JP2005041657A - マンコンベアの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来、停止状態でも、主制動装置の制動不能により停止した状態でなければ、補助制動装置の電源が切られていないため、無駄な消費電力が発生しているという課題があった。
【解決手段】主制動装置と、補助制動装置と、機械的異常検出安全装置群31と、通常停止スイッチおよび人的異常検出安全装置群32と、上昇、下降運転用電磁接触器1、2と、運転オフディレイ時限電磁接触器6と、補助制動装置制御用電磁接触器11とを設けた。安全装置群32が通常の停止操作、人的異常を検出すると、上昇、下降運転用電磁接触器1、2、運転オフディレイ時限電磁接触器6により直ちに主制動装置を作動させてマンコンベアを制動するとともに、電磁接触器6により設定時間後に電磁接触器11を動作させ、電磁接触器11は、主制動装置の制動動作から設定時間だけ遅れて補助制動装置を作動させてマンコンベアを制動する。
【選択図】図1

Description

この発明は、通常時の制動に使用する主制動装置と、この主制動装置による制動が不能な場合である非常時の制動に使用する補助制動装置を備えた、エスカレーターや、動く歩道などのマンコンベアの制御装置に関するものである。
ブレーキを電動機1の上面と減速機3の上面に各一組設ける。軽故障の停止信号41b3、41b4だけでブレーキ6Aの励磁コイル4Aを消磁し、重故障信号41b1、41b2では二組のブレーキ6A、6Bの励磁コイル4A、4Bを消磁する制動回路を設ける(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−262488号公報(第1頁、図3)
マンコンベアの主制動装置及び補助制動装置は、電源を供給することにより制動を解除し、電源を遮断することにより制動するようになっている。上述したような従来のマンコンベアの制御装置では、マンコンベアが停止(休止)状態であっても、特定の機械的異常などの主制動装置による制動が不能となったことを検出したことにより停止した状態でなければ、補助制動装置の電源が切られていないため、無駄な消費電力が発生しているという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、停止状態における省エネルギーを図ることができ、また、停止状態での制動保持力を向上することができるとともに、主制動装置の破損時の安全性を向上することができるマンコンベアの制御装置を得るものである。
この発明に係るマンコンベアの制御装置は、通常時の制動に使用する第1の制動装置と、非常時の制動に使用する第2の制動装置と、通常の停止操作、人的異常を検出するための安全装置群と、マンコンベアを運転するための運転回路と、前記第2の制動装置を制御するための制動装置制御回路と、前記制動装置制御回路の動作を遅延するための遅延回路とを設けたものである。
前記安全装置群が通常の停止操作、人的異常を検出すると、前記運転回路により直ちに前記第1の制動装置を作動させて前記マンコンベアを制動するとともに、前記遅延回路により設定時間後に前記制動装置制御回路を動作させ、前記制動装置制御回路は、前記第1の制動装置の制動動作から前記設定時間だけ遅れて前記第2の制動装置を作動させて前記マンコンベアを制動するものである。
この発明に係るマンコンベアの制御装置は、以上説明したとおり、通常停止時に、主制動装置の電源だけでなく、補助制動装置の電源も遮断することにより、停止(休止)中における消費電力を最小限に抑えることができるという効果を奏する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るマンコンベアの制御装置について図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るマンコンベアの制御装置の構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、実施の形態1に係るマンコンベアの制御装置は、制御電源に並列接続された、上昇運転用電磁接触器(運転回路)1と、下降運転用電磁接触器(運転回路)2と、運転オフディレイ時限電磁接触器(遅延回路)6と、補助制動装置制御用電磁接触器(制動装置制御回路)11とを備える。
