JP2009281624A - エアシャワー装置 - Google Patents

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Michihisa Sato
道久 佐藤
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Abstract

【課題】ユーザに付着する塵埃の量をより低減することが可能なエアシャワー装置を提供すること。
【解決手段】このエアシャワー装置は、吸込口31bから吸い込んだ空気を吹出口31cから吹き出す第1の送風機31を備える。装置には、エアシャワー室SRが形成されている。装置は、第1の送風機31から吹き出された空気をエアシャワー室SRへ噴射するように構成される。更に、装置は吸引口部61を備える。吸引口部61は、エアシャワー室SRを形成する内壁面10aから突出するように形成されている。吸引口部61は、突出方向側の端部である突出端部にてエアシャワー室SRに開口する吸引口HL2が形成されている。装置は、吸引口HL2からエアシャワー室SR内の空気を吸引する。
【選択図】図2

Description

本発明は、エアシャワー室が形成され、当該エアシャワー室へ空気を噴射するエアシャワー装置に関する。
エアシャワー室が形成され、当該エアシャワー室へ空気を噴射するエアシャワー装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このエアシャワー装置は、エアシャワー室へ噴射される空気によって、エアシャワー室内のユーザ(ユーザの皮膚、毛髪及び衣服等)に付着した塵埃(微粒子(パーティクル)、塵、埃、糸くず及び髪の毛等)を吹き飛ばす。これにより、ユーザに付着した塵埃を除去することができる。
特許第3301143号公報
しかしながら、上記エアシャワー装置によれば、例えば、ユーザの衣服の繊維の隙間又は毛髪の隙間に入り込んだ糸くず及び髪の毛等が吹き飛ばされない場合が生じるという問題があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「ユーザに付着した塵埃の一部を除去できない場合が生じること」を解決することが可能なエアシャワー装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態であるエアシャワー装置は、
吸込口から吸い込んだ空気を吹出口から吹き出す第1の送風機を備えるとともに、エアシャワー室が形成され、且つ、当該第1の送風機から吹き出された空気を当該エアシャワー室へ噴射するように構成された装置である。
更に、このエアシャワー装置は、
上記エアシャワー室を形成する内壁面から突出するように形成され、且つ、その突出方向側の端部である突出端部にて当該エアシャワー室に開口する吸引口が形成された吸引口部と、
上記吸引口から上記エアシャワー室内の空気を吸引する吸引手段と、
を備える。
本発明は、以上のように構成されることにより、ユーザに付着する塵埃の量をより低減することができる。
本発明の一形態であるエアシャワー装置は、
吸込口から吸い込んだ空気を吹出口から吹き出す第1の送風機を備えるとともに、エアシャワー室が形成され、且つ、当該第1の送風機から吹き出された空気を当該エアシャワー室へ噴射するように構成された装置である。
更に、このエアシャワー装置は、
上記エアシャワー室を形成する内壁面から突出するように形成され、且つ、その突出方向側の端部である突出端部にて当該エアシャワー室に開口する吸引口が形成された吸引口部と、
上記吸引口から上記エアシャワー室内の空気を吸引する吸引手段と、
を備える。
これによれば、ユーザが皮膚、毛髪及び衣服等を吸引口に近づける(又は、接触させる)ことにより、エアシャワー装置は、ユーザ(ユーザの皮膚、毛髪及び衣服等)に付着した塵埃(微粒子(パーティクル)、塵、埃、糸くず及び髪の毛等)を吸引する。これにより、ユーザに付着した塵埃を除去することができる。従って、上記エアシャワー装置によれば、エアシャワー室へ噴射される空気によって吹き飛ばすことができない塵埃も除去することができる。
また、上記エアシャワー装置によれば、吸引口は、エアシャワー室を形成する内壁面から突出した位置にて開口している。従って、吸引口が内壁面と同一の平面にて開口している場合よりも、ユーザは、容易に(即ち、内壁面と接触することなく)皮膚、毛髪及び衣服等を吸引口に近づけることができる。この結果、ユーザに付着した塵埃をより一層確実に除去することができる。
また、上記エアシャワー装置によれば、ユーザは、背部を吸引口に容易に近づけることができるので、背部に付着した塵埃も容易に除去することができる。
この場合、
上記吸引手段は、上記吸引口と、上記第1の送風機の上記吸込口と、を連通する第1の連通路を含むとともに、当該第1の送風機が当該吸込口から空気を吸い込むことにより、当該第1の連通路を介して当該吸引口から上記エアシャワー室内の空気を吸引するように構成されることが好適である。
これによれば、吸引口からエアシャワー室内の空気を吸引するための吸引装置を第1の送風機の他に設ける必要がない。従って、吸引装置を第1の送風機の他に設けた場合と比較して、エアシャワー装置を小型化及び/又は軽量化することができる。また、吸引装置を第1の送風機の他に設けた場合と比較して、エアシャワー装置を駆動するために消費されるエネルギー量(例えば、電力量)を低減することができる。
この場合、上記吸引口部は、上記吸引口が鉛直方向に沿って延びるように形成されることが好適である。
これによれば、ユーザの全身を広い範囲に亘って同時に吸引することができる。従って、ユーザは、より短い時間にて塵埃の吸引を完了することができる。
