11a、11bに流す電流を制御する。
図2は前記コイル電流励磁回路15の詳細を示す。21は交流を直流に変換する直流変換素子、22はトランジスタ等の半導体素子で構成されたスイッチング素子、23は前記電磁コイル11a、11bと並列に接続される放電抵抗で、電源が遮断され接点18が開放された時に電磁コイル11a、11bに蓄えられたエネルギを放出消費するもので電磁コイル11a、11b自体の抵抗の約10倍程度に設定される。この電磁コイル11a、11bと放電抵抗23の並列接続に対して前記直流変換素子21の直流出力が常閉接点18、前記スイッチング素子22を介して接続される。この常閉接点18は非常時などエレベーターを速く停止させる時に開放される。
24は前記電磁コイル11a、11bに流す電流を指令するためのコイル電流指令手段、25はコイル電流変動検出手段で、例えば、熱電対或いはサーミスタなどから成る電磁コイル温度検出手段25a、25b、電源電圧検出手段25cなどで構成される。前記電磁コイル温度検出手段25a、25bは前記電磁コイル11a、11bの温度変動を検出しコイル電流値変換手段27に入力して、温度と抵抗値との関係から電磁コイル11a、11bの抵抗値を検出して、結果として電磁コイル11a、11bの電流変動を検出する。また、前記電源電圧検出手段25cは前記交流電源16の電圧変動を検出しコイル電流値変換手段27に入力して、電源電圧に応じて負荷である電磁コイル11a、11bの電流値が変動することを検出する。
26はコイル電流制御手段であり、前記コイル電流指令手段24の指令値と前記コイル電流値変換手段27の出力値を入力して、前記コイル電流指令手段24の指令値と前記コイル電流値変換手段27の出力値とが一致するようにスイッチング素子22へ駆動信号を出力し、前記電磁コイル11a、11bの電流を制御する。前記コイル電流励磁回路15は前記直流変換素子21と、前記スイッチング素子22と、前記コイル電流指令手段24と、前記コイル電流値変換手段27と、コイル電流制御手段26とで構成される。
次に、図3に基づいて、この実施形態1の制動解除から制動付加までの動作、すなわち、T1時点からT5時点までの動作を説明する。T1時点で電源供給の電磁接触器の接点17が接続、T4時点で接点が遮断となる。制動解除時動作のT1からT3の期間、(a)のコイル電流指令に示すようなパルス状の電流指令を出力する。つまり、T1時点で制動解除指令を受けると、(d)のように電磁接触器の接点17が接続し、電磁コイル11a、11bに電流が流れ始め、(b)のように回路の時定数に従って増加し一定値となる。したがって、電磁石10と可動片14a、14bとの間のギャップは、(c)に示すようにT1時点からゆっくりと狭くなるが、途中から急激にギャップは狭くなり、T2時点で完全に電磁石に吸引、吸着し、T3時点では吸引、吸着保持状態となる。このT1時点からT3時点までの制動解除時初期動作では、エレベーターの走行開始が遅くならないように、通電初期のコイル電流が大きくなるようなパルス状の指令を与えて制動解除動作を速くしている。そして、可動片14a、14bが完全に吸引された後は、磁気回路の磁気抵抗が減少し、電磁コイル11a、11bに流れる励磁電流は少なくても、ばね力に打ち勝つ吸引力が発生するので、T3時点で電流指令を下げて、すなわちコイル電流を下げて、T3からT4までの期間は一定の保持電流にする。そして、T4時点で制動付加指令により、(a)のコイル電流指令の消勢とともに(d)のように電磁接触器の接点17が遮断し、電磁コイル11a、11bに電流が消勢し、(b)のように回路の時定数に従って減少し、T5時点で零となる。
上記構成により、制動解除保持時は電磁石の所要性能を維持できる一定のコイル電流指令を与えるので、コイル電流の変動が作用してもコイル電流が一定に保持される。したがって、予め余裕を持った大形の電磁石にすることなく、電磁石の小形化が可能となる。
図4乃至図5は、本発明の第2の実施形態を示し、図4は図2相当図の第2のコイル電流励磁回路、図5は図3相当図のブレーキの動作を示すタイミング図である。前記図2、図3と同一部分については同一符号を付して必要に応じて説明を省略してある。