また、上昇運転用電磁接触器1に接続している上昇運転起動用キースイッチ(UP)21と、下降運転用電磁接触器2に接続している下降運転起動用キースイッチ(DOWN)22とを備える。なお、上昇運転起動用キースイッチ(UP)21、下降運転起動用キースイッチ(DOWN)22は、運転回路に含まれる。
また、常閉接点で構成され、駆動チェーンの破断や調速機の異常などの主制動装置による制動が不能な機械的異常を検出する機械的異常検出安全装置群31と、常閉接点で構成され、人間が関与する停止操作や異常を検出する通常停止スイッチおよび人的異常検出安全装置群(安全装置群)32とを備える。各安全装置群31、32のいずれかが停止操作や異常を検出すると、対応する常閉接点が開くようになっている。
さらに、通常時の制動に使用する主制動装置(第1の制動装置)(図示せず)と、この主制動装置による制動が不能な場合である非常時の制動に使用する補助制動装置(第2の制動装置)(図示せず)とを備える。主制動装置は、主要な構成として、ブレーキ機構(図示せず)と、ブレーキ用電源に並列接続されブレーキ機構を駆動する励磁コイル(BK)41とを有する。同様に、補助制動装置は、主要な構成として、ブレーキ機構と、ブレーキ用電源に並列接続されブレーキ機構を駆動する励磁コイル(AUXBK)42とを有する。
つぎに、この実施の形態1に係るマンコンベアの制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。なお、エスカレーターの上昇運転をマンコンベアの動作として説明するが、エスカレーターの下降運転や、動く歩道の動作も同様である。
上昇運転起動用キースイッチ(UP)21を操作し、このキースイッチ21を閉じると、機械的異常検出安全装置群31、通常停止スイッチおよび人的異常検出安全装置群32、及び上昇運転起動用キースイッチ(UP)21を通じて、制御電源が上昇運転用電磁接触器1に接続され、励磁される。
また、上昇運転用電磁接触器1の対応する常開接点が閉じることにより、自己保持回路が形成され、さらに、この自己保持回路を通じて制御電源が運転オフディレイ時限電磁接触器6に接続され、励磁される。図1の下段に示すように、上昇運転用電磁接触器1の対応する常開接点と、運転オフディレイ時限電磁接触器6の対応する常開接点が閉じることにより、励磁コイル(BK)41にブレーキ用電源が接続され、マンコンベアの主制動装置を開放する。すなわち、励磁コイル(BK)41を励磁することにより、ブレーキ機構を駆動して開放する。
また、上昇運転用電磁接触器1の対応する常開接点と、運転オフディレイ時限電磁接触器6の対応する時限接点(逆三角形の印が付いた常開接点)が閉じることで、制御電源が補助制動装置制御用電磁接触器11に接続されて励磁され、この電磁接触器11の自己保持回路が形成される。図1の下段に示すように、補助制動装置制御用電磁接触器11の対応する2つの常開接点が閉じることにより、励磁コイル(AUXBK)42にブレーキ用電源が接続され、補助制動装置を開放する。すなわち、励磁コイル(AUXBK)42を励磁することにより、ブレーキ機構を駆動して開放する。
このようにして、主制動装置および補助制動装置を開放することにより、マンコンベアの踏段が、移動可能となる。
ここで、機械的異常検出安全装置群31が主制動装置による制動が不能な機械的異常を検出して、その対応する常閉接点が開くと、直ちに制御電源が切り離され、上昇運転用電磁接触器1、運転オフディレイ時限電磁接触器6、及び補助制動装置制御用電磁接触器11を消磁し、閉じていた、対応する常開接点が開く。これにより、励磁コイル(BK)41と励磁コイル(AUXBK)42ヘのブレーキ用電源の給電が同時に切り離され、両制動装置ともにブレーキ機構が作動して、マンコンベアを制動停止させる。
また、通常停止スイッチで停止操作をしたり、あるいは人的異常検出安全装置群32が異常を検出したりして、その対応する常閉接点が開くと、直ちに制御電源が切り離され、上昇運転用電磁接触器1、及び運転オフディレイ時限電磁接触器6を消磁し、閉じていた、対応する常開接点が開く。これにより、励磁コイル(BK)41へのブレーキ用電源の給電が切り離され、主制動装置のブレーキ機構が作動して、マンコンベアを制動する。