この場合、上記吸引口部は、上記吸引口が一定のスリット幅を有するように構成されることが好適である。
更に、この場合、上記吸引口部は、上記スリット幅を変更可能に構成されることが好適である。
スリット幅と吸引力とは強い相関関係を有する。そこで、上記構成のように、スリット幅を変更可能とすることにより、吸引力を容易に調整することができる。
この場合、
上記吸引口部は、上記エアシャワー室の床面から上記吸引口の鉛直上向き方向側の端部までの鉛直方向における距離が、800mmから1800mmまでの範囲内の距離となるように構成されることが好適である。
この場合、上記吸引口部は、上記突出端部が着脱可能に構成されることが好適である。
吸引口部の突出端部は、ユーザと接触する。ところで、ユーザの衣服の素材等に応じて、突出端部として最適な材料が異なる。そこで、上記構成のように、突出端部を着脱可能とすることにより、ユーザの衣服の素材等に応じて突出端部を容易に変更(交換)することができる。
この場合、上記突出端部のうちの上記突出方向側の端は、ゴムからなることが好適である。
これによれば、突出端部のうちの突出方向側の端(突出端)とユーザとが接触した場合に、ユーザの皮膚又は衣服が突出端に引っかかることによって、ユーザの皮膚又は衣服が損傷する(傷が付く)ことを防止することができる。
また、本発明の他の態様に係るエアシャワー装置において、上記突出端部のうちの上記突出方向側の端は、制電樹脂からなることが好適である。
これによれば、突出端部のうちの突出方向側の端(突出端)とユーザとが接触した場合に、突出端、若しくは、ユーザの皮膚又は衣服に過大な静電気が発生することを防止することができる。この結果、突出端、若しくは、ユーザの皮膚又は衣服に、静電気によって塵埃が付着することを抑制することができる。
また、本発明の他の態様に係るエアシャワー装置において、上記突出端部のうちの上記突出方向側の端には、ブラシが装着されることが好適である。
これによれば、ユーザの衣服の繊維の隙間又は毛髪の隙間に入り込んだ塵埃をブラシにより掻き出すことができる。この結果、ユーザに付着した塵埃をより一層確実に除去することができる。
この場合、上記エアシャワー装置は、
通過する空気に含まれる塵埃を捕集し、且つ、上記吸引口から吸引された空気が通過するように配設されたフィルタを備えることが好適である。
これによれば、吸引口から吸引された空気に含まれる塵埃をフィルタにより捕集することができる。この結果、塵埃が第1の送風機へ吸い込まれること、及び/又は、塵埃が外部へ放出されること、を防止することができる。
この場合、上記エアシャワー装置は、上記フィルタが着脱可能に構成されることが好適である。
これによれば、フィルタを容易に交換することができる。
この場合、上記エアシャワー装置は、
上記エアシャワー室を形成する内壁面にて開口する吸込孔が形成されるとともに、
吸込口から吸い込んだ空気を吹出口から吹き出す第2の送風機を備え、
上記第2の送風機が当該第2の送風機の吸込口から空気を吸い込むことにより、上記吸込孔から上記エアシャワー室内の空気を吸い込むとともに、当該第2の送風機から吹き出された空気を当該エアシャワー室へ噴射するように構成され、且つ、上記第1の送風機の吸込口と上記吸込孔とが連通しない(上記吸込孔から吸い込まれた空気が上記第1の送風機の吸込口に到達しない)ように構成されることが好適である。
仮に、第1の送風機の吸込口と吸込孔とが連通していると、ユーザが吸引口に皮膚及び/又は衣服を近づけることにより吸引口が塞がれた場合、第1の送風機が吸込口から空気を吸い込んでも、吸引口から吸引される空気の量が減少し、一方、吸込孔から吸い込まれる空気の量が増加する。即ち、吸引口から空気を吸引する力(吸引力)が低下する。
これに対し、上記構成によれば、吸引口が塞がれた場合であっても、第1の送風機が吸込口から空気を吸い込むことにより吸引口から吸引される空気の量が減少することを抑制することができる。この結果、吸引力が低下することを抑制することができる。
この場合、上記エアシャワー装置は、
上記エアシャワー室と外部とを連通する2つの出入口が形成されるとともに、
上記吸引口部が上記2つの出入口の一方側に配置されるとともに、上記空気を噴射する噴射口が当該2つの出入口の他方側に形成されることが好適である。
これによれば、2つの出入口の一方側にてエアシャワー室から吸引された空気が他方側にてエアシャワー室へ噴射される。これにより、空気を円滑に流すことができる。従って、エアシャワー装置(例えば、送風機)を駆動するために消費されるエネルギー量を低減することができる。また、空気の流れを制御するための部材(例えば、流れの向きを変更するための板や配管等)の数を少なくすることができる。
この場合、上記エアシャワー装置は、
ユーザが上記エアシャワー室へ入室してから予め設定された時間が経過した後に、当該ユーザに上記吸引口へ近づくように促す案内情報を出力する案内情報出力手段を備えることが好適である。
これによれば、ユーザに塵埃の吸引を確実に行わせることができる。この結果、ユーザに付着した塵埃をより一層確実に除去することができる。
この場合、上記吸引口部は、上記エアシャワー室を形成する内壁面と異なる色に着色されることが好適である。
これによれば、ユーザに吸引口の存在を認識させやすくすることができる。この結果、ユーザに塵埃の吸引を確実に行わせることができる。
以下、本発明に係るエアシャワー装置の実施形態について図1〜図9を参照しながら説明する。
<実施形態>
