JP4603927B2 - エアシャワ装置 - Google Patents
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Description
次にエアシャワ装置の一連の動作を説明する。前室側のドア201を開けてエアシャワ室内に入室し前室のドア201を閉めると、前室側ドア201及びクリーンルーム側ドア202はそれぞれドアロックされる。図示しない循環気流用送風機が作動してエアカーテンを形成しエアシャワ室内の清浄化を開始する。更に、人の入室状態を中央のセンサ206が検知すると、ジェット気流用送風機207が作動してエアジェットノズル205よりジェットエアーが吹き出される。ジェットエアーが一定時間吹き出されるとジェット気流用送風機207は停止するが、循環気流用送風機は引き続き一定時間作動し続け、クリーンアップを行う。一定時間経過後ドアロックは解除され退室可能となる。退室してから一定時間経過すると循環気流用送風機は停止し、一連の動作は終了する。
また、特開昭60−11038号公報(特許文献1)には、エアジェットとエアカーテンを併用することにより吹き飛ばされた塵埃は、速やかに下方に流され、エアシャワ室内での滞留を防止できるので、エアシャワ室内の清浄度を向上できるが記載されている。
前述のジェットエアーを吹き出させる一定時間とは、図示しないエアシャワ室内の側面ケース表面のスイッチにより設定する時間であり、管理者が作業者の汚れ具合やクリーンルームのグレードに応じてエアジェット時間を6,8,10,12秒のいずれかに設定する。
前述のクリーンアップを行う一定時間とは、管理者がクリーンアップ入切スイッチ302を入にすることにより5秒に設定される。
ジェット気流用送風機207の動作回数は、ジェット回数として制御装置(PLC)203にてカウント及び停電記憶し、一定回数に達すると電気品点検表示ランプ304を点灯させる(特許第3573730号公報:特許文献2)。
ジェット時間表示中(613)に決定キー112を押下すると変更モードへ移行し、表示器102に表示しているジェット時間の数値の変更が可能となる。左キー113,右キー114にて対象桁を1桁目〜3桁目に切り替え,上キー115,下キー116にて対象桁の数値を0〜9に変更する。数値決定後、決定キー112を押下する(615)ことにより変更モードを終了し、その時点で表示器102に表示している数値をジェット時間と確定しメモリ部404に格納する(616)。更に通信線406を介して制御装置(PLC)407へ転送し(617)メモリ部409に格納して、それに従い制御を行う。上述にて変更したジェット時間とクリーンアップ時間の合算から合計値を算出し(618)、次のカウントダウン表示に備える。
クリーンアップ時間表示中(619)に決定キー112を押下すると変更モードへ移行し、表示器102に表示しているクリーンアップ時間の数値の変更が可能となる。左キー113,右キー114にて対象桁を1桁目〜3桁目に切り替え,上キー115,下キー116にて対象桁の数値を0〜9に変更する。数値決定後、決定キー112を押下する(621)ことにより変更モードを終了し、その時点で表示器102に表示している数値をクリーンアップ時間と確定しメモリ部404に格納する(622)。更に通信線406を介して制御装置(PLC)407へ転送し(623)メモリ部409に格納して、それに従い制御を行う。上述にて変更したジェット時間とクリーンアップ時間の合算から合計値を算出し(624)、次のカウントダウン表示に備える。
ジェット回数表示中(625)に決定キー112を押下するとクリアモードへ移行し、表示器102に表示しているジェット回数の数値のクリアが可能となる。再度決定キー112を押下する(627)ことによりクリアモードを終了し、表示器102に表示している数値を0クリアしメモリ部404も0クリアする(628)。
ジェット総回数表示中(629)に決定キー112を押下するとクリアモードへ移行し、表示器102に表示しているジェット総回数の数値のクリアが可能となる。再度決定キー112を押下する(631)ことによりクリアモードを終了し、表示器102に表示している数値を0クリアしメモリ部404も0クリアする(632)。