運転オフディレイ時限電磁接触器6の対応する時限接点(逆三角形の印が付いた常開接点)は、設定時間後、例えば、2秒後に開く。これにより、制御電源が切り離され補助制動装置制御用電磁接触器11が消磁し、閉じていた、対応する常開接点が開く。励磁コイル(AUXBK)42へのブレーキ用電源の給電が切り離され、補助制動装置のブレーキ機構が作動して、マンコンベアを制動する。このように、通常停止スイッチおよび人的異常検出安全装置群32が作動した場合、主制動装置の制動動作から設定時間分遅れて補助制動装置のブレーキ機構が作動して、マンコンベアを制動停止する。
このように、通常停止スイッチが作動した場合には、直ちに主制動装置ヘの電源を切り、設定時間後に補助制動装置ヘの電源を切るので、停止中においては、主制動装置および補助制動装置の両方の電源が切られており、停止(休止)中の消費電力を抑えることができる。また、停止保持力を増加させることができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るマンコンベアの制御装置について図面を参照しながら説明する。図2は、この発明の実施の形態2に係るマンコンベアの制御装置の構成を示す図である。
図2において、上記実施の形態1の運転オフディレイ時限電磁接触器6の代わりに、マンコンベアの速度を検出する速度検出センサ51と、この速度検出センサ51の出力によりマンコンベアの速度を判定する速度判定装置52と、速度判定装置52を通じて制御電源に並列接続された速度停止検出電磁接触器53を付加したものである。この速度判定装置52は、マンコンベアの速度がゼロ、つまり停止と判定した時には、速度停止検出電磁接触器53への制御電源を切り離して速度停止検出電磁接触器53を消磁する。なお、速度検出センサ51と、速度判定装置52と、速度停止検出電磁接触器53とから速度停止検出回路が構成されている。
つぎに、この実施の形態2に係るマンコンベアの制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。なお、運転動作、機械的異常検出安全装置群31の動作は、上記実施の形態1と同様である。
通常停止スイッチおよび人的異常検出安全装置群32が作動した場合には、直ちに励磁コイル(BK)41へのブレーキ用電源の給電が切り離される。そして、マンコンベアの速度を速度検出センサ51により検出し、その検出した速度により速度判定装置52がマンコンベアの停止を判定して速度停止検出電磁接触器53への制御電源の給電を切り離し、補助制動装置制御用電磁接触器11の自己保持回路中の速度停止検出電磁接触器53の閉じていた、対応する常開接点を開く。これにより、補助制動装置制御用電磁接触器11が消磁し、図2の下段に示すように、補助制動装置制御用電磁接触器11の対応する2つの常開接点が開いて補助制動装置の励磁コイル(AUXBK)42へのブレーキ用電源の給電を切り離すようにしたものである。
このように、通常停止スイッチおよび人的異常検出安全装置群32が作動した場合には、直ちに主制動装置ヘの電源を切り、マンコンベアが停止したことを確認した上で、補助制動装置ヘの電源を切るので、停止中においては、主制動装置および補助制動装置の両方の電源が切り離されており、停止(休止)中の消費電力を最小限に抑えることができる。また、停止保持力を増加させることができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係るマンコンベアの制御装置について図面を参照しながら説明する。図3は、この発明の実施の形態3に係るマンコンベアの制御装置の構成を示す図である。
図3において、上記実施の形態1に対して、マンコンベアの速度を検出する速度検出センサ51と、この速度検出センサ51の出力によりマンコンベアの速度を判定する速度判定装置52と、この速度判定装置52の判定結果に基づきマンコンベアの速度がゼロの時に消磁される速度停止検出電磁接触器53を付加し、さらに、主制動装置の減速異常を検出する減速異常検出電磁接触器(減速異常検出回路)54を付加したものである。