実施形態に係るエアシャワー装置1は、斜視図である図1に示したように、直方体状の本体部10と、入口用ドア11と、出口用ドア12と、を含む。以下、X軸、Y軸及びZ軸からなる右手系の直交座標系を用いて説明を続ける。なお、Z軸方向は鉛直方向(重力が働く向きに沿った方向)である。
本体部10の内部には、直方体状の空間であるエアシャワー室SRが形成されている。本体部10のY軸方向における両端部のそれぞれには、エアシャワー室SRとエアシャワー装置1の外部とを連通する長方形状の貫通穴(出入口)が形成されている。
入口用ドア11及び出口用ドア12のそれぞれは、出入口と同一の形状を有する平板状の部材である。入口用ドア11及び出口用ドア12のそれぞれは、出入口のそれぞれを開閉可能に構成されている。即ち、入口用ドア11及び出口用ドア12の両方が閉じられた状態において、エアシャワー室SRは密閉された空間を構成する。
図2の(A)は、エアシャワー装置1を外部からY軸正方向に向かって見た正面図である。図2の(B)は、図2の(A)における2B−2B線を含み且つX軸に直交する平面によりエアシャワー装置1を切断した断面図である。図2の(C)は、図2の(B)における2C−2C線を含み且つY軸に直交する平面によりエアシャワー装置1を切断した断面図である。図3は、図2の(A)における3−3線を含み且つZ軸に直交する平面によりエアシャワー装置1を切断した断面図である。
エアシャワー室SRを形成する内壁面のうちのX軸負方向側の内壁面10aには、複数(本例では、6個)のパンカールーバ21aと、吸引口部61と、が形成されている。本例では、内壁面10aは、乳白色に着色されている。
パンカールーバ21aは、エアシャワー室SRへ向けて開口した噴射口を有し且つ噴射方向を変更可能なノズルである。パンカールーバ21aは、図3に示したように、本体部10の外壁面のうちのX軸負方向側の外壁面10eと内壁面10aとの間に形成された空間SP1内の空気を噴射口からエアシャワー室SRへ噴射するように形成されている。
パンカールーバ21aは、図2の(B)に示したように、内壁面10aのうちのY軸負方向側(即ち、入口用ドア11側)の領域に配置されている。パンカールーバ21aは、Z軸方向に等間隔に3個並べられた1組の列をY軸方向に2列有する格子状に配置されている。
更に、空間SP1には、第1の送風機31と、メインフィルタ22aと、が配設されている。なお、第1の送風機31は、吸引手段の一部を構成している。
第1の送風機31は、図2の(A)に示したように、電力により駆動される羽根車31aと、吸込口31bと、吹出口31cと、を有する。第1の送風機31は、羽根車31aが駆動されることにより、吸込口31bから空気を吸い込むとともに、吸い込んだ空気を圧縮し圧縮した空気を吹出口31cから吹き出す。
メインフィルタ22aは、通過する空気に含まれる塵埃(微粒子(パーティクル)、塵、埃、糸くず及び髪の毛等)を捕集するフィルタである。メインフィルタ22aは、吹出口31cから吹き出された空気が通過するように配設されている。このような構成により、第1の送風機31の吹出口31cから吹き出された空気は、メインフィルタ22aを通過した後に、パンカールーバ21aを介してエアシャワー室SRへ噴射される。
吸引口部61は、図2の(B)及び図3に示したように、内壁面10aから突出するように形成されている。吸引口部61のX軸正方向(突出方向)側の端は、内壁面10aからX軸正方向へ向かって150mmだけ突出した位置に位置している。なお、内壁面10aから吸引口部61のX軸正方向側の端までのX軸方向における距離は、50mmから1000mmまでの範囲内の任意の距離に設定されていてもよいし、100mmから300mmまでの範囲内の任意の距離に設定されていてもよい。
吸引口部61は、Z軸方向に沿って延びている。吸引口部61のZ軸正方向側の端は、エアシャワー室SRの床面(エアシャワー室SRを形成する内壁面のうちのZ軸負方向側の内壁面)10cから1200mmの高さに位置している。また、吸引口部61のZ軸負方向側の端は、エアシャワー室SRの床面10cから50mmの高さに位置している。
更に、Z軸に直交する平面により吸引口部61を切断した断面の形状は、略一定である。その断面の形状は、X軸正方向へ向かうにつれて、Y軸方向における幅が狭くなる形状(本例では、台形状)である。
図3の断面図の吸引口部61の近傍を拡大した図4に示したように、吸引口部61は、基部61aと、突出端部61bと、を含む。基部61aは、内壁面10aと異なる色(本例では、黄色)に着色されている。これによれば、ユーザに吸引口部61の存在を認識させやすくすることができる。この結果、ユーザに塵埃の吸引を確実に行わせることができる。
基部61aには、基部61aのX軸正方向側の外壁面にて開口した貫通穴HL1が形成されている。この貫通穴HL1は、吸引口部61のZ軸方向における長さと略同じ長さを有し且つZ軸方向に沿って延びる長辺を有する長方形状である。即ち、この貫通穴HL1は、一定のスリット幅を有し、Z軸方向に沿って延びている。
突出端部61bは、吸引口部61のX軸正方向(突出方向)側の端部を構成している。突出端部61bのZ軸方向における長さは、貫通穴HL1のZ軸方向における長さと略同じである。突出端部61bは、2つの基体部61b1と、2つのキャップ部61b2と、を含む。
各基体部61b1は、貫通穴HL1に沿うように、貫通穴HL1のY軸方向における両端部に配置されている。各基体部61b1は、基部61aのX軸正方向側の外壁面にネジSC1によって固定された第1の平板部と、第1の平板部の貫通穴HL1側の端部からX軸正方向へ延びる第2の平板部と、を含む。各基体部61b1は、ネジSC1を取り外すことにより、基部61aに対して着脱可能に構成されている。即ち、突出端部61bは、基部61aに対して着脱可能に構成されている。これによれば、ユーザの衣服の素材等に応じて突出端部61bを容易に変更(交換)することができる。