図4の本実施形態の第2のコイル電流励磁回路15Aは制動解除促進回路32、コイル電流制御回路33で構成され、この制動解除促進回路32とコイル電流制御回路33で電磁コイル11a、11bに電流を流すようになっている。前記コイル電流制御回路33は、実施形態1で説明したコイル電流励磁回路15と同一構成である。
すなわち、前記制動解除促進回路32は交流を直流に変換する直流変換素子34からなり、交流電源16から電磁接触器の接点35を介して入力され、さらに常閉接点18を介して電磁コイル11a、11bと放電抵抗23の並列接続部に出力される。また、コイル電流制御回路33は交流電源16から電磁接触器の接点36を介して入力され、前記制動解除促進回路32の出力と同様に、常閉接点18を介して前記電磁コイル11a、11bと放電抵抗23の並列接続部に出力される。
次に、図5に基づいて、この実施形態2の動作を説明する。特に、制動解除時動作及び制動解除保持に特徴があり、制動付加時動作は前記実施形態1の図3で説明したのと同じであるので説明を省略する。
T1時点からT3時点までの制動解除時動作期間、(d)の電磁接触器の接点35が接続し、電磁コイル11a、11bには(b)に示すように、制動解除促進回路32からの出力のコイル電流iAが回路の時定数に従って増加し一定値となり、T2時点で完全制動解除となって、T3時点で接点35が遮断となる。また電磁接触器の接点35の接続と同時に、電磁接触器の接点36が接続し、交流電源16が前記コイル電流制御回路33に入力される。このコイル電流制御回路33では、(a)の電流指令に示すような、制動解除時動作の期間及び制動解除保持期間のT1時点からT4時点までの期間中に幅広パルス状の一定の電流指令を出力し、このコイル電流制御回路33によって電磁コイル11a、11bに電流が流れ始め、(b)のような制動解除を保持するコイル電流iBが回路の時定数に従って増加し一定値となる。したがって、制動解除時動作期間のT1時点からT3時点までは制動解除促進回路32の出力電流iAとコイル電流制御回路33の出力電流iBとの合計電流(iA+iB)が電磁コイル11a、11bに流れる。この場合、制動解除初期動作時に、実施形態1で説明したコイル電流励磁回路15ではパルス状の大きな電流を出力したが、本実施形態ではコイル電流制御回路33ではパルス状の大きな電流を出力させないので、スイッチング素子22の容量低減が可能である。
電磁石10と可動片13a、13bとの間のギャップは、(c)に示すように実施形態1と同じである。
図6乃至図7は、本発明の実施形態3を示し、図6は本実施形態を示す図2相当図のコイル電流励磁回路、図7は本実施形態の図4相当図を示すコイル電流制御回路である。前記図2、図4と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
図6のコイル電流励磁回路15B及び図7のコイル電流励磁回路15Cのコイル電流制御回路33Aにおいて、37はサイリスタ、トライアックなどからなる交流電圧制御素子で、交流電源16から電磁接触器の接点17、35、36を介して交流電力が入力される。 そして、コイル電流指令手段24の指令値とコイル電流変動検出手段26の検出値をコイル電流制御手段26に入力して、前記コイル電流指令手段24の指令値と前記コイル電流変動検出手段25の検出値とが一致するように交流電圧制御素子37へ駆動信号を出力し交流電圧を制御して、その後直流変換素子21を介して直流電流に変換し、常閉接点18を介して前記電磁コイル11a、11bに通電し、コイル電流を制御するようになっている。
図8は、本発明の実施形態4を示し、図8は本実施形態を示す図2相当図のコイル電流励磁回路である。前記図2と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
すなわち、コイル電流の変動要因であるコイル温度、電源電圧変動をコイル温度検出手段25a、25b及び電源電圧検出手段25cで検出し、この検出値をコイル電流値変換手段27に入力し、コイル電流の変動要因毎に分離し、コイル電流の変動量を要因別に表示するコイル電流変動要因別分離表示手段38を設けるとともに、このコイル電流の変動量をエレベーター管理センター39に有線あるいは無線方式で通知するように構成している。