つぎに、この実施の形態3に係るマンコンベアの制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。なお、運転動作、機械的異常検出安全装置群31の動作は、上記実施の形態1と同様である。
通常停止スイッチおよび人的異常検出安全装置群32が作動し、対応する常閉接点が開くと、上昇運転用電磁接触器1及び運転オフディレイ時限電磁接触器6への制御電源が切り離され、消磁する。これにより、励磁コイル(BK)41へのブレーキ用電源の給電が切り離され、主制動装置のブレーキ機構が作動して、マンコンベアを制動する。
運転オフディレイ時限接触器6の開いていた、対応する時限接点(逆三角形の印が付いた常閉接点)は、設定時間後、例えば、2秒後に閉じる。この時点で、マンコンベアが停止しておらず速度停止検出電磁接触器53が消磁されていないと、運転オフディレイ時限接触器6の閉じた時限接点と、速度停止検出電磁接触器53の閉じた常開接点を通じて制御電源が減速異常検出電磁接触器54に接続されて励磁される。これにより、補助制動装置制御用電磁接触器11の自己保持回路に直列接続された減速異常検出電磁接触器54の対応する常閉接点が開いて補助制動装置制御用電磁接触器11が消磁し、励磁コイル(AUXBK)42へのブレーキ用電源の給電が切り離される。
このように、通常停止スイッチおよび人的異常検出安全装置群32が作動し、マンコンベアを停止させる場合、主制動装置によるマンコンベアの制動時間が運転オフディレイ時限接触器6の設定時間よりも長くなると、主制動装置に異常が発生したとみなして、強制的に補助制動装置のブレーキ機構が作動して、マンコンベアを制動する。
すなわち、強制的に補助制動装置の電源も遮断することにより、停止(休止)中における消費電力を最小限に抑えることができ、また主制動装置の異常を検出することができる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係るマンコンベアの制御装置について図面を参照しながら説明する。図4は、この発明の実施の形態4に係るマンコンベアの制御装置の構成を示す図である。
図4に示すように、速度判定装置52Aは、上記実施の形態3の速度判定装置52の機能に、運転オフディレイ時限電磁接触器6の対応する運転接点(常開接点)が運転により一旦閉じて、それから異常検出などにより開いた時点からマンコンベアの停止を検出するまでの時間を計測することにより、主制動装置によるマンコンベアの制動時間の計測機能をもたせたものである。さらに、減速異常予兆検出電磁接触器(減速異常予兆検出回路)55を付加したものである。なお、速度検出センサ51と、速度判定装置52Aと、速度停止検出電磁接触器53とから速度停止検出回路が構成されている。
通常停止スイッチおよび人的異常検出安全装置群32が作動し、その対応する常閉接点が開くと、直ちに制御電源が切り離され、上昇運転用電磁接触器1及び運転オフディレイ時限電磁接触器6を消磁し、閉じていた、対応する常開接点が開く。これにより、励磁コイル(BK)41へのブレーキ用電源の給電が切り離され、主制動装置のブレーキ機構が作動して、マンコンベアを制動する。
速度判定装置52Aは、主制動装置によるマンコンベアの制動時間が、運転オフディレイ時限接触器6の設定時間よりも短い規定時間、例えば1.5秒よりも長くなったことを判定して減速異常予兆検出電磁接触器55への制御電源の給電を切り離し、主制動装置によるマンコンベアの制動時間が設定時間に近づいたことを警告信号として発報する(図示せず)ようにしたものである。
そして、主制動装置によるマンコンベアの制動時間が運転オフディレイ時限接触器6の設定時間よりも長くなると、上記実施の形態3と同様に、主制動装置に異常が発生したとみなして、強制的に補助制動装置のブレーキ機構が作動して、マンコンベアを制動する。
このように、通常停止スイッチおよび人的異常検出安全装置群32が作動し、マンコンベアを停止させる場合、主制動装置によるマンコンベアの制動時間が、まず、規定時間よりも長くなると、主制動装置に異常の予兆が発生したとみなして、警告信号を発報し、次に、運転オフディレイ時限接触器6の設定時間よりも長くなると、主制動装置に異常が発生したとみなして、強制的に補助制動装置のブレーキ機構が作動して、マンコンベアを制動する。