キャップ部61b2はゴムからなる。キャップ部61b2は、基体部61b1に1つずつ固定されている。キャップ部61b2は、第2の平板部のX軸正方向側の端部を覆うように形成されている。即ち、キャップ部61b2は、突出端部61bのうちの突出方向側の端を含む。
2つのキャップ部61b2の間に形成された空間HL2は、本明細書において、吸引口とも呼ばれる。吸引口HL2は、正面視において、吸引口部61のZ軸方向における長さと略同じ長さを有し且つZ軸方向に沿って延びる長辺を有する長方形状である。即ち、吸引口HL2は、Z軸方向(鉛直方向)に沿って延びるように形成されているとともに、一定のスリット幅SWを有するように構成されている。
このように、吸引口部61には、X軸正方向(突出方向)側の端部である突出端部61bにてエアシャワー室SRに開口する吸引口HL2が形成されている、と言うことができる。
更に、基体部61b1は、Y軸方向における位置を変化させて基部61aに固定可能に構成されている。即ち、吸引口部61は、スリット幅SWを変更可能に構成されている、と言うことができる。この結果、吸引口HL2からエアシャワー室SR内の空気を吸引する力(吸引力)を容易に調整することができる。
このように、吸引口部61は、エアシャワー室SRの床面10cから吸引口HL2のZ軸正方向(鉛直上向き方向)側の端部までのZ軸方向(鉛直方向)における距離が1200mmとなるように構成されている。この距離は、エアシャワー装置1を利用するユーザの肩までの高さの平均値に基づいて設定される。なお、この距離は、エアシャワー装置1を利用するユーザの身長(肩までの高さ)に応じて、800mmから1800mmまでの範囲内の任意の距離に設定されていてもよいし、1000mmから1600mmまでの範囲内の任意の距離に設定されていてもよい。
また、吸引口部61は、エアシャワー室SRの床面10cから吸引口HL2のZ軸負方向(鉛直下向き方向)側の端部までのZ軸方向(鉛直方向)における距離が50mmとなるように構成されている。この距離は、エアシャワー装置1を利用するユーザの踝までの高さの平均値に基づいて設定される。なお、この距離は、0mmから800mmまでの範囲内の任意の距離に設定されていてもよいし、50mmから300mmまでの範囲内の任意の距離に設定されていてもよい。
更に、吸引口部61のうちのX軸負方向側の端部には、プレフィルタ62が配設されている。プレフィルタ62は、ネジSC2により吸引口部61に固定されている。即ち、プレフィルタ62は、吸引口部61に対して着脱可能に固定されている、と言うことができる。これによれば、プレフィルタ62を容易に交換することができる。
プレフィルタ62は、通過する空気に含まれる塵埃を捕集するフィルタである。プレフィルタ62は、吸引口HL2から吸引された空気が通過するように配設されている。このような構成により、吸引口HL2から吸引された空気は、プレフィルタ62を通過した後に、空間SP1へ流入する。そして、空間SP1に流入した空気は、第1の送風機31の吸込口31bから第1の送風機31に吸い込まれる。これによれば、吸引口HL2から吸引された空気に含まれる塵埃をプレフィルタ62により捕集することができる。この結果、塵埃が第1の送風機31機へ吸い込まれること、及び/又は、塵埃が外部へ放出されること、を防止することができる。
なお、空間SP1は、吸引口HL2と第1の送風機31の吸込口31bとを連通する第1の連通路を構成している。第1の連通路は、吸引手段の一部を構成している。従って、エアシャワー装置1においては、第1の送風機31が吸込口31bから空気を吸い込むことにより、第1の連通路を介して吸引口HL2からエアシャワー室SR内の空気が吸引される。
更に、吸引口部61は、内壁面10aと同一の平面を構成する平板部61cを含む。平板部61cは、基部61aと一体に形成されている。平板部61cは、基部61aから、Y軸方向における外方側へ延びている。即ち、平板部61cは、基部61aのY軸負方向側の端部からY軸負方向側へ延びるとともに、基部61aのY軸正方向側の端部からY軸正方向側へ延びている。
更に、平板部61cは、Y軸正方向側の端部が蝶番61dを介して内壁面10aに固定されている。蝶番61dは、Z軸に沿った回転軸回りに相対回転可能な第1の平板部及び第2の平板部を有する。即ち、平板部61cのY軸正方向側の端部は、ネジSC3によって蝶番61dの第1の平板部に固定されている。蝶番61dの第2の平板部は、ネジSC4によって内壁面10aに固定されている。更に、平板部61cは、Y軸負方向側の端部がネジSC5によって内壁面10aに固定されている。
このような構成により、ネジSC5を取り外すことにより、図5に示したように、吸引口部61を蝶番61dの回転軸回りに回動させることができる。これにより、プレフィルタ62を容易に交換することができる。
更に、空間SP1には、図2の(B)及び図3に示したように、仕切板71が形成されている。仕切板71は、Y軸方向において、パンカールーバ21aと吸引口部61との間の位置に配置されている。
仕切板71は、空間SP1のZ軸正方向側の端から、第1の送風機31の吸込口31bのZ軸方向における位置の近傍まで延びている。仕切板71は、空間SP1のうちのY軸正方向側の部分と、空間SP1のうちのY軸負方向側の部分と、を区画する。これにより、空間SP1のうちの仕切板71よりもY軸正方向側の部分内の空気は、仕切板71よりもZ軸負方向側の領域を通過して、空間SP1のうちの仕切板71よりもY軸負方向側の部分へ流入する。従って、吸引口HL2から吸引された空気を、第1の送風機31の吸込口31bへ導入することができる。