ジェット回数は従来、制御装置(PLC)203にてジェット気流用送風機207の動作回数をカウント及び停電記憶し、一定回数に達すると電気品点検表示ランプ304を点灯させていた。本発明では専用制御装置(専用表示基板)401でカウントし、その回数をメモリ部404・508に記憶(609)する。更に専用制御装置(専用表示基板)401のキー操作にて回数クリア(628)を可能とする。
ジェット総回数は従来、ジェット回数として制御装置(PLC)203にてジェット気流用送風機207の動作回数をカウント及び停電記憶し、一定回数に達すると電気品点検表示ランプ304を点灯させていた。本発明ではジェット回数を日々管理の回数として位置付け、ジェット総回数をジェット回数とは別に専用制御装置(専用表示基板)401でカウントし、その回数をメモリ部404・508に記憶(610)し、一定回数に達すると点検表示ランプ110を点灯させる。更に専用制御装置(専用表示基板)401のキー操作にて回数クリア(632)を可能とする。
メモリ部404・508は専用制御装置(専用表示基板)401が停電しても、バックアップ用電源部405・510を搭載しているため、管理者が設定したジェット時間及びクリーンアップ時間、停電前にカウントしていたジェット回数及びジェット総回数を記憶し、停電が長期に渡ってもデータ消去することはない。復電時に各動作状態を自動的に制御装置(PLC)407へ通信線406を介して転送(604)し、そのジェット時間及びクリーンアップ時間に従って制御装置(PLC)407はエアシャワの制御を行い、専用制御装置(専用表示基板)401はそのジェット回数及びジェット総回数から更にカウントアップする。
バックアップ用電源部405・510は電圧レベル異常検出部509にて電圧レベルが常時チェックされており、電圧レベルが降下するとCPU部403・507がバックアップ異常を検出し、バッテリーエラーランプ111を点灯させる。本実施例で述べているバックアップ用電源部405・510は具体的にバッテリー等の電池を示しているが、停電検出回路と不揮発性メモリ(EEPROM)でも代用可能である。
隠しキーの存在をあらかじめ知っている管理者だけが隠しキー117を押下でき、管理者用表示モード634に移行する。管理者用表示モード634に限り一連のキー操作が有効となり、選択キー108を押下することによりジェット時間(613)、クリーンアップ時間(619)、ジェット回数(625)、ジェット総回数(629)を切り替え表示する。更に各表示中に決定キー112を押下することによりそれぞれ、ジェット時間変更(616)、クリーンアップ時間変更(622)、ジェット回数クリア(628)、ジェット総回数クリア(632)の操作が可能となり、左キー113,右キー114,上キー115,下キー116を使用して操作を行う。
上述の実施例では隠しキー117を使用しての管理者表示モード634への移行を説明したが、左キー113,右キー114,上キー115,下キー116を使用してパスワード入力で管理者モードへ移行する手段もある。また図示しない数値キーを使用して同じようにパスワード入力で管理者モードへ移行する手段もある。
0秒表示になると前室側ドア201及びクリーンルーム側ドア202のロックが解除され、室内の作業者の退室が可能となるため、0秒表示の次にドアロック解除を示す表示をすることも可能であるし、作業者の退室後に、合計値の表示に戻すことも可能である。
Claims (1)
- エアシャワの動作を制御する制御装置プログラマブルコントローラに、カウントダウン、ジェット時間、日々のジェット回数、ジェット総回数を有する専用制御装置を通信線を介して接続し、
該専用制御装置には、操作部、表示部及び記憶部を有し、
該操作部には、隠しキーを設け、
前記表示部には、ジェット時間、クリーンアップ時間の合計時間及びカウントダウンを表示するエアシャワ装置であって、
前記専用制御装置が前記制御装置プログラマブルコントローラと通信が正常であれば、前記専用制御装置の記憶部に、ジェット時間、クリーンアップ時間を転送して制御を開始し、該ジェット時間、該クリーンアップ時間の合計値及び該カウントダウンを表示し、
通信が異常であれば、前記表示器に通信エラーを表示することを特徴とするエアシャワ装置。
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