この構成により、エレベータ現場でコイル電流変動要因毎に変動を監視でき、また、エレベータ監視センターに通知し、変動を監視できる。
本発明の対象となるエレベーター用ブレーキ制御装置の構成図である。 本発明の一実施形態になるコイル電流励磁回路である。 図2に示すコイル電流励磁回路に基くブレーキの動作を示すタイミング図である。 本発明の第2の実施形態になる図2相当図のコイル電流励磁回路である。 図4のコイル電流励磁回路に基くブレーキの動作を示すタイミング図である。 本発明の第3の実施形態になる図2相当図のコイル電流励磁回路である。 本発明の第3の実施形態になる図4相当図のコイル電流励磁回路である。 本発明の第4の実施形態になる図2相当図のコイル電流励磁回路である。 従来のコイル電流励磁回路の概要を示す図である。 従来のコイル電流励磁回路でのブレーキの動作を示すタイミング図ある。
符号の説明
1 巻上モータ
6 ブレーキドラム
7 制動片
9 制動ばね
10 電磁石
11a、11b 電磁コイル
14a、14b 可動片
15、15A コイル電流励磁回路
24 コイル電流指令手段
25 コイル電流変動検出手段
25a、25b 電磁コイル温度検出手段
25c 電源電圧検出手段
26 コイル電流制御手段
27 コイル電流値変換手段
32 制動解除促進回路
33,33A コイル電流制御回路
38 コイル電流変動要因別分離表示手段
39 エレベーター管理センター

Claims (5)

  1. エレベーターの乗かごを昇降駆動する巻上モータと、この巻上モータに設けられたブレーキドラムと、このブレーキドラムに対して押圧することにより制動力を発生する制動片と、この制動片が前記ブレーキドラム側に押圧し制動付加するための制動ばねと、前記制動片に連結された可動片と、通電して前記可動片を前記ばねの付勢力に抗して吸引し制動解除し、通電遮断して制動付加させるための電磁石を構成する電磁コイルと、この電磁コイルに電流を流すためのコイル電流励磁回路とで構成したエレベーター用ブレーキ制御装置において、
    前記コイル電流励磁回路は、制動解除初期時にコイル電流が流される制動解除促進回路と、前記電磁コイルの電流変動を検出するためのコイル電流変動検出手段、このコイル電流変動検出手段の検出値を電流値に変換するコイル電流値変換手段、電磁コイルに流す電流を指令するためのコイル電流指令手段、このコイル電流指令手段の指令値と前記コイル電流値変換手段の出力値を入力して前記電磁コイルの電流を制御するコイル電流制御手段からなるコイル電流制御回路を有し、前記制動解除時、制動解除促進回路およびコイル電流制御回路を付勢し、一定時間後、前記制動解除促進回路を消勢して前記コイル電流制御回路の電流により制動解除を維持するようにしたことを特徴とするエレベーター用ブレーキ制御装置。
  2. 前記コイル電流制御回路は、交流入力電源を整流した直流を制御して、コイル電流を制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーター用ブレーキ制御装置。
  3. 前記コイル電流制御回路は、交流入力電源の電圧を制御し、その後直流に整流して、コイル電流を制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーター用ブレーキ制御装置。
  4. 前記コイル電流変動検出手段は、少なくとも前記電磁コイルの温度を検出するコイル温度検出手段と、電源の電圧を検出する電源電圧検出手段とで構成したことを特徴とする請求項1記載のエレベーター用ブレーキ制御装置。
  5. 前記コイル電流変動検出手段の検出値をコイル電流値変換手段に入力し、コイル電流の変動要因毎に分離しコイル電流の変動量を要因別に出力し表示するコイル電流変動要因別分離表示手段を設けるとともに、このコイル電流の変動量をエレベーター管理センターに通知するように構成したことを特徴とする請求項記載のエレベーター用ブレーキ制御装置。
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