同様に、図2の(A)及び図3に示したように、エアシャワー室SRを形成する内壁面のうちのX軸正方向側の内壁面10bにも、複数(本例では、6個)のパンカールーバ21bが形成されている。
パンカールーバ21bは、パンカールーバ21aと同一の構成を有する。パンカールーバ21bは、図3に示したように、本体部10の外壁面のうちのX軸正方向側の外壁面10fと内壁面10bとの間に形成された空間SP2内の空気を噴射口からエアシャワー室SRへ噴射するように形成されている。パンカールーバ21bは、パンカールーバ21aと同様に、内壁面10bに配置されている。即ち、パンカールーバ21bは、パンカールーバ21aと互いに対向するように配置されている。
更に、空間SP2には、図2の(A)及び図3に示したように、第2の送風機32と、メインフィルタ22bと、が配設されている。第2の送風機32は、第1の送風機31と同一の構成を有する。即ち、第2の送風機32は、羽根車32a、吸込口32b及び吹出口32cを含む。また、メインフィルタ22bは、メインフィルタ22aと同一の構成を有する。
加えて、本体部10は、床板部41と、プレフィルタ42と、を備える。床板部41は、格子状の部材(グレーチング)である。即ち、床板部41には、Z軸方向に貫通した複数の貫通孔(吸込孔)が形成されている。床板部41は、エアシャワー室SRの床面10cを構成している。床板部41は、X軸方向において、内壁面10aから内壁面10bまで延びている。床板部41は、Y軸方向において、入口用ドア11から出口用ドア12まで延びている。
プレフィルタ42は、通過する空気に含まれる塵埃を捕集するフィルタである。プレフィルタ42は、床板部41よりもZ軸負方向側にて床板部41に隣接するように配設されている。
また、図2の(B)に示したように、本体部10の外壁面のうちのZ軸負方向側の外壁面(即ち、本体部10の底面)10gとプレフィルタ42との間に形成された空間SP3は、空間SP2と連通している。
このような構成により、床板部41の貫通孔から吸い込まれた空気は、プレフィルタ42を通過した後、空間SP3を経由して空間SP2へ流入する。
更に、エアシャワー室SRの天井面(エアシャワー室SRを形成する内壁面のうちのZ軸正方向側の内壁面)10dには、複数(本例では、4個)のパンカールーバ21cが形成されている。
パンカールーバ21cは、パンカールーバ21aと同一の構成を有する。パンカールーバ21cは、図2に示したように、本体部10の外壁面のうちのZ軸正方向側の外壁面(即ち、本体部10の頂面)10hと天井面10dとの間に形成された空間SP4内の空気を噴射口からエアシャワー室SRへ噴射するように形成されている。パンカールーバ21cは、図2の(B)に示したように、天井面10dのうちのY軸負方向側(即ち、入口用ドア11側)の領域に配置されている。パンカールーバ21cは、Y軸方向に等間隔に2個並べられた1組の列をX軸方向に2列有する格子状に配置されている。
更に、空間SP4と空間SP2とは連通している。このような構成により、第2の送風機32の吹出口32cから吹き出された空気が空間SP2及び空間SP4をこの順に通過した後、パンカールーバ21cからエアシャワー室SRへ噴射される。
加えて、本体部10は、図2の(B)に示したように、スピーカSPKを備える。スピーカSPKは、図示しない音声制御装置と接続されている。音声制御装置は、ユーザUAがエアシャワー室SRへ入室してから予め設定された時間が経過した後に、ユーザUAに吸引口HL2へ近づくように促すメッセージを表す音声信号をスピーカSPKへ送る。スピーカSPKは、音声制御装置から音声信号を受け取ると、その音声信号に基づいて音声(案内情報)を出力する。なお、スピーカSPK及び音声制御装置は、案内情報出力手段を構成している。
次に、上記のように構成されたエアシャワー装置1の作動について、エアシャワー装置1内の空気の流れを示した図6及び図7を参照しながら説明する。
このエアシャワー装置1は、入口用ドア11及び出口用ドア12の両方が閉じた状態になると、第1の送風機31の羽根車31a及び第2の送風機32の羽根車32aの駆動を開始する。従って、ユーザUAが入口用ドア11を開けてエアシャワー室SRに入室した後、入口用ドア11を閉じると、エアシャワー装置1は、羽根車31a及び羽根車32aの駆動を開始する。ユーザUAは、パンカールーバ21aとパンカールーバ21bとが対向する領域に立つ。
そして、羽根車31aが駆動されることにより、第1の送風機31は、吸込口31bから空間SP1内の空気を吸い込むとともに、吸い込んだ空気を圧縮し圧縮した空気を吹出口31cからメインフィルタ22aへ向けて吹き出す(図6の(A)の矢印AR1)。そして、第1の送風機31の吹出口31cから吹き出された空気は、メインフィルタ22aを通過した後に、パンカールーバ21aを介してX軸正方向に向けてエアシャワー室SRへ噴射される(図7の矢印AR2)。
同様に、羽根車32aが駆動されることにより、第2の送風機32は、吸込口32bから空間SP2内の空気を吸い込むとともに、吸い込んだ空気を圧縮し圧縮した空気を吹出口32cからメインフィルタ22bへ向けて吹き出す(図6の(B)の矢印AR3)。そして、第2の送風機32の吹出口32cから吹き出された空気は、メインフィルタ22bを通過した後に、パンカールーバ21bを介してX軸負方向に向けてエアシャワー室SRへ噴射される(図6の(B)及び図7の矢印AR4)。