すなわち、強制的に補助制動装置の電源も遮断することにより、停止(休止)中における消費電力を最小限に抑えることができ、また主制動装置の異常の予兆を検出することができる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係るマンコンベアの制御装置について図面を参照しながら説明する。図5は、この発明の実施の形態5に係るマンコンベアの制御装置の構成を示す図である。
図5において、減速異常検出電磁接触器(減速異常検出回路)54は、上記実施の形態3の減速異常検出電磁接触器54の機能に、マンコンベアの再起動を阻止する機能をもたせたものである。この減速異常検出電磁接触器54が励磁されると、それを自己保持し、機械的異常検出安全装置群31の左側に直列接続された減速異常検出電磁接触器54の対応する常閉接点が開くことにより、上昇運転起動用キースイッチ(UP)21、及び下降運転起動用キースイッチ(DOWN)22の周辺の運転保持回路への制御電源を切り離すようにしたもので、一旦、減速異常検出電磁接触器54が励磁されると、マンコンベアを再起動できなくなるようにしたものである。なお、機械的異常検出安全装置群31の左側に直列接続された減速異常検出電磁接触器54の対応する常閉接点が開いて補助制動装置制御用電磁接触器11が消磁し、励磁コイル(AUXBK)42へのブレーキ用電源の給電が切り離される。
なお、減速異常検出電磁接触器54の自己保持回路に、常閉の解除スイッチ(解除回路)23を接続し、この解除スイッチ23を開くことにより減速異常検出電磁接触器54が消磁され、機械的異常検出安全装置群31の左側に直列接続された減速異常検出電磁接触器54の対応する常閉接点が閉じることにより、再起動を可能とすることができる。
強制的に補助制動装置の電源も遮断することにより、停止(休止)中における消費電力を最小限に抑えることができ、また主制動装置の異常を検出するとマンコンベアの再起動を阻止して異常の拡大を防止でき、さらに保守員による点検が行われた後の復帰作業を解除スイッチ23により容易にできる。
以上、説明したように各実施の形態によれば、さらに、停止中には、補助制動装置も制動力を有していることから、マンコンベアを階段や通路代わりに使用され、マンコンベアに過大な負荷をかけたとしても、負荷により制動装置が滑って動き出すことを防ぐことができる。
また、主制動装置が正常に作動できず、マンコンベアが停止できない状態となっても、補助制動装置が作動するため、マンコンベアを停止させることができる。
この発明の実施の形態1に係るマンコンベアの制御装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るマンコンベアの制御装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3に係るマンコンベアの制御装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態4に係るマンコンベアの制御装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態5に係るマンコンベアの制御装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 上昇運転用電磁接触器、2 下降運転用電磁接触器、6 運転オフディレイ時限電磁接触器、11 補助制動装置制御用電磁接触器、21 上昇運転起動用キースイッチ(UP)、22 下降運転起動用キースイッチ(DOWN)、23 解除スイッチ、31 機械的異常検出安全装置群、32 通常停止スイッチおよび人的異常検出安全装置群、41 励磁コイル(BK)、42 励磁コイル(AUXBK)、51 速度検出センサ、52、52A 速度判定装置、53 速度停止検出電磁接触器、54 減速異常検出電磁接触器、55 減速異常予兆検出電磁接触器。

Claims (6)

  1. 通常時の制動に使用する第1の制動装置と、