加えて、メインフィルタ22bを通過した空気は、空間SP4に流入する(図6の(B)の矢印AR5)。そして、空間SP4内の空気は、パンカールーバ21cからZ軸負方向に向けてエアシャワー室SRへ噴射される(図6の(B)の矢印AR6)。
これにより、エアシャワー室SRへ噴射された空気は、ユーザUA(ユーザUAの皮膚、毛髪及び衣服等)に付着した塵埃を吹き飛ばす。この結果、ユーザUAに付着した塵埃を除去することができる。
更に、エアシャワー室SRへ噴射された空気は、吸引口部61の吸引口HL2から吸引される(図6の(A)及び図7の矢印AR7)。吸引された空気は、プレフィルタ62を通過した後、空間SP1へ流入する。そして、空間SP1に流入した空気は、第1の送風機31の吸込口31bから第1の送風機31に吸い込まれる(図6の(A)及び図7の矢印AR8)。
同様に、エアシャワー室SRへ噴射された空気は、床板部41の貫通孔から吸い込まれる(図6の(B)の矢印AR9)。吸い込まれた空気は、プレフィルタ42を通過した後、空間SP3を経由して空間SP2へ流入する。そして、空間SP2に流入した空気は、第2の送風機32の吸込口32bから第2の送風機32に吸い込まれる(図6の(B)の矢印AR10)。
従って、噴射された空気によってユーザUAから吹き飛ばされた塵埃の少なくとも一部は、プレフィルタ62及びプレフィルタ42により捕集される。
その後、ユーザUAがエアシャワー室SRへ入室してから予め設定された時間が経過すると、音声制御装置は、ユーザUAに吸引口HL2へ近づくように促すメッセージを表す音声信号をスピーカSPKへ送る。これにより、スピーカSPKは、その音声信号に基づいて音声を出力する。これによれば、ユーザUAに塵埃の吸引を確実に行わせることができる。
この音声を聞いたユーザUAは、吸引口HL2に近づく。そして、ユーザUAは、吸引口部61のキャップ部61b2に皮膚及び衣服等を全面に亘って(例えば、ユーザUAがZ軸を回転軸として回転することにより)接触させる。これにより、ユーザUAに付着した塵埃が吸引される。この結果、ユーザUAに付着した塵埃を除去することができる。従って、上記エアシャワー装置1によれば、エアシャワー室SRへ噴射される空気によって吹き飛ばすことができない塵埃も除去することができる。
また、上記エアシャワー装置1によれば、吸引口HL2は、エアシャワー室SRを形成する内壁面10aから突出した位置にて開口している。従って、吸引口HL2が内壁面10aと同一の平面にて開口している場合よりも、ユーザUAは、容易に(即ち、内壁面10aと接触することなく)皮膚、毛髪及び衣服等を吸引口に近づけることができる。この結果、ユーザUAに付着した塵埃をより一層確実に除去することができる。
また、上記エアシャワー装置1によれば、ユーザUAは、背部を吸引口HL2に容易に近づけることができるので、背部に付着した塵埃も容易に除去することができる。
更に、上記エアシャワー装置1においては、第1の送風機31が吸込口31bから空気を吸い込むことにより、第1の連通路を介して吸引口HL2からエアシャワー室SR内の空気が吸引される。
従って、吸引口HL2からエアシャワー室SR内の空気を吸引するための吸引装置を第1の送風機31の他に設ける必要がない。従って、吸引装置を第1の送風機31の他に設けた場合と比較して、エアシャワー装置1を小型化及び/又は軽量化することができる。また、吸引装置を第1の送風機31の他に設けた場合と比較して、エアシャワー装置1を駆動するために消費されるエネルギー量(例えば、電力量)を低減することができる。
加えて、上記エアシャワー装置1においては、吸引口部61は、吸引口HL2が鉛直方向に沿って延びるように形成されている。これによれば、ユーザUAの全身を広い範囲に亘って同時に吸引することができる。従って、ユーザUAは、より短い時間にて塵埃の吸引を完了することができる。
また、上記エアシャワー装置1においては、キャップ部61b2(即ち、突出端部61bのうちの突出方向側の端)はゴムからなる。これによれば、突出端部61bのうちの突出方向側の端(突出端)とユーザUAとが接触した場合に、ユーザの皮膚又は衣服が突出端に引っかかることによって、ユーザUAの皮膚又は衣服が損傷する(傷が付く)ことを防止することができる。
ところで、仮に、第1の送風機31の吸込口31bと床板部41の吸込孔とが連通していると、ユーザUAが吸引口HL2に皮膚や衣服を近づけることにより吸引口HL2が塞がれた場合、第1の送風機31が吸込口31bから空気を吸い込んでも、吸引口HL2から吸引される空気の量が減少し、一方、吸込孔から吸い込まれる空気の量が増加する。即ち、吸引口HL2から空気を吸引する力(吸引力)が低下する。
これに対し、上記構成によれば、第1の送風機31の吸込口31bと床板部41の吸込孔とは連通していない(即ち、吸込孔から吸い込まれた空気が吸込口31bに到達しない)。従って、吸引口HL2が塞がれた場合であっても、第1の送風機31が吸込口31bから空気を吸い込むことにより吸引口HL2から吸引される空気の量が減少することを抑制することができる。この結果、吸引力が低下することを抑制することができる。
また、上記エアシャワー装置1においては、吸引口部61が2つの出入口の一方(出口用ドア12)側に配置されるとともに、パンカールーバ21a(空気を噴射する噴射口)が2つの出入口の他方(入口用ドア11)側に形成されている。
これによれば、出口用ドア12側にてエアシャワー室SRから吸引された空気が入口用ドア11側にてエアシャワー室SRへ噴射される。これにより、空気を円滑に流すことができる。従って、エアシャワー装置1(即ち、第1の送風機31)を駆動するために消費されるエネルギー量を低減することができる。また、空気の流れを制御するための部材(例えば、流れの向きを変更するための板や配管等)の数を少なくすることができる。
なお、図8に示したように、吸引口部61は、化粧カバー61eを備えていてもよい。化粧カバー61eは、吸引口部61の突出方向側の端面のうちの突出端部61b以外の部分を覆うように形成されている。化粧カバー61eは、ネジSC6により基部61aに固定されている。化粧カバー61eは、基部61aと同様に、内壁面10aと異なる色に着色されている。
また、図9に示したように、吸引口部61は、突出端部61bに代えて突出端部61fを備えていてもよい。突出端部61fは、摩擦等により発生する静電気の量を抑制可能な制電樹脂からなる。突出端部61fは、突出端部61bと同様の形状を有している。突出端部61fは、ネジSC7によって基部61aに固定されている。
これによれば、突出端部61fのうちの突出方向側の端(突出端)とユーザUAとが接触した場合に、突出端、若しくは、ユーザUAの皮膚又は衣服に過大な静電気が発生することを防止することができる。この結果、突出端、若しくは、ユーザUAの皮膚又は衣服に、静電気によって塵埃が付着することを抑制することができる。
また、吸引口部61は、ブラシを備えていてもよい。ブラシは、突出端部61bのうちの突出方向側の端に装着される。これによれば、ユーザUAの衣服の繊維の隙間又は毛髪の隙間に入り込んだ塵埃をブラシにより掻き出すことができる。この結果、ユーザUAに付着した塵埃をより一層確実に除去することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記実施形態においては、床板部41は、X軸方向において、内壁面10aから内壁面10bまで延びていたが、内壁面10aよりもX軸負方向側の位置から内壁面10bよりもX軸正方向側の位置まで延びていてもよい。また、床板部41は、X軸方向において、内壁面10aよりもX軸正方向側の位置から内壁面10bよりもX軸負方向側の位置まで延びていてもよい。
更に、上記実施形態においては、吸引口部61は1つだけ設けられていたが、複数設けられていてもよい。
また、上記実施形態においては、床板部41の吸込孔から吸い込まれた空気が第1の送風機31の吸込口31bに到達しないように構成されていたが、到達するように構成されていてもよい。
この場合、上記実施形態は、更に、床板部41の吸込孔から吸い込まれる空気の流量を制御するための流量制御部材を備えていてもよい。流量制御部材は、床板部41の吸込孔から吸込口31bまでの流路の実質的な断面積を変更する部材である。例えば、流量制御部材は、プレフィルタ42よりもZ軸負方向側に配置されるパンチングプレートである。パンチングプレートの開口面積は、床板部41の開口面積よりも小さくされる。
また、上記実施形態においては、案内情報出力手段は、スピーカSPKから音声を出力するように構成されていたが、ディスプレイに案内情報を表示するように構成されていてもよい。
更に、上記実施形態においては、入口用ドア11側にパンカールーバ21a〜21cが配置されるとともに、出口用ドア12側に吸引口部61が配置されていたが、入口用ドア11側に吸引口部61が配置されるとともに、出口用ドア12側にパンカールーバ21a〜21cが配置されていてもよい。
また、上記実施形態は、第2の送風機32を備えていなくてもよい。更に、上記実施形態は、パンカールーバ21bを備えていなくてもよい。また、上記実施形態は、パンカールーバ21cを備えていなくてもよい。また、上記実施形態は、音声制御装置及びスピーカSPKを備えていなくてもよい。更に、上記実施形態は、吸引口HL2からエアシャワー室SR内の空気を吸引するための吸引装置を第1の送風機31の他に備えていてもよい。
また、上記実施形態においては、吸引口部61の突出方向側の端面は、X軸に直交する平面を構成していたが、曲面を構成していてもよい。即ち、吸引口部61は、内壁面10aから吸引口HL2までのX軸方向における距離が、Z軸方向における位置に応じて変化するように形成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、エアシャワー装置1は、ユーザに付着している塵埃を除去するために用いられていたが、人間以外の生命体や物品等に付着している塵埃を除去するために用いられてもよい。
本発明は、ユーザに向けて空気を噴射することにより、ユーザに付着している塵埃を除去するエアシャワー装置等に適用可能である。
本発明の実施形態に係るエアシャワー装置の斜視図である。 図1に示したエアシャワー装置を水平方向から見た正面図及び断面図である。 図1に示したエアシャワー装置を上方から見た断面図である。 図3に示した吸引口部を拡大した断面図である。 図4に示した吸引口部が回動した状態を示した断面図である。 図2に示したエアシャワー装置内の空気の流れを示した説明図である。 図3に示したエアシャワー装置内の空気の流れを示した説明図である。 本発明の実施形態の変形例に係る吸引口部の突出方向側の端部を示した断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る吸引口部の突出方向側の端部を示した断面図である。
符号の説明
1 エアシャワー装置
10 本体部
10a 内壁面
10b 内壁面
10c 床面
10d 天井面
10e〜10h 外壁面
11 入口用ドア
12 出口用ドア
21a〜21c パンカールーバ
22a メインフィルタ
22b メインフィルタ
31 第1の送風機
31a 羽根車
31b 吸込口
31c 吹出口
32 第2の送風機
32a 羽根車
32b 吸込口
32c 吹出口
41 床板部
42 プレフィルタ