    非常時の制動に使用する第2の制動装置と、
    通常の停止操作、人的異常を検出するための安全装置群と、
    マンコンベアを運転するための運転回路と、
    前記第2の制動装置を制御するための制動装置制御回路と、
    前記制動装置制御回路の動作を遅延するための遅延回路とを備え、
    前記安全装置群が通常の停止操作、人的異常を検出すると、前記運転回路により直ちに前記第1の制動装置を作動させて前記マンコンベアを制動するとともに、前記遅延回路により設定時間後に前記制動装置制御回路を動作させ、
    前記制動装置制御回路は、前記第1の制動装置の制動動作から前記設定時間だけ遅れて前記第2の制動装置を作動させて前記マンコンベアを制動する
    ことを特徴とするマンコンベアの制御装置。
  2. 通常時の制動に使用する第1の制動装置と、
    非常時の制動に使用する第2の制動装置と、
    通常の停止操作、人的異常を検出するための安全装置群と、
    マンコンベアを運転するための運転回路と、
    前記第2の制動装置を制御するための制動装置制御回路と、
    前記マンコンベアの速度を検出し、前記検出した速度に基づき前記マンコンベアの停止を検出するための速度停止検出回路とを備え、
    前記安全装置群が通常の停止操作、人的異常を検出すると、前記運転回路により直ちに前記第1の制動装置を作動させて前記マンコンベアを制動し、
    前記速度停止検出回路が前記マンコンベアの停止を検出すると前記制動装置制御回路を動作させ、
    前記制動装置制御回路は、前記マンコンベアの停止の検出時に前記第2の制動装置を作動させて前記マンコンベアを制動する
    ことを特徴とするマンコンベアの制御装置。
  3. 通常時の制動に使用する第1の制動装置と、
    非常時の制動に使用する第2の制動装置と、
    通常の停止操作、人的異常を検出するための安全装置群と、
    マンコンベアを運転するための運転回路と、
    前記第2の制動装置を制御するための制動装置制御回路と、
    前記マンコンベアの速度を検出し、前記検出した速度に基づき前記マンコンベアの停止を検出するための速度停止検出回路と、
    前記第1の制動装置の減速異常を検出する減速異常検出回路と、
    前記減速異常検出回路の動作を遅延するための遅延回路とを備え、
    前記安全装置群が通常の停止操作、人的異常を検出すると、前記運転回路により直ちに前記第1の制動装置を作動させて前記マンコンベアを制動するとともに、前記遅延回路により設定時間内には前記減速異常検出回路を動作させず、
    前記減速異常検出回路は、前記速度停止検出回路による前記マンコンベアの停止が前記遅延回路の設定時間内に検出されないと前記制動装置制御回路を動作させ、
    前記制動装置制御回路は、前記減速異常検出回路により動作させられると、前記第2の制動装置を作動させて前記マンコンベアを制動する
    ことを特徴とするマンコンベアの制御装置。
  4. 前記第1の制動装置の減速異常予兆の検出により警告信号を発報する減速異常予兆検出回路をさらに備え、
    前記速度停止検出回路は、前記第1の制動装置によるマンコンベアの制動が開始されてから前記マンコンベアが停止するまでの時間を計測することにより前記第1の制動装置によるマンコンベアの制動時間を求め、その制動時間が、前記遅延回路の設定時間よりも短い規定時間よりも長くなったと判定したときには、減速異常予兆として、前記減速異常予兆検出回路により警告信号を発報させる
    ことを特徴とする請求項3記載のマンコンベアの制御装置。
  5. 前記減速異常検出回路は、前記速度停止検出回路による前記マンコンベアの停止が前記遅延回路の設定時間内に検出されないと、前記運転回路による前記マンコンベアの再起動を阻止する
    ことを特徴とする請求項3記載のマンコンベアの制御装置。
  6. 前記減速異常検出電磁接触器のマンコンベアの再起動阻止機能を解除する解除回路
    をさらに備えたことを特徴とする請求項5記載のマンコンベアの制御装置。
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