61 吸引口部
61a 基部
61b 突出端部
61b1 基体部
61b2 キャップ部
61c 平板部
61d 蝶番
61e 化粧カバー
61f 突出端部
62 プレフィルタ
71 仕切板
HL1 貫通穴
HL2 吸引口
SC1〜SC7 ネジ
SP1〜SP4 空間
SPK スピーカ
SR エアシャワー室
SW スリット幅
UA ユーザ

Claims (16)

  1. 吸込口から吸い込んだ空気を吹出口から吹き出す第1の送風機を備えるとともに、エアシャワー室が形成され、且つ、当該第1の送風機から吹き出された空気を当該エアシャワー室へ噴射するように構成されたエアシャワー装置であって、
    前記エアシャワー室を形成する内壁面から突出するように形成され、且つ、その突出方向側の端部である突出端部にて当該エアシャワー室に開口する吸引口が形成された吸引口部と、
    前記吸引口から前記エアシャワー室内の空気を吸引する吸引手段と、
    を備えるエアシャワー装置。
  2. 請求項1に記載のエアシャワー装置であって、
    前記吸引手段は、前記吸引口と、前記第1の送風機の前記吸込口と、を連通する第1の連通路を含むとともに、当該第1の送風機が当該吸込口から空気を吸い込むことにより、当該第1の連通路を介して当該吸引口から前記エアシャワー室内の空気を吸引するように構成されたエアシャワー装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のエアシャワー装置であって、
    前記吸引口部は、前記吸引口が鉛直方向に沿って延びるように形成されたエアシャワー装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のエアシャワー装置であって、
    前記吸引口部は、前記吸引口が一定のスリット幅を有するように構成されたエアシャワー装置。
  5. 請求項4に記載のエアシャワー装置であって、
    前記吸引口部は、前記スリット幅を変更可能に構成されたエアシャワー装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のエアシャワー装置であって、
    前記吸引口部は、前記エアシャワー室の床面から前記吸引口の鉛直上向き方向側の端部までの鉛直方向における距離が、800mmから1800mmまでの範囲内の距離となるように構成されたエアシャワー装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のエアシャワー装置であって、
    前記吸引口部は、前記突出端部が着脱可能に構成されたエアシャワー装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のエアシャワー装置であって、
    前記突出端部のうちの前記突出方向側の端は、ゴムからなるエアシャワー装置。
  9. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のエアシャワー装置であって、
    前記突出端部のうちの前記突出方向側の端は、制電樹脂からなるエアシャワー装置。
  10. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のエアシャワー装置であって、
    前記突出端部のうちの前記突出方向側の端には、ブラシが装着されたエアシャワー装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載のエアシャワー装置であって、
    通過する空気に含まれる塵埃を捕集し、且つ、前記吸引口から吸引された空気が通過するように配設されたフィルタを備えるエアシャワー装置。
  12. 請求項11に記載のエアシャワー装置であって、
    前記フィルタが着脱可能に構成されたエアシャワー装置。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載のエアシャワー装置であって、
    前記エアシャワー室を形成する内壁面にて開口する吸込孔が形成されるとともに、
    吸込口から吸い込んだ空気を吹出口から吹き出す第2の送風機を備え、
    前記第2の送風機が当該第2の送風機の吸込口から空気を吸い込むことにより、前記吸込孔から前記エアシャワー室内の空気を吸い込むとともに、当該第2の送風機から吹き出された空気を当該エアシャワー室へ噴射するように構成され、且つ、前記第1の送風機の吸込口と前記吸込孔とが連通しないように構成されたエアシャワー装置。
  14. 請求項1乃至請求項13のいずれか一項に記載のエアシャワー装置であって、
    前記エアシャワー室と外部とを連通する2つの出入口が形成されるとともに、
    前記吸引口部が前記2つの出入口の一方側に配置されるとともに、前記空気を噴射する噴射口が当該2つの出入口の他方側に形成されたエアシャワー装置。
  15. 請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載のエアシャワー装置であって、
    ユーザが前記エアシャワー室へ入室してから予め設定された時間が経過した後に、当該ユーザに前記吸引口へ近づくように促す案内情報を出力する案内情報出力手段を備えるエアシャワー装置。
  16. 請求項1乃至請求項15のいずれか一項に記載のエアシャワー装置であって、
    前記吸引口部は、前記エアシャワー室を形成する内壁面と異なる色に着色されたエアシャワー装置